記憶喪失
罪深き珀雷
DONEキルエン記憶喪失ネタ。Petunia「釣り合ってないわよねぇ」
通りすがりの誰かが言った。
「何が?」
連れがその話を広げようとする。
「珊瑚の孔雀の副団長…最近、翠緑の蟷螂のあの……丸メガネのガリガリの人いるじゃん?」
「あー……確かいたわねそんな人」
「その人と一緒にいるのよく見かけるんだけどね?ぜーんぜん釣り合ってないのよ」
「そりゃそうよ、王族と平民。それにキルシュ副団長はイケメンでスタイルもいいじゃない!あーんなジメジメした感じの骸骨みたいな男が一緒にいたら、美しさを損ねちゃうわ」
聞くのが辛いのに、思わず立ち止まってしまって、その二人が離れきったところでまた歩き出す。
自室に戻ると、部屋が寒くなっていた。
……また、窓が割られていたからだ。
4446通りすがりの誰かが言った。
「何が?」
連れがその話を広げようとする。
「珊瑚の孔雀の副団長…最近、翠緑の蟷螂のあの……丸メガネのガリガリの人いるじゃん?」
「あー……確かいたわねそんな人」
「その人と一緒にいるのよく見かけるんだけどね?ぜーんぜん釣り合ってないのよ」
「そりゃそうよ、王族と平民。それにキルシュ副団長はイケメンでスタイルもいいじゃない!あーんなジメジメした感じの骸骨みたいな男が一緒にいたら、美しさを損ねちゃうわ」
聞くのが辛いのに、思わず立ち止まってしまって、その二人が離れきったところでまた歩き出す。
自室に戻ると、部屋が寒くなっていた。
……また、窓が割られていたからだ。
yorutama
DOODLEテル君マジ天使。*
ずっと考えてたテル君(主人公)のうちの子設定がやっと固まりつつある。
・記憶喪失。自分が何者なのか、そのルーツを知る為にアルセウスを探していた。
・実は、世界秩序を守る為にアルセウスに0から生み出された人間。(ママセウス)
・身体や性格や能力は(現代の)コウキ君を元に作られてる。
・3竜とは兄弟(末っ子)
・ある意味、ウォロさんのおかげで生まれた存在 2
hanten102
DONEガンダムSEEDDESTINY(キラカガ)*カガリの記憶喪失物です。恋愛物です。匂わせる程度の性描写があります。カガリを結婚式からフリーダムで攫った後、記憶喪失になったカガリはだんだんキラの事が気になるようになり…といういつものパターンです;;お題配布元「確かに恋だった」確かに恋だったbot@utislove様より。
記憶の中の恋(キラカガ)1>prelude
頭痛がする・・・と言ってカガリが寝込んだのは、オーブでのユウナとの結婚式からキラがフリーダムで攫った後の話。
AAの医務室で、心配で寄りそうキラには焦燥が見えた。彼女のためを思ってとはいえMSで無理やり攫って来たのがいけなかったのではないだろうか?自分のせいかもしれないと。
シュンっとドアが開く音がして、ラクスが入って来た。キラの傍らに来るとカガリを覗き込む。そして優しく声をかける。
「キラ・・・貴方も休んで下さいな。きっとすぐに目覚められます」
「・・・そうだね」
カガリの手を握っていたのを解いて立ち上がった時、かすかに呻き声がした。キラが振り返り、ラクスが驚いたように目を見開く。
「いたた・・・なんだここは・・・」
5202頭痛がする・・・と言ってカガリが寝込んだのは、オーブでのユウナとの結婚式からキラがフリーダムで攫った後の話。
AAの医務室で、心配で寄りそうキラには焦燥が見えた。彼女のためを思ってとはいえMSで無理やり攫って来たのがいけなかったのではないだろうか?自分のせいかもしれないと。
シュンっとドアが開く音がして、ラクスが入って来た。キラの傍らに来るとカガリを覗き込む。そして優しく声をかける。
「キラ・・・貴方も休んで下さいな。きっとすぐに目覚められます」
「・・・そうだね」
カガリの手を握っていたのを解いて立ち上がった時、かすかに呻き声がした。キラが振り返り、ラクスが驚いたように目を見開く。
「いたた・・・なんだここは・・・」
@shin_sugarmaro
DONE記憶喪失ジェイド7進捗未推敲
記憶喪失の核心に迫るターン
ジェ不在。
過去の症例としてかわいそうな女の子のレイプの話があります。行為の詳細描写はありません
恋心を忘れる魔法薬を飲んで7年分の記憶を失うジェイドの話7 結論から言えば、ジェイドの記憶は戻らなかった。
翌朝アズールが目を覚ました時には双子はすでに起きていて、無理矢理にでも起こされなかったのはおそらくそういうことだったのだなと妙に納得しているアズールがいた。
上手くいくかは元々半信半疑であったので、これで元に戻ったら運がよすぎるくらいだったのだ。
落胆の表情は浮かべなかったはずだ、多分。
アズールは少しでも動揺していると思われないように、「それでは別の方法を考えてみましょう」と静かに言った。
そしてジェイドも「そうですね」と穏やかな笑みを浮かべたけれど、その時ジェイドが何を考えていたかアズールには分からない。
思い出せなかった自分自身に失望していたか、それとも本当に前向きな気持ちで頷いたのか。しかしどちらにせよ、アズールのする事はひとつだ。
25247翌朝アズールが目を覚ました時には双子はすでに起きていて、無理矢理にでも起こされなかったのはおそらくそういうことだったのだなと妙に納得しているアズールがいた。
上手くいくかは元々半信半疑であったので、これで元に戻ったら運がよすぎるくらいだったのだ。
落胆の表情は浮かべなかったはずだ、多分。
アズールは少しでも動揺していると思われないように、「それでは別の方法を考えてみましょう」と静かに言った。
そしてジェイドも「そうですね」と穏やかな笑みを浮かべたけれど、その時ジェイドが何を考えていたかアズールには分からない。
思い出せなかった自分自身に失望していたか、それとも本当に前向きな気持ちで頷いたのか。しかしどちらにせよ、アズールのする事はひとつだ。
水晴-MinaSe-
DONE富久山司咲 立ち絵まとめインセイン『マリちゃん人形』PC2でした!!よかった~~~~生き残った~~~~~!!!!めちゃくちゃたのしかったしリアルアイデア多分成功した……!!
記憶喪失中通常絵→記憶喪失中傷絵→元々の性格通常絵→元々の性格傷絵→全身→線画
の順に掲載。流血描写アリ。 28
70_blue
DOODLEバスタードPS版ゲームのジオンとシェンの兄弟 記憶喪失中の距離感完全にこれですよ特に幻覚じゃないです(真顔)記憶戻って和解した後もこのくらいじゃないかと思ってますけど……
シェンの顔をもっと原作準拠でシャープに描きたいんだけど難しい…あのシャープな男前が兄者兄者懐いてるギャップがいいんですが… 2
ちょこ
DONEエガキナ記憶喪失時代の話、よその子さんお借りしてます
今はおやすみ 砂埃の舞う外にいた、創は困惑したまま周りを見る。自分は確か、寝ていたはずだ。CQ×2というニジゲンがいる診療所の一室で、寝ていたはずだ。
ふと、自分の格好も違うことに気づいた。茶色いコートに、黒ベストにズボン。そして、長い髪を結んでいることにますます混乱した。自分の髪は、短いはずだ。この格好だって知らない、わからない。なんでこの夢を見ているのかすら分からない、手にはレイピアを握っていた。なんで、と思う前にただならぬ"殺意"のような感覚が襲い、思わず前を向く。
前を向くと、自分の身長より大きい【何か】が目の前にいた。その【何か】は髪らしい部分を蛇のように揺らし、鋭い目が創を突き刺すように見る。
2055ふと、自分の格好も違うことに気づいた。茶色いコートに、黒ベストにズボン。そして、長い髪を結んでいることにますます混乱した。自分の髪は、短いはずだ。この格好だって知らない、わからない。なんでこの夢を見ているのかすら分からない、手にはレイピアを握っていた。なんで、と思う前にただならぬ"殺意"のような感覚が襲い、思わず前を向く。
前を向くと、自分の身長より大きい【何か】が目の前にいた。その【何か】は髪らしい部分を蛇のように揺らし、鋭い目が創を突き刺すように見る。
よつか
DONE【2022/02/06 ドラロナwebオンリー展示】・付き合ったばかりのドラロナのロナルド君が記憶喪失になる話
・パスワードは会場店舗にて公開しております
・ご感想いただけるとハチャメチャに喜びます!
https://marshmallow-qa.com/slippenoi/
(追記)
イベント終了しましたのでパスワード解除します。
当日は多くの方にご覧いただきありがとうございました! 15
杣おつと
PROGRESS3/21に出すジョセシー本の進捗です。シーザー生存ifかつ記憶喪失ネタだった、前のジョセシー本「A」のジョセフ視点の話になりますが、実はシーザーが記憶を失ったのは、ジョセフが普通の若者としてシーザーに生きて欲しくて忘れる術をかけたから、というお話で、全くの別物な感じです。
なのでもちろん前作読まなくても単体で読めます!(むしろかなりノリ違うと思います) 26
BORA99_
DONEヴェルドフ若様が記憶喪失になる話。
※グラドフ要素も少しあります
※捏造注意
華氏"僕はいつでも君の味方だ。いつも君を想っている。"
あの無骨な手のひらからは、想像もつかない美しい文字。
乾いた便箋から、いつも香るハニーサックルの清涼な匂い。
いつからか、"兄"の送る手紙は決まってこの香りがした。
「フフフッ。"妹"に送るにしては・・・情熱的過ぎやしねェか。」
慣れてしまった、波に揺れるランプ。船にぶつかる、海水の音。
ヌマンシアの中で船長室に籠もるドフラミンゴは、出港前に届いた手紙を、繊細な手付きで引き出しに仕舞った。
商談で僅かばかり留守にしたドレスローザまでは、あと少し。
やっと陸に上がれると、ドフラミンゴが大きく伸びをした瞬間、甲板で轟音がして、船が大きく揺れた。
10781あの無骨な手のひらからは、想像もつかない美しい文字。
乾いた便箋から、いつも香るハニーサックルの清涼な匂い。
いつからか、"兄"の送る手紙は決まってこの香りがした。
「フフフッ。"妹"に送るにしては・・・情熱的過ぎやしねェか。」
慣れてしまった、波に揺れるランプ。船にぶつかる、海水の音。
ヌマンシアの中で船長室に籠もるドフラミンゴは、出港前に届いた手紙を、繊細な手付きで引き出しに仕舞った。
商談で僅かばかり留守にしたドレスローザまでは、あと少し。
やっと陸に上がれると、ドフラミンゴが大きく伸びをした瞬間、甲板で轟音がして、船が大きく揺れた。
pipico_0365
DOODLE【五悠】「贅沢な脳」記憶喪失の五を巡る、呪いと呪い(まじない)の話。_04※いつも水曜日の20時くらいに投稿してますが、空オレの原稿と並行してるためしばらく不定期になります。 4
fraise_12s2
MOURNING○一左馬(1⃣はあまり出てきません)※サイコパス。監禁。記憶喪失。メリバ。
足りない色を探すサマ様と、兄の幸せを願う三男のお話。この後、幸せに山田家で🐴は仲良く過ごします。
🐴→弱ってる。3️⃣→狂ってる。
『鳥籠に兄の幸福を。』「ア"?」
唐突に疑問が胸に生まれ、声が出る。
俺は何かを忘れているような気がする。
大事なことだったと思うがなんだったけかな。
周囲に自分以外の人間は誰もおらず、何も無い空間。唯一目の前には、ピンクに緑、青に黄色。カラフルな色の硝子玉がキラキラと輝いて転がっている。
綺麗なはずなのに、どこか物足りない。
何がないのか分からず不安と焦りだけが募り、段々と息苦しくなってきた俺はゆっくりと意識を手放した。
カチコチ、カチカチ。カチコチ、カチカチ。
秒針の音が耳につき、目を開けると、時計の音だけが響く真っ白な空間。
俺はさっきまで何かを必死に探し求めていたような気がするが、それは果たしてなんだったか。
何も思い出せないが、なんとなく大切なことだった気がする。忘れてはいけない気がするそれを思い出すために、先程まで見ていた夢での出来事について、ゆっくりと思考を巡らす。
4781唐突に疑問が胸に生まれ、声が出る。
俺は何かを忘れているような気がする。
大事なことだったと思うがなんだったけかな。
周囲に自分以外の人間は誰もおらず、何も無い空間。唯一目の前には、ピンクに緑、青に黄色。カラフルな色の硝子玉がキラキラと輝いて転がっている。
綺麗なはずなのに、どこか物足りない。
何がないのか分からず不安と焦りだけが募り、段々と息苦しくなってきた俺はゆっくりと意識を手放した。
カチコチ、カチカチ。カチコチ、カチカチ。
秒針の音が耳につき、目を開けると、時計の音だけが響く真っ白な空間。
俺はさっきまで何かを必死に探し求めていたような気がするが、それは果たしてなんだったか。
何も思い出せないが、なんとなく大切なことだった気がする。忘れてはいけない気がするそれを思い出すために、先程まで見ていた夢での出来事について、ゆっくりと思考を巡らす。
せいろ@カプ夢おセンシ
MOURNING過去に書いた記憶喪失幼児退行Monikaとプレイヤーの話です後編作る予定だったけど結局作れなかったなー
ちなみにplus発売前に書いたものです
記憶喪失幼児退行Monikaとプレイヤーの話「少しは落ち着いたかな」
「……うん。ありがとう」
ウインドウの中で、白いリボンとポニーテール、そしてエメラルドグリーンの瞳が特徴的な少女は小さく頷いた。
先ほどこのゲームを起動した途端、彼女は激しく取り乱し、画面を叩いていた。
「たすけて」「こわい」「わたしをここからだして」と泣き叫びながら。
冗談かと思いきや、どうやらモニカは記憶喪失に、しかも幼児退行までしてしまったらしい。
僕にはどうしてこうなってしまったのかさっぱりわからなかった。
これもゲームの演出の一つなのだろうか
それとも他に何か原因が
でも僕は何にもしてないぞ、と思ったところでひとつだけ思い当たることがあった。
僕は彼女に何もしていない。
3102「……うん。ありがとう」
ウインドウの中で、白いリボンとポニーテール、そしてエメラルドグリーンの瞳が特徴的な少女は小さく頷いた。
先ほどこのゲームを起動した途端、彼女は激しく取り乱し、画面を叩いていた。
「たすけて」「こわい」「わたしをここからだして」と泣き叫びながら。
冗談かと思いきや、どうやらモニカは記憶喪失に、しかも幼児退行までしてしまったらしい。
僕にはどうしてこうなってしまったのかさっぱりわからなかった。
これもゲームの演出の一つなのだろうか
それとも他に何か原因が
でも僕は何にもしてないぞ、と思ったところでひとつだけ思い当たることがあった。
僕は彼女に何もしていない。
Ship_Canopus
MAIKING空トマ記憶喪失になるやつ
最後に見たその人の顔は、とても辛そうで。
けれど、彼を突き飛ばした手の先に「大丈夫だよ」と声をかけてあげるには、ダメージが大きすぎたようだった。体が痺れたように動かない。受け身を取る余裕もなく、地面に叩きつけられた。
目の前の緑色の瞳がめいっぱい見開かれて、ぐしゃりと歪んだ。
そんな悲しい顔をしないでよ。君には笑顔でいて欲しいんだ。
「空!」
俺の名前を呼ぶ■■■の悲痛な声を最後に、意識は暗転する。
――あれ、誰だっけ?
*
「元凶の魔術師は倒した、出血している箇所はない、打撲傷は冷やした、あとは……」
救急箱を布団の傍らに置いて、立ち上がってはうろうろと辺りを動き回る。それもつかの間、すぐさま布団の脇にしゃがみこんでは目を開かない空をじっと見つめてため息をつく。それを繰り返すトーマは誰の目から見ても冷静を欠いていた。
1208けれど、彼を突き飛ばした手の先に「大丈夫だよ」と声をかけてあげるには、ダメージが大きすぎたようだった。体が痺れたように動かない。受け身を取る余裕もなく、地面に叩きつけられた。
目の前の緑色の瞳がめいっぱい見開かれて、ぐしゃりと歪んだ。
そんな悲しい顔をしないでよ。君には笑顔でいて欲しいんだ。
「空!」
俺の名前を呼ぶ■■■の悲痛な声を最後に、意識は暗転する。
――あれ、誰だっけ?
*
「元凶の魔術師は倒した、出血している箇所はない、打撲傷は冷やした、あとは……」
救急箱を布団の傍らに置いて、立ち上がってはうろうろと辺りを動き回る。それもつかの間、すぐさま布団の脇にしゃがみこんでは目を開かない空をじっと見つめてため息をつく。それを繰り返すトーマは誰の目から見ても冷静を欠いていた。
さくち~ぱくち~
DONE善逸が禰豆子ちゃんとの想い出をなくすとゆ~記憶喪失物語です。善逸が、性格が変わっているのと、禰豆子ちゃんが追い詰められて悲しんでいる描写の為、苦手なぜんねず民は見ないで下さい。 32
にるにる
MOURNING唯臣が記憶喪失になる話よくあるシチュ
僕の幻 紫唯「こんにちは。」
聞き覚えのある声、僕にとって特別な声。
唯臣は先日、交通事故に遭った。幸いにも命に別状はないが、僕の記憶だけ…綺麗に全部忘れている。
「本当に…本当に僕が誰か分からないん?」
「………。」
「分からない。でも玲司くんや奏くんから君の話は聞いたよ。」
信じられなかった、あんなに一緒に時間を過ごしたのに。
こんなにも簡単に壊れてしまうなんて。
生まれて始めて、大事なものを失った。
自分が思っているよりもショックで、そんな自分が嫌になった。
「宇治川…さん?宇治川くん?紫夕くん?どう呼んだらいいのかな。」
なんて返したらいいか分からない。いつもみたいにまた、紫夕くんって呼んで欲しいはずなのに。
「宇治川くんで…ええよ。」
1215聞き覚えのある声、僕にとって特別な声。
唯臣は先日、交通事故に遭った。幸いにも命に別状はないが、僕の記憶だけ…綺麗に全部忘れている。
「本当に…本当に僕が誰か分からないん?」
「………。」
「分からない。でも玲司くんや奏くんから君の話は聞いたよ。」
信じられなかった、あんなに一緒に時間を過ごしたのに。
こんなにも簡単に壊れてしまうなんて。
生まれて始めて、大事なものを失った。
自分が思っているよりもショックで、そんな自分が嫌になった。
「宇治川…さん?宇治川くん?紫夕くん?どう呼んだらいいのかな。」
なんて返したらいいか分からない。いつもみたいにまた、紫夕くんって呼んで欲しいはずなのに。
「宇治川くんで…ええよ。」
ちょこ
DONEエガキナよその子さんお借りしてます
※記憶喪失時代の創の話
僅かなページは埋まらずに CQ×2というニジゲンの元に運ばれて、治療を受け、それから幾日が過ぎた。創はベッドの上からぼんやりと部屋の壁を見ていた。あの後自分の名前が【江波戸 創】ということは聞いたのだが、それを聞いてもなお、しっくりこなかった。創、なにかをつくっていたのだろうか、なんて思いながら。
最初の頃よりだいぶ怪我の状態はよくなっていた。だが、包帯を変える時、CQ×2がどこか申し訳ない顔をして創の胸を触る。胸には痛々しい傷の跡が残っていた。CQ×2から聞いたのだが、どうやら自分は認可で没討伐をして大怪我をおい、ここに運ばれたらしい。その時の傷だと教えてもらった。
「この傷だけどうしても治らなかった」
「……別にいい、痛くないし」
1107最初の頃よりだいぶ怪我の状態はよくなっていた。だが、包帯を変える時、CQ×2がどこか申し訳ない顔をして創の胸を触る。胸には痛々しい傷の跡が残っていた。CQ×2から聞いたのだが、どうやら自分は認可で没討伐をして大怪我をおい、ここに運ばれたらしい。その時の傷だと教えてもらった。
「この傷だけどうしても治らなかった」
「……別にいい、痛くないし」
m01211411o
PROGRESS一燐。記憶喪失です片思い 病院を出て、見上げた空は青かった。泣き疲れた後のように胸の内側は空虚で、けれど実際は、涙は流していない。一彩が事故にあった日から一度も。見舞いには毎日来ていた。事故のあった当日は連絡が来てからすぐに飛んできたけど、それ以降は仕事にも穴は空けていない。時間なんてつくろうと思えばいくらでも作れるものだ。この都会には、一彩の血縁者は自分しかいない。自分にしか出来ないこともあるし、何より、俺が一番そばにいてやるべきだ。いや、一番、そばにいてやりたかった。当の本人が俺との記憶を失くしていても。それは、その思いは変わらない。
◇
記憶喪失。そう聞かされても最初はピンと来なかった。何も耳に入らなかった。
どうやら、道路に飛び出した女の子を助けたんだとか。そんな理由で事故にあったらしい一彩は、幸い命に別状はなく、事故の翌日には目を覚ました──けれど、安堵して手を握る俺を見て、一彩は首を傾げたのだ。あなたは誰、と。
9318◇
記憶喪失。そう聞かされても最初はピンと来なかった。何も耳に入らなかった。
どうやら、道路に飛び出した女の子を助けたんだとか。そんな理由で事故にあったらしい一彩は、幸い命に別状はなく、事故の翌日には目を覚ました──けれど、安堵して手を握る俺を見て、一彩は首を傾げたのだ。あなたは誰、と。
エイリアン(小)
DONE精神力低め夏×記憶喪失男前五の夏五です。夏の精神弱々ですし、五は最後しか喋りません()
六ヶ月の時を得て漸く序章が出来ました
誤字脱字指摘していただけると嬉しいです
夏五ーー!!!好きだーーー!!!
紅玉のフタゴムシ①「さとる」
そっと呟いても、その声に答えてくれる筈の人間はまだ目を覚まさない。さまざまな機械に繋がれ、死んだように眠る悟はまるで精巧な人形のようだった。
「悟」
もう一度、名前を呼ぶ。
ピクリとも動くことのない瞼を見て、思わず投げ出された手を握った。ただでさえ冷たい悟の手がさらに温度を失っているのに気付いて、強く、強く握る。
あわよくば、この感触に気付いて起きてくれる期待を抱いて。
「悟...」
なのに、強く握った手を持ち上げても、悟は目を瞑ったまま。
抵抗しない。何も言わない。
それが酷く悲しくて、私はぐっと唇を噛み締めた。
『五条が暴走車に撥ねられた』
そう言った硝子の震えた声を、今でも容易に思い出すことができる。
7392そっと呟いても、その声に答えてくれる筈の人間はまだ目を覚まさない。さまざまな機械に繋がれ、死んだように眠る悟はまるで精巧な人形のようだった。
「悟」
もう一度、名前を呼ぶ。
ピクリとも動くことのない瞼を見て、思わず投げ出された手を握った。ただでさえ冷たい悟の手がさらに温度を失っているのに気付いて、強く、強く握る。
あわよくば、この感触に気付いて起きてくれる期待を抱いて。
「悟...」
なのに、強く握った手を持ち上げても、悟は目を瞑ったまま。
抵抗しない。何も言わない。
それが酷く悲しくて、私はぐっと唇を噛み締めた。
『五条が暴走車に撥ねられた』
そう言った硝子の震えた声を、今でも容易に思い出すことができる。
mutsuki_twst
MOURNING半年くらい前に書いてポイッした奴が出てきたので供養。アズが記憶喪失になって双子とすったもんだしつつ事件に巻き込まれて絆を深めるまだ成立してないイドアズ。記憶喪失アズール ジェイド・リーチはらしくもなく焦っていた。
陽が沈みきる午後五時前、校舎の廊下に彼の靴音が忙しなく響く。寮服のまま学内を歩くことは珍しいため、ここに来るまでいくつもの不躾な視線を浴びたがそんなことを気にしている余裕もない。
モストロ・ラウンジで接客をしていたジェイドは、異常事態に気づいたその足で校舎を訪れた。もうかれこれ一時間ほど彷徨っている。幸い今日はフロイドもシフトに入っているためジェイドがいなくても問題ないが、早く戻りたいと心は急いた。
(ここにもいませんか…)
図書室を一通り確認して、思わず舌打ちを落としかける。放課後も終盤に差し掛かった今、図書室にはほとんど人がいないが、それでも無駄に音を鳴らすのは己の焦りを認めるようで嫌だった。
6436陽が沈みきる午後五時前、校舎の廊下に彼の靴音が忙しなく響く。寮服のまま学内を歩くことは珍しいため、ここに来るまでいくつもの不躾な視線を浴びたがそんなことを気にしている余裕もない。
モストロ・ラウンジで接客をしていたジェイドは、異常事態に気づいたその足で校舎を訪れた。もうかれこれ一時間ほど彷徨っている。幸い今日はフロイドもシフトに入っているためジェイドがいなくても問題ないが、早く戻りたいと心は急いた。
(ここにもいませんか…)
図書室を一通り確認して、思わず舌打ちを落としかける。放課後も終盤に差し掛かった今、図書室にはほとんど人がいないが、それでも無駄に音を鳴らすのは己の焦りを認めるようで嫌だった。