最終話 永遠のバディグッドモーニング★(説明不要だよね?)僕は伊月暁人22歳ごく普通の大学生。今までのことがなかったみたいに日常を過ごしている。何もなかった。それでいい。
(いいわけないだろ……!)
そう思っていても僕にできることは何もない。僕はただただ日常を過ごしていた。
その日も大学からの帰り、誰もいない閑静な住宅街をとぼとぼと歩いていた。
『フフフ、力が欲しいか』
「お、おまえは!?」
何もかも間違っていた。オレはようやく気づいた。
ハンニャに裏切られた激昂のまま殴り込み返り討ちにあい、死にかけたところに偶然見つけた適合者。ガキで男だが見た目は悪くなかったし、頭も悪くなく物事の飲み込みの良さや決断力もあった。
騙してはいないが半ば強制的に契約を結んだ。
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