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    書いてみた

    悠まひこ

    MOURNINGハリポタパロで突然シリアスな分岐が書きたくなって書いてみたら思ったよりシリアスになったのでプロットから外れるし没にするけど勿体ないので読んでほしい感じの話です。私の中の変態が、一騎くんの悲鳴が聞きたいよぅと突然叫び出しました。

    ※あまりにも唐突に始まって唐突に終わるし、特に続きません。
    ※ニヒト竜がペロの怨霊に影響されています。産まれたての竜は知能が高く、人の心の影響を受けやすい。
    ハリポタパロ 没案のため供養一条の光線が、眼前の竜の翼を貫いた。
    総士は振り返り、杖を掲げる甲洋の姿を捉える。荒れ狂う魔法と、風に煽られた本や建物の残骸が舞う中、正確に翼に一撃を浴びせたのは甲洋のようだ。
    視線が合わさる。二人が抱く懸念は同じだ。竜はこの程度で倒れる程、脆くはない。
    「総士、どうする? あいつ倒してもいい?」
    「待て来主、下手に竜を刺激するな!」
    箒に跨る操を引き留めたものの、どうこの事態に対処すべきかすぐに思いつくわけではない。総士は構えたままの杖を強く握り、歯軋りをした。
    今は物理的な風圧と魔法の乱発ですんでいるが、このままでは竜の魔力は暴走し、周囲への影響がさらに広がってしまう。防御魔法で防ぐにも限界がある。せめて強力な拘束術で動きを封じることができれば、落ち着かせることが可能だろうか。総士と、一騎と、甲洋と、操の四人だけで為せるか。竜を拘束する魔法ともなれば、失敗した時の術の反動はおそらく想像よりずっと大きい。そのリスクを取るよりも、助けが来ることを期待して待つか逃げるのが最善か。
    2834

    かほる(輝海)

    DONEシティーハンター
    冴羽獠×槇村香
    原作以上の関係

    背中合わせに座ってる二人を書いてみたくて、書いてみた(*´ω`*)

    話の中で二人は服を着てませんが、ほぼ会話だけなので全年齢とします。
    We are Buddy. ふと目が覚めてみると、大きな背中が視界に入った。広々と、そして隆々とした、傷だらけの背中。少し背を丸くして、獠はベッドサイドに腰掛けていた。その肩は一定のリズムを刻みながら、静かに上下を繰り返している。あたしは、身体に掛けられていたシーツを払って起き上がった。
     獠の背中には、今夜あたしが残した傷以外にも、生々しい打撲の痕が残っていた。それは、あたしを庇ったがために受けた傷だった。獠はいつも、依頼人やあたしが爆発に巻き込まれたとき、必ず庇ってくれる。その大きな身体を盾にして、爆風や瓦礫から守ってくれるの。今日だって、そうやってあたしを守り、獠は負傷した。
     それが、獠の仕事。それが、獠の生業。あたしも、頭ではわかっている。けれど、こうして獠の背中を見ていると、あたしのせいで傷つけてしまった事実を、改めて突きつけられた気がした。あたしは、獠の背中へ手を伸ばした。でも、その肌へ触れる直前で、あたしの手が止まった。――触れたからと言って、何が変わるのだろう。謝ったって、慰めたって、感謝したって、この傷が消えるわけじゃない。そもそも、獠自身はそんなことを望んでいない。それは、誰よりもあたしが一番よくわかっている。だからあたしは、その傷に触れることも、その傷ついた背中を抱きしめることもできなかった。それならば、せめて――。
    2392

    Sasame

    DONEほらね……現実逃避よろしく、とばかりに書いちゃったよ。
    ツイで書いてたのと違うネタでね!( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ \ \

    甘い系を書いてみたかったからさ……
    I˙꒳​˙)コッソリ


    原作以上の獠香ちゃん。
    「……珍しいわね」
     目の前の光景に思わず言葉が出た。
     依頼人だった女性に誘われて獠が外に出掛けてから四時間。日付が変わる前に獠はアルコールの匂いを纏って帰ってきた。
    「獠、お水」
     リビングのテーブルに突っ伏して眠る獠に声をかけてみたが「う~」と小さく唸るだけで目を開ける様子はない。
    「さて、どうしようか」
     大柄な獠を抱えて部屋へと連れて行くのは困難だ。だからと言って季節の変わり目である今の時期に、このままにしおいて風邪をひかせるのも忍びない。
    「獠、お水ここに置いてるからね」
     獠の顔の近くにペットボトルを置いて部屋へと毛布を取りに行く。
     依頼人の護衛と共に敵の情報を得る為にこの一週間、獠は昼夜問わず動いていた。
    「やっぱり疲れていたのに無理してたのね」
     敵に狙われる怯える依頼人に獠はいつものように『もっこり』を口にして迫り香がハンマーで制裁していた。そして依頼が終わる頃には毎度のごとく依頼人は獠に惚れる。
     獠と香は公私共にパートナーであると告げても依頼人の『一度だけでも冴羽さんと食事がしたい』と懇願する姿に香は『NO』とは言えなかった。
     依頼を受けた時点で二人の関係を 1630

    Dochi_Kochi28

    DOODLEちょっと書いてみた、「FF11 竜騎士ジョブ取得クエスト」のお話です。
    なるべく原作寄りにしていますが、ちょっとだけ変えてあります。

    FF11のミカン好き…竜騎士様に捧ぐ。
    大きな大きなお山がいっぱいある中に、ひときわ大きな大きな竜の骨がありました。

    その骨のちょっとしたくぼみには、今、ふしぎなふしぎな卵がのせられていたのでした。

    「この卵は、ドラゴンの卵かもしれません」
    そう言われた一人の冒険者は、見つけた卵を孵すべくこの大きな竜の骨に来ていたのです。

    まだかな?まだかな…と冒険者は不思議に思いながら、待ち続けました。卵は持ってくる間不思議に暖かいままでした。


    ぱき!ぱきぱき…
    卵が割れる音と一緒に振り向くとそこには、お空みたいに青い色をした体の小さなドラゴンが殻を破っていました。
    不思議なことに、このドラゴンは生まれて間もないと言うのに、自分の翼で空に飛び上がっていたのです。

    でも、すぐにドラゴンは地面へと叩きつけられてしまいました。

    悪い騎士がドラゴンの血を欲しがって、生まれたばかりのドラゴンを剣で切りつけてしまったのです。


    冒険者はすぐにドラゴンの手当てをしました。幸いにも、ドラゴンの傷は深いものではありませんでした。

    そうして駆けつけてきた竜殺しの騎士と一緒に悪い騎士を追いかけました。

    冒険者の背中には怪我をしたドラゴンがい 1132

    高間晴

    DONEフォロワーさんがモさんの語る怖い話を書いていたので自分も便乗して書いてみた。
    全然怖くないけどホラーに全く耐性がない人は一応気をつけてください。
    ■こわいはなし?


     深夜。ルークとモクマがオフィス・ナデシコのキッチンで、夜食に冷凍されていたピザトーストを焼いて食べている。飲み物はコーラだ。行儀悪くも焼けたそばからオーブントースターの前で立ったまま食べているが、それを咎める者はいまここにいなかった。
    「いや~、深夜にこの味は罪ですね。とろけるチーズと絡む酸味のあるトマトソース。こんがりしたサラミの旨味、トーストはカリカリなのに中はふわっとしてて……」
    「ルーク、もう一枚余ってるけど食べる? おじさんが食べるとカロリーオーバーになっちゃうからさ」
     モクマは笑いながら皿に残った最後の一枚を示す。ふたりとも二枚ずつ食べたのだが、五枚入りを全部焼いたのでちょうど一枚余るのだ。
     赤いラベルのペットボトルから口を離して、ルークは元から大きなエメラルドによく似た目を丸くする。
    「ええっ、いいんですか」
    「いいのいいの。その代わりさ、おじさんの昔話聞いてくれる?」
     モクマがペットボトル片手に空いた手をひらひら振りながら笑うと、ルークは一も二もなくうなずいた。
    「モクマさんの話なら頼まれなくても聞きます! むしろ聞かせてください」
    「じゃ 2853

    Oa1n08re1A0hjSp

    DONEファウスト先生が呪屋の仕事をするお話。
    モブがいっぱい出てくるし胸糞の悪い話なのでご注意。
    私だって先生がお仕事してる姿を書いてみたかったんです。
    『真夏の夜の夢』

     あれから、どのくらいの間彷徨い続けて来たかわからない。
     ただ昔馴染みから「嵐の谷に行くといい。あそこには腕のいい呪屋がいるから」と声を掛けられたのだけを覚えている。
     男はその言葉だけを頼りに自我を保っていた。その一筋の希望がなければ、とっくの昔に彼は憎しみに我を忘れ。怪物にでも成り果てて居ただろう。
     呪屋が住むと言うその場所は。
     その名に反してひどく穏やかで、暖かかった。

    「とにかく何か口にしなさい」
     全身黒ずくめの呪屋は、まるで客が来るのがわかって居たかのようだった。
     待ち兼ねるように小屋の扉の前で自分を迎え、招かれるまま椅子に付くと。爽やかな琥珀色の飲み物をすすめられた。机の上にはオートミールのクッキーまで置いてある。
     久しく嗅いでいなかった日常の匂いに、少しばかり心が凪いでいく。
    「そういえば暫く何も口にして居ませんでした」
    「魔法使いとはいえ絶食は良くないな。粥でも拵えてやろうか?」
    「…、いえ。結構です」
     クッキーを口に含み水分で唇を潤すと、ようやっと自分が何をしにここにやって来たのか分かってきた。
     そうだった、自分は誰かを呪いたくて 3231

    ParAI_t

    DONE幻心痛 / クロアス

    なんとなく興が乗ったので、キバコさんが昨日続き見たいって言ってたと思しき話の候補全部書いてみたよシリーズその④

    影とかポケストの町遭遇イベ(心を惑わす魔物)前想定のあれそれ
    この状態のビス殿スキンシップどうなるんだろ、から色々派生しました
    美味しいように設定をあれそれ捏造しているので、色々気にしてはいけない
    ----------------------------------------------------------------------------------------------------































    全ての予定を完了した一日の終わり。
    アステルはクロービスの天幕を訪れていた。
    本日のレースは大荒れに荒れ、怪我を負ったクロービスは中で休んでいるはずだ。

    「クロービスさん、いますか?」

    声をかけるも返事はない。活躍が認められた辺りから、こういった無反応は日常になりつつあった。

    「クロービスさん、いないんですか?」

    中を確認しようと入口に手をかけると、開けるな、と短くも威圧感のある声が響く。アステルは一瞬怯んだものの、話をする絶好の機会にそのまま布を捲った。

    「開けるな、と言ったはずだ」

    強引に入ろうとした気配に気が付いたようで、入口から少し離れた薄暗闇にクロービスはいた。手当ての最中だったのか、上半身はシャツがはだけており、包帯が巻かれた素肌が露わになっている。右胸に固定された布には血が滲んでいた。痛々しさに反射的 1584

    ParAI_t

    DONEmirage / ノア家

    なんとなく興が乗ったので、キバコさんが昨日続き見たいって言ってたと思しき話の候補全部書いてみたよシリーズその③

    幼少期とかどうしよ…って色々悩んだ結果こうなりました
    両親の名前とか祖父母の関係とか、そもそものあの日とか例の件とか、出てきたらもっと捗るから頼んだぜ公式
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    父親に似たのかクロービスは物覚えの早い子だった。喃語から指差し、一語文、二語文と驚くほどのスピードで習得している。
    ただし、身体の発達は年齢並のため、乖離による葛藤も顕著だった。ぐずる理由は大抵その差が原因となっている。なおややこしいことに、見かねた大人が手を貸せば、邪魔をするなと泣き出すこともしばしばだった。
    故に今の状況は、苦節数ヶ月にしてようやく達成された悲願である。

    「…………」

    遠い国の国鳥を模したおまるで、愛らしい額にシワを寄せていきむ我が子を、母親はそっと見守る。長らく跨がるという動作に苦戦し続けていたが、今日は初めてそれを達成する事ができていた。通常であれば、オムツの交換の時間はそろそろだ。順調に進めば夫にまた一つ成長の喜びを伝えられそうである。
    時を待つ間、この気難しい子が大きくなったら、どんな大人になるのだろうと、幾度となく 709

    ParAI_t

    DONE計画的な夜の過ごし方とその破壊 / クロアス

    なんとなく興が乗ったので、キバコさんが昨日続き見たいって言ってたと思しき話の候補全部書いてみたよシリーズその②

    アステルちゃんが図々しいというかふてぶてしくないか?となってしまったが気にしてはいけない
    今回のシリーズで1番平和な話がこれ
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    明日は久し振りに互いに何の予定もない日だった。
    部屋で話をして過ごすのも、城下のカフェに出掛けるのも悪くない。
    だからそれを見越してきっちり二時間前に寝るよう申しつけた。
    そう、指示していたはずなのだが。

    「あ、クロービスさん。お疲れ様です」

    既に寝入っているはずのアステルはベッドへうつぶせになり当然のごとく起きていた。ポテトチップスを片手に、雑誌を読みふけっている真っ最中だ。無造作に晒されている肌は室内灯に照らされている以上に眩しい。
    クロービスは、あまりの光景にどこから注意したものかと溜め息をつく。

    「寝るのではなかったのかね」
    「『すぐ』っておっしゃってたので待ってようと思って」
    「むぅ……。眠る直前に間食はよしたまえ。一人で一袋も食べたらカロリーオーバーだ」
    「これ三袋目です」
    「……読むなら座って読みたまえ」
    「雑誌はこうやって読むのが楽 1116

    ParAI_t

    DONE※死ネタ
    継がれるべきは / 三柱

    なんとなく興が乗ったので、キバコさんが昨日続き見たいって言ってたと思しき話の候補全部書いてみたよシリーズその①
    元ネタの影響で私にしては珍しくビス殿が死んでる話になります。今回のシリーズだと二番目に暗いお話かなぁ。
    初めて書く三柱の話これでいいのかしらん、てなったけどそういや大昔にクリスマス書いてたから何も問題ないな←
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    第三次グランロット攻防戦。
    長きに渡る戦いは、ある黒魔道士の死をもって一応の終結を迎えていた。
    葬儀は国を挙げてしめやかに行われ。
    空いた席は生前目にかけていた者が座る事が決まり。
    そうして、彼の掲げた理想は日常と同化しつつある。
    苦楽を共にした二人の時を、あの日に置き去りにしたままで。

    「次の魔道士長は、どんな人になるのだろうね」
    「そうですねー。穏やかな人柄だとは聞いていますがー」

    リーンハルトとサシャは、この部屋の次の主を話題にしつつ、遺品の整理を続ける。元々私物の少ないクロービスの元執務室は、手をつけてしまえばあっさりと片付いていった。部屋に差し込む日の高さは、つい先ほど数ヶ月振りに入った時とそう変わってはいない。

    「あっ、これはレジェンドラの遺跡で発見した石版ですねー」
    「興味ないって言っていたのに取っていたのか」
    「確か魔法薬の付け置きには使えそ 1160

    マママ

    MOURNING昼間話してた殺人ルツ書いてみた①
    これは類バージョン
    司バージョンも書いてますが上がるかは……()
    君と共犯〜類の場合〜



    「なにを、している?」

    「……見られてしまったかい」


    類は作業の手をやめて司の方を見る。司は、顔を青くして類を見るそれはそうだ。


    類が触っていたのは、ヒトだったのだから。


    返り飛んだ血飛沫を見て司は、ああ、これは類がやったのだと否が応でもわかり、震える声を絞り出した。


    「なに、してんだよ……ッ」

    「……ごめんね。流石の司くんにも話せないよ」

    「なぁ、オレが何も知らないとでも思っていたか……?こいつ、ストーカーだろ…オレの……」

    「……。」

    「なぁ、なんで、ッ類が」

    「来ないで。」


    類は近寄ろうとする司に声を張って静止した。


    「だめだよそれ以上入れば司くんがこれを見たことになる。……帰って、もう僕のことは、」

    「そんなの…できるわけないだろ……?!」

    司はグッっとこぶしに力を込めて握っていた。

    そしてポツリと

    「類……一緒に逃げよう、このまま消えろだって……?お前のことを忘れろだって……?無理に決まっているだろう?!?!」

    「でも、僕は君にまだ輝いていて欲しいんだ。そんな君を引きずりこませるなんてできない。君はまだ 1370

    nnym_blackstar

    REHABILIR/E/D見てて思いついた、敵対するスパイ同士の恋的なやつをジェイドで。
    書きたいとこだけ書いてみたけど、ほんとにこういうのがっつり読んでみたい。
    「ごめんね、ジェイド」
    綺麗な笑顔だった。
    次の瞬間走った痛みに咄嗟に視線を下げて、自分の胸に突き立てられた銀色を見つけなければ。
    それを握っていたのが、彼女の嫋やかな手でなければ。
    きっと、惹かれてやまなかった美しい表情だったのに。

    わかっていたのだ、いつかこういう日が来ることは。
    自分も、彼女も、掌の上で他者の命を弄ぶ存在で。
    その対象がいつお互いになるともしれないと承知の上で、それでも触れずにはいられなかったのだから。
    よろり、と一歩下がる。
    胸に深く突き立ったナイフをよく見れば、鈍く輝く銀にうっすらと紫色がまとわりついていた。
    ――毒、か。
    さすが、用意周到なことだ。
    単に胸を刺しただけでは飽き足らず、確実に命を奪うよう念を入れているとは。
    じわりと胸に沁みだした液体はそのままに、顔を上げる。
    ほんの数秒前まで、離れたくないとばかりに強く自分の首に腕を絡めて、想いの深さを刻むように蕩けた瞳で唇を重ねていた彼女は、今やその顔から一切の表情を消してこちらを見つめていた。
    ――嗚呼。
    視界が滲む。
    身体の末端から徐々に力が入らなくなって、更によろけた身体は欄干にぶつかった。
    背後に 1909