赤安
hummingbird_aa
DONEタイトルとおりの話です。テデ谷くんとテデ井はモブ赤安女さんと暮らしています。ドリパスでゼロの執行人を観に行くテデ谷くんの話風が冷たくなり始めた十一月の某日。テデ谷くんはテデ主さんに連れられ、映画館にやって来ました。
「テデ谷くん、今日は初めての映画を観ようね」
劇場の入り口には『特別上映 ゼロの執行人』の張り紙がありました。
それは通常のロードショーとは異なり、一日限りで過去作を上映するというもの。どりぱすという企画で、ファンの投票が一定数を超えると実現する特別興業なのです。
指定の席についたテデ主さんのおひざに乗ったテデ谷くんは心の中で思いました。
(ほんとは公安テデ施設の映写室で見たから、はじめてじゃないんだけど…テデ主さんがはりきってるからないしょにしておこう)
劇場版名探偵コナン、ゼロの執行人。
テデ谷くんがこの世に生まれる三年前に公開されたこの映画は空前の安室透ブームを巻き起こしました。子ども向け作品であるコナン、特に毎年ゴールデンウィークに封切られる劇場版は風物詩といっていいほど日本中に浸透しています。推理に冒険活劇、派手なアクション。大人も子供もみんなが観に行く国民的作品なのに、その年扱ったのは公安検察のテロ事件というかなり攻めた内容でした。実際テデ谷くんも過去作履修の一環としてテデ施設で見たものの、内容があまりにも難しくて途中でお船を漕いでしまったのでした。
6195「テデ谷くん、今日は初めての映画を観ようね」
劇場の入り口には『特別上映 ゼロの執行人』の張り紙がありました。
それは通常のロードショーとは異なり、一日限りで過去作を上映するというもの。どりぱすという企画で、ファンの投票が一定数を超えると実現する特別興業なのです。
指定の席についたテデ主さんのおひざに乗ったテデ谷くんは心の中で思いました。
(ほんとは公安テデ施設の映写室で見たから、はじめてじゃないんだけど…テデ主さんがはりきってるからないしょにしておこう)
劇場版名探偵コナン、ゼロの執行人。
テデ谷くんがこの世に生まれる三年前に公開されたこの映画は空前の安室透ブームを巻き起こしました。子ども向け作品であるコナン、特に毎年ゴールデンウィークに封切られる劇場版は風物詩といっていいほど日本中に浸透しています。推理に冒険活劇、派手なアクション。大人も子供もみんなが観に行く国民的作品なのに、その年扱ったのは公安検察のテロ事件というかなり攻めた内容でした。実際テデ谷くんも過去作履修の一環としてテデ施設で見たものの、内容があまりにも難しくて途中でお船を漕いでしまったのでした。
かとうあんこ
DOODLE一度別れた赤安がバディを組んで幽霊退治(?)をする話、第三話。「その日のことはよく覚えてます。パパと姉貴とわたしの三人でママの誕生日プレゼントを買うために出掛けていたんです。姉貴は小学生、私は保育園に通っている頃で、パパが贔屓にしているアンティークショップに……え?名前?なんだったかなあ。随分前に倒産しちゃったから、もうありませんよ。……いえ、ママはドールハウスには全然興味なくて。アンティークショップのガラスの戸棚に飾られていたワイングラスをプレゼントすることにしたんです。それをお店のひとがラッピングしている間に、オーナーさんが『お嬢様たちにこちらはいかがですか?』と言って見せてくれたのが、そのドールハウスでした。本物の西洋のお屋敷を小さくしたみたいですごく素敵だったから、私も姉貴もすぐに気に入りました。ふたりでパパにおねだりして、買ってもらえることになったんですけど……パパがお会計している間、奥さんが、あ、オーナーの奥さんです、がこんなことを言ってたんです。『このドールハウスに人形は絶対に入れないで』って。私たちは不思議に思いましたが、奥さんがあまりに真剣な表情だったから「うん」と答えました。でも家に帰ってドールハウスを広げて、別に梱包してもらった家具を並べているうちに……人形を入れて遊びたくなったんです。ほら、子どもってダメって言われるとやりたくなるところあるじゃないですか。それに……人形がないほうが変な感じがしたんです。とても精巧にできていたから……ううん、そうじゃないな……人がいる気配がするのに誰もいない……そんな感じでした。でも、うちにあるのは着せ替え人形ばかりで、そのドールハウスのサイズにちょうどいい人形がなかったんです。そしたら姉貴が「紙のお人形を作ってドールハウスに入れよう」と言ったんです。「紙の人形なら約束を破ったことにはならないだろうから」って。私はすぐに部屋にあった画用紙に黒いマジックで女の子の絵を描いてソファに座らせました。その隣に姉貴が書いた猫の絵を置いたところで夕飯の時間になって、私たちはドールハウスをそのままにして部屋を出たんです。……あはは、大丈夫よ、真さん。子どもの頃の話だから。それに、もし何かあっても真さんが守ってくれるでしょう?……はい。そうなんです。夕飯を終えてドールハウスがある部屋に戻ってきたら、紙の人形が切られていたんです。バラバラに……。「やっぱり人形を入れたのがいけなかったのかし
9903花月ゆき
DONE秀零の日。記憶喪失&身体だけ縮んだ赤安(中学生)が、工藤邸に一緒に住んでいる設定(たまにコナン君が遊びに来る)です。
①https://poipiku.com/1436391/9417680.html
③https://poipiku.com/1436391/9650469.html
記憶は心の底に②コナンSide
夏の気配が消え、冬の訪れを感じはじめる頃。コナンはしばらく訪れていなかった工藤邸へとやってきた。降谷からメールで、「夜ごはん作り過ぎちゃったから、コナン君も食べにおいで」と誘われたのだ。しばらく二人の顔を見ていなかったので、ちょうどよいタイミングだと思いながら、コナンは降谷の誘いに乗ることにした。
夕刻。本来の自分の自宅に辿り着くと、玄関先からすでに赤井と降谷の声が聞こえてきて、コナンは心の中で笑う。
毒薬を飲んで中学生になってしまった二人は、記憶を失くしている。だが、二人の言葉のやり取りを聞くたびに、根は変わらないと思えるのだ。二人はまだ記憶を取り戻していないが、身体が縮む前、二人は恋人同士だった。様々な苦難もあったが、自分が知る二人は、すごく相性もよく仲もいい。
2255夏の気配が消え、冬の訪れを感じはじめる頃。コナンはしばらく訪れていなかった工藤邸へとやってきた。降谷からメールで、「夜ごはん作り過ぎちゃったから、コナン君も食べにおいで」と誘われたのだ。しばらく二人の顔を見ていなかったので、ちょうどよいタイミングだと思いながら、コナンは降谷の誘いに乗ることにした。
夕刻。本来の自分の自宅に辿り着くと、玄関先からすでに赤井と降谷の声が聞こえてきて、コナンは心の中で笑う。
毒薬を飲んで中学生になってしまった二人は、記憶を失くしている。だが、二人の言葉のやり取りを聞くたびに、根は変わらないと思えるのだ。二人はまだ記憶を取り戻していないが、身体が縮む前、二人は恋人同士だった。様々な苦難もあったが、自分が知る二人は、すごく相性もよく仲もいい。
かとうあんこ
DONE一度別れた赤安がバディを組んで幽霊退治(?)をする第二話烏丸怪談②友人の話「え?僕には怪談はないのかって?う~ん、そうだなあ……僕の友人の話でもよければ。はは、そういうことが多いね。まあ、どちらでもいいじゃないか。これは友人が保育園に通っていた頃の話だ。彼はいつもお迎えが一番最後でね。母親の仕事が忙しかったんだ。彼は保育園では周りの子どもたちとうまくいってなかったから、園児が少なくない遅い時間のほうが遊びやすかった。だから、母親の迎えが遅くても気にならなかった。嬉々として居残っている彼を見て羨ましかったのか、園児のひとりが意地悪を言ったんだ。『あいつはいらない子だからお迎えが遅いんだ』って。気丈な友人もこれにはショックを受けた。いつもは独り占めできて嬉しい積み木も全然楽しくない。今すぐに母親に抱っこしてほしかった……。そんなことを考えてると、友人の前に見知らぬ男の子が現れた。『キミ、いらない子なの?』友人は当然ムッとして無視をした。ちょっとだけ泣いてたかもしれない。その寂しさを見抜いたように男の子は『じゃあ、一緒に遊ぼうよ』と言った。友人は少し悩んでから『ウン』と言った。それから二時間、彼は行方不明になった。保育園の先生はもちろん彼を探したし、お迎えに来た母親も一緒に探した。家に帰ったんじゃないか、散歩で行った公園にいるんじゃないか。いろんな場所を探したが、見つからない。いよいよ警察に連絡しようとなった時、子ども用トイレから友人が現れた。『やっと帰ってこれた』と言いながらね。二時間だけの神隠しだ。……どう?名探偵の君には物足りなかったかな」
8690花月ゆき
DONE赤安は恋人同士。お互い秘密にしていたことを打ち明けるお話。過去捏造。なんでも許せる方向け。お題「昔の話」 長い長い片想いを終えて。降谷は赤井と恋人同士になった。
無自覚だった期間もあったけれど、出逢ってからずっと、降谷は赤井に恋をしていた。片想いの日々を振り返れば、恥ずかしさで逃げ出したくなるような記憶もある。その記憶の中のひとつに、今もなお、降谷の心の中にずっと引っかかり続けているものがあった。
赤井は知らない、降谷だけが知っている“ある日の出来事”。
もちろん誰にも打ち明けるつもりはなかったが、赤井との関係が変わったことを機に、降谷は赤井に話してみようかと思いはじめていた。
一生この片想いが続くと思っていた頃。その気持ちごと墓場まで持っていくつもりだった“ある日の出来事”の記憶。それは偶然起きたものではなく、降谷自身が引き起こした出来事だった。
3046無自覚だった期間もあったけれど、出逢ってからずっと、降谷は赤井に恋をしていた。片想いの日々を振り返れば、恥ずかしさで逃げ出したくなるような記憶もある。その記憶の中のひとつに、今もなお、降谷の心の中にずっと引っかかり続けているものがあった。
赤井は知らない、降谷だけが知っている“ある日の出来事”。
もちろん誰にも打ち明けるつもりはなかったが、赤井との関係が変わったことを機に、降谷は赤井に話してみようかと思いはじめていた。
一生この片想いが続くと思っていた頃。その気持ちごと墓場まで持っていくつもりだった“ある日の出来事”の記憶。それは偶然起きたものではなく、降谷自身が引き起こした出来事だった。
suzukimokuazika
PAST『Teddy・I・6〜テデ井&テデ谷まんなかバースデー〜』開催に合わせて投稿させていただきます。過去のテデ井さん・テデ谷くんイラストまとめや、イベントで配布した無敗、原作表紙オマージュのテデ井さん&あむぬいちゃんシリーズ51~54です。
赤安の人間が描いており二人がなかよくしていたりします。
どこかにキーワードがあるかも? 29
かとうあんこ
DONE一度別れた赤安がバディを組んで幽霊退治をする話烏丸怪談①結末「怪談ですか?どうしてまた……まあ、ありますよ。工藤家の鉄板ネタが。あれはまだ俺が保育園に通っていた頃。父さんが珍しくホラー小説の原稿を依頼されたんです。小説って言っても長い話じゃなくて、雑誌の企画で短編を一話だけって話だったから、まぁたまには書いてみるかと引き受けたそうです。でも……結論から言うとボツになったんですよ。長年一緒に仕事をしている担当さんや校正さんでも最後まで読めなかったらしいです……怖すぎて。プロが読めない小説なんて気になりませんか?気になりますよね?原稿が読みたい?ええ、俺もそう思いました。でも見つからないんですよ、この家のどこかにあるはずなのに……」
新一くんが話し終わるのと同時に工藤邸の広い書斎を乾燥した風が横切って行った。
5687新一くんが話し終わるのと同時に工藤邸の広い書斎を乾燥した風が横切って行った。
花月ゆき
DONE赤安は恋人同士。ミイラ男なあかいさん。なんでも許せる方向け。お題「ハロウィン」 今年もハロウィンがやってきた。
昨年のこの時期は首に爆弾をつけられ、ハロウィンどころではなかった。
今年のハロウィンも公安としての仕事が山積みだったが、それはもう終わりが見えている。
十月三十一日。現時刻は、午後十一時過ぎ。まだまだ油断はできない状況だが、例年通り渋谷は大混雑をみせたものの、平穏なハロウィンだったといえるだろう。
スマホのバイブ音が鳴り、降谷はスマホの画面をタップする。電話をかけてきたのは風見だった。
『降谷さん、こちらはもう大丈夫です。そろそろ休まれてください』
「ああ、そうさせてもらうよ」
仕事はタイミングよくやってきてはくれない。ありとあらゆる仕事が山のように重なり、降谷はこの一週間、まともに睡眠をとることができていなかった。仮眠室に二度ほど入った記憶はあるが、ほんの数時間で仕事を再開させている。自分がまともに休んでいないことに風見も気づいていて、落ち着いたタイミングで電話をかけてきたのだろう。
3230昨年のこの時期は首に爆弾をつけられ、ハロウィンどころではなかった。
今年のハロウィンも公安としての仕事が山積みだったが、それはもう終わりが見えている。
十月三十一日。現時刻は、午後十一時過ぎ。まだまだ油断はできない状況だが、例年通り渋谷は大混雑をみせたものの、平穏なハロウィンだったといえるだろう。
スマホのバイブ音が鳴り、降谷はスマホの画面をタップする。電話をかけてきたのは風見だった。
『降谷さん、こちらはもう大丈夫です。そろそろ休まれてください』
「ああ、そうさせてもらうよ」
仕事はタイミングよくやってきてはくれない。ありとあらゆる仕事が山のように重なり、降谷はこの一週間、まともに睡眠をとることができていなかった。仮眠室に二度ほど入った記憶はあるが、ほんの数時間で仕事を再開させている。自分がまともに休んでいないことに風見も気づいていて、落ち着いたタイミングで電話をかけてきたのだろう。
かとうあんこ
DONE学パロ赤安、朝が弱い大学生✖︎優等生DK※組織のない平和な世界🌍🕊️
『僕の彼氏は左ハンドル』「赤井っ、起きて!」
ベッドの上で緩くウェーブした黒髪が四方八方に散らばっている。その中心で持ち主が「んん」と呻いた。
僕の彼氏は今日も腹が立つほどセクシーだ。
「れい……」
声を辿って僕に向かって伸ばされた長くたくましい腕を寸でのところで避けた。
危なかったな……あれに捕まったら学校に行けなくなるところだった。
前に「明日起こしに来てほしい」と頼まれた時は赤井の腕にベッドの中に引きずり込まれてベッドの中でもみくちゃにされ、結局二時間目になってようやく教室にたどり着いた。くしゃくしゃになった制服のワイシャツを見た友人たちに「朝から何やってんだよ」と呆れられたりニタニタ笑われたりしたことは今でもはっきり覚えてる。
3555ベッドの上で緩くウェーブした黒髪が四方八方に散らばっている。その中心で持ち主が「んん」と呻いた。
僕の彼氏は今日も腹が立つほどセクシーだ。
「れい……」
声を辿って僕に向かって伸ばされた長くたくましい腕を寸でのところで避けた。
危なかったな……あれに捕まったら学校に行けなくなるところだった。
前に「明日起こしに来てほしい」と頼まれた時は赤井の腕にベッドの中に引きずり込まれてベッドの中でもみくちゃにされ、結局二時間目になってようやく教室にたどり着いた。くしゃくしゃになった制服のワイシャツを見た友人たちに「朝から何やってんだよ」と呆れられたりニタニタ笑われたりしたことは今でもはっきり覚えてる。
花月ゆき
DONE秀零の日。記憶喪失&身体だけ縮んだ赤安(中学生)が、工藤邸で一緒に住んでいる設定(たまにコナン君が遊びに来る)です。
②:https://poipiku.com/1436391/9538548.html
記憶は心の底に①コナンSide
コナンが工藤邸を訪れると、赤井と降谷の二人の声が玄関まで漏れ聞こえてきた。
毒薬を飲んで身体が縮み、中学生となってしまった赤井と降谷の声は、自分が知るそれと比べると随分と幼い。しかし、話し方も話す内容も、小学生である自分よりはるかに大人びている。大人の赤井と降谷の姿が頭の中に散らつくせいで、最初は違和感が凄まじかったが、最近は不思議と慣れつつあった。
二人はコナンが部屋に入ってきたことを気にも留めず、壁に視線を向けたまま、あーでもないこーでもないと言い合っている。
「二人ともいったいどうしたの?」
コナンが話しかけると、ようやく二人がこちらを意識する。降谷が壁にかかった日めくりカレンダーから視線を外して言った。
1955コナンが工藤邸を訪れると、赤井と降谷の二人の声が玄関まで漏れ聞こえてきた。
毒薬を飲んで身体が縮み、中学生となってしまった赤井と降谷の声は、自分が知るそれと比べると随分と幼い。しかし、話し方も話す内容も、小学生である自分よりはるかに大人びている。大人の赤井と降谷の姿が頭の中に散らつくせいで、最初は違和感が凄まじかったが、最近は不思議と慣れつつあった。
二人はコナンが部屋に入ってきたことを気にも留めず、壁に視線を向けたまま、あーでもないこーでもないと言い合っている。
「二人ともいったいどうしたの?」
コナンが話しかけると、ようやく二人がこちらを意識する。降谷が壁にかかった日めくりカレンダーから視線を外して言った。
花月ゆき
DONE予知夢を見るようになった赤安が、ある日、お互いにキスをする夢を見てしまい…予知夢-降谷Side-
一週間ほど前からずっと、不可思議な現象が続いている。それは、夢で見た光景が現実で起こってしまうというものだ。最初はただの偶然かと思ったが、この一週間ずっと、この現象は例外ひとつなく続いている。
一昨日は、風見が何もないところでコケる夢を見た。いくら風見でもそんなドジはしないだろう。そう思ったが、昨日、夢の中の光景を再現するかのように、風見はコケた。
そして、いよいよ降谷が予知夢を疑いはじめたところで、昨日の夢である。その夢の中で降谷は、あの赤井とキスをしていたのだ。
朝、目を覚ましてからずっと、降谷は頭を抱えていた。今日は日米合同の捜査会議がある。もちろん赤井も参加することになっているので、夢が現実になるための舞台は、揃っているといってもいい。
9503一週間ほど前からずっと、不可思議な現象が続いている。それは、夢で見た光景が現実で起こってしまうというものだ。最初はただの偶然かと思ったが、この一週間ずっと、この現象は例外ひとつなく続いている。
一昨日は、風見が何もないところでコケる夢を見た。いくら風見でもそんなドジはしないだろう。そう思ったが、昨日、夢の中の光景を再現するかのように、風見はコケた。
そして、いよいよ降谷が予知夢を疑いはじめたところで、昨日の夢である。その夢の中で降谷は、あの赤井とキスをしていたのだ。
朝、目を覚ましてからずっと、降谷は頭を抱えていた。今日は日米合同の捜査会議がある。もちろん赤井も参加することになっているので、夢が現実になるための舞台は、揃っているといってもいい。
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MAIKING悪魔シュウ×天使れーの赤安萩松ヒロも出る
悪魔シュウ×天使れー 天使庁警備局悪魔企画課に所属する天使である零は、今日もデイリー業務である天空パトロールに励んでいた。宝石よりも美しい青の瞳で、あらゆる悪事を見逃すまいと隅々まで見回ることから零の一日は始まる。
ここでの天使というのは、所謂人間達が想像しているものとは少し異なり、世界の平和と安寧を維持する為の機関であり、神に仕える存在である。つまりは下界でいう警察組織のようなものだ。天界での揉め事や事件を担当する課も当然あるが、零が所属するのは対悪魔専用の実働部隊である悪魔企画課という部署であり、零はその中でもトップクラスの天使だ。本来ならば更に上位格の天使になれる聖力と魂を持っていながらも、他に類を見ない戦闘能力を買われ若くしてこの課を任されている。
5948ここでの天使というのは、所謂人間達が想像しているものとは少し異なり、世界の平和と安寧を維持する為の機関であり、神に仕える存在である。つまりは下界でいう警察組織のようなものだ。天界での揉め事や事件を担当する課も当然あるが、零が所属するのは対悪魔専用の実働部隊である悪魔企画課という部署であり、零はその中でもトップクラスの天使だ。本来ならば更に上位格の天使になれる聖力と魂を持っていながらも、他に類を見ない戦闘能力を買われ若くしてこの課を任されている。
いちろ。
DONE夢の中の登場人物・ライバボ(純組織しゅ×ハムれいくん)
現実の登場人物
・「僕」:元店員、現在「大家さん」の元で療養中。
・大家さん:「僕」が働く店の常連。医師らしい。療養が必要な「僕」を自宅に住まわせている。
夢に焦がれた小夜啼鳥は。④(完)「この家で殺人事件、ですか?」
「はい。大家さんなら何かご存じないですか?多分、そんな昔の話ではないと思うんですけど」
夢の中で発射された銃弾の痕跡が現実で見つかった。
つまり、あれは全て実際に起こっていた出来事で、ライもバーボンも実在しているということになる。
そして、ライが死んだという事実も。死体が発見されたならニュースに取り上げられている可能性も考えた。が、銃殺した遺体を事故死に偽装するとなると手間がかかる。手っ取り早いのは何処かの山林にでも埋めるか海に捨てるかして失踪という形に収めることだ。
バーボンなら、どうするか。恐らく彼なら、組織を欺くために下手に発見されるリスクを背負って遺体を遺棄するよりその時が来るまで自分の目が届く場所に留めておくだろう。そう考えると、この家の何処かに死体を埋めたという線が一番濃厚だ。
4792「はい。大家さんなら何かご存じないですか?多分、そんな昔の話ではないと思うんですけど」
夢の中で発射された銃弾の痕跡が現実で見つかった。
つまり、あれは全て実際に起こっていた出来事で、ライもバーボンも実在しているということになる。
そして、ライが死んだという事実も。死体が発見されたならニュースに取り上げられている可能性も考えた。が、銃殺した遺体を事故死に偽装するとなると手間がかかる。手っ取り早いのは何処かの山林にでも埋めるか海に捨てるかして失踪という形に収めることだ。
バーボンなら、どうするか。恐らく彼なら、組織を欺くために下手に発見されるリスクを背負って遺体を遺棄するよりその時が来るまで自分の目が届く場所に留めておくだろう。そう考えると、この家の何処かに死体を埋めたという線が一番濃厚だ。
いちろ。
DONE夢の中の登場人物・ライバボ(純組織しゅ×ハムれいくん)
現実の登場人物
・「僕」:元店員、現在「大家さん」の元で療養中。
・大家さん:「僕」が働く店の常連。医師らしい。療養が必要な「僕」を自宅に住まわせている。
夢に焦がれた小夜啼鳥は。③バーボンがライを殺した。夢から跳ね起きた僕は今までにないくらい背中がびっしょりと濡れていて、僕の体は恐怖でしばらく震えが止まらなかった。バーボンが浴びた返り血の感触が残っているのも恐ろしかったが、何より恐怖したのは拳銃を発砲した時の反動が寝起きのはずの僕の手にしっかりと残っていることだった。
「夢、なんだよな……?」
誰かに肯定してほしくて寝起きのかすれた声で呟いてみる。当然その問いに答えてくれる人間はいなかった。実在する部屋を舞台にした夢の中の殺人事件。あの時撃っていなければ、バーボンがどうなっていたかわからない。ライの言葉を信じるとすれば命までは奪わないと言っていたが、どんなに特殊な関係を築いていたとしてもあいつは組織側の人間だ。裏切られ拷問されていた可能性もあったと考えると、バーボンの判断は正しかったと思う。彼はあの後どうしたんだろうか。古巣に戻ったのだろうか。それとも、そのままライの死を偽装して潜入を続けたのだろうか。
1666「夢、なんだよな……?」
誰かに肯定してほしくて寝起きのかすれた声で呟いてみる。当然その問いに答えてくれる人間はいなかった。実在する部屋を舞台にした夢の中の殺人事件。あの時撃っていなければ、バーボンがどうなっていたかわからない。ライの言葉を信じるとすれば命までは奪わないと言っていたが、どんなに特殊な関係を築いていたとしてもあいつは組織側の人間だ。裏切られ拷問されていた可能性もあったと考えると、バーボンの判断は正しかったと思う。彼はあの後どうしたんだろうか。古巣に戻ったのだろうか。それとも、そのままライの死を偽装して潜入を続けたのだろうか。
いちろ。
DONE夢の中の登場人物・ライバボ(純組織しゅ×ハムれいくん)
現実の登場人物
・「僕」:元店員、現在「大家さん」の元で療養中。
・大家さん:「僕」が働く店の常連。医師らしい。療養が必要な「僕」を自宅に住まわせている。 2629
すいまー
DONEスイマーよ!!(B'z)で盛り上がったので🤣『僕を噛んで』なんて知性と気品を備えた色男にしか許されない言い回しなんだよなー…!!
でも思ってよりヤバい男になってしまった…🥺
これはところ構わずれーくんを揺さぶりにかかっている赤→→→→→→→→→←安くらいのふたり
(当然のように合同捜査中)
hisbra246911
PROGRESS来年どこかで1冊出したい。赤安和ファンタジーパロ。降谷:昼(食事処の給仕)・夜(鬼面の検非違使)・異界(九尾の狐)の3フェイス。赤井:昼(変装して仕事をさぼる陰陽師)・夜(仕事に真面目な陰陽師)・異界(雷神)。人物相関兼簡易プロット 3花月ゆき
DONE恋人未満の赤安。組織壊滅作戦直前。
新(コ)蘭要素あり。諸々正体バレ済。捏造あり。なんでも許せる方向けです。
お題『かわいい』 組織壊滅作戦直前。日本の公安をはじめ、各国の捜査機関が日本の警察庁に集まり、日々、会議や調査に明け暮れていた頃。それは起きた。
その日、降谷は調査資料をまとめるため、朝からノートパソコンに向き合っていた。
組織壊滅作戦のための合同会議が行われる会議室は、会議のない時間は、各捜査機関が自由に出入りすることができるようになっている。人の足音や話し声、パソコンや電子機器を取り扱う音。様々な音が入り乱れ、周囲はざわざわと騒がしい。だが、そうした音も気にならないほど、降谷は資料作成に没頭していた。
降谷の周囲に人はおらず、他国の捜査官が、挨拶のために席に近づいてくる程度である。
それゆえに集中して作業できていたのだが、あともう少しで資料が完成するかというときに、降谷の仕事を邪魔する者が現れた。
3908その日、降谷は調査資料をまとめるため、朝からノートパソコンに向き合っていた。
組織壊滅作戦のための合同会議が行われる会議室は、会議のない時間は、各捜査機関が自由に出入りすることができるようになっている。人の足音や話し声、パソコンや電子機器を取り扱う音。様々な音が入り乱れ、周囲はざわざわと騒がしい。だが、そうした音も気にならないほど、降谷は資料作成に没頭していた。
降谷の周囲に人はおらず、他国の捜査官が、挨拶のために席に近づいてくる程度である。
それゆえに集中して作業できていたのだが、あともう少しで資料が完成するかというときに、降谷の仕事を邪魔する者が現れた。
すいまー
DOODLE赤井との苦いキスしか知らない零くんめちゃくちゃ萌えるなぁと思って描きました年齢を重ねても初めての経験がある赤安って良いですよねぇ〜〜〜😭
(清書諦めて中途半端ですがこれでよしとします😇) 6
花月ゆき
DONE赤安(沖安)が、子どもたちと一緒に水族館に行くお話。組織壊滅前。赤安は恋人同士。姿は沖安。中身は秀零。
話の展開上、色々捏造しているので、なんでも許せる方向けとなります。
お題『なつやすみ』 赤井が沖矢昴に変装し、阿笠邸にスイカの差し入れを持っていくと、ちょうど子どもたちが集まって話をしているところだった。
阿笠博士と一緒にスイカを切り分けながら、子どもたちの会話に耳を傾ける。どうやら最近リニューアルしたばかりの東都水族館に遊びに行く予定を立てているようだ。子どもたちはもう夏休みに入っていて、学校に行く必要はない。こうして阿笠博士の家に集まって、遊んだり、宿題をしたり、子どもたち同士で楽しい時間を過ごしているようだった。
切り分けたスイカを子どもたちのもとへ運ぶと、光彦が話しかけてきた。
「昴さん、大人が夏休みを取るのは難しいんですか?」
「それは職種によるんじゃないかな……何かあったのかい?」
10810阿笠博士と一緒にスイカを切り分けながら、子どもたちの会話に耳を傾ける。どうやら最近リニューアルしたばかりの東都水族館に遊びに行く予定を立てているようだ。子どもたちはもう夏休みに入っていて、学校に行く必要はない。こうして阿笠博士の家に集まって、遊んだり、宿題をしたり、子どもたち同士で楽しい時間を過ごしているようだった。
切り分けたスイカを子どもたちのもとへ運ぶと、光彦が話しかけてきた。
「昴さん、大人が夏休みを取るのは難しいんですか?」
「それは職種によるんじゃないかな……何かあったのかい?」