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    bell39399

    @bell39399

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    bell39399

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    まだ旅立たなくてごめんなさい。

    全然話と関係ないですが今日、元気だったのに突然気分が悪くなってぶっ倒れました。お昼にたこ焼き食べすぎたせいかもしれません。急性たこ焼き過剰摂取症候群です。たこ焼き大好き!美味しいお店あったら教えてください。

    #バンエレ誕2024

    バンエレ夫婦旅(まだしてない)そのさん! バンの誕生日から遡ること数ヶ月前……。

    「今年のオヤジの誕生日だけど、ちょっとした計画があるんだ」
     ちょっと照れた様子のランスロットから、エレインは相談を持ちかけられた。
    「宴会はあえて前日にやって、当日に実はこっちが本当のプレゼントです、みたいにしたいと思うんだけど」
    「楽しそう! ウフフ、バン、きっと驚くわね。でも本当のプレゼントって……?」
    「それも考えがあって」
     その《考え》というのが旅行だった。ランスロット曰く、バンとエレイン、昔の話(という名の惚気)を散々聞いたので二人にとって旅という物が重要なキーワードだと知っている。けれども自分の知る限り、自分が生まれてからは二人で旅する姿を見たことがない。
    「で、そろそろ二人で思い出の地巡りとか、どうかなって。メリオダス王もエリザベス王女とやったって聞いたし。国のことは心配いらねぇよ、もう俺一人でも留守番くらいでき……」
     ランスロットは最後まで言葉を紡ぐ前に、感激したエレインに抱きしめられて、雨のようにキスを落とされた。

     それからというもの、バンには内緒で着々と準備が進められた。旅程の計画、宴会の準備、二人が留守中の対応について、などなど。ゲラードにも七つの大罪にも協力を仰いだ。
     そんな中、なんと言ってもエレインがバンに内緒ごとを隠し通すのが一番苦労したのだが、それはまた別の話だ。
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    bell39399

    DOODLE遡って読んでくださってる方もいらっしゃるようで本当にありがとうございます!うれしいうれしい😆♥💕🎶
    さてバンエレちゃんは不思議な村に来たようですね!(すっとぼけ)

    所で今回のタイトル(?)の元ネタわかった人はお友達です。
    山奥の村で〜バンとエレインが出会った〜 その22! 丘を超えた先に、唐突に集落らしきものが見えた。大きな岩のモニュメントのようなものが目立つが、それ以外は何の変哲もない村に見える。
    「それにしてもこんな恐ろしく何もねぇ、山奥でよく暮らすよな♪」
    「そう? 森に囲まれたいい場所じゃない」
     エレインの言葉にそれもそうか、とバンは思い直す。そもそも《なにもない度合い》からいうとベンウィックもどっこいだ、と気づいてしまいむしょうに可笑しくなってきた。
    「人間にとっては確かに不便かもしれないわね」
     そんな事にも気がつくようになったのよ! と薄い胸を張るエレインを、バンは考えるより先に抱きしめて頬ずりした。
     ともかく鳥から頼まれた用事もある。二人はじゃれ合いつつ村に入ると、人懐こい笑顔を浮かべた村人が集まってきた。が、なんとも奇妙な雰囲気だ。まず、笑顔ではあるが異様に無口である。バンとエレインの表情は自然と険しくなった。
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    bell39399

    MAIKINGバンエレ水浴び一人アンソロその1(2以降があるかは謎)

    途中まで書いたやつポイ。
    一人称に直すかも。なんとなく
    それを見た時、バンは幻を見たのかと思った。もしくはまだ寝ぼけているのか。
     

     夜中、水音を聞いた気がしてふと目が覚めた。もとより熟睡することのないたちだったが、この森に来てからは妙によく眠れる。にもかかわらず、だ。それに何故か少し冷える。
     その原因に気づき、思わず自嘲した。なんの事はない、隣で寝ていたこの森の聖女がいなかっただけの事だ。
     この森も、この森である秘宝を守っているという少女も奇妙な事だらけだった。安らぎやぬくもりとは無縁の生活を送ってきたバンだったが、ここに来てからは気持ちが凪いでいる。不思議なことだが本能で警戒する必要がないと感じていた。
     エレインと名乗る妖精少女(本人曰く千年は生きているらしいが)とのやり取りも実に愉快だった。彼女はバンの他愛のない話を夢中で聞いて、四季のようにくるくると表情を変えながらバンの言葉の一つ一つにいちいち反応する。時には金色の睫毛を伏せ、時には頬を膨らませ、そして何よりよく笑った。バンは彼女の笑顔で初めて「花が綻ぶような」という形容の意味を知った。
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