書いてみた
sekiya_kikaku
TRAINING書いてみた自宅Δサテヨモのちょっといかがわしいやつ。サテくんがだいたい150歳前後。ヨモさんは38歳(吸血鬼歴10年)。
上位の体液媚薬にならないかな(ウスイ本によくあるやつ) 1360
aumi_kj
DONE押忍エリパロ時空のラブイジ。ディノが音楽教師設定の理由を想像して書いてみたもの。2022/9→フェイディノに続きました②https://poipiku.com/4966319/7682511.html
③https://poipiku.com/4966319/8342401.html
④https://poipiku.com/4966319/8342429.html 4
totorotomoro
DOODLEネタとして使えるのかなと思ってトライしてみた3作目。ふざけっこって言葉に好評いただけて、それがとても嬉しかったです。このノリというか世界線のも書いてみたい。
散文3 濡れた吐息が唇から漏れた。
相手の指先が、ふにと手袋越しに唇を拭うのを感じて、その手をとって指先をかぷりと加えてニヤリと笑って見せる。
金色の目をしたリーはニヤリと笑うと、「あんまりおイタをすると、ふざけっこじゃすみませんよ? ドクター」と唇を寄せた。
「わかった。遊びはここまでにしておこうか」
と答えると、彼の胸を押して立ち上がる。
さっと身を引くリーの姿に笑みを浮かべると、懐中時計を取り出して時間を確認した。
「そろそろ私は行くよ。今日も仕事があるんだ。君はどうする?」
「おれはもう少しここで遊んでいきますよ。お気になさらずに」
そう答える彼に手を振って、執務室を出た。
廊下に出て扉を閉める前に、もう一度だけ室内を振り返る。
946相手の指先が、ふにと手袋越しに唇を拭うのを感じて、その手をとって指先をかぷりと加えてニヤリと笑って見せる。
金色の目をしたリーはニヤリと笑うと、「あんまりおイタをすると、ふざけっこじゃすみませんよ? ドクター」と唇を寄せた。
「わかった。遊びはここまでにしておこうか」
と答えると、彼の胸を押して立ち上がる。
さっと身を引くリーの姿に笑みを浮かべると、懐中時計を取り出して時間を確認した。
「そろそろ私は行くよ。今日も仕事があるんだ。君はどうする?」
「おれはもう少しここで遊んでいきますよ。お気になさらずに」
そう答える彼に手を振って、執務室を出た。
廊下に出て扉を閉める前に、もう一度だけ室内を振り返る。
もっさい
MOURNING【TGM:コヨフリ】コヨフリ書いてみた。ルスハンを添えて。
※フリとハンがちゅーしてます!!※
フリさんは截拳道を体得しているという幻想を見ていますが、活かされてはいません。
べったとおなじやつ
Pass:数字3字 739
emoemo_oshi
MAIKING不思議っぽい、微ホラーっぽい雰囲気を書いてみたくて。。導入だけなのでめちゃくちゃ短い(📿🎋)-「やっほ〜」
「げぇっ、てめえ服ビッタビタじゃねぇか!」
「あれま」
なんや気持ちわる〜思ったんよ、何て暢気にゆるい口調で話す簓の顔色は、決していいものではなかった。山を3つばかし越えてきました!とでも言わんばかりの疲労感が滲む簓を玄関に置いて、バスタオルを取りに行く。
行きしなに新聞紙が積んであるところを通りすがり、ふとそこで足を止めた。
(あいつ、玄関水びたしにしやがったから敷いとかねぇと)
今朝の中日新聞を勝手に使うと親父にとやかく言われるので、小さく印字された日付を注意して見ながら古いものを手に取る。H歴×年、3月27日。
──玄関に戻ると、簓の姿はない。彼から滴った雫で出来た水溜まりが夕焼けでまばらに反射して、ここに彼が立っていたのだと主張する。まるでその場を彩る装飾のように、藍色の花弁が散らばっている。
435「げぇっ、てめえ服ビッタビタじゃねぇか!」
「あれま」
なんや気持ちわる〜思ったんよ、何て暢気にゆるい口調で話す簓の顔色は、決していいものではなかった。山を3つばかし越えてきました!とでも言わんばかりの疲労感が滲む簓を玄関に置いて、バスタオルを取りに行く。
行きしなに新聞紙が積んであるところを通りすがり、ふとそこで足を止めた。
(あいつ、玄関水びたしにしやがったから敷いとかねぇと)
今朝の中日新聞を勝手に使うと親父にとやかく言われるので、小さく印字された日付を注意して見ながら古いものを手に取る。H歴×年、3月27日。
──玄関に戻ると、簓の姿はない。彼から滴った雫で出来た水溜まりが夕焼けでまばらに反射して、ここに彼が立っていたのだと主張する。まるでその場を彩る装飾のように、藍色の花弁が散らばっている。
seventyeight_12
MAIKINGなりふり構わず票を集める企画第1段。終わらないしつこいえんほセックスを書いてみたかったのでどこまでやれるか挑戦。(7/23、20P~)
R18、♡喘ぎ、みさくら、ラブホ、ストリップ、他。 24
oumi_azurecube
TRAINING太中です。1日目。ちゅやの告白編。練習中の代物ですが、もしよろしければ見てやってください「一週間後、私から告白したいと思うようになったら付き合ってもいいよっていう太中」より、いろいろな方が書いていらっしゃっるのを拝見していたら、自分でも書いてみたくなってしまったので、題材にして小説の練習をさせていただいています。
1日目は書けた。2日目は途中です。ひっそりとアプして自分のモチベをアプ 2494
Kounosumidesu
DONEエロ伊をがんばって書いてみたスーツスーツ
伊地知を俵のように担いで高専の廊下を歩いていく五条をすれ違う術師や補助監督たちが一歩引いて見送る、そんな視線を気にして肩の上で暴れる伊地知の尻を叩くといっ、と呻いて大人しくなるが五条さんと連呼は止まらない。
黒いスーツでわからなかったがよく見るとあちこちが切り刻まれていてボロボロで所々血が滲んでいた。
「五条さん!」
「なに?」
何度目かの叫びに漸く反応を示すと、
「下ろしてください動けます」
「嫌だねこんな伊地知を他人に見せたくないから部屋に急ぐよ」
見せたくないってこんな目にあうの今日が初めてじゃないですし、と足をバタつかせてなんとか解放してもらおうとするがガッチリ腰を捕まれて体力を無駄に消費していることに気が付いていない。
2018伊地知を俵のように担いで高専の廊下を歩いていく五条をすれ違う術師や補助監督たちが一歩引いて見送る、そんな視線を気にして肩の上で暴れる伊地知の尻を叩くといっ、と呻いて大人しくなるが五条さんと連呼は止まらない。
黒いスーツでわからなかったがよく見るとあちこちが切り刻まれていてボロボロで所々血が滲んでいた。
「五条さん!」
「なに?」
何度目かの叫びに漸く反応を示すと、
「下ろしてください動けます」
「嫌だねこんな伊地知を他人に見せたくないから部屋に急ぐよ」
見せたくないってこんな目にあうの今日が初めてじゃないですし、と足をバタつかせてなんとか解放してもらおうとするがガッチリ腰を捕まれて体力を無駄に消費していることに気が付いていない。
秋月蓮華
DONEラフで書いてみた宇宙シリーズのしませとひゃっけんの出会い。どっかでもきちくんのはかいたので(あとかたいやらも)びめちゃんと
ぽめをかいたらひとまずかんりょうかなというかネタ把握に描いてる感じ 2
秋月蓮華
PROGRESS宇宙シリーズを久しぶりに書いてみたくなったので描いてみたが途中で終わったやつ
ふらんすぶんごうもいます
とちゅうのやつとある星があった。
星中に白い花が咲いている花畑。それはかつて滅んだ時代に咲いた花。花々が咲き乱れる星に一つの大きな城がある。
それは、かつての抗いの結果であり、封印の結果であり、現在は、
「松岡、おかえり!」
「ただいま帰りました。島田君」
数人だけが住む場所となっていた。
城に松岡譲が帰ってくると、彼を出迎えたのは左目が赤く、右目が青い少年だった。島田清次郎という。
彼は文庫本を手に持っていた。この城に住んでいるのは松岡と清次郎とあと一人だけだ。
『どうだった?』
少女のような、女性のような声だけがした。この城の主である。出てこないのは出たくないからか、それとも力を使っているからか、
松岡の恩人でもある彼女は松岡に用事を頼んで送り出し、松岡は用事を終えて帰ってきた。
1332星中に白い花が咲いている花畑。それはかつて滅んだ時代に咲いた花。花々が咲き乱れる星に一つの大きな城がある。
それは、かつての抗いの結果であり、封印の結果であり、現在は、
「松岡、おかえり!」
「ただいま帰りました。島田君」
数人だけが住む場所となっていた。
城に松岡譲が帰ってくると、彼を出迎えたのは左目が赤く、右目が青い少年だった。島田清次郎という。
彼は文庫本を手に持っていた。この城に住んでいるのは松岡と清次郎とあと一人だけだ。
『どうだった?』
少女のような、女性のような声だけがした。この城の主である。出てこないのは出たくないからか、それとも力を使っているからか、
松岡の恩人でもある彼女は松岡に用事を頼んで送り出し、松岡は用事を終えて帰ってきた。
kisaragi_hotaru
DONEガンマト(+巻き込まれポプ要素含む)ガンガさんの眼鏡とか耳とかがあれなことになるの書いてみたかっただけの超絶短文です。ガンガさんの視力が悪い設定です。
「……これはオレが悪いのか……?」
ポツリと呟かれた声は不機嫌なもの。あいにくと顔はぼやけて見えないのでガンガディアは相手――大魔道士マトリフの心身の状態をその声色のみで判断するしかない。
ほんの少しだけ痛む顔はそのままにガンガディアはむしろ自分の痛みなどよりもよほど気にするべき相手の様子に、困惑した別の感情的な意味を持って眉間に皺を寄せた。
マトリフの手にはガンガディアのかけていた眼鏡がある。ガンガディアにとっては小さいがマトリフにとってはけっこうな大きさの眼鏡。ただし、それはレンズが割れてしまっていた。つい先程のことだ。マトリフの放ったバギマがガンガディアの顔面に見事にクリティカルヒットした。故の眼鏡の末路である。
1488ポツリと呟かれた声は不機嫌なもの。あいにくと顔はぼやけて見えないのでガンガディアは相手――大魔道士マトリフの心身の状態をその声色のみで判断するしかない。
ほんの少しだけ痛む顔はそのままにガンガディアはむしろ自分の痛みなどよりもよほど気にするべき相手の様子に、困惑した別の感情的な意味を持って眉間に皺を寄せた。
マトリフの手にはガンガディアのかけていた眼鏡がある。ガンガディアにとっては小さいがマトリフにとってはけっこうな大きさの眼鏡。ただし、それはレンズが割れてしまっていた。つい先程のことだ。マトリフの放ったバギマがガンガディアの顔面に見事にクリティカルヒットした。故の眼鏡の末路である。
セプナ
SPOILER⚠️ナポリ山脈シナリオネタバレ⚠️七浦(NPC)の過去口調性格捏造
大方本筋をなぞった内容だけど、書いてみたかったし読みたかった七浦視点。
pixiv ver【https://www.pixiv.net/content_upload_share.php?i=18250537&t=ほら、やっぱり来た%E3%80%82&sf_flg=0&type=novel&is_new_series=0】 1962
秋月蓮華
TRAINING久しぶりにエロっぽいのを書いてみた女審神者の笑った顔が好きだったはずなのに、自分の下で顔を真っ赤にして快楽に怯えながら泣く女審神者に興奮してしまっている自分に呆れる宗三。
で、かけてるかはなぞ
お題練習「そうざ、宗三……怖い、です」
宗三左文字は自身の妻である彼女のことを産まれた時から知っている。宗三左文字の元主に仕えていた歌仙兼定とその本丸の補佐として
やってきた女審神者の長女、それが彼女であり、今の主だ。現在は外見は二十代、刀剣男士と人間との子である半神であり、
女系一族で曾祖母の代から、刀剣男士と番ってきた一族の娘である妻は人間の血の方が薄い。
寝室で宗三は自身の男根を彼女の蜜壺に埋めている。繋がった状態でゆるゆると腰を動かしていた。
「何が怖いのですか。――」
彼女の名を呼ぶ。
幼いころから見てきた。彼女の母親が、自身の双子の妹が彼女を庇い瀕死になった際、半身がどうしようもなくなってしまったせいで
心を壊した母親によって彼女も心に傷を負った。泣きじゃくる彼女を見て、宗三は彼女を主として密かに気に掛けていた。
638宗三左文字は自身の妻である彼女のことを産まれた時から知っている。宗三左文字の元主に仕えていた歌仙兼定とその本丸の補佐として
やってきた女審神者の長女、それが彼女であり、今の主だ。現在は外見は二十代、刀剣男士と人間との子である半神であり、
女系一族で曾祖母の代から、刀剣男士と番ってきた一族の娘である妻は人間の血の方が薄い。
寝室で宗三は自身の男根を彼女の蜜壺に埋めている。繋がった状態でゆるゆると腰を動かしていた。
「何が怖いのですか。――」
彼女の名を呼ぶ。
幼いころから見てきた。彼女の母親が、自身の双子の妹が彼女を庇い瀕死になった際、半身がどうしようもなくなってしまったせいで
心を壊した母親によって彼女も心に傷を負った。泣きじゃくる彼女を見て、宗三は彼女を主として密かに気に掛けていた。
りら@ぽいぴく
TRAININGソウキサ3年生時CP成立後秘密裏に交際中・夏公演後。いろいろ捏造しています。
ゲームの舞台では夏公演が一番好きなので、
その続編を書く創ちゃんはいつか書きたいと思っていました。
秋公演で続編は演じるような話になってしまいましたが、
そちらのシナリオとストーリーの交錯するような話もいつか書いてみたいなとは思っています。 5563
のうきん
TRAINING両片想い類司が、怪奇現象の起こる部屋に閉じ込められる話。夏っぽくホラーを書いてみたくて……。
でも、あんまり怖くなりませんでした。
フェス限サイストに出てくる例のアイテムが当たり前に出てきます。
どのキャラのでもいいので、サイスト読了後に読むことをおすすめします。 4605
tri_032
MOURNING小説のようなものを書いてみたかったのですが、よく分からなくなってしまったので供養…👽💦
一応宿虎👅🐯注意です💨
・死、人外、生まれ変わり表現
・双子パロ
を含みます。
忘れもの閉め忘れていた窓が密かに部屋中を冷たい空気で満たした頃俺は目を覚ました。壁掛け時計に目をやると時刻は2:15ーー丑三つ時を指している。何故か真夜中だというのに目は冴えており2度寝する気にもなれなかった俺はただ床を眺めていた。
ふと向かい側の方に目を向けると随分と使われていない埃の被ったシーツが目に入る。この部屋は幼少期、 別々に寝る事を怖がった俺に見兼ねた両親が同室にしてくれたもので、事故にあったまま帰らぬ人となった弟のベッドは片付ける気にもなれずそれから5年経った今でもそのまま置かれている。
ベッドを注視しているとどうもじっとしていられなくなり、俺は窓を閉めようと窓際に向かった。
そっと窓縁に手を伸ばした時、視線上に1匹の猫が目に入る。その猫は紅色の目にサーモンピンクの毛、目の下には小さな傷が入っていた。まるで亡き弟を彷彿させるような見た目に思わず俺は
625ふと向かい側の方に目を向けると随分と使われていない埃の被ったシーツが目に入る。この部屋は幼少期、 別々に寝る事を怖がった俺に見兼ねた両親が同室にしてくれたもので、事故にあったまま帰らぬ人となった弟のベッドは片付ける気にもなれずそれから5年経った今でもそのまま置かれている。
ベッドを注視しているとどうもじっとしていられなくなり、俺は窓を閉めようと窓際に向かった。
そっと窓縁に手を伸ばした時、視線上に1匹の猫が目に入る。その猫は紅色の目にサーモンピンクの毛、目の下には小さな傷が入っていた。まるで亡き弟を彷彿させるような見た目に思わず俺は
m_s_1ya
DONEロナくんおたおめ!と言うことでサクッと書いてみた!間に合って良かった!
ドラちゃん視点ばっかり書いてるけど、思いついたのかこれだから仕方ないね!
ドラ→ロナ 付き合ってない
三十年後を添えて。
23時59分その日もいつものように夕方までには家事を終わらせて、仕事に向かうロナルド君を見送った後、夜の散歩にジョンと一緒に興じていた。夏の暑い盛りに入り、夜でも蒸し暑いシンヨコの夜だが、これはこれで嫌いではなく、むしろ短い夜の時間は楽しまなければ損である。最近はこの街にもなれてきて、簡単な外出くらいならマントも外して少々ラフな格好で居ても気にならなくなってきた。ジョンも好きなように地面を掘ってみたり、草の匂いを嗅いだり楽しそうにしている。
「今日も蒸し暑いねぇ、ジョン。あんまり無理せずに早めに切り上げようか。」
「ヌー…」
「ええ、まだ遊びたいのかい?仕方ないねぇ」
土遊びに興じるジョンに、苦笑しながらも、涼やかな風が吹き抜ける土手なら、もう少しゆっくりしても大丈夫かな、と腰を下ろした。
4535「今日も蒸し暑いねぇ、ジョン。あんまり無理せずに早めに切り上げようか。」
「ヌー…」
「ええ、まだ遊びたいのかい?仕方ないねぇ」
土遊びに興じるジョンに、苦笑しながらも、涼やかな風が吹き抜ける土手なら、もう少しゆっくりしても大丈夫かな、と腰を下ろした。
巡(メグル)@20216575z
TRAININGガーデンバース忘羨 の企画に合わせて書いてみました。設定生かしきれていないし、尻切れ感満載ですが雰囲気だけでも書いてみたいなと思って。ということで自主練してみました。
ブート二エール▶︎花結、連理と表現してます。
花生み▶︎藍忘機
花食み▶︎魏無羨
原作軸、本編終了後道侶世界線です。
麗しの含光君麗しの含光君。
近頃姑蘇藍氏二公子である藍湛、藍忘機はそう市井の人々に呼ばれている。名門世家の公子である彼の存在はその見目からも非常に目立つ存在であり、含光君という号が示す通り輝かしいものであることは今に始まった事ではない。だが、あえて今そう呼ばれるのには訳がある。
彼は花生みである。
その身に白の百合や木蓮の花を纏って街に現れ、道侶の酒や身の回りのものを買いに現れるとその芳香と美しさに姑蘇の民はくらりと目眩を覚えるほど。
そしてその花は花結である彼の道侶によってのみ食まれるのだ。
「ふぁ…んん…も、あさ…?」
「うん、まだ卯の刻だからまだ眠っていなさい、湯浴みの用意をするから、魏嬰」
目覚めから愛しい道侶の世話を焼くことはいつもの事。この時刻に目を覚ます方が稀で。
1106近頃姑蘇藍氏二公子である藍湛、藍忘機はそう市井の人々に呼ばれている。名門世家の公子である彼の存在はその見目からも非常に目立つ存在であり、含光君という号が示す通り輝かしいものであることは今に始まった事ではない。だが、あえて今そう呼ばれるのには訳がある。
彼は花生みである。
その身に白の百合や木蓮の花を纏って街に現れ、道侶の酒や身の回りのものを買いに現れるとその芳香と美しさに姑蘇の民はくらりと目眩を覚えるほど。
そしてその花は花結である彼の道侶によってのみ食まれるのだ。
「ふぁ…んん…も、あさ…?」
「うん、まだ卯の刻だからまだ眠っていなさい、湯浴みの用意をするから、魏嬰」
目覚めから愛しい道侶の世話を焼くことはいつもの事。この時刻に目を覚ます方が稀で。
ampm0202a
MOURNING夏休みの五相たまにはしっとり落ち着いた2人も書いてみたくて
夏の日の2人は「今年も行けなかったな、花火」
五十嵐が誰に対してでもなく、ぽつりと呟いた。
夏休みといっても特別な出来事なんてほとんどなくて、寝て、起きて、時々アイスを食べて1日が過ぎ去っていってしまう。せっかくの夏休みなら何かしたらいいのに、と思うだろう。
でも五十嵐がしたい事は何一つ叶わないのだ。だって、したいことの主語には必ず“勝平と”がついてしまうから。
肝心の“勝平”は勉強に勤しんでいる。もちろん理解はしているつもりだ。応援だって。だけどやっぱり寂しいものは寂しいのだ。世の恋人達みたいに祭りやら花火やら海やらと浮かれてみたい。来年こそはきっと。高校生から大学生に肩書きが変わっているであろう未来の2人に想いを馳せた時、ドアが開く音がした。こうしてこの家に帰ってくる人なんて、1人しかいない。
2840五十嵐が誰に対してでもなく、ぽつりと呟いた。
夏休みといっても特別な出来事なんてほとんどなくて、寝て、起きて、時々アイスを食べて1日が過ぎ去っていってしまう。せっかくの夏休みなら何かしたらいいのに、と思うだろう。
でも五十嵐がしたい事は何一つ叶わないのだ。だって、したいことの主語には必ず“勝平と”がついてしまうから。
肝心の“勝平”は勉強に勤しんでいる。もちろん理解はしているつもりだ。応援だって。だけどやっぱり寂しいものは寂しいのだ。世の恋人達みたいに祭りやら花火やら海やらと浮かれてみたい。来年こそはきっと。高校生から大学生に肩書きが変わっているであろう未来の2人に想いを馳せた時、ドアが開く音がした。こうしてこの家に帰ってくる人なんて、1人しかいない。
AratamaWing
DONE文食満チャレンジ011 ★女体注意にょけまちゃんが流行ってたので、便乗というか……「私は女の子書けなかったよな?」と思って書いてみたけど。やっぱり書けなかったです
🍙「胸を触って確認するな……」
🐔「すげえ。ぽよぽよしてる…触るか?」
🍙「触らねぇよ!」
🐔「触らねえのかよ!」
🍙「脱ぐなーっ!!」
伊那弥彪
DONE転生パロ宇妓、「天元君10歳、妓夫太郎君5歳」軸の短編、何でも許せる方向け自分の小学校がこうだったので宇妓で書いてみた。
天元君小学6年生、妓夫太郎君小学1年生その日は新入生歓迎遠足の日だった。遠足は慣例によって、6年生が1年生と手を繋いで目的地まで行く事となっているのだが…
「…」
6年生宇髄天元は顔を顰めていた。何故なら…
「俺後藤って言うんだ。今日はよろしくなー」
「よ、よろしくお願いしますっ。しゃばなぎゅうたろうです」
同じクラスの後藤が自身の最愛の相手・妓夫太郎の相方だった為である…。この相方は出席番号で決まる為しょうがないのだが、天元は諦めきれなかった。
出発の校長先生の挨拶までもう少しの時に、天元は後藤を手招きする。手招きされた後藤は素直に天元の元にやって来たが、後藤は後にそれを後悔した。
「なぁ後藤…」
「ん?」
「替 わ れ」
「…は?」
後藤の肩にポンッと手を置いては、天元は後藤に満面の笑顔でそう告げる。いや、脅してきたと言った方が正しいか。その満面の笑顔には間違いなく、威圧が込められていたのだから…。
1107「…」
6年生宇髄天元は顔を顰めていた。何故なら…
「俺後藤って言うんだ。今日はよろしくなー」
「よ、よろしくお願いしますっ。しゃばなぎゅうたろうです」
同じクラスの後藤が自身の最愛の相手・妓夫太郎の相方だった為である…。この相方は出席番号で決まる為しょうがないのだが、天元は諦めきれなかった。
出発の校長先生の挨拶までもう少しの時に、天元は後藤を手招きする。手招きされた後藤は素直に天元の元にやって来たが、後藤は後にそれを後悔した。
「なぁ後藤…」
「ん?」
「替 わ れ」
「…は?」
後藤の肩にポンッと手を置いては、天元は後藤に満面の笑顔でそう告げる。いや、脅してきたと言った方が正しいか。その満面の笑顔には間違いなく、威圧が込められていたのだから…。
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MEMO自分で前に呟いたネタ。リクでももらったから、とりあえず一場面だけちょっと書いてみた。健ちゃんの嘘を聞き分けちゃって、過去の父親のことがフラッシュバックする深くん。
未定思わず、力一杯手で耳を塞いだ。圧迫された耳からはごうごうと風が吹いているかのような音が響いている。目を閉じる間際、高槻と佐々倉が何かを言っているのが見えたけれど、その声も風の音に邪魔されて今の自分には聞こえない。
もはや掴むようにして押さえている手に触れる耳が心底疎ましい。この耳は自分を育ててくれた家族でさえ壊した呪いの産物だ。尚哉から多くのものを奪ったこの耳は、たった今やっと得られた居場所ですらも壊そうとしている。
(聞きたくて聞いてるんじゃ無い!)
いつだって、この耳が聞き分けた嘘は誰かを傷つけてしまう。
(こんな耳聞こえなければ良いのに…!!)
急に強い力で腕を掴まれて、ハッと目を開ける。
もう何も聞きたくなくて、必死で耳を押さえていたのに、高槻がひどく焦った表情で腕を外してくる。抵抗しようにも、鍛えている高槻と非力な自分の腕力ではどうしようもできない。
541もはや掴むようにして押さえている手に触れる耳が心底疎ましい。この耳は自分を育ててくれた家族でさえ壊した呪いの産物だ。尚哉から多くのものを奪ったこの耳は、たった今やっと得られた居場所ですらも壊そうとしている。
(聞きたくて聞いてるんじゃ無い!)
いつだって、この耳が聞き分けた嘘は誰かを傷つけてしまう。
(こんな耳聞こえなければ良いのに…!!)
急に強い力で腕を掴まれて、ハッと目を開ける。
もう何も聞きたくなくて、必死で耳を押さえていたのに、高槻がひどく焦った表情で腕を外してくる。抵抗しようにも、鍛えている高槻と非力な自分の腕力ではどうしようもできない。
ギギ@coinupippi
REHABILIココイヌが事故物件住む話の導入部分だけ書いてみた。続くかも知れない。
事故物件に住むココイヌ 何時までもアジトを寝ぐらにしてる乾の事を気に掛けて、何処かまともな場所で寝食をと考えた。とはいえ、乾は焼けて無くなってしまった実家や関係が悪化した両親の元には戻れない。
となると、ここは自分が動くしかない。このままで居たらこのボロい雨風凌げる程度のアジトで乾に冬を過ごさせる事になってしまう。
そんな事、とてもじゃないが九井は見過ごせる訳がなかった。真冬の寒さの中、震えて薄い毛布に包まり耐える乾の姿を想像したら…弱音を吐かない乾はきっと痩せ我慢をするに違いない。
それで風邪でも引かれたらたまったものではない。乾にはせめて体くらい健康に居て欲しい。そう思ったら行動は早かった。
九井の"仕事"相手の中からどうにか未成年の身でも保証人等を通さず、また収入面や職場にも言及されないようなそんな物件を紹介してくれないかと無理難題を依頼した。
2630となると、ここは自分が動くしかない。このままで居たらこのボロい雨風凌げる程度のアジトで乾に冬を過ごさせる事になってしまう。
そんな事、とてもじゃないが九井は見過ごせる訳がなかった。真冬の寒さの中、震えて薄い毛布に包まり耐える乾の姿を想像したら…弱音を吐かない乾はきっと痩せ我慢をするに違いない。
それで風邪でも引かれたらたまったものではない。乾にはせめて体くらい健康に居て欲しい。そう思ったら行動は早かった。
九井の"仕事"相手の中からどうにか未成年の身でも保証人等を通さず、また収入面や職場にも言及されないようなそんな物件を紹介してくれないかと無理難題を依頼した。
まっぴーの残念創作
REHABILI【楽の日記 6日目/颯の闇】楽の日記というタイトルではありますが、今回は楽ちゃんの幼なじみで同期で兄弟弟子でもある颯ちゃんの日記です。楽が思う颯と颯が思う楽のすれ違いが書いてみたかったので。
本編に直結している内容なので、ひとりで勝手に切なくなってしまいました。今回も暇つぶしになれば。
楽の日記 6日目/颯の闇 私には自信があった。
馬術も武術も読み書きも全てにおいて同期たちより卒なくこなせ何でも一番である自信。睿様や先輩方もそのように認めて下さるし、兄弟姉妹たちからは羨望の眼差しを向けられる。いつからなのか。その心地よさに慣れてしまっていたといえば否定できない。だが当然だと思った。事実私は優秀だ。否定できる者がいるか?
しかし物心ついた頃から私の隣にいた楽は全くの正反対だった。体も小さくて自分たちより少し幼く見えた楽は何をやっても上手くできない。いつも私の後にぴったりとくっついて離れず、何をやるにも見よう見まねで私に食いついてきた。そして人よりずっと遅れて出来た時覚えた時、彼はまず私に報告をしてきたのだ。満面の笑みで。最初は鬱陶しかった。私まで不出来に見えるのではと思った。しかしそれが私の引き立て役になると気付いた時、初めて兄弟弟子としての愛情が沸いた。だからそう割り切ってからは楽の隣はとても居心地が良かった。優越感からだとわかっている。私はなんと狡い男なんだろう。
3253馬術も武術も読み書きも全てにおいて同期たちより卒なくこなせ何でも一番である自信。睿様や先輩方もそのように認めて下さるし、兄弟姉妹たちからは羨望の眼差しを向けられる。いつからなのか。その心地よさに慣れてしまっていたといえば否定できない。だが当然だと思った。事実私は優秀だ。否定できる者がいるか?
しかし物心ついた頃から私の隣にいた楽は全くの正反対だった。体も小さくて自分たちより少し幼く見えた楽は何をやっても上手くできない。いつも私の後にぴったりとくっついて離れず、何をやるにも見よう見まねで私に食いついてきた。そして人よりずっと遅れて出来た時覚えた時、彼はまず私に報告をしてきたのだ。満面の笑みで。最初は鬱陶しかった。私まで不出来に見えるのではと思った。しかしそれが私の引き立て役になると気付いた時、初めて兄弟弟子としての愛情が沸いた。だからそう割り切ってからは楽の隣はとても居心地が良かった。優越感からだとわかっている。私はなんと狡い男なんだろう。
まきまき
PAST絵じゃないですが🙃以前書いた# 夏という言葉を使わずに夏を一人一個表現する物書きは見たらやる × ゆうわた で書いてみたやつです。センシティブな内容は特に書いてないと思います。
ユは代謝がいいので絶対汗っかき🥰
「っ寒……」
腕がひやりとする感覚に意識が押し上げられる。この感覚はいつまでも慣れない。
心当たりのある方へ視線を移すと、やっぱり。
ユウ、エアコン切り忘れてる。寝る前消してって言ったのに。通りで寒いわけだよ。
エアコンはこうこうと唸っている。
明け方。四時二十二分。
カーテンに透ける外は、既に少し明るいけど雀が鳴くにはまだ早いかな。
起きる時間まであと……四時間もないけど、それまで休ませてあげよう。ヘッドボードに手を伸ばしてリモコンをなんとか捕まえる。ピ、という電子音を合図に、エアコンは待ってました、と羽をしまった。
ふと、隣でぐーすか眠る恋人に目を向ける。僕はこんなに寒いのに、悔しい程かっこよくついた筋肉のせいでかけらも寒くないらしい。年の割に、寝顔は幼くて、何だか気が抜ける。
720腕がひやりとする感覚に意識が押し上げられる。この感覚はいつまでも慣れない。
心当たりのある方へ視線を移すと、やっぱり。
ユウ、エアコン切り忘れてる。寝る前消してって言ったのに。通りで寒いわけだよ。
エアコンはこうこうと唸っている。
明け方。四時二十二分。
カーテンに透ける外は、既に少し明るいけど雀が鳴くにはまだ早いかな。
起きる時間まであと……四時間もないけど、それまで休ませてあげよう。ヘッドボードに手を伸ばしてリモコンをなんとか捕まえる。ピ、という電子音を合図に、エアコンは待ってました、と羽をしまった。
ふと、隣でぐーすか眠る恋人に目を向ける。僕はこんなに寒いのに、悔しい程かっこよくついた筋肉のせいでかけらも寒くないらしい。年の割に、寝顔は幼くて、何だか気が抜ける。
みすみ
DONE同学年のアダ暦(愛暦)を書く練習に、書いてみたかった頭痛もちの🌺くん設定も追加して書いてみた習作。折角なのでこそっと投稿。同じ学校の同級生パロ。🌺くん視点。
書いてて楽しくなったので、調子に乗って❤️さん視点も書いてしまいました☺️💦
なんでも許せる方向けです。
そのぬくもりに、癒されて side R 授業と授業の合間。
束の間の自由に賑わう教室で、次の授業で使う教科書を出しながら、チリ、とこめかみの辺りを掠めた痛みに暦は顔を顰めた。
窓の外を見上げると、黒い雲が重たく広がっている。五月に入ってすぐ梅雨入りした沖縄では、六月に入っても連日じっとりと湿気の多い空気と、重たい雲、突然の雨がセットでやってくる。
チリチリと強くなってきた感覚に思わずきつく目を閉じて、次の授業は寝て過ごそうと決めると、教科書を申し訳程度に立ててもぞりと己の腕を枕に机に伏せた。
なんとか授業をやり過ごし、明確に痛みを主張し始めた頭を片手で抑えながら、弁当箱を片手にふらりと教室を出る。授業中に降りだした雨はまだ勢いが衰えず、このまま暫く降りそうだ。
4476束の間の自由に賑わう教室で、次の授業で使う教科書を出しながら、チリ、とこめかみの辺りを掠めた痛みに暦は顔を顰めた。
窓の外を見上げると、黒い雲が重たく広がっている。五月に入ってすぐ梅雨入りした沖縄では、六月に入っても連日じっとりと湿気の多い空気と、重たい雲、突然の雨がセットでやってくる。
チリチリと強くなってきた感覚に思わずきつく目を閉じて、次の授業は寝て過ごそうと決めると、教科書を申し訳程度に立ててもぞりと己の腕を枕に机に伏せた。
なんとか授業をやり過ごし、明確に痛みを主張し始めた頭を片手で抑えながら、弁当箱を片手にふらりと教室を出る。授業中に降りだした雨はまだ勢いが衰えず、このまま暫く降りそうだ。
よーでる
PROGRESS二次創作の初稿をぱぱっと書いてみるテスト。DOD2でずっと書いてみたかったネタ。続きます。封印破壊後、マナ発狂中。
罪の終わり、贖いの果て(1) 自分が赤黒い洞に佇んでいるのに気づいて、マナは不安に空を仰いだ。頭上に広がる闇が重くのしかかり、胎動する紅が自分を小さく押し潰そうとする。
ああ、ここは、わたしの心の中だ。
自分が逃げ出したのを悟って、マナは苦く笑った。見下ろした自分の体が、赤いドレスを纏っている。十八年前と同じ、天使の教会の司教としての衣装。
幼い頃は威厳を被せてくれた衣装は、今の自分には淫らがわしかった。成熟した体に赤い布地が貼り付いて、凹凸を顕にする。世界を滅ぼした魔女には相応しい。自覚して、マナは顔を覆った。
罪を償いたかった。十八年前、滅ぼしてしまった世界に。困窮した人々に。何よりも、カイムに。償いきれるものではないと知りながら歩んだ、その道のりは間違いだった。
653ああ、ここは、わたしの心の中だ。
自分が逃げ出したのを悟って、マナは苦く笑った。見下ろした自分の体が、赤いドレスを纏っている。十八年前と同じ、天使の教会の司教としての衣装。
幼い頃は威厳を被せてくれた衣装は、今の自分には淫らがわしかった。成熟した体に赤い布地が貼り付いて、凹凸を顕にする。世界を滅ぼした魔女には相応しい。自覚して、マナは顔を覆った。
罪を償いたかった。十八年前、滅ぼしてしまった世界に。困窮した人々に。何よりも、カイムに。償いきれるものではないと知りながら歩んだ、その道のりは間違いだった。
K_8WA
DONEハイプトオク『再会は正午、ターミナルで』https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17529969
これの続きとして書いたものです。恋人同士で同棲中のふたり。蛇足かもと思いつつ、ハイプトの感情も書いてみたくなって書いちゃいました。校正前で読みにくいと思いますが、楽しんでもらえたら嬉しいです! 6859
haribote_san
DOODLEグッズを受けてざかざかーと書いてみたくらおうです。大学生だしモブがいます。ふわり。寝坊して慌てて家を出てきたせいで朝食を抜いてきた身にはあまりに毒な、柔らかく甘い匂いが鼻腔をくすぐった。くそう。心の中で毒づく。猛ダッシュしてなんとか授業開始十分前に滑り込めた真面目な学生になんて仕打ちだ。これならばコンビニにでも寄れば良かったかもしれない。遅刻しなくて良かったという安堵が少しずつ後悔に傾きはじめたその矢先。
「……」
ちらりちらりと自らに視線が向くのはわかるが勘弁してほしい。だが自らの腹の虫は制御できるものでもない。くそう。再び心の中で毒づく。今日は厄日だ、そうに違いない。俯きながら思わず下唇を噛む。
「……その」
「……あ、俺?」
「ああ、もしよかったら、これを貰ってくれないか」
1848「……」
ちらりちらりと自らに視線が向くのはわかるが勘弁してほしい。だが自らの腹の虫は制御できるものでもない。くそう。再び心の中で毒づく。今日は厄日だ、そうに違いない。俯きながら思わず下唇を噛む。
「……その」
「……あ、俺?」
「ああ、もしよかったら、これを貰ってくれないか」
china_bba
DONE #140字まいにちサカキ様 で毎日書いてて、もう少し書いてみたいなと思ったお題を少し長く書きました同じような事は今後もやると思います
サカキ×夢主♀
ふたりぼっち ジムリーダーとして、挑戦者やトレーナーと話している時。ロケット団の総帥として、部下達と話をしている時。しばしば、どうしようもなく大きな感情に包まれる。
果てのない暗闇。終わらない砂漠の道。きっとこれは孤独、というものだ。
戯れに、女に打ち明けてみたことがある。真面目に、かと言って暗くなる訳でもなく、落ち着いて話を聞いてくれた。
「なんだか、わかる気がする。
人をたくさん引き寄せる力を持っているのに、その中には誰一人として、あなたを理解できる人がいないんだ。
ねえ、わたしといる時も、孤独?」
真っ直ぐな目で問いかけてくる。少し悩んだが、嘘は吐けなかった。
「……ああ。そうだ。すまない」
「謝る事ないよ。自覚、あるから。
491果てのない暗闇。終わらない砂漠の道。きっとこれは孤独、というものだ。
戯れに、女に打ち明けてみたことがある。真面目に、かと言って暗くなる訳でもなく、落ち着いて話を聞いてくれた。
「なんだか、わかる気がする。
人をたくさん引き寄せる力を持っているのに、その中には誰一人として、あなたを理解できる人がいないんだ。
ねえ、わたしといる時も、孤独?」
真っ直ぐな目で問いかけてくる。少し悩んだが、嘘は吐けなかった。
「……ああ。そうだ。すまない」
「謝る事ないよ。自覚、あるから。
omoch117
MAIKINGいつもの年上牢と年下刺のコンビを客観的に書いてみたくて始めたもの。年下の牢人と年上の刺客を加えた四人で百鬼九死を突破するまでの、わちゃわちゃバトルしてイチャついてあれやこれやの話。
刺2牢2で、黄昏の分身ステの百鬼九死 パシパシと、頬を叩かれている感触。覚えのあるような、ないような、近いようで全く違う、しかしそれは相棒と同じ声だ。
「おい、起きろ」
急くような言葉に、何か厄介事でも起きたのかと危惧した牢人は、重たい瞼をどうにか抉じ開ける。ところが目の前にいたのは、予想していた男の姿ではなかった。確かに黒い旅人の装束ではあるが、胸元は開いておらず、全体的にしっかりした生地で作られている。
「ようやく、お目覚めか」
うんざりしたような、ホッとしたような、複雑な表情。その声も、顔も、見知った相手とまるで同じではあるが、目の周りのシワなどを注視すれば、年齢はいくばくかこの者の方が上ではないかと思われた。
「お主……何だ?」
8905「おい、起きろ」
急くような言葉に、何か厄介事でも起きたのかと危惧した牢人は、重たい瞼をどうにか抉じ開ける。ところが目の前にいたのは、予想していた男の姿ではなかった。確かに黒い旅人の装束ではあるが、胸元は開いておらず、全体的にしっかりした生地で作られている。
「ようやく、お目覚めか」
うんざりしたような、ホッとしたような、複雑な表情。その声も、顔も、見知った相手とまるで同じではあるが、目の周りのシワなどを注視すれば、年齢はいくばくかこの者の方が上ではないかと思われた。
「お主……何だ?」
kouyamaki
DONEpixivに上げていた読み切りシリーズ。鈴誕に寄せて?あくまでバディな鈴青を書いてみたかったが挫折。カップルにならない鈴薪青。文脈は適当。薪室長、鈴木副室長、駆け出しの青木で。読み切り #9 Cigarette Break「青木、火くれる?」
喫煙所に顔を出した鈴木が、無遠慮にタバコを咥えた口元を近づけてくる。
こういう時、イケメンは罪作りだな。
青木はぼんやり思う。だが、青木も何となく鈴木とのこのキスには慣れてしまった。
青木はすっと鈴木に呼吸を合わせる。
鈴木のチェ・ブランコの先に点った火。
整った鼻筋にほんの一瞬差した赤。
ゆったりと、鈴木の最初の一吸いの香りが広がる。僅かに紅茶のような香ばしさ。
疲れのせいか少々気怠げな様子でも、イケメンはイケメン。
なんだか悔しい。
これじゃ、薪さんが苦労するわけだ。
青木も煙りを吐いて、室長に心から同情する。
薪が大学時代からの親友にして現在は自分の右腕である、副室長の鈴木に微妙な好意を持っているのは、色恋沙汰に疎い青木にもわかる。
3431喫煙所に顔を出した鈴木が、無遠慮にタバコを咥えた口元を近づけてくる。
こういう時、イケメンは罪作りだな。
青木はぼんやり思う。だが、青木も何となく鈴木とのこのキスには慣れてしまった。
青木はすっと鈴木に呼吸を合わせる。
鈴木のチェ・ブランコの先に点った火。
整った鼻筋にほんの一瞬差した赤。
ゆったりと、鈴木の最初の一吸いの香りが広がる。僅かに紅茶のような香ばしさ。
疲れのせいか少々気怠げな様子でも、イケメンはイケメン。
なんだか悔しい。
これじゃ、薪さんが苦労するわけだ。
青木も煙りを吐いて、室長に心から同情する。
薪が大学時代からの親友にして現在は自分の右腕である、副室長の鈴木に微妙な好意を持っているのは、色恋沙汰に疎い青木にもわかる。
kkkkkkkk801
CAN’T MAKE鶴見←アルファ鯉登←アルファ
月島←オメガ
のおめがばーす鶴鯉月を書いてみたいなと思った
おめがばーす鶴鯉月初めて鯉登音之進が月島軍曹を見た感想は【冴えない小さな男】であった。以前から鶴見により名前は幾度も聞かされており、尚且つ優秀で屈強な兵士と聞いていたので実物を目にした鯉登としては拍子抜けをし、些か信じがたいものがあった。
鯉登が正式に第7師団に入隊が決まったので月島を補佐役に、という紹介の場を鶴見が設けたのだ。鶴見から紹介された月島は軍人の手本というに相応しい敬礼をし、『先程鶴見中尉殿より紹介預かりました月島と申します。僭越ながらこれから鯉登少尉殿の補佐役として就かせて頂きます故、何卒よろしく申し上げます』と落ち着いた声色ながらもはっきりとした語調で言った。鯉登は上から下まで遠慮の無い視線を月島に浴びせながら『ああ、これから宜しく頼む』とだけ少し不服そうな声で答えた。
707鯉登が正式に第7師団に入隊が決まったので月島を補佐役に、という紹介の場を鶴見が設けたのだ。鶴見から紹介された月島は軍人の手本というに相応しい敬礼をし、『先程鶴見中尉殿より紹介預かりました月島と申します。僭越ながらこれから鯉登少尉殿の補佐役として就かせて頂きます故、何卒よろしく申し上げます』と落ち着いた声色ながらもはっきりとした語調で言った。鯉登は上から下まで遠慮の無い視線を月島に浴びせながら『ああ、これから宜しく頼む』とだけ少し不服そうな声で答えた。