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    トクラ

    rica_km

    DONE「ドロライお題:ホストクラブ」で書いた話に加筆した全3章を支部で全文公開しています(ここに掲載しているのは2章までです)

    歪な夜を越えて
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19968050
    お題:ホストクラブ01
     今、宇髄はこれまでの人生で最も酔っていた。
     煌びやかな内装がぐるぐる回って見える。これまで酒には極めて強く、ザルとかワクとか称されるほどだったし、自分でもそう思っていた。だが、ほとんど休む間もなく飲み続けていれば自分も酔うことを初めて認識した夜だ。
     ここはホストクラブである。宇髄はホストではなく、客だ。
     お目当てはこの店の煉獄という男。同じ大学の学生だ。

     煉獄と初めて会ったのは学食で、宇髄の友人の友人だった。彼は非常に目立つ風貌をしていたが、その派手さに反して実に品行方正な学生である。——と、周囲には思われていた。
     知り合ってから学食で顔を合わせるたびに、どうにも読みきれない彼の表情が気になって幾度か声を掛けたこともある。その後、彼をホストクラブの情報誌上で見かけた。その特徴的な風貌で人違いということはないだろう。そう思って煉獄本人に尋ねると、苦学生である彼は割のいいアルバイトとしてホストクラブのボーイをやっていたが、その店でもっと身入りの良いホストをやらないかと誘われたそうだ。最初のうちはそう悪くもない売上が立っていたのだが、売掛金の三百万ほどを踏み倒したまま客に飛ばれた事から、今ややめられなくなっているということだった。
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    kukumamasann

    DOODLEスパコミで無配にしたegさんとくらげちゃんの話。pixivにも投稿しましたが、一応こっちにも投稿します〜〜😊😊😊スパコミ楽しかった!!!!
    クラゲの君【eg×名前あり女主】 『名は体を表す』というが、それをここまで体現出来るやつがいるのか、とそいつを見て思った。

     またま通りがかった女子サッカーチームで見かけたそいつは、コートを漂うくらげかと思った。色素のうすい水色の髪を揺らしながら、ゆったりと動くのに、触手で刺すように相手の不意を付いて、シュートを決める。それが、『水面くらげ』であった。
     女子サッカーにはあまり興味がなかったはずなのに、気づけば視線はそいつを追っていた。それに気づいてか、彼女も俺を見つけると手を振ってくるようになった。そして、選手同士だからか話をするようになった。ふわっと笑う彼女は、試合の時よりも雰囲気が5割増しで柔らかい。試合以外ではポケっとしたり、転んでみたり、ほけほけしている姿が何だか危うくて、時々そいつの様子を確認するようになった。今までサッカー以外に興味なんて特になく、人も才能があるか無いか、自分の手駒にできるか、そんなことしか考えていなかったはずなのに、自分のそんなかんじょうに正直驚いていた。こんな風に、人を思いやる気持ちが自分にも残っているとは、思ってもみなかった。
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    ケミカル飲料(塩見 久遠)

    DONEミキとクラ。映画館に行く。ミッキは自分の気持ちに自覚がありそう。
    2023/1/28にTwitterにアップしたものの再掲です。
    どんな映画よりも予測がつかない けたたましくブザーが鳴り響き、場内が暗くなる。光源となるのは物語を映すスクリーンだけだ。
     隣に座る彼は、映画館にすっかり慣れたものだ。普段は金属でも入っているのかと思うほど真っすぐに伸びた背筋だが、今は力を抜いて椅子の背もたれに体重を預けている。
     彼を最初に映画館に誘ったのはいつだっただろうか。きっかけが単館のリバイバル上映だったことは覚えている。ある日、小さな映画館の前を通りかかったら、昔観たことのある映画が取り上げられていた。上映時間が迫っていたが、二人とも急ぎの用事もなかったので、そのままチケットを購入してしまったのだ。
     癖毛の彼にとってはこれが映画館初体験だったが、思いの外お気に召したらしい。それ以来、それなりの頻度でこの小さな映画館に足を運んでいる。理解可能な言語かつ、お手頃価格で観られるものということで、海外作品のリバイバル上映に偏りがちではあるが、彼はあまりジャンルに頓着しない性質なので問題は無い。ラブロマンス、コメディ、サスペンス、アクション、ミステリー、ホラー等々、食わず嫌いは良くないということで観てみたら、案外どれも楽しめたようだ。あまり前衛的過ぎると困惑していたが、幸か不幸か二人で鑑賞しているので、愚痴やら解釈やらを吐き出す機会を得られていた。
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    ケミカル飲料(塩見 久遠)

    DONEノスとクラ♀。ノスクラ♀成立済み。お化粧してあげたら誰にも見せたくなくなったノス。女子会の続きですが、色の見分けが付きにくいクラ♀さんがお化粧に挑戦するということだけおさえてもらえばOKです。
    2023/1/22にTwitterにアップしたものの再掲です。
    どうか、ガラスケースに収まっていて 「というわけで、この中から私に合う色を選んでほしい」
     帰宅するなり、大量の化粧品が入った手提げ袋を突き付けてきた我が子は真剣な面持ちだった。全く流れについていけないが、望むことであれば叶えてやりたいと思うのが親心であり、とりあえず話を聞くことにした。

     「つまり、化粧をしたいが、色の見分けがつかないから、私に色を選んでほしい。そういうことで合っているか?」
     「そうだ。面倒事を押し付けて申し訳ないが、協力してほしい」
     「それは構わないが…」
     思いもよらぬ申し出に驚きと困惑が同時に押し寄せてきた。今までに、彼女に化粧の必要性について尋ねたことがあったが、それとなくはぐらかされてきた。その時は、化粧を贅沢や娯楽の一種と思って敬遠しているのだと思っていたが、まさかこんな理由だったとは。しかし、それを踏まえると解決する疑問もある。
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    リク(riku)

    DOODLE0328
    0326の続き。実際見に行ったら本当にあって圧倒されてしまったグレシルの図。
    驚きつつも新たなものに触れられるチャンスにワクワクし始めるびあさんと、驚き過ぎて声も出ないがどう調査するか考える英雄さん…って所かな…

    以下思い付き小話↓
    「よーし!いっくわよ~!アタシが一番乗り!」
    「待て貴様!!おい!!ゴリアテ!!むやみに動くな!!聞いてないのかお前は!!」
    「きゃー!!サンゴがキレイ!!あっ!何か光ってるわ!?やだぁ!!ソルティアナシェルと同じくらいキラキラで素敵♡アタシの新しい衣装の装飾に使えそう!」
    「聞け!!!!…くそっ!!」
    「あんっ!ちょっと!引っ張らないでよ!せっかく集めたのに!」
    「何が起こるかわからんのだぞ!?行動は慎め!!」
    「周りには何もいないじゃないの!ちょっとくらい大丈夫よ!」
    「不意に魔物が現れたらどうするつもりだ!?今のお前は丸腰の上に注意散漫で敵から見れば格好の標的だろうが!!」
    「う…。で、でもその時は貴方が守ってくれるんでしょ!?」
    「なっ…!?」
    「それとも自分で対処「当然のことを言うな!!」
    「え、あ」
    「守る対象はお前が最優先だ」
    「も、もう!いきなりカッコいいこと言わないでちょうだいっ!」
    「貴様が発端だろう!!」
    「…でも、貴方ならそう言ってくれるって…信じていたから」
    「!!」
    「アタシを守ることを優先にしてくれるのは嬉しいけど、やることはちゃあんとやらなきゃダメよん♡」
    「ほぉ…?そういえばここには二人で訪れたのだったな」
    「(なぁんか嫌な流れね…)」
    「なぁゴリアテ…。やるべきこと…任務やお前を守ること以外にももう一つあったことを、たった今思い出したんだ」
    「ふ。ふぅん…?」
    「誰もいないんだ。まずは上陸の記念に抱くというのは「嫌!!!!絶ッッッッッ対嫌!!!!絶ッッッッッ対却ッッッッッ下!!!!不潔!!!!変態!!!!近寄らないで!!!!」
    「なにぃ!?おい待て逃げるな!!島の奥はどうなっているかわからないんだぞ!?」
    「うるさいわねこのバカ!!!!追いかけてきたら絶交するしイレブンちゃんに言いつけてやるんだから!!」

    「…おのれゴリラアアアアア!!!!」
    「バカ!!騒ぐな!!」
    「そうよ静かにしなさいよ!!」
    「皆様お静かに!!聞こえてしまいますよ!?」



    …さて、ちょこちょこ線入れしていくぞ~
    全然関係ないけどグシだけど要素低めのグシも好きやな…
    びあさん総愛されかつ総受かつ取り合い的な奴が一番好きなのでは自分…??
    いやグシも主シもカシも好きだけどね!
    とりあえずびあさん右でほのぼのギャグ寄りが好きなのかもしれない(今のところは)(ようわからんくなってきた)(深く考えるのはやめとこう!)