晩酌
t0mic0x0shi
DONEネロファウになりきれないネ+ファくらいのある夜の晩酌の話カプ要素薄薄の薄だけど、気持ちはネロファウ
ある晩酌のこと 緩やかに体内に回る酒精を感じながら、またひとくち、赤ワインの注がれたグラスを傾け、視界の端に映っていた相手を横目で見る。
夜の闇に溶けそうな、それと同じ色の服に身を包み、ボトルとつまみのはいったバスケットを挟んで隣に座っているそのひとは、くるくるとグラスの中身を回して香りを堪能していた。口元は普段よりもゆるんでいるように見える。彼の姿を隠すような、守る強固な結界のような上着と帽子は身にまとっておらず、サングラスもまた、外されて弦を折りたたまれた状態で、彼の隣に置かれていた。
膝の上では一匹の白猫がくつろいでいる。時折その背に手袋をしていない手で触れながら、普段は帽子とサングラスで隠されている菫色の目はいま、空に向けられていてこちらを向いてはいない。真っ直ぐに通った鼻梁と、薄く小さな唇。尖った顎と、高い襟からわずかに覗く首と喉仏。
5105夜の闇に溶けそうな、それと同じ色の服に身を包み、ボトルとつまみのはいったバスケットを挟んで隣に座っているそのひとは、くるくるとグラスの中身を回して香りを堪能していた。口元は普段よりもゆるんでいるように見える。彼の姿を隠すような、守る強固な結界のような上着と帽子は身にまとっておらず、サングラスもまた、外されて弦を折りたたまれた状態で、彼の隣に置かれていた。
膝の上では一匹の白猫がくつろいでいる。時折その背に手袋をしていない手で触れながら、普段は帽子とサングラスで隠されている菫色の目はいま、空に向けられていてこちらを向いてはいない。真っ直ぐに通った鼻梁と、薄く小さな唇。尖った顎と、高い襟からわずかに覗く首と喉仏。
てんてんです
DONE晩酌時にキスしたり抱き合ったりしてはっぴ~いちゃいちゃしてるネファ(付き合ってない)曲線の交点 どちらが言い出して始めたことなのか、ともし聞かれたら、答えに困るなとネロは思う。どちらともなく、気が付いたら手と手の先が触れることを許していて、それが腕と体になり、口と口になり、舌が絡みあっていただけのことだ。ネロとファウストは恋人同士でもなければ、こういったことをするための関係として割り切っているわけでもない。酔った勢いだと言い切ってしまうほど勢いもついていない。
どちらかの部屋で晩酌をして、一通り話す内容も尽きて、しょうもないことで笑ってしまう時間も過ぎると二人の行為は始まる。ベッドに腰掛け、手の指同士を絡ませたり、抱きしめ合ったりして、キスをする。それ以上に及ぶことは無い。ネロから言い出す時とファウストから言い出す時は半々くらいで、今日切り出したのはファウストの方だ。
3811どちらかの部屋で晩酌をして、一通り話す内容も尽きて、しょうもないことで笑ってしまう時間も過ぎると二人の行為は始まる。ベッドに腰掛け、手の指同士を絡ませたり、抱きしめ合ったりして、キスをする。それ以上に及ぶことは無い。ネロから言い出す時とファウストから言い出す時は半々くらいで、今日切り出したのはファウストの方だ。
なつのすけ
DONE11月はモノクロばかり書いていたので、まとめて置いておきます。〇〇の日とかのやつ。
1枚目〜3枚目: 11/4、いい推しの日のゴトリ。背景あり、なし、下書き。
4枚目: 晩酌杉リパ〜 もちろん何年か後です!
5枚目: 11/22、いい夫婦になる杉リパ〜
推しはくっついててほしいし、笑っててほしいし、推しCPには肩もみさせたいんですよ私!
(2022/11/30) 5
かも@ねふぁ
DONE*いていな2展示*ネロとファウストが晩酌中に本についておしゃべりする短いお話。
左右不定、恋愛感情はうっすらある……かも?くらい。うっすらイチャイチャします。
作中に引用した詩はウィリアム・コリンズの「夕べの賦」です。
「ネロ、君はどんな本を読むの?」
(唐突だなあ。さては相当酔ってるな、先生)
「えぇ……?どうしたの先生、急にさ」
「いや、ネロはけっこう本を読むだろう。それでだよ」
小さなダイニングテーブルの向かいに座るファウストは、ほとんど水平に近い角度で頬杖をついてこちらを見つめている。いつもシャキッと伸びた背中は見る影もない。
(嵐に靡く南天の木みてえ。)
今日みたいに深い時間まで晩酌しないとお目にかかれない姿だけど、いまはそんな事よりも気になることがある。
「俺、ファウストにその話したっけ?」
たしかにネロは、時間が空いたときに本を読むのが好きだ。だが、そのことはほとんど誰にも話した記憶はない。
訝しむ気持ちが声に滲み過ぎないように、軽い調子で訊いてみると、ファウストはこともなげに答えた。
5449(唐突だなあ。さては相当酔ってるな、先生)
「えぇ……?どうしたの先生、急にさ」
「いや、ネロはけっこう本を読むだろう。それでだよ」
小さなダイニングテーブルの向かいに座るファウストは、ほとんど水平に近い角度で頬杖をついてこちらを見つめている。いつもシャキッと伸びた背中は見る影もない。
(嵐に靡く南天の木みてえ。)
今日みたいに深い時間まで晩酌しないとお目にかかれない姿だけど、いまはそんな事よりも気になることがある。
「俺、ファウストにその話したっけ?」
たしかにネロは、時間が空いたときに本を読むのが好きだ。だが、そのことはほとんど誰にも話した記憶はない。
訝しむ気持ちが声に滲み過ぎないように、軽い調子で訊いてみると、ファウストはこともなげに答えた。
suzumi_tai_
DOODLE晩酌するフィガファウカワイ〜!2000文字あるかないかくらいです!すみません!これも後日公開!「やあ、ファウスト」
にこりと人当たりのいい笑顔を浮かべる男が、ファウストの目線から少し外れたところに立っていた。
「......何か用か」
「いいや、別に?ただ、君に会いたくなってね」
「そうか、僕は別に会いたくなかった」
ええ、つれないなあ、なんて言ってフィガロは一段、階段を登った。残念そうなふりをしながら先程から笑顔を崩さないのも、ファウストの気を引くつもりだったのだろう言葉も、今はただ400年間燻り続けるフィガロへの不信感を積もらせるだけの材料だった。
そんなファウストの心情を知ってか知らずか、フィガロは話題を変えて話しかけた。
「ファウスト、夕ご飯はもう食べた?」
「風呂の前に食べ終わったよ。それがなにか?」
1539にこりと人当たりのいい笑顔を浮かべる男が、ファウストの目線から少し外れたところに立っていた。
「......何か用か」
「いいや、別に?ただ、君に会いたくなってね」
「そうか、僕は別に会いたくなかった」
ええ、つれないなあ、なんて言ってフィガロは一段、階段を登った。残念そうなふりをしながら先程から笑顔を崩さないのも、ファウストの気を引くつもりだったのだろう言葉も、今はただ400年間燻り続けるフィガロへの不信感を積もらせるだけの材料だった。
そんなファウストの心情を知ってか知らずか、フィガロは話題を変えて話しかけた。
「ファウスト、夕ご飯はもう食べた?」
「風呂の前に食べ終わったよ。それがなにか?」
あいぐさ
TRAININGフィとファと幻影の晩酌幻影 その日、フィガロは珍しくファウストへの晩酌の誘いに成功した。ネロからファウストの気に入りそうな酒を聞き出し、節度ある距離感でしばらく接し、発言にも充分に気をつけた。そうしてようやく、ようやくその切符を手に入れたのだ。
軽食と共に部屋にやってきたファウストは、部屋に用意された丸いテーブルにバスケットを置く。中には酒のつまみになりそうな料理が小分けにつめられており、フィガロは感嘆の声をもらす。
「ははっ、どれも美味しそうだね。ありがとう、ファウスト」
「……礼ならネロに言ってくれ。ぼくは渡されたものを持ってきただけだ」
帽子をつばを下げるファウストに、フィガロはゆるゆると首を振る。どうやら同じ国の彼とはずいぶんと仲が良いらしい。小さな寂しさをフィガロは笑顔で飲み込む。
1609軽食と共に部屋にやってきたファウストは、部屋に用意された丸いテーブルにバスケットを置く。中には酒のつまみになりそうな料理が小分けにつめられており、フィガロは感嘆の声をもらす。
「ははっ、どれも美味しそうだね。ありがとう、ファウスト」
「……礼ならネロに言ってくれ。ぼくは渡されたものを持ってきただけだ」
帽子をつばを下げるファウストに、フィガロはゆるゆると首を振る。どうやら同じ国の彼とはずいぶんと仲が良いらしい。小さな寂しさをフィガロは笑顔で飲み込む。
あまみや
DONE晶ちゃんオンリー2で展示していたネロ晶漫画です。お付き合いしてるネロ晶で、ネロの部屋で晩酌していたら思っていたよりも早く酔いが回ってきたネロと晶ちゃんの話です。致しては無いですが一部下着姿なのでご注意ください。 4
da0mi
MEMOグラスレールさんがひとりで晩酌する話強めの幻覚
悪酔いニーズヘッグを討伐し、イシュガルドの騒動が落ち着いてから暫く経った。
一人で旅に出た。英雄としてではなく、光の戦士としてでもない「私」の追憶行。その最中。
本当に久しぶりにひとりの時間を過ごしていた。
忘れられた騎士亭、その一室。
誰もいないのを確認し、久しぶりの晩酌をする。
手持ちの酒は切れていたのでボトルを一本購入した。
「英雄サマってのは何かと大変だろう?大丈夫、部屋には誰も入れないし姐さんがここにいる事も伏せておくさ。ごゆっくり。」
そう言って渡されたのは銘柄もよく分からない得体の知れない酒だったが、それで良かった。ここのマスターは信頼出来るので問題はないはずだ。
「寒い夜にはよく効く喉が焼けるほど強いやつだ、飲み過ぎには気を付けろよ」
888一人で旅に出た。英雄としてではなく、光の戦士としてでもない「私」の追憶行。その最中。
本当に久しぶりにひとりの時間を過ごしていた。
忘れられた騎士亭、その一室。
誰もいないのを確認し、久しぶりの晩酌をする。
手持ちの酒は切れていたのでボトルを一本購入した。
「英雄サマってのは何かと大変だろう?大丈夫、部屋には誰も入れないし姐さんがここにいる事も伏せておくさ。ごゆっくり。」
そう言って渡されたのは銘柄もよく分からない得体の知れない酒だったが、それで良かった。ここのマスターは信頼出来るので問題はないはずだ。
「寒い夜にはよく効く喉が焼けるほど強いやつだ、飲み過ぎには気を付けろよ」
ムー(金魚の人)
DONEモクチェズワンライ0327「罪」で参加です。晩酌してるある日のモクチェズ。
「モクマさん」
モクマの肩に隣人の重みが優しくのしかかる。男の広い肩へ頭を預けた相手は手元のどぶろく豆乳割りの水面を吐息で揺らしていた。
「んー?」
肩に滑り落ちてきた絹糸のような髪に触れる。キューティクルを逆撫でても今宵のチェズレイは何も言わない。
肩に触れる頬は火照ってて、人肌を感じて心地よかった。
美味しいお酒と相棒との愉快な会話の効果で今宵の晩酌も幸せな時間である。テーブルの上のつまみも片付いたし、瓶に残ったお酒ちゃんもわずか。晩酌相手の瞼もくっつきたがっている。
そろそろお開きにしてベッドに行こうかな、と考えていた矢先、チェズレイが口を開いた。
「ねェ、モクマさん、あれ食べたいです」
「どれ? 持ってくるよ」
1987モクマの肩に隣人の重みが優しくのしかかる。男の広い肩へ頭を預けた相手は手元のどぶろく豆乳割りの水面を吐息で揺らしていた。
「んー?」
肩に滑り落ちてきた絹糸のような髪に触れる。キューティクルを逆撫でても今宵のチェズレイは何も言わない。
肩に触れる頬は火照ってて、人肌を感じて心地よかった。
美味しいお酒と相棒との愉快な会話の効果で今宵の晩酌も幸せな時間である。テーブルの上のつまみも片付いたし、瓶に残ったお酒ちゃんもわずか。晩酌相手の瞼もくっつきたがっている。
そろそろお開きにしてベッドに行こうかな、と考えていた矢先、チェズレイが口を開いた。
「ねェ、モクマさん、あれ食べたいです」
「どれ? 持ってくるよ」
daikon_sae
DONE2022年の描き初めです。二人で晩酌する日光と伊勢崎。
謹賀新年とか入れたかったけど、三箇日のうちに描けなかったので(大遅刻)何も書いて
ないですが、気持ちは「新年あけましておめでとうございます」です・・
たると
DOODLE内通者としての年数やいつから犬童にバレていたのかなど不明な点があるものの、その日々の重圧を想像すると胸が苦しいけどそれを微塵も感じさせない彼が好き。一切の隙は見せぬよう過ごす中での好きな晩酌も心の底から楽しめるものではなかっただろうと思うと、ほろ酔い気分で師匠の話をしていたあの時間は少しは美味しく晩酌してたのかな。
白鳥鍋の時も楽しそうで嬉しい(土方さん以外には刺青を隠してただろうけど)。
mame
DONE出ロデ プロヒ×パイロット※互いに両想いなのはわかってるけど付き合ってないふたり
設定・過去作( https://twitter.com/i/events/1431533338406178824)
晩酌と夢のはなしの巻 ※今回、未来ねつ造だけでなくロの過去捏造・個性への独自の解釈が多分に含まれます
「ロディ、この夏すごく焼けたよね」
目に入ったロディのすらりと伸びる上腕を見ながら出久はぽつりとつぶやいた。
出久の家に泊まりに来たロディは既にシャワーを浴び終え、すっかりリラックスモードだ。普段腕時計がはめられている手首には、周囲の肌の色とは違うロディ本来の肌の色が残っている。それがくっきりと見て取れるほど、周りの肌が焼けているのだ。
寝る前に晩酌しようぜ、とシャワーを浴び終えたロディが出久の家の冷蔵庫から缶ビールをとってきて、それを出久に差し出したことで日焼けが目に入り、最近感じていたことが出久の口から飛び出したわけである。
「ん? ああ、機体点検のとき今年は特に日差しと照り返しすごかったから……日焼け止め塗ってても限界あったな。コックピットは紫外線対策だいぶされてっけど、外は流石に……」
7228目に入ったロディのすらりと伸びる上腕を見ながら出久はぽつりとつぶやいた。
出久の家に泊まりに来たロディは既にシャワーを浴び終え、すっかりリラックスモードだ。普段腕時計がはめられている手首には、周囲の肌の色とは違うロディ本来の肌の色が残っている。それがくっきりと見て取れるほど、周りの肌が焼けているのだ。
寝る前に晩酌しようぜ、とシャワーを浴び終えたロディが出久の家の冷蔵庫から缶ビールをとってきて、それを出久に差し出したことで日焼けが目に入り、最近感じていたことが出久の口から飛び出したわけである。
「ん? ああ、機体点検のとき今年は特に日差しと照り返しすごかったから……日焼け止め塗ってても限界あったな。コックピットは紫外線対策だいぶされてっけど、外は流石に……」
812haizi
DOODLE晩酌してていつの間にか飲みすぎて足にきた🐯の雑漫画ですフォロワーさんと話してた内容なので色々略しすぎ
ご飯食べるときは装備色々外すかな~と思った
SAIで描いたのにpixivsketchで描いたのより雑に見えるの遺憾でございましてよ!