戦後
ariari2523_dai
DONE寝ている相手にキス(ポプダイ)原作軸。テランから帰還後。捏造設定。
お題ガチャの4つのお題のうち、アンケートで得票数が多かった「寝ている相手にキス」にてSSを書きました。
バラン戦後、パプニカに戻ってきて、ポップのメガンテに精神的に不安になってるダイ君と、そんなダイ君を見守りつつ……なポップのお話。
寝ている相手にキス(ポプダイ) 修行で疲れた身体は眠いと訴えてくるのに、いくら寝台に横になっていても眠れない。ダイは何度も寝返りを打ち、目を閉じて意識が落ちる瞬間を待った。
目を閉じれば、目蓋の裏に焼き付く閃光がある。命を燃やして光輝くそれが、目蓋から脳裏へと広がっていく。
眩しい。怖い。悲しくて、不安になる。とても眠れるような精神になれそうにない。
ダイは結局諦めて、小さく息を吐き、身を起こした。
自室として用意されている部屋を出て、隣の部屋の扉の前に立つ。アバンの書を両手で胸に抱くようにして持ち、ダイはそっと中の様子を窺った。
息を殺して耳をすませば、書物らしき紙を捲る音が聞こえてくる。どうやら部屋の主はまだ起きているようだった。
3855目を閉じれば、目蓋の裏に焼き付く閃光がある。命を燃やして光輝くそれが、目蓋から脳裏へと広がっていく。
眩しい。怖い。悲しくて、不安になる。とても眠れるような精神になれそうにない。
ダイは結局諦めて、小さく息を吐き、身を起こした。
自室として用意されている部屋を出て、隣の部屋の扉の前に立つ。アバンの書を両手で胸に抱くようにして持ち、ダイはそっと中の様子を窺った。
息を殺して耳をすませば、書物らしき紙を捲る音が聞こえてくる。どうやら部屋の主はまだ起きているようだった。
🌋裏山🌋
TRAINING思い浮かばず進めないので、ぎゆしのプロクリエイト練習。最終決戦後の🌊初めて描いたな😭
ツイッターの「マッチョフリー素材」
から構図とポーズを参考に描きました🙇♀️
素敵筋肉が拝める素敵なアカウントとタグです❣️😍 2
Novsakko
DONE原作軸で殲滅戦後、陳情の手入れをしている江澄の話。拙作ですが枯れ木も山の賑わいということで。
後日、書き直して支部のほうにあげられたらなぁと思っています。
戻ってきたら、人々が寝静まった蓮花塢を月明かりが淡く照らす。昼の喧騒はすっかり息をひそめ、ときおり風が木々や揺らす音だけが響いている。
そんな夜、江澄は私邸の奥深く、湖に突き出るように建てられた四阿にひとり佇んでいた。
「……静かだな」
こぼれ落ちた声は誰に聞かれることもなく、蓮の花芽がちらほらと出始めたばかりの湖面に消えていく。
ここしばらくは邪崇の報告もない。本当に静かで穏やかな夜だ。江澄は改めてそう思った。
そうして己の手の中に納まる横笛をそっと見下ろす。
――鬼笛陳情。
夷陵老祖の名とともに語られ、恐れられるそれは、今は雲夢江氏のもとで保管されている。より正確に言うならば、江澄自身が管理していた。
瑕疵がないことを確認した江澄は、広げていた手入れ道具を手早く片付ける。誰もいない場所でおこなわうこの作業はもはや習慣となっていた。
1016そんな夜、江澄は私邸の奥深く、湖に突き出るように建てられた四阿にひとり佇んでいた。
「……静かだな」
こぼれ落ちた声は誰に聞かれることもなく、蓮の花芽がちらほらと出始めたばかりの湖面に消えていく。
ここしばらくは邪崇の報告もない。本当に静かで穏やかな夜だ。江澄は改めてそう思った。
そうして己の手の中に納まる横笛をそっと見下ろす。
――鬼笛陳情。
夷陵老祖の名とともに語られ、恐れられるそれは、今は雲夢江氏のもとで保管されている。より正確に言うならば、江澄自身が管理していた。
瑕疵がないことを確認した江澄は、広げていた手入れ道具を手早く片付ける。誰もいない場所でおこなわうこの作業はもはや習慣となっていた。
re_boost_up
MOURNINGマブ軸最終決戦後🎋の葬儀から帰ってきたココイヌがかなしみを紛らわすように喪服でえっちする…という最悪な妄想をかたちにしようとしたものです過激な描写は一切ないですが前提が前提なので大丈夫そうな方だけ見てやってください 3
sumitikan
DONE無惨戦後の実弥の回想、全年齢。初恋蝶屋敷は久々で、そう言えば何度もここには来ているのに、客としては片手で数えられる回数しか来ていない。実弥は右手の薬指と親指を使って線香を立てた。指のない利き手の不自由を味わいながら手を合わせて南無阿弥陀仏を唱え、大きな男の面影を思い出す。蝶屋敷の主になった姉妹を助けたのは彼で、その姉妹の助けた娘が今の主となっている。
「風柱様。こちらにどうぞ」
おさげの少女が声を掛けてきた。
「俺ァもう風柱じゃねェよ。鬼殺隊は解散したんだァ」
答えながら、実弥は招かれた先に向かった。蝶屋敷は医師の少女が、元隊士を相手の医業で生計を立てている。診察室ではなく居間に招かれ、立派な座卓に準備された座布団に座るように促された。
14413「風柱様。こちらにどうぞ」
おさげの少女が声を掛けてきた。
「俺ァもう風柱じゃねェよ。鬼殺隊は解散したんだァ」
答えながら、実弥は招かれた先に向かった。蝶屋敷は医師の少女が、元隊士を相手の医業で生計を立てている。診察室ではなく居間に招かれ、立派な座卓に準備された座布団に座るように促された。
yuz_citrus126
DONE🎃ハッピーハロウィン!🎃戦後のリに起こる、不思議な出来事の話。
カプなしです!でもリヴァハンと同一製造ラインです😊
一夜の夢を、愛しき喧騒を「たくさんお菓子用意しといてよ!」
「僕からもお願いします」
今日はハロウィン。昼前からリヴァイの住む家を訪れた少年少女は、来るなり菓子の用意を催促した。
お願いというよりはもはや命令のような態度でガビが言い放つ。もともと勝ち気な性格の少女であるから、このような物言いにももう慣れた。
意外なのは、控えめな性格のファルコまでが、菓子を用意するように言ってきたことだ。
「何を企んでいるかは知らんが、ろくなことにならなかったら承知しねぇぞ」
「企むって何!」
「すみません……でも、リヴァイさんのお菓子、楽しみなんです」
もうガビの態度は気にしないことにして、ファルコに免じて頷いた。
「やったー! それじゃあさっそく……」
7519「僕からもお願いします」
今日はハロウィン。昼前からリヴァイの住む家を訪れた少年少女は、来るなり菓子の用意を催促した。
お願いというよりはもはや命令のような態度でガビが言い放つ。もともと勝ち気な性格の少女であるから、このような物言いにももう慣れた。
意外なのは、控えめな性格のファルコまでが、菓子を用意するように言ってきたことだ。
「何を企んでいるかは知らんが、ろくなことにならなかったら承知しねぇぞ」
「企むって何!」
「すみません……でも、リヴァイさんのお菓子、楽しみなんです」
もうガビの態度は気にしないことにして、ファルコに免じて頷いた。
「やったー! それじゃあさっそく……」
つーり
DONE杉ㇼパSS「遠くて近きは」金塊争奪戦後、函館騒動後からしばらく経った頃。またもや病院生活中の妄想話です。旅の目的を果たした後も、ずっと一緒に居れたらいいなって思うアシㇼパさんのお話。 2857
asebi_LarHyun
DONE7/23ラーヒュン1dr1wrお題「熱帯夜」お借りしました。原作軸。大戦後、ダイ帰還済、平和な世で二人旅中。
夜の散歩 「熱帯夜」***
暑い。暑すぎる。
東側と南側にある窓をどちらも開け放ってみたが、まとわりつくような熱気は微動だにしない。パプニカでは、夜は陸から海へと風が吹くので、少しは熱気が落ち着くのだが。湯浴みは夕食後に済ませたが、体はもう汗でべたついていて、そのまま寝台に横になることも躊躇われた。
ため息をつきながら窓の下を見ると、石畳はうっすらと白く、見上げれば、隣の宿屋との間の細い空に、満月が浮かんでいた。
下から視線を感じて再び石畳に目を向けると、帰ってきたラーハルトがこちらを見上げていた。ヒュンケルが顔の横へ手を上げると、ラーハルトは片方の口の端を上げ、頷いて見せた。あいつは食事の後、買いたい物があると言って、日の長い夏の間だけ開かれている夜市へ出かけていたのだ。
2742暑い。暑すぎる。
東側と南側にある窓をどちらも開け放ってみたが、まとわりつくような熱気は微動だにしない。パプニカでは、夜は陸から海へと風が吹くので、少しは熱気が落ち着くのだが。湯浴みは夕食後に済ませたが、体はもう汗でべたついていて、そのまま寝台に横になることも躊躇われた。
ため息をつきながら窓の下を見ると、石畳はうっすらと白く、見上げれば、隣の宿屋との間の細い空に、満月が浮かんでいた。
下から視線を感じて再び石畳に目を向けると、帰ってきたラーハルトがこちらを見上げていた。ヒュンケルが顔の横へ手を上げると、ラーハルトは片方の口の端を上げ、頷いて見せた。あいつは食事の後、買いたい物があると言って、日の長い夏の間だけ開かれている夜市へ出かけていたのだ。
suika
DONEヴェルザー戦後、世界に平和が戻ったあとのダイとラーハルトのお話。Under the starry sky「……また、流れた!」
砂の上に座って夜空を見上げたダイは、短い尾を引いて空を横切る流星を指差して横に腰を下ろしたラーハルトを振り返った。
砂浜を歩いてきたので手に持ったままだったブーツを横に置く。素足に伝わる砂のさらさらとした感触をつま先で蹴るとぱさりと乾いた音がした。
「今日、流れ星がたくさん降る日なのかな……たまにそういう日があるんだ」
ラーハルトが真珠の色に輝く月を見遣る。高い位置に浮かんだ満月は、その下の群青色の海に静かに光を落としていた。
「流星群ですね。この地域ですと、ちょうど時期です」
「え、流れ星って時期があるの? 知らなかった!」
頷くラーハルトに、毎日見てたのになあ、と言ってダイはころりと砂浜に仰向けに寝転がった。そのまま砂の上で両手を上下に動かすと砂に放射状の跡がつく。
3062砂の上に座って夜空を見上げたダイは、短い尾を引いて空を横切る流星を指差して横に腰を下ろしたラーハルトを振り返った。
砂浜を歩いてきたので手に持ったままだったブーツを横に置く。素足に伝わる砂のさらさらとした感触をつま先で蹴るとぱさりと乾いた音がした。
「今日、流れ星がたくさん降る日なのかな……たまにそういう日があるんだ」
ラーハルトが真珠の色に輝く月を見遣る。高い位置に浮かんだ満月は、その下の群青色の海に静かに光を落としていた。
「流星群ですね。この地域ですと、ちょうど時期です」
「え、流れ星って時期があるの? 知らなかった!」
頷くラーハルトに、毎日見てたのになあ、と言ってダイはころりと砂浜に仰向けに寝転がった。そのまま砂の上で両手を上下に動かすと砂に放射状の跡がつく。
カピ原
SPOILER9章ネタバレ?防衛戦後のブラス。盗賊団の時とは違って色んな立場の人達と協力して信頼して振り向かず時には無理をさせて。
それでもこれならいける!と賛同してもらってみんなの信頼を背負った用心棒くん。
気が抜けた時に発した言葉はなんだろな?って考えた結果ルースティになった笑 2
すずもち
DONEラスボス戦後、閣下が神を殴り飛ばした後拠点に帰還した主従の話執事にとっては目の前で閣下が消えるとか結構キツかったのではみたいな妄想
執事の心労戦いの疲労は予想以上にあったようで帰還して早々、今日は早めに休もうと思っていたときだった。寝支度を手伝う忠実な執事がヴァルバトーゼにそう話を切り出したのは。
「ところで聞きそびれていたのですがあの後閣下の身に何があったのですか?」
「ん、あの後とは?」
「ネモを撃破した後に閣下が連れ去られた時のことでございます」
「あぁ、あれか。あのときも言ったが神のやつが俺をご丁寧にも招待してくれてな、交渉を持ちかけてきたのだが話が合わなかったので殴り飛ばして来たのだ。それだけだな……全く神のくせに悪魔を従わせようなど片腹痛い」
全てが傲慢でまさしく神の視座からの一方的な物言いを思い出してヴァルバトーゼは言葉に呆れを滲ませた。
1712「ところで聞きそびれていたのですがあの後閣下の身に何があったのですか?」
「ん、あの後とは?」
「ネモを撃破した後に閣下が連れ去られた時のことでございます」
「あぁ、あれか。あのときも言ったが神のやつが俺をご丁寧にも招待してくれてな、交渉を持ちかけてきたのだが話が合わなかったので殴り飛ばして来たのだ。それだけだな……全く神のくせに悪魔を従わせようなど片腹痛い」
全てが傲慢でまさしく神の視座からの一方的な物言いを思い出してヴァルバトーゼは言葉に呆れを滲ませた。
nobotan_dd
REHABILIフレイザード戦後。一つでも狂えばダイもポップも、それに他の仲間達とも出会わなかったんだなぁ、とふと思って書き殴った話。
今回はCP色は殆どなくてダイ←ポップ気味。
巡り合わせ「ふあー、サッパリしたぜぇ。んあ?」
氷炎将軍フレイザードの撃破とパプニカの王女レオナを救い出す事に成功した事で、パプニカに辿り着いてから初めて湯浴みする事が出来たポップは、大層ご機嫌な様子で自分と弟弟子に宛がわれた部屋に戻ってきた。そこで見た光景に、ポップは目を瞬かせた。
部屋には一足先に戻っていたダイが、ベッドの上で自身のアバンのしるしをマジマジと見詰めていた。肩に乗っているゴールドメタルスライムが「ピィ?」と問い掛けるように声を掛けていたが、どうやら聞こえていないようだ。
ただ見ているだけなら気にならなかっただろう。今日、彼は空裂斬を兄弟子の助言を受けたとはいえ自力でマスターし、アバンストラッシュを完成させる事が出来たのだ。亡き師に報告したくもなるだろう。
5741氷炎将軍フレイザードの撃破とパプニカの王女レオナを救い出す事に成功した事で、パプニカに辿り着いてから初めて湯浴みする事が出来たポップは、大層ご機嫌な様子で自分と弟弟子に宛がわれた部屋に戻ってきた。そこで見た光景に、ポップは目を瞬かせた。
部屋には一足先に戻っていたダイが、ベッドの上で自身のアバンのしるしをマジマジと見詰めていた。肩に乗っているゴールドメタルスライムが「ピィ?」と問い掛けるように声を掛けていたが、どうやら聞こえていないようだ。
ただ見ているだけなら気にならなかっただろう。今日、彼は空裂斬を兄弟子の助言を受けたとはいえ自力でマスターし、アバンストラッシュを完成させる事が出来たのだ。亡き師に報告したくもなるだろう。
suika
DONE大戦後、付き合ってるヒュンマです。「まだ、会えない」の後のお話。
捏造に捏造を重ねています!注意!
貝の音 海沿いの村に宿を取って二人で村を散策していると、南側に開けた砂浜があると立ち寄った店の売り子達が教えてくれた。
村は林の奥に途切れ途切れに見える海より高い位置にある。店の売り子に教えられたとおりに村はずれの道から林の中の階段を降りていくと、目の前に一面の白い砂浜が広がっていた。
海の匂いを運ぶ優しい汐風が、二人の髪を靡かせて攫っていく。
「うわあ……すごい!」
マァムが歓声をあげて白く太陽を弾いてきらめく砂浜を見渡した。村まではずっと森の中の街道を通ってきたので、時折吹いていく潮風や木々の隙間に覗く青い水平線に海の気配を感じる程度で、こんなに開けた砂浜が近くにあるとは思っていなかった。突如現れたその光景にしばし二人で目を奪われる。
4076村は林の奥に途切れ途切れに見える海より高い位置にある。店の売り子に教えられたとおりに村はずれの道から林の中の階段を降りていくと、目の前に一面の白い砂浜が広がっていた。
海の匂いを運ぶ優しい汐風が、二人の髪を靡かせて攫っていく。
「うわあ……すごい!」
マァムが歓声をあげて白く太陽を弾いてきらめく砂浜を見渡した。村まではずっと森の中の街道を通ってきたので、時折吹いていく潮風や木々の隙間に覗く青い水平線に海の気配を感じる程度で、こんなに開けた砂浜が近くにあるとは思っていなかった。突如現れたその光景にしばし二人で目を奪われる。
handa_00_
DONE1stも2ndも間に合わなかったけど尾谷の日おめでとう!漫画です。尾谷のつもりで描きましたが尾谷の絡みはほぼ無く甘さも0。清書手前クオリティです。
<注意!>原作軸の金塊争奪戦後IF。ホラー。メリバ。名前のついたオリジナルキャラ登場。1p目の注意事項をよくお読みいただき、大丈夫な方のみどうぞ。 25
naso10141225
DONE㊗️親リWebオンリー!原作軸ですが、親リです。
軽装で出掛けた帰り道、エルヴィンは小さな少年と出会う。一人で家を修理すると言う少年を手伝う事になったエルヴィンは…。
以前書いた『新居』の二人。SSはポイピクに公開してますので、気になる方はそちらもどうぞ。
※ラストに原作軸通りの戦後リヴァイが少し出てきます。私なりのふんわり幸せエルリを書いたつもりですが、まだ見れないという方はご注意ください。
親リ/原作軸(団長✕兵長)***
夏のある日の朝。調査兵団団長エルヴィン・スミスは、平野を一人馬で駆けていた。
非番であった昨日、いつものように執務によって一日を潰してしまい、それを知った幹部達から叱咤され、半ば強引に今日のお使いを頼まれてしまった。
行き先はここから近い工場のある街。名目は次の巨人捕獲作戦に使える物があるかどうか、だが。この辺りにそういった物はないというのは既に承知の上だ。
『ついでにお酒とおつまみでも買ってきてよ。のんびり馬でも走らせておいでー。気分転換になるよー』
そう言って送り出そうとする仲間達の笑顔に、都合良くも急ぎの書類はなく、まぁ半日くらいはいいかとエルヴィンは笑顔を浮かべ、お使いを了承した。
街までは馬を走らせ約二時間。調査兵団をよく思わない者も多く、服装は白の長袖シャツとズボンの軽装姿で、団長の証であるループタイもない。
13317夏のある日の朝。調査兵団団長エルヴィン・スミスは、平野を一人馬で駆けていた。
非番であった昨日、いつものように執務によって一日を潰してしまい、それを知った幹部達から叱咤され、半ば強引に今日のお使いを頼まれてしまった。
行き先はここから近い工場のある街。名目は次の巨人捕獲作戦に使える物があるかどうか、だが。この辺りにそういった物はないというのは既に承知の上だ。
『ついでにお酒とおつまみでも買ってきてよ。のんびり馬でも走らせておいでー。気分転換になるよー』
そう言って送り出そうとする仲間達の笑顔に、都合良くも急ぎの書類はなく、まぁ半日くらいはいいかとエルヴィンは笑顔を浮かべ、お使いを了承した。
街までは馬を走らせ約二時間。調査兵団をよく思わない者も多く、服装は白の長袖シャツとズボンの軽装姿で、団長の証であるループタイもない。
NANO
DONE札幌でのライブ参戦後のSS何度でも脱thu····時空院丞武がいない。
その現実に、今、三人は直面している。
「~どうしましょう谷ケ崎さん…! これじゃ僕らD3になっちゃいますよ…!?」
目に見えて一番動揺しているのは、燐童だった。
「何言ってんだお前」
あわあわと駆け寄ってくる燐童に対して、谷ケ崎は平然としていた。
「生きてりゃまたどっかで必ず"次"がある。その時には絶対に"四人"だ」
それは、未来を信じている言葉。
「だから今は丞武の分も俺たちがやるしかねえだろ」
谷ケ崎は当たり前のように、真っ直ぐだった。
山田一郎への憎悪から自身を解放することが出来た谷ケ崎は、ここ最近ですっかり大人びている。普段は相変わらずぽてぽてと間の抜けた仕草をするくせに、こういう窮地に立った時にはリーダーの顔つきに変わっていた。
3627その現実に、今、三人は直面している。
「~どうしましょう谷ケ崎さん…! これじゃ僕らD3になっちゃいますよ…!?」
目に見えて一番動揺しているのは、燐童だった。
「何言ってんだお前」
あわあわと駆け寄ってくる燐童に対して、谷ケ崎は平然としていた。
「生きてりゃまたどっかで必ず"次"がある。その時には絶対に"四人"だ」
それは、未来を信じている言葉。
「だから今は丞武の分も俺たちがやるしかねえだろ」
谷ケ崎は当たり前のように、真っ直ぐだった。
山田一郎への憎悪から自身を解放することが出来た谷ケ崎は、ここ最近ですっかり大人びている。普段は相変わらずぽてぽてと間の抜けた仕草をするくせに、こういう窮地に立った時にはリーダーの顔つきに変わっていた。
きらく
DOODLE新婚悟チチ⇒悟空さ→←←←チチブウ戦後悟チチ⇒悟空さ→→→→←←←チチ
のイメージなんていうか、恋愛のれの字も知らない悟空さがブウ編に行くにつれてチチへの想いが大爆発してるといいなとのイメージです。
チチは逆に最初は大爆発してるけど悟空さが2度も亡くなって、好きなんだけど傍にいてくれるだけでいいみたいな愛しさと切なさがある感じのイメージ。
だから悟空さに攻められるとすごく焦る 2
mochifu
MOURNING争奪戦後初めての夏を迎えた❇️🦌。新盆(初盆)のお話です。
(お盆のお作法については地域や各宗派によって様々なので、ふんわりとしたニュアンスで見ていただけると幸いです。ちなみに著者の実家は浄土真宗のため精霊馬作ったことないです…💦) 13
kochizatta
PROGRESS漫画チャレンジできたら随時追加していきます.ᐟ .ᐟ
⚠️注意⚠️
セルマ戦後、抜け殻のようになってしまった🍓から、2⃣の記憶を消してしまうお話です(ざっくり)
気持ち的にはハッピーエンドに向かうはずですが、余り考えず描きたいこと描いてます、すみません(;▽;)
セカコイパロのようなもの、、
ネタバレになるかもなので、これから観るんだ!というかたはお控えくださいm(*_ _)m 4
amanek0kun
DONE57FESTA3展示作品です。(全年齢向けですが、それなりにチューしてます。)
ポイピクにアップしてます真人戦後のさらに続きとなります。
はっぴーで終わるかと思いきや、暗くなってしまいました…🙏😭
ハッピー以外受け付けない方は回れ右で!
たくさんの書き込み、スタンプありがとうございました!!😭💕 9
りおりん🐣
DONEワンライ「祭りの夜」どんどん長くなって大幅遅刻です。total3h位。ヴェネチアのカーニバルとメキシコの死者の祭りが融合したような架空の街で、リヴァがエル&ハンに再会するお話。原作軸戦後で、昨年は二次でもガビと暮らすリヴァを見るのも読むのも耐えられなかった私が、一年経って戦後のリヴァを書くことができて、悲しみは時が解決してくれるのね…と思います。初めて自作品でお気にな話。タイトルの歌詞がモチーフ。I WANT YOU BACK「天と地の戦い」から4年。地鳴らしの厄災を運良く免れた「救世主」という名をもつ水上都市が恒例だったCarnaval(カルナバル)を再開するという。
🌙第一幕
-Salvadore(サルバトーレ)奇跡と魔法を呼び醒す街-
「すごいすごいよ!世界を救った救世主として、私達みんなにカルナバルに来てくださいって!」
サルバトーレ自治区から届いたという招待状を片手に、ガビが部屋に飛び込んで来た。
「——アルミン達はまだパラディ島だろ。みんなって言ったってお前とファルコ、オニャンコポンしかいねえ」
「リヴァイも行くんだよ!サルバトーレのカルナバルって言ったら、そりゃあ有名なんだから。その日はみんながとびっきりのオシャレして仮面を着けて夜通しお祭りを楽しむんだよ」
4440🌙第一幕
-Salvadore(サルバトーレ)奇跡と魔法を呼び醒す街-
「すごいすごいよ!世界を救った救世主として、私達みんなにカルナバルに来てくださいって!」
サルバトーレ自治区から届いたという招待状を片手に、ガビが部屋に飛び込んで来た。
「——アルミン達はまだパラディ島だろ。みんなって言ったってお前とファルコ、オニャンコポンしかいねえ」
「リヴァイも行くんだよ!サルバトーレのカルナバルって言ったら、そりゃあ有名なんだから。その日はみんながとびっきりのオシャレして仮面を着けて夜通しお祭りを楽しむんだよ」
悠夜@crossofclover
DONE七夕でセドティア風味。100話記念特殊話の内容を含みます。
特に奪還戦後の二人だったら、星に託すよりも願いを叶えるために自ら切り拓いていくんだろうなとは思っている。
Soqi7O
REHABILI金魚売りのはじめちゃんと人間に化ける金魚の立香ちゃんの話岡本かの子の金魚繚乱と室生犀星の蜜のあわれのパロディみたいなものです。
漫画のプロットに書いたものを小説っぽく整えました。前半はモブキャラ視点です。好きな人だけどうぞ
※時代は戦後の昭和をイメージしてますが金魚の値段は現代参考にしてます。金魚の飼育法については素人調べなので雰囲気だけです。あしからず
金魚姫一、金魚売りの男
私は近所でも有名な金魚の愛好家である。若い頃に苦労して働いてばかりいたので、子供が大きくなってそれぞれ自立していくと私はすっかり暇になってしまった。そんなとき知人が、うちで飼えなくなったので飼わないかと私に1匹の金魚を託した。犬猫を飼った経験はあるが水棲の生き物は全くの未知で、貰った当時は世話も細君に任せきりだった。金魚とは不思議な生き物で、犬猫ならば餌をやればあとは勝手に育つものだが、これは毎日水を入れ替え丁寧に世話をしてやらないと死んでしまう。元はフナだというのに大変手のかかる繊細なものだった。しかし、毎日手間暇をかけて育てれば育てるだけ美しくなるような気がして、私はいつしかこの生き物にすっかり魅了され、のめり込んでいた。
8702私は近所でも有名な金魚の愛好家である。若い頃に苦労して働いてばかりいたので、子供が大きくなってそれぞれ自立していくと私はすっかり暇になってしまった。そんなとき知人が、うちで飼えなくなったので飼わないかと私に1匹の金魚を託した。犬猫を飼った経験はあるが水棲の生き物は全くの未知で、貰った当時は世話も細君に任せきりだった。金魚とは不思議な生き物で、犬猫ならば餌をやればあとは勝手に育つものだが、これは毎日水を入れ替え丁寧に世話をしてやらないと死んでしまう。元はフナだというのに大変手のかかる繊細なものだった。しかし、毎日手間暇をかけて育てれば育てるだけ美しくなるような気がして、私はいつしかこの生き物にすっかり魅了され、のめり込んでいた。