独白
住めば都
DONEあくねこ、ハナマル夢(?)※本編2.5章、水龍の唄、ワインフェスティバルの内容に触れています。
時系列的にはワインフェスティバル8話のあと。イベストを読み返していて感じたことをこねこねしました。捏造過多です。
独白なので夢と言っていいものかわかりませんが、考えているのは主様のことなので一応夢ということにしておきたい。
ないものねだり 宛てがわれた宿の一室でベッドに身を横たえたハナマルは、酒精が入ったわりに冴えてしまった目で、ぼうっと天井を眺めた。ついと利き手を天に伸ばす。緩く拳を握ると、掴んでおきたかった大事なものの記憶が脳裏を駆け抜けた。
感傷的な気分になっているのは、ルカスを相手に過去の話をしたからだろう。まさか中央の大地に、燃え尽きた郷里のことを知っている人間がいるとは思わなかった。
「百年経てば、か……」
刺青を消したいと相談したハナマルに、刻まれた印は消えずとも人々の記憶のほうが風化すると、ルカスは言った。確かにそうだとハナマルも思った。
だが、背に負った龍の意味を知るものがいなくなるのにそれだけ年月がかかるのだとすれば、彼が唯一と定めた主人がハナマルの出自を知る日が、いずれやってくるかもしれない。
1326感傷的な気分になっているのは、ルカスを相手に過去の話をしたからだろう。まさか中央の大地に、燃え尽きた郷里のことを知っている人間がいるとは思わなかった。
「百年経てば、か……」
刺青を消したいと相談したハナマルに、刻まれた印は消えずとも人々の記憶のほうが風化すると、ルカスは言った。確かにそうだとハナマルも思った。
だが、背に負った龍の意味を知るものがいなくなるのにそれだけ年月がかかるのだとすれば、彼が唯一と定めた主人がハナマルの出自を知る日が、いずれやってくるかもしれない。
Haku825
PROGRESS冰九。『廻り、辿り、還る。(仮)』
永遠を生きる冰哥×転生記憶曖昧九。
(冰秋の世界線とは繋がってません。)
描きたいところだけ描いていくスタンス。
●出会い(再会)編
よくある拾いネタだけどこの二人はこの再会で描きたかった!
▼2023/9/3〜10/21
描きたいところ一個目終わり。
▼11/20
哥の独白3枚追加。
(パスワード:キャラ崩壊の小英字3文字) 10
琴事。
MOURNING1DEAというCoCシナリオのHO4として作られた子、コハクくんの独白です。1DEAまだ行ったことない人・今行ってる人は読まない方がいいです。今ご一緒してる人たちは読んで大丈夫です
SS名刺メーカーさまで作成しました。
パスワードはシナリオ名(# は除く)です。
琴事。
MOURNING事前導入ののちPCの解像度あげておきたいな~~と思って色々考えていたら気づけば出来上がっていました なんで??1DEAというCoCシナリオのHO4として作られた子、コハクくんの独白です。1DEAまだ行ったことない人は読まない方がいいです。
パスワードはシナリオ名(# は除く)です。 2460
w4_kb8
REHABILI【ある意味死ネタのらくがき】金田一少年の事件簿の劇伴が好きでたまに流してるんですけど、哀歌っていう犯人独白ソングが流れてくると「ngroちゃんのどっちかが何かの悪意によって不慮の死を遂げて、残された方が復讐に走るも真相を暴かれて狂気笑顔or虚無顔で故人への愛を語りまくる図」みたいなのが浮かぶう〜萌ええ〜と思って描いてみたけどあれだ…相変わらず萌えと解釈がズレてるのでポイピクOrr_Ebi
TRAINING※結ばれない沢深※モブ深、深モブ描写あり※モブが喋る※沢北は電話のみの登場※ほぼ深津の独白深津が沢北への気持ちを昇華させないまま大人になってずっと苦しむ話です。
ブロークンハート彼氏と別れた。良い男だったが、浮気していた。深津が把握しているだけで5回目だった。
なるほど、この人は本物じゃないな、と思った時に、自分の気持ちももう彼には無いと確信して、別れた。
一年の付き合いだったが、別れた話の直後はそれなりに落ち込んだりして、感傷に浸ったりもしていた。
車を走らせて海辺に来てしまうくらいには。
深津は滲んだ目元を拭う。
夜の海は風が冷たくて、波の音だけがして静かで不気味だった。
「1番あいつに似ていた…」
こぼれた言葉は風に巻き上げられて消えていく。
あいつ、と、1人きりなのにいまだに名前を声に出すこともできない。
この海を挟んだ、大陸の先にいる男。
ずっと、深津の心の中にいる男。
沢北への恋は叶わないのだ。
6695なるほど、この人は本物じゃないな、と思った時に、自分の気持ちももう彼には無いと確信して、別れた。
一年の付き合いだったが、別れた話の直後はそれなりに落ち込んだりして、感傷に浸ったりもしていた。
車を走らせて海辺に来てしまうくらいには。
深津は滲んだ目元を拭う。
夜の海は風が冷たくて、波の音だけがして静かで不気味だった。
「1番あいつに似ていた…」
こぼれた言葉は風に巻き上げられて消えていく。
あいつ、と、1人きりなのにいまだに名前を声に出すこともできない。
この海を挟んだ、大陸の先にいる男。
ずっと、深津の心の中にいる男。
沢北への恋は叶わないのだ。
あいぐさ
TRAINING2部後、修行を頼みにいくファの話。軽いフィガファウ、ほぼファの独白。緊張していたらいいな〜違再度 夜空のような暗いカーテンが引かれた隙間から溢れる青い光。びっちりと締められているはずなのに細い隙間があるのは風の悪戯だろう。正確には、問題が分からないとドアを叩き勢いよく入ってきた昼間のシノのせいである。
静かにしろと宥めつつ、その行為はきっと意味をなさない。同じ階の住民はきっと騒音すら楽しむ愉快な人たちなのだ。この注意は、世間一般の不安定で流動的なマナーのようなものだろうか。
勇ましく入ってきた彼の思考の絡まりをゆっくりと解いていけば、どこか気難しい顔が徐々に晴れやかになっていく。
分からないところ、もう一度、ゆっくり、丁寧に。そうすれば彼は礼を言いバタバタと部屋を出ていった。
全く、忙しないものだ。けれど悪くないと思う自分もいる。それだけ絆されているのだろうか。久しぶりの感覚だ。
1958静かにしろと宥めつつ、その行為はきっと意味をなさない。同じ階の住民はきっと騒音すら楽しむ愉快な人たちなのだ。この注意は、世間一般の不安定で流動的なマナーのようなものだろうか。
勇ましく入ってきた彼の思考の絡まりをゆっくりと解いていけば、どこか気難しい顔が徐々に晴れやかになっていく。
分からないところ、もう一度、ゆっくり、丁寧に。そうすれば彼は礼を言いバタバタと部屋を出ていった。
全く、忙しないものだ。けれど悪くないと思う自分もいる。それだけ絆されているのだろうか。久しぶりの感覚だ。
mm_261
DOODLE未来/独白 昔のオレはとにかく甘えん坊で泣き虫で、よく両親に引っ付いては泣いていた。
何が怖かったのだろう。
強く逞しい父がいて、しっかり者で優しい母もいて……今にして思えばあれほど無防備でいられた日々なんてなかったはずなのに。
何がつらかったのだろう。
転んだ痛み。擦りむいた手のひら。遠い日のそれに比べたら、涙なんていくら流しても足りないほど傷付いたのに。いつしかオレは泣かなくなった。
痛くないわけじゃない。つらくないわけじゃない。怖くないわけじゃない。
誰かの前で格好をつけたかったわけでも、強かったからでもない。
泣いていたら前が見えない。それだけだった。
292何が怖かったのだろう。
強く逞しい父がいて、しっかり者で優しい母もいて……今にして思えばあれほど無防備でいられた日々なんてなかったはずなのに。
何がつらかったのだろう。
転んだ痛み。擦りむいた手のひら。遠い日のそれに比べたら、涙なんていくら流しても足りないほど傷付いたのに。いつしかオレは泣かなくなった。
痛くないわけじゃない。つらくないわけじゃない。怖くないわけじゃない。
誰かの前で格好をつけたかったわけでも、強かったからでもない。
泣いていたら前が見えない。それだけだった。
yugami0707
DONE海🐓の独白
幼い頃の思い出と、海に思いを馳せる🐓
米津玄師さんの「地球儀」という歌の歌詞をイメソンとして参考にさせて頂きました
ウェブボで教えて下さった方、ありがとうございます!
⚠️本編結末のネタバレあり
パス英字数字(6文字) 3
くさかべ
TRAINING最近マガミケイゴを曇らせていないことに気付いたので、モイ←ケイの独白です。短い。毎日SS8/17 届かない想いは、捨ててしまった方がいい。
ニコはモリヒトが好きだ。そして、本人は気付いていないが、モリヒトもニコのことが好きだ。
二人の結びつきは深い。そこにつけ入る隙がないことはわかっている。そもそも、どうにかしたいだなんて、思ってもいない。思っては、いけなかった。
(不毛だよな……)
机の片隅に置いたビー玉を取る。ちょっとした騒動を引き起こした、なんの変哲もないビー玉だ。
親指と人差し指で気泡の入ったビー玉をつまみ、照明に透かす。今となっては、何がそんなに良かったのかも思い出せず、呆れた笑みがこぼれた。
一人の時間は嫌いだ。余計なことばかり考えてしまう。階下では団欒しているのだろうが、今日はそこに混ざる気になれない。
1030ニコはモリヒトが好きだ。そして、本人は気付いていないが、モリヒトもニコのことが好きだ。
二人の結びつきは深い。そこにつけ入る隙がないことはわかっている。そもそも、どうにかしたいだなんて、思ってもいない。思っては、いけなかった。
(不毛だよな……)
机の片隅に置いたビー玉を取る。ちょっとした騒動を引き起こした、なんの変哲もないビー玉だ。
親指と人差し指で気泡の入ったビー玉をつまみ、照明に透かす。今となっては、何がそんなに良かったのかも思い出せず、呆れた笑みがこぼれた。
一人の時間は嫌いだ。余計なことばかり考えてしまう。階下では団欒しているのだろうが、今日はそこに混ざる気になれない。
yugami0707
DONER村の兄弟のおはなし7「おわりとはじまり」🐓👓同軸リバシリーズ
左右なし、エピローグ
⚠️映画本編の内容と結末に合流しています
ヒロインと敵存在、死ネタあり
🐓の独白は完全自己解釈
パス英字数字(6文字) 7
nekohiyuu
DOODLE「あなたの恋を宝石にしてみた」ガチャで「瑠璃くん」の結果が黒真珠だったのを見て、勢いで。パール様の全部を繋ぎ止めたい瑠璃くん。
そんな気持ちが全部相手に届けばいいのにとかそんな感じの瑠璃くんの独白。
勢いだけだからいつもより雑!!www
…書きながら、それでも今のパール様は他でもない瑠璃くんがいるから命をかけられるのかもしれないと思ってみたりする瑠璃パ。 573
水面🦔(焼き蜜柑)
DONE🌀あらしの日、せいりおすの過去話りこれ本編にてせんせーが騎士になるまでがお出しされたし煎じてみるかと書いたねた🙏最初は独白ですが途中から相棒様に道を照らしていただきました...いつかりこれのわちゃわちゃ楽しい季節魔鏡が来ると願って.........頼む~~~!!!
もちねこ
DONES2の最終話後のクロウリーの独白。本編未視聴の方にはオススメしません。
裏テーマは「お前が孤独でなければいいなんて、嘘でも言ってやれない」です。
PWは例の数字+例の英字です(計6字) 4
A_wa_K
DONE幼い頃に誰かを探し続けていた自分を懐古するアオガミさんと出会った後の少年の独白。探し人 幼い頃、己が頻繁に迷子になっていたことを少年は覚えている。
絵本に熱中している間だけは大人しくしているので、両親が頻繁に本を買い与えていた。尤も、一度読み終わればどこかへ行ってしまう子供だったのだが。
たった一人で、ふらふらと。
何かを求めて探し回るように。
「少年?」
そんな過去の己の姿を思い出しながら、少年は隣を歩むアオガミを見上げた。突然、少年から向けられた視線に彼の半身は首を傾げる。
――両親に見つけられると、大泣きをする子供でもあった。
自分はそんなに寂しかったのだろうか、と。少年にとっては迷子になっていた理由よりも不思議であった泣いていた理由。今ならば分かる、その原因。
「アオガミがいるなぁって、思っただけだよ」
485絵本に熱中している間だけは大人しくしているので、両親が頻繁に本を買い与えていた。尤も、一度読み終わればどこかへ行ってしまう子供だったのだが。
たった一人で、ふらふらと。
何かを求めて探し回るように。
「少年?」
そんな過去の己の姿を思い出しながら、少年は隣を歩むアオガミを見上げた。突然、少年から向けられた視線に彼の半身は首を傾げる。
――両親に見つけられると、大泣きをする子供でもあった。
自分はそんなに寂しかったのだろうか、と。少年にとっては迷子になっていた理由よりも不思議であった泣いていた理由。今ならば分かる、その原因。
「アオガミがいるなぁって、思っただけだよ」
yue.sunet
REHABILIパロディですamazarashi 様の「独白」を94ロナドラで風味づけしてみました
歌詞を好き勝手自己解釈で改竄しておりますので、苦手な方はご注意ください
あくまで二次創作です 4
ya_so_yan
DOODLEコルさんが🔔姐さんを×しかける話。コルさんが🔔姐さんを嫌いすぎる。
※いつものコルさんと口調の違う独白があります。
※※めっっっちゃくちゃ🔔姐さんを悪く言います🔔姐さんが好きな人は嫌な気分になるかも※※
(私は姐さん好きです!!)
バドスさんに言及したり、なんとなくキャンコルっぽさもあります。
シネマガの記述を含むような含まないような。 6040
ヒイロシュージ
PAST2018年末に刊行されたヴィラム・オルゲンのアンソロジー「戦場のカフェテリア」に寄稿させて頂いたものです。ドルキマス2直前のヴィラムが過去から今までに想いを馳せながら独白するお話です。何から何まで捏造しかないのでご注意ください。当時ドルキマス3までしか出ていなかったので多少設定に齟齬があります。ご了承ください。
ヴィラム・オルゲンはいいぞ。
【黒ウィズ】【ドルキマス】Reminiszenz その男の追憶「オルゲン!いいかな」
空軍城塞に停泊していた戦艦内で照明の配線確認を行っていた俺は、不意に上官からそう尋ねられた。
別に上官に声をかけられるのは特段珍しいことではない。むしろ俺の上官は、どちらかというと機会を見ては話しかけてくるタイプの人間だった。俺は自分自身を人付き合いが良い方だとは思っていないが、不思議なことに彼が話しかけてくるのは嫌いではなかった。
男の名はブルーノ・シャルルリエ。ドルキマス空軍第三艦隊副司令官の彼こそが、俺の直属の上官だった。驚く程良く通る声の持ち主で、どんな過酷な戦場からも生還することから「不死身のシャルルリエ」という二つ名もついている。第三艦隊はドルキマス人だけでなく素性が怪しい奴や問題児が集まる「ならずものの外人部隊」ということもあってか(先に断っておくが俺はあくまで整備兵として第三艦隊に配属されたのであってこの限りではない)、大体の連中は彼をブルーノさんと気さくに呼んでいる。俺も公の場では閣下と呼んでいるが、そうでないときは「さん」付けをしていた。酒癖が悪いのが玉に瑕で…これ以上はよしておいたほうがいいだろう。
6761空軍城塞に停泊していた戦艦内で照明の配線確認を行っていた俺は、不意に上官からそう尋ねられた。
別に上官に声をかけられるのは特段珍しいことではない。むしろ俺の上官は、どちらかというと機会を見ては話しかけてくるタイプの人間だった。俺は自分自身を人付き合いが良い方だとは思っていないが、不思議なことに彼が話しかけてくるのは嫌いではなかった。
男の名はブルーノ・シャルルリエ。ドルキマス空軍第三艦隊副司令官の彼こそが、俺の直属の上官だった。驚く程良く通る声の持ち主で、どんな過酷な戦場からも生還することから「不死身のシャルルリエ」という二つ名もついている。第三艦隊はドルキマス人だけでなく素性が怪しい奴や問題児が集まる「ならずものの外人部隊」ということもあってか(先に断っておくが俺はあくまで整備兵として第三艦隊に配属されたのであってこの限りではない)、大体の連中は彼をブルーノさんと気さくに呼んでいる。俺も公の場では閣下と呼んでいるが、そうでないときは「さん」付けをしていた。酒癖が悪いのが玉に瑕で…これ以上はよしておいたほうがいいだろう。