kinoko1923
DOODLE筆ならしがてらのハロウィンに囚われた悲鳴です…(※第七の地平線なイルアズだよ)王子の衣装似合うだろうな〜って思ったんですけど、雪白ちゃんの衣装も絶対絶対似合うだろうなあ…
姫♂と王子ならイチャラブ世界なんですけど、屍揮者とお人形の場合だと急に深い闇に包まれてしまう感じなんですよね…アリスちゃん人形とさまよい歩くイルマくん…
kinoko1923
DONE楓さんのテンプレをお借りしたイルアズです!ひらひら〜のふわふわとケモみみ!そしてえっちな下着とピンヒール!ほんとは編み上げも大好きなのですが入りきりませんでした!不徳の致すところ…!!!!
アズくん、えっちなコスチュームめちゃくちゃ似合うと思うのでどんどん着てほしいです。 2
sasaha_irm6
DONEバビデビ!パーリィナイトif人間界2開催おめでとうございます!新しいの完成しました!七夕のさとあすです。
誤字脱字等あれば、waveboxなどでお知らせいただけるとありがたいです。
七夕の願いごと 梅雨明けを待つ関東は、朝から日差しが強く蒸すような天気だった。太陽の光を反射して道路のアスファルトもじりじりと温度を上げている。午後はどれだけ暑くなるのか。
「今日、七月七日は七夕です」
佐藤と明日ノ宮が朝食をとっていると、テレビからそんな声が聞こえてきた。締切に追われていた二人は、そういえば、という顔でテレビを眺める。
「七夕といえばそうめんですが、由来には諸説あり……」
「ひとつめは、中国の言い伝えで」
アナウンサーの説明を先取りするように、箸をおいた明日ノ宮がつらつらと、それこそ竹筒にそうめんを流すように話をする。佐藤も食事の手を止め、明日ノ宮の話に耳を傾けた。
「と、いうことだ」
「勉強になります。じゃあ、今日のお昼はそうめんにしましょうか。家にはお昼を食べてから帰る、って連絡しておきます」
2608「今日、七月七日は七夕です」
佐藤と明日ノ宮が朝食をとっていると、テレビからそんな声が聞こえてきた。締切に追われていた二人は、そういえば、という顔でテレビを眺める。
「七夕といえばそうめんですが、由来には諸説あり……」
「ひとつめは、中国の言い伝えで」
アナウンサーの説明を先取りするように、箸をおいた明日ノ宮がつらつらと、それこそ竹筒にそうめんを流すように話をする。佐藤も食事の手を止め、明日ノ宮の話に耳を傾けた。
「と、いうことだ」
「勉強になります。じゃあ、今日のお昼はそうめんにしましょうか。家にはお昼を食べてから帰る、って連絡しておきます」
sasaha_irm6
DOODLEひよりさんへ 音楽祭準備中の一幕ですみちゃダメ「ギャー! やめてー!」
レッスンルームが阿鼻叫喚の場と化す。逃げ回る男子たちを追いかけているのは、可憐な悪ドルからシゴキの女王へと転じたケロリであった。その肩には何本ものメジャーが掛かっている。
「待ちなさい。 正しい採寸をしてこそ最高の衣装、そして最高のパフォーマンスが実現するの!」
音楽祭においてアブノーマルクラス男子は二つの衣装を着ることになっている。一着目はそれぞれの配役の衣装、二着目は最後のヘルダンスパートで着る衣裳である。特に二着目の赤いシャツに黒のスーツはラインの美しさが命といっても過言ではない。また、普通のスーツと違い、腕を伸ばした時や足をあげた時のことも考慮して作らねばらならない。そのための採寸なのであるが、さすがのアブノーマルクラス男子も、クロケルに下着の状態で採寸されるのはたまったものではない。
1663レッスンルームが阿鼻叫喚の場と化す。逃げ回る男子たちを追いかけているのは、可憐な悪ドルからシゴキの女王へと転じたケロリであった。その肩には何本ものメジャーが掛かっている。
「待ちなさい。 正しい採寸をしてこそ最高の衣装、そして最高のパフォーマンスが実現するの!」
音楽祭においてアブノーマルクラス男子は二つの衣装を着ることになっている。一着目はそれぞれの配役の衣装、二着目は最後のヘルダンスパートで着る衣裳である。特に二着目の赤いシャツに黒のスーツはラインの美しさが命といっても過言ではない。また、普通のスーツと違い、腕を伸ばした時や足をあげた時のことも考慮して作らねばらならない。そのための採寸なのであるが、さすがのアブノーマルクラス男子も、クロケルに下着の状態で採寸されるのはたまったものではない。
16natuki_mirm
DONE敬語禁止ゲームをやらされる腹心様のおはなし。【魔王IFイルアズ】B面も好きだから「ねえアズくん」
「はい、何でしょうか魔王様」
一声掛ければ学生時代と変わらずにぱっと笑顔を浮かべてこちらを向いてくれる腹心に、しかし[[rb:魔王 > イルマ]]は違うでしょ、という顔で指を振った。するとアリスは一瞬はっと目を見開いてから、瞼を伏せて、こほん、と一つ咳払いをする。
「――何でしょうか、入間様」
入間が魔王に就任してからというもの、すっかり「魔王様」と口にすることが増えたアリスに、「やだ、名前で呼んで」「いやしかし」「別に魔王のこと名前で呼んだらダメとかいう文化ないでしょ」「入間様が魔王であることを噛みしめたいのです」などと無為な押し問答をした末に、二人きりの時には必ず名前で呼ぶこと、というルールを定めたのが少し前のことだ。
4567「はい、何でしょうか魔王様」
一声掛ければ学生時代と変わらずにぱっと笑顔を浮かべてこちらを向いてくれる腹心に、しかし[[rb:魔王 > イルマ]]は違うでしょ、という顔で指を振った。するとアリスは一瞬はっと目を見開いてから、瞼を伏せて、こほん、と一つ咳払いをする。
「――何でしょうか、入間様」
入間が魔王に就任してからというもの、すっかり「魔王様」と口にすることが増えたアリスに、「やだ、名前で呼んで」「いやしかし」「別に魔王のこと名前で呼んだらダメとかいう文化ないでしょ」「入間様が魔王であることを噛みしめたいのです」などと無為な押し問答をした末に、二人きりの時には必ず名前で呼ぶこと、というルールを定めたのが少し前のことだ。
16natuki_mirm
DONE先日のいる明日とらマルシェのWebアンソロに寄稿していた短編。テーマ「バレンタイン」で。魔界におけるバレンタインの設定は捏造です。【イルアズ】何よりも、甘い 魔界に聖ヴァレンティヌスが居たとは思えないのだけれど、と思い至るほどの知識は入間にはなかったので、バレンタインデーというものが魔界にもあると知っても、魔界にもチョコレートの特売日はあるのか、と思っただけだった。
魔界におけるバレンタインデーにも色々と謂れはあるらしかったけれど、現代の若魔たちには概ね「大切な人に菓子や花などを送る日」「それに乗じて愛の告白に使われることもある日」という、「何となくプレゼントの日」程度の解像度で伝わっているようで、現代日本のようにチョコレートに特化しているわけではなさそうだったけれど、しかし、贈り物の大半はなんとはなしに菓子類であり、その中にはチョコレートも少なくない割合で含まれているようだ、というのが、魔界一年目の入間が知った魔界流バレンタインデーの全容で、そして、その時期には既に『5』の位階を得ていた入間の元には、それはもう、各所から山のような贈り物が届けられた。
2091魔界におけるバレンタインデーにも色々と謂れはあるらしかったけれど、現代の若魔たちには概ね「大切な人に菓子や花などを送る日」「それに乗じて愛の告白に使われることもある日」という、「何となくプレゼントの日」程度の解像度で伝わっているようで、現代日本のようにチョコレートに特化しているわけではなさそうだったけれど、しかし、贈り物の大半はなんとはなしに菓子類であり、その中にはチョコレートも少なくない割合で含まれているようだ、というのが、魔界一年目の入間が知った魔界流バレンタインデーの全容で、そして、その時期には既に『5』の位階を得ていた入間の元には、それはもう、各所から山のような贈り物が届けられた。
16natuki_mirm
DONEナルシスノワールするイルアズのお話のリリーちゃん視点。何でも許せる人向けなので、心配な方は「ナルシスノワール」で検索してパロ元の歌詞をご覧頂ければ……
いつか長編にしたいんですよ。
【イルアズ】さいわいをさがす 家は、もうずっと暗いままだ。
あの日から、ずっと。
「只今戻りました、お母様」
扉の閉まったままの部屋に声を掛けても、誰も何も答えない。広くて空っぽの屋敷に、私の声が空しく響くだけ。
「……おかえり、リリー」
この家でたった一人、姉のビオレはなんとか会話に応じてくれる。でもそれも、いつもほんの一言か二言で。母の部屋の前ですれ違ったけれど、ビオレはそのままふらりとどこかへ行ってしまった。
お父様も、もう長いこと帰ってこない。
ずっと昔、まだ私がほんの小さな子どもだったころは、誰も彼もこんな風じゃなかった。
大きな屋敷には沢山の使用人がいて、いつも暖かな笑顔に溢れていた。庭には薔薇が咲いて、私もビオレもいつもそこを駆け回っていた。
6539あの日から、ずっと。
「只今戻りました、お母様」
扉の閉まったままの部屋に声を掛けても、誰も何も答えない。広くて空っぽの屋敷に、私の声が空しく響くだけ。
「……おかえり、リリー」
この家でたった一人、姉のビオレはなんとか会話に応じてくれる。でもそれも、いつもほんの一言か二言で。母の部屋の前ですれ違ったけれど、ビオレはそのままふらりとどこかへ行ってしまった。
お父様も、もう長いこと帰ってこない。
ずっと昔、まだ私がほんの小さな子どもだったころは、誰も彼もこんな風じゃなかった。
大きな屋敷には沢山の使用人がいて、いつも暖かな笑顔に溢れていた。庭には薔薇が咲いて、私もビオレもいつもそこを駆け回っていた。
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DONE三が日までは正月ということで【イルアズ】家族と過ごす日「やっほーイルマち、アズアズ! おせちち持ってきた!」
「いらっしゃい、クララ。おせち、ありがとう」
クララがポケットから何重にも重なった重箱を取り出したのを受け取ると、すぐに横から手が伸びてきてアリスがそれを攫っていった。お持ちします、とも何も口にしないけれど、入間はちゃんとその意図をわかって、ありがとう、と微笑みかける。
「手間を掛けたな、クララ」
「いいってことよー!」
重箱を抱えたアリスが実に素直に礼を述べるのを、ごく当たり前に受け入れて、クララはどんと胸を叩いて得意気な顔をした。
これが学生時代のアリスだったなら、クララのやることなすことに対して、何か一言捻くれたことを言わなければ気が済まなかっただろうし、たまに素直なことを言ったならばそれをクララは大仰に驚いて見せたのだろうけれど、[[rb:悪魔学校 > バビルス]]を卒業してもう数年が経ち、二人も随分とお互いに接し方が丸くなった。
4927「いらっしゃい、クララ。おせち、ありがとう」
クララがポケットから何重にも重なった重箱を取り出したのを受け取ると、すぐに横から手が伸びてきてアリスがそれを攫っていった。お持ちします、とも何も口にしないけれど、入間はちゃんとその意図をわかって、ありがとう、と微笑みかける。
「手間を掛けたな、クララ」
「いいってことよー!」
重箱を抱えたアリスが実に素直に礼を述べるのを、ごく当たり前に受け入れて、クララはどんと胸を叩いて得意気な顔をした。
これが学生時代のアリスだったなら、クララのやることなすことに対して、何か一言捻くれたことを言わなければ気が済まなかっただろうし、たまに素直なことを言ったならばそれをクララは大仰に驚いて見せたのだろうけれど、[[rb:悪魔学校 > バビルス]]を卒業してもう数年が経ち、二人も随分とお互いに接し方が丸くなった。
sasaha_irm6
DONEイベント間に合わなかった~?ですが、クリスマス(?)if魔フィアイルアズできたので置いておきます!
初稿とってだしですので、誤字脱字があればこっそり教えてください。 3670
16natuki_mirm
DONE距離感バグってる、まだ付き合ってないイルアズのお話。12月の新刊の一部になる予定です。
【イルアズ】僕と君の間には「えっ、二人って付き合ってるんじゃなかったの?」
切っ掛けは、級友が何気なく放った一言だった。
その日の昼休みもいつものように、昼食を終えた入間軍三人は中庭の片隅に植えられた木の下で、肩を寄せ合ってお喋りに興じていた。
ところが途中、クララがエリザベッタからの呼び出しを受けて駆けて行ってしまったので、残された入間とアズは、しかし先ほどまでの態勢のまま――つまり、肩をぴたりと寄せ合って、入間はアズの二の腕に頭を預けるようにして寄りかかり、アズはその入間の頭に自分の頭を預けるようにして顔を寄せ、ついでに、アズの左手は入間の肩を抱くような格好でその小さな肩の上に添えられている――ちなみにそれは、先ほどまで入間の左側にはクララがいて、入間の膝の上に頭を預けて寝転んだかと思えば、入間の左腕に抱きついたりしたりしていたのをあしらうためにそちらに回して、そのままになっているだけなのだけれど――という格好で――そのまま二人で他愛のないお喋りを続けていた。
4463切っ掛けは、級友が何気なく放った一言だった。
その日の昼休みもいつものように、昼食を終えた入間軍三人は中庭の片隅に植えられた木の下で、肩を寄せ合ってお喋りに興じていた。
ところが途中、クララがエリザベッタからの呼び出しを受けて駆けて行ってしまったので、残された入間とアズは、しかし先ほどまでの態勢のまま――つまり、肩をぴたりと寄せ合って、入間はアズの二の腕に頭を預けるようにして寄りかかり、アズはその入間の頭に自分の頭を預けるようにして顔を寄せ、ついでに、アズの左手は入間の肩を抱くような格好でその小さな肩の上に添えられている――ちなみにそれは、先ほどまで入間の左側にはクララがいて、入間の膝の上に頭を預けて寝転んだかと思えば、入間の左腕に抱きついたりしたりしていたのをあしらうためにそちらに回して、そのままになっているだけなのだけれど――という格好で――そのまま二人で他愛のないお喋りを続けていた。
16natuki_mirm
DOODLEお題で短編。【さとあす】桜吹雪の下の恋人 春である。
満開の桜の下、都心の憩いの場たる公園では、ブルーシートを並べた上にビールケースの机を並べた古式ゆかしい花見が行われている。それはもう、あっちでもこっちでも。
そのあっちこっちの一角では、バビル出版の面々も飲めや歌えのどんちゃん騒ぎを繰り広げている。
発案者の社長は、あれやこれやの差し入れを持ってきて、乾杯の合図だけすると秘書を連れてスマートに去った。あとは編集者達と、招かれた作家たちが無礼講。
――そんな宴会の空気が、排水口の掃除の次くらいには嫌いな有栖がなぜノコノコと顔を出しに来たかと言えば、他でも無い、入間に誘われたからである。
しかし当の入間はといえば、他にも数人抱えているらしい担当作家やら編集長やらの相手に忙しく、なかなか有栖の横に座ってくれない。
2521満開の桜の下、都心の憩いの場たる公園では、ブルーシートを並べた上にビールケースの机を並べた古式ゆかしい花見が行われている。それはもう、あっちでもこっちでも。
そのあっちこっちの一角では、バビル出版の面々も飲めや歌えのどんちゃん騒ぎを繰り広げている。
発案者の社長は、あれやこれやの差し入れを持ってきて、乾杯の合図だけすると秘書を連れてスマートに去った。あとは編集者達と、招かれた作家たちが無礼講。
――そんな宴会の空気が、排水口の掃除の次くらいには嫌いな有栖がなぜノコノコと顔を出しに来たかと言えば、他でも無い、入間に誘われたからである。
しかし当の入間はといえば、他にも数人抱えているらしい担当作家やら編集長やらの相手に忙しく、なかなか有栖の横に座ってくれない。
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DONE8/27の悪学で無配にしたもの。うぶうぶなさとあすが遊園地デートするお話。「Paradise on sea!」の、佐藤くん視点のサイドストーリーです。
Paradise~の裏話的なお話なので、どちらから読んでも大丈夫なようにはなっていますが、Paradise~から読んで頂く想定で書いています。
きみのいろをさがす デートである。
やっとこぎ着けた、念願の、紛れもないデートである。
編集者と作家としてだけの関係でしか無かった入間と有栖が、プライベートでも食事に行くようになったのはしばらく前のことだ。それから、仕事の取引相手と行くには随分とムードのある飲食店で、酒を交えた食事を重ねているのだから、これはもうほぼ、付き合っていると言っていい筈だ。
明確に言葉にしたわけでは無いけれど、中高生ではあるまいし、社会人になってわざわざ「付き合ってください!」もないだろう――と、「編集者」と呼ばれる人種の中で過ごしている入間は考えている。
はじめこそ、売れっ子作家と新人編集者という立場上、有栖のことは、ちょっと怖い、なんて思っていた入間だったが、あっという間にその、キツい言葉の裏に隠れた――もとい、全く隠し切れていない――本心とか、ふとした瞬間に見せる幼さの残る笑顔とか、仕事に妥協をしない姿勢とか、それから、ちょっとだけ、美味しいものをたくさん食べさせてくれるところとか、に夢中になった。夕方頃に校正用の試し刷りを持って行ったときなんか、分かりやすくそわそわと何かを期待するように落ち着かないそぶりを見せて、仕事が片付いた後食事に誘えば嬉しそうに承諾してくれる――口先では、仕方ないから付き合ってやる、なんて言うけれど、本心と裏腹のことを言うとき、必ず話し始めの一言を言い淀む、本人は気付いていないらしい癖に、入間はちゃんと気付いている――ところなんか、たまらなく可愛い。
4998やっとこぎ着けた、念願の、紛れもないデートである。
編集者と作家としてだけの関係でしか無かった入間と有栖が、プライベートでも食事に行くようになったのはしばらく前のことだ。それから、仕事の取引相手と行くには随分とムードのある飲食店で、酒を交えた食事を重ねているのだから、これはもうほぼ、付き合っていると言っていい筈だ。
明確に言葉にしたわけでは無いけれど、中高生ではあるまいし、社会人になってわざわざ「付き合ってください!」もないだろう――と、「編集者」と呼ばれる人種の中で過ごしている入間は考えている。
はじめこそ、売れっ子作家と新人編集者という立場上、有栖のことは、ちょっと怖い、なんて思っていた入間だったが、あっという間にその、キツい言葉の裏に隠れた――もとい、全く隠し切れていない――本心とか、ふとした瞬間に見せる幼さの残る笑顔とか、仕事に妥協をしない姿勢とか、それから、ちょっとだけ、美味しいものをたくさん食べさせてくれるところとか、に夢中になった。夕方頃に校正用の試し刷りを持って行ったときなんか、分かりやすくそわそわと何かを期待するように落ち着かないそぶりを見せて、仕事が片付いた後食事に誘えば嬉しそうに承諾してくれる――口先では、仕方ないから付き合ってやる、なんて言うけれど、本心と裏腹のことを言うとき、必ず話し始めの一言を言い淀む、本人は気付いていないらしい癖に、入間はちゃんと気付いている――ところなんか、たまらなく可愛い。
16natuki_mirm
DONEさとうくんとあすのみや先生が、某遊園地併設の水族館レジャーランドでデートをするお話、BBQ編。【イルアズ/さとあす】キミは天然 空は晴天。絶好のデート日和である。
「先生!」
待ち合わせ場所に指定されていた駅の改札を出ると、改札の外で待ち構えていたらしい入間が手を振りながら有栖の方へと駆けてきた。
入間は、白いTシャツの上にネイビーのシャツを羽織り、リゾート感のある綿麻の、ライトベージュのパンツを膝下あたりまで軽くロールアップしている。そんな垢抜けた――実年齢の割にはやや子どもっぽい着こなしにも見えるが、童顔故かよく似合っている――格好をしているところを見るのは初めてだったものだから、アリスは不覚にもどきりとした。
今日はあくまでも、取材ではなく完全なオフのつもりだということが、その服装からも伝わってくる。
「……すまない、待たせたか」
6558「先生!」
待ち合わせ場所に指定されていた駅の改札を出ると、改札の外で待ち構えていたらしい入間が手を振りながら有栖の方へと駆けてきた。
入間は、白いTシャツの上にネイビーのシャツを羽織り、リゾート感のある綿麻の、ライトベージュのパンツを膝下あたりまで軽くロールアップしている。そんな垢抜けた――実年齢の割にはやや子どもっぽい着こなしにも見えるが、童顔故かよく似合っている――格好をしているところを見るのは初めてだったものだから、アリスは不覚にもどきりとした。
今日はあくまでも、取材ではなく完全なオフのつもりだということが、その服装からも伝わってくる。
「……すまない、待たせたか」
16natuki_mirm
DONEリクエストありがとうございます!「相手にちょっとした意思悪をするイルアズ」とのことで、一生懸命考えたのですが、あの二人がお互いに意地悪する様子は全年齢だとこんなのしか思いつきませんでした!!!ご期待に添えているといいのですが…!【イルアズ】喧嘩するほど……「入間様、それは何枚目ですか?」
突如後から掛けられた声に、入間はぴゃっ、と飛び上がった。
お菓子警察の取り締まりから逃れるべく、校舎と校舎の隙間に隠れていたというのに、優秀な捜査官は抜け目がない。恐る恐る振り返ると、にっこりと微笑んでいるアリスと目が合った。
「あ、あはは…………ろ、六枚目?」
「充分ですね」
没収です、とアリスの手が素早く動いて、入間の手からクッキーの詰まったパッケージを取り上げる。
六枚と言っても、一枚一枚はそれほど大きくないので、まだ全然食べた気がしない。これくらい食べたところで、昼食が食べられなくなるなんてことないのに、と、入間のお腹の虫がしくしくと泣き出す。
「あとちょっと! あとちょっとだけー!」
4331突如後から掛けられた声に、入間はぴゃっ、と飛び上がった。
お菓子警察の取り締まりから逃れるべく、校舎と校舎の隙間に隠れていたというのに、優秀な捜査官は抜け目がない。恐る恐る振り返ると、にっこりと微笑んでいるアリスと目が合った。
「あ、あはは…………ろ、六枚目?」
「充分ですね」
没収です、とアリスの手が素早く動いて、入間の手からクッキーの詰まったパッケージを取り上げる。
六枚と言っても、一枚一枚はそれほど大きくないので、まだ全然食べた気がしない。これくらい食べたところで、昼食が食べられなくなるなんてことないのに、と、入間のお腹の虫がしくしくと泣き出す。
「あとちょっと! あとちょっとだけー!」
kinoko1923
DONEトリコトラワレオトモダチ?の幕間的なSSです。イルアズがいちゃついてるだけ。
アリさんの憂鬱? サリバン邸、入間の私室。
優秀なSDオペラ特製の夕食をたっぷりと食べて、湯を遣って歯を磨いて。後は寝るだけとなった入間は、ううん、と声を上げながら、ふかふかのベッドの上でゴロンゴロンと転がっていた。
「イル坊どうしたっさ?」
「……あのね、アズくんともっと……えっちしたいなあって……」
「してるじゃんよ!?」
「してるけど! した後のふにゃふにゃしてるアズくんが可愛すぎるから、もう一回したくなっちゃうんだけど……アズくんは気を失ってるでしょ、無理はさせたくなくて……」
「お前なあ」
悪食の指輪──もとい入間の相棒アリクレッドが、やれやれと言いたげに肩をすくめる。こないだまで童貞だったくせに、すっかり色ボケしやがって。
6098優秀なSDオペラ特製の夕食をたっぷりと食べて、湯を遣って歯を磨いて。後は寝るだけとなった入間は、ううん、と声を上げながら、ふかふかのベッドの上でゴロンゴロンと転がっていた。
「イル坊どうしたっさ?」
「……あのね、アズくんともっと……えっちしたいなあって……」
「してるじゃんよ!?」
「してるけど! した後のふにゃふにゃしてるアズくんが可愛すぎるから、もう一回したくなっちゃうんだけど……アズくんは気を失ってるでしょ、無理はさせたくなくて……」
「お前なあ」
悪食の指輪──もとい入間の相棒アリクレッドが、やれやれと言いたげに肩をすくめる。こないだまで童貞だったくせに、すっかり色ボケしやがって。
16natuki_mirm
DONE2023年6月3日に開催されたイルアズオンリーイベントで配布した無料配布「Happy Birthday From You」(前半)および、その続編となる11日開催のWebアフター用のネップリ「世界でひとつの」をおまとめ便で。イベント終了したのでパスワード解除しました。
【イルアズ】Happy Birthday From You/世界でひとつの 降魔の儀なんて、そうそう毎年やるものでもない。
手間も費用も掛かるし、まあ、身も蓋もなく言ってしまえば「贈り物を持ってこい」という企画である。嫌なら参加しないのが悪魔という生き物なので、人生に一度なら、記念だし、と集まってくれるだろうが、二度三度と重なれば誰も来なくなるだろう。それが魔界標準である。
アリスもご多分に漏れず、そう考えていた。だから。
「私の降魔の儀は去年行ったではないですか」
今年はやりませんよ、と当たり前のように入間に告げた。
ら。
「………………エッ?!」
嘘でしょ、という顔をされた。
アリスの脳裏に、去年の今頃の記憶が過る。入間に、降魔の儀は幼少の頃に済ませたから、もうやりませんよと告げたら、全く同じ顔をされたのだ。それでアリスは大慌てで降魔の儀の手配をして、それはそれは盛大な儀式を行った。入間のそれよりは一回り小規模に、けれど、クラスメイト全員を招待して、開場もかなりの格の所を借りた。そしてその結果、集まってくれたクラスメイト達に散々揶揄われたのだ、「イルマくんの期待に応える為だけに、こんな盛大な儀式をしたのか」と。
5724手間も費用も掛かるし、まあ、身も蓋もなく言ってしまえば「贈り物を持ってこい」という企画である。嫌なら参加しないのが悪魔という生き物なので、人生に一度なら、記念だし、と集まってくれるだろうが、二度三度と重なれば誰も来なくなるだろう。それが魔界標準である。
アリスもご多分に漏れず、そう考えていた。だから。
「私の降魔の儀は去年行ったではないですか」
今年はやりませんよ、と当たり前のように入間に告げた。
ら。
「………………エッ?!」
嘘でしょ、という顔をされた。
アリスの脳裏に、去年の今頃の記憶が過る。入間に、降魔の儀は幼少の頃に済ませたから、もうやりませんよと告げたら、全く同じ顔をされたのだ。それでアリスは大慌てで降魔の儀の手配をして、それはそれは盛大な儀式を行った。入間のそれよりは一回り小規模に、けれど、クラスメイト全員を招待して、開場もかなりの格の所を借りた。そしてその結果、集まってくれたクラスメイト達に散々揶揄われたのだ、「イルマくんの期待に応える為だけに、こんな盛大な儀式をしたのか」と。
kinoko1923
DONE2023/06/03君がいるから明日も幸せ!in川崎 お楽しみ会用のSSです。
楓さんのデビキャワなイラストに合わせて書かせていただきました!
イルアズ(未満)がマジカルストリートデートするお話です。
すこしまえ 下ろしたての服に着替えて、二人、街を行く。
着慣れない服はどこかむずがゆい。けれど、敬愛する入間の服を選ばせていただけることも、己の服を選んでいただくことも、アスモデウスにとってはたまらなく光栄で──胸の踊ることだった。
週末のマジカルストリートはどこもかしこも賑やかで、ショーウィンドウも道行く悪魔も、鮮やかに入間の背景を飾っている。
〝二人きり〟の緊張は、あっという間にお出かけの楽しさに紛れてどこかへいってしまった。魔んじゅうに、ソフトクリーム。街角のあちらこちらで手招きをする誘惑に、ふらふらと吸い寄せられるのだって入間と二人なら楽しい。冷たいアイスが溶けて、コーンのおしりをふやかしてしまう前に、アスモデウスは最後の一口を唇に押し込んだ。
3322着慣れない服はどこかむずがゆい。けれど、敬愛する入間の服を選ばせていただけることも、己の服を選んでいただくことも、アスモデウスにとってはたまらなく光栄で──胸の踊ることだった。
週末のマジカルストリートはどこもかしこも賑やかで、ショーウィンドウも道行く悪魔も、鮮やかに入間の背景を飾っている。
〝二人きり〟の緊張は、あっという間にお出かけの楽しさに紛れてどこかへいってしまった。魔んじゅうに、ソフトクリーム。街角のあちらこちらで手招きをする誘惑に、ふらふらと吸い寄せられるのだって入間と二人なら楽しい。冷たいアイスが溶けて、コーンのおしりをふやかしてしまう前に、アスモデウスは最後の一口を唇に押し込んだ。
16natuki_mirm
DONEワンドロ「スチームパンク」のつもりで描き始めたけど結局6時間くらい掛かっているやつ…………スチパン衣装超かわいくて描くのとても楽しかった……けどあちこち省略して描いても6時間…………kinoko1923
MOURNING2023/06/03 発行トリコトラワレオトモダチ? のデータ版です。
紙版をお手に取っていただいた方向けですので
後付けページのコメント下から3行目末尾「〇〇〇……」のひらがな3文字を入力してお読みください。
もし印刷する場合は、お手元のみでご利用ください。
ノンブルの偏りを修正しようとしたばっかりに、本文修正前データが採用されてしまったという……ぎりぎり進行はよくないですね…… 43
16natuki_mirm
DONE4月のさとあすオンリーで展示していた短編です。これにデート編を加えた本はこちら → https://pictspace.net/items/detail/407883
【さとあす】策士、策に溺れ【人間界IFイルアズ】 ピンポン、とチャイムが鳴る。予定の時間より三分程早い。
視界の端で、昨日買ってきておいた茶菓子が予定通り、たまたまそこに置いただけに見える位置に収まっており、彼のお気に入りの茶葉が机の上に無造作に出してあり、来客用のティーカップは食器棚ほいつもの場所にきちんと並んでいることを急ぎ確認しながら、インターフォンに応対するためにリビングの反対側の壁へと駆け寄る。その拍子に、ゴミ箱に足を引っかけてひっくり返す。中身は始末済みだったのは不幸中の幸い、慌ただしく起こしてやりながら、片手を伸ばしてインターフォンの応対ボタンを押す。それからやっと体制を整えて、咳払いを一つしてから、大きく息を吸って――「はい」と、精一杯冷静ぶった声で来客へと声を掛けた。
7178視界の端で、昨日買ってきておいた茶菓子が予定通り、たまたまそこに置いただけに見える位置に収まっており、彼のお気に入りの茶葉が机の上に無造作に出してあり、来客用のティーカップは食器棚ほいつもの場所にきちんと並んでいることを急ぎ確認しながら、インターフォンに応対するためにリビングの反対側の壁へと駆け寄る。その拍子に、ゴミ箱に足を引っかけてひっくり返す。中身は始末済みだったのは不幸中の幸い、慌ただしく起こしてやりながら、片手を伸ばしてインターフォンの応対ボタンを押す。それからやっと体制を整えて、咳払いを一つしてから、大きく息を吸って――「はい」と、精一杯冷静ぶった声で来客へと声を掛けた。
16natuki_mirm
DOODLEpixivsketchの自動彩色を使ってみたかったのあず。色ヒントかなり渡して細かいところ塗り直し・加筆かなりしてるけど、でもベースの雰囲気作って貰うのにはとても便利だ……
kinoko1923
SPUR ME大人になったイルアズが、特になんの縛りもなく人間界に観光に行く話です。最初だけちょっとしんみりしちゃうんですけど、次回からは軽率に美味しいもの食べたり遊んだりして欲しいな〜と思っています。
大人になったイルアズが人間界で食べ歩く話(牛丼)冷え冷えとしたアスファルトの道を行く。
コンクリート製の整然とした街並みは、自由な曲線を描く魔界の建物と違って、ひどく無機質に見えた。
生まれた世界を眺めておきたい、と思ったのは本当だけれど、隣を歩んでくれる恋人がーーアズくんがいなかったら、すぐにとって返してしまったかもしれない。
ふわ、と鼻先に香りが届いた。
玉ねぎと、牛肉。甘辛く煮られたそれの、あたたかで、胃をぎゅうっと握るような香りだ。
思わず足を止めると、アズくんが身を屈めて、僕の顔を覗き込む。無彩色の街を背景に、認識阻害グラス越しの紅はきらきらと眩い。大丈夫、アズくんがいれば、僕は大丈夫。
「……あのね、僕。あまり町に行かないようにしてたんだ」
知らない人について行かないようにって言い含められていたのは、今思うと、僕のためじゃなくて、警察や良識ある大人に見咎められないようにってことだったのかもしれないけれど。
3263コンクリート製の整然とした街並みは、自由な曲線を描く魔界の建物と違って、ひどく無機質に見えた。
生まれた世界を眺めておきたい、と思ったのは本当だけれど、隣を歩んでくれる恋人がーーアズくんがいなかったら、すぐにとって返してしまったかもしれない。
ふわ、と鼻先に香りが届いた。
玉ねぎと、牛肉。甘辛く煮られたそれの、あたたかで、胃をぎゅうっと握るような香りだ。
思わず足を止めると、アズくんが身を屈めて、僕の顔を覗き込む。無彩色の街を背景に、認識阻害グラス越しの紅はきらきらと眩い。大丈夫、アズくんがいれば、僕は大丈夫。
「……あのね、僕。あまり町に行かないようにしてたんだ」
知らない人について行かないようにって言い含められていたのは、今思うと、僕のためじゃなくて、警察や良識ある大人に見咎められないようにってことだったのかもしれないけれど。
16natuki_mirm
DONEイルアズワンドロ「うさぎ」で書き始めたけど間に合わなくて周回遅れしちゃった上になんだかんだ2ドロしちゃったやつ…………【イルアズワンドロ周回遅れ】うさぎ ぼふん、と、何かが爆発して、あたり一面に大量の粉が舞い上がった。
魔具研の師団室を片付けている最中だった。私の手にした何か、たしかウサギのぬいぐるみのようなものだったと思うのだが、それが、持ち上げた途端に爆発したのだ。といっても、爆発の威力そのものは風船が破裂した程度の些細なもので、それよりも、飛び散った粉の方が厄介だった。
「アズくん、大丈夫?!」
入間様の声が、粉塵の向こうから聞こえてくる。両手で粉を払うような仕草をされながらこちらに近づいてくる影の方向に向かって、私も舞い上がった粉をかき分けかき分け進んでいく。そのうちに粉はすっと空気に溶けるように消え始めた。
「ケホッ……はい、大丈夫で、す……?」
3832魔具研の師団室を片付けている最中だった。私の手にした何か、たしかウサギのぬいぐるみのようなものだったと思うのだが、それが、持ち上げた途端に爆発したのだ。といっても、爆発の威力そのものは風船が破裂した程度の些細なもので、それよりも、飛び散った粉の方が厄介だった。
「アズくん、大丈夫?!」
入間様の声が、粉塵の向こうから聞こえてくる。両手で粉を払うような仕草をされながらこちらに近づいてくる影の方向に向かって、私も舞い上がった粉をかき分けかき分け進んでいく。そのうちに粉はすっと空気に溶けるように消え始めた。
「ケホッ……はい、大丈夫で、す……?」
kinoko1923
TRAININGもくりで、クリスタの漫画の書き方を見ながら描いてる!と聞いて、なるほど〜〜!!?と思って、やってみようと、しているところです……知らない機能ばかり出てくる……※特に意味のない兎×虎のイルアズです 2
16natuki_mirm
DONEこちらもワンドロお題を周回遅れで。お題「魔性」です。中途半端に書いて放置していたのをずるずると書いたので、多分合計で2ドロくらいしている……
【イルアズワンドロ周回遅れ】魔性 魔王様の側仕え、というのは大変名誉な仕事である。
王城勤めの官吏の仕事だって相当な倍率の試験を突破しなければならないし、その後も、小間使いから始まって、確実に信頼と実績を積み重ね、魔王様のお目に留まるような何かがなければ抜擢されない。
とはいえ、魔王様は先進的で、しかも気さくなお方なものだから、若い官吏を――そもそも現魔王様の体制ができあがってから、ほんの十年かそこらしか経っていないので、官吏のほとんどが若い、という話もあるけれど――どんどん取り立てては側仕えとして使い、王城全体の仕事の流れを覚えさせては他の部署へ送り出す、ということをしてくださるので、チャンスは多い。
――というわけでこの度、不肖わたくし、魔王様の側仕えに採用されました! やりました!
3937王城勤めの官吏の仕事だって相当な倍率の試験を突破しなければならないし、その後も、小間使いから始まって、確実に信頼と実績を積み重ね、魔王様のお目に留まるような何かがなければ抜擢されない。
とはいえ、魔王様は先進的で、しかも気さくなお方なものだから、若い官吏を――そもそも現魔王様の体制ができあがってから、ほんの十年かそこらしか経っていないので、官吏のほとんどが若い、という話もあるけれど――どんどん取り立てては側仕えとして使い、王城全体の仕事の流れを覚えさせては他の部署へ送り出す、ということをしてくださるので、チャンスは多い。
――というわけでこの度、不肖わたくし、魔王様の側仕えに採用されました! やりました!