二宮
hn314
DONE二宮に片想いしている男友達(モブ)視点の話※太刀川と二宮の左右なし。第三者視点の話 ボーダー隊員といっても一枚岩じゃなくて、いろんな隊員がいるし仲が悪い奴らもいるらしい。
「お、二宮! やっと見つけたぜ。このまえの必修の講義で配られたレジュメ貸してくれよ」
「貸すわけねえだろ。おまえに見せると毎回汚されんだよ」
「今度は餅を食べながら見ないから。頼む。あれがないとつぎの小テストがやばいんだって」
「貸してもどうせやばいだろ……おい、勝手に俺の隣に座るな」
昼休みのカフェ。三門市立大学に複数ある食堂はどこも混んでいて、なんとか空きを見つけたテラス寄りの席で二宮と昼食を取っていたときだった。俺の向かいに座る二宮が太刀川から声をかけられて体ごと顔を背ける。そんな二宮の反応を気にせずに俺たちのテーブルに座った太刀川が、「ほらこれやるから」とジャケットのポケットからお菓子を取り出した。ひと口サイズのチョコレート。この季節になると売り出されるきなこ餅味で、チョコの中には餅に似た食感のグミが入っている。大学生協のテープが貼ってあるからここに来る前に購買で買ってきたんだろう。
14473「お、二宮! やっと見つけたぜ。このまえの必修の講義で配られたレジュメ貸してくれよ」
「貸すわけねえだろ。おまえに見せると毎回汚されんだよ」
「今度は餅を食べながら見ないから。頼む。あれがないとつぎの小テストがやばいんだって」
「貸してもどうせやばいだろ……おい、勝手に俺の隣に座るな」
昼休みのカフェ。三門市立大学に複数ある食堂はどこも混んでいて、なんとか空きを見つけたテラス寄りの席で二宮と昼食を取っていたときだった。俺の向かいに座る二宮が太刀川から声をかけられて体ごと顔を背ける。そんな二宮の反応を気にせずに俺たちのテーブルに座った太刀川が、「ほらこれやるから」とジャケットのポケットからお菓子を取り出した。ひと口サイズのチョコレート。この季節になると売り出されるきなこ餅味で、チョコの中には餅に似た食感のグミが入っている。大学生協のテープが貼ってあるからここに来る前に購買で買ってきたんだろう。
hn314
MAIKING遠征四十八時間前に一泊二日のかけおち温泉旅行に出かける太刀川と二宮の話が見たいよね。かけおちの話 その日、太刀川さんはやけにおおきな鞄を持ってきていた。
黒色のボストンバッグはおれも知っているブランドのもので、アウトドアや旅行用として有名だった。実際に太刀川さんが三門市立大学のゼミ合宿から帰ってきたとき、おなじ鞄を肩にかけて作戦室にあらわれたのを覚えている。中からはおれたちへのおみやげやジョーカーが足りないトランプや食べかけのお菓子が出てきて、太刀川さんのジャケットのポケットの中みたいにめちゃめちゃだった。大切なものにかぎって雑にポケットに放り込む人なのだ。鞄にも四次元ポケットみたいにいろいろ詰まっているのが察せられたけど、破れたり壊れたりはしていなかったから頑丈だし物もいいんだろう。ただおおきいから普段使いには向かなくて、太刀川さんが持ってきたのもその一度きりだった。
1996黒色のボストンバッグはおれも知っているブランドのもので、アウトドアや旅行用として有名だった。実際に太刀川さんが三門市立大学のゼミ合宿から帰ってきたとき、おなじ鞄を肩にかけて作戦室にあらわれたのを覚えている。中からはおれたちへのおみやげやジョーカーが足りないトランプや食べかけのお菓子が出てきて、太刀川さんのジャケットのポケットの中みたいにめちゃめちゃだった。大切なものにかぎって雑にポケットに放り込む人なのだ。鞄にも四次元ポケットみたいにいろいろ詰まっているのが察せられたけど、破れたり壊れたりはしていなかったから頑丈だし物もいいんだろう。ただおおきいから普段使いには向かなくて、太刀川さんが持ってきたのもその一度きりだった。
hn314
DONE付き合っている太刀川慶と二宮匡貴がボーダーに就職して幹部になったもののいまだに5歳児みたいな喧嘩をしているせいで隊員からはまったく恋人同士だとは思われていない話※加古望視点※左右なしです。未来捏造ネタ「あなたたち、また噂になってるわよ」
ひさしぶりに三人で集まったランチだった。私がつけ合わせのサラダを食べ終えてから口にすると、向かいの席に座る太刀川くんと二宮くんが揃って顔をあげた。「また?」と聞き返すタイミングと言葉までまったくおなじだ。けれど声のトーンと浮かべている表情は真逆で、太刀川くんは面白がっているけど二宮くんは不満げに眉を寄せている。その二宮くんから「嘘じゃないだろうな」と疑われて、今度は私がくちびるを尖らせた。
「先月入隊したばかりのC級隊員の子たちが噂してたのよ。“ほんとに太刀川さんと二宮さんは仲が悪いんですか?”って、私まで聞かれたんだから」
「またか〜。これで三回目か?」
「五回目だろ。おまえは足し算もできないのかよ」
3067ひさしぶりに三人で集まったランチだった。私がつけ合わせのサラダを食べ終えてから口にすると、向かいの席に座る太刀川くんと二宮くんが揃って顔をあげた。「また?」と聞き返すタイミングと言葉までまったくおなじだ。けれど声のトーンと浮かべている表情は真逆で、太刀川くんは面白がっているけど二宮くんは不満げに眉を寄せている。その二宮くんから「嘘じゃないだろうな」と疑われて、今度は私がくちびるを尖らせた。
「先月入隊したばかりのC級隊員の子たちが噂してたのよ。“ほんとに太刀川さんと二宮さんは仲が悪いんですか?”って、私まで聞かれたんだから」
「またか〜。これで三回目か?」
「五回目だろ。おまえは足し算もできないのかよ」
tsukatoo
DOODLEマフィアパロ二犬基本成長した犬飼くんは二宮さんの忠犬だし否定しないけど二宮さんが道を踏み外しそうな時正してくれそう。この後二宮さんは目が覚めますがおしおきセッッもしますムカついたので…… 4
hn314
DONE付き合っているし関係は良好だし恋人同士なのを隠していないので周りはみんな自分たちの関係を知っていると思い込んでいるものの、周りからは付き合っているとはまったく思われていない太刀川慶と二宮匡貴の(ラブ)コメディです。付き合っているのに周りからは気づかれていない太刀川と二宮の話「――太刀川さん、さすがにそろそろ二宮さんに嫌われるんじゃないですか?」
いつか言おうとタイミングを見計らっていた言葉だった。おれのまじめな声とは反対に、太刀川さんが「ん?」とのんきに答える。意識は会話よりもノートパソコンに向いているんだろう。顔もおれじゃなくて液晶画面を覗き込んだまま。こどもがピアノで遊ぶような拙いキーボード音も途切れる気配がなくて、続いた返事にいたっては「そうなのか出水?」と完全に他人事だ。話に集中していないのが伝わってきたものの、いま太刀川さんが書いている報告書の重要性がわかっているから文句を言うつもりはなかった。というか隊長が真面目に働いているときに話しかけるおれの方が非常識だろう。太刀川さんが自分から書類仕事に手をつけるなんてめったにないのに。
7007いつか言おうとタイミングを見計らっていた言葉だった。おれのまじめな声とは反対に、太刀川さんが「ん?」とのんきに答える。意識は会話よりもノートパソコンに向いているんだろう。顔もおれじゃなくて液晶画面を覗き込んだまま。こどもがピアノで遊ぶような拙いキーボード音も途切れる気配がなくて、続いた返事にいたっては「そうなのか出水?」と完全に他人事だ。話に集中していないのが伝わってきたものの、いま太刀川さんが書いている報告書の重要性がわかっているから文句を言うつもりはなかった。というか隊長が真面目に働いているときに話しかけるおれの方が非常識だろう。太刀川さんが自分から書類仕事に手をつけるなんてめったにないのに。
cats_cats22
MAIKING二宮+水上の後の話 二宮隊の訓練室にはB級以上のシューター、総勢七名がが勢揃いしていた。A級一位の部隊に所属する出水から、A級を目指し破竹の勢いでB級ランク戦を破竹の勢いで勝ち上がっている今注目されている部隊の三雲まで、見る人が見たら目を丸くするような錚々たる顔ぶれだ。
出水と二宮、加古と二宮、蔵内と水上、といったように師弟関係や同年代という、シューター同士ということ以外にも関係がある人たちは、個人と個人では顔を何度も合わせている。しかしこうして全員が一堂に介するということは、これまで一度も無かったと言えるかもしれない。
七人が集まって訓練をしているかというと、そういうわけでも無かった。何をしているかと言うと、言い争いをしている加古と二宮を、他の四人が傍観していた。那須は加古に連れられここに来た時から、加古に腕を組まれていて、なす術なく二人の論争に巻き込まれている。
2499出水と二宮、加古と二宮、蔵内と水上、といったように師弟関係や同年代という、シューター同士ということ以外にも関係がある人たちは、個人と個人では顔を何度も合わせている。しかしこうして全員が一堂に介するということは、これまで一度も無かったと言えるかもしれない。
七人が集まって訓練をしているかというと、そういうわけでも無かった。何をしているかと言うと、言い争いをしている加古と二宮を、他の四人が傍観していた。那須は加古に連れられここに来た時から、加古に腕を組まれていて、なす術なく二人の論争に巻き込まれている。
mikeda_shiro
PROGRESSこれからえっちになる話。実家住み二宮さんと、泊まりに来たカゲ今のところここまで
「匡貴、本当に一人で大丈夫?」
「大丈夫だから、さっさと行って来いよ」
母親に訊ねられ、二宮は不機嫌そうな声を出して。
「ちょっと前に、酔って鍵を落としたって勘違いして、べそかきながら電話してきたのに?」
「……それは忘れろ」
唇を強く噛み、彼女を睨む。だが、その頬はほんのり赤く染まっていて。
「はいはい。火の元には気をつけるのよ」
「わかってる」
「あっ。こんばんは。これから、おでかけですか?」
二宮母が玄関を出ると同時に、影浦が現れて。
彼女は、彼を見てから影浦を見て。
「ちょっと匡貴。雅人くんがくるなんて聞いてないわよ」
「言ってねえからだよ。さっさとしねえと父さんが拗ねるぞ」
「それもそうね。雅人くん、匡貴のことお願いしますね」
1001「大丈夫だから、さっさと行って来いよ」
母親に訊ねられ、二宮は不機嫌そうな声を出して。
「ちょっと前に、酔って鍵を落としたって勘違いして、べそかきながら電話してきたのに?」
「……それは忘れろ」
唇を強く噛み、彼女を睨む。だが、その頬はほんのり赤く染まっていて。
「はいはい。火の元には気をつけるのよ」
「わかってる」
「あっ。こんばんは。これから、おでかけですか?」
二宮母が玄関を出ると同時に、影浦が現れて。
彼女は、彼を見てから影浦を見て。
「ちょっと匡貴。雅人くんがくるなんて聞いてないわよ」
「言ってねえからだよ。さっさとしねえと父さんが拗ねるぞ」
「それもそうね。雅人くん、匡貴のことお願いしますね」
白無地自由帳(なまえ:いずうら)
TRAINING20211225。そういえば話題のApple PencilのELECOMの金属ペン先が届きました!使ってみたけど金属なのでカリカリするのが怖い!しちょっと違和感あるかな?
慣れたら行けるでしょうか。また使ってみます。。。
『最愛』の大ちゃんと莉央、『真犯人フラグ』の課長二宮という、ドラマでカプ萌えしてんな今期。いやー課長二宮はいいよね。二宮ちゃん犯人やめて;;
※スタンプありがとうござます😺
おすじ
DOODLE二犬。心無いモブに「二宮の犬が…」って悪口言われて、エ~おれって二宮さんの犬なんですって~vってテンション上がっちゃうすみはるくんは…いますっ!!犬らしくワンワンご奉仕プレイだよ。最終的にやりすぎてバカ犬が!!って二宮さんにしつけられたら…可愛いね…楽しいね…私が…mikeda_shiro
PROGRESS2月出す予定のニノ→カゲ※かっこいい二宮さんはいません。迅さんは巻き込まれ
二宮さん、恋愛経験値0!「おまえが知っている影浦のことを教えろ」
攻撃手一位並びに個人総合一位の狂犬のような男からようやく開放された迅を襲ったのは、射手一位、個人総合二位の男のそんな言葉だった。
「えっ。ヤダ」
取り繕うことも、悩むこともせず一蹴され二宮の眉間にシワが寄る。
「なんで」
「知りたいからに決まってるだろ」
「別に仲良くないんでしょ?」
「それは犬飼とだ」
「知りたきゃ他の人をあたりなよ。これから、帰ってお子様のご飯用意するんだから」
手を振ってその場から去ろうとするも、そんな彼の腕を二宮は逃がさないというように掴む。
「離せよ」
「報酬なら弾む」
「別に、あんたからもらいたいものはないし、話すつもりもないって」
と、勢いよく手を振り払って。
6055攻撃手一位並びに個人総合一位の狂犬のような男からようやく開放された迅を襲ったのは、射手一位、個人総合二位の男のそんな言葉だった。
「えっ。ヤダ」
取り繕うことも、悩むこともせず一蹴され二宮の眉間にシワが寄る。
「なんで」
「知りたいからに決まってるだろ」
「別に仲良くないんでしょ?」
「それは犬飼とだ」
「知りたきゃ他の人をあたりなよ。これから、帰ってお子様のご飯用意するんだから」
手を振ってその場から去ろうとするも、そんな彼の腕を二宮は逃がさないというように掴む。
「離せよ」
「報酬なら弾む」
「別に、あんたからもらいたいものはないし、話すつもりもないって」
と、勢いよく手を振り払って。
ミクシゲ
SPUR MEニノカゲバーテンパロの第2話です。ニノカゲと銘打っていいのかわからないほど恋愛要素がないですすみません。
今回はカゲのことを知りたい二宮と、カゲについて話す辻ちゃんのお話がメインになります。
今更ですが年齢操作と、中学時代捏造が加わります。またモブのお客さんも少々出てきます。
結構長くなりそうな予感がしてますが、必ずハピエンニノカゲになりますSEがそう言ってます。
愛に恋を混ぜ込んで②「おはようございま~す。」
「おはようございます。」
「おはようございます、二宮さん。」
更衣室で影浦が蹲っている頃、二宮はと言えばホールの仕事を説明するための準備を進めていた。その片手間に掃除をしていれば、店の扉が開いて見慣れた面々が入ってくる。
「おはよう、犬飼、辻、氷見。」
犬飼、辻、氷見は全員この店のスタッフである。東の元から独立した後に応募があった者たちで、個々のポテンシャルも仕事ぶりもよかったため、正式に働いてもらうことにした。
犬飼はコミュニケーションに長けているし、辻は女性客の接客こそ苦手だが完璧にドリンクを提供してみせる。そして二宮を含めた三人をサポートするかのように臨機応変に立ち回ってくれるのが氷見だ。以前は女性スタッフがもう一人いたのだが─今は主にこの四人で店を運営していた。
6725「おはようございます。」
「おはようございます、二宮さん。」
更衣室で影浦が蹲っている頃、二宮はと言えばホールの仕事を説明するための準備を進めていた。その片手間に掃除をしていれば、店の扉が開いて見慣れた面々が入ってくる。
「おはよう、犬飼、辻、氷見。」
犬飼、辻、氷見は全員この店のスタッフである。東の元から独立した後に応募があった者たちで、個々のポテンシャルも仕事ぶりもよかったため、正式に働いてもらうことにした。
犬飼はコミュニケーションに長けているし、辻は女性客の接客こそ苦手だが完璧にドリンクを提供してみせる。そして二宮を含めた三人をサポートするかのように臨機応変に立ち回ってくれるのが氷見だ。以前は女性スタッフがもう一人いたのだが─今は主にこの四人で店を運営していた。
nk56012799
MEMOとてもめるへんなニノカゲ(嘘)ネタです。
国王…城戸司令
第一王子…東さん
第二王子…二宮さん
第三王子…三輪くん
国王側近A…風間さん
国王側近B…諏訪さん
村人A…影浦くん
村人B…荒船哲次
魔女…加古さん
めるへんにのかげ影浦「何か今日、街の方がやけに騒がしくね?」
荒船「ああ。今第二王子が行方不明になって大騒ぎしてるらしいぞ」
影浦「へー」
荒船「もうちょっと興味持てよ」
影浦「んなこと言っても関係ねえし」
荒船「王子を見付けた奴には報奨金が出るらしいぞ」
影浦「マジか」
荒船「まあこんな村の方までは来てないだろうが」
影浦「どうせ世間知らずの王子様が城下町で迷子にでもなってんだろ」
荒船「世間知らずかは知らないが第二王子は意外と天然だって噂は聞いた事あるな……」
影浦「どっちにしろ俺らには関係ねえな……お、犬」
荒船「え"」
影浦「でけえ犬だな〜荒船……いねえ」
(遠くに全力で逃げる荒船の後ろ姿)
影浦「野良犬にしてはやけに毛並みのいい奴だな……どっかから逃げてきたのか?」
2720荒船「ああ。今第二王子が行方不明になって大騒ぎしてるらしいぞ」
影浦「へー」
荒船「もうちょっと興味持てよ」
影浦「んなこと言っても関係ねえし」
荒船「王子を見付けた奴には報奨金が出るらしいぞ」
影浦「マジか」
荒船「まあこんな村の方までは来てないだろうが」
影浦「どうせ世間知らずの王子様が城下町で迷子にでもなってんだろ」
荒船「世間知らずかは知らないが第二王子は意外と天然だって噂は聞いた事あるな……」
影浦「どっちにしろ俺らには関係ねえな……お、犬」
荒船「え"」
影浦「でけえ犬だな〜荒船……いねえ」
(遠くに全力で逃げる荒船の後ろ姿)
影浦「野良犬にしてはやけに毛並みのいい奴だな……どっかから逃げてきたのか?」
mikeda_shiro
DONEア……トかっふぇのイラストに触発されて二宮さんが黙々と雪だるまを作っている間、二人は雪玉を投げまくり合っていた
雪遊び「おっ。カゲ先輩」
「よお、空閑」
「こんにちは」
「あ? 三雲もやんのか?」
「いえ。ぼくは付き添いで」
「なら、飲みモン買ってこい。冷えるぞ」
「あ、ありがとうございます」
影浦は呆れたような顔でため息をつくと、修の手に小銭を握らせる。
「カゲ先輩、おれのは?」
影浦の上着を引っ張り、自分だけ小銭をもらえなかった遊真は唇を尖らせる。
「おめーは、遊び終わったら買ったやるから待ってろ」
と、髪をぐしゃぐしゃにしながら口の端を上げる。
頭を撫でられて嬉しかったのか、口を緩ませて影浦を見上げる。
「んじゃ、やるか」
「うん」
影浦は頭から手を離し、しゃがみ込む。そして遊真も隣に座りこんで。
「おい」
「ん?」
「手袋はどうしやがった」
2322「よお、空閑」
「こんにちは」
「あ? 三雲もやんのか?」
「いえ。ぼくは付き添いで」
「なら、飲みモン買ってこい。冷えるぞ」
「あ、ありがとうございます」
影浦は呆れたような顔でため息をつくと、修の手に小銭を握らせる。
「カゲ先輩、おれのは?」
影浦の上着を引っ張り、自分だけ小銭をもらえなかった遊真は唇を尖らせる。
「おめーは、遊び終わったら買ったやるから待ってろ」
と、髪をぐしゃぐしゃにしながら口の端を上げる。
頭を撫でられて嬉しかったのか、口を緩ませて影浦を見上げる。
「んじゃ、やるか」
「うん」
影浦は頭から手を離し、しゃがみ込む。そして遊真も隣に座りこんで。
「おい」
「ん?」
「手袋はどうしやがった」
PrzmStar
DOODLE #聖闘士星矢十二宮版ワンドロ・ワンライお題『スコーピオン』
遅刻で初参加です〜ミロやカルディアはいつも描いてるのでΩの🦂ソニア。女子聖闘士は良いね…!
1時間で全行程出来る気しなくて1発書きに色塗りました、ひー💦ワンドロって難しい!
真生(マキ)
DOODLEジャにの#⃣2。にのまるの会話が好き。中丸くんのリアクションを楽しんでるっぽい二宮くんと、楽しまれてるのを分かっててイヤじゃないと思ってそうな中丸くんが良き。素敵な関係性なんだなって分かるの。最高。palco_WT
MAIKINGB級にあがった頃の犬飼とフリー隊員だった辻ちゃんが出会って恋に落ちて、二宮隊に入るまでのお話の一部。 辻はペンライトほどの金属の棒を手に取ると、軽く振った。空気を切り裂く音と同時にそれは一メートルほどの長さになった。
「伸縮性のトレッキングポール、山登りの際の杖とかに仕えるやつです。軽くて丈夫なカーボン製で、携帯性がいいので護身用におすすめです。これ、あげます」
しれっと辻は笑って告げる。
「……あ、ありがとう」
「縮める時はこう、です。ガラスだと割れるのでなるべく固い面に押し付けて下さいね」
柄の部分を逆手に持ち直すと、コンクリートの部分に先端を置いてぐっと力をこめると、柄の部分に伸長したパーツは格納される。
はい、とそれを渡されて、犬飼はぞくっとした。そこまで近づいて分かる。彼が黒っぽいウィンドブレーカーを羽織っていた理由を。
961「伸縮性のトレッキングポール、山登りの際の杖とかに仕えるやつです。軽くて丈夫なカーボン製で、携帯性がいいので護身用におすすめです。これ、あげます」
しれっと辻は笑って告げる。
「……あ、ありがとう」
「縮める時はこう、です。ガラスだと割れるのでなるべく固い面に押し付けて下さいね」
柄の部分を逆手に持ち直すと、コンクリートの部分に先端を置いてぐっと力をこめると、柄の部分に伸長したパーツは格納される。
はい、とそれを渡されて、犬飼はぞくっとした。そこまで近づいて分かる。彼が黒っぽいウィンドブレーカーを羽織っていた理由を。
mikeda_shiro
DONER15くらい。事後ムードも何もないプロポーズまがいのことをするニノカゲそれから改めて指輪持ってプロポーズする二宮さん
その指予約済み ハッハッと、薄暗い部屋に荒い吐息がこだまする。
「影浦」
愛しさを乗せた甘い声で名前を呼び、二宮は絶頂を迎え脱力している影浦の頬を撫でる。
「にの、みや……」
「水を飲むか?」
「うん……」
散々喘ぎ枯れてしまった喉に気づき、はちみつやしょうがを入れたものがいいかと思いながら、長い指で喉を撫でる。
それが嫌だったのか、影浦は鬱陶しそうに力なくその手を払う。
だが、それでも愛しいのだろう。二宮の表情は優しくやわらかで。
しばらくして二宮が戻ってくると、ふわりと甘い匂いが部屋に広がり、影浦は軽く上体を起こす。
「なに?」
「ハニージンジャーだ。チューブのショウガとはちみつをお湯で溶かしただけのものだ」
「喉にいいんだろ?」
2066「影浦」
愛しさを乗せた甘い声で名前を呼び、二宮は絶頂を迎え脱力している影浦の頬を撫でる。
「にの、みや……」
「水を飲むか?」
「うん……」
散々喘ぎ枯れてしまった喉に気づき、はちみつやしょうがを入れたものがいいかと思いながら、長い指で喉を撫でる。
それが嫌だったのか、影浦は鬱陶しそうに力なくその手を払う。
だが、それでも愛しいのだろう。二宮の表情は優しくやわらかで。
しばらくして二宮が戻ってくると、ふわりと甘い匂いが部屋に広がり、影浦は軽く上体を起こす。
「なに?」
「ハニージンジャーだ。チューブのショウガとはちみつをお湯で溶かしただけのものだ」
「喉にいいんだろ?」