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    azisaitsumuri

    @azisaitsumuri

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    azisaitsumuri

    CAN’T MAKE現パロ幼馴染よーり。付き合ってない。
    どこか戸惑ったような感情を醸し出した男が、けれどそのまま口を開いた。「おまえがすきです。」それにおれは多少驚きながら。「おまえそれ、言うつもり有ったんだ?」言うと男は、いえ、と。やはり戸惑った儘呟いた。当の本人の戸惑う通り、本当に言うつもりはなかったのかもしれない。しかしこいつは、たまに今迄とはなんの脈絡もない行動を突然取ったりする。それをおれはその度に、こいつに、こいつの中で何かあったんじゃないかと心配するものだが、当人にはなんの心当たりもなく、普段通りにも関わらず自分でもそれ迄は思いもしなかった行動を取っているらしい。それを自分自身で疑問視していないのが不思議な話だと思うのだが、本人がこれなので、おれもそういうものだと思うしかなかった。一先ず言いたいことを言ったのだろう男の言葉を受け取ったおれは、しかしどうすることも特になかった。すると男がうろ、とまた口を開く。「おまえ、今迄誰かとお付き合いしたことあります?」「おまえと以外に?」「いや、わたしとも付き合ったことないでしょう…」「そうだな。おまえが思ってるような付き合いで、おまえが知らないような付き合いはないよ。」そんな付き合いがあればおまえに言っている、と言外に言ったがしかし少し考えた様子の男は。「おまえ、せふれがすきなんですか。」「なんでそうなる。」違うよ。「そんなものも居ない。」呆れながら伝える。
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    azisaitsumuri

    CAN’T MAKEさそいうけリのよーり。正気の失い方の話。
    ???
    寝台に腰掛けた長身が言う。「だっこ。」首を傾げる、外で自分で立って歩いていることに飽きてそう言って来ることはあるが。幼児か?そうかも知れない。だがここはこの男の部屋であり、本人は既にだらりとして腰を落ち着かせている。とにかく伸ばされた長くて鋭利な手に身を寄せ、バランスの取り難い長身の体を、浮かせはした。これは何をねだられているのだろう、浮遊感か?それとも自分も座って良いのだろうか?試しに男のいた場所に腰掛けると、何も言われなかった。ただ。「ちょ、」衣服に長い指を引っ掛けられ、それは剥ぐような動きを見せる。これは、抱っこっていうか。観念して、顔を寄せれば。「いや。」口を逸らされた。なんでだ。「だっこ。」「…してる。」「ちがう。」また首を傾げる。今度は大仰に。しかしそれをするくらい疑問だ。「…もっと。」またこちらの衣服に意識をやるので、諦めて寝台にその身と自分を横たえ、相手の衣服もときほぐす。その際指でその顔に触れても何も言わない。ただ顔同士を寄せると逃げられる。なんでだ。「はやく。」「…性急にやってる方だと思う。」「もっと。」もっと。「正気を失うくらい。」
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    DOODLEよーりinファーストフード店
    「構いませんよ」珍しく腹が減ったと申告された。対するこちらは、自分の腹具合がいまいち認識し切れていなかった。時間的には、確かに腹が減っておかしくない頃合いだが…。ひょっとしたら、こちらがいつものように空腹を訴えないことに疑問を抱かせてしまったのかもしれない。いや分からない。まずいな。自分で予想していた以上に、自分が緊張していることを疑う。しかも。「今この辺りはファーストフード店しかない」移動時間と休憩時間を上手く考慮出来ていなかった。ミスだ。しかしそれに対してが、冒頭の返事である。「…良いのか?」「なぜ?」いつもおまえが食べているのでしょう?「チェーン店とは言え、店舗に寄っては多少並ぶ商品に差があると言いますからねえ。おまえがいつも頼んでいるのはどれです?ありますか?これとかおまえ好きそうですけど?」「…これだな。」「そうですか。」すみません、注文よろしいでしょうか?ハイお伺いいたします。こちらを二人前お願いいたします。2セットですね?かしこまりました。セット…ああ、はい、2セット、お願いいたします。「お、おい…」あの男が…ファーストフード店で注文をしている…。良かった、誰も並んでいなくて。並ぶという手順を知っているか、後程確認しなくては。それではお席までお持ちしますのでお掛けになってお待ちください。分かりました。「席で待てと言われましたが…?」「ああ、どこでも良いんだよ。行こうか。」席を案内されないことに戸惑っている様子の紳士を連れて、適当な場所を選ぶ。座れば直ぐ、トレーが運ばれて来る。ごゆっくりお召し上がりくださいませ。「すごい。本当にファーストですね。」紳士も納得の行く速さだったようだ。心の中で見知らぬ従業員らに感謝する。「じゃあ、食うか。」「ええ。」イタダキマス。いつも自分で頼むのは、セットになっている、骨つき肉1ピースとナゲット5組とポテト、それからドリンクだ。飲み物はどちらもコーラを選んだようだ。たぶん、指さしたメニューの写真がコーラだったから、それにしたのだろう。次は一緒にやろうか。なんて思いながら食べ進めるも、相手は仮面をずらして口元を晒して以降、こちらを見たまま、何にも手を付けていない。けれどどうしたのかと見つめると、ナゲットをひとつまみ。こちらの様子を見ながら、ケチャップを付け、口に運んでいる。どうやら食べ方の手本にされているらしい。そんな倣われ
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    azisaitsumuri

    CAN’T MAKEあとしまつ観た感想よーりです。(え?)
    映画のネタバレが有るわけではございませんが、気になる方はまたいつかお会い出来るその時まで…ノシ

    時代モノって言うか、異世界。史実上の人類史がかなり早送りで発展してる世界観、たぶん。←
    がらてあちゃんがリの上司で出る。それから庭が傭の補佐的な立場として出る。たまには庭に悋気を起こすリなどを、と。(笑)←
     数年前。
     まだ銃火器が主流でなかった時代だ。
     戦場での戦いは白兵戦が物を言った。
     中でも刀と鉈の使い手が強かった。
     それがつい数年前のこと。されど数年前のこと。
     今は火薬の時代である。
     数年前、白兵の部隊に居た男は、これで自分もお役御免かと思ったが、隠密系の部隊に回された。
     男は姿を隠すことが得意であった。
     それなら確かに、武器が冷兵器から重兵器に変わろうと、幸か不幸か、男の居場所はまだ戦場にあると言うことだ。
     それどころか、男はその隠密技術により、白兵の頃より昇進してしまった。
     身の回りが便利な上等なものに成ったのは喜ぶべきことだが、戦場から離れた場所が、男にとっては不満だった。
     男は純粋に戦いを好むだけで無く、戦場にこだわる理由が有った。
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    azisaitsumuri

    MOURNINGリが傭の人形を使って都市伝説の一人隠れん坊(と言うかホラゲのハィドアロォンからの妄想)をする話。現パロなのかな。怖い話ではない(?)。こうれいじゅつ。
    ※お話に都合良くルールを改悪して居ます。それ以前に一人隠れん坊をしないでください。(ホラゲは楽しいです。)
    海外版一人隠れん坊風よーり(?)家中の明かりを消した内の一室のテレビを点ける。液晶の砂嵐に好きなだけノイズを歌わせ「彼」を迎えに行く。寝室に横たえた人形を持ち上げて微笑み掛ける。「さあなわぁぶ見つけましたよ。」そのやわい腹に鋏を突き立てる。「次はおまえが鬼です。」人形をベッドに戻したら部屋を出て浴室に向かう。空のバスタブに自身を沈め、目を閉じて暗い冷たさに心地良く身を委ねる。やがて扉の開く音が聞こえるので目を開ける。寝室の方からだ。それから順番にがちゃりがちゃりと他の部屋の扉を開けられて行く、部屋の中を一室一室確認するように、それが徐々に近付いて来る音がする。それが浴室の前の部屋からした時点で、隣の部屋に入った彼と入れ違いで風呂場を出る。その儘リビングのソファに座り、足を組みながら砂嵐の液晶を眺める。今頃は風呂場を確認して居るであろう相手の立てる物音もノイズ音に混ざるが、紛れること無くはっきりと耳に届く。それがもっと、もっと近付いて来る。ノイズ音は不快な筈だが長く聞いて居れば微睡みが誘うようだった。それが強制的に引きげられる感覚。背中にひやりとした空気が張り付くようなバスタブよりも冷たい気配。「見ぃつけた。」人形の腕が人の腕のような大きさで動き、人の通常よりも激しく後ろから捕えられる。「だめだろぅ、ちゃんと隠れてなくちゃ?」押さえられた腹は、鋏で彼を刺した箇所だ。砂嵐はいつの間にかやんで真っ赤な画面を映すばかりだった。
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    azisaitsumuri

    CAN’T MAKEどこかの時空の傭とどこかの時空のリとよーりが居るどこかの時空(???)
    傭とリと傭(とリ)が出る(??????)
    ※えすえふでは無くふぁんたじぃ()
    陸続きで無くとも、川や海を渡って来たならば、その国に入国手続きを迫られるだろう。そこ迄大袈裟で無くとも、コミュニティにまみえるのならば誰何故何処から等々聴取が有るものだろう。そうして内部に居る者は、自分を含めたそこに居る者が得体の知れた者だと思うのだ。ところで、ワームホールと言うものが有る。これは安全を思い込む人々を容易く裏切る来訪手段で有るが、使える魔法使いとまみえる機会はそうそう無い故、人々は安心されるがよろしい。それが分かったところで、諸君にはどうせ何も出来無い。ただ、来訪者が温厚で有ることを祈ることしか出来無い。「ここは平和ですね。」滅茶苦茶にしたく成ります、とうっそりと笑う来訪者の案内人は、諦めて居るのか呆れた顔を浮かべるだけでそれ以上をしようとはし無い。「宿を取るにも証明書が居るようなところでは困るからな。」歩き出す案内に任せきりで付いて行く長身痩躯は忙しなく始終辺りを見回して居た。そんな二人に周りは、旅の人かい、観光かな、やあ目を引く方々だ、等々気さくな調子だ。朗らかだが気安い人々に案内人の方は辟易して居た、目立ちたく無いのだ。反して連れは目立ちたがりのきらいが有る。それも案内人を辟易させる要因だった。「ここは穏やかですねえ。わたし、ここを気に入りました。何処か、特にここ、と言う場所は有るのでしょうか?」そりゃ嬉しい、きっと領主様もお喜びに成る、そうだ主様のお屋敷に行きなよ。「…おれ達みたいな奴が、そんなお偉いさんのところなんか。」案内人は人々から連れを引き離したかった。人々の思惑も、連れが何を言おうが関係無く。大丈夫さ、寧ろ歓迎してくれる、あの人は良い人だよ。お屋敷には綺麗な絵が沢山有るんだ。「へえ、では是非に!」やあ背の高い人、あんた主様のお連れの人によく似て居られる!何より案内人が気掛かりだったのは、人々のそんな眼差しだった。宿も人々がなんとかしておくと言う話にも乗せられて、案内人の静止は掻き消された。何せ人々と敵対なんてなろうものなら、それこそ宿どころの話じゃ無く成るからだ。強い拒絶なんかそもそも出来やし無かったのだ。あれよあれよとそのお屋敷とやらに案内もとい連れて行かれ、人々が言って居た通りの美しい絵画の数々が飾られて居た。並びに規則性は感じられ無かったが、おそらく同じ作者によるもので有り、そしてどれも、大切に手入れされて居る様子だった。主様
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