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    戦後

    kpwr1823

    完畢8/25 COMIC CITY VEGA 2024 内の CROSSING SPHERES VG 2024 で発行予定のSO6アベレティR18小説本の全年齢部分サンプルその②

    以外あらすじ
    戦後処理で各地に駆り出されていたアベラルドはレティシアから突然ラーカスに連れ出されるが、束の間のふたりで過ごす時間はあっという間に終わってしまう。 アベラルドが姫の隣にいることを見つめ直す話。
    おとぎ話をあなたに サンプル②玉響の休息

     総統派スコピアムによる侵略の手を跳ね除け、長い旅から戻ってきたレティシアとアベラルドを待ち受けていたのは、想像を絶するほど[[rb:堆 > うずたか]]く積み上がった戦後処理の山であった。
     城下の一部市民の間では、譲位が間近なのではないかと噂が立っている。
     星の世界で受けた治療で気の持ちようにまで変化があったのか、娘にはまだ自由でいてほしいと奮起する国王の姿を、アベラルドはよく知っていた。
     ゆえに噂はただの噂にすぎないとすぐにわかるのだが、深く事情を知らない者なら信じてしまうのも頷けるほど、今のレティシアは政の中枢にいた。
     フーガによって勝利をもたらしたことや、その身を呈した時間稼ぎ、何より双剣を手に帝国に乗り込む果敢な姿に、諸将軍から理術士、市井の者に至るまでがレティシアを中心へ引き上げた。
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    AshWednesday025

    完畢原作軸牧台WV戦後妄想。
    眠る前のひととき、義手を外したVさんにWが問いかける。

    支部で連載している戦後の時間軸のつもりですが、いつの時点でもいいかもしれない。
    でもVさんの髪は黒髪推奨。
    大墜落の真相をWに話す話は、支部の『方舟の行方』ご参照ください。
    支部:https://www.pixiv.net/users/576346
    連載4話目、明後日土曜日の夜あたりに支部を更新します。
    やわらかな羽根を抱くかいなのぬくもり 「おどれ、なんで『する』とき腕付けるん?」
    唐突な問いだった。
    「は…?」
    もう寝るかとなって、ベッドに潜り込んだあとだった。シャワーも浴びて着替えも終わったから、ヴァッシュは義手を外した。それを見てのウルフウッドの問いだった。
    「いつもはそうやって外して寝とるやん。その方が楽なんかなと」
    確かにいつもはそうして寝ているし、『その』時はつけている。
    「あ…いや…別に…深い意味は…」
    「意味ないんか」
    ほーん…軽くそういって、ウルフウッドは皴になった毛布を整え始めた。特に大きな意味もなく、ただの思い付きの質問だったのだろう。気にした風でもなく、ヴァッシュにかける毛布まで引っ張って、肩に回しかけてくれた。ウルフウッドと向かい合ってベッドに寝転んでいる。右腕が下になる体勢で、義手のない状態では毛布もうまく引き上げられない。不便は不便だが、つけているのも少し重いから、寝るときは外してしまっている。
    1981

    kototo7777

    供養クロイン。グロンダーズ会戦後、祝勝会の時の2人。関係としては両片思いの状態。もっと手直ししたり、もう少し色々書き加えたいと思っていたのですが長らく放置していたため供養。
    仲間だから 同盟、帝国、王国……三つ巴の戦いとなったグロンダーズ会戦。深い霧が立ち込める中、敵味方がはっきりと認識できない中でのその凄惨な戦いは同盟軍の勝利に終わった。ファーガスの王子ディミトリは帝国兵に討たれた。アドラステア皇帝エーデルガルトは退却し、帝国はメリセウス要塞の守りを固めつつある状態だった。

     会戦から数日後、ガルグ=マク大修道院の大広間では此度の戦の祝勝会が行われていた。討つことは叶わなかったものの皇帝自らが出陣してきた戦いで勝利を収めたことは大きい。まだ戦いは終わっていないという緊張感は持ちつつも、同盟の兵達はこの勝利の宴で、束の間の休息ともいえる時を過ごしていた。

    「盟主殿!ベレト殿!」

     祝勝会では当然、同盟軍の中心的立場である盟主のクロード、そして的確な指揮で同盟軍を勝利に導いたベレトの2人が兵士達から引っ張りだこの状態だった。2人も勿論兵士達を労うために忙しく大広間内を駆け回っていた。そして、ようやく乾杯の音頭からしばらく続いていた盛り上がりが落ち着いた頃、クロードは大広間を見渡して、ある人物の姿がないことに気付く。
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    hashi22202

    供養ほんのりオカルトにありそうな「時空の食い違いで死んだはずの人に会う話」で、戦前のトラキア王と戦後の息子さんがなんでか出会う話。同じ話なんですが、前半は息子さん視点で、後半はお父さん視点です。ほんのりアリ→アル
    (779年)
     朝、執務室の扉を開けたら、いないはずの父がいた。
     ”父”は相変わらず顰めっ面をして書類を読んでいたが、ふと顔を上げて、
    「なんだ、おまえか」
     と、ぼそりと言った。どう返していいかわからなかったので、
    「はい、私です」
     と、つい間抜けなことを言うと、そうか、とだけ言われた。”父”はしばらく目の間を揉んでから、少しばかりこちらの顔を眺めていたが、やがて書類に視線を戻した。あまりにも日常的な動作であったから、アリオーンには何も訊けなかった。そうして息子の見ている先で、”父”は長々とため息をついた。
    「相変わらず勝手を言う」
     まったくあの馬鹿は。そう言って”父”は、書類に署名をしたためた。それから、もう一度、やはり深々と息をついた。そうしてため息混じりに、いくつかの決裁を片付けていった。その苦り切った様子が、アリオーンにはめずらしかった。その”父”の、奇妙に悄然とした姿は、あのときのことを思い出させた。
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