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    さんど@みりぺん。

    主に小説用です。わんくっしょんなど必要なもの。
    心の広い人向け。雑食、雑多です。
    ※絵も稀に出すかもしれません。
    無断転載・転用・利用及びAI学習はご遠慮下さい。自作発言NG。

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    POIPOI 42

    さんど@みりぺん。

    PASTワンドロ・ライお題:「甘い」をお借りしてます。
    さねげん
    ※前置き
    お題・蜂蜜、デコレーションで書いたとなりのさねみさんの続きもの
    前回より友好度や時が経ってるイメージ/記憶・傷なし他人軸
    限界社畜甘党リーマン🍃さん×怖いもの知らず大学生🍉君
    ※匡i近さんの話出ますがそれについてはまた別の話かいつかで
    何でも許せる人向けです。以上がよろしければどうぞ
    となりのさねみさん:ダブルケーキのさねみさん十二月の年の瀬。
    クリスマスや年末年始で賑わう月。
    特別なお祝い事が続くイベントが多い月。

    「クリスマス?いや何言ってんですか。遊びませんよ。めっちゃ掻き入れどきですもん、クリスマスケーキのバイト」

    …が、世間一般の印象の筈だが、どうやら目の前の大学生は違う認識のようだった。はぁ…とため息をついて実弥は続ける。

    「ダチと集まるとかあるだろ」
    「いやねぇっす。毎年バイトなの知ってるんで。
    ねぇです」

    卵の賞味期限が切れそうなので消費を手伝って欲しいと作ったオムレツを頬張りながらはっきりと玄弥は告げた。潔すぎる返答が疑う必要性すらもないと物語っている。互いのオムレツへケチャップにて実弥が玄弥へ上手に描いてやった猫は容赦なく真っ二つになっていた。腹立たしくなった実弥もまた自分で描いた熊を真っ二つに切り分けては大きな口を開けて頬張った。
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    さんど@みりぺん。

    PASTワンドロ・ライお題:「プレゼント」をお借りしてます
    さねげん
    ※前置き
    🎃の🧙学校イメージ/妖精の🍃さん/他人軸
    家族の両親は志i津さんと恭i吾さんでまだいい父ちゃんしてる設定、弟、妹達も原作と同じイメージです
    何でも許せる人向けです。以上がよろしければどうぞ
    ドロップスノウ「俺が生まれた日ってどんな日だったの?」

    玄弥はミドルスクールの宿題を両親へ問いかけた。冬生まれの日付は知っているがその他はよく知らなかったのだ。

    「そうやねぇ。雪がよう降る日やったわぁ」

    しんしんと周りの音を吸収していくような静けさだったと母は小さく笑いながら告げた。逆子だったが土壇場で正常の位置に戻り、難なくお産を終えられたらしい。ガキが面倒かけてくれるななどとぼやく父へ母はまぁまぁと宥めている。

    「雪かぁ」
    「玄弥は雪に好かれとうのかもねぇ」
    「毎年誕生日が雪で此方とら面倒しかねぇぜ」

    除雪に走り出す弟妹達。その全ての相手を務めるのが父だ。母は父へ感謝を述べつつ入れ直したココアを差し出した。軽く鼻を鳴らすも満更でもない父の顔は両親達が仲つむまじい証拠だ。子供へ厳しい父へ苦笑いをして玄弥もまたココアを飲みきり、ありがとうとご馳走様を告げて自室に戻った。
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    さんど@みりぺん。

    DONEワンドロ・ライお題「色男」をお借りしました。
    さねげん
    ※前置き
    現代キメ学軸/記憶なし
    ほのぼの、甘めの雰囲気
    以前のTシャツお題の延長線の二人で書いてますが前作読んでなくても大丈夫です。袴とか成人式準備の流れとか雰囲気で書いてます、すみません。
    何でも許せる方どうぞ
    最後のおさがりなんて言わせない前撮りで一度袖を通していたが何枚着込むのかとまた一枚持ち上げる。和装肌着など普段着る機会がない。
    前回の兄の時に同行した事はあった。とは言え数年前かつ見ている姿と実際にやるのとでは勝手が違うのだと思い知る。やはり兄は鈍臭い自分と違い、器用で何でも出来る自慢の兄だ。

    「母ちゃん、頼むよ」
    「玄弥、襟が崩れとうよ」
    「う……」
    「だから俺が着せてやるって言ったろ」
    「兄貴は!!まだ来ないで!!」

    頑固だねぇと扉の外から実弥がぼやく声が聞こえた。玄弥の襟を直しつつ、母・志津はふふふっと小さく笑う。

    「前撮りの時は有無言わせず着せられていたからねぇ。自分でもやってみなきゃね」
    「まぁ……うん。」

    着物を着付け、玄弥が持ち上げた袴を整えて残りは羽織を身につければ完成だ。骨盤付近のスリットのようなスペースから抜ける風が少し冷たい。
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    さんど@みりぺん。

    DONEワンドロ・ライお題「魔法使い」をお借りしました。
    さねげん
    ※前置き
    歴代🎃のから🧙学校のパロ/🍃さん🧙学生/🍉君いつぞやの鳥の姿/途中鳥の鳴き声あります
    🧙×使い魔
    🍃🍉要素的に薄いかもしれません
    以上何でも許せる方どうぞ
    prayer魔法の根源とは魂の力である。
    活力、気力、精神力。それとは似て非となる力。
    生まれ持って刻まれた祝福はギフトと呼ばれた。
    目に見えずともしかと感じるその力は身体と違い、不調の兆しを感じ取り、コントロールする事は難しいものだ。
    その為、魔法使いはある一定の年になると使い魔を従える。第二の自分。第二の家族。魔力を分け与える相手は唯一の存在とも言えるだろう。
    いち早く所有者の魔力不調を感じ取れる為、使い魔の所有は教育機関で義務付けられている。

    より強い魔力や魔法を扱える者であればより強く大きな使い魔を。
    傍に支える獣や幻獣生物は魔法使い達の憧れでもあった。

    「テメェはよく寝るなァ」

    カーテンを開けるも朝日はない。魔素やマナと呼ばれる魔力を操る際に力を借り受ける原素が深まるのは常に夜であった。どこかの離島に位置するこの魔法使い養成学校の空は昼夜問わず、常に暗い夜空が広がっていた。
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    さんど@みりぺん。

    DONE👹滅⚔️
    ※🎴🍉
    幼少期序盤ひらがな会話有/幼馴染設定/最終👹学あるも🍉君別の部活所属
    🍃さん出ますがモンペ父み強めブラコン。
    五感組有、👀ヲちゃんと🍉君のやり取りもありますが姉弟風味で書いてます
    ⚡️君と🐗がちょっとヤンチャしてます
    何でも許せれる人向け
    幼馴染の花壇「いっしょにあそぼーよー」
    「…いいよ、おれ、ここにいる」

    にこにこと笑って遊びに誘ってくれる。照りつける日光が彼と重なって眩しかった。彼は他の友達から名前を呼ばれている。元気よく返事をしてボール遊びへ向かう足が一度だけ此方を振り返った。

    「またね!げんや!」

    大きく手を振って蹴り飛ばされたボールを頭で押し返す。にぎやかに笑い合う彼らはいつも楽しそうだ。

    「…ん、たんじろ」

    聞こえやしない園庭の角。花壇には春先に植えた花々が咲き始めていた。小さくその背中に手を振り返して持ち場に戻る。チューリップの球根は新たな実を付けていて、花が今か今かと芽吹くのを待っていた。





    「さいた?」
    「いいやまだ」
    「そっか」

    すとんと隣にしゃがみ込んだのは最近入園したカナヲだった。彼女から見て右側にまとめられたサイドテールが揺れている。花の実は膨らんできているが、花弁が開くまでは時間がかかる様子だ。目の前にある花の茎に触れてから、ちらりと玄弥はカナヲを見て口を開いた。
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    さんど@みりぺん。

    MOURNINGワンドロお題「スイカ(の日)」お借りしました。
    さねげん
    ※現パロ
    👹学同様🍃→教師、🍉→生徒ですが同僚等周りが違う/捏造472川きょうだいかつ家庭内/一部👹学ネタあり/🍉君幼い一人称変化捏造あり/やはり甘く柔い兄ちゃんです
    何でも許せれる人どうぞ
    先約証明はサイン一つ。「お届けに来たぞ!サインを頼む!!」
    「はい、今向かいます」
    「受領印は此方だ!!!」
    「ちっか!!!??」

    照りつける日の光に負けじと鳴り響く蝉の声。インターホンにドアを開けると大自然の騒音に打ち勝つように声を張り上げる配達員がいた。派手な髪色にずいと寄られる顔面。差し出されたボールペンを受け取って玄弥は受領印にサインを行う。
    夏休み真っ只中。仕事が休みで昼食作りに忙しい母と兄の代わりに荷物の受け取りに来てみると当たりがいいのか悪いのか特殊な配達員が今回の配送だったようだ。

    「うむ!確認させて頂いた!!此方のお荷物は冷蔵便ゆえ早めに保管をお願いする!
    それでは御免!」

    わっしょい!わっしょい!
    祭りでもないのに配達員は掛け声をあげながら去っていった。暑い夏の空気が更に燃え上がったような気がする。じんわりと滲む汗。ずっしりと受け取った荷物の重さに視線を向けると品物名を見て玄弥は大きく目を開く。瞳孔が大きく、丸く広がっては口元が緩むのがわかった。
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