ヒュンケル
simasimadayone
DONEねこたさんに、私がリクエストした「潮風で甘さが増した🍉を食べて、甘いな…とマァムに微笑むヒュンケル」のお話を書いていただきまして、めちゃくちゃ甘くて最高だったので、その一幕を描かせていただきました!マァムの手についた🍉の汁を味わうヒュンケルです✨
ねこたさんのお話は下記リンクにて😚✨
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17987394
かのん
DONESommerfugl~蝶々~ちょっと妖艶な雰囲気のある黒い蝶に、ヒュンケルとマァムの秘めた本心が引き出される、という画が浮かんで書いてみました。映像が浮かぶような文章を目指したつもり…です(^^;)
北欧の作曲家・グリーグの同名のピアノ曲のイメージも交えて書いています。 10
komaya13hm
MENU❷スターフェス展示作品〖French Kiss〗
(若干のR18表現アリ⚠)
以前Twitterにあげた、
「すれ違いざまにマァムの耳元でボソッと「今晩抱くぞ」と宣告するヒュンケル」の続きとして描いたものの、力尽きて放置してたものです;キス止まりですがこちらで供養します。
余談ですが、調べたら英語ではFrenchKissがディープキスのことだそうです。知らなかった! 2
simasimadayone
DONEヒュンマ・スターフェス作品④「こんなコマあったかな?」
私、こんなコマ見た気がするんですよー。
何となくいい感じの2人にずっとヤキモキしてたけど、ヒュンケルがついに言った!!って興奮したなー。誰に言ってたっけ…。
(ネタです) 2
Jeff
TRAINING涼しくなるお話を目指したかったです。二人のちいさなバカンス。
Midsummer 王都郊外。オークと白樺の混じり合う、かぐわしい夏の森。
降り注ぐ陽が、燃える緑を通り抜けて小川に注ぎ、宝石のような川魚の鱗をきらめかせる。
樹齢幾千年の高木に寄り添う古い小屋。その屋根から、リズミカルな槌の音が響く。
器用に板を打ち付けているのはラーハルトだ。
偶然見つけた隠れ家を修繕し、盛夏を涼しく過ごそうという計画は悪くなかった。だが、ヒュンケルはもっぱら周囲を散策しており、ラーハルトがほぼ全ての作業をてきぱきこなしている。不器用かつおおざっぱな元魔剣戦士は、大工仕事に恐ろしく向いていなかったのだ。
「ラーハルト」
切羽詰まったような呼び声。半魔の戦士は地上を振り返り、相棒の姿をみとめて眉をしかめる。「……一体なにごとだ」
3453降り注ぐ陽が、燃える緑を通り抜けて小川に注ぎ、宝石のような川魚の鱗をきらめかせる。
樹齢幾千年の高木に寄り添う古い小屋。その屋根から、リズミカルな槌の音が響く。
器用に板を打ち付けているのはラーハルトだ。
偶然見つけた隠れ家を修繕し、盛夏を涼しく過ごそうという計画は悪くなかった。だが、ヒュンケルはもっぱら周囲を散策しており、ラーハルトがほぼ全ての作業をてきぱきこなしている。不器用かつおおざっぱな元魔剣戦士は、大工仕事に恐ろしく向いていなかったのだ。
「ラーハルト」
切羽詰まったような呼び声。半魔の戦士は地上を振り返り、相棒の姿をみとめて眉をしかめる。「……一体なにごとだ」
ImmortalWindil
DONEヒュンエイちゃん140字SS。拙いけど頑張りました。旅の途中で親密になった2人。
エイミさんがヒュンケルを追いかけてきた本当の訳は…
※暗い話です。
書いた人がヒュンエイのつもりなのでヒュンエイです。
n_tamakizu
MEMO文字起こし協力ねこたさん芳流さん“小松「マァムってまだ恋というものが自覚がない。
自覚のない愛もあったんですよね。(中略)
この時点でマァムもヒュンケルに対してこれがどういう気持ちなのかまだなんにも気づいていない」
関「その後なんとなく気付いていくみたいな」
小松「そうですね。
やっぱり違うぞこれの胸の高鳴りは」”
引用元
ダイ好きTV#71 2022年6月4日公開 4
n_tamakizu
MEMOダイ好きTVでヒュンマ民に激震走る。文字起こし聖母達ねこたさん、芳流さん
DMでの公開はねこたさんから許可済み
“異性として好きな感じもありつつ、ここの段階でまだ、ヒュンケルから見ると聖母というくらいだから愛なんですけど、演技の愛とか恋愛の恋とかって切り替えとかってありますか?”
引用元
ダイ好きTV#71 2022年6月4日公開
39:00〜
サイトーブイさんから小松さんへ 5
sangurai3
DONEポプマWebオンリー「ぽぷまつり202206」参加作品本編後。ポップに対して言葉にできない想いを抱くマァムが、色々な人との関わりを通じて答えを見つける話。
拙作CP話にしては登場キャラ多数。レオナ・メルル・エイミ・マリン・ヒュンケル・ラーハルトが出てきます。
その代わり?ポップほとんど出てきません。すいません。
訳が分からないなりに、全力で書いたポプマです。
飛べなければ跳べばいい 城の中庭でポップが宙に浮いている。傍らにいるのは三賢者たち。彼らは今トベルーラの特訓をしている。得意分野に偏らず、より幅広く魔法を使いこなせるようになるべきと大戦後も修行を続けているのだ。そしてポップはパプニカに戻るたび彼らの特訓に付き合っている。
ふわふわと浮かぶエイミの横に並び、ポップは何かを伝える。頷いたエイミは直立の姿勢のまま前後左右へと動く。アポロは上下に、マリンは庭全体を旋回する。身体の軸が僅かでもぶれるとポップの鋭い指摘が入る。動きが安定するまで、それぞれ一定の動きを何度も繰り返し、宙空でのバランスの取り方を覚えていく。
「そんなこっそり覗かなくても、堂々と見学に行けばいいじゃない」
16802ふわふわと浮かぶエイミの横に並び、ポップは何かを伝える。頷いたエイミは直立の姿勢のまま前後左右へと動く。アポロは上下に、マリンは庭全体を旋回する。身体の軸が僅かでもぶれるとポップの鋭い指摘が入る。動きが安定するまで、それぞれ一定の動きを何度も繰り返し、宙空でのバランスの取り方を覚えていく。
「そんなこっそり覗かなくても、堂々と見学に行けばいいじゃない」
Jeff
TRAINING再会を祝して。徐々にかけがえのないものを見つけていく、不器用な二人の旅路を追ってみたいです。
Aurora 底なし沼のようだった闇色の視界が波打ち、形を変え始めた。
淡い蛍光が脳裏に点滅し、徐々にピントが合ってくる。
目に入るのはとっくに溶け切った蝋燭と、埃だらけのタイル。木でできた直線が数本。――ベッドの足だ。
這いずりながら体勢を変え、肘をついて起き上がる。
全身が痛い。いつから床に転がっていたのかよく覚えていない。
散らばった酒瓶をどんよりと見やる。強い酒の匂いに混じって、何とも言えない異臭。
自分の匂いだと気づくまで数秒かかった。
汗まみれの下着は月明りでも分かるくらいに染みだらけで、長髪は絡まりべたついている。
「戦士たるもの、常に清潔、勤勉であれ。これは理想ではない、命を守る手段だ」
師であり父である、偉大なる竜の騎士の言葉が耳に響く。
7903淡い蛍光が脳裏に点滅し、徐々にピントが合ってくる。
目に入るのはとっくに溶け切った蝋燭と、埃だらけのタイル。木でできた直線が数本。――ベッドの足だ。
這いずりながら体勢を変え、肘をついて起き上がる。
全身が痛い。いつから床に転がっていたのかよく覚えていない。
散らばった酒瓶をどんよりと見やる。強い酒の匂いに混じって、何とも言えない異臭。
自分の匂いだと気づくまで数秒かかった。
汗まみれの下着は月明りでも分かるくらいに染みだらけで、長髪は絡まりべたついている。
「戦士たるもの、常に清潔、勤勉であれ。これは理想ではない、命を守る手段だ」
師であり父である、偉大なる竜の騎士の言葉が耳に響く。
simasimadayone
DONE地底魔城2日目、マァムの事がどうしても気になる団長ヒュンケルにモルグさんがアドバイス!果たして、マァムのハートにスクライドできるだろうか…?
なんか自分でもよくわからないネタになってしまった😂 3
simasimadayone
DONE大魔王の居城、バーン・パレスは、この度死の大地からの大規模飛行実験に成功した。ロロイの谷よりアバンの使徒を招待し、地上を遊覧飛行中。夜には居城がライトアップされる。
写真は、居城を見つめながら愛を語らうヒュンケル(21)とマァム(16) 3
gedouunko
DOODLE自分の絵柄に落とし込むのも難しいし、なによりイケメン難しいヒュンケルがおあがりよって言ってる理由はこれhttps://twitter.com/gedouunko/status/1497856561040920576?s=21 2
uonome09
DONE2/5ヒュンマフェスウインター開催記念!SSです。バレンタインが近いので(毎年恒例自分用戦利品)チョコ食べながら考えたら、チョコを意識したお話になりました笑マァムver、ヒュンケルverの2種類。
それぞれネップリ登録しています。ハガキで欲しいという方はどうぞ♥
セブンイレブンにて(2月9日まで/ハガキサイズ/1枚60円
●マァム→01348948
●ヒュンケル→43285847 2
simasimadayone
DONEヒュンマフェス・ウィンター作品①【言いたい】
ミナカトール前にヒュンケルとエイミの槍渡しのやりとりを見て、動揺するマァム。
ヒュンケルは自分に向けられたマァムの愛が特別なものである事に気づいている前提です。
言っちゃえよぉ……!
toma_d2hp
DONEヒュンポプお題・1月のお題『雪』大戦後、雪の降る北方の村で暮らすヒュンケルのもとを訪れるポップ。
(R15程度の描写がありますのでご注意ください)
同人誌('08)より再録です。
Silver Snow ふと、ヒュンケルは顔をあげた。
暖炉にくべられた薪が、かすかな音をたててはぜる。
それまで手にしていたものを床に置いた箱に入れ、麻布をかぶせると、ヒュンケルは、テーブルの上の木屑をさっと払った。
もう一度椅子に落ち着くのと、扉がどんどんと叩かれたのは、ほぼ同時だった。
「錠はしていない。入ってくれ」
声をかけると、厚い木の扉が、軋みながら開く。
外の冷気をまとって、雪だらけの少年が顔を覗かせた。
「あいてんのかよ。不用心じゃねぇの」
扉を後ろ手にしめて、訪問者は雪のついたフードを払う。
「⋯なんて言っても、冬にこんな所まで来る奴なんてまずいないよな」
分厚い手袋をとり、ふかふかとした耳あてをはずすと、額の横で結ばれた黄色の細布が揺れた。雪で湿ってしまったのか、いつもよりその色は鮮やかに見える。
5459暖炉にくべられた薪が、かすかな音をたててはぜる。
それまで手にしていたものを床に置いた箱に入れ、麻布をかぶせると、ヒュンケルは、テーブルの上の木屑をさっと払った。
もう一度椅子に落ち着くのと、扉がどんどんと叩かれたのは、ほぼ同時だった。
「錠はしていない。入ってくれ」
声をかけると、厚い木の扉が、軋みながら開く。
外の冷気をまとって、雪だらけの少年が顔を覗かせた。
「あいてんのかよ。不用心じゃねぇの」
扉を後ろ手にしめて、訪問者は雪のついたフードを払う。
「⋯なんて言っても、冬にこんな所まで来る奴なんてまずいないよな」
分厚い手袋をとり、ふかふかとした耳あてをはずすと、額の横で結ばれた黄色の細布が揺れた。雪で湿ってしまったのか、いつもよりその色は鮮やかに見える。
chiroroya_dda
MAIKING先週のTLで見かけた花摘みのヒュンケルから想像した、御伽噺なパラレル話。題名通り、彼は花売りしてます。格好も変で可笑しいヒュンケルです。
なので話がシリアスなのかシリアルなのか、微妙。
また、ダイとヒュンケルが出会うまでの前置きが長いです。それに比べて二人の出会いが短い。
これ、一応話の流れは決めてるんですけど、続きを書けるかな…。
花売りの○○変わったの花売りがいる。
それを聞いたのは、義兄が久々に家に帰ってきた時だった。
土産だと言って渡した綺麗な色の花は、生前母が一番大好きだった種類の花。小ぶりで目立たないがとても可愛らしいと何時も愛でていたと、良く父や義兄から聞かされていた。自分も一度だけ本物を見た事があるが、咲いている地域が限られている為、中々お目に掛からないものだった。
差し出された花は、最近この町で商売を始めた花売りから買ったそうだ。その花売りは少し変わった格好をしている男だが、中々のイケメンで、忽ち町の女性達が虜になり、噂が瞬く間に町中に広まってしまい、今ではこの町でちょっとした有名人だそうだ。
「じゃあ、モテモテだね、その人。」
5026それを聞いたのは、義兄が久々に家に帰ってきた時だった。
土産だと言って渡した綺麗な色の花は、生前母が一番大好きだった種類の花。小ぶりで目立たないがとても可愛らしいと何時も愛でていたと、良く父や義兄から聞かされていた。自分も一度だけ本物を見た事があるが、咲いている地域が限られている為、中々お目に掛からないものだった。
差し出された花は、最近この町で商売を始めた花売りから買ったそうだ。その花売りは少し変わった格好をしている男だが、中々のイケメンで、忽ち町の女性達が虜になり、噂が瞬く間に町中に広まってしまい、今ではこの町でちょっとした有名人だそうだ。
「じゃあ、モテモテだね、その人。」
simasimadayone
DONE65話はきっとこう!「あなたがいなくなってわかったの。私、あなたのこと…!」
「マァム…!!」
(FF4のセシルとローザのやつ。)
マァムとの誓いを守り、光の闘気で暗黒を打ち破ったヒュンケル!立会人はダインさんです😌💒おめでとうございます🎊 2
chiroroya_dda
DONEたまきずをやっている時に、ダイ君と交代する時に「おれのこと好き」と聞こえてしまった事から生まれた、しょうもない産物。謎時空、多分、原作軸パラレル。
その場に居る面子は、マァム、ポップ、ヒュンケル、ノヴァは居ますが、その他はご想像にお任せします。
ポップ、ヒュンケル、バランのそれぞれの反応別に書いてみました。改ページが無い為改行多様にしてます。
見づらくて申し訳ありません。
お願いオシエテ「ダイ!」
ノヴァがダイの名前を呼ぶ。その声に弾かれた様に一斉に振り返ると、ダイは虚ろな目で頬を紅潮させ、コップを片手にふらふらとしていた。
そう、彼はコップに入っていた酒を間違えて飲んでしまい、酔っぱらってしまった。(未成年は絶対飲んじゃ駄目だよ!)
真っ赤になって今にも倒れそうになるダイを、その場にいた全員が手際よく介抱する為に動き出す。
そんな中、マァムから水を貰ったダイは、力なく胃へと流し込む。
少しだけ落ち着いたダイは、不意に隣にいる人物を虚ろになった目で見上げ、桜色に染まった唇を震わせた。
そして、唐突に爆弾を投下した。
「おれのこと好き?」
ダイが言い放った言葉に、隣の人物の脳は硬直した。
=その後、のそれぞれの反応。=
1388ノヴァがダイの名前を呼ぶ。その声に弾かれた様に一斉に振り返ると、ダイは虚ろな目で頬を紅潮させ、コップを片手にふらふらとしていた。
そう、彼はコップに入っていた酒を間違えて飲んでしまい、酔っぱらってしまった。(未成年は絶対飲んじゃ駄目だよ!)
真っ赤になって今にも倒れそうになるダイを、その場にいた全員が手際よく介抱する為に動き出す。
そんな中、マァムから水を貰ったダイは、力なく胃へと流し込む。
少しだけ落ち着いたダイは、不意に隣にいる人物を虚ろになった目で見上げ、桜色に染まった唇を震わせた。
そして、唐突に爆弾を投下した。
「おれのこと好き?」
ダイが言い放った言葉に、隣の人物の脳は硬直した。
=その後、のそれぞれの反応。=
simasimadayone
DOODLE決戦前夜、気持ちをかき乱されたマァムだったけど、こんなことあってほしいな…の妄想!魔甲拳の説明書読んで、またヒュンケルの事思い出してドキッとして欲しい…。
印も光っちゃうよね!
dosukoi_hanami
Deep Desireヒュンケル、仕事を納める。(アポロさんとヒュンケル、ほんのりラーヒュン)
2021年、ダイ大、ラーヒュンにはまって。Twitterを始めたり、自分で何かを創作する日がくるなんて想像もしていませんでした。そしてそれがこんなに楽しいなんて!
挙動不審にも関わらず、温かい声をかけてくださったり、仲良くしてくださって、本当に本当にありがとうございました。
感謝しかありません。
ヒュンケル、仕事を納める年の暮れ、パプニカ。
平生は穏やかでありながら行き来する人々の活気を感じられる城内も、この数日ばかりはシンと空気が落ち着く。
大戦前の不安定な世の頃は年の瀬といえど城の警備を手薄にするなどありようもなく、城内で変わらず職務をこなしながら、見知った仲間とただ時の流れとともに志を新たにしたものだった。
勇者が平和をもたらしてくれたから。
三賢者のうち、マリンとエイミの姉妹は今日うちへと帰った。アポロは今夜と明日の晩は城で過ごすが、二日後は姉妹とバトンタッチをして帰郷する。墓前に挨拶などこんなときにしかしない。頭の中で、城下の花屋でブーケを買い帰る算段をしているとき、意外な人物を認め足を止めた。
姫の執務室の扉の前。
2375平生は穏やかでありながら行き来する人々の活気を感じられる城内も、この数日ばかりはシンと空気が落ち着く。
大戦前の不安定な世の頃は年の瀬といえど城の警備を手薄にするなどありようもなく、城内で変わらず職務をこなしながら、見知った仲間とただ時の流れとともに志を新たにしたものだった。
勇者が平和をもたらしてくれたから。
三賢者のうち、マリンとエイミの姉妹は今日うちへと帰った。アポロは今夜と明日の晩は城で過ごすが、二日後は姉妹とバトンタッチをして帰郷する。墓前に挨拶などこんなときにしかしない。頭の中で、城下の花屋でブーケを買い帰る算段をしているとき、意外な人物を認め足を止めた。
姫の執務室の扉の前。
ムーンストーン
DONEダイの大冒険 140字SSに挑戦してみました。バーン大戦から百年位後のラーハルトのヒュンケルへの独白です。
無沙汰を詫びる昔人間と魔族が戦争をしてたって本当?と黒髪でヒュンケルの面影がある彼の曾孫にあどけなく問われ、涙腺の熱さに耐えられずここへきてしまった。
アバンの使徒が勝ち取った戦の無い世ではそちらへ行く切っ掛けがないのだ。
無沙汰はお前のせいなのだから今少し待てとラーハルトは墓石に酒をかけた。
140アバンの使徒が勝ち取った戦の無い世ではそちらへ行く切っ掛けがないのだ。
無沙汰はお前のせいなのだから今少し待てとラーハルトは墓石に酒をかけた。
ムーンストーン
DONEダイの大冒険140字ss です。十数年振りに実家?の地底魔城に帰ってきたヒュンケルの自問自答です。
揺籃の地地底魔城のじっとりとした空気が彼を包む。
目を瞑っても辿り着ける父の部屋の前に立ち、幼き頃の楽園を見た。
暴虐の魔王に生みだされた死霊騎士は温もりと慈しみと騎士道と、愛を。
それがある筈もない存在にも関わらず幼子に与えたのだ。
復讐は父の灰を暖めると信じてヒュンケルは踵を返した。
140目を瞑っても辿り着ける父の部屋の前に立ち、幼き頃の楽園を見た。
暴虐の魔王に生みだされた死霊騎士は温もりと慈しみと騎士道と、愛を。
それがある筈もない存在にも関わらず幼子に与えたのだ。
復讐は父の灰を暖めると信じてヒュンケルは踵を返した。
Piorimu_novel
DONE【タイトル】⑦ランカークス村【ご注意!】漫画版完結後のネタバレをしています。未読の方は回れ右を🙇♀️
【登場人物】ポップ、ヒュンケル、ジャンク、スティーヌ
#二次創作 #ポップ #ヒュンケル #ネタバレ注意 8
Piorimu_novel
DONE【タイトル】⑥カール城下町【ご注意!】漫画版完結後のネタバレをしています。未読の方は回れ右を🙇♀️
【登場人物】ポップ、アバン、ヒュンケル
#二次創作 #ポップ #アバン #ヒュンケル #ネタバレ注意 7
下町小劇場・芳流
DONE⑸2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面⑤竜騎衆戦
2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面⑤ 激闘の果て、ヒュンケルは、敵だったはずの男から、新しい鎧を譲り受けた。
俺の目の前で、ヒュンケルは、その受け取ったばかりの鎧の魔槍を身にまとうと、跪き、元の持ち主の手を取った。もう、力の入っていないその手を、そいつの胸の上に置き、組んでやっていた。
そうして、ヒュンケルは、胸に軽く手を当てると、そいつの前で頭を垂れた。哀悼の意の表明だった。俺も、その背後で、ヒュンケルに倣い、その敵だったはずの男、ラーハルトに頭を下げた。その死を悼む意味を込めて。
少しして、ヒュンケルは、立ち上がると俺に近づき、いきなり俺の腕を取った。
「な、なにすんだよ!」
「ひとりでは歩けないだろう。肩を貸す。」
「ケッ、冗談じゃねえよ、気持ち悪ぃ。」
1687俺の目の前で、ヒュンケルは、その受け取ったばかりの鎧の魔槍を身にまとうと、跪き、元の持ち主の手を取った。もう、力の入っていないその手を、そいつの胸の上に置き、組んでやっていた。
そうして、ヒュンケルは、胸に軽く手を当てると、そいつの前で頭を垂れた。哀悼の意の表明だった。俺も、その背後で、ヒュンケルに倣い、その敵だったはずの男、ラーハルトに頭を下げた。その死を悼む意味を込めて。
少しして、ヒュンケルは、立ち上がると俺に近づき、いきなり俺の腕を取った。
「な、なにすんだよ!」
「ひとりでは歩けないだろう。肩を貸す。」
「ケッ、冗談じゃねえよ、気持ち悪ぃ。」
下町小劇場・芳流
DONE⑷2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面④竜騎衆戦
2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面④ 鬼岩城の足取りを追っていた俺は、カールで、超竜軍団に蹂躙された爪痕を目の当たりにした。その中で、ダイの不思議な紋章と同じ痕跡を見つけ、嫌な予感に駆られた俺は、急いで仲間たちの元に戻ろうとした。
始めは、キメラの翼で、直ちにパプニカ王都に戻ろうと思った。
だが、少しでも魔王軍の情報があったほうがいいと思った俺は、人口が多く、かつ、まだ持ちこたえているベンガーナに立ち寄り、魔王軍の侵攻状況を聞こうと思った。
俺が訪れたベンガーナの街は、思ったよりも活気があり、人々も日常生活を営んでいた。
俺は、人の集まる街の大衆食堂に行き、そこで食事を注文しながら話を聞いた。
俺は、カウンターに座り、店の店主に声をかけた。
2808始めは、キメラの翼で、直ちにパプニカ王都に戻ろうと思った。
だが、少しでも魔王軍の情報があったほうがいいと思った俺は、人口が多く、かつ、まだ持ちこたえているベンガーナに立ち寄り、魔王軍の侵攻状況を聞こうと思った。
俺が訪れたベンガーナの街は、思ったよりも活気があり、人々も日常生活を営んでいた。
俺は、人の集まる街の大衆食堂に行き、そこで食事を注文しながら話を聞いた。
俺は、カウンターに座り、店の店主に声をかけた。
下町小劇場・芳流
DONE⑵2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面②不死騎団長就任式
2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面② ヒュンケルが書斎で報告書を作成していると、不意に、その部屋の扉がノックされた。
ここは魔界に設けられた屋敷の一つ。
ヒュンケルは、数年前にこの屋敷と使用人たちを与えられた。そして、師でもあり上司でもあるミストバーンから指示された任務に当たる日々を送っていた。その任務の大半は、反乱の目を摘む鎮圧行為や、領内における領民同士のトラブルの制圧などであり、平時には、任された一軍の訓練を指揮するなどしていた。
この日もまた、ヒュンケルは、先日出向いた反乱の鎮圧について、報告書を作成していたところであった。
「入れ。」
ヒュンケルは、短く入室を許可した。
すると、そこには、彼の執事の姿があった。
「失礼いたします、ヒュンケル様。」
6205ここは魔界に設けられた屋敷の一つ。
ヒュンケルは、数年前にこの屋敷と使用人たちを与えられた。そして、師でもあり上司でもあるミストバーンから指示された任務に当たる日々を送っていた。その任務の大半は、反乱の目を摘む鎮圧行為や、領内における領民同士のトラブルの制圧などであり、平時には、任された一軍の訓練を指揮するなどしていた。
この日もまた、ヒュンケルは、先日出向いた反乱の鎮圧について、報告書を作成していたところであった。
「入れ。」
ヒュンケルは、短く入室を許可した。
すると、そこには、彼の執事の姿があった。
「失礼いたします、ヒュンケル様。」
下町小劇場・芳流
DONE⑴2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面①バルトスの苦悩
2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面① 騎士は、港の岸壁に立ち、そこから紺碧の海を眺めていた。
ホルキア大陸の南西に位置するこの港町は、比較的温暖な地域だった。遠くに見えるのは水平線にすぎないが、ここから船で5日も行けば、ラインリバー大陸、ロモス王国に着く。かつては、ロモス側と船で人々が行き来をしていた交易の街だった。
だが、数年前に、魔王軍がこの港町を制圧して以来、定期船は出てはいなかった。
騎士は、骨の腕を組み、まっすぐに対岸にあるはずのロモスを見つめていた。海に変わった様子もなく、水平線に船影もない。
部下からの報告を聞いても、近いうちに人間たちからの総攻撃となる様子までは、まだなかった。
だが、それが表面上のつかの間の平穏に過ぎないことは、長年、魔王に騎士として仕え、戦場に長くあった彼にはよくわかっていた。
3469ホルキア大陸の南西に位置するこの港町は、比較的温暖な地域だった。遠くに見えるのは水平線にすぎないが、ここから船で5日も行けば、ラインリバー大陸、ロモス王国に着く。かつては、ロモス側と船で人々が行き来をしていた交易の街だった。
だが、数年前に、魔王軍がこの港町を制圧して以来、定期船は出てはいなかった。
騎士は、骨の腕を組み、まっすぐに対岸にあるはずのロモスを見つめていた。海に変わった様子もなく、水平線に船影もない。
部下からの報告を聞いても、近いうちに人間たちからの総攻撃となる様子までは、まだなかった。
だが、それが表面上のつかの間の平穏に過ぎないことは、長年、魔王に騎士として仕え、戦場に長くあった彼にはよくわかっていた。
下町小劇場・芳流
DONE⑽2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面⑩戦後ネイル村シリーズ
激甘ヒュンマ、子どもネタがあるので、苦手な方は要注意
2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面⑩ ぼんやりと目を開けると、まだ、体は重く、けだるい疲れが残っていた。
いまは何時だろうか。朝になったのか。
あれから、どのくらいの時間が経ったのか。
自分の置かれた状況を把握するのに時間がかかった。
少しだけ、目を動かしてみた。
私の隣に、ぬくもりがある。
私と同じベッドの上に寝かせられた、その小さな温かさを感じ、私は、胸がいっぱいになった。
よかった。夢じゃなかったんだ。
私が目をさましたのに気付くと、ベッドの脇に座っていたヒュンケルが、小さな声で私に呼びかけてきた。
「マァム。目が覚めたのか?」
「うん。」
「無理をするな。眠れる時に眠っていた方がいい。
・・・まだ、この子も眠っている。」
「うん・・・。」
2294いまは何時だろうか。朝になったのか。
あれから、どのくらいの時間が経ったのか。
自分の置かれた状況を把握するのに時間がかかった。
少しだけ、目を動かしてみた。
私の隣に、ぬくもりがある。
私と同じベッドの上に寝かせられた、その小さな温かさを感じ、私は、胸がいっぱいになった。
よかった。夢じゃなかったんだ。
私が目をさましたのに気付くと、ベッドの脇に座っていたヒュンケルが、小さな声で私に呼びかけてきた。
「マァム。目が覚めたのか?」
「うん。」
「無理をするな。眠れる時に眠っていた方がいい。
・・・まだ、この子も眠っている。」
「うん・・・。」
下町小劇場・芳流
DONE⑼2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面⑨戦後ネイル村シリーズ
激甘ヒュンマ、子どもネタありなので、苦手な方は要注意
2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面⑨ 夜中に目をさますと、隣に寝ているはずの彼女の姿がなかった。
何かあったのだろうか。体調が悪いのだろうか。
不安に駆られた俺は、寝室を出て、階下へと降りていった。
階段を下っていくと、リビングに人の気配を感じた。
明かりはなく、格子窓から差し込む月の明かりだけが、仄かな光源となっていた。リビングの椅子に腰かけている人影がある。暗闇に慣れた俺の目には、それが誰なのか、すぐに分かった。
俺が近づくと、足音に気付いたのか、彼女はこちらに目を向けた。
「ヒュンケル。」
いつも通りの声が、俺を呼んだ。
その声色に辛そうな響きはなく、俺は、少しだけ胸をなでおろすことができた。
「どうした。眠れないのか?」
俺が気づかわしげに声をかけると、彼女は困ったように答えた。
3107何かあったのだろうか。体調が悪いのだろうか。
不安に駆られた俺は、寝室を出て、階下へと降りていった。
階段を下っていくと、リビングに人の気配を感じた。
明かりはなく、格子窓から差し込む月の明かりだけが、仄かな光源となっていた。リビングの椅子に腰かけている人影がある。暗闇に慣れた俺の目には、それが誰なのか、すぐに分かった。
俺が近づくと、足音に気付いたのか、彼女はこちらに目を向けた。
「ヒュンケル。」
いつも通りの声が、俺を呼んだ。
その声色に辛そうな響きはなく、俺は、少しだけ胸をなでおろすことができた。
「どうした。眠れないのか?」
俺が気づかわしげに声をかけると、彼女は困ったように答えた。
下町小劇場・芳流
DONE⑻2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面⑧戦後のアバンとヒュンケル
アバンのしるしの意味
2021.12.11「不死身の長兄」web拍手お礼画面⑧ カールには、世界有数の蔵書数を誇る、壮大な王立図書館があった。
王宮から続く広大な庭の中の小径を歩いていくと、しばらくして、その図書館に着く。そこは、カールの王族や、国家の要職の人間だけではなく、許可さえ下りれば、民間の学者や研究者も立ち入りを許されていた。
その「知の共有」が、この国を強国たらしめた要因の一つなのであろう。
かつては、ジニュアール家の歴代当主も、この王立図書館に足繫く通っていたそうだ。
庭の小径の先に見えた王立図書館の建物は、王宮と異なって、全体的に直線的構造であり、三角形の屋根とその正面のレリーフが印象的だった。そこには、知恵の神を意味する梟のシルエットをかたどった彫刻が掲げられていた。
5224王宮から続く広大な庭の中の小径を歩いていくと、しばらくして、その図書館に着く。そこは、カールの王族や、国家の要職の人間だけではなく、許可さえ下りれば、民間の学者や研究者も立ち入りを許されていた。
その「知の共有」が、この国を強国たらしめた要因の一つなのであろう。
かつては、ジニュアール家の歴代当主も、この王立図書館に足繫く通っていたそうだ。
庭の小径の先に見えた王立図書館の建物は、王宮と異なって、全体的に直線的構造であり、三角形の屋根とその正面のレリーフが印象的だった。そこには、知恵の神を意味する梟のシルエットをかたどった彫刻が掲げられていた。