も ぶ
MOURNING新しいアプリの試しのつもりで何となく書き始めた謎な悪魔な五×人間な七の話。好き勝手書く悪魔パロであり、若干グロ描写あり(原作程度ではあると思う)なのでご注意いください。 9920
ooomen666
DONE五七夏祭り企画「ギャップ」七海が真夜中にふと思い立って十劃呪法でプリンを作ってる話です
甘くて昏い夜のこと 恋に落ちたときの匂いを覚えている。
七海が帰ってきてからしばらく経ったときのことで、僕はたびたびアイツの家に転がり込んでいた。七海がまた、あの時みたいにふいっといなくなってしまわないかすごく心配だったから。
「そんな風につきまとわなくても、もう逃げたりしませんよ」
って七海は僕が部屋を訪れるたびに、呆れたみたいな顔をしてクソデカい溜息をつくけど。
「ほんと?」
「ええ、大人ですから」
それでも僕は疑心暗鬼なので七海の家に入り浸る。任務やら情報共有やら何やら、本来なら補助監督がやる仕事を僕がひったくって、あらゆる雑務を届ける態で部屋を訪れていく。
大人かあ。
僕は高専にいたときからずっと七海のことが好きだったし、なんか色素の薄い柔そうな肌とかまだ少し未発達の手足とかさらさらの金髪とかに一目見たときからなんか釘付けになってしまったんだけど、七海にはそんなのは全部子供の戯れみたいな感じで思われてたのかなーとか考えてしまう。
2940七海が帰ってきてからしばらく経ったときのことで、僕はたびたびアイツの家に転がり込んでいた。七海がまた、あの時みたいにふいっといなくなってしまわないかすごく心配だったから。
「そんな風につきまとわなくても、もう逃げたりしませんよ」
って七海は僕が部屋を訪れるたびに、呆れたみたいな顔をしてクソデカい溜息をつくけど。
「ほんと?」
「ええ、大人ですから」
それでも僕は疑心暗鬼なので七海の家に入り浸る。任務やら情報共有やら何やら、本来なら補助監督がやる仕事を僕がひったくって、あらゆる雑務を届ける態で部屋を訪れていく。
大人かあ。
僕は高専にいたときからずっと七海のことが好きだったし、なんか色素の薄い柔そうな肌とかまだ少し未発達の手足とかさらさらの金髪とかに一目見たときからなんか釘付けになってしまったんだけど、七海にはそんなのは全部子供の戯れみたいな感じで思われてたのかなーとか考えてしまう。
ooomen666
DONE57ワンドロライ「執着」夜来る獣 それは真夜中を少し過ぎたくらいの時間に、いつも来る。
「おつかれサマンサ〜」
ドアを開けると、絵に描いたような軽薄を纏い、しかし誰よりも美しい最強の男がそこに立っている。
「五条さん。何の用ですか」
私は密かに、真夜中のこの時間帯は、彼が最も美しく見える時刻だと思っている。都会の闇夜に彼の銀髪と青い瞳はとても良く映えるから。直接本人に言ったことはないけれど。
「わー七海、相変わらずひどい顔じゃんうける」
私の言葉を無視して、五条さんは勝手知ったる風で玄関に入り込む。
私が会社員になってからも、この人は頻繁に部屋を訪れてくる。特に高専の話はしない、呪術師に戻れとも言わない。ただ会って、会話をし、人間らしい暮らしから遠ざかりつつある私の様子を面白がっている。
2249「おつかれサマンサ〜」
ドアを開けると、絵に描いたような軽薄を纏い、しかし誰よりも美しい最強の男がそこに立っている。
「五条さん。何の用ですか」
私は密かに、真夜中のこの時間帯は、彼が最も美しく見える時刻だと思っている。都会の闇夜に彼の銀髪と青い瞳はとても良く映えるから。直接本人に言ったことはないけれど。
「わー七海、相変わらずひどい顔じゃんうける」
私の言葉を無視して、五条さんは勝手知ったる風で玄関に入り込む。
私が会社員になってからも、この人は頻繁に部屋を訪れてくる。特に高専の話はしない、呪術師に戻れとも言わない。ただ会って、会話をし、人間らしい暮らしから遠ざかりつつある私の様子を面白がっている。
ooomen666
DONE五七ワンドロライ「祈り」映画をみた勢いで書いた五七+夏
※一部夏七ぽい描写があるのでちゅういしてください。
百鬼夜行のあとで 綺麗な手をしている人だった。
思い返せばその名の通り、彼との思い出は暑い季節のものが多い。
沖縄も、あの鮮烈な出来事も、ひどく暑い最中でのことだった。知り合ってから二度目の秋がくる頃にはいなくなってしまったので、私が思い出すのは僅か一年と少し、その先のことは噂でしか知り得ない。なのに、今でも彼は私の中で強烈な印象を残している。
一緒に任務に赴いた帰り道、よくアイスを奢ってくれた。ソーダやオレンジの、冷たく甘い汁の滴るそれを持つ、美しい指先。五条さんの見るからに長く骨張った荒々しい手と違い、それは繊細でしなやかで、誰に対しても柔らかな所作をしていた。
その手で、たまに私の髪や頬を撫で、一方で黒く禍々しい呪霊の玉を呑み込むのだ。一種淫靡ともいえる手つきで。
4702思い返せばその名の通り、彼との思い出は暑い季節のものが多い。
沖縄も、あの鮮烈な出来事も、ひどく暑い最中でのことだった。知り合ってから二度目の秋がくる頃にはいなくなってしまったので、私が思い出すのは僅か一年と少し、その先のことは噂でしか知り得ない。なのに、今でも彼は私の中で強烈な印象を残している。
一緒に任務に赴いた帰り道、よくアイスを奢ってくれた。ソーダやオレンジの、冷たく甘い汁の滴るそれを持つ、美しい指先。五条さんの見るからに長く骨張った荒々しい手と違い、それは繊細でしなやかで、誰に対しても柔らかな所作をしていた。
その手で、たまに私の髪や頬を撫で、一方で黒く禍々しい呪霊の玉を呑み込むのだ。一種淫靡ともいえる手つきで。
ooomen666
DONE57アドベント企画に寄せたものです。五の誕生日にまつわるお話。
12月7日のアナタへ 最初の12月7日は2006年のことだ。
五条さんはまだ呪術高専の二年生だったけれど、既に呪術師として幾つもの重大な任務に就いていて、その日も誕生日だというのにずいぶん遠くの案件を入れられていた。ぶうぶう文句を言いながら出かけていって、仕方ないから帰ってきたら皆でお祝いでもしてやろうか、と夏油さんや家入さんと話していたのを覚えている。
五条さんは皆が寝静まった深夜に帰ってきて、偶然私と顔を合わせた。
雨が降っていた。
私は一人でコンビニに行ってきたところで、学生共有の冷蔵庫に買ってきたアイスを山ほど突っ込んでいた。五条さんは食堂にふらりと現れて、少し機嫌が悪そうにしていたけれど、私を視界にいれるとすうっと目元を緩ませた。
4747五条さんはまだ呪術高専の二年生だったけれど、既に呪術師として幾つもの重大な任務に就いていて、その日も誕生日だというのにずいぶん遠くの案件を入れられていた。ぶうぶう文句を言いながら出かけていって、仕方ないから帰ってきたら皆でお祝いでもしてやろうか、と夏油さんや家入さんと話していたのを覚えている。
五条さんは皆が寝静まった深夜に帰ってきて、偶然私と顔を合わせた。
雨が降っていた。
私は一人でコンビニに行ってきたところで、学生共有の冷蔵庫に買ってきたアイスを山ほど突っ込んでいた。五条さんは食堂にふらりと現れて、少し機嫌が悪そうにしていたけれど、私を視界にいれるとすうっと目元を緩ませた。
riho_7777
DONE続きました。できてない五七、ジュセン時代の晩夏の話。
やっぱり五さんがクズ風味。
R-18作品のため、高校生を含む18才未満の方は閲覧できません。
ご了承ください。
18才以上ですか?(yes or no) 3837
riho_7777
DONEできてない五七、ジュセン時代のある夏の暑い日の話。五さんがクズ風味。
R-18作品のため、高校生を含む18才未満の方は閲覧できません。
ご了承ください。
18才以上ですか?(yes or no) 3549
ののと
DONE五視点で、靴を履き直そうとしている辺りからの別バージョン。何かされてしまう(し合ってる?)ルートです。最後までしてないし、ぬるいですが鍵かけてます。※攻フ××あるので苦手な方はご注意くだない18over? yes/no 4909
love_murasakixx
MOURNING2022年五七の日記念(?)捏造過多な話、何でも許せる方向けです。
書きたいとこだけ書いたので、突然始まって突然終わってます。
事変後生存ifで、同居してる五と七の話。
まだ成立してませんが、いずれ五七となる二人。
事変における七の傷痕の描写や、モブからの侮辱的発言など含まれますのでご注意下さい。
無自覚な執愛の芽吹き「五条さん。私、ちょっと出かけてきます」
その言葉に、ソファーで報告書に目を通していた五条がバッと顔を上げて発言主を見遣った。
「は? え、何、なんだって?」
「ですから、少し出かけてきますと」
「はぁあ 待て待て、何言ってんのお前、ダメっつーか無理に決まってんだろ!」
ローテーブルに報告書を放り投げ、大股で発言主である七海に歩み寄り、五条はちょっと怒ったように眦を吊り上げて見せる。
対する七海は、何がいけないのかと言った様子で五条を見上げていた。
「あのねぇ七海、お前、ついこの間ようやくベッドから起き上がれるようになったばかりなんだよ? リハビリだってまだ始まったばかりだってのに、そんな状態の身体でドコ行くって?」
12334その言葉に、ソファーで報告書に目を通していた五条がバッと顔を上げて発言主を見遣った。
「は? え、何、なんだって?」
「ですから、少し出かけてきますと」
「はぁあ 待て待て、何言ってんのお前、ダメっつーか無理に決まってんだろ!」
ローテーブルに報告書を放り投げ、大股で発言主である七海に歩み寄り、五条はちょっと怒ったように眦を吊り上げて見せる。
対する七海は、何がいけないのかと言った様子で五条を見上げていた。
「あのねぇ七海、お前、ついこの間ようやくベッドから起き上がれるようになったばかりなんだよ? リハビリだってまだ始まったばかりだってのに、そんな状態の身体でドコ行くって?」
conchinco57
DONE五七版ドロライ第二回GW企画ワードパレット⑩
(奪われた、からかう、思い出を食べて生きる)
冒頭少しだけモブさんでます。
えちちはないけど会話がちょいアレなのでワンクッション。 1753
kuonao
MOURNING先に書いてたけど、たぶん使わないだろう七海と真依の会話。「さよなら、青春」に入るはずだった話の一部
七海の恋話を聞く真依の話 幼い頃の七海にとって、五条はいけ好かない先輩だった。まだあの頃は恋に淡い憧れがあったし、異性にだけ向けるものだという固定概念があった。そのせいで、恋を認められるようになるまで、途方もない時間が必要だった。
どうして五条を好きになったのだろう。もっと簡単で、もっと手頃で、もっと楽な恋が数えきれないほどたくさん落ちている。五条を好きになってしまったせいで、安寧だったり、平穏だったり。そういう優しさに満ちたものばかりを捨ててきた。
後悔を幾度も繰り返した。けれど、そのたびに。どうしようもなく五条を愛しているのだと思い知る。あまりにも後悔を繰り返したせいで、もうとっくの昔に、これからも五条のことを愛し続けるのだろうと諦めた。諦めることを諦めた。
5483どうして五条を好きになったのだろう。もっと簡単で、もっと手頃で、もっと楽な恋が数えきれないほどたくさん落ちている。五条を好きになってしまったせいで、安寧だったり、平穏だったり。そういう優しさに満ちたものばかりを捨ててきた。
後悔を幾度も繰り返した。けれど、そのたびに。どうしようもなく五条を愛しているのだと思い知る。あまりにも後悔を繰り返したせいで、もうとっくの昔に、これからも五条のことを愛し続けるのだろうと諦めた。諦めることを諦めた。
ののと
DONE仕事も終わってあとは家に帰って…って思っていたらエレベーターに閉じ込められた(ほんの数十分)五七の短いお話。全然最後までしてない、手前までですがR18扱いで鍵かけてます。→18over? yes/no 3283
lemsa57
MAIKING大人五七のセフレ的なお話(描きかけ2ページですみません。。)都合のいいときに五条さんに抱かれる七海の葛藤を描くかと思いきやただのエッチシーンを描きたいだけの漫画です。。(後日続きかけたらTwitterやPixivにまとめたいなと思います) 2
kaz
DONE57festa!2開催ありがとうございました!!結局日付跨いですみません…
既刊の「五七がケモいちねんずをお世話する話」シリーズのおまけネタになります。
webオンリー終了に伴いパスワード解除しました。 5
kuonao
DONE夏油が高専を出てしばらく経った頃、七海が高専を辞めるきっかけになった話。五条が呪詛師を殺したという意味での事後、七海との初夜にのぞむまでの会話という意味での事前のとても薄暗い話です。
今はさよなら、僕の春 その日、僕は人を殺した。
思い出すのも癪なほど、胸糞の悪い案件だった。術式で意識を乗っ取った少女たちの尊厳を奪い、変態どもに売る。そんな罪を重ねて笑う、呪詛師を殺した。
未来しかない幼気な少女を餌食にする大人が一番嫌いだ。そういう大人が我が物顔で世の中を牛耳るせいで、いつだって犠牲になるのは力ない子どもたちなのだ。そんな大人たちが蔓延るせいで、灰原は殺された。
五条にとって、灰原の命と、名も知らない呪詛師は同じ価値ではない。
灰原には未来があった。あのまま成長すれば、きっとたくさんの命を救う呪術師になれたはずだった。そんな光の真ん中に居るような後輩と、夜闇に身を落とした呪詛師が、同じ価値があるはずがない。
4073思い出すのも癪なほど、胸糞の悪い案件だった。術式で意識を乗っ取った少女たちの尊厳を奪い、変態どもに売る。そんな罪を重ねて笑う、呪詛師を殺した。
未来しかない幼気な少女を餌食にする大人が一番嫌いだ。そういう大人が我が物顔で世の中を牛耳るせいで、いつだって犠牲になるのは力ない子どもたちなのだ。そんな大人たちが蔓延るせいで、灰原は殺された。
五条にとって、灰原の命と、名も知らない呪詛師は同じ価値ではない。
灰原には未来があった。あのまま成長すれば、きっとたくさんの命を救う呪術師になれたはずだった。そんな光の真ん中に居るような後輩と、夜闇に身を落とした呪詛師が、同じ価値があるはずがない。
kuonao
DONE記憶ありで転生してきた七海が最強として呪術界に幽閉されているところに、最強でなくなった五条が迎えにくる話昨日の逆夢 明日の正夢 七海はカミサマとやらの声を聞いたことがあった。まだ、この世に産まれ出るよりも前のことだ。
すでに痛みも意識すら曖昧な中、ツギハギの呪霊の手が胸に触れた。そして、ぼこり、と上半身が波打った瞬間、その声が聞こえた。
【汝、次の世で何を望む?】
脳内で反響したその音が、本当に神様かどうかだなんてわからない。死に際に見た幻覚だと言われれば、そうだとも思う。
ただ、消えゆく意識の中で、たった一人の親友だった男と恋人の安寧を願ったことだけを覚えていた。
生まれた時から、七海は違う人生の記憶を持っていた。まるで古いアルバムのような、色褪せた記憶。その中で、七海は親友に恵まれ、愛した人と恋人となり、そして戦いの中で死んだ。
17102すでに痛みも意識すら曖昧な中、ツギハギの呪霊の手が胸に触れた。そして、ぼこり、と上半身が波打った瞬間、その声が聞こえた。
【汝、次の世で何を望む?】
脳内で反響したその音が、本当に神様かどうかだなんてわからない。死に際に見た幻覚だと言われれば、そうだとも思う。
ただ、消えゆく意識の中で、たった一人の親友だった男と恋人の安寧を願ったことだけを覚えていた。
生まれた時から、七海は違う人生の記憶を持っていた。まるで古いアルバムのような、色褪せた記憶。その中で、七海は親友に恵まれ、愛した人と恋人となり、そして戦いの中で死んだ。
kohaohana
DONE57FESTA‼︎開催おめでとうございます🎉立ち寄っていただき、ありがとうございます🥰
拙い漫画ですが、性癖は全部詰め込んだつもりです!!(真っ白なので後日手直ししてpixivにアップする予定です) 7
YuKiRyu0
DONE記憶ありで転生して最強になった七海が呪術界の奥深くに幽閉されているところに、最強でなくなった五条が迎えに来る話昨日の逆夢 明日の正夢 七海はカミサマとやらの声を聞いたことがあった。まだ、この世に産まれ出るよりも前のことだ。
すでに痛みも意識すら曖昧な中、ツギハギの呪霊の手が胸に触れた。そして、ぼこり、と上半身が波打った瞬間、その声が聞こえた。
【汝、次の世で何を望む?】
脳内で反響したその音が、本当に神様かどうかだなんてわからない。死に際に見た幻覚だと言われれば、そうだとも思う。
ただ、消えゆく意識の中で、たった一人の親友だった男と恋人の安寧を願ったことだけを覚えていた。
生まれた時から、七海は違う人生の記憶を持っていた。まるで古いアルバムのような、色褪せた記憶。その中で、七海は親友に恵まれ、愛した人と恋人となり、そして戦いの中で死んだ。
17102すでに痛みも意識すら曖昧な中、ツギハギの呪霊の手が胸に触れた。そして、ぼこり、と上半身が波打った瞬間、その声が聞こえた。
【汝、次の世で何を望む?】
脳内で反響したその音が、本当に神様かどうかだなんてわからない。死に際に見た幻覚だと言われれば、そうだとも思う。
ただ、消えゆく意識の中で、たった一人の親友だった男と恋人の安寧を願ったことだけを覚えていた。
生まれた時から、七海は違う人生の記憶を持っていた。まるで古いアルバムのような、色褪せた記憶。その中で、七海は親友に恵まれ、愛した人と恋人となり、そして戦いの中で死んだ。
lemsa57
MAIKING描きかけですみません。。ポムポムさんと異常に仲良しなナナミンにイライラしてる五条さんの嫉妬漫画(1枚だけですみません…)この後のページからナナミンの身体に分からせるターン入ってほしいです(願望)
ぬけがら
DONE付き合ってない五と社畜七の始まりそうな春のお話。57FESTA2の展示作品でした。パスワードはずしました。『ハルノヒ』「ひょっとして、死のうとしているとでも思っていますか」
暦の上では春だとしても雨の夜は肌寒い。七海が帰宅して間もない室内は、人間が二人居るのに寒々としている。無造作にローテーブルに置かれたエアコンのリモコンが、ぴ、と音を立てる。微かなエアコンの稼働音に混じって、七海は無表情で外套を脱いだ。室外からは雨の音。冷えた部屋には空調の揺らぎ。その中にぽつりと七海の声が、混じる事なく放たれた。
「え? ゴメンもっかい言って」
五条は術式のおかげで濡れてもいない衣服を、それでも確かめるように撫でてからソファーに腰掛けた。テレビスクリーンの真正面に置かれたソファーの、向かって左側。右側には七海が座る。七海は五条の存在を無視しようとして、出来なかった。そんなことを試みる方が面倒くさいと学んでしまっているのかもしれない。呪術界から離れて何年も経つというのに。今のところ毎週金曜日の訪いが突然に始まり、そして三週連続で続いている。七海は問われた事に答えないまま珈琲の準備に向かった。聞こえなかったのならばそれはそれで構わないとでもいうように背を向ける。目元の隈は濃く、立ったままでも眠れそうな具合だ。
7515暦の上では春だとしても雨の夜は肌寒い。七海が帰宅して間もない室内は、人間が二人居るのに寒々としている。無造作にローテーブルに置かれたエアコンのリモコンが、ぴ、と音を立てる。微かなエアコンの稼働音に混じって、七海は無表情で外套を脱いだ。室外からは雨の音。冷えた部屋には空調の揺らぎ。その中にぽつりと七海の声が、混じる事なく放たれた。
「え? ゴメンもっかい言って」
五条は術式のおかげで濡れてもいない衣服を、それでも確かめるように撫でてからソファーに腰掛けた。テレビスクリーンの真正面に置かれたソファーの、向かって左側。右側には七海が座る。七海は五条の存在を無視しようとして、出来なかった。そんなことを試みる方が面倒くさいと学んでしまっているのかもしれない。呪術界から離れて何年も経つというのに。今のところ毎週金曜日の訪いが突然に始まり、そして三週連続で続いている。七海は問われた事に答えないまま珈琲の準備に向かった。聞こえなかったのならばそれはそれで構わないとでもいうように背を向ける。目元の隈は濃く、立ったままでも眠れそうな具合だ。
045ricketylab
DONE五七FESTA開催おめでとうございます展示作品『月明かりのジェミニ』
高専時代・五×デレ七&ツン七の3P
パスは五七FESTA統一パスです✨
18歳未満の方の閲覧は禁止しています 15911
ooomen666
DONE57festa2用に書いたものです。はらほん五が夢で見た金髪の男を追い求める話。
夢十夜のオマージュ的な何かです。
夢七夜 こんな夢を見た。
テレビの収録を何本もこなしたあと家に帰って、疲れ果ててベッドに倒れ込むように眠りに落ちると、隣に知らない男が横たわってる。男は淡い金色の髪をしていて、服を着ていなくて、うっすらと肌に汗を浮かべて、僕の傍らですこやかに寝息を立てていた。
僕は、その横顔をうっとり眺めている。どうやら夢の中の僕は、男と肉体関係を持っていて、ずいぶん深い仲みたいだった。いや、ずいぶんとかじゃない。それはもう、彼がいないと夜も日もあけない、というくらいに僕は彼を溺愛していた。その綺麗な容姿も少し鼻にかかった甘えたみたいな声もクールでそっけない態度をとるくせに中身はめちゃくちゃ情熱的なそのアンバランスなところもぜんぶ、大好きだった。
5791テレビの収録を何本もこなしたあと家に帰って、疲れ果ててベッドに倒れ込むように眠りに落ちると、隣に知らない男が横たわってる。男は淡い金色の髪をしていて、服を着ていなくて、うっすらと肌に汗を浮かべて、僕の傍らですこやかに寝息を立てていた。
僕は、その横顔をうっとり眺めている。どうやら夢の中の僕は、男と肉体関係を持っていて、ずいぶん深い仲みたいだった。いや、ずいぶんとかじゃない。それはもう、彼がいないと夜も日もあけない、というくらいに僕は彼を溺愛していた。その綺麗な容姿も少し鼻にかかった甘えたみたいな声もクールでそっけない態度をとるくせに中身はめちゃくちゃ情熱的なそのアンバランスなところもぜんぶ、大好きだった。
おもち
DONE57FESTA!!2無配。FESTA開始とともに公開します。
PW:57FESTA!!2共通パスワード
※一定期間ののちに支部にUPします。
成人向けコンテンツの為18歳未満(高校生含む)は閲覧できません 23
love_murasakixx
DONE第二十四回五七ドロライ参加作品、お題は『縛』です。バカップル全開な五七。
誤字脱字、キャラ崩壊はご容赦下さいませm(_ _)m
縛「ねえ、五条さん。私、今夜は主導権を握ってみたいんですけど……ダメ、ですか?」
そんな可愛いコトを言い出した七海の手には、柔らかそうな長い布が握られていた。
今宵は既にベッドの上、明日は無理矢理合わせた二人揃っての休み。
それを踏まえた上での、可愛い恋人からの『主導権を握りたい』発言。
これでエッチな展開を期待するなと言う方がムリでしょ。
「えー? 珍しいじゃん、オマエがそんな事言うなんて。どういう風の吹き回し?」
「どう、って……良いじゃありませんか、偶には」
しゅるりと掌で布を滑らせながら、七海が僕にしなだれかかる。
うーわ、いつにもましてエロいわー……まだ何もしてないしされてもないのに、ゴクリと生唾呑み込んじゃうレベルでエロい。
4169そんな可愛いコトを言い出した七海の手には、柔らかそうな長い布が握られていた。
今宵は既にベッドの上、明日は無理矢理合わせた二人揃っての休み。
それを踏まえた上での、可愛い恋人からの『主導権を握りたい』発言。
これでエッチな展開を期待するなと言う方がムリでしょ。
「えー? 珍しいじゃん、オマエがそんな事言うなんて。どういう風の吹き回し?」
「どう、って……良いじゃありませんか、偶には」
しゅるりと掌で布を滑らせながら、七海が僕にしなだれかかる。
うーわ、いつにもましてエロいわー……まだ何もしてないしされてもないのに、ゴクリと生唾呑み込んじゃうレベルでエロい。