Karen_gotoku
DONE桐生ちゃんがモブとくっついてて嫉妬するニチチとのリクエスト!ありがとう御座います!錦桐は一応付き合ってる前提です。
嫉妬心「ほんとに助かったよ!ありがとう!」
冴えない顔のサラリーマンを助けると軽やかな笑顔で礼を言われた。
桐生がいつもの如く神室町を歩いていると、男が絡まれていた。道行く人々はいつもの光景だとばかりに目を配るも自分も巻き込まれたくないが為に素通りしていた。桐生も素通りしようとしていたが、男があろうことか桐生に助けを求めた。
後に男は「強そうだったから…つい」と言葉をこぼしていた。
「しかし、見るからに僕より若そうだね。それなのに腕っ節強いなんて凄いじゃないか」
「…………」
助けたは良いものの、この男は距離感というものが無いのかとため息を付きたくなる。桐生が男より年下だと分かると、グイグイ距離を詰めてくる。
礼と称して肉を所望した桐生は、男と韓来へ向かっていた。途中ポケットに入れていたポケベルが鳴ったが、まぁいいかと放置していた。それよりも肉が食いたい。
2255冴えない顔のサラリーマンを助けると軽やかな笑顔で礼を言われた。
桐生がいつもの如く神室町を歩いていると、男が絡まれていた。道行く人々はいつもの光景だとばかりに目を配るも自分も巻き込まれたくないが為に素通りしていた。桐生も素通りしようとしていたが、男があろうことか桐生に助けを求めた。
後に男は「強そうだったから…つい」と言葉をこぼしていた。
「しかし、見るからに僕より若そうだね。それなのに腕っ節強いなんて凄いじゃないか」
「…………」
助けたは良いものの、この男は距離感というものが無いのかとため息を付きたくなる。桐生が男より年下だと分かると、グイグイ距離を詰めてくる。
礼と称して肉を所望した桐生は、男と韓来へ向かっていた。途中ポケットに入れていたポケベルが鳴ったが、まぁいいかと放置していた。それよりも肉が食いたい。
なるちょ
DONE大桐(桐生BD)とにかく、ただただ甘い大桐にしたかっただけ。
2人のお互いを好きな気持ちが溢れていたら良いなと思いました。
あなたの願いを叶えましょう現在の時間は6月17日0時を過ぎたばかり。
昨日は珍しく早く帰宅することができたため、桐生さんお手製のカレーを食べ、一緒にお風呂……は入れなかったが、先に上がっていた桐生さんに髪を乾かしてもらってとても幸せな気持ちのまま一緒に布団に入ると、すぐに抱きしめて何度も口づけを交わす。
日付が変わる少し前にした長めのキスは、日を跨いで触れ合っているという状況に興奮を隠すことができず、桐生さんが嫌がらないのをいいことに舌を潜り込ませてたっぷりと咥内を味わうように蠢かす。
別に寝る前だとか、夜中だとか、そういうことで興奮しているわけではない。
今日は特別で……大切な日だから。
漸く唇を解放すると、息苦しさから酸素を求めて何度も呼吸を繰り返す桐生さんに、俺は体を起こすとその場に正座をする。
4012昨日は珍しく早く帰宅することができたため、桐生さんお手製のカレーを食べ、一緒にお風呂……は入れなかったが、先に上がっていた桐生さんに髪を乾かしてもらってとても幸せな気持ちのまま一緒に布団に入ると、すぐに抱きしめて何度も口づけを交わす。
日付が変わる少し前にした長めのキスは、日を跨いで触れ合っているという状況に興奮を隠すことができず、桐生さんが嫌がらないのをいいことに舌を潜り込ませてたっぷりと咥内を味わうように蠢かす。
別に寝る前だとか、夜中だとか、そういうことで興奮しているわけではない。
今日は特別で……大切な日だから。
漸く唇を解放すると、息苦しさから酸素を求めて何度も呼吸を繰り返す桐生さんに、俺は体を起こすとその場に正座をする。
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DONEどこまじシリーズ第八弾! ゾンビ真島西田は空気を読んで途中で帰りました。
街中を歩いていると遠くからヘビ革ジャケットの姿が目に入る。彼の服はかなり目立つので遠目から見ても真島だとすぐ分かる。
また喧嘩を吹っかけられそうだ、と踵を返そうとしたとき様子がおかしいことに気付いた。
肌の色がいつもと違く、フラフラと覚束ない足取りで歩いていた。もしや、と眺めていると突然真島は桐生に向かって走り出した。
「ちょっと、齧らせてぇや!!!」
赤く光る目をギラギラと輝かせながら薄ら笑みを浮かべて襲ってくる姿はもはや恐怖。いくら恐怖にも耐性がある桐生とはいえ、今回の真島は本当にヤバイと脳が警報を鳴らす。
踵を返すと一目散に逃げた。だが、真島が見逃してくれる筈もなく突如として命を掛けた鬼ごっこが始まる。
2069また喧嘩を吹っかけられそうだ、と踵を返そうとしたとき様子がおかしいことに気付いた。
肌の色がいつもと違く、フラフラと覚束ない足取りで歩いていた。もしや、と眺めていると突然真島は桐生に向かって走り出した。
「ちょっと、齧らせてぇや!!!」
赤く光る目をギラギラと輝かせながら薄ら笑みを浮かべて襲ってくる姿はもはや恐怖。いくら恐怖にも耐性がある桐生とはいえ、今回の真島は本当にヤバイと脳が警報を鳴らす。
踵を返すと一目散に逃げた。だが、真島が見逃してくれる筈もなく突如として命を掛けた鬼ごっこが始まる。
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DONEどこまじシリーズ第5弾! みんなのアイドル吾朗ギャグ全振りした結果がこれだよ!!!!!!!!
真島からの電話を受けて桐生はデボラへと向かっていた。以前そこで真島が一昔前のアイドルのようなキラキラした衣装を身に纏い喧嘩ではなく『ブレイキングファイト』と称したくさんの客の前で真島と戦ったことがある。
今回もそれと同じようなものなんだと考え、仕方なく真島に付き合うかと半ば呆れつつも楽しみにしていた。
あの手この手を使って真島は桐生に喧嘩を仕掛けてくる。ある時は警官になったりある時はゾンビ、またある時はキャバ嬢にまでなって桐生に喧嘩を買ってもらおうとする。
「(変な所に金掛けてるよな…)」
ゾンビの時に至ってはどころから金が出てるのか大量のエキストラやメイクアップアーティストを雇っていたりもした。さすがと言うべきか喧嘩に対する執念が半端ではない。
1862今回もそれと同じようなものなんだと考え、仕方なく真島に付き合うかと半ば呆れつつも楽しみにしていた。
あの手この手を使って真島は桐生に喧嘩を仕掛けてくる。ある時は警官になったりある時はゾンビ、またある時はキャバ嬢にまでなって桐生に喧嘩を買ってもらおうとする。
「(変な所に金掛けてるよな…)」
ゾンビの時に至ってはどころから金が出てるのか大量のエキストラやメイクアップアーティストを雇っていたりもした。さすがと言うべきか喧嘩に対する執念が半端ではない。
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DONEどこまじシリーズ第四弾! ポリス真島全部兄さんの計画の内……だったりして
「そこの桐生ちゃん!止まりなさい!」
背後から声を掛けられてピクリと反応する。聞き覚えのある声にうんざりしながら振り向くと案の定どこから調達したのか分からない警官の服装に身を包んだ真島が居た。
「武器なんぞ持ち歩いとらんやろな!?」
「毎回毎回よく飽きねぇなぁ…」
半ば呆れながらもため息をつく。桐生の力を取り戻す為に四六時中付き纏うと宣言して実行している目の前の男が不思議でしょうがない。飽きる、という言葉を知らないようだ。
「桐生ちゃんとの喧嘩は楽しいからのぉ。ほれ、つべこべ言わんとはよ見せんかい!」
渋々といった風に腕を上げると真島が近付き体を弄る。ぺたぺたと体中を触られると何だか居心地が悪く身動ぎをするが真島は気に留めず手を動かす。が、武器の類が見つからないと分かると肩を落とした。
1838背後から声を掛けられてピクリと反応する。聞き覚えのある声にうんざりしながら振り向くと案の定どこから調達したのか分からない警官の服装に身を包んだ真島が居た。
「武器なんぞ持ち歩いとらんやろな!?」
「毎回毎回よく飽きねぇなぁ…」
半ば呆れながらもため息をつく。桐生の力を取り戻す為に四六時中付き纏うと宣言して実行している目の前の男が不思議でしょうがない。飽きる、という言葉を知らないようだ。
「桐生ちゃんとの喧嘩は楽しいからのぉ。ほれ、つべこべ言わんとはよ見せんかい!」
渋々といった風に腕を上げると真島が近付き体を弄る。ぺたぺたと体中を触られると何だか居心地が悪く身動ぎをするが真島は気に留めず手を動かす。が、武器の類が見つからないと分かると肩を落とした。
Karen_gotoku
DONE虹を見る真桐御見舞に行った時病院で虹の根本見たことある
(隙自語)
ざあざあと耳を劈くほどの大ぶりの雨を眺めながらはぁ、とため息を付く。隣には腕を組んで不満そうな真島が居た。
雨が振る数分前、劇場前広場を歩いていた桐生は脳内にサイレンの音が聞こえるとすぐ、背後に気配を感じた。ぴったりと真島がくっついてヒヒッ、と不気味な笑みを浮かべている。
「アンタもしつけぇな…!」
今日で何度エンカウントしただろうか。手持ちの回復薬を確認しながら拳を構える。
真島との喧嘩は時間が掛かるが、得られるものも多い。何よりやはり桐生自身口では面倒くさそうにしながらも、内心喧嘩を楽しんでいる所もある。
だが、喧嘩が白熱した所に邪魔が入った。ざあぁと雨が突然勢い良く降り出したのだ。喧嘩で熱くなった体温はみるみる内に奪われていき、真島も白けたとばかりに構えを解いた。
1058雨が振る数分前、劇場前広場を歩いていた桐生は脳内にサイレンの音が聞こえるとすぐ、背後に気配を感じた。ぴったりと真島がくっついてヒヒッ、と不気味な笑みを浮かべている。
「アンタもしつけぇな…!」
今日で何度エンカウントしただろうか。手持ちの回復薬を確認しながら拳を構える。
真島との喧嘩は時間が掛かるが、得られるものも多い。何よりやはり桐生自身口では面倒くさそうにしながらも、内心喧嘩を楽しんでいる所もある。
だが、喧嘩が白熱した所に邪魔が入った。ざあぁと雨が突然勢い良く降り出したのだ。喧嘩で熱くなった体温はみるみる内に奪われていき、真島も白けたとばかりに構えを解いた。
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DONEどこまじシリーズ第二弾 バーテン真島と4代目桐生ちゃんn番煎じかもしれないけど書きたかった…!!
東城会4代目という立場は便利なようで不便である。最近はもっぱら書類仕事が多く、当分文字を見たくないとさえ思ってしまう。目の前に積み上げられた書類の山を見て頭を抱えたのは数え切れないほど。
これ以上部屋に閉じこもって書類を片付ける作業を続けると気が狂いそうだと考えこっそり本部を抜け出した。仕事をサボるのをバレたくないのもあるが何処にでも護衛が着いてくる。桐生は本来、護衛など必要ないのだが風間が何としてでも付けようとする(過保護)。立場が上になったとは言え、未だに風間には頭が上がらない桐生は文句は言えなかった。
タクシーを捕まえ、久しぶりに一人でゆっくり神室町を練り歩く。
そういえば、前に馴染みだったバーのマスターは元気にしてるだろうかとふと気になった。顔を出すついでに飲んでいこうと足を進める。
1419これ以上部屋に閉じこもって書類を片付ける作業を続けると気が狂いそうだと考えこっそり本部を抜け出した。仕事をサボるのをバレたくないのもあるが何処にでも護衛が着いてくる。桐生は本来、護衛など必要ないのだが風間が何としてでも付けようとする(過保護)。立場が上になったとは言え、未だに風間には頭が上がらない桐生は文句は言えなかった。
タクシーを捕まえ、久しぶりに一人でゆっくり神室町を練り歩く。
そういえば、前に馴染みだったバーのマスターは元気にしてるだろうかとふと気になった。顔を出すついでに飲んでいこうと足を進める。
Karen_gotoku
DONEどこまじシリーズ第一弾ゴロ桐書きかけのやつあったんで完成させた(多分当時の私が書きたかったものと違う)
真島組の事務所で桐生行きつけのキャバクラに半ば強引に取り付けた監視カメラをテレビに写して見ながら不敵な笑みを浮かべた。テレビに映し出されているのは今日も今日とてキャバ嬢を口説き何とかアフターに持ち込もうとしている桐生の姿。西田を呼びゴロ美セットを持ってこいと睨みつけると慌てて部屋を出ていく。
「浮気は許さへんで桐生ちゃん!」
ソファから立ちテレビに映し出されているキャバ嬢には目もくれず桐生の顔を一瞥すると鼻歌を歌いながら部屋を出ていった。
****
「我ながら完璧やのぉ」
鏡の前に映し出される姿は真島ではなく金髪を可愛らしいリボンで結った髪型、ピンクの蛇革ドレス、そしてかかとが高いヒールを履いたゴロ美の姿だった。あれからメイクを研究しているうちに手慣れてしまい短時間で出来るようになってしまった。良かったのか悪かったのかは分からないがこれも桐生のため、と考えると全く苦ではなかった。
1753「浮気は許さへんで桐生ちゃん!」
ソファから立ちテレビに映し出されているキャバ嬢には目もくれず桐生の顔を一瞥すると鼻歌を歌いながら部屋を出ていった。
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「我ながら完璧やのぉ」
鏡の前に映し出される姿は真島ではなく金髪を可愛らしいリボンで結った髪型、ピンクの蛇革ドレス、そしてかかとが高いヒールを履いたゴロ美の姿だった。あれからメイクを研究しているうちに手慣れてしまい短時間で出来るようになってしまった。良かったのか悪かったのかは分からないがこれも桐生のため、と考えると全く苦ではなかった。
Karen_gotoku
DONE一生お前ェに付き纏ってやる!を有言実行した男。錦桐のつもりで書いたけどCP要素は薄め。
鯉の導く先これは夢なのかと疑うほど自分の意識ははっきりしていた。だが、辺りは真っ黒で何も見えない。しかも、目の前にいる男はかつて拳を交えた兄弟でありライバルで、己へのケジメをつけるために死んでいった筈だった。
それなのに何故、自分の前に立っているのだろうか。前と変わらぬ姿で。
死人が夢に出てくる時、生者に訴えかけたい事があるのだといつぞやの占い師が言っていたのを思い出した。
「兄弟」
男ははっきりと声に出して言った。真っ直ぐ、尚且つ鋭く自分を見据える目は死しても変わっていない。
「錦、なのか…」
「寝ぼけてるのか?」
フン、と馬鹿にしたように鼻で笑う錦山。オールバックにした髪を撫でるようにして自分に向き直るとニヤリと口を歪ませた。
1066それなのに何故、自分の前に立っているのだろうか。前と変わらぬ姿で。
死人が夢に出てくる時、生者に訴えかけたい事があるのだといつぞやの占い師が言っていたのを思い出した。
「兄弟」
男ははっきりと声に出して言った。真っ直ぐ、尚且つ鋭く自分を見据える目は死しても変わっていない。
「錦、なのか…」
「寝ぼけてるのか?」
フン、と馬鹿にしたように鼻で笑う錦山。オールバックにした髪を撫でるようにして自分に向き直るとニヤリと口を歪ませた。
Karen_gotoku
DONEリクエストの生存if峯桐です。当初死んだことにするよう桐生ちゃんにお願いする峯さんを書くつもりだったけどリクエストに反するかもと言うことで軌道修正したという裏話があります…。 1515
Karen_gotoku
DONEマシュマロのリクエスト大桐シンジとか皆生きてる設定です
ガチャリ、とドアの音がするとすぐさま背後からぎゅっと抱きしめられた。
「おかえり」
「ただいま桐生さ――」
すうっ、と息を吸い込むと嗅ぎなれた柔軟剤とはまた別の匂いがし、言葉を飲み込んだ。
「桐生さん、アンタまた誰かと会ったな」
「…よく分かったな」
呆れたようなため息を付いて最後に水ですすいだ皿を水切りかごに置いて手を拭くと大吾に向き直る。優しく頬を撫でながら安心させるように呟く。
「シンジに会ってただけだ」
「桐生さんの舎弟ですよね…。この前は違う奴に会ってたしぜってぇアイツら桐生さんの事イヤラシイ目で見てんだろ許さねぇ…桐生さんは俺のだ…」
一人で暴走し始めた大吾を宥める為にリビングに移動し、冷蔵庫からビールとつまみを持ち出す。座る時もぴったりくっつくように座るので大人になっても妙に子供らしいところは残ってるな、と苦笑いした。
929「おかえり」
「ただいま桐生さ――」
すうっ、と息を吸い込むと嗅ぎなれた柔軟剤とはまた別の匂いがし、言葉を飲み込んだ。
「桐生さん、アンタまた誰かと会ったな」
「…よく分かったな」
呆れたようなため息を付いて最後に水ですすいだ皿を水切りかごに置いて手を拭くと大吾に向き直る。優しく頬を撫でながら安心させるように呟く。
「シンジに会ってただけだ」
「桐生さんの舎弟ですよね…。この前は違う奴に会ってたしぜってぇアイツら桐生さんの事イヤラシイ目で見てんだろ許さねぇ…桐生さんは俺のだ…」
一人で暴走し始めた大吾を宥める為にリビングに移動し、冷蔵庫からビールとつまみを持ち出す。座る時もぴったりくっつくように座るので大人になっても妙に子供らしいところは残ってるな、と苦笑いした。
Karen_gotoku
DONEナチュラルに同棲してる真桐龍桐生ちゃんが2人の嫁的な…
彼シャツいいよね……
リクエストありがとうございました!
優しくしたかったのに、ほのかな良い香りが鼻孔を掠め、意識が浮上する。身体を起こそうとするがどこかだるく感じる。
それでも無理やり起こすとくぅ、と腹の虫が鳴った。早く朝食を食べたいという気持ちが勝り、ベッドから降りようとするが足に力が入らずどかりと座り込んでしまった。
そういえば、と昨日の夜の出来事を思い出した。真島も龍司もお互い負けず嫌いなのもあってかいつも以上にがっついてきた。お陰で最後の方は記憶が曖昧だった。
ふと着ているシャツを見るとほんの少しぶかぶかで恐らく龍司の物だろうか。下着も新しいものになっており気絶している間着替えさせてくれたのだろうと考える。
「お、桐生はん。起きたんか」
「龍司、あぁ…リビングに行きてぇんだが情け無いことに腰が抜けてな…」
1880それでも無理やり起こすとくぅ、と腹の虫が鳴った。早く朝食を食べたいという気持ちが勝り、ベッドから降りようとするが足に力が入らずどかりと座り込んでしまった。
そういえば、と昨日の夜の出来事を思い出した。真島も龍司もお互い負けず嫌いなのもあってかいつも以上にがっついてきた。お陰で最後の方は記憶が曖昧だった。
ふと着ているシャツを見るとほんの少しぶかぶかで恐らく龍司の物だろうか。下着も新しいものになっており気絶している間着替えさせてくれたのだろうと考える。
「お、桐生はん。起きたんか」
「龍司、あぁ…リビングに行きてぇんだが情け無いことに腰が抜けてな…」
Karen_gotoku
DONE酔った染谷さんが可愛い連呼するだけの話。酔ってるので少しキャラ崩壊気味?
「4代目って本当可愛いですよね」
「……はっ?」
素っ頓狂な声が思わず出てしまったがこれは悪くないと思う。
普段染谷は桐生に対して「かわいい」などと言った覚えが無い。だが今はっきり声に出して言ったのだ。かわいいと。
「聞こえなかったんですか?4代目、かわいいです」
「いや聞こえてたが…こんなおっさんに可愛いは無いだろ」
「いや、4代目は可愛いですよ」
ふわりと微笑み、伸ばした指先で桐生の頬を優しく撫でる。珍しく直接的な言葉を言う染谷にみるみる内に頬が赤く染まっていった。
「赤くなってる顔も可愛い」
「お前…酔ってるだろ」
「酔ってますよ…貴方の瞳に、ね」
「……お前なぁ」
さらりと恥ずかしげも無くそんな台詞を吐くので逆にこっちが恥ずかしくなり心臓が煩いほど鳴っている。
779「……はっ?」
素っ頓狂な声が思わず出てしまったがこれは悪くないと思う。
普段染谷は桐生に対して「かわいい」などと言った覚えが無い。だが今はっきり声に出して言ったのだ。かわいいと。
「聞こえなかったんですか?4代目、かわいいです」
「いや聞こえてたが…こんなおっさんに可愛いは無いだろ」
「いや、4代目は可愛いですよ」
ふわりと微笑み、伸ばした指先で桐生の頬を優しく撫でる。珍しく直接的な言葉を言う染谷にみるみる内に頬が赤く染まっていった。
「赤くなってる顔も可愛い」
「お前…酔ってるだろ」
「酔ってますよ…貴方の瞳に、ね」
「……お前なぁ」
さらりと恥ずかしげも無くそんな台詞を吐くので逆にこっちが恥ずかしくなり心臓が煩いほど鳴っている。
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DONE柏(→)←桐極0.5くらいの時間軸(???)
桐生ちゃんの怪我治療する面倒みの良い冷麺さんの話。
この感情に名前は無いバタバタと慌ただしい音が事務所内に響く。あぁ、またかとため息を吐くとバタンと扉が開きすぐに閉められる。音を出している本人がぜぇはぁと珍しく息を乱している。
「また『奴』に追いかけられてるのか――桐生」
桐生と呼ばれた男はバツが悪そうに目を左右させながらそうです、と肯定した。
どうやら喧嘩したようで顔中に痣やかすり傷が出来ている。桐生の傷の治りはかなり早いが流石に見ていられないので立ち上がり救急箱を取り出すとチラリと振り返り「手当してやる」と言った。
「これくらい大丈夫です」
「こっちが見てられねぇんだよ。いいから早く来い」
本当に大丈夫だったのだがもし断って怒ったらたまったものではない。いくら昔より丸くなったとは言え柏木を怒らせたらどうなるのか知っている桐生は折れて渋々隣に座った。
1515「また『奴』に追いかけられてるのか――桐生」
桐生と呼ばれた男はバツが悪そうに目を左右させながらそうです、と肯定した。
どうやら喧嘩したようで顔中に痣やかすり傷が出来ている。桐生の傷の治りはかなり早いが流石に見ていられないので立ち上がり救急箱を取り出すとチラリと振り返り「手当してやる」と言った。
「これくらい大丈夫です」
「こっちが見てられねぇんだよ。いいから早く来い」
本当に大丈夫だったのだがもし断って怒ったらたまったものではない。いくら昔より丸くなったとは言え柏木を怒らせたらどうなるのか知っている桐生は折れて渋々隣に座った。
Karen_gotoku
DONE前々から書きたかったシチュ。極軸あたり。絶対真島吾朗の因縁SSS
もはやライフワークと化している桐生のストーカーをしていると目標である人物が立ち止まった。
気付いたのか、と思いきや誰かに呼び止められたようで急いで近づいてくる男はひっきりなしに頭を下げている。ここからでは会話はよく聞こえないが動きで恐らく以前桐生が助けた男なのだろうと推測する。元ヤクザか疑うほど桐生はお人好しなのは真島も知っている。
建物の影に隠れつつ男が去っていくのを待つが一向に何処かへ行く気がない。寧ろまた頭を何度も何度も桐生に下げ、当の桐生は首を振ったり何か悩んでいる様子だった。
もう少し近づいてもバレないだろうとこっそり忍び寄る。ある程度近付き耳を済ませると2人の会話が聞こえた。
「お願いします!桐生さんの強さと優しさに惚れたんです!1回だけでいいので!!」
1393気付いたのか、と思いきや誰かに呼び止められたようで急いで近づいてくる男はひっきりなしに頭を下げている。ここからでは会話はよく聞こえないが動きで恐らく以前桐生が助けた男なのだろうと推測する。元ヤクザか疑うほど桐生はお人好しなのは真島も知っている。
建物の影に隠れつつ男が去っていくのを待つが一向に何処かへ行く気がない。寧ろまた頭を何度も何度も桐生に下げ、当の桐生は首を振ったり何か悩んでいる様子だった。
もう少し近づいてもバレないだろうとこっそり忍び寄る。ある程度近付き耳を済ませると2人の会話が聞こえた。
「お願いします!桐生さんの強さと優しさに惚れたんです!1回だけでいいので!!」
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DONE秋→→→→→桐結構前にツイートした名前呼ぶやつを少し改変しました。短いのでお試しがてらポイピクに投稿。
時間軸は気にしない人向け。
なまえ「桐生さんって実際俺の事どう思ってます?」
突然隣で酒を呑んでいる秋山に言われてぽかん、とした表情をする。暫く悩んだ後口を開いた。
「良いやつ、だな」
「良いやつですか…。まぁ、悪く見られてないなら良かったかなぁ」
項垂れるように秋山はテーブルに突っ伏した。秋山の望んでいた回答では無いようで困ったような悲しそうな顔をしている。だが何故こんな質問をしたのか気になった桐生は秋山に問うた。
「だって年下の人たちは皆名前で呼んでるじゃないですか〜…。俺は年下に見られてないのかなって」
思い返せば東城会の6代目である大吾やかつて闘った龍司も年下で桐生自身も名前で呼んでいる。だがそこの何が不満なのだろうか。ますます秋山の心の内が分からず眉間に皺を寄せる。
914突然隣で酒を呑んでいる秋山に言われてぽかん、とした表情をする。暫く悩んだ後口を開いた。
「良いやつ、だな」
「良いやつですか…。まぁ、悪く見られてないなら良かったかなぁ」
項垂れるように秋山はテーブルに突っ伏した。秋山の望んでいた回答では無いようで困ったような悲しそうな顔をしている。だが何故こんな質問をしたのか気になった桐生は秋山に問うた。
「だって年下の人たちは皆名前で呼んでるじゃないですか〜…。俺は年下に見られてないのかなって」
思い返せば東城会の6代目である大吾やかつて闘った龍司も年下で桐生自身も名前で呼んでいる。だがそこの何が不満なのだろうか。ますます秋山の心の内が分からず眉間に皺を寄せる。
なるちょ
DONE錦桐(錦山BD)切ないお話に自分が耐えられなくなったので、END後に別END分岐がありますが、そちらは転生(錦山記憶有り)注意です。
今日という日にありがとう帰りにコンビニで買い込んだ缶ビールを2つ取り出して蓋を開けると、1つは机に置いたまま、もう1つを持ち上げて軽くぶつけるとようやく喉を潤す。
「やっとお前に奢れたな」
金を惜しまず、いつも面倒をみてくれた兄弟分を思い出す。
いつも奢ってもらってばかりいたが、いつか俺が奢ると約束をしていた。
本当ならこうやって毎年奢るつもりが……できなかった。
現実を受け入れることが辛く、思い出すと立てなくなるのではないかと不安になったからだ。
しかし、いい加減そんな弱さと別れを告げないと笑われてしまうと、今年は部屋で祝い酒を決めた。
「錦は酒に詳しかったが、今日はビールで我慢しろよ」
誰もいない空間にポツポツと言葉を投げる。
昔を思い出したり、自分の近況を報告した後、あの爆発が起きてからどれくらいの時が経っただろう、とボーッと考えながら酒の量を増やしていくと、いつの間に寝てしまったのか……。
2743「やっとお前に奢れたな」
金を惜しまず、いつも面倒をみてくれた兄弟分を思い出す。
いつも奢ってもらってばかりいたが、いつか俺が奢ると約束をしていた。
本当ならこうやって毎年奢るつもりが……できなかった。
現実を受け入れることが辛く、思い出すと立てなくなるのではないかと不安になったからだ。
しかし、いい加減そんな弱さと別れを告げないと笑われてしまうと、今年は部屋で祝い酒を決めた。
「錦は酒に詳しかったが、今日はビールで我慢しろよ」
誰もいない空間にポツポツと言葉を投げる。
昔を思い出したり、自分の近況を報告した後、あの爆発が起きてからどれくらいの時が経っただろう、とボーッと考えながら酒の量を増やしていくと、いつの間に寝てしまったのか……。
higashinokaze10
REHABILI・西谷×真島(西真)・ギャグ…?
・関西弁わからん
・雰囲気で読んでね
西真〉癪だから言いたくない カーテンの隙間からもれた陽光を顔に浴びて、真島は目を覚ます。ボロ部屋の煎餅布団…ではなく、いかにもセレブっぽいマンション、上等なベッドの上で伸びをする。
グランドまでの距離は少し遠いが、このマンションが今の住居である。といっても、持ち主は真島ではないのだが。
真島は隣で寝ている、このマンションの持ち主である男を一瞥する。西谷誉。彼の自宅に同棲している身である。
起こしてしまわないように静かにベッドを降りた真島は、服を拾って部屋を出る。
別に言われたわけでは無いが、西谷が家賃やら生活費などを真島から全く受け取らないので、代わりとして食事や掃除を請け負っている。
冷蔵庫の白米を温めている間に味噌汁、おひたし、卵焼き、など簡単ではあるが朝食を準備する。
1149グランドまでの距離は少し遠いが、このマンションが今の住居である。といっても、持ち主は真島ではないのだが。
真島は隣で寝ている、このマンションの持ち主である男を一瞥する。西谷誉。彼の自宅に同棲している身である。
起こしてしまわないように静かにベッドを降りた真島は、服を拾って部屋を出る。
別に言われたわけでは無いが、西谷が家賃やら生活費などを真島から全く受け取らないので、代わりとして食事や掃除を請け負っている。
冷蔵庫の白米を温めている間に味噌汁、おひたし、卵焼き、など簡単ではあるが朝食を準備する。
higashinokaze10
REHABILI・リハビリ、書き方忘れた・意味分からんかったらごめん
・西谷→→(←)真島
・リバ可のヤツが書いてるのでちょっとあやしい
・まだ喧嘩するだけの仲
・交流関係良好
・生存ifってことで
・関西弁分かんなくて雰囲気で書いてるのでご了承ください
西真〉実はお互い浮ついて 蒼天堀の路地を抜けた先にある、とあるアパート。その階段で、煙草を吸ってたむろする男が一人。脱力する体躯とは裏腹に、鋭い眼光で路地を見下ろしている。
月夜にコンクリート、錆だらけの柵のなかで、男の臙脂色(えんじいろ)のスーツが一層、妖しさを醸し出す。
近江連合直参鬼仁会 会長、西谷誉。
「真島くんは、まだかのぅ〜」
西谷は煙草を消しながら、ソワソワと待ち人の名前を呼ぶ。
といっても約束などはしておらず、勝手に待ち伏せているだけであるのだが。
アパートへ続く唯一の路地に人影が現れ、西谷はそのシルエットを確認するや否や階段を駆け降りる。
「待っとったでぇ、真島くん!」
タキシード姿で左眼には眼帯、長髪を一つに結んでいる顔色の悪い男が顔を上げる。西谷の姿を見るなり、名前を呼ばれた男はさらに顔色を悪くした。
2202月夜にコンクリート、錆だらけの柵のなかで、男の臙脂色(えんじいろ)のスーツが一層、妖しさを醸し出す。
近江連合直参鬼仁会 会長、西谷誉。
「真島くんは、まだかのぅ〜」
西谷は煙草を消しながら、ソワソワと待ち人の名前を呼ぶ。
といっても約束などはしておらず、勝手に待ち伏せているだけであるのだが。
アパートへ続く唯一の路地に人影が現れ、西谷はそのシルエットを確認するや否や階段を駆け降りる。
「待っとったでぇ、真島くん!」
タキシード姿で左眼には眼帯、長髪を一つに結んでいる顔色の悪い男が顔を上げる。西谷の姿を見るなり、名前を呼ばれた男はさらに顔色を悪くした。