エリオ
hpel_hina
DONE北Webオンリー用の展示です!レンアキのつもりだったけどただの猫になったアキラくんと北の皆様のほのぼのです!最後にだけメンターリーダーいる。
めっちゃ長くなってきたからひとまずここまでで!!
猫は、可愛い。「にゃあ」
見慣れた顔の人間の口から発せられた音に、ラボの中には数秒沈黙が流れた。
おそらくその音を発するのなら、と思われた生き物の方は、逆に無反応だった。ガストの腕の中で、憮然とした顔のまま大人しくしている。
「は……? 何の冗談だ……?」
「いや……。俺も……そうならいいなって……。思うんだけどよ……」
地の底を這うような低い声のマリオンに、形だけは笑った表情のまま死んだ目のガストが呟く。
「……そうですか。大変興味深い」
微笑んで手を伸ばしてくるヴィクターに身の危険を感じたのか、ガストの腕から逃げようと身動ぎした途端に、その生き物からも声が出た。
にゃあ。こちらも同じ音だ。
ただし先程の見知った人間の声ではない。正しく、見た目通りの動物の声だった。
10260見慣れた顔の人間の口から発せられた音に、ラボの中には数秒沈黙が流れた。
おそらくその音を発するのなら、と思われた生き物の方は、逆に無反応だった。ガストの腕の中で、憮然とした顔のまま大人しくしている。
「は……? 何の冗談だ……?」
「いや……。俺も……そうならいいなって……。思うんだけどよ……」
地の底を這うような低い声のマリオンに、形だけは笑った表情のまま死んだ目のガストが呟く。
「……そうですか。大変興味深い」
微笑んで手を伸ばしてくるヴィクターに身の危険を感じたのか、ガストの腕から逃げようと身動ぎした途端に、その生き物からも声が出た。
にゃあ。こちらも同じ音だ。
ただし先程の見知った人間の声ではない。正しく、見た目通りの動物の声だった。
眞野ほゆき
DONE2023/8/26追記 新刊間に合わなかったの悲しいので、11/23のエリオスオンリー(リアイベ)には出したい…2023/3/4~5ノースセクター中心Webオンリーイベント『青の街にてお茶会を』展示作品。
2023/5/3発行予定のガスレン新刊(https://poipiku.com/940409/8402778.html)がレン視点のため、ガスト視点も少し描きたいと思いました。短いです。 2
眞野ほゆき
SPUR ME2023/08/26追記 私生活バタバタしすぎていまだなんちゃってネーム状態です…11/23のエリオスオンリーには出したい…2023/3/4~5ノースセクター中心Webオンリーイベント『青の街にてお茶会を』展示作品。
2023/5/3発行予定のガスレン新刊ダイジェスト(サンプル)両片想いすれ違いハピエンです。こういう話を描くよ…というふんわりした内容です。ペン入れしてないラフ状態になります。 9
shi__west
DOODLEジュドビア前に呟いてたジュードとビアンキが事故チューしちゃった話。
公式から情報お出しされる前に好き勝手書いてるのでご注意ください。ジュード、愛はその場で包み隠さず真っ直ぐ伝えるタイプだけど、それはそうと本命とキスしたらめちゃくちゃ照れるタイプだと面白いなの気持ちで書きました。
本当に読んでからの解釈違いとかによるクレームは一切受け付けてないので、お気を付けください。 2
hpel_hina
PASTノースWebオンリー用の展示が間に合うかビミョーなので、昔のワンドロのレンアキをそっと貼っておきます。めっちゃ短いです。
むしろTwitterの本垢が凍結中で、前のポイピクに自分では入れないことも判明したのでひとまず避難用の垢でテスト投稿というか…。
凍るならレンくんに凍らされたかったです😇😇😇💢
甘い言葉、とは?「……チョコ」
「…………無理だ」
「クッキー?」
「見たくもない」
「うう〜ん……。あっ、ゼリーは!?」
「吐き気がする」
「お前ら、何やってんだ?」
トレーニングから戻り、珍しくノースのルーキー部屋に、というかレンの元に来客があったのか声が聞こえてくると、そっとドアを開けて覗いてみればレンのベッドには青い頭と赤い頭が並んでいた。
ベッドの端に座り猫の表紙の本を手に目線を落としているレンと、そんなレンの顔を覗き込むようにして隣に座っているアキラ。この従兄弟同士がこんなに至近距離で話しているのもあまり見た事がなく、珍しい光景にガストはおもわず部屋に足を踏み入れる前に戸口から声を掛けていた。
気付いたアキラは笑って「邪魔してるぜ〜」と手を振ってくる。が、その隣でこちらを見てくるレンの目は据わっている。どうやら邪魔をしてしまったのはこちららしい。
2056「…………無理だ」
「クッキー?」
「見たくもない」
「うう〜ん……。あっ、ゼリーは!?」
「吐き気がする」
「お前ら、何やってんだ?」
トレーニングから戻り、珍しくノースのルーキー部屋に、というかレンの元に来客があったのか声が聞こえてくると、そっとドアを開けて覗いてみればレンのベッドには青い頭と赤い頭が並んでいた。
ベッドの端に座り猫の表紙の本を手に目線を落としているレンと、そんなレンの顔を覗き込むようにして隣に座っているアキラ。この従兄弟同士がこんなに至近距離で話しているのもあまり見た事がなく、珍しい光景にガストはおもわず部屋に足を踏み入れる前に戸口から声を掛けていた。
気付いたアキラは笑って「邪魔してるぜ〜」と手を振ってくる。が、その隣でこちらを見てくるレンの目は据わっている。どうやら邪魔をしてしまったのはこちららしい。
shi__west
DOODLEジュドビアこれと1個前にあげたブランケットのやつどっち書こうか迷ってるってツイートしたら、強欲フォロワーにどっちもって言われたのでどっちも書きました!突然始まって突然終わるよ!細かいことは気にしたら負けの話です。頭を空っぽにして読んでください。 2
shi__west
DOODLEジュドビアブランケットネタ
公式がお出しする前に勝手に妄想しておくシリーズ
ジュードはビアンキが多少無理をしてでも理想のために頑張ってたら、ビアンキが決めたことならって止めないタイプだと勝手に思ってる。
ビアンキさん、ジュードのことあくまで「苦手」であって「嫌い」じゃないのめちゃくちゃいいなー!って思いながら書きました。 2
pie_no_m
TRAINING二日酔いの🍺と青春全開の🎧 ときどき🍕is here リビングでは二日酔いのメンターだけがソファに横になっていた。イエローウエストの研修チームにとってはよくあること、風景の一種で、フェイスは黄色のソファと一体化しているキースの目の前を素通りし、Uターンしてメンター部屋を覗き込み、シャワールーム、洗面所、一応はキッチンカウンターの裏側にも回った。
ジュニアの不在は知っている。朝も早いうちから元気に部屋を出ていく音に目を覚ましながらも、フェイスはそのまま二度寝を決め込んだ。全員揃っての休日、各々の予定も特に聞き出してはいなかったけれど――
「あー……ディノなら下にいるぞ、下に」
酒に焼けて嗄れた声は弱々しくも呆れを含んでいた。確かに二日酔いではない方のメンターの姿が見えないことを不思議に思ってはいたが、急を要していれば最初からキースを叩き起こしている。フェイスは何でもないといった口調で問いを返した。
3534ジュニアの不在は知っている。朝も早いうちから元気に部屋を出ていく音に目を覚ましながらも、フェイスはそのまま二度寝を決め込んだ。全員揃っての休日、各々の予定も特に聞き出してはいなかったけれど――
「あー……ディノなら下にいるぞ、下に」
酒に焼けて嗄れた声は弱々しくも呆れを含んでいた。確かに二日酔いではない方のメンターの姿が見えないことを不思議に思ってはいたが、急を要していれば最初からキースを叩き起こしている。フェイスは何でもないといった口調で問いを返した。
shi__west
DOODLEセイニコニコの☆4カードスト読んだ記念に書きました。めちゃくちゃ短いし突然始まって突然終わります。
誰かに食べ物を分け与える=自分の食べる分が減るのに、自分が美味しいって感じたものを積極的にあげようってするって、それはもう愛じゃん……となってしまい……。ところでまずカードスト名がすごくないですか?びっくりしちゃった 2
nishimuku3611
MOURNING今年の🎧誕に合わせて描いたんですけど間に合わなかったので供養…🙏付き合ってるふたりです。
(⚠️かる〜く事後表現ありますのでご注意ください)
わかりにくいと思うので補足しとくと、2/14の夜中0時から朝にかけてのお話です。
去年は1番にお祝いしたい🎸、今年は🎸から1番にお祝いされたい🎧でした〜!
改めてお誕生日おめでとうございました🎧!! 5
shi__west
DOODLEジュドビアHPのジュードのページに外面よくて社交的で信頼を得やすいとか書いてあったのを見て書いたネタ。
相変わらず捏造しかないです。
HPのジュードからファンへのボイスだとか、4人のホームボイスネタなどが含まれます。
誰が13期なのかわかってないのに、ビアンキがかわいいって言ってるからって、俺もかわいいって思うよって言い出すジュード面白くて好きです。 4
29isChicken
PROGRESS2/23のCC福岡58 エリオスオンリーにて新刊間に合わなかったので配布した告知ペーパーです。新刊は5/3スパコミにて頒布予定。ページ数は56pの予定。装丁がんばりたいです。初版分ノベルティ付けます。がんばります。 4shi__west
DOODLEジュドビアパート2です。ジュードに助けられたビアンキが、何かお礼をしようと考える話。
フォロワーに書いてって言われたので書きました。この2人書くの楽しいです。
2人のカードが実装されるのがとっても楽しみ。きっとジュードはビアンキの話ばっかりなんだろうな……。 3
shi__west
DOODLEジュドビアです。公式を見てなにもわからなくなって書きました。
捏造しかないです。
公式が出す前に出したものはどんなにめちゃくちゃでも多分セーフだっておばあちゃんも言ってた!! 3
艘舵水(そーだすい)
DONEきみたちと過ごした時間を忘れない#天使同盟
#レトロゲーム
2023/02/22
食事シーンも全部見たかったな
このシーンはあれが逆に印象的で好きだけど
喋ってる相手はヤンだし、こういうことしそうなのもヤンだと思うけど
関係ない声掛けをしながら主題を続けるエリオットはポイント高いので
肉返せの相手はギルにしました
↓タイムラプス 2
pie_no_m
DONEフェイスのバースデーのお話※エリチャン・コメントバレを含みます。
たとえば明日のホットショコラが、未来永劫の愛になるように「あー、だから、もう好きにしろって」
頭痛が治まらないというような、何とも嫌そうな顔で、キースは投げやりな台詞を吐いた。ディノはそんな同僚に憤慨して、必要事項を入力中であったオンラインショップの受付画面から目を離す。
「そんな適当なこと言うなよ、フェイスの誕生日なんだぞ」
「それを考えた上での、オレたちの金色はねえわって意見に耳を貸さなかったのはお前だろ」
キースの指摘に、ソファの後ろ、カウンター側に背を向けて丸椅子に座っているジュニアが「そうだ、そうだ」と加勢してきた。
ウエストセクター研修チームの午後のミーティングは、ルーキーを一人欠いた状態で開かれている。議題はフェイスの誕生日について。サプライズの企画に、対象者を参加させるわけにはいかない。密会とも言えるそれはフェイスの留守を狙ってのことなので、三人の時間はそう長く取れない。迅速かつ円滑に進めたいところではあるが、構図は一対一対一になりつつあった。金箔でコーティングされたフェイスの等身大チョコレートに賛成派のディノ、もう好きにしろ派のキース、いやなんで金色にする必要があるんだよ派のジュニアだ。
3358頭痛が治まらないというような、何とも嫌そうな顔で、キースは投げやりな台詞を吐いた。ディノはそんな同僚に憤慨して、必要事項を入力中であったオンラインショップの受付画面から目を離す。
「そんな適当なこと言うなよ、フェイスの誕生日なんだぞ」
「それを考えた上での、オレたちの金色はねえわって意見に耳を貸さなかったのはお前だろ」
キースの指摘に、ソファの後ろ、カウンター側に背を向けて丸椅子に座っているジュニアが「そうだ、そうだ」と加勢してきた。
ウエストセクター研修チームの午後のミーティングは、ルーキーを一人欠いた状態で開かれている。議題はフェイスの誕生日について。サプライズの企画に、対象者を参加させるわけにはいかない。密会とも言えるそれはフェイスの留守を狙ってのことなので、三人の時間はそう長く取れない。迅速かつ円滑に進めたいところではあるが、構図は一対一対一になりつつあった。金箔でコーティングされたフェイスの等身大チョコレートに賛成派のディノ、もう好きにしろ派のキース、いやなんで金色にする必要があるんだよ派のジュニアだ。
艘舵水(そーだすい)
PROGRESS久しぶりにフィギュアを並べて指フレームしました多人数構図、難しすぎる問題
#天使同盟
2023/02/13
喋ってる相手はヤンだし、こういうことしそうなのもヤンだと思うけど
関係ない声掛けをしながら主題を続けるエリオットはポイント高いので
肉返せの相手はギルにしました
pie_no_m
TRAININGセルフワンライ+15min
あまく、まどろむ イエローウエストの研修チーム、その生活圏である部屋には、主な家電製品はひと通り揃っている。そもそも掃除や洗濯といった、日常生活を送る上で欠かせない細かな作業は、大半が補助ロボットの役目でもある。テレビの画面の先、何百何千という客にモノを売ってきたであろう司会者の話術で紹介されているロボット掃除機は、ディノにとってもこの部屋にとっても明らかに不必要な品物だった。
「でも、二つでこの値段はお得すぎる……!」
独り言は深夜のリビングに溶け込んでいく。そろそろ切り上げて就寝しなければ明日の業務に差し支えるとわかっていても、ディノは司会者の流暢な喋り、そして魅力あふれる品々から目が離せない。通販番組とは、もしかしたら世界的なサッカーの試合よりもディノの心を踊らせるエンターテインメントかもしれない。
1869「でも、二つでこの値段はお得すぎる……!」
独り言は深夜のリビングに溶け込んでいく。そろそろ切り上げて就寝しなければ明日の業務に差し支えるとわかっていても、ディノは司会者の流暢な喋り、そして魅力あふれる品々から目が離せない。通販番組とは、もしかしたら世界的なサッカーの試合よりもディノの心を踊らせるエンターテインメントかもしれない。
aumi_kj
DONE【ウィルシャム】観覧車デートの話。(2022/9に書いた話)※イクリプスとの戦いが終息した後でシャムスはエリオスで保護監察処分となっています。特に前回の話しとは繋がってはいません。
※1箇所、ウィルの台詞の「俺」が「オレ」になってしまっています。 4
pie_no_m
TRAININGお題箱より「🍕から攻められてたじろぐ🎧」です。ありがとうございました!
※ごつサブ有り
Gimme Gimme Gimme! なんだかんだで、ここの人間たちはそれなりにアクティブな方だと思う。フェイスは自室の扉の前で、ぼんやりと誰もいないリビングを見渡した。
オフといえば専らクラブへ通っている自分だって、客観的に見ればアクティブな人間に含まれるかもしれないが、今日は違った。贔屓のクラブはここ十日の間に内装工事と設備の点検があるとのことで、フェイスのDJとしての活動はやむなく休止中だった。それは何故か。クラブなら他にもあるが、他の施設は夜毎フェイスのファンが群れをなしてやってくることに慣れていない。つまりのやむなくである。特に予定もない休日、フェイスはゆっくりたっぷりと睡眠をとり、リビングに差し込むのは正午過ぎの光だった。ブランチを済ませたあとはレコードを整理しようかと考えつつ、フェイスが一歩を踏み出すか踏み出さないかという瞬間、玄関代わりに外へと続く扉が開く音がした。
3327オフといえば専らクラブへ通っている自分だって、客観的に見ればアクティブな人間に含まれるかもしれないが、今日は違った。贔屓のクラブはここ十日の間に内装工事と設備の点検があるとのことで、フェイスのDJとしての活動はやむなく休止中だった。それは何故か。クラブなら他にもあるが、他の施設は夜毎フェイスのファンが群れをなしてやってくることに慣れていない。つまりのやむなくである。特に予定もない休日、フェイスはゆっくりたっぷりと睡眠をとり、リビングに差し込むのは正午過ぎの光だった。ブランチを済ませたあとはレコードを整理しようかと考えつつ、フェイスが一歩を踏み出すか踏み出さないかという瞬間、玄関代わりに外へと続く扉が開く音がした。
pie_no_m
TRAININGお題箱より「待ち合わせをする🍕🎧」です。ありがとうございました!
お気に入りのあの店で あの日、いつにも増して強引さを感じさせるSNS上でのやり取りは、言うまでもなくフェイスの側が折れる結果となった。待ち合わせの場所や時間を周囲の人間――主にフェイスのファンだが――に悟られないよう、ディノからの個人的なメッセージは思ったよりも迅速にフェイスのアカウントまで届いた。末尾の「待ってる」というシンプルなひと言を確認しただけで、その日はひとり静かに過ごしたい気分であったことなど都合良く忘れたフェイスは目的地、件のイタリアンレストランへ向かう足を早めた。
「俺のこと、呼べば来るものだって思ってない?」
ピザには、正直飽きている。飽きていても美味しいのがピザらしい。毒されている自覚はあるけれど、その味はなるほど評判通りで、フェイスは悔しさを含めた文句を空に放り投げた。それでも今回は「まし」な方だった。行くか行かないか、来るか来ないかの意思を問われることもなく、自動的にフェイスの行き先や予定が決まっていることだってあるのだから。惚れた弱み、自己責任でも、小言くらいはぶつけたい。
1752「俺のこと、呼べば来るものだって思ってない?」
ピザには、正直飽きている。飽きていても美味しいのがピザらしい。毒されている自覚はあるけれど、その味はなるほど評判通りで、フェイスは悔しさを含めた文句を空に放り投げた。それでも今回は「まし」な方だった。行くか行かないか、来るか来ないかの意思を問われることもなく、自動的にフェイスの行き先や予定が決まっていることだってあるのだから。惚れた弱み、自己責任でも、小言くらいはぶつけたい。
Lys_sw
MOURNINGカレンダー用に考えていた別話。またエリオット……とは思わないでください🥹
ぼっちゃまとばあや 山積みの書類を片付けて、襟元を緩めながら革張りのソファに深く沈む。
だらしのない姿だが、咎めるものはいない。
疲れたと認めると体に鉛でもついたかのように重く感じ、何やら外が騒がしいが、確かめる気力も湧かない。
未熟で親しみやすい領主、というのが不本意ながらエリオットの現状である。こんな自分を長い目で見てくれる人もいれば冷ややかな目で見る人もいるのは当然のことだ。
毎日机に齧り付いていても、まだまだお前は足りていないのだと思い知る。
これまで関わってきた人達の非凡さ、自分の平凡さを毎日痛いほど感じていた。
でも弱音なんて吐いたところでなんの足しにもならない。
そうは分かっていても、疲れたのだ。
領主エリオットの代わりは幾らだっていて、その事実がエリオットを立ち止まらせることなく常に追い立てていた。
1379だらしのない姿だが、咎めるものはいない。
疲れたと認めると体に鉛でもついたかのように重く感じ、何やら外が騒がしいが、確かめる気力も湧かない。
未熟で親しみやすい領主、というのが不本意ながらエリオットの現状である。こんな自分を長い目で見てくれる人もいれば冷ややかな目で見る人もいるのは当然のことだ。
毎日机に齧り付いていても、まだまだお前は足りていないのだと思い知る。
これまで関わってきた人達の非凡さ、自分の平凡さを毎日痛いほど感じていた。
でも弱音なんて吐いたところでなんの足しにもならない。
そうは分かっていても、疲れたのだ。
領主エリオットの代わりは幾らだっていて、その事実がエリオットを立ち止まらせることなく常に追い立てていた。
Lys_sw
MOURNING本編軸:エリオットとフェリクスに巻き込まれるモニカの図がすきだなぁ……って思っただけの短文です。子リスの受難「〜〜ホイッ」
「何だってそんなに外すんだよ、おい子リス、まさかまた実験してるわけじゃないよな?」
「そ、そんなことしてないです〜〜」
最近お気に入りの子リスの鳴き声が聞こえて、フェリクスは生徒会室の扉を押した。
「随分と愉快な声が聞こえると思ったら……二人で何をしているんだい?」
いじめっ子代表エリオットと餌食になってしまった子リスがえぐえぐと泣いている。
向かい合わせに手を突き合わせたまま。
「ノートン嬢、じゃんけんは強いのに、あっちむいてホイが絶望的に弱いんだよ」
じゃんけんもあっちむいてホイもモニカであれば確率を割り出すことは容易いだろう。
相手がエリオットであれば、尚のこと。
ではなぜ勝率に差があるのかと言えば、それはモニカがとてつもなく人見知りだからに他ならない。相手の表情を見ながらの勝負は彼女には分が悪い。
1021「何だってそんなに外すんだよ、おい子リス、まさかまた実験してるわけじゃないよな?」
「そ、そんなことしてないです〜〜」
最近お気に入りの子リスの鳴き声が聞こえて、フェリクスは生徒会室の扉を押した。
「随分と愉快な声が聞こえると思ったら……二人で何をしているんだい?」
いじめっ子代表エリオットと餌食になってしまった子リスがえぐえぐと泣いている。
向かい合わせに手を突き合わせたまま。
「ノートン嬢、じゃんけんは強いのに、あっちむいてホイが絶望的に弱いんだよ」
じゃんけんもあっちむいてホイもモニカであれば確率を割り出すことは容易いだろう。
相手がエリオットであれば、尚のこと。
ではなぜ勝率に差があるのかと言えば、それはモニカがとてつもなく人見知りだからに他ならない。相手の表情を見ながらの勝負は彼女には分が悪い。
藤華@CanardGalaxia
DOODLE鉄オルの感想落書き…ですが(笑ガエリオ中心+ガエアイ
p1-p3 血の河渡す
-I have no hand to touch him, no legs to walk with him, yet he said he will get me cross the blood river.
p4-5:The heart of a machiavellian
p6:Ace of club. 6
pie_no_m
TRAINING🍕(無自覚)×🎧(片想い)求める温度 ネクタイを締めながら、ディノはとある感慨に浸っていた。洗面台の鏡越しに、少し背を曲げてディノの右肩に顎を乗せ、眠そうな顔で前髪を整えるフェイスの姿が確認できる。
ずいぶん、心を開いてくれたと思う。
ちいさな喜びは肩に感じるフェイスの重みからじわじわ染み込むようだった。ディノがヒーローとして【HELIOS】に復帰した頃のぎこちない関係を思えば、朝のワンシーンのなかで起こる何気ない触れ合いにさえ感動してしまうのも無理はない。かわいい後輩がせっかくセットしている髪を勢い任せに撫で回して台無しにしないよう、ディノは結び終えたネクタイを無意味に調整し続けた。慣れた手つきでいつも通りのヘアスタイルを作り上げたフェイスは小声で「よし」と呟き、ディノの背中から離れていく。肩から消えた重さに寂しさすら感じつつ、ディノもようやくネクタイに触れる手を下ろした。
3068ずいぶん、心を開いてくれたと思う。
ちいさな喜びは肩に感じるフェイスの重みからじわじわ染み込むようだった。ディノがヒーローとして【HELIOS】に復帰した頃のぎこちない関係を思えば、朝のワンシーンのなかで起こる何気ない触れ合いにさえ感動してしまうのも無理はない。かわいい後輩がせっかくセットしている髪を勢い任せに撫で回して台無しにしないよう、ディノは結び終えたネクタイを無意味に調整し続けた。慣れた手つきでいつも通りのヘアスタイルを作り上げたフェイスは小声で「よし」と呟き、ディノの背中から離れていく。肩から消えた重さに寂しさすら感じつつ、ディノもようやくネクタイに触れる手を下ろした。