ろひ
mame
DONE爆轟小話(11/7、パス外しました)※プロヒ
※同棲軸
※劇場版3のネタバレを若干含みます
10/31イベント無配 大きな紙袋を持って帰ってきた轟に、爆豪はなんだそれと言いかけてやめた。有名海外旅行会社のロゴが大きく入っていたからだ。ここのCMに起用されたと先日言っていた。今日は撮影だったのだろう。
「なんかパンフレットいっぱいもらったんだ」
「ハッ。押し付けられたの間違いだろが」
「そうともいうかもしれない」
「素直に認めろや」
本日爆豪は早番だった。そんなわけですでに風呂も夕食も済ませてある。轟も撮影のときに弁当が出たらしく、じゃあ軽く飲むかと轟がシャワーを浴びてくるのを待って、グラスと瓶ビール、先日遠征で行った地方の珍味なんかを出してリビングのローテーブルを二人で囲んだ次第だ。
乾杯をした直後に起きっぱなしにしていた紙袋をずるずると引き寄せ、轟が中身をテーブルに広げた。それらは4ページから12ページくらいの、旅程金額がずらりと並べられた小冊子だ。20冊くらいはあるだろうか。
2019「なんかパンフレットいっぱいもらったんだ」
「ハッ。押し付けられたの間違いだろが」
「そうともいうかもしれない」
「素直に認めろや」
本日爆豪は早番だった。そんなわけですでに風呂も夕食も済ませてある。轟も撮影のときに弁当が出たらしく、じゃあ軽く飲むかと轟がシャワーを浴びてくるのを待って、グラスと瓶ビール、先日遠征で行った地方の珍味なんかを出してリビングのローテーブルを二人で囲んだ次第だ。
乾杯をした直後に起きっぱなしにしていた紙袋をずるずると引き寄せ、轟が中身をテーブルに広げた。それらは4ページから12ページくらいの、旅程金額がずらりと並べられた小冊子だ。20冊くらいはあるだろうか。
夜弦れい
MEMO創作CP・赤黒
・ドクターとお気に入り?
ドクター
ヒョロヒョロのガリガリ。筋肉?なにそれ
万年運動不足。頼むからエレベーターつけてくれ
引きこもり。肌が青白い
実験、研究大好き。好奇心のためなら己も殺す
赤が好き。実力からくる自信。自己陶酔ややあり
お気に入り
腕相撲でドクターに勝てる
身体能力高い。木登り楽勝
アウトドア派。 2
okeano413
DONE三代目操 かぎろひ※甲操前提
※死ネタを含みます
※カップリング要素は甲洋×二代目操のみ
2021.10.26
来主操がボレアリオスに還った日から、一年と半年が過ぎた。島も俺も無傷ではいられなかったけれど、からがらに送り届けた存在が、外装はすっかり修復を終えた白雲の中で無事転生を果たした日から、もう一年も。
あれから、中へ踏み入る勇気は出なかった。ぐちゃぐちゃの船内で傾いで今にも倒れてしまいそうなカプセルへ幾度も抱き締めた肉体を預けたあと、溶けてゆくさまを正気で見続けるのは、俺には難しい事だった。
光景を鮮明に覚えている。赤い海の中で撫でた頬の輪郭がほどけていく。細くやわらかな髪が失われていく。はじめからうまく崩せるよう構成されているかのように、ためらいなく存在が消えていく。涙は出なかった。まばたく暇があるならば、消える間際まで見ていたかった。
3037※死ネタを含みます
※カップリング要素は甲洋×二代目操のみ
2021.10.26
来主操がボレアリオスに還った日から、一年と半年が過ぎた。島も俺も無傷ではいられなかったけれど、からがらに送り届けた存在が、外装はすっかり修復を終えた白雲の中で無事転生を果たした日から、もう一年も。
あれから、中へ踏み入る勇気は出なかった。ぐちゃぐちゃの船内で傾いで今にも倒れてしまいそうなカプセルへ幾度も抱き締めた肉体を預けたあと、溶けてゆくさまを正気で見続けるのは、俺には難しい事だった。
光景を鮮明に覚えている。赤い海の中で撫でた頬の輪郭がほどけていく。細くやわらかな髪が失われていく。はじめからうまく崩せるよう構成されているかのように、ためらいなく存在が消えていく。涙は出なかった。まばたく暇があるならば、消える間際まで見ていたかった。
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DONE出ロデ 付き合ってる未来ねつ造軸のふたり(プロヒ×パイロット) シュンシュンとか細く湯気を吐き始めたケトルが目にはいった。出久はすかさずコンロの火を消し、壁掛け時計を見やる。短針がもう少しで七に差し掛かりそうだった。
リビングの灯りはまだ点けておらず、点けているのは出久がいるキッチンの蛍光灯のみ。薄暗い部屋の中で吐かれたその湯気は、昨日よりもはっきりと見て取れた。
遮光カーテンを開けレースカーテンのみにしているが、朝日はまだわずかに気配を滲ませているだけだ。ここ最近、朝の訪れが随分とゆっくりになった。スリッパを履いた素足にありえないはずの風を感じながら、出久はコーンスープの素の封を切りマグカップに投入していく。用意したマグカップの数はふたつだ。
自宅で気を張ることなんて早々ない。だから朝食の準備をのんびりとしているところに突然、背後からずぼっと勢いよく自身のTシャツの中に入ってきた冷たい両手があれば「ひゃ!?」と出久が奇声を上げてしまうのはしょうがないと思う。
2779リビングの灯りはまだ点けておらず、点けているのは出久がいるキッチンの蛍光灯のみ。薄暗い部屋の中で吐かれたその湯気は、昨日よりもはっきりと見て取れた。
遮光カーテンを開けレースカーテンのみにしているが、朝日はまだわずかに気配を滲ませているだけだ。ここ最近、朝の訪れが随分とゆっくりになった。スリッパを履いた素足にありえないはずの風を感じながら、出久はコーンスープの素の封を切りマグカップに投入していく。用意したマグカップの数はふたつだ。
自宅で気を張ることなんて早々ない。だから朝食の準備をのんびりとしているところに突然、背後からずぼっと勢いよく自身のTシャツの中に入ってきた冷たい両手があれば「ひゃ!?」と出久が奇声を上げてしまうのはしょうがないと思う。
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DONE出ロデ 数年後プロヒ×専門学生 空港ロビーで多言語のアナウンスが響いているのを、どこか遠くの出来事のようにロディは聞いていた。聞く、というよりも、耳にただ入れているだけと表現したほうが正しいかもしれない。音は拾っているが、意味のあるものとして脳が処理していないのだ。
五度目になるオセオン訪問から出久が日本へ帰ったのは約十分前。いつも搭乗時刻ギリギリまでこのロビーにいる出久のことだ。ロディの目の前にあるエスカレーターを駆け上がっていった出久は、きっと今頃保安検査場を駆け抜け、出国審査に息を切らして挑んでいるところだろう。ロディと別れてからボーディング・ブリッジを渡るまで毎回最短速度を更新しているなんて笑っていたが、パイロットを目指す航空専門学生のロディとしては到底許せるものではない。落ち着いて搭乗手続きを済ませてほしい。
1920五度目になるオセオン訪問から出久が日本へ帰ったのは約十分前。いつも搭乗時刻ギリギリまでこのロビーにいる出久のことだ。ロディの目の前にあるエスカレーターを駆け上がっていった出久は、きっと今頃保安検査場を駆け抜け、出国審査に息を切らして挑んでいるところだろう。ロディと別れてからボーディング・ブリッジを渡るまで毎回最短速度を更新しているなんて笑っていたが、パイロットを目指す航空専門学生のロディとしては到底許せるものではない。落ち着いて搭乗手続きを済ませてほしい。
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DONE出ロデ プロヒ×パイロット※互いに両想いなのはわかってるけど付き合ってないふたり
設定・過去作( https://twitter.com/i/events/1431533338406178824)
ふたりの再会のはなしの巻(時系列でいうと一番最初の話になります)
その日の出久は早番で、仕事を終え足取り軽く事務所を出たときには正しく晴天であった。ヒグラシが鳴き始めた、空と街に青とオレンジが入り混じる時間帯。肌を焦がすような夏の暑さは先日訪れた台風が連れ去っていってくれた。随分涼しくなったなあと秋の入り口がやってきた気配に頬を緩めながら、出久は夕飯の買い物をすべく自宅近くのスーパーに立ち寄った。
お目当ての総菜を何パックか購入して店を出た。そういえば米のストックがないとレジに並ぶ直前に気付き、無洗米も十キロの物を購入したのでしっかりと脇に抱える。基本的に自炊をあまりしない出久だが、米だけは炊くようにしている。実際これも面倒なときは電子レンジでチンするだけで食べられるパックのものを使ってしまうのだけれど。まあ、便利なものは使うに限るので。安い早い旨いの三拍子は忙しい社会人にとって最強の味方だ。総菜だってバランスを考えて購入すれば体にだっていいし、自炊に慣れていない自分が作るよりよほどコストパフォーマンスがいいと出久は思っている。
8683お目当ての総菜を何パックか購入して店を出た。そういえば米のストックがないとレジに並ぶ直前に気付き、無洗米も十キロの物を購入したのでしっかりと脇に抱える。基本的に自炊をあまりしない出久だが、米だけは炊くようにしている。実際これも面倒なときは電子レンジでチンするだけで食べられるパックのものを使ってしまうのだけれど。まあ、便利なものは使うに限るので。安い早い旨いの三拍子は忙しい社会人にとって最強の味方だ。総菜だってバランスを考えて購入すれば体にだっていいし、自炊に慣れていない自分が作るよりよほどコストパフォーマンスがいいと出久は思っている。
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DONE出ロデ 遠距離恋愛中の付き合ってるプロヒ×パイロット「身体に良いものは値段が張るんだよな」
スーパーでカートを押す出久の隣で、ロディがそんなことを言った。ロディの視線はというと陳列棚に並べられたオーガニック食材へ向けられている。そのうちのひとつの野菜を手に取り、眉間に皺を寄せるので出久も足を止めたロディの隣で足を止め、ロディの手の中にある野菜をみやる。
「……そんな意識で見たことなかった」
一見して普通の玉ねぎであるそれは、入店直後に山積みにされていた玉ねぎの三倍の価格で、出久はなるほどと思う。ポップを見ると無農薬、通常の玉ねぎの5倍の栄養価と謳われていた。
「俺もこの職を本気で意識し始めてから健康とか栄養価とか気にし始めたから、気付いたのは最近だけどな」
2212スーパーでカートを押す出久の隣で、ロディがそんなことを言った。ロディの視線はというと陳列棚に並べられたオーガニック食材へ向けられている。そのうちのひとつの野菜を手に取り、眉間に皺を寄せるので出久も足を止めたロディの隣で足を止め、ロディの手の中にある野菜をみやる。
「……そんな意識で見たことなかった」
一見して普通の玉ねぎであるそれは、入店直後に山積みにされていた玉ねぎの三倍の価格で、出久はなるほどと思う。ポップを見ると無農薬、通常の玉ねぎの5倍の栄養価と謳われていた。
「俺もこの職を本気で意識し始めてから健康とか栄養価とか気にし始めたから、気付いたのは最近だけどな」
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DONE出ロデ プロヒ×パイロット※互いに両想いなのはわかってるけど付き合ってないふたり
設定・過去作( https://twitter.com/i/events/1431533338406178824)
晩酌と夢のはなしの巻 ※今回、未来ねつ造だけでなくロの過去捏造・個性への独自の解釈が多分に含まれます
「ロディ、この夏すごく焼けたよね」
目に入ったロディのすらりと伸びる上腕を見ながら出久はぽつりとつぶやいた。
出久の家に泊まりに来たロディは既にシャワーを浴び終え、すっかりリラックスモードだ。普段腕時計がはめられている手首には、周囲の肌の色とは違うロディ本来の肌の色が残っている。それがくっきりと見て取れるほど、周りの肌が焼けているのだ。
寝る前に晩酌しようぜ、とシャワーを浴び終えたロディが出久の家の冷蔵庫から缶ビールをとってきて、それを出久に差し出したことで日焼けが目に入り、最近感じていたことが出久の口から飛び出したわけである。
「ん? ああ、機体点検のとき今年は特に日差しと照り返しすごかったから……日焼け止め塗ってても限界あったな。コックピットは紫外線対策だいぶされてっけど、外は流石に……」
7228目に入ったロディのすらりと伸びる上腕を見ながら出久はぽつりとつぶやいた。
出久の家に泊まりに来たロディは既にシャワーを浴び終え、すっかりリラックスモードだ。普段腕時計がはめられている手首には、周囲の肌の色とは違うロディ本来の肌の色が残っている。それがくっきりと見て取れるほど、周りの肌が焼けているのだ。
寝る前に晩酌しようぜ、とシャワーを浴び終えたロディが出久の家の冷蔵庫から缶ビールをとってきて、それを出久に差し出したことで日焼けが目に入り、最近感じていたことが出久の口から飛び出したわけである。
「ん? ああ、機体点検のとき今年は特に日差しと照り返しすごかったから……日焼け止め塗ってても限界あったな。コックピットは紫外線対策だいぶされてっけど、外は流石に……」
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DONE出ロデ プロヒ×パイロット※互いに両想いなのはわかってるけど付き合ってないふたり
設定( https://twitter.com/i/events/1431533338406178824)
秋到来、の巻
「なんかさ……そこの道、めちゃくちゃ臭ってたんだけど、ゴミ収集車が事故でも起こしたのか?」
猛暑続きだった夏の暑さが少しマシになってきたのではというタイミングで、南シナ海で台風が発生し日本列島を横断した。どうやらその台風は、わずかに残る夏の気配も一緒に連れて姿を消したらしく、ここ数日で一気に気温が下がり過ごしやすくなっている。秋の訪れである。
そんな中、オセオン-日本便の副機長として日本を訪れたロディは、顰めっ面で出久のセカンドハウスを訪れた。そのときの出久といえば、ロディが来ることを前もって知らされていたためロディが好きな日本の惣菜を最寄りのスーパーでいくつか見繕い、夕食としてテーブルに用意しているところだった。そうして合鍵を使って入ってきたロディにいらっしゃいと声をかける前にその表情に驚き「どうかした?」と尋ねたのだ。そこに返ってきた言葉が冒頭のものになる。
2857猛暑続きだった夏の暑さが少しマシになってきたのではというタイミングで、南シナ海で台風が発生し日本列島を横断した。どうやらその台風は、わずかに残る夏の気配も一緒に連れて姿を消したらしく、ここ数日で一気に気温が下がり過ごしやすくなっている。秋の訪れである。
そんな中、オセオン-日本便の副機長として日本を訪れたロディは、顰めっ面で出久のセカンドハウスを訪れた。そのときの出久といえば、ロディが来ることを前もって知らされていたためロディが好きな日本の惣菜を最寄りのスーパーでいくつか見繕い、夕食としてテーブルに用意しているところだった。そうして合鍵を使って入ってきたロディにいらっしゃいと声をかける前にその表情に驚き「どうかした?」と尋ねたのだ。そこに返ってきた言葉が冒頭のものになる。
mame
DONE出ロデ未来捏造、プロヒ×パイロット
仲のいい友人関係の出(31)とロ(31)の話
仕事が早めに終わり、出久はひとり暮らしするマンションに戻ってきた。背中にはリュック、手には近くのスーパーの惣菜が入ったビニール袋。人気の総菜が残っていてラッキーだった出久は上機嫌である。
オートロックをカードキーで開き、ロビーへ入る。軽やかな足取りで集合ポストに寄って、中を開けばいくつかのダイレクトメールに紛れて茶色い封筒が入っていた。このマンションの所在地である区役所からの便りだということが宛名面の下部の印字で分かり、出久は首を傾げながらトレーニングがてら八階までの階段を駆け上がる。
八階の角部屋、そこが出久の部屋だ。2LDKの部屋は一人暮らしでは少し持て余しているが、セキュリティ面が優秀なのと、出久がフリーのプロヒーローとして拠点にしている貸テナントが近いため、このマンションを選んだ次第だ。再びカードキーで自身の部屋の扉のロックを解除し、部屋に入る。スニーカーを脱ぎながら、一旦手に持っていた郵便物をシューズボックスの上に置いて部屋にあがり、手を洗いうがいをしっかりとする。
7275オートロックをカードキーで開き、ロビーへ入る。軽やかな足取りで集合ポストに寄って、中を開けばいくつかのダイレクトメールに紛れて茶色い封筒が入っていた。このマンションの所在地である区役所からの便りだということが宛名面の下部の印字で分かり、出久は首を傾げながらトレーニングがてら八階までの階段を駆け上がる。
八階の角部屋、そこが出久の部屋だ。2LDKの部屋は一人暮らしでは少し持て余しているが、セキュリティ面が優秀なのと、出久がフリーのプロヒーローとして拠点にしている貸テナントが近いため、このマンションを選んだ次第だ。再びカードキーで自身の部屋の扉のロックを解除し、部屋に入る。スニーカーを脱ぎながら、一旦手に持っていた郵便物をシューズボックスの上に置いて部屋にあがり、手を洗いうがいをしっかりとする。
柴漬け
DONEもうただチュッチュしてほしいだけのクロヒル漫画wヒルダちゃんはきっと料理の腕前がおそろしく普通なんだと思ってる。
すごいおいしいわけでもなくまずいわけでもなく。ただクロードは多分それが病みつきになるだろうなとw
基本姉さん女房なので甘えることが結構多そうだなと思っていつもこのヒルダちゃんが上の体制になっちゃうんだよなーーーーーー!!! 2
mame
DONE出ロデ(プロヒ×パイロット)自我強め善良モブ視点
このモブ視点と同じ世界線です(https://twitter.com/mamemane_open2/status/1435895803646644225?s=20)
大通りから道を三本挟んで、さらに二つ目の角を曲がる。そんな、少し――というか結構、人通りが落ち着いた路地に俺の両親が営むコーヒー焙煎所はある。
両親の趣味であるブルックリンスタイルの落ち着いた色合いの店内には、これまた両親の趣味であるブラックミュージックが音量を押さえて流れている。基本的に五種類のコーヒー豆を常に販売している店で、店内に飲食スペースはないが、テイクアウト用のコーヒー販売はしている。これが結構好評だ。混雑することはないが、まったく人が来ないという日もない。大繁盛と言うわけではないが、店の経営を難なく維持できる程度には利益が上がっている。そんな店である。
俺は大学四年生で、無事就職も決まり、卒業単位も無事とれる見込みがあって、あとは卒論の準備に本腰を入れるだけなのだが、友達とお祝いだと称して夏休みに連日飲み歩いたせいで激しい金欠に陥っていた。夏休みが終わったところで、居酒屋のアルバイトだけではおそらく来月あるサークルのハロウィンパーティーの金が足りないことに気付いて絶望した。どれだけシフトを詰め込んでも、給料日的にハロウィンに間に合わない。そういうわけで母親に相談したところ、じゃあ給料を現金で払うから連休中、店番してと言われ、現在、俺は店のカウンター内に立っているわけだ。
6294両親の趣味であるブルックリンスタイルの落ち着いた色合いの店内には、これまた両親の趣味であるブラックミュージックが音量を押さえて流れている。基本的に五種類のコーヒー豆を常に販売している店で、店内に飲食スペースはないが、テイクアウト用のコーヒー販売はしている。これが結構好評だ。混雑することはないが、まったく人が来ないという日もない。大繁盛と言うわけではないが、店の経営を難なく維持できる程度には利益が上がっている。そんな店である。
俺は大学四年生で、無事就職も決まり、卒業単位も無事とれる見込みがあって、あとは卒論の準備に本腰を入れるだけなのだが、友達とお祝いだと称して夏休みに連日飲み歩いたせいで激しい金欠に陥っていた。夏休みが終わったところで、居酒屋のアルバイトだけではおそらく来月あるサークルのハロウィンパーティーの金が足りないことに気付いて絶望した。どれだけシフトを詰め込んでも、給料日的にハロウィンに間に合わない。そういうわけで母親に相談したところ、じゃあ給料を現金で払うから連休中、店番してと言われ、現在、俺は店のカウンター内に立っているわけだ。
mame
DONE出ロデ プロヒ×パイロット※互いに両想いなのはわかってるけど付き合ってないふたり
設定( https://twitter.com/i/events/1431533338406178824)
ロ、風邪をひくの巻
ロディが風邪をひくというのは、両親がおらず、ロディの収入でなんとか暮らしているソウル家では死活問題だった。
なにせ金がないので風邪をひいても病院にいけない。病院に行く金があったら弟と妹にまともなものを食べさせてやりたい。しかし風邪をそのままにしておくと弟と妹がひどく心配する。下手したら泣き喚く上に自分たちの食べ物をロディを元気付けようと寄越してこようとする。優しすぎるふたりは自慢の弟と妹だが、これは最悪の悪循環なのである。
そんなわけで、ロディは絶対に風邪をひくわけにはいかなかった。まだトレーラーハウスの暮らしに慣れていない幼い頃、何度かそれを経験したおかげで、とにかく風邪をはじめとする体調不良にだけはならないようにと心掛けてきた。
5765なにせ金がないので風邪をひいても病院にいけない。病院に行く金があったら弟と妹にまともなものを食べさせてやりたい。しかし風邪をそのままにしておくと弟と妹がひどく心配する。下手したら泣き喚く上に自分たちの食べ物をロディを元気付けようと寄越してこようとする。優しすぎるふたりは自慢の弟と妹だが、これは最悪の悪循環なのである。
そんなわけで、ロディは絶対に風邪をひくわけにはいかなかった。まだトレーラーハウスの暮らしに慣れていない幼い頃、何度かそれを経験したおかげで、とにかく風邪をはじめとする体調不良にだけはならないようにと心掛けてきた。
mame
DONE出ロデ(プロヒ×パイロット)デクガチ勢モブ視点
※善良なモブとは別に腹が立つモブも出てきます
最近、デクのファンサが垢抜けてきた。
デクファン界隈に住む全員が頷くレベルで垢抜けた。
ヒーローのときは眩しい笑顔で頼もしく救ってくれるというのに、いざ救助が終わると、テレビがある所では一気にぎこちない笑顔になり、ファンには照れながら手を振りかえす。
「それが! 最高のギャップ萌えだったのに!!」
ダンッと音を立て、中身が半分に減ったビアジョッキをテーブルに叩きつければ、正面に座っている同期も深くうなずいている。私はそれに「だよねえ〜」とテーブルにべちゃりと頬をつけた。火照った頬に、冷たいテーブルが気持ちいい。
この同期とは入社式のときに、互いが日常使いできるわかる人にはわかるという大人のファンには有難いデクグッズを身に着けていたことにより、アイコンタクトを交わして以来の仲だ。入社式が終わってからしゃべったこともないのに自然と集まり、そのまま酒を飲みに行った。以降、デクファン仲間として定期的に集まっては酒を飲んでいる。
6770デクファン界隈に住む全員が頷くレベルで垢抜けた。
ヒーローのときは眩しい笑顔で頼もしく救ってくれるというのに、いざ救助が終わると、テレビがある所では一気にぎこちない笑顔になり、ファンには照れながら手を振りかえす。
「それが! 最高のギャップ萌えだったのに!!」
ダンッと音を立て、中身が半分に減ったビアジョッキをテーブルに叩きつければ、正面に座っている同期も深くうなずいている。私はそれに「だよねえ〜」とテーブルにべちゃりと頬をつけた。火照った頬に、冷たいテーブルが気持ちいい。
この同期とは入社式のときに、互いが日常使いできるわかる人にはわかるという大人のファンには有難いデクグッズを身に着けていたことにより、アイコンタクトを交わして以来の仲だ。入社式が終わってからしゃべったこともないのに自然と集まり、そのまま酒を飲みに行った。以降、デクファン仲間として定期的に集まっては酒を飲んでいる。
mame
DONE出ロデ プロヒ×パイロット※互いに両想いなのはわかってるけど付き合ってないふたり
設定( https://twitter.com/i/events/1431533338406178824)
なんでもできちゃうロの巻
「でーく、んな気にすんなって」
「無理だよ……気にするでしょ……」
通路脇にある椅子に腰かけながらかけられる声に、出久は情けない声で答えた。体勢は自然と項垂れ、現在そんな出久の背中をロディがぽんぽんとやさしく叩いてくれている。
平日の日中から広がる不思議な光景を、空港の職員が遠巻きに見ていることはわかっているが、出久の気持ちはなかなか浮上しなかった。
出久とロディが日中一緒に出かけられることなんて、なかなかないことだ。
なにせロディが日本へ来るときは日本時間の早朝に空港へ到着する国際便のパイロットとしてやってくるわけで、ゆっくりできる時間といえば到着日の日中がメインだ。その時間は基本的に睡眠をとることになるし、さらに言えば出久のヒーロー活動も基本的に日中から夜までで。そしてロディは大抵その次の日の昼くらいには空港へ向かってしまう。往路のフライトのためだ。そういうわけで、出久とロディの会う時間というのは主に夜になる。
4779「無理だよ……気にするでしょ……」
通路脇にある椅子に腰かけながらかけられる声に、出久は情けない声で答えた。体勢は自然と項垂れ、現在そんな出久の背中をロディがぽんぽんとやさしく叩いてくれている。
平日の日中から広がる不思議な光景を、空港の職員が遠巻きに見ていることはわかっているが、出久の気持ちはなかなか浮上しなかった。
出久とロディが日中一緒に出かけられることなんて、なかなかないことだ。
なにせロディが日本へ来るときは日本時間の早朝に空港へ到着する国際便のパイロットとしてやってくるわけで、ゆっくりできる時間といえば到着日の日中がメインだ。その時間は基本的に睡眠をとることになるし、さらに言えば出久のヒーロー活動も基本的に日中から夜までで。そしてロディは大抵その次の日の昼くらいには空港へ向かってしまう。往路のフライトのためだ。そういうわけで、出久とロディの会う時間というのは主に夜になる。
mame
DONE出ロデ プロヒ×パイロット※互いに両想いなのはわかってるけど付き合ってないふたり(設定:https://twitter.com/i/events/1431533338406178824)
出、おつかれの巻
これは、一体。
出久は目の前の光景に思わず固まる。帰宅すると同時に手に持ち替えていたリュックをどさりとリビングの入り口で落としたが、構うことはない。
「ええ……? ロディがいる……? なんで……? 僕の見てる都合のいい幻覚……?」
目を擦ってみても消えないその幻覚は、ソファでコーヒーを飲みながら寛ぎ、テレビを見ていた。
「おっ、お疲れヒーロー。なんか大変だったみたいだな」
髪の毛を首の後ろでお団子状にまとめたリラックスモードのロディの幻覚は、どうやら幻覚ではないらしい。だって喋ったし、出久に笑いかけているし、これが幻覚だったらやってられない。
ソファに背もたれ足を組むロディは出久のセカンドハウスに置きっぱなしのVネックシャツと細身のスウェットを着ていた。しかもロディが見ているテレビに映っているのは、紛れもなく出久自身だ。
2630出久は目の前の光景に思わず固まる。帰宅すると同時に手に持ち替えていたリュックをどさりとリビングの入り口で落としたが、構うことはない。
「ええ……? ロディがいる……? なんで……? 僕の見てる都合のいい幻覚……?」
目を擦ってみても消えないその幻覚は、ソファでコーヒーを飲みながら寛ぎ、テレビを見ていた。
「おっ、お疲れヒーロー。なんか大変だったみたいだな」
髪の毛を首の後ろでお団子状にまとめたリラックスモードのロディの幻覚は、どうやら幻覚ではないらしい。だって喋ったし、出久に笑いかけているし、これが幻覚だったらやってられない。
ソファに背もたれ足を組むロディは出久のセカンドハウスに置きっぱなしのVネックシャツと細身のスウェットを着ていた。しかもロディが見ているテレビに映っているのは、紛れもなく出久自身だ。
明智ゆう
MOURNINGpkmn腐(ワタヒビ・ダイユウ・シロヒカ)少し前に書いた小ネタ的なもの。
支部に上げるか迷っている短文になります。
とりあえず、供養としてポイピクに投げときます。
とあるチャンピオンたちの会話とあるチャンピオンたちの会話
「ヒカリちゃんはね。バトルセンスもそうなんだけど、キラッと光るものがあるの。ポケモンとの接し方とか、人との対話とか」
「自慢か」
にこにこと笑みながらシロナは語る。そんな姿にワタルはまたかと言いたげな目を向けた。バーのカウンターでカクテルを飲みながら、彼女はそうよと悪びれる様子もなく答える。
人気の少ない落ち着いた雰囲気のバーのカウンターに男女が三人。すでに出来上がっているのではといったふうに酔った表情を見せるシロナは自慢したくなるでしょと言う。
「私の可愛い可愛い恋人よ? 自慢したくなるじゃない!」
「確かに可愛い恋人は自慢したくなるね」
「ダイゴくん、シロナくんをヒートアップさせないでくれ。惚気が始まる」
2824「ヒカリちゃんはね。バトルセンスもそうなんだけど、キラッと光るものがあるの。ポケモンとの接し方とか、人との対話とか」
「自慢か」
にこにこと笑みながらシロナは語る。そんな姿にワタルはまたかと言いたげな目を向けた。バーのカウンターでカクテルを飲みながら、彼女はそうよと悪びれる様子もなく答える。
人気の少ない落ち着いた雰囲気のバーのカウンターに男女が三人。すでに出来上がっているのではといったふうに酔った表情を見せるシロナは自慢したくなるでしょと言う。
「私の可愛い可愛い恋人よ? 自慢したくなるじゃない!」
「確かに可愛い恋人は自慢したくなるね」
「ダイゴくん、シロナくんをヒートアップさせないでくれ。惚気が始まる」
mkg1000no
DOODLEQ.描かなきゃいけない絵がたくさんあるのに君達と出会ってしまったせいで進めません、どうしてくれるんですか。A.どうでも良〜〜〜〜^^人外からは離れられない宿命なのね modが配布されてたら本当にヤバかったと思う でももう少し早くに出会っていたかった そろそろヒプくんも描かないと
mame
DONE出ロデ プロヒ×パイロット※互いに両想いなのはわかってるけど付き合ってないふたり(設定:https://twitter.com/i/events/1431533338406178824)
ロくんの納豆チャレンジの巻
「あ、ナットウってどこにある?」
ロディがそう尋ねてきたのは、出久とふたりで今晩の夕食はどうしようか、なんて相談しながらスーパーへ足を踏み入れたときだった。
出久はロディから初めて出てきた単語に目を丸くする。思わずピノの反応を確認するが、ピノはフライトの時差ぼけでロディの頭の上で眠っている。ロディ自身も眠いのだろうが、それでも出久と一緒に買い物にきてくれるのだから出久としては嬉しい。ただ、いまの問題は。
「え、納豆……? 納豆好きだったの、ロディ」
「いや、食べたことねえ」
「だ、だよね?」
少なくとも出久は自分といるときロディが納豆を食べているのを見たことがない。日本にロディがフライトでくるときは四六時中出久といるわけではないので、そのときに食べたのかと思い聞けば、ロディはあっさり首を横に振った。
3353ロディがそう尋ねてきたのは、出久とふたりで今晩の夕食はどうしようか、なんて相談しながらスーパーへ足を踏み入れたときだった。
出久はロディから初めて出てきた単語に目を丸くする。思わずピノの反応を確認するが、ピノはフライトの時差ぼけでロディの頭の上で眠っている。ロディ自身も眠いのだろうが、それでも出久と一緒に買い物にきてくれるのだから出久としては嬉しい。ただ、いまの問題は。
「え、納豆……? 納豆好きだったの、ロディ」
「いや、食べたことねえ」
「だ、だよね?」
少なくとも出久は自分といるときロディが納豆を食べているのを見たことがない。日本にロディがフライトでくるときは四六時中出久といるわけではないので、そのときに食べたのかと思い聞けば、ロディはあっさり首を横に振った。
hmrmyb801hr
MOURNINGメモ帳に残っていたプロヒ同棲轟出の小話冒頭幸せを紡ぐ歌 緑谷と二人で暮らすようになってしばらく経つが、最近妙に緑谷に見つめられることが増えてきた気がする。今もそうだが、隣からとても熱心に見つめているのがひしひしと伝わるような視線だ。ひとまず腹が減っているのかと思って作ったばかりの玉子焼きの端を薄く切り、緩く開いた口に放り込む。
「そんなに見なくても、もうすぐできる」
「ん?」
玉子焼きを咀嚼しながらきょとりと大きな瞳を丸くして首をかしげた緑谷に「腹減ったんだろ」と言いながら、手早く盛り付けを進めていく。つまみ食い防止だとでも思ったのか、そばかすの散ったまろい頬を赤く染め、本人的には睨み付けているのだろう潤んだ瞳で見上げてきた。
「お、お腹は空いてるけどそこまで食いしん坊じゃないよ!」
1734「そんなに見なくても、もうすぐできる」
「ん?」
玉子焼きを咀嚼しながらきょとりと大きな瞳を丸くして首をかしげた緑谷に「腹減ったんだろ」と言いながら、手早く盛り付けを進めていく。つまみ食い防止だとでも思ったのか、そばかすの散ったまろい頬を赤く染め、本人的には睨み付けているのだろう潤んだ瞳で見上げてきた。
「お、お腹は空いてるけどそこまで食いしん坊じゃないよ!」
mame
DONE数年後設定、出ロデ プロヒ×パイロット設定:https://twitter.com/i/events/1431533338406178824?s=21
明日はロディが日本にやってくる日だ。
事務所からの帰り道、出久は軽やかに二十四時間営業のスーパーの入り口を潜る。タイムセール中の惣菜を買おうとデリカコーナーにいけば、ロディが気に入っている梅じそチーズフライが残っていて、出久は上機嫌でカゴに入れる。最近、ロディは梅がブームらしい。最初酸味と塩分に驚いていたというのに、なんだかクセになるなと真面目に呟きながらよく食べている。とてもかわいいと思う。うん。
ロディは現在オセオンの航空会社に副操縦士として勤めていて、入社時に下っ端だから本数こなさなきゃなんねえんだと言っていた通り、いつもいそがしくしている。若手は短距離フライトが基本らしい中で、相当苦労してオセオン-日本の直行便のフライト担当をもぎ取ったらしい。アジア便は一度のフライトで長時間運転になるので、割りがとても良く年功序列で埋まってしまうそうだ。
2751事務所からの帰り道、出久は軽やかに二十四時間営業のスーパーの入り口を潜る。タイムセール中の惣菜を買おうとデリカコーナーにいけば、ロディが気に入っている梅じそチーズフライが残っていて、出久は上機嫌でカゴに入れる。最近、ロディは梅がブームらしい。最初酸味と塩分に驚いていたというのに、なんだかクセになるなと真面目に呟きながらよく食べている。とてもかわいいと思う。うん。
ロディは現在オセオンの航空会社に副操縦士として勤めていて、入社時に下っ端だから本数こなさなきゃなんねえんだと言っていた通り、いつもいそがしくしている。若手は短距離フライトが基本らしい中で、相当苦労してオセオン-日本の直行便のフライト担当をもぎ取ったらしい。アジア便は一度のフライトで長時間運転になるので、割りがとても良く年功序列で埋まってしまうそうだ。
mame
DONE数年後設定、出ロデ(プロヒ×パイロット)これを(https://twitter.com/mamemane_open2/status/1430099072191369219?s=21)この設定でhttps://twitter.com/mamemane_open2/status/1429816321965842433?s=21)書きました
目が覚めたら小麦の焼ける香ばしい匂いがした。
カーテンの隙間から朝日が差し込んでいて、そこから伸びた黄色の透き通った光が出久の頬を撫でていた。重い瞼を押し上げ、沈んでいた意識を浮上させる。
目覚まし時計で時間を確認すれば、出勤時間を大きく超えていて慌ててがばりと上半身を起こしたと同時、今日は久しぶりの休みだったことを思い出した。出久は焦りで上がっていた肩をすとんと落とし、一度ぐっと両手を組んで天井へ向けて持ち上げた。背筋がぎゅうっと伸びて、弛緩させると身体がすっきりとした。そこで気付いたのだ。漂ってくる小麦の香りに。そして優しい人の気配に。
わずかに開かれている寝室の扉は、誰かがそっと開けて音を立てないよう締め切らなかったのだろう。少しの音でも反応して起きてしまう出久を気遣ったものだし、そんな芸当が出来るこの家にやってくる人間なんてひとりしかいない──ロディだ。
3702カーテンの隙間から朝日が差し込んでいて、そこから伸びた黄色の透き通った光が出久の頬を撫でていた。重い瞼を押し上げ、沈んでいた意識を浮上させる。
目覚まし時計で時間を確認すれば、出勤時間を大きく超えていて慌ててがばりと上半身を起こしたと同時、今日は久しぶりの休みだったことを思い出した。出久は焦りで上がっていた肩をすとんと落とし、一度ぐっと両手を組んで天井へ向けて持ち上げた。背筋がぎゅうっと伸びて、弛緩させると身体がすっきりとした。そこで気付いたのだ。漂ってくる小麦の香りに。そして優しい人の気配に。
わずかに開かれている寝室の扉は、誰かがそっと開けて音を立てないよう締め切らなかったのだろう。少しの音でも反応して起きてしまう出久を気遣ったものだし、そんな芸当が出来るこの家にやってくる人間なんてひとりしかいない──ロディだ。
柴漬け
DOODLE図書室で秘密の逢瀬。興味本位で一回キスしたらもうやみつきになるであろうクロヒル!士官学校って隠れてイチャイチャするところ多そう!
クロードはやっぱり策士だしヒルダちゃんは負けん気が強そう。。。
※キス描写あり
mame
DONE【出ロデ】数年後設定、未来捏造注意(プロヒ×副操縦士) テレビやインターネットを利用できるような環境になって、身に沁みたことがある。
ロディはすっかり手に馴染んだスマートフォンの画面を見つめながら、口元に薄く笑みを浮かべる。ロディのいる休憩室はロディ以外誰もおらず、自然と溢れた独り言を拾う人間ももちろんいなかった。
「今日もやってるねえ、ヒーロー」
フライト前には行き先の情勢をチェックするようにしている。本日のフライトはオセオンー羽田の直行便。二時間後、ロディは副機長としてコックピットに乗り込む。
手の中にあるスマートフォンが表示しているのはニューヨークタイムズだ。トップは日本の市街地で起こった商業施設の火災。大規模で死傷者の発生は免れないと思われたそれは一躍世界のトップ記事になった。理由としては、世界的に有名なヒーローデクをはじめとする日本の若いヒーローたちの尽力で、人的被害を軽症者のみにおさえたからである。
14642ロディはすっかり手に馴染んだスマートフォンの画面を見つめながら、口元に薄く笑みを浮かべる。ロディのいる休憩室はロディ以外誰もおらず、自然と溢れた独り言を拾う人間ももちろんいなかった。
「今日もやってるねえ、ヒーロー」
フライト前には行き先の情勢をチェックするようにしている。本日のフライトはオセオンー羽田の直行便。二時間後、ロディは副機長としてコックピットに乗り込む。
手の中にあるスマートフォンが表示しているのはニューヨークタイムズだ。トップは日本の市街地で起こった商業施設の火災。大規模で死傷者の発生は免れないと思われたそれは一躍世界のトップ記事になった。理由としては、世界的に有名なヒーローデクをはじめとする日本の若いヒーローたちの尽力で、人的被害を軽症者のみにおさえたからである。
しいだ 倉庫
INFO※頒布/配布終了しました大昔のサガフロヒューサイ再録DL書籍
「CRACK SHOT RAMPAGE」
PS版の頃に描いた同人誌で、「サイレンスがIRPOにいるのはヒューズが関係している」という公式の話のいきさつを捏造した長編になります。
(トップ絵の誤字は気にしないでください…………) 8