メフィスト
芝桜。
MOURNING留メフィ。obm留♂×メフィストフェレス。
名無し留学生(俺)とメフィスト先輩。
※メフィスト家族の捏造あり
往年の名曲、レ○ッカのフレ○ズ。その歌詞です。
貴族様もきっと、口づけを交わした日はパパの顔さえも見れなかっただろうなぁ、という話。
口づけを交わした日は ぼんやりとして、目の前のことに集中できない。
自分が今どこで何をしているかという現実よりも、脳内で何度も繰り返し再生される場面の方に意識を全て持っていかれる。
新聞部。放課後。本棚。留学生。……唇。
『メフィスト、好きだよ』
「……メフィストフェレス。聞いているのか」
父の声に呼ばれ、私は慌てて顔を上げた。
「はい、父上」
若干の苛立ちをはらんだ父の声は、何度か呼びかけても反応が無かった私の態度によるものだろう。父は夕食を食べる手を止め、テーブルの斜向かいから訝しそうに私を見つめていた。
テーブルの上にはメインディッシュの魚。家族揃ってダイニングテーブルに着席している。父と兄の様子を見て、まだ幼い顔をした弟も向かい側から心配そうに私の顔色をうかがっている。
1624自分が今どこで何をしているかという現実よりも、脳内で何度も繰り返し再生される場面の方に意識を全て持っていかれる。
新聞部。放課後。本棚。留学生。……唇。
『メフィスト、好きだよ』
「……メフィストフェレス。聞いているのか」
父の声に呼ばれ、私は慌てて顔を上げた。
「はい、父上」
若干の苛立ちをはらんだ父の声は、何度か呼びかけても反応が無かった私の態度によるものだろう。父は夕食を食べる手を止め、テーブルの斜向かいから訝しそうに私を見つめていた。
テーブルの上にはメインディッシュの魚。家族揃ってダイニングテーブルに着席している。父と兄の様子を見て、まだ幼い顔をした弟も向かい側から心配そうに私の顔色をうかがっている。
芝桜。
DONE留メフィ。obm留♂×メフィストフェレス。
名無し留学生(俺)とメフィスト先輩。
※MAJOLISH捏造設定あり
※留学生独自設定、モブ登場あり
※メタい話
お題「MAJOLISH」
#obm男MC版深夜の創作一本勝負
#obmプラスB攻
悪魔は「人」と呼べるのか「んー、どうしようかな。……メフィスト、ごめん、やっぱりこっちのジャケットも着てみてくれる?」
俺はずらりとハンガーに吊るされたジャケットの中から、少し光沢のあるダークグリーンのものを手に取り、メフィスとフェレスに差し出した。
「おい、これで何着目だ。何でも同じだから早く決めろ」
メフィストフェレスが苛ついた口調で言う。何度もリテイクを繰り返され、さすがに嫌気がさしてきたのだろう。俺もそうなるだろうとは思っていたので、ここに来るまでの間、必死にウェブカタログを読み込んで、衣装については「これでいこう」というものを決めていた。しかし、ウェブで見た画像と実際に目にする衣装は違うし、何を着せてもスマートに着こなしてしまうメフィストフェレスに、ついつい色々な衣装を試したくなってしまったのだ。
1978俺はずらりとハンガーに吊るされたジャケットの中から、少し光沢のあるダークグリーンのものを手に取り、メフィスとフェレスに差し出した。
「おい、これで何着目だ。何でも同じだから早く決めろ」
メフィストフェレスが苛ついた口調で言う。何度もリテイクを繰り返され、さすがに嫌気がさしてきたのだろう。俺もそうなるだろうとは思っていたので、ここに来るまでの間、必死にウェブカタログを読み込んで、衣装については「これでいこう」というものを決めていた。しかし、ウェブで見た画像と実際に目にする衣装は違うし、何を着せてもスマートに着こなしてしまうメフィストフェレスに、ついつい色々な衣装を試したくなってしまったのだ。
牧 祥吾
MOURNING『たんけん! きみのいえ』裏話『たんけん! きみのいえ』裏話新田みのる様が企画された、メフィスト家アンソロジー『Mの肖像』。発行、イベント初売りがつつがなく終わられましたので、牧が寄稿しました『たんけん! きみのいえ』の裏話を少々お話したいと思います。
(ネタバレ注意!)
まず、これは以前からなのですが、悪魔メフィストフェレスは孤高である、というイメージが私にはありました。
そして、私が書いておりました[救世主計画]で、彼が大公位を賜った経緯は、彼にとって喜ばしいものではありませんでした。
なので、大公位に付随した領地、城塞、宮殿等は基本放置。上から代官を送って貰ったので任せきりです。
メフィスト老が住んでいたのは、まだ一介の悪魔であった時に実力でぶんどった屋敷。
1341(ネタバレ注意!)
まず、これは以前からなのですが、悪魔メフィストフェレスは孤高である、というイメージが私にはありました。
そして、私が書いておりました[救世主計画]で、彼が大公位を賜った経緯は、彼にとって喜ばしいものではありませんでした。
なので、大公位に付随した領地、城塞、宮殿等は基本放置。上から代官を送って貰ったので任せきりです。
メフィスト老が住んでいたのは、まだ一介の悪魔であった時に実力でぶんどった屋敷。
芝桜。
MOURNING留メフィ。obm留♂×メフィストフェレス。
名無し留学生(俺)とメフィスト先輩。
お題「水着」
#obm男MC版深夜の創作一本勝負
#obmプラスB攻
悪魔は人を導けるのか 昼休みのRAD学食。
留学生がいつにもなく真剣な面持ちでD.D.Dの画面を見つめている。ランチは既に食べ終わっているらしく、トレイに乗せたままの食器がテーブルの脇に寄せられたままになっている。
何を見ているのか知らないが、普段のダラダラとした「ながらスマホ」ではなく、何か真剣な悩みでもあるような雰囲気だ。
「調べ物か?」
「あ、メフィスト!?」
声をかけると、何をそんなに驚いたのか留学生の肩がビクッと大きく飛び跳ねた。
「座るぞ」
ランチセットのトレイをテーブルに置き、留学生の向かいの席に腰を下ろす。
「真剣な顔をして何を見ていたんだ」
留学生が大事そうに握るD.D.Dにチラリと視線をよこして問いかける。
1556留学生がいつにもなく真剣な面持ちでD.D.Dの画面を見つめている。ランチは既に食べ終わっているらしく、トレイに乗せたままの食器がテーブルの脇に寄せられたままになっている。
何を見ているのか知らないが、普段のダラダラとした「ながらスマホ」ではなく、何か真剣な悩みでもあるような雰囲気だ。
「調べ物か?」
「あ、メフィスト!?」
声をかけると、何をそんなに驚いたのか留学生の肩がビクッと大きく飛び跳ねた。
「座るぞ」
ランチセットのトレイをテーブルに置き、留学生の向かいの席に腰を下ろす。
「真剣な顔をして何を見ていたんだ」
留学生が大事そうに握るD.D.Dにチラリと視線をよこして問いかける。
芝桜。
DONE留学生♂×メフィストフェレス「始まりは別れの手紙から」
企画に参加させていただきました。
私のことをどうか忘れてください、
という手紙から始めるストーリーです。
#obm_始まりは別れの手紙から
悪魔の心臓『俺のことをどうか忘れてください』
机の上には、そう書かれた手紙と一枚の写真がある。メフィストフェレスを斜め後ろから撮影した写真だ。RAD新聞部の部室でデスクに向かって椅子に腰掛けているメフィストフェレス。そのほかには特に何も写っていない。
自室の整理をしている時にたまたま見つけた写真だった。学生時代のものをまとめて保管している箱の中に入っていた。クローゼットの奥から引っ張り出した箱の、そのさらに下の方に入っていた封筒の中身だ。
この写真がどのタイミングで撮られたものなのか、なぜこんな手紙と一緒にここにあるのか。思い出そうとしても、その出来事はもう完全にメフィストフェレスの記憶からは忘れ去られていた。
3157机の上には、そう書かれた手紙と一枚の写真がある。メフィストフェレスを斜め後ろから撮影した写真だ。RAD新聞部の部室でデスクに向かって椅子に腰掛けているメフィストフェレス。そのほかには特に何も写っていない。
自室の整理をしている時にたまたま見つけた写真だった。学生時代のものをまとめて保管している箱の中に入っていた。クローゼットの奥から引っ張り出した箱の、そのさらに下の方に入っていた封筒の中身だ。
この写真がどのタイミングで撮られたものなのか、なぜこんな手紙と一緒にここにあるのか。思い出そうとしても、その出来事はもう完全にメフィストフェレスの記憶からは忘れ去られていた。
kedarugena_neko
DOODLEメフィスト×山田君鉄面皮ネタ。
メフィストの肌は桃か何かだと解釈してます
擦ったら絶対痛いやつ。
と、描いてるときは考えたのですが今思えば鉄面皮=「硬い」であって表面がザラザラしてるわけではないよなぁと。じゃあツルツルしてるのかといえばそうでもなさそうだし。
一体どんな肌質なんだ...。
flat1538_sousak
DONE進捗上げの完成版。どうする家康のキャスト発表で正信が「無責任な事言うイカサマ野郎」と紹介されてたのとTwitter相互さんの「メフィストフェレス」発言から描きたくなった。
芝桜。
DONE留メフィ。obm留♂×メフィストフェレス。
名無し留学生(俺)とメフィスト先輩。
お題「アイス」
#obm男MC版深夜の創作一本勝負
#obmプラスB攻
悪魔はどこまで欲しがるのか 暑い暑いと手をバタバタとさせながらうるさく入ってきた留学生が、いつもの場所にドスンと座る。腰を下ろすやいなや、右手にぶら下げていたビニール袋の中からアイスクリームらしきものを取り出し開封し始めた。毎度のことだが、新聞部を何だと思っているのか。
じっと睨みつけていると、こちらの視線に気づいたようで、顔を上げた留学生と視線が合った。
「何? 欲しいの?」
そんなもの欲しいわけがない。
「最近、冷たいものばかり食べているな」
「だって、夏だもん。暑いし」
留学生は途中まで開封しかけたアイスクリームのパッケージをこちらに向けて見せた。
「それに、懐かしいんだよね。今、購買部で「人間界フェア」をやっててさ。見覚えのあるものを見つけると思わず買ってきちゃうわけ」
969じっと睨みつけていると、こちらの視線に気づいたようで、顔を上げた留学生と視線が合った。
「何? 欲しいの?」
そんなもの欲しいわけがない。
「最近、冷たいものばかり食べているな」
「だって、夏だもん。暑いし」
留学生は途中まで開封しかけたアイスクリームのパッケージをこちらに向けて見せた。
「それに、懐かしいんだよね。今、購買部で「人間界フェア」をやっててさ。見覚えのあるものを見つけると思わず買ってきちゃうわけ」
芝桜。
DONE留メフィ。obm留♂×メフィストフェレス。
名無し留学生(俺)とメフィスト先輩。
※色々な捏造
お題「パーティー」
#obm男MC版深夜の創作一本勝負
#obmプラスB攻
悪魔は人を甘やかすのか 留学生を探して、クルーザーの中を歩き回る。
パーティーは終わり、大勢いたゲストたちもとっくの昔に姿を消した。既に撤収作業が始まっている船の中は、先程までの華やかな賑わいと比べると、いっそう閑散として物寂しく思えた。
今日は魔女たちとのパーティーだった。
魔界に棲む悪魔と人間界を繋いでいるのが魔女であり魔術師だ。綺麗な言い方をすれば、経済活動のための取引先であり、実のところは悪魔としての力を蓄え魔界での地位や名誉を築くための食い物だ。
今はディアボロ殿下の融和志向もあって昔のような直接的な利害関係は希薄になってきたものの、昔からの名家となれば、先祖代々懇意にしている者も多く、簡単に無下にすることはできない。現代における「サバト」の新しい形……いわば、関係維持のための定例会なのだ。
2066パーティーは終わり、大勢いたゲストたちもとっくの昔に姿を消した。既に撤収作業が始まっている船の中は、先程までの華やかな賑わいと比べると、いっそう閑散として物寂しく思えた。
今日は魔女たちとのパーティーだった。
魔界に棲む悪魔と人間界を繋いでいるのが魔女であり魔術師だ。綺麗な言い方をすれば、経済活動のための取引先であり、実のところは悪魔としての力を蓄え魔界での地位や名誉を築くための食い物だ。
今はディアボロ殿下の融和志向もあって昔のような直接的な利害関係は希薄になってきたものの、昔からの名家となれば、先祖代々懇意にしている者も多く、簡単に無下にすることはできない。現代における「サバト」の新しい形……いわば、関係維持のための定例会なのだ。
芝桜。
DONE留メフィ。obm留♂×メフィストフェレス。
名無し留学生(俺)とメフィスト先輩。
お題「夢」
#obm男MC版深夜の創作一本勝負
#obmプラスB攻
悪魔の夢に味覚はあるか カチャカチャとキーボードを打つ音、廊下からたまに聞こえる学生たちの騒がしい声、それ以外はほとんど何の雑音もない。いつもの新聞部、いつもの放課後だった。
「メフィストはさ、寝てる時に夢は見るタイプ?」
今やすっかり俺の定位置となった隅っこの壁際から、デスクに向かうメフィストフェレスの後ろ姿に話しかける。
「夢? 覚えていないな」
メフィストは甚だ興味が無さそうな様子で、振り向きもせずに答える。
「じゃあ、見ないってこと?」
「覚えていないから分からないと言っている」
仕事の邪魔をされてメフィストは至極面倒くさそうだ。
「ふーん、そうなんだ。俺は結構見る方なんだよね、夢。で、さぁ……」
俺は強引に話を進めた。
2257「メフィストはさ、寝てる時に夢は見るタイプ?」
今やすっかり俺の定位置となった隅っこの壁際から、デスクに向かうメフィストフェレスの後ろ姿に話しかける。
「夢? 覚えていないな」
メフィストは甚だ興味が無さそうな様子で、振り向きもせずに答える。
「じゃあ、見ないってこと?」
「覚えていないから分からないと言っている」
仕事の邪魔をされてメフィストは至極面倒くさそうだ。
「ふーん、そうなんだ。俺は結構見る方なんだよね、夢。で、さぁ……」
俺は強引に話を進めた。
芝桜。
MOURNING留メフィ。obm留♂×メフィストフェレス。
名無し留学生(俺)とメフィスト先輩。
色んな捏造とセンパイ呼び。
※微エロ有
お題「夏祭り」
#obm男MC版深夜の創作一本勝負
#obmプラスB攻
悪魔は靴擦れが痛いのか 下駄の鼻緒が切れてしまったメフィストを何とか歩かせ、車の後部座席に押し込んだ。
「ふぅー、やっと着いた」
おんぶしてあげようか、と、聞いてみたものの、それはさすがに我慢がならなかったようで断られた。まぁ、祭りの人混みの中で浴衣の男二人……しかも、小さい方が大きい方を背負って歩いていれば、周りからの視線も痛いに違いない。人間に頼るしかない名家の悪魔という構図も見られたくないのだろう。
足を庇ってゆっくりと歩くメフィストに付き添って、会場横の駐車場に停めた車の中にやっとのことで帰ってきたのだった。
「足、大丈夫?」
座席に座るメフィストの足を持ち上げてよく見ると、赤く擦りむけて痛そうな靴擦れができていた。もともと下駄に慣れていなかったこともあるし、後半はずっと足を引き摺って不自然な歩き方をしていたせいだろう。
1876「ふぅー、やっと着いた」
おんぶしてあげようか、と、聞いてみたものの、それはさすがに我慢がならなかったようで断られた。まぁ、祭りの人混みの中で浴衣の男二人……しかも、小さい方が大きい方を背負って歩いていれば、周りからの視線も痛いに違いない。人間に頼るしかない名家の悪魔という構図も見られたくないのだろう。
足を庇ってゆっくりと歩くメフィストに付き添って、会場横の駐車場に停めた車の中にやっとのことで帰ってきたのだった。
「足、大丈夫?」
座席に座るメフィストの足を持ち上げてよく見ると、赤く擦りむけて痛そうな靴擦れができていた。もともと下駄に慣れていなかったこともあるし、後半はずっと足を引き摺って不自然な歩き方をしていたせいだろう。
aix4a1
DOODLE従姉妹の小説メフィストフェレスの遊戯ifルートまとめシャーウィリですがオリキャラ×ウィリアムっぽいです注意。ただの俺得です。これを見て気になった方はぜひ本編よろしくお願いします🙏 17
芝桜。
DONE留メフィ。obm留♂×メフィストフェレス。
名無し留学生(俺)とメフィスト先輩。
うっかり呪いのアクセサリーを買ってしまった話。
悪魔は意外にも過保護なのか 放課後、俺はウキウキしながら新聞部へと向かった。
今日は制服を着崩さずにきちんと着ている。きちんとした服装をすると、心なしか背筋もしゃきっと伸びるような気持ちがする。普段は面倒な制服のネクタイもキレイに締めている。
コンコンコン
ノックを三回。中からメフィストの返事が聞こえる。俺はうやうやしくドアを開けて部室に入った。
「どうしたんだ? 今日はやけに礼儀正しいな」
礼儀正しいことは良いことのはずだが、普段と様子の違う俺にメフィストは身構えた。
「いやだなぁ、そんな顔で見ないでよ。何も企んでないからさ」
俺は苦笑いを浮かべる。そして、奥のデスクでパソコンに向かうメフィストのそばに颯爽と近づき、胸を張って自分のネクタイを指差した。
1733今日は制服を着崩さずにきちんと着ている。きちんとした服装をすると、心なしか背筋もしゃきっと伸びるような気持ちがする。普段は面倒な制服のネクタイもキレイに締めている。
コンコンコン
ノックを三回。中からメフィストの返事が聞こえる。俺はうやうやしくドアを開けて部室に入った。
「どうしたんだ? 今日はやけに礼儀正しいな」
礼儀正しいことは良いことのはずだが、普段と様子の違う俺にメフィストは身構えた。
「いやだなぁ、そんな顔で見ないでよ。何も企んでないからさ」
俺は苦笑いを浮かべる。そして、奥のデスクでパソコンに向かうメフィストのそばに颯爽と近づき、胸を張って自分のネクタイを指差した。
沙弥(さや)
DONE何千回でも言っちゃう若い水魚は最高!!
メフィストフェレスな弥八はもっと最高!!!!!
おめでとうねえええ!!!!!
私は弥八の得体の知れなさが好きなので……(それが兄者の前では全部ひっぺがされるところまで含めて…) 3
岸川珪花
DONEフラワーホールに薔薇「メフィスト」をさすDevil氏🌹せっかく先月神代植物公園に行ったのにそれと思って見なかったんですが、画像で見る限りでは椿に似た感じの花の形ですかね🌸
(2022/06/28)
芝桜。
DONE留メフィ。obm留♂×メフィストフェレス。
名無し留学生(俺)とメフィスト先輩。
お題「ウエディング」
#obm男MC版深夜の創作一本勝負
#obmプラスB攻
悪魔は誓いを立てるのか バタバタと廊下を駆け抜けて新聞部の部室のドアを勢いよく開く。
「ひゃー、メフィストごめんっ」
「なっ……! ちょっと待て、そこを動くな!」
メフィストは俺が大声をあげながら騒々しく部室に入ってきただけでも驚いたに違いない。それに加え、大洪水に流されてきたようにびしょ濡れに濡れた俺の姿を見て、きっと目眩がしただろう。
しかし、それでも卒倒したり激怒したりせずに、急いでタオルを取りに走ってくれた。大切なのは俺のことだろうか、それとも、紙だらけで水分に弱い新聞部の方だろうか。
メフィストは奥の部屋から白い大きなバスタオルを持って俺の前に帰ってきた。どうしてそんな物まで部室にあるのだろう。考えている間に、俺は洗われたあとの犬のようにわしゃわしゃと体中の水滴を拭き取られる。
721「ひゃー、メフィストごめんっ」
「なっ……! ちょっと待て、そこを動くな!」
メフィストは俺が大声をあげながら騒々しく部室に入ってきただけでも驚いたに違いない。それに加え、大洪水に流されてきたようにびしょ濡れに濡れた俺の姿を見て、きっと目眩がしただろう。
しかし、それでも卒倒したり激怒したりせずに、急いでタオルを取りに走ってくれた。大切なのは俺のことだろうか、それとも、紙だらけで水分に弱い新聞部の方だろうか。
メフィストは奥の部屋から白い大きなバスタオルを持って俺の前に帰ってきた。どうしてそんな物まで部室にあるのだろう。考えている間に、俺は洗われたあとの犬のようにわしゃわしゃと体中の水滴を拭き取られる。
芝桜。
DONE留メフィ。obm留♂×メフィストフェレス。
名無し留学生(俺)とメフィスト先輩。
お題「傘」
#obm男MC版深夜の創作一本勝負
#obmプラスB攻
悪魔は雨にも濡れるのか ♪〜〜
自動ドアが開くと、呑気な入店音が鳴って店内に迎え入れられた。
(ふざけているのか)
メフィストフェレスはあからさまに不機嫌な顔をした。
新聞記事のための取材を終え、RADに帰ろうと歩いていた時、突然の雨に降られた。予想外のことで傘は持っていなかった。しばらく雨に打たれてしまったが、やっとのことでコンビニエンスストアを見つけて大急ぎで飛び込んだところだった。
額に垂れる雨粒の飛沫を手の甲で拭い、張り付く前髪を後ろに掻き上げる。ドアマットで軽く足踏みをして靴底の泥水を落とした後、入口のすぐそばに並べられたビニール傘を一本手に取った。
メフィストフェレスがビニール傘を手にするのは初めてのことだった。さらに言えば、コンビニに来ること自体ほとんどなかった。傘を持って、そのまますぐにレジに行こうとしたが、せっかくなので話のタネに少し店内を見て回ろうと思い直した。
1936自動ドアが開くと、呑気な入店音が鳴って店内に迎え入れられた。
(ふざけているのか)
メフィストフェレスはあからさまに不機嫌な顔をした。
新聞記事のための取材を終え、RADに帰ろうと歩いていた時、突然の雨に降られた。予想外のことで傘は持っていなかった。しばらく雨に打たれてしまったが、やっとのことでコンビニエンスストアを見つけて大急ぎで飛び込んだところだった。
額に垂れる雨粒の飛沫を手の甲で拭い、張り付く前髪を後ろに掻き上げる。ドアマットで軽く足踏みをして靴底の泥水を落とした後、入口のすぐそばに並べられたビニール傘を一本手に取った。
メフィストフェレスがビニール傘を手にするのは初めてのことだった。さらに言えば、コンビニに来ること自体ほとんどなかった。傘を持って、そのまますぐにレジに行こうとしたが、せっかくなので話のタネに少し店内を見て回ろうと思い直した。
芝桜。
DONE留メフィ。obm留♂×メフィ。
名無し留学生(俺)とメフィスト先輩。
センパイの悪魔姿が早く見たい。
悪魔は尻尾を隠したいのか(light)「は!? 悪魔本来の姿を見てみたいだと!?」
本棚に向かって書類の整理をしていたメフィストが大きな声を上げ、目を丸くして隣りに立つ俺を見た。
メフィストはどんな姿の悪魔なのだろうか。俺は、まだ一度もその姿を見たことがなかった。それで、何気なく「見てみたいな」と言ってみただけだったのだが、思った以上に動揺された。
でも、見せてくれるのなら見てみたい。
「悪魔姿って、みんなそれぞれ個性的だから気になるんだよ」
角はどんな形だろうか、羽はあるのだろうか。尻尾は。
悪魔たちのほとんど全員に角は生えているから、メフィストにもきっと角はあるに違いない。翼や尻尾はどうだろう。ルシファーやマモンには翼がある。レヴィやサタンには翼はない。その代わり、尻尾が生えている。俺は兄弟たちの悪魔姿をそれぞれ思い出す。
2035本棚に向かって書類の整理をしていたメフィストが大きな声を上げ、目を丸くして隣りに立つ俺を見た。
メフィストはどんな姿の悪魔なのだろうか。俺は、まだ一度もその姿を見たことがなかった。それで、何気なく「見てみたいな」と言ってみただけだったのだが、思った以上に動揺された。
でも、見せてくれるのなら見てみたい。
「悪魔姿って、みんなそれぞれ個性的だから気になるんだよ」
角はどんな形だろうか、羽はあるのだろうか。尻尾は。
悪魔たちのほとんど全員に角は生えているから、メフィストにもきっと角はあるに違いない。翼や尻尾はどうだろう。ルシファーやマモンには翼がある。レヴィやサタンには翼はない。その代わり、尻尾が生えている。俺は兄弟たちの悪魔姿をそれぞれ思い出す。
牧 祥吾
MOURNINGキスの日ということで、昔、オフ会の罰ゲームで承った『メフィスト×山田でちゅー!』を再掲載したいと思います!(あれ罰じゃなくね)三部作の、ラスト一話!
※設定は[救世主計画]準拠です。ご注意ください。
※再開後に即和解した二人という、if時空です。
xxx -side O- ばさ、と新聞を広げる。真新しいインクの匂いが鼻についた。
早朝。明るい日差しが、薄いレースのカーテン越しに差しこんできている。
背後でドアが開く音がした。この部屋の主が起きてきたのだろう。彼には、起床時間が一定でないという欠点があった。目覚めが悪くないのが、せめてもの救いか。
「おはよう、メフィスト」
「おはよう。……今日は早いんだな」
顔だけ振り向いて応える。青年は、自室にいるというのに長袖のシャツのボタンを一番上までしっかりと嵌めていた。皮肉を云われたと思ったのか、ややむっとした表情で返してくる。
「年寄りには負けますけどね」
男は肩を竦め、視線を新聞へと戻す。
山田は、こちらの手元に視線を止め、ソファの背に手をかけると覗きこんできた。
1184早朝。明るい日差しが、薄いレースのカーテン越しに差しこんできている。
背後でドアが開く音がした。この部屋の主が起きてきたのだろう。彼には、起床時間が一定でないという欠点があった。目覚めが悪くないのが、せめてもの救いか。
「おはよう、メフィスト」
「おはよう。……今日は早いんだな」
顔だけ振り向いて応える。青年は、自室にいるというのに長袖のシャツのボタンを一番上までしっかりと嵌めていた。皮肉を云われたと思ったのか、ややむっとした表情で返してくる。
「年寄りには負けますけどね」
男は肩を竦め、視線を新聞へと戻す。
山田は、こちらの手元に視線を止め、ソファの背に手をかけると覗きこんできた。
牧 祥吾
MOURNINGキスの日ということで、昔、オフ会の罰ゲームで承った『メフィスト×山田でちゅー!』を再掲載したいと思います!(あれ罰じゃなくね)三部作の、二話目です!
※設定は[救世主計画]準拠です。ご注意ください。
xxx -side A- 生きていくには、一つのものがあればいい。
どんなに傷ついても、苦しくても辛くても、それがあるだけで挫けずに済むもの。どれほどの失意と絶望を味わっても、それに縋れば生きていけるというもの。
何でもいいのかもしれない。それが人によって各々違うということは、実際何でもいいのだろう。
彼の場合は、既に否応なく決定してしまっていた。
何があっても、生きていけるもの。
憎悪。
手にした剣が、甲高い音を立てて空を斬る。男はそれをぎりぎりでかわした。
長剣。大剣のように、叩きつければいい、という武器ではない。どちらにせよ、当たらなければ意味はないが。
慎重に間合いを計る。剣を振りながら扱える魔術は、自ずと限定される。この男相手にどれだけ通用するものか。
1935どんなに傷ついても、苦しくても辛くても、それがあるだけで挫けずに済むもの。どれほどの失意と絶望を味わっても、それに縋れば生きていけるというもの。
何でもいいのかもしれない。それが人によって各々違うということは、実際何でもいいのだろう。
彼の場合は、既に否応なく決定してしまっていた。
何があっても、生きていけるもの。
憎悪。
手にした剣が、甲高い音を立てて空を斬る。男はそれをぎりぎりでかわした。
長剣。大剣のように、叩きつければいい、という武器ではない。どちらにせよ、当たらなければ意味はないが。
慎重に間合いを計る。剣を振りながら扱える魔術は、自ずと限定される。この男相手にどれだけ通用するものか。
牧 祥吾
MOURNINGキスの日ということで、昔、オフ会の罰ゲームで承った『メフィスト×山田でちゅー!』を再掲載したいと思います!(あれ罰じゃなくね)三部作なので、まず一話!
※設定は[救世主計画]準拠です。ご注意ください。
xxx -side B- がさがさ、と背後で藪を分ける音がする。それだけではない。荒い息遣い、枯葉や小枝を踏む音も聞こえてくる。だが、男はそれを完全に無視していた。
「ねぇ、メフィスト……」
当然、背後からかけられる、疲れた声も。
「まだ着かないのかなぁ。頂上」
小さく溜め息をつく。疲れたとか、お腹が空いたとかいう不平が出ないのは感心だが、五分間隔で尋ねられてはたまらない。
「今晩中には着かないだろう。多分」
背後を歩いていた少年が、素気ない返事に顔を曇らせる。だが、更に言葉を返すことはなく、足を進めた。
と、小さく身体が揺れる。僅かにバランスを崩した足は、確かな足場を見つけられなかった。
「うぁあああああああっっ」
悲鳴を残して、少年は崖を滑り落ちていった。
1548「ねぇ、メフィスト……」
当然、背後からかけられる、疲れた声も。
「まだ着かないのかなぁ。頂上」
小さく溜め息をつく。疲れたとか、お腹が空いたとかいう不平が出ないのは感心だが、五分間隔で尋ねられてはたまらない。
「今晩中には着かないだろう。多分」
背後を歩いていた少年が、素気ない返事に顔を曇らせる。だが、更に言葉を返すことはなく、足を進めた。
と、小さく身体が揺れる。僅かにバランスを崩した足は、確かな足場を見つけられなかった。
「うぁあああああああっっ」
悲鳴を残して、少年は崖を滑り落ちていった。
芝桜。
DONE留メフィ。育成イベントの留♂×メフィスト。
昨日イベスト読んで、これしか思いつきませんでした。
即興で書いたのでお見苦しい部分は目をつぶって下さい……
たまごはすごい、すごいイベントだ。
悪魔は意外にも子煩悩なのか(センパイのつわりが重い……)
自室のベッドで卵を抱え、うずくまるようにして座り込むメフィストの腰を、俺は何度も手のひらでさすった。隣りに腰掛けて顔を覗くと額には汗が滲んでいた。
「メフィスト、大丈夫?」
俺はポケットからハンカチを出して軽く押し付けるようにして汗を拭いてやった。人間界にいた頃はハンカチなんて持ったことは無かったが、魔界に来てからは常に制服のポケットに入っている。RADの紳士教育とルシファーの躾の賜物だ。まさか、こんな時に役に立つとは思わなかった。
「ふぅ……」
メフィストは息をするのも苦しそうだ。
「なんか、ごめんね。俺が卵を一緒に育てようなんて言わなければ……」
議場で殿下から卵を預かった後、俺はメフィストにも見せてあげようと思い、彼の邸宅へと向かった。
1932自室のベッドで卵を抱え、うずくまるようにして座り込むメフィストの腰を、俺は何度も手のひらでさすった。隣りに腰掛けて顔を覗くと額には汗が滲んでいた。
「メフィスト、大丈夫?」
俺はポケットからハンカチを出して軽く押し付けるようにして汗を拭いてやった。人間界にいた頃はハンカチなんて持ったことは無かったが、魔界に来てからは常に制服のポケットに入っている。RADの紳士教育とルシファーの躾の賜物だ。まさか、こんな時に役に立つとは思わなかった。
「ふぅ……」
メフィストは息をするのも苦しそうだ。
「なんか、ごめんね。俺が卵を一緒に育てようなんて言わなければ……」
議場で殿下から卵を預かった後、俺はメフィストにも見せてあげようと思い、彼の邸宅へと向かった。
芝桜。
DONE留メフィ。5/22 イベント用展示②
obm 留♂×メフィストSS。
キスあり。
(2000字程度)
悪魔のキスは特別なのか 放課後の図書館で新聞部の資料を集めている。
果てしなく背の高い本棚を見上げると、翼を持った悪魔が羨ましくなる。背伸びをして手を伸ばし、ギリギリで届いた背表紙に指を引っ掛かけ、目当ての本を手元に引き寄せる。何とか無事に取り出せた。
(ふぅ……)
本を手に、俺は獲物を獲った猫のように得意げに後ろを振り向いた。しかし、そこで成果を見ているとばかり思っていたその人は、退屈そうに閲覧コーナーの椅子に腰掛け、白い手袋の指先を遊ばせていた。
「セーンパーイ」
俺が呼びかけると、メフィストはめんどくさそうに顔を上げた。
「終わったか?」
「終わったよ」
メフィストの目の前に集めた資料をドンと積み上げる。メフィストは一冊一冊タイトルを確認し頷いた。
1839果てしなく背の高い本棚を見上げると、翼を持った悪魔が羨ましくなる。背伸びをして手を伸ばし、ギリギリで届いた背表紙に指を引っ掛かけ、目当ての本を手元に引き寄せる。何とか無事に取り出せた。
(ふぅ……)
本を手に、俺は獲物を獲った猫のように得意げに後ろを振り向いた。しかし、そこで成果を見ているとばかり思っていたその人は、退屈そうに閲覧コーナーの椅子に腰掛け、白い手袋の指先を遊ばせていた。
「セーンパーイ」
俺が呼びかけると、メフィストはめんどくさそうに顔を上げた。
「終わったか?」
「終わったよ」
メフィストの目の前に集めた資料をドンと積み上げる。メフィストは一冊一冊タイトルを確認し頷いた。
芝桜。
DONE留メフィ。5/22 イベント用展示。
obm 留♂×メフィストSS。
(4000字程度)
悪魔の髪の毛は伸びるのか「失礼しまーす」
今となっては勝手知ったるドアを開け、俺は新聞部の部室(ぶしつ)の中に入る。
正面のデスクに向かうメフィストフェレスがチラリと顔を上げてこちらを見たが、すぐに目線を戻した。今日も部室には彼の他に誰の姿もない。
迷わず真っ直ぐ突き当たりまで進み、デスクに向かうメフィストの斜め後ろの壁に寄りかかって腰を下ろした。視線を上げると、椅子の背もたれの向こうにメフィストのうなじが見える。綺麗に刈り揃えられた紫紺色の毛髪に褐色の肌が凛々しく眩しい。
「今日は何を?」
タイピングの手は止めずにメフィストが言う。
「今日は読書。サタンから借りてきた推理小説」
「そうか」
短い挨拶の後はお互いにほとんど何の干渉もしない。
3774今となっては勝手知ったるドアを開け、俺は新聞部の部室(ぶしつ)の中に入る。
正面のデスクに向かうメフィストフェレスがチラリと顔を上げてこちらを見たが、すぐに目線を戻した。今日も部室には彼の他に誰の姿もない。
迷わず真っ直ぐ突き当たりまで進み、デスクに向かうメフィストの斜め後ろの壁に寄りかかって腰を下ろした。視線を上げると、椅子の背もたれの向こうにメフィストのうなじが見える。綺麗に刈り揃えられた紫紺色の毛髪に褐色の肌が凛々しく眩しい。
「今日は何を?」
タイピングの手は止めずにメフィストが言う。
「今日は読書。サタンから借りてきた推理小説」
「そうか」
短い挨拶の後はお互いにほとんど何の干渉もしない。
岸川珪花
DONEゲーテの戯曲『ファウスト』をイメージして描いたオリジナルイラストです。メフィストフェレスって、描いてみたくなりますよね。悪魔が初めてファウスト博士の元を訪れるシーンです。
▽このイラストが動きます!よろしければこちらもご覧ください
https://youtu.be/WzAZ9eYI2dE
(2022/05/11) 3
深藍桜
DONE平成悪魔くんの2話後から6話前をイメージしたメフィスト2世の心情をポエムにしてみたものです文庫メーカーでやりたかったのですが、上手くいかず断念
(ポエム自体の需要が不明なので次があっても今回の様にログイン限定公開でいきます) 559
へるはうんず
TRAINING天使悪魔ぱろソロネとメフィスト
むかしむかしのおはなしと
Once upon a name部屋には紙の匂いが充満している。この匂いは嫌いではない。
本棚に所狭しと並べられた本。天界で編纂されたものもあれば、魔界で編纂されたものや、下界で出版されたものまで揃っている。ちょっとした図書館くらいの蔵書はあるはずだ。
ここで本を読むのが最近の時間の潰し方だった。どこに行っても一日中眩しいこの世界では、そこら辺をふらふら散歩する気にもならない。かと言って眠りこけるのも味気がなく、定番の読書に落ち着くのは当然といえば当然。
「ここにいたか」
どこかへ出かけていた家主が帰ってくる。
ひと月ほど前に私をこの世界へ連れてきて、いとも容易く手綱を握ったこの天使。もう何も言うまい。
私で一通り好きに遊んだ後、天使は私を牢から出して屋敷に招いた。私に逃げるつもりがないことを知って「ならばこちらの方が過ごしやすいだろう」と部屋を一つ与えた。
3746本棚に所狭しと並べられた本。天界で編纂されたものもあれば、魔界で編纂されたものや、下界で出版されたものまで揃っている。ちょっとした図書館くらいの蔵書はあるはずだ。
ここで本を読むのが最近の時間の潰し方だった。どこに行っても一日中眩しいこの世界では、そこら辺をふらふら散歩する気にもならない。かと言って眠りこけるのも味気がなく、定番の読書に落ち着くのは当然といえば当然。
「ここにいたか」
どこかへ出かけていた家主が帰ってくる。
ひと月ほど前に私をこの世界へ連れてきて、いとも容易く手綱を握ったこの天使。もう何も言うまい。
私で一通り好きに遊んだ後、天使は私を牢から出して屋敷に招いた。私に逃げるつもりがないことを知って「ならばこちらの方が過ごしやすいだろう」と部屋を一つ与えた。
へるはうんず
TRAINING天使悪魔ぱろののさんを攫った悪魔メフィストと、それにお灸を据える天使ソロネに関して設定?みたいなのまとめ
自分の中の解像度上げる用(という名のただの自カプ)なので覚えなくていい
上には上がいるのだと学びなさい?*大悪魔=嫉妬源”Mephisto”(メフィスト)*
人称:私/君/彼、○○さん、くん
口調:敬語、感情が高ぶると外れる
身長:180cm
権能:カゴ
嫉妬を司る大悪魔。あだ名はメフィ。まことくんの幼馴染。まことくんのことはマックス呼び。
天使を観察・研究して極限までいたぶるのが趣味。自身の館のはなれに牢獄があり、そこに天使を幽閉している。天使の羽を捥いで装飾品に使ったり、天使の輪を奪い取って壁に飾ったりしている。まことくんと同じくらい有名?名の通った?問題児(というか基本天使を攫ってくる悪魔は皆問題児)。基本皆関わりたくないが、ビジュアルもいいためか一部のコアな悪魔に人気があり、狂信的な悪魔もいる。
物に『陰』を籠めることが出来る権能を持つため、自身の作った装飾品に『陰』を籠め、いわゆるお守りのようなものを作っている。
1207人称:私/君/彼、○○さん、くん
口調:敬語、感情が高ぶると外れる
身長:180cm
権能:カゴ
嫉妬を司る大悪魔。あだ名はメフィ。まことくんの幼馴染。まことくんのことはマックス呼び。
天使を観察・研究して極限までいたぶるのが趣味。自身の館のはなれに牢獄があり、そこに天使を幽閉している。天使の羽を捥いで装飾品に使ったり、天使の輪を奪い取って壁に飾ったりしている。まことくんと同じくらい有名?名の通った?問題児(というか基本天使を攫ってくる悪魔は皆問題児)。基本皆関わりたくないが、ビジュアルもいいためか一部のコアな悪魔に人気があり、狂信的な悪魔もいる。
物に『陰』を籠めることが出来る権能を持つため、自身の作った装飾品に『陰』を籠め、いわゆるお守りのようなものを作っている。