臣
にるにる
MOURNING唯臣が記憶喪失になる話よくあるシチュ
僕の幻 紫唯「こんにちは。」
聞き覚えのある声、僕にとって特別な声。
唯臣は先日、交通事故に遭った。幸いにも命に別状はないが、僕の記憶だけ…綺麗に全部忘れている。
「本当に…本当に僕が誰か分からないん?」
「………。」
「分からない。でも玲司くんや奏くんから君の話は聞いたよ。」
信じられなかった、あんなに一緒に時間を過ごしたのに。
こんなにも簡単に壊れてしまうなんて。
生まれて始めて、大事なものを失った。
自分が思っているよりもショックで、そんな自分が嫌になった。
「宇治川…さん?宇治川くん?紫夕くん?どう呼んだらいいのかな。」
なんて返したらいいか分からない。いつもみたいにまた、紫夕くんって呼んで欲しいはずなのに。
「宇治川くんで…ええよ。」
1215聞き覚えのある声、僕にとって特別な声。
唯臣は先日、交通事故に遭った。幸いにも命に別状はないが、僕の記憶だけ…綺麗に全部忘れている。
「本当に…本当に僕が誰か分からないん?」
「………。」
「分からない。でも玲司くんや奏くんから君の話は聞いたよ。」
信じられなかった、あんなに一緒に時間を過ごしたのに。
こんなにも簡単に壊れてしまうなんて。
生まれて始めて、大事なものを失った。
自分が思っているよりもショックで、そんな自分が嫌になった。
「宇治川…さん?宇治川くん?紫夕くん?どう呼んだらいいのかな。」
なんて返したらいいか分からない。いつもみたいにまた、紫夕くんって呼んで欲しいはずなのに。
「宇治川くんで…ええよ。」
A_YING__
MAIKING中途半端なところで終わってます。。。ただ江澄から藍曦臣に「俺を抱け」って言ってほしくて書いただけのものです。
媚薬でも術でもなく素面で抱いてくれって言ってほしかったの。
でもそこまでたどり着いてないよorz
なのでまだR18ではありません。
藍曦臣大怪我します。怪物の頭が爆発してます。苦手な方は逃げてください! 20
dh12345600m
DONE【前提】アルファのように振る舞い王太子をこなすオメガの独歩。弟が育ったら早々に隠居する計画だ。しかし、独歩をアルファと信じ込んだ家臣から上がるオメガとの縁談が年々断り辛くなってきた。オメガ同士の結婚を防ぐため、第二性別判明前に女性恐怖症を発症し田舎で療養するアルファの一二三を仮初の妃として娶った独歩。二人は側室が入り込む余地のないラブラブな夫婦を演じる…というネタツイの番外編2。モブ侯爵令嬢視点。〜地獄のお茶会〜 私の王子様が他のオメガと結婚した件 私の名はマリア。この国の侯爵家令嬢として生まれました。
私の第二性別が出生率1割以下のオメガだと分かった時、両親は喜びをあらわにしていたような気がします。理由は簡単。私の国の王族はアルファとして生まれる確率が高いからです。古くからアルファの王がオメガの王妃を娶る風習が続いているので、アルファが生まれやすい遺伝子なのだと聞いております。
肩身の狭いオメガへの差別を無くしていく……という目的で、数十年前から率先して王族の方々が自分の第二性別を隠匿するようになりました。医療が発達し、良質なヒート抑制剤が開発されてからは、オメガが人並みに生活できるようになったからです。薬も国の補助で安く購入できるようになっています。この政策によって、オメガは第二性別が露見しにくくなりました。ベータと同じように生きていく事ができます。しかし、アルファはそうではありません。優秀な彼らは、常に頭一つ抜きん出た存在としてとても目立ちます。私のお慕いする独歩様も、まさにそんな存在でした。ですから、アルファと番うことができるオメガの私を、「王子の番にぴったりだ」と周囲は持て囃しました。しかし、私はこの結婚に乗り気ではありませんでした。────あの時までは。
4087私の第二性別が出生率1割以下のオメガだと分かった時、両親は喜びをあらわにしていたような気がします。理由は簡単。私の国の王族はアルファとして生まれる確率が高いからです。古くからアルファの王がオメガの王妃を娶る風習が続いているので、アルファが生まれやすい遺伝子なのだと聞いております。
肩身の狭いオメガへの差別を無くしていく……という目的で、数十年前から率先して王族の方々が自分の第二性別を隠匿するようになりました。医療が発達し、良質なヒート抑制剤が開発されてからは、オメガが人並みに生活できるようになったからです。薬も国の補助で安く購入できるようになっています。この政策によって、オメガは第二性別が露見しにくくなりました。ベータと同じように生きていく事ができます。しかし、アルファはそうではありません。優秀な彼らは、常に頭一つ抜きん出た存在としてとても目立ちます。私のお慕いする独歩様も、まさにそんな存在でした。ですから、アルファと番うことができるオメガの私を、「王子の番にぴったりだ」と周囲は持て囃しました。しかし、私はこの結婚に乗り気ではありませんでした。────あの時までは。
沙弥(さや)
DONE結構グズグズに描き始めた割には持ち直せて嬉しいもうそうとしか思えなくなっちゃったなあ~!!
家臣の神社お参りしてから主君の神社に詣でるの大好きなんですよね…めちゃくちゃ許可もらう感あるじゃん…
壬生→日光ツアーはいつか絶対したい 4
くるす
DOODLEアニスタファンミ感想未満※中の人昼の部でSwitchが登壇したとき和臣さんのお髪が宙くんイメージの黄色と緑になられてて始まって早々涙腺が持ってかれました……
本当にありがとうございました……愛
dh12345600m
DONE【前提】アルファのように振る舞い王太子をこなすオメガの独歩。弟が育ったら早々に隠居する計画だ。しかし、独歩をアルファと信じ込んだ家臣から上がるオメガとの縁談が年々断り辛くなってきた。オメガ同士の結婚を防ぐため、第二性別判明前に女性恐怖症を発症し田舎で療養するアルファの一二三を仮初の妃として娶った独歩。二人は側室が入り込む余地のないラブラブな夫婦を演じる……というネタツイの番外編。モブ側近視点。俺の主人について。 俺の名前はミツヤ。独歩様の側近だ。
元々城に勤める文官だった俺は、国の様々な問題が吸い上げられて形成される膨大な仕事量にうんざりしていた。選ばれたエリートが束になって挑んでも、膨れるばかりで終わる兆しがない。家に帰る時間も、給料を使う時間もなく、ゾンビのように仕事をこなしていた。お金が貯まったら早々にリタイアしてのんびりとした生活をする事だけを目標にした。
そんな時、「お前の鬼気迫る仕事ぶりは素晴らしい。しかし、のんびりとした生活を送りたいらしいな。今後数年間は忙しいが、ゆくゆくはスローライフを送らせてやる。どうだ。俺の下に付かないか?」と、独歩様にスカウトされた。
まさに渡りに船、という状況だった。喜んで首を縦に振ったのが数年前。その時は、まさかオメガなのにアルファを装い、国民全てを謀る片棒を担がされるとは思いもしなかったが。
4606元々城に勤める文官だった俺は、国の様々な問題が吸い上げられて形成される膨大な仕事量にうんざりしていた。選ばれたエリートが束になって挑んでも、膨れるばかりで終わる兆しがない。家に帰る時間も、給料を使う時間もなく、ゾンビのように仕事をこなしていた。お金が貯まったら早々にリタイアしてのんびりとした生活をする事だけを目標にした。
そんな時、「お前の鬼気迫る仕事ぶりは素晴らしい。しかし、のんびりとした生活を送りたいらしいな。今後数年間は忙しいが、ゆくゆくはスローライフを送らせてやる。どうだ。俺の下に付かないか?」と、独歩様にスカウトされた。
まさに渡りに船、という状況だった。喜んで首を縦に振ったのが数年前。その時は、まさかオメガなのにアルファを装い、国民全てを謀る片棒を担がされるとは思いもしなかったが。
ブーン
DOODLE作業中なぜか電車男2chまとめようつべ流してて…二回目のデートに後ろからついてくる阿瑶を15秒ごと振り返ってしまう曦臣電車に
「大丈夫ですよ。掴んでますから」といきなり接触図る瑶えるめすさん…
kurage_mogemoge
DOODLE逆に見えるかもしれませんがこれは利光です自分に忠誠と純情を捧げる家臣(とししたのおとこのこ と読む)に付け込むようなことしてはいけないと思いつつ色んなものを持て余しているので溺れずにはいられないやつ、欲しいですね!
chunyang_3
MEMOCQL話数ワンドロワンライ4回目(31〜40話)。39話の刀霊に対面する藍曦臣はどんな気持ちだったのだろうかというのが気になって書いた話です。原作読んでから見るとあの再会シーンだよなぁとも思うところ。この時になって初めて兄上は金光瑶に対する疑念の欠片を抱くのかなと思いはするんですけど、水面が初めて揺らいだ時だったのかもなぁと感じます。揺らぐ心 藍曦臣が弟からの知らせを受けて宿に辿り着いた時、藍忘機と莫玄羽はまだ宿に着いていなかった。今ここにいるのは知らせにあった義城で遭遇したという各家の子弟達だろう。若者達は徐々に宿の門の前に集合しつつあった。
「沢蕪君!」
藍曦臣に気付いた藍氏の子弟達が近付いてくる。揃って礼をした彼らを見回して、皆無事そうなことに胸を撫で下ろした。
「忘機はどこに?」
藍曦臣が問うと、手前に居た藍思追と藍景儀がそれぞれに口を開く。
「含光君と莫先輩は街を見てくると言っていました」
「集合の時間を過ぎたのに、まだ戻ってないんですよ」
景儀が少々不満そうなので、どうやら二人は随分とゆっくり街を見ているらしい。仲良くしているのなら良いことだ。弟がそんなに仲良く連れ立って歩きたいと思う相手などいるのか……と、そこまで考えて頭を振る。これはあくまで仮定の話でしかないし、確証はない。
1646「沢蕪君!」
藍曦臣に気付いた藍氏の子弟達が近付いてくる。揃って礼をした彼らを見回して、皆無事そうなことに胸を撫で下ろした。
「忘機はどこに?」
藍曦臣が問うと、手前に居た藍思追と藍景儀がそれぞれに口を開く。
「含光君と莫先輩は街を見てくると言っていました」
「集合の時間を過ぎたのに、まだ戻ってないんですよ」
景儀が少々不満そうなので、どうやら二人は随分とゆっくり街を見ているらしい。仲良くしているのなら良いことだ。弟がそんなに仲良く連れ立って歩きたいと思う相手などいるのか……と、そこまで考えて頭を振る。これはあくまで仮定の話でしかないし、確証はない。
澪標(みおつくし)
SPUR ME進捗進捗進……進まねぇ……次のターンから藍曦臣パイセンのご登場です。
肝試しに行ったら憧れの先輩と以下略④異変はその日の夜から始まった。
まず、ベッドに入り眠ろうとすると、どこからか声が聞こえてくるようになった。耳鳴りが人の声のように聞こえるのかもしれないと、一応それらしい理由を考えてはみたのだが、やはりどうにも人の話し声でしかない。確かに複数の人間が会話をしているようなのに、何を言っているのかは不思議なことに全く聞き取れない。声に耐えきれなくなり目を開けると、とたんに音が止むものだから質が悪い。静かになったので再び目を閉じると、途端におしゃべりは再開される。俺は修学旅行の夜の見回りの教師か。おかげでその日からだんだんと目の下に居座る隈が濃くなっていった。
続いて、家の中がだいぶ賑やかになった。朝日が昇りきった部屋から大学へ向かい、日が落ちた時間に部屋に帰ると不思議とすでに電気がついている。誰が電気代を負担するんだ。そして、1人暮らしの1Kの室内でナニかが浴室への扉を開けたり、トイレの扉を開けるのである。開けたなら閉めろ。3歳の阿凌でもきちんと閉めるぞ、賢い良い子なんだ。一晩で何度も扉を開けられるものだから、何度も部屋の中を移動することになり帰宅しても落ち着かない日が続くことになった。
1411まず、ベッドに入り眠ろうとすると、どこからか声が聞こえてくるようになった。耳鳴りが人の声のように聞こえるのかもしれないと、一応それらしい理由を考えてはみたのだが、やはりどうにも人の話し声でしかない。確かに複数の人間が会話をしているようなのに、何を言っているのかは不思議なことに全く聞き取れない。声に耐えきれなくなり目を開けると、とたんに音が止むものだから質が悪い。静かになったので再び目を閉じると、途端におしゃべりは再開される。俺は修学旅行の夜の見回りの教師か。おかげでその日からだんだんと目の下に居座る隈が濃くなっていった。
続いて、家の中がだいぶ賑やかになった。朝日が昇りきった部屋から大学へ向かい、日が落ちた時間に部屋に帰ると不思議とすでに電気がついている。誰が電気代を負担するんだ。そして、1人暮らしの1Kの室内でナニかが浴室への扉を開けたり、トイレの扉を開けるのである。開けたなら閉めろ。3歳の阿凌でもきちんと閉めるぞ、賢い良い子なんだ。一晩で何度も扉を開けられるものだから、何度も部屋の中を移動することになり帰宅しても落ち着かない日が続くことになった。
winterland1234
1111江澄誕生日記念の小説(書きかけ)雨を司る鬼の呪いを受けた江澄とその呪いを分かち合う曦臣兄さんの話です。
江澄誕生日おめでとう小説(途中まで) 江晩吟こと江澄は雨の降り続ける蓮花塢の寝室で寝込んでいた。雲夢では雨がもう何十日と言っていいほど降り続けている。町の人々はこの季節になるとよく降る雨と思って最初は受け入れていた。だがそれが十何日と続いてくると流石の彼らも異変に気づき、川も増水して溢れた分が川の近くにある村々を水浸しにしていったのだ。
「これは流石におかしい」
そう考えたある村の人々が雲夢の仙家である江家に赴き、これは美雨鬼の仕業ではないか、調べてほしいと陳情した。
当主である江晩吟は最初こそは「違う」と言って彼らを帰らせたが、その数日後にその村の中で死者が出たのだと報告を受けた。その報告を聞いて部下の仙士たちを連れてその村にある堂へ向かった。もちろん美雨鬼を討伐するためだ。
2162「これは流石におかしい」
そう考えたある村の人々が雲夢の仙家である江家に赴き、これは美雨鬼の仕業ではないか、調べてほしいと陳情した。
当主である江晩吟は最初こそは「違う」と言って彼らを帰らせたが、その数日後にその村の中で死者が出たのだと報告を受けた。その報告を聞いて部下の仙士たちを連れてその村にある堂へ向かった。もちろん美雨鬼を討伐するためだ。
不知火 螢。
DONE魔道祖師オンライン交流会5の展示作品になります。謎時空の現パロで、藍曦臣がパティシエ、江澄が社畜してます。
これから曦澄になる予定です。
彼らがくっつくまでを書いていければと思っています。
まだ完結していませんが、気長にお待ちください。
たくさん書けたらまとめてpixivにあげる予定です。
めぐる綺羅箱3*マカロンの暖かさ
カヌレを買った日から、1週間がたった。
今日は金曜日。軽い残業で会社を出ることができた。
以前買ったカヌレもおまけにいただいたクッキーや飴も、あのあとすぐに食べてしまった。
もっとゆっくり、1日に1つとかにしておけばよかったなと今頃になって後悔をしている。
今日は何があるだろうか。何をお勧めしてくれるだろうか。
そんなことを考えていたら、1日が早く過ぎたような気がする。
最近は、仕事でイラつくことが少なくなったし、部下たちもミスをあまりしなくなった。
なんとなくだけど部署内の空気がよくなった気がする。実際に、残業する人も少なくなった。
なんでなのかはわからないけど仕事がうまくいくならそれでいい。
3144カヌレを買った日から、1週間がたった。
今日は金曜日。軽い残業で会社を出ることができた。
以前買ったカヌレもおまけにいただいたクッキーや飴も、あのあとすぐに食べてしまった。
もっとゆっくり、1日に1つとかにしておけばよかったなと今頃になって後悔をしている。
今日は何があるだろうか。何をお勧めしてくれるだろうか。
そんなことを考えていたら、1日が早く過ぎたような気がする。
最近は、仕事でイラつくことが少なくなったし、部下たちもミスをあまりしなくなった。
なんとなくだけど部署内の空気がよくなった気がする。実際に、残業する人も少なくなった。
なんでなのかはわからないけど仕事がうまくいくならそれでいい。
不知火 螢。
DONE魔道祖師オンライン交流会5の展示作品になります。謎時空の現パロで、藍曦臣がパティシエ、江澄が社畜してます。
これから曦澄になる予定です。
彼らがくっつくまでを書いていければと思っています。
まだ完結していませんが、気長にお待ちください。
たくさん書けたらまとめてpixivにあげる予定です。
めぐる綺羅箱2*カヌレの微笑み
個人的な楽しみを見つけてから、また自分の時間が取れないほどに忙しかった。
あのお菓子屋さんに寄る暇すら作ることができなかった。
一度行ったきりのあのお菓子屋さん。
宝石箱のように輝くお菓子が並ぶあのお店。
帰りに寄ろうと思って、寄れない日々を何日過ごしただろうか。
久々に今日は軽い残業で終わることができそうだから、帰りにあのお菓子屋さんに寄ることにしよう。
まだ太陽の光が残る時間帯に街中を歩くのはいつぶりだろう。
色々買い出ししなければならないものが頭の中に思い浮かぶが、今日は目的がある。
会社から電車で10分。家の最寄駅から自宅方面に向かって、いつもは曲がらない小さな路地を進んだところにあるこじんまりとしたお菓子屋さん『loulaki』。
1974個人的な楽しみを見つけてから、また自分の時間が取れないほどに忙しかった。
あのお菓子屋さんに寄る暇すら作ることができなかった。
一度行ったきりのあのお菓子屋さん。
宝石箱のように輝くお菓子が並ぶあのお店。
帰りに寄ろうと思って、寄れない日々を何日過ごしただろうか。
久々に今日は軽い残業で終わることができそうだから、帰りにあのお菓子屋さんに寄ることにしよう。
まだ太陽の光が残る時間帯に街中を歩くのはいつぶりだろう。
色々買い出ししなければならないものが頭の中に思い浮かぶが、今日は目的がある。
会社から電車で10分。家の最寄駅から自宅方面に向かって、いつもは曲がらない小さな路地を進んだところにあるこじんまりとしたお菓子屋さん『loulaki』。
不知火 螢。
DONE魔道祖師オンライン交流会5の展示作品になります。謎時空の現パロで、藍曦臣がパティシエ、江澄が社畜してます。
これから曦澄になる予定です。
彼らがくっつくまでを書いていければと思っています。
まだ完結していませんが、気長にお待ちください。
たくさん書けたらまとめてpixivにあげる予定です。
めぐる綺羅箱1*クッキー缶の出会い
仕事終わり。
無性に甘いものが食べたくなり、適当に寄ったお菓子屋さん。
閉店が近づくこの時間に、たくさんのお菓子が並んでいるお店だった。
ショーケースの中のケーキがキラキラと輝いていて、適当に買って帰ろうと思っていた自分がバカらしく思えてきた。
「いらっしゃいませ」
奥のキッチンから出てきたのは、体つきのしっかりとした美男だった。
「……どうも」
疲れ切った自分に残った微かな何かが、彼に持っていかれそうな気がした。
「何をお探しですか?」
昼間の暖かな日差しのような、疲れ切った体を癒すようなそんな笑顔で聞かれた。
「あ、なにか、簡単に食べれるものありますか」
選ぶのもめんどくさくなって、店員さんのおすすめならハズレがないだろうと投げかける。
904仕事終わり。
無性に甘いものが食べたくなり、適当に寄ったお菓子屋さん。
閉店が近づくこの時間に、たくさんのお菓子が並んでいるお店だった。
ショーケースの中のケーキがキラキラと輝いていて、適当に買って帰ろうと思っていた自分がバカらしく思えてきた。
「いらっしゃいませ」
奥のキッチンから出てきたのは、体つきのしっかりとした美男だった。
「……どうも」
疲れ切った自分に残った微かな何かが、彼に持っていかれそうな気がした。
「何をお探しですか?」
昼間の暖かな日差しのような、疲れ切った体を癒すようなそんな笑顔で聞かれた。
「あ、なにか、簡単に食べれるものありますか」
選ぶのもめんどくさくなって、店員さんのおすすめならハズレがないだろうと投げかける。
もつぁ
DOODLEhttps://twitter.com/motzakou/status/1452092407642689537?s=21 の続き静帝における静雄さんは帝人⇆正臣の立場を頭で認めつつ、体で認められずにいつも「ぐっ」ってなってそう
あ や 🍜
DONE晴臣くんを自分色に染め上げたい智生くんの話。純真はひずめばひずむほど甘い「ほら」
向かいの席に座っていた智生は手に持っていた何かを親指と人差し指で挟んで、晴臣の目の前にかざしてみせた。「昨日見つけたんだ、似合いそうだろ?」
智生の声に、晴臣は眺めていたライブの進行表から視線を外し顔を上げる。あと一時間もしないうちにライブが始まるというのに呑気なやつだ。そんな意味を込めて晴臣はちいさくため息を零した。
彼の手にあるのは、シンプルなデザインの小瓶に入ったマニキュアのようだった。その手のブランドに明るくない晴臣には見覚えのない文字列が刻まれていたけれど、彼が選んだものなのだからきっとそれなりの品物なんだろうと思う。マットなブラックカラー、光の当たり具合でほんのりとダークブルーが見え隠れするような。小瓶の中身を一瞥し、晴臣はふたたび手元の資料へと視線を戻した。
2418向かいの席に座っていた智生は手に持っていた何かを親指と人差し指で挟んで、晴臣の目の前にかざしてみせた。「昨日見つけたんだ、似合いそうだろ?」
智生の声に、晴臣は眺めていたライブの進行表から視線を外し顔を上げる。あと一時間もしないうちにライブが始まるというのに呑気なやつだ。そんな意味を込めて晴臣はちいさくため息を零した。
彼の手にあるのは、シンプルなデザインの小瓶に入ったマニキュアのようだった。その手のブランドに明るくない晴臣には見覚えのない文字列が刻まれていたけれど、彼が選んだものなのだからきっとそれなりの品物なんだろうと思う。マットなブラックカラー、光の当たり具合でほんのりとダークブルーが見え隠れするような。小瓶の中身を一瞥し、晴臣はふたたび手元の資料へと視線を戻した。
tamayura830
DONE※座学曦澄のどこかに入る (天子笑持って追いかけっこ編)12pまとめ多分兎の長いやつの後のつもりですのでいきなり曦澄です。
屋根の上で追いかけっこするの曦臣でやりたかったという 12
ひわこ
INFO【曦澄/現代AU】スーパーライク・ミー(仮)イベントにてえっちな部分含め公開予定の現パロ途中経過です。
江澄のマッチングアプリのアポとれた相手のフリをするはめになったら藍曦臣のおはなし。ちょっとしんどいとこありますが、ハッピー曦澄です。
えっちな部分+αにてイベント公開予定です。
【曦澄/現代AU】スーパーライク・ミー(仮)空気が乾き冷たくなり始め、空は高く晴れ心地よい。
天を見上げながら、藍曦臣は日陰から一歩踏み出した。駅前の雑踏と排気ガスの匂い。なかなか慣れないが、こうしてよく晴れていると空の方がどうも嬉しさを運んできてくれて、脚の軽くなる心地がする。片手に携えた鞄には買いたての本。指に引っ掛けた紙袋には気に入りの珈琲屋で買い求めた豆の袋がいくつか。家に帰ってからのくつろいだ時間が約束されているようで、そうなると公園にでも立ち寄って草木でも眺めようかという心地になる。
休日の、あまりに心地いい午後だった。
駅前のロータリーの傍、街灯に凭れかかった見覚えのある青年の姿を見出し、藍曦臣は少しためらってから歩み寄った。陽気になっていたこともあるだろう。おでかけですか、と話しかけようとした唇は、思ったようには動かなかった。
12130天を見上げながら、藍曦臣は日陰から一歩踏み出した。駅前の雑踏と排気ガスの匂い。なかなか慣れないが、こうしてよく晴れていると空の方がどうも嬉しさを運んできてくれて、脚の軽くなる心地がする。片手に携えた鞄には買いたての本。指に引っ掛けた紙袋には気に入りの珈琲屋で買い求めた豆の袋がいくつか。家に帰ってからのくつろいだ時間が約束されているようで、そうなると公園にでも立ち寄って草木でも眺めようかという心地になる。
休日の、あまりに心地いい午後だった。
駅前のロータリーの傍、街灯に凭れかかった見覚えのある青年の姿を見出し、藍曦臣は少しためらってから歩み寄った。陽気になっていたこともあるだろう。おでかけですか、と話しかけようとした唇は、思ったようには動かなかった。
oio_oi3
DONE曦臣兄様お誕生日おめでとうございます〜!曦澄になる曦澄です。
魏無羨は阿澄のお兄ちゃんしてるし藍忘機もまた……忘羨は忘羨として出てきます。
金凌ちゃんは叔父上の可愛い金凌ちゃんです。
好きを詰め込みました!
貴方に逢えたからめでたいお誕生日の日「沢蕪君、お誕生日おめでとうございます」
1日で何度言われたことだろう。ただこの世に生まれ落ちた日というだけでみんなニコニコと祝ってくる。
それにニコニコと返しながら段々とそんな歪な口の形に凝り固まっていくような気がして遠くへ行きたくなった。
宗主の誕生日であるからと常になく騒がしい宴を抜け人目を避け音を避けて暗い方へと足を進める。辿り着いたのはかの離れでそこでやっと誕生を祝われることへの嫌悪感に気付いたのだった。
母は父との子である自分をどう思っていたのだろう。暗い谷へと降りていくような感覚。
紫の花が夜風に揺れるのを見ているとそこに花ではない紫がある。座り込んでいるのは後ろ姿だが三つ編みやきつく結い上げられた髪も相まって江家宗主江晩吟だとわかる。
42061日で何度言われたことだろう。ただこの世に生まれ落ちた日というだけでみんなニコニコと祝ってくる。
それにニコニコと返しながら段々とそんな歪な口の形に凝り固まっていくような気がして遠くへ行きたくなった。
宗主の誕生日であるからと常になく騒がしい宴を抜け人目を避け音を避けて暗い方へと足を進める。辿り着いたのはかの離れでそこでやっと誕生を祝われることへの嫌悪感に気付いたのだった。
母は父との子である自分をどう思っていたのだろう。暗い谷へと降りていくような感覚。
紫の花が夜風に揺れるのを見ているとそこに花ではない紫がある。座り込んでいるのは後ろ姿だが三つ編みやきつく結い上げられた髪も相まって江家宗主江晩吟だとわかる。
chunyang_3
MEMOCQL50話の後の懐桑と藍曦臣の話(https://poipiku.com/2517302/5280800.html )に至る兄上と“兄弟”の話。nielanなのかyaolanなのか?みたいな感じですけど、どっちも違うベクトルで大切だったんだろうなぁと思う。“兄弟”にこだわる兄上の話です。お誕生日に上げる話じゃない気がするけどおめでとうございます!(遅刻)※竜胆要素は原作からです
竜胆の願い 修練を始めてからは月に一度、母と会えるのを楽しみにしていた。母上にこんなことができるようになったと言ったらまた褒めてもらえるだろうかと期待しながら向かっていた。叔父上は厳しい方だったので辛いと感じたこともあったはずだけれど、記憶にあるのは母にたくさん話をすると褒められるのが嬉しかったことばかりだ。そんな毎日だったからだろうか、母と叔父しかいない世界が変わった時のことは鮮明に覚えている。
「あなたに弟か妹ができるの」
そう言いながら母がお腹をさすって微笑んだ。あの日から、私は兄になった。
「兄上」
呼ばれた声にふと我に返る。弟が部屋にやってきていたらしい。うっかり考えに耽っていて声をかけられたことに気付かなかったが、何度か呼んでくれたのだろうか。藍曦臣が立ち上がって弟を迎え入れようと扉を開けると、弟は手に籠を提げて立っていた。恐らく夕餉だろう。
4567「あなたに弟か妹ができるの」
そう言いながら母がお腹をさすって微笑んだ。あの日から、私は兄になった。
「兄上」
呼ばれた声にふと我に返る。弟が部屋にやってきていたらしい。うっかり考えに耽っていて声をかけられたことに気付かなかったが、何度か呼んでくれたのだろうか。藍曦臣が立ち上がって弟を迎え入れようと扉を開けると、弟は手に籠を提げて立っていた。恐らく夕餉だろう。
ひわこ
INFO現代AU、ひょんなことからマッチング相手になりすますはめになる藍曦臣のお話です。いつものラブコメ。10月末イベントにて全編展示→少部数製本予定です
【現代AU_曦澄】スーパーライク・ミー(仮)空気が乾き冷たくなり始め、空は高く晴れ心地よい。
天を見上げながら、藍曦臣は日陰から一歩踏み出した。駅前の雑踏と排気ガスの匂い。なかなか慣れないが、こうしてよく晴れていると空の方がどうも嬉しさを運んできてくれて、脚の軽くなる心地がする。片手に携えた鞄には買いたての本。指に引っ掛けた紙袋には気に入りの珈琲屋で買い求めた豆の袋がいくつか。家に帰ってからのくつろいだ時間が約束されているようで、そうなると公園にでも立ち寄って草木でも眺めようかという心地になる。
休日の、あまりに心地いい午後だった。
駅前のロータリーの傍、街灯に凭れかかった見覚えのある青年の姿を見出し、藍曦臣は少しためらってから歩み寄った。陽気になっていたこともあるだろう。おでかけですか、と話しかけようとした唇は、思ったようには動かなかった。
4145天を見上げながら、藍曦臣は日陰から一歩踏み出した。駅前の雑踏と排気ガスの匂い。なかなか慣れないが、こうしてよく晴れていると空の方がどうも嬉しさを運んできてくれて、脚の軽くなる心地がする。片手に携えた鞄には買いたての本。指に引っ掛けた紙袋には気に入りの珈琲屋で買い求めた豆の袋がいくつか。家に帰ってからのくつろいだ時間が約束されているようで、そうなると公園にでも立ち寄って草木でも眺めようかという心地になる。
休日の、あまりに心地いい午後だった。
駅前のロータリーの傍、街灯に凭れかかった見覚えのある青年の姿を見出し、藍曦臣は少しためらってから歩み寄った。陽気になっていたこともあるだろう。おでかけですか、と話しかけようとした唇は、思ったようには動かなかった。