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    アシカ

    しんした

    PROGRESS8月発行予定の七灰。
    七灰のいろんな寝しなと寝起きの場面を切り取った連作の予定。
    9話目の一部抜粋。
    スクショでタイムラインに流すのなんか恥ずかしかったのでぽいぴくへ。
    生存ifで卒業後、別々に暮らしてる二人です。
    ちゃんと読み返してないのでその辺はあしからず。
    8月七灰原稿③人の手で遊び始めた灰原をぎゅうっと腕の中へ閉じ込めた。「もぉ」と小さく不満の声があがったが、本気でないことは分かり切っている。そのまま黒髪へ鼻を埋めて静かに呼吸を繰り返していると、じわじわ眠気が広がってきた。
    朝起きても、灰原はここにいる。だが、夕方にはまた灰原を見送らなければならない。こんな状況でも、そんな寂しさを感じてしまう自分に少し嫌気がさした。
    それぞれのやるべきことがあるのだから、あの頃のようにずっと一緒にいることはできないとわかっている。けれど、もし同じ帰る場所が同じだとしたら、どうなるのだろう。
    朝は早起きの灰原に起こされてばかりかもしれない。慌ただしく支度をして、朝食はなるべく一緒にとって。それから、玄関先でいってきますと言葉を交わす。任務を終えて自宅の玄関を開けた時、灰原におかえりなさいと出迎えられたら疲労は軽くなるだろう。反対に灰原が疲れ果てて帰ってきたら思いきり労わってあげたいし、お互いヘトヘトだったら家事は適当に済ませて二人でさっさと寝てしまったらいい。
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    kisaragi_hotaru

    MAIKINGガンマトとハドポプが混在している世界線のマトポプ(師弟愛)のお話です。
    ガンマトの事後要素が少しだけあります。直接的な描写はありません。
    今回はハドポプ要素はありません。
    ダイ大原作最終回と獄炎のネタバレを含んでおりますので、閲覧の際には十分にご注意くださいませ。
    捏造と妄想の産物です。いわゆる、何でも許せる人向け、となっております。あしからず。
    大魔道士のカミングアウト 1 「……は?」

     そう広くはない洞窟内にその声は大きく響いた。あまりにも間の抜けたそれは僅かな余韻を残したが、空気に完全に溶け込んで消えるまで時間はそうかからなかった。弟子の視線から逃れるようにマトリフは顔を背けた。なんというタイミングの悪さだと嘆いたところで、もう遅い。この弟子は察しが良い。なんせ人間にしては長い生涯において唯一の、最初で最後の、自慢の弟子だ。

     「え、師匠……うそだろ……?」

     そんな今や世間では二代目大魔道士と呼ばれている弟子――ポップの驚愕の色がありありと浮かぶ台詞に、うそだ、とすぐさま答えられたならどんなによかったかと、マトリフは目元を片手で覆って深い溜息を吐き出した。
     ポップが息を呑む。マトリフの反応が、事実なのだと告げていたからだ。
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    糸宮 キョロ

    MOURNING大分前に呟いた関西弁マリルイ。あの後書いたやつなんだけどpixivにあげるほどでもないからな〜、どうしようかな〜と悩んだ結果ここにポイすることにしました。関西弁って括りにしてるけど、私はどちらかというと播州弁を喋るので大阪とかと比べると若干違うかも。その点はあしからず。(あとポイピクの利用は初めてなんでなんかおかしかったらごめんなさい)
    〜標準語〜
    洗濯機の前で仁王立ちするルイージとその足元に正座するマリオ。
    「ねぇ、兄さん。」
    「はい………」
    「どうして僕が怒ってるか分かるよね?」
    「はい………」
    「これ、どういうつもりなの?」
    その言葉の後、マリオの前に突きつけられた緑と白のトランクスと赤い帽子。
    トランクスの方は赤い模様が斑についている。
    どうやら一緒に洗って色移りしたらしい。
    「これさぁ、最近おろしたばっかりなんだけど。どこかの誰かさんのせいでこんなになっちゃったんだよ?どう責任とってくれるの?」
    「ごめんなさい………」
    「大体、いっつも言ってるよね。新しい色物は色移りするから別で洗ってって。」
    「はい………」
    「兄さんあの時『分かった』って言ってたじゃん。あれは何だったの?話半分で聞いてたの?『あ〜、またルイージが小言言ってるな〜』ぐらいで聞いてたの?」
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