雨宿り
umsscc
MOURNING #ミラプトweeklyお題:雨宿り
雨宿りするミラプトと一般通過パス
S9後くらいのつもり
情けは人の為ならず雨は嫌いだ。セットした髪型は崩れるし、お気に入りの靴も濡れちまう。バッチリタイプの女性がいても傘が邪魔で声をかけづらい。まあ残念ながら俺は今、バケツをひっくり返したような土砂降りを前に傘を持たず立ち往生していて、近くにいるのはバッチリタイプどころかハナの差で殺人ロボットよりマシなおっさんだけなのだが。
折角チャンピョンを取ったのにインタビューが終わってさあ帰ろうと思ったらこれだ。ざあざあと甲板を叩く雨足は強くなるばかりで一向に止む気配がない。ソラスの雨は希な代わりに降り出すと長いんだ。砂漠気候のこの星にとっては恵みの雨でも、俺にとっては勝利に水を差されたような、そんな気分になっちまう。シャンパンシャワーならともかく、砂混じりの雨を浴びて帰るのはごめんだ。
3882折角チャンピョンを取ったのにインタビューが終わってさあ帰ろうと思ったらこれだ。ざあざあと甲板を叩く雨足は強くなるばかりで一向に止む気配がない。ソラスの雨は希な代わりに降り出すと長いんだ。砂漠気候のこの星にとっては恵みの雨でも、俺にとっては勝利に水を差されたような、そんな気分になっちまう。シャンパンシャワーならともかく、砂混じりの雨を浴びて帰るのはごめんだ。
かこ🦍
DONEフェイジュニワンドロお題【雨宿り】【ハプニング】初めてデートに行ったときの話です。
◇ フェイスは困惑していた。
「クソDJ!!何だよこれ!!!?」
ジュニアがキレている。
まあそれはいつものことなので今さら困るも何もないのだが、問題は彼が憤る発端の方だ。
目つきを鋭くしながら睨み上げてくるジュニアは、フェイスの鼻先にズイとスマホの画面を突きつけていた。液晶に映し出されているのはSNSに投稿された一枚の写真──パッと見てフェイスが写っていることはわかる。それと、写真に寄せられたコメント。そこにはこんな一文があった。
『フェイスくんが一緒にいる相手って…まさか本命の彼女!!!???』
「おまえ…彼女がいるくせに、おれとデ、デートしたのかよ!?」
いつの間にか撮られていた写真のこと、投稿に寄せらている阿鼻叫喚地獄絵図のようなコメントの嵐に飛び交う「本命彼女」というワードのこと、それとジュニアとデートしたこと。
3612「クソDJ!!何だよこれ!!!?」
ジュニアがキレている。
まあそれはいつものことなので今さら困るも何もないのだが、問題は彼が憤る発端の方だ。
目つきを鋭くしながら睨み上げてくるジュニアは、フェイスの鼻先にズイとスマホの画面を突きつけていた。液晶に映し出されているのはSNSに投稿された一枚の写真──パッと見てフェイスが写っていることはわかる。それと、写真に寄せられたコメント。そこにはこんな一文があった。
『フェイスくんが一緒にいる相手って…まさか本命の彼女!!!???』
「おまえ…彼女がいるくせに、おれとデ、デートしたのかよ!?」
いつの間にか撮られていた写真のこと、投稿に寄せらている阿鼻叫喚地獄絵図のようなコメントの嵐に飛び交う「本命彼女」というワードのこと、それとジュニアとデートしたこと。
lemon1960871
DONEきいろさんの濡れ透け🐍さんのイラストに興奮しちゃって書いたお話です。雨宿りをするDK🔥🐍さん達のちょっとエッチなお話です。
きいろさんの美しいイラストにこんな妄想をしてしまいすいません💦 6
china_bba
DONE140字まいにちサカキ様まとめ6140字で書くお題ったー
https://shindanmaker.com/375517
様で出たお題を書きました。
アンビバレンス※サカレ
憎ませてもくれない
素直じゃないとこも可愛くてよろしい。
無自覚ヒーロー
不器用な世界
愛してる、って言ったら満足?
三時の雨宿り
足して割って、ちょうど
お腹いっぱい君をください
一生のお願い 10
___
DONEミラプト/ミプWeekly/【雨宿り/後ろ姿/言えない】※相変わらず捏造しかありません。
このミプは普通に同棲してる設定。
タイトル変えるかも
Chrysoprase ざぁざぁとバケツをひっくり返したように空から降り落ちる大粒の雨を【本日臨時休業日】と書かれたポスターがシャッター前に貼られたベーカリーの軒下から眺める。
店の前を濡らして申し訳ないと思いながらも、コンクリートの地面に持っていた袋を置くと、すぐさま接地面が灰色から黒に変わっていくのにため息を吐きたくなった。
今日の降水確率は二十%だと言っていたのに、どうやら二割の方を引き当ててしまったらしい。
運が悪い時もあるものだと、ため息を吐かなかったかわりに、被っている黒いキャップの固い布地すらも通り抜けた雨水が髪を濡らしているのを感じて、その不快さに思わずキャップを一度脱いで頭を振る。
隣に居るミラージュも同様に髪に乗せていたサングラスを外してシャツの胸元に引っかけると、湿り気のせいでウェーブの伸びた前髪が額に張り付くのを嫌がるように髪をかきあげていた。
3139店の前を濡らして申し訳ないと思いながらも、コンクリートの地面に持っていた袋を置くと、すぐさま接地面が灰色から黒に変わっていくのにため息を吐きたくなった。
今日の降水確率は二十%だと言っていたのに、どうやら二割の方を引き当ててしまったらしい。
運が悪い時もあるものだと、ため息を吐かなかったかわりに、被っている黒いキャップの固い布地すらも通り抜けた雨水が髪を濡らしているのを感じて、その不快さに思わずキャップを一度脱いで頭を振る。
隣に居るミラージュも同様に髪に乗せていたサングラスを外してシャツの胸元に引っかけると、湿り気のせいでウェーブの伸びた前髪が額に張り付くのを嫌がるように髪をかきあげていた。
rioja
DONEさねぎゆ 雨宿り 全3P🍃が🌊の傷を焼く話
流血あり
スケベなことはしてません
🍃は傷焼くのうまそうだなぁって妄想です
原作❄️座戦の後の描写に繋がります
とっても自分需要なので何でも許せる方どうぞ🙏 3
145
SPOILER雨宿り木が真にエモいっていうらくがき もはやメモ ほぼ文字CoC『雨宿り木』進行中ネタバレです
なおシナリオは探索重視ガチホラーでエモをご用意されてるわけではないということを誤解なきよう書いておきます
むったー
DOODLEリス再びです🐿急に雨降ると困る…っていう最近の天候が反映されました😂
2枚目は仲良しの益村さん(アライグマ)の所で雨宿りさせてもらった2人です。藁も分けてもらえる。
あらいぐますむら🦝←これが言いたかった 2
Shsyamo🐟
DONE雨の話2本収録❤️🩹💚雨宿り
💛💜Rainy Wedding(お題主 はるの様)
Happy Rainy Day─ 雨宿り ─
ザアアァ。
だんだんとひどくなる雨粒。
「屋根の下にいてよかったですね」
「あぁ。」
光ノとリアスは、公園の屋根付きベンチに腰掛けていた。
二人で散歩をしていたところ、雨が降るよ、とスマホのお天気アプリがお知らせしてくれた。
まだ家まではしばらく距離があったため、雨に降られる前に屋根のあるところまで避難したのだった。
最初はポツポツと降り始めた雨も、いつの間にか本降りになっていた。
会話も雨で若干聞き取りづらく、自然と距離が近くなる。
「あ、少し弱くなってきましたね」
「・・・また降ってきたんじゃね」
「空も明るいですから、あと少しで止みますよ」
んー、と腰掛けながら伸びをする光ノ。
それをジッと横で見つめるリアス。
1272ザアアァ。
だんだんとひどくなる雨粒。
「屋根の下にいてよかったですね」
「あぁ。」
光ノとリアスは、公園の屋根付きベンチに腰掛けていた。
二人で散歩をしていたところ、雨が降るよ、とスマホのお天気アプリがお知らせしてくれた。
まだ家まではしばらく距離があったため、雨に降られる前に屋根のあるところまで避難したのだった。
最初はポツポツと降り始めた雨も、いつの間にか本降りになっていた。
会話も雨で若干聞き取りづらく、自然と距離が近くなる。
「あ、少し弱くなってきましたね」
「・・・また降ってきたんじゃね」
「空も明るいですから、あと少しで止みますよ」
んー、と腰掛けながら伸びをする光ノ。
それをジッと横で見つめるリアス。
bunbun0range
DONE2011年に書いていたユザキ小説を手直ししたものです。雨宿りをする付き合っていないユザキ。
ユザ→ザキ
雨宿り バケツをひっくり返したような土砂降りの中、コンビニの軒下で手遅れになってしまったTシャツを絞る。スニーカーから染み込んだ雨は、靴下までも濡らしていた。ぐっしょりと重さを持った靴が気持ち悪い。
「なぁ湯沢、誰が降らないって?」
屋根から伝う雨のカーテンを憎らしげに睨みつつ、事の原因に棘のある言葉を投げる。
「えー、俺は降らないって言ってないよ。今は晴れてるって言っただけ」
「はぁ? 『今は』は言ってなかっただろ! つーか、普通出かけるのに今の話はしねぇし。今の天気なんて外でりゃ分かんだろ」
「確かに」
「確かにじゃねぇ……それに、俺ははっきりと言ったぜ。『これからの』天気はどうかって」
「そうだっけ?」
十センチ上から湯沢が悪びれる様子もなく答えた。
1486「なぁ湯沢、誰が降らないって?」
屋根から伝う雨のカーテンを憎らしげに睨みつつ、事の原因に棘のある言葉を投げる。
「えー、俺は降らないって言ってないよ。今は晴れてるって言っただけ」
「はぁ? 『今は』は言ってなかっただろ! つーか、普通出かけるのに今の話はしねぇし。今の天気なんて外でりゃ分かんだろ」
「確かに」
「確かにじゃねぇ……それに、俺ははっきりと言ったぜ。『これからの』天気はどうかって」
「そうだっけ?」
十センチ上から湯沢が悪びれる様子もなく答えた。
syumi_sufu
DONEむちゃ勢いで書いたあるかもしれない雨宿りの話
いろはとよみ
【ていまほ】一時休戦🙅♀️◆
雨の音を聞きながら、イロハは重い瞼を開けた。空を見上げると、いつの間にか雷雲が立ち込めている。ごろごろと遠くで雷が鳴る音が聞こえてきた。
「あー……」
顔をしかめながら、イロハは自分の腕を見る。包帯が巻かれているものの、血は既に固まっていて傷口は塞がりかけていた。「……いや生きてんのかよ」と呟きながら身体を起こすと、背中に鈍い痛みが走る。木にもたれて寝ていたせいか、負わされた傷のせいかはわからない。
ふと辺りを見渡していると、隣でもぞもぞと何かが動く。視線を落とすと、詠が寝息を立てていることに気づいた。
「……無防備」
そう呟いて頭を掻いた後、その寝顔を覗き込んだ。彼女の頬には、涙の跡がついている。
1541雨の音を聞きながら、イロハは重い瞼を開けた。空を見上げると、いつの間にか雷雲が立ち込めている。ごろごろと遠くで雷が鳴る音が聞こえてきた。
「あー……」
顔をしかめながら、イロハは自分の腕を見る。包帯が巻かれているものの、血は既に固まっていて傷口は塞がりかけていた。「……いや生きてんのかよ」と呟きながら身体を起こすと、背中に鈍い痛みが走る。木にもたれて寝ていたせいか、負わされた傷のせいかはわからない。
ふと辺りを見渡していると、隣でもぞもぞと何かが動く。視線を落とすと、詠が寝息を立てていることに気づいた。
「……無防備」
そう呟いて頭を掻いた後、その寝顔を覗き込んだ。彼女の頬には、涙の跡がついている。
miro
MEMO『雨宿り屋敷』エモクロアTRPG(https://bitdayo.booth.pm/)
作/DL:びっとさん
(2022/03/18 実施)
共鳴者:鍋敷 美子
急な大雨さぁ困った。自分には傘がない。ある人物から傘を貰うつもりが…いつのまにか部屋の中。壁一面の鏡に目をやると…ぽわぽわ〜。
何かと持ち帰りたがるくせに土産を忘れちゃうお茶目な美子ちゃん、美しさは人間を問わない様(笑) 2
ひのし
DONE特に何も起こらない。雨宿りしてるだけのアン風漫画です。今回の任務は調査みたいな感じで...街中うろうろしてる感じで...(適当)一応、お互いへの気持ちがはっきりしてない時点の設定で描いてます。(20220306)
追記
全ページ加筆修正したので差し替えてます。
(20230629) 15
ymr
DONEおさはな3展示「雨と秘密」雨の日にヒースが悶々としている話+ヒースとシノが雨宿りする話です。
※1.5部の内容を含みます
※傘の形についてはわかりやすさ優先です 読む時気になったらすいません 21
fuji_saki58
PROGRESS雨宿りするふたりのおはなしの導入部分。なんでもない日常です。このあと一緒にお風呂へGoGo✨
☔️ ーー萩花州に良い店がある。
その話を聞いた時、鍾離は即座に行動に移した。集落から離れた場所にぽつんと佇むその店は、山野で採れた食材をふんだんに使った素朴な郷土料理が人気なのだとか。璃月港でも随一の目利きであり到底一般人とは思えぬ玲瓏な佇まいから琉璃亭や新月軒などの高級料理店を好むと思われがちな鍾離であるが、その実三杯酔や万民堂といった庶民向けの店にも好んで足を運んでいる。特に万民堂期待の看板娘である香菱が新作料理を開発したと腕を振るう折には、店先に嬉々として座する鍾離の姿を見ることができる。
そんなわけで、存外庶民的な味を好む鍾離にとって、その話は朗報以外の何物でもなかった。ちょうど久しぶりに璃月に戻ってきた懇意にしている執行官との会食を予定していたため馴染みの店から急遽予定を変更し遥々璃月港からふたりで件の店を訪ねたというわけだった。
1908その話を聞いた時、鍾離は即座に行動に移した。集落から離れた場所にぽつんと佇むその店は、山野で採れた食材をふんだんに使った素朴な郷土料理が人気なのだとか。璃月港でも随一の目利きであり到底一般人とは思えぬ玲瓏な佇まいから琉璃亭や新月軒などの高級料理店を好むと思われがちな鍾離であるが、その実三杯酔や万民堂といった庶民向けの店にも好んで足を運んでいる。特に万民堂期待の看板娘である香菱が新作料理を開発したと腕を振るう折には、店先に嬉々として座する鍾離の姿を見ることができる。
そんなわけで、存外庶民的な味を好む鍾離にとって、その話は朗報以外の何物でもなかった。ちょうど久しぶりに璃月に戻ってきた懇意にしている執行官との会食を予定していたため馴染みの店から急遽予定を変更し遥々璃月港からふたりで件の店を訪ねたというわけだった。
lilarhmlil
DONE【失審:杉九】仕事して雨宿りする話…?なんも考えずにつらつら書いてしまった…。変装してるとこと始末書のくだりが書きたかっただけです。既に付き合ってるしやることやってる二人です。あまやどり しとしとと降る雨の中、スナックの店舗が並んだ建物の階段で杉浦は小型カメラを袖に隠しながら息を潜めていた。カメラのレンズの先にあるのはホテルランティーユ・デューの入り口で、既に録画時間は二時間以上経過している。
三日ほど前に横浜九十九課に舞い込んだのは夫の浮気を見たという女性からの調査依頼だった。浮気相手は依頼主自身が既に特定済みで、兎に角早く証拠を押さえたいという彼女の希望によりわざと家を空ける状況を作ったのが今日。そして調査対象はまんまとそれに引っかかり、一回りは年齢が下であろう女と仲睦まじくホテルへと直行した。家を出たところから尾行をして動画を撮っているので後は退店の現場まで撮れば調査完了である。
5851三日ほど前に横浜九十九課に舞い込んだのは夫の浮気を見たという女性からの調査依頼だった。浮気相手は依頼主自身が既に特定済みで、兎に角早く証拠を押さえたいという彼女の希望によりわざと家を空ける状況を作ったのが今日。そして調査対象はまんまとそれに引っかかり、一回りは年齢が下であろう女と仲睦まじくホテルへと直行した。家を出たところから尾行をして動画を撮っているので後は退店の現場まで撮れば調査完了である。
MenthoKATOU
MEMOAIのべりすと先生にポンプマンさんとソーラーマンさんが雨宿りする話を書いてもらいました。「さて、どうしましょうね。雨が止む気配も見えませんし」以降が先生の手による文章です……が、さっきのシプコマと違って延々と続いていくので途中も途中で終わりにしました。
泊めてくれないかって云い出して以降のポンプさんが何考えてるのかわからなくてずっと怖いんですけど! 絶対何かを企んでいる……こわい……
「困りましたね。午後は100%晴れの予報だったのですけど」
雨雲の立ち込める空を見上げながらソーラーマンは呟いた。休暇中に街歩きを楽しんでいたソーラーマンとポンプマンは、急な雨に足止めを食らい、今は適当な店の軒先で雨をしのいでいる。
「オレは雨天でも問題なく活動できるから、雨の中を歩こうともいっこうに平気なのだが。お前はそうはいかないからな」
ポンプマンはそう云ってソーラーマンを見下ろした。ソーラーマンの頭上の疑似太陽生成装置は水気に極端に弱く、雨に濡れようものならたちまち故障してしまうのだ。
ご迷惑おかけします、と詫びるソーラーマンに、ポンプマンは気にするな、と簡潔に返した。
「さて、どうしましょうね。雨が止む気配も見えませんし」「この様子では傘を借りようにも期待薄だな。まあ、少し待ってみればいいだろう」
1780雨雲の立ち込める空を見上げながらソーラーマンは呟いた。休暇中に街歩きを楽しんでいたソーラーマンとポンプマンは、急な雨に足止めを食らい、今は適当な店の軒先で雨をしのいでいる。
「オレは雨天でも問題なく活動できるから、雨の中を歩こうともいっこうに平気なのだが。お前はそうはいかないからな」
ポンプマンはそう云ってソーラーマンを見下ろした。ソーラーマンの頭上の疑似太陽生成装置は水気に極端に弱く、雨に濡れようものならたちまち故障してしまうのだ。
ご迷惑おかけします、と詫びるソーラーマンに、ポンプマンは気にするな、と簡潔に返した。
「さて、どうしましょうね。雨が止む気配も見えませんし」「この様子では傘を借りようにも期待薄だな。まあ、少し待ってみればいいだろう」
minato18_
DONEかずこそ雨宿りするふたりの話。
もじさん(@moji_bubu)のネタが大変可愛らしかったので書かせて頂きました。ハグの日に合わせて。
元ネタ
https://twitter.com/moji_bubu/status/1422137364638420992?s=20
愛雨祈願 ざあざあと騒がしい音を立てて地面を叩く雨粒を見つめながら、僕はどうしたものかと頭を悩ませていた。
遠見さんからお遣いを頼まれたのはつい十分ほど前のことだ。部屋に籠って読書ばかりしていたら身体に良くないと言われてしまえば、返す言葉なんてなかった。たまには散歩するのも悪くないかとメモとバッグを受け取って家を出れば、雲間から射し込む太陽の光が海面できらめいているのが目に入った。こういう景色は、あの島に負けないくらい綺麗だと思う。
―――そう、思っていたのに。どうしていきなり大雨になるんだ。この島の天気どうなってるんだ?
「にわか雨、って言うらしいぞ」
右隣から声が降ってくる。大して大きくもないのに雨音に掻き消されることなく耳へと届いたそれは、僕がこの島で一番会いたくない奴の声だ。
2351遠見さんからお遣いを頼まれたのはつい十分ほど前のことだ。部屋に籠って読書ばかりしていたら身体に良くないと言われてしまえば、返す言葉なんてなかった。たまには散歩するのも悪くないかとメモとバッグを受け取って家を出れば、雲間から射し込む太陽の光が海面できらめいているのが目に入った。こういう景色は、あの島に負けないくらい綺麗だと思う。
―――そう、思っていたのに。どうしていきなり大雨になるんだ。この島の天気どうなってるんだ?
「にわか雨、って言うらしいぞ」
右隣から声が降ってくる。大して大きくもないのに雨音に掻き消されることなく耳へと届いたそれは、僕がこの島で一番会いたくない奴の声だ。
torinokko09
DONE六月二週目「雨宿り」 一週目の直後のお話なんですが、書いた後に雨宿りしていないことに気付きました。雨要素はあります!雨宿り「雨宿り」
「お疲れ様でした」
ぺこりと頭を下げて、一彩はスタジオを出た。MVの収録に向けてのレッスンは順調で、今日も予定通りに終わった。残って練習するといった藍良と、それに付き合うマヨイを置いて、一彩は巽と二人ビルの入口へと降りた。
「雨はやみませんな」
「すっかり梅雨になってしまったね」
「えぇ、季節を感じますね」
「ウム。嫌いじゃないよ」
ざあざあと振り続ける雨が地面を暗く濡らしている。一彩はカバンから折りたたみ傘をだすと、巽を振り返った。しかし彼は自身のカバンをがさがさとあさっていて、首をかしげている。あきらめたようなためいきをついた姿に、一彩は笑いながら話しかけた。
「珍しいね、巽先輩が傘を忘れるなんて」
1927「お疲れ様でした」
ぺこりと頭を下げて、一彩はスタジオを出た。MVの収録に向けてのレッスンは順調で、今日も予定通りに終わった。残って練習するといった藍良と、それに付き合うマヨイを置いて、一彩は巽と二人ビルの入口へと降りた。
「雨はやみませんな」
「すっかり梅雨になってしまったね」
「えぇ、季節を感じますね」
「ウム。嫌いじゃないよ」
ざあざあと振り続ける雨が地面を暗く濡らしている。一彩はカバンから折りたたみ傘をだすと、巽を振り返った。しかし彼は自身のカバンをがさがさとあさっていて、首をかしげている。あきらめたようなためいきをついた姿に、一彩は笑いながら話しかけた。
「珍しいね、巽先輩が傘を忘れるなんて」