いちごとコーヒー「にっっが!なにこれ!」
「コーヒー。」
「……おえぇぇ!なに、ブラックで飲んでんの?大人だねぇ高杉くんは……痛い!なに!なんで!?」
「なんか、むかついた…」
昼下がり、自宅でのんびり過ごしていたら、突如銀八が絶叫した。どうやら間違えて俺のカップの中身を飲んだらしい。うげえと顔を皺くちゃにした銀八をちょっと面白いなと見ていたら、揶揄われた気がして、少し腹が立ったので足の小指を踏んでやった。また銀八が叫んだので少し満足した。
「あーひどい目にあったぜ。殺人兵器だよこんなのさあ……体に毒だからこの苺牛乳でも飲むようにしなさい。健康にいいぞ〜、背も伸びる!きっと!」
「……。飲めるかそんな甘ったるいもん。」
「いーや、先生もこれを飲んで大きくなった。だから高杉くんもきっと……」
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