空港
⚘⚘⚘
DOODLE探教 / COA探教アンソロ再録表紙と表紙ラフも収録しています(ありがとうございました🙏)
1p目FLRはペレートラ空港(フィレンツェ,伊)の空港コードから取りました…という余談 12
xammaliantex
PAST5/4のスパコミで無配で置いておいた、はじめての海外旅行で香港いきたいなとおもってるひとむけのペーパーです。パスワードは香港国際空港のIATA空港コード、すべて大文字。 8Asahikawa_kamo
DONEとある空港、とあるカフェにて行き交う人々を眺めている小説家のkgmさんと、fwさんの出会いの話です。notV、設定改変捏造有、あとはその他色々あるのでそこら辺大丈夫そうであればどうぞ。
物書きkgmさん ① 空港に訪れる人は皆、上を向いている。電光掲示板を眺めている人、アナウンスに耳を傾けている人、まだ見ぬ景色に胸を高鳴らせている人、帰路の穏やかさに心を落ち着けている人。その双眸はいつでも、星がまたたくようにきらりと輝いている。
そんな人々が少し足早に、時折ゆっくりと歩くのを見つめながら、アナウンスが鳴り響く通行路に面したテラス席で温かなコーヒーへと口をつけているとある男が一人いた。目の前で広げている薄目のノートパソコンには幾つか文面が羅列しており、足元にはボストンバッグが置かれている。膨らんだ鞄の中は今から行くのだろう旅へ向けられた期待や希望が満ち満ちているようだった。男の、アーモンドカラーにまばたく瞳のように。
3984そんな人々が少し足早に、時折ゆっくりと歩くのを見つめながら、アナウンスが鳴り響く通行路に面したテラス席で温かなコーヒーへと口をつけているとある男が一人いた。目の前で広げている薄目のノートパソコンには幾つか文面が羅列しており、足元にはボストンバッグが置かれている。膨らんだ鞄の中は今から行くのだろう旅へ向けられた期待や希望が満ち満ちているようだった。男の、アーモンドカラーにまばたく瞳のように。
noa/ノア
DOODLE[風信&南風✈️] 空港の片隅で桜を見る二人。マリモさんの桜の下の二人が素敵だったので…🥰
少し霞んだ青空に、白に近い薄桃色の花が揺れる。
「綺麗ですね」
眩しそうに見上げるその横顔に、風信も目を細める。
フライト先の空港の隅に綺麗な桜の木が植わっている場所があるらしいので、折り返し便までの間に見に行きませんか? そう南風に聞かれて断るわけはなかった。
仲間に聞いた穴場だと言っていたが、確かに立派な枝ぶりに満開の花をつけた木々は見事なのに、人もおらず、静かに花が揺れている。
「写真だと色が上手くうつらないですね」
花をつけた枝の間に腕を伸ばし、スマホを掲げながら南風が残念そうに言う。花弁の後ろで、南風の袖口の黄色い三本線が見え隠れする。
「これだけ技術が進化しても、自然にはまだ叶わないよな」
1645「綺麗ですね」
眩しそうに見上げるその横顔に、風信も目を細める。
フライト先の空港の隅に綺麗な桜の木が植わっている場所があるらしいので、折り返し便までの間に見に行きませんか? そう南風に聞かれて断るわけはなかった。
仲間に聞いた穴場だと言っていたが、確かに立派な枝ぶりに満開の花をつけた木々は見事なのに、人もおらず、静かに花が揺れている。
「写真だと色が上手くうつらないですね」
花をつけた枝の間に腕を伸ばし、スマホを掲げながら南風が残念そうに言う。花弁の後ろで、南風の袖口の黄色い三本線が見え隠れする。
「これだけ技術が進化しても、自然にはまだ叶わないよな」
HAZURE_Mapo
PAST金カム2021〜22年辺りで描いたものが中心です
最後の3枚は2022年のARスタンプラリーが博物館系だったのが嬉しくて、(前の年は駅とか空港だった)行ったことあるところの紹介として書きました 14
noa/ノア
DOODLE[風信&南風✈️] 空港でみたパイロットさんを風南のネタにさせていただきました。※大部分は捏造です
コックピットに入ってくる人の気配に、南風は振り向いた。
「長かったですね、機長。何か異常でもありましたか?」
出発前の機体の外部点検を終えて戻ってきた風信は、いや、と首を振った。その顔は、まだこれからフライトだというのに、すでに若干疲弊していた。
「外部は何も異常なかったんだが、戻ろうとしたら中に入る扉が開かなくてな」
左側の席に入りながら外を顎で指す。機長席の窓の外に見えている飛行機と搭乗口を繋ぐボーディングブリッジ。その飛行機側の部分に繋がるように、地上から上がるタラップが横づけされている。南風もそちらをちらりと見た。
「ここって、かわったロック方式でしたっけ?」
風信は首を振った。
「いや、別にそうじゃないんだが……なんか調子が悪かったのか押しても引いても全然開かなくて」
2856「長かったですね、機長。何か異常でもありましたか?」
出発前の機体の外部点検を終えて戻ってきた風信は、いや、と首を振った。その顔は、まだこれからフライトだというのに、すでに若干疲弊していた。
「外部は何も異常なかったんだが、戻ろうとしたら中に入る扉が開かなくてな」
左側の席に入りながら外を顎で指す。機長席の窓の外に見えている飛行機と搭乗口を繋ぐボーディングブリッジ。その飛行機側の部分に繋がるように、地上から上がるタラップが横づけされている。南風もそちらをちらりと見た。
「ここって、かわったロック方式でしたっけ?」
風信は首を振った。
「いや、別にそうじゃないんだが……なんか調子が悪かったのか押しても引いても全然開かなくて」
sena_11go
DONE凱風列島四十七(ギャラクシー空港/プリ男様(URL:https://galaxy-a.jimdofree.com/))の二次創作で、北海道さんと青森さんです。今でこそ知った仲の2人だと思いますが、最初の出会いはどのような感じで、お互いどういう気持ちでいたんだろう?というのを想像しながら描きました。
ちゃつぼ
PAST空港から転生に至る幕間の話。2024.8.10-11 今夜帳の中で【6】
雨の庭 雨が降っている。雷も鳴っていた。ゴロゴロと、それは少しだけ心を浮つかせる音だ。荒れた天気を、僕はのんびり眺めている。壁一面に嵌め込まれた窓ガラスの向こう、大きな木があって、枝を揺らしている。風も強い。細い道が南へと伸びているがその先がどうなっているのか、僕は知らない。海があるのかもしれないし、駅があるのかも。日々想像することは違っていて大した問題じゃない。
雨を眺めることは好きだ。心は穏やかで、楽しい。何をするでもないが、恐らく気に入りのソファに沈み、稲光に「お」と声を上げ、時が過ぎるのを待っているのは、退屈とは違っている。
よく飲むのはココアだ。思い出して、ローテーブルからマグを持ち上げ口をつける。照明を落としてみた部屋に閃光が差した。何だか良い雰囲気だ。ココアも美味い。いつも上手く淹れられるのは僕が器用だからだろう。壊すのも得意だけど作るのも僕は上手い。
13080雨を眺めることは好きだ。心は穏やかで、楽しい。何をするでもないが、恐らく気に入りのソファに沈み、稲光に「お」と声を上げ、時が過ぎるのを待っているのは、退屈とは違っている。
よく飲むのはココアだ。思い出して、ローテーブルからマグを持ち上げ口をつける。照明を落としてみた部屋に閃光が差した。何だか良い雰囲気だ。ココアも美味い。いつも上手く淹れられるのは僕が器用だからだろう。壊すのも得意だけど作るのも僕は上手い。
noa/ノア
DOODLE[風信&南風✈️] パイロットAU。ある朝突然、空港の麻薬探知犬と入れ替わってしまったっぽい南風。探知犬ハンドラーのモブ君視点。
隅々までありえなさ120%なので、頭をカラにしてお読みください🙇
「今日はどうしたんだ?」
覗き込んだケージの中にいるのは、黒の雄のラブラドール。麻薬探知犬の彼は、ハンドラーの自分の相棒だ。まだ探知犬になって一年ほどだが、訓練の時から落ち着いた優秀な犬だった。だが、今朝ケージに来ると、ケージの中をうろうろ歩き回り床のあちこちを嗅いでいる——まるで見知らぬところに来たように。
だが、餌の皿を置くと、匂いを嗅いでいつもどおりすぐに平らげたので、体調が悪いわけではないらしい。
「さあ、今日も仕事だぞ」
ケージから出し、空港へ向かう。
リードを引いて税関を行きかう客とスーツケースの間を歩きまわる。朝は心配だったが、荷物を次々に嗅いでまわる様子はいつも通りで安心する。
だが、突然ピタリと止まり、空気の匂いを嗅いだ。何か見つけたのかと緊張する。と、突然リードを引っ張られた。
2523覗き込んだケージの中にいるのは、黒の雄のラブラドール。麻薬探知犬の彼は、ハンドラーの自分の相棒だ。まだ探知犬になって一年ほどだが、訓練の時から落ち着いた優秀な犬だった。だが、今朝ケージに来ると、ケージの中をうろうろ歩き回り床のあちこちを嗅いでいる——まるで見知らぬところに来たように。
だが、餌の皿を置くと、匂いを嗅いでいつもどおりすぐに平らげたので、体調が悪いわけではないらしい。
「さあ、今日も仕事だぞ」
ケージから出し、空港へ向かう。
リードを引いて税関を行きかう客とスーツケースの間を歩きまわる。朝は心配だったが、荷物を次々に嗅いでまわる様子はいつも通りで安心する。
だが、突然ピタリと止まり、空気の匂いを嗅いだ。何か見つけたのかと緊張する。と、突然リードを引っ張られた。
かまあげ
DOODLEウィンホリ中、NRCからの帰路にて空港で一晩を明かすデュエスの一幕。付き合ってないしカプ要素は限りなく薄い。ウィンホリの帰路 大変な経験を共に乗り越えた相手とは特有の絆が生まれるという。ミドルスクール時代、どこかの運動部のジャージを着た集団が話しているのをすれ違いざまに聞いた。大変な経験とは、彼らの所属する部活の厳しい練習だったり僅差で逃した勝利だったりを指すのだろうか。
当時は他人事だと思って聞き流していたそれが、ナイトレイブンカレッジ入学以降少しだけわかるようになった気がする。例えば入学初日のドワーフ鉱山、死にそうな思いでどうにか魔法石を手に入れられた時、絶対に仲良くなれないと思っていた同級生とハイタッチしてしまったこととか。
今回の状況も、それに当てはまるのだろうか。
現在はウィンターホリデーの真っ只中だ。学園に残ると言っていた監督生から、僕やエースのマジカメに「スカラビアに監禁されている」というメッセージが来て、それを最後に連絡が途絶えてしまったときは本当に肝が冷えた。急いでエースと共に飛行機、電車、バス、船を乗り継いで賢者の島まで戻ってきたが移動の間じゅう生きた心地がしなかった。
2207当時は他人事だと思って聞き流していたそれが、ナイトレイブンカレッジ入学以降少しだけわかるようになった気がする。例えば入学初日のドワーフ鉱山、死にそうな思いでどうにか魔法石を手に入れられた時、絶対に仲良くなれないと思っていた同級生とハイタッチしてしまったこととか。
今回の状況も、それに当てはまるのだろうか。
現在はウィンターホリデーの真っ只中だ。学園に残ると言っていた監督生から、僕やエースのマジカメに「スカラビアに監禁されている」というメッセージが来て、それを最後に連絡が途絶えてしまったときは本当に肝が冷えた。急いでエースと共に飛行機、電車、バス、船を乗り継いで賢者の島まで戻ってきたが移動の間じゅう生きた心地がしなかった。
zfAllIyb9m14067
DONE五先誕生日おめでとうございます!(遅刻)空港をちょっとよけてふわっと見る空間です。
漂う五が転生する話。
転生後さしすショタ、架空の制服が少しあり。
全体的に雰囲気でみるものですが大丈夫ですか?(y/n) 6
gorio
MOURNINGモデルかもしれないとーいとやまだ選手の空港での一コマ 若干距離感が近いのと描いたのが冬駿者のためそう見えるかもしれませんが、実際は………記者にすっぱ抜かれもしないただの仲良し幼馴染…………のようで…………………………!?(今のうちの幻覚でした)フカフカ
DONEK2 / しょうもない用事で空港に行ったらかつての養い子に遭遇してワァ~!となったT先生が日を改めて和久井君と茶をしばいている話です / あなたのことを覚えている /真田+和久井 / 2024年3月発行の再録本『全く傷ひとつない』の書き下ろし部分です【完全版】白い石で出来ている 空港だった。朝と昼の狭間、ロビーの片隅に立っていた真田は、ふと、手の中の端末に目を落とした。つい先ほど、依頼人からのテキストの受信を知らせてきた、黒い携帯端末は、今はしんと静かで、画面上に何の通知さえ浮かべてはいない。
時刻を見る。まず端末上で時を確認し、さらに次にロビー壁面に据え付けられた、アナログとデジタル併用の時計を見た。アナログの文字盤の下に、デジタル時刻表示のパネルが光っている。端末と空港内の時計とは、ぴったりと同じ時刻を示している。
出発時刻だった。真田の依頼人が、鉄の鳥に抱かれ、その鉄の翼の力で、遠く海の向こうへ旅立っていくべき時だった。
空港ロビーは閑散としている。大きすぎる空間に、あまりに少ない数の人間がいて、それぞれ思うまま、ぽつりぽつりと身動きし、歩き回り、またはロビーから離れていく。
6396時刻を見る。まず端末上で時を確認し、さらに次にロビー壁面に据え付けられた、アナログとデジタル併用の時計を見た。アナログの文字盤の下に、デジタル時刻表示のパネルが光っている。端末と空港内の時計とは、ぴったりと同じ時刻を示している。
出発時刻だった。真田の依頼人が、鉄の鳥に抱かれ、その鉄の翼の力で、遠く海の向こうへ旅立っていくべき時だった。
空港ロビーは閑散としている。大きすぎる空間に、あまりに少ない数の人間がいて、それぞれ思うまま、ぽつりぽつりと身動きし、歩き回り、またはロビーから離れていく。
はな乃
DONEDo not repost or use.2023.02.03 五夏WEBオンリー「帳の中の誕生日会」展示作品、完成しました!
下描き状態で見てくださった方ありがとうございました〜!
PW:いわゆる「空港回」原作の何話?
◇2025.01.13 画像差し替えました 12
kabokumetumakena
MAIKING空港軸✈️でのひと時お互い服を変えられる事に気づいてパッパって早着替えしながら遊んでる2人
悟の髪を塗ったら完成、にしようかな…
絵を描いてどこかへあげたいけど、今はどこにあげるか本当に迷いますね…ここもダメなのかなぁ〜😔
タツキ ナカムラ
INFO地理的分析に基づいて、世界の空港ロボット市場は、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋、ラテンアメリカ、中東およびアフリカ地域を含む5つの主要地域に分かれています。https://www.researchnester.jp/reports/airport-robot-market/3698
swpt_edmm
PAST高専時代の夏油の願いを叶えようとする五条の話 7p漫画※今年5月に描いたものを加筆・修正しました
※本編236話の内容を含みます
空港での再会は、五→夏に対して思慮深くなっていて欲しいという希望を込めて 7
しんした
PROGRESS8月東京の七灰原稿2冊目の進捗です。生前付き合っていた七灰が、空港で再会後に初夜を迎えるお話。
1冊目と違って大体ラブい感じです。
全体があまり長くないでの進捗も短めですが、自分の尻を叩くために上げました。
推敲してないので細かい部分は目をつぶっていただけると助かります。
8月東京七灰原稿進捗2冊目*
あの頃と同じように、足は自然と寮へと向かう。
そういえば、日が暮れて暗くなり始めると、こっそり手を繋ぎながら寮へ帰ったな。指まで絡まった七海の手のひらの感触に、そんな記憶が灰原の頭に蘇る。当時、七海と付き合っていることは一応周りには隠していたから、誰かの気配がするといつも七海の方が先に手を離していた。だが、気配が遠ざかると、またすぐに七海の方から手を繋いできていたのだ。
今考えると、別に隠さなくてもよかったかもしれないが、お互い何もかもが初めてで、気恥ずかしさや照れも多かったのだから仕方がなかったと思う。それでも、やんわり重なる手のひらのむずがゆさや心地よさはあの頃だからあったものだと、今だからこそ思えた。
3289あの頃と同じように、足は自然と寮へと向かう。
そういえば、日が暮れて暗くなり始めると、こっそり手を繋ぎながら寮へ帰ったな。指まで絡まった七海の手のひらの感触に、そんな記憶が灰原の頭に蘇る。当時、七海と付き合っていることは一応周りには隠していたから、誰かの気配がするといつも七海の方が先に手を離していた。だが、気配が遠ざかると、またすぐに七海の方から手を繋いできていたのだ。
今考えると、別に隠さなくてもよかったかもしれないが、お互い何もかもが初めてで、気恥ずかしさや照れも多かったのだから仕方がなかったと思う。それでも、やんわり重なる手のひらのむずがゆさや心地よさはあの頃だからあったものだと、今だからこそ思えた。
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DONE【あなたと果て/前半】空港で五ともう一度逢う話。26巻を踏まえた五夢作品※夢主の容姿やセリフあり。
以下の注意事項をよくお読みの上、問題なく楽しめれば……‼
■独自の解釈/夢主の容姿&台詞あり/死を仄めかす表現/本誌の内容の後々あり/見ため明るいけどよく見ると暗い/両片想いだけど気持ちハピエン
PASS:ok 15
urc
TRAINING2024/7/15CC福岡で書いたペーパーの中に居るふたり空港の到着ロビーのシーンです
沢の服は全て某LVのモデルさんが着ているものを模写しました。
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/products/embroidered-short-sleeved-cotton-blend-polo-shirt-nvprod5460041v/1AFQQA 3
nononoko1996666
MOURNING空港での2人。七海と灰原は、ずっと一緒にいてほしいです。
エンドロールの後は「ねぇ、これからどこに行こうか?」
場違いな程の、明るく凛とした声。
灰原の声だけが響き渡り、私と彼以外、この場所には誰もいなかった。
「灰原?…何を言って」
「ここってさ、まあ空港だから遊ぶ場所はないんだけどね!」
あはは、と乾いた笑顔を浮かべる灰原の顔を、私は直視出来ずに、唾を飲み込んで自分の感情を誤魔化した。
彼の後ろには、大きな白い扉がただ一つ立っているだけ。その頭上には電光掲示板が不自然に掲げられ、彼の名が映し出され、チカチカと光っている。
灰原はその扉のドアノブに触れる事はなく、こちらに腕をぐっと伸ばし、掌を上に向けていた。
まるで、手を繋いでほしいとでも言うような仕草で。
「私は…」
貴方と、同じ場所へは行けない。
1982場違いな程の、明るく凛とした声。
灰原の声だけが響き渡り、私と彼以外、この場所には誰もいなかった。
「灰原?…何を言って」
「ここってさ、まあ空港だから遊ぶ場所はないんだけどね!」
あはは、と乾いた笑顔を浮かべる灰原の顔を、私は直視出来ずに、唾を飲み込んで自分の感情を誤魔化した。
彼の後ろには、大きな白い扉がただ一つ立っているだけ。その頭上には電光掲示板が不自然に掲げられ、彼の名が映し出され、チカチカと光っている。
灰原はその扉のドアノブに触れる事はなく、こちらに腕をぐっと伸ばし、掌を上に向けていた。
まるで、手を繋いでほしいとでも言うような仕草で。
「私は…」
貴方と、同じ場所へは行けない。
月海 故
PROGRESSむざより転生パロ沖縄紀行本色々と間違ってることに気付いたのでこそフォロ限にしました😌
⚠️ものすごく別人・めちゃらぶ🫶🏻
本にしたいけどどうなるか分かんないので、出来上がったところを順次アップしていく。
6/17 空港〜機内
7/15 アイスクリーム 11790
珠鬼緤萩(たまきせっしゅう)
DONE原作軸からの空港軸。復帰したばかりだと絶対ブランクあるから死にかけそうだよねって考えから。
最初は追い返されてからの最後に迎えに来てほしいなという考えからです。
⚠Attention⚠
七が呪術師復帰してからの間捏造。
死の描写あり。
事変での最期から空港までの間も捏造。 2903
rossankudasai
DONE空を想い、藍に溶ける6ついに3日目最終日!
当主五29(236話後の例の空港がない世界線)×呪専五18(別世界線)になります。
妄想ネタ(内容は下記ふせったーにて)とこれは存在しない薄い本の表紙。
https://fse.tw/Op7UKJl0#all
yukiji_29
DONE種無印後〜種運命前のどこかのアスカガ。豪雪で急遽、空港で一夜を過ごす事になってしまったアスカガとアスランの寝不足決定する話。
本木に勝る末木なし床に敷いた段ボールの上にカガリは体を縮こませて座っていた。投げる視線の先には窓を激しく打つ雪。かれこれこの景色を数時間ほど見ている。
停電で非常口の蛍光灯だけが光る薄暗いこの大きな空間で、カツカツと鳴る複数の足音をBGMにカガリは静かに待っていた。
「カガリ」
幾つか足音が目の前を通り過ぎるのを眺めていれば、落とした視界の端に靴が映る。名を呼ばれ顔を上げれば、カガリの待ち望んでいた人がそこにいた。
「温かい飲み物を貰ってきた、毛布も。羽織って」
ふわりと折り畳まれていた毛布がカガリの視界いっぱいに広げられ、体の体温を逃さぬように毛布で包まれる。温かな肌触りに、寒さで強張った筋肉が少し解けたような気がした。
3312停電で非常口の蛍光灯だけが光る薄暗いこの大きな空間で、カツカツと鳴る複数の足音をBGMにカガリは静かに待っていた。
「カガリ」
幾つか足音が目の前を通り過ぎるのを眺めていれば、落とした視界の端に靴が映る。名を呼ばれ顔を上げれば、カガリの待ち望んでいた人がそこにいた。
「温かい飲み物を貰ってきた、毛布も。羽織って」
ふわりと折り畳まれていた毛布がカガリの視界いっぱいに広げられ、体の体温を逃さぬように毛布で包まれる。温かな肌触りに、寒さで強張った筋肉が少し解けたような気がした。
しんした
DOODLE死後の七灰。空港で再会した時のふたりです。
236話の前にこんなことあったらいいなぁ、という幻覚です。
あの頃、僕たちはいつも一緒にいた。
教室でも寮でも任務先でも、大抵側にいる。二人きりではないことはあっても離れていることは結構珍しくて、特に一年の頃は一つ上の先輩たちから「お前らほんといつも一緒にいるよな」とよく言われたものだ。
賑やかなことが好きな僕とは違って、七海は静かな空間や時間を好む。それでも、僕らはいつも一緒に過ごしていた。
僕が持ってきたゲームに七海が付き合ってくれることもあれば、七海がおすすめしてくれた本を七海の隣で黙々と読むこともあった。同じ部屋にいるのに全く別々のことをしている時もよくあって、お互いの気配がすぐ側にあることが、当たり前のようになっていたのだと思う。
二年に上がりお互い別の人と任務に行くようになったり単独任務が入るようになると、少しずつ離れている時間が増えていった。
2890教室でも寮でも任務先でも、大抵側にいる。二人きりではないことはあっても離れていることは結構珍しくて、特に一年の頃は一つ上の先輩たちから「お前らほんといつも一緒にいるよな」とよく言われたものだ。
賑やかなことが好きな僕とは違って、七海は静かな空間や時間を好む。それでも、僕らはいつも一緒に過ごしていた。
僕が持ってきたゲームに七海が付き合ってくれることもあれば、七海がおすすめしてくれた本を七海の隣で黙々と読むこともあった。同じ部屋にいるのに全く別々のことをしている時もよくあって、お互いの気配がすぐ側にあることが、当たり前のようになっていたのだと思う。
二年に上がりお互い別の人と任務に行くようになったり単独任務が入るようになると、少しずつ離れている時間が増えていった。
翔田ますみ
DOODLEWHMで一緒に空港行く鳥師弟。エンデヴァー事務所の3人は制服でホークス事務所の常闇君は私服なのらしくていい。
1月に買ったPCがやっとこ使えるレベルにセットアップ完了。
クリスタのブラシが上手く引っ越しできなかった……ダウンロードし直すのめんどくさぁいぃ……
フカフカ
DONEK2 / T先生と和久井君が待ち合わせしておしゃべりして解散するだけのシリーズの前日譚みたいなやつ / CP要素ない / 3月のいのちのけ~ふで出す予定の再録本の中身から7割抜粋 / しょうもない用事で空港に行ったらかつての養い子に遭遇してワァ~!となったT先生が日を改めて和久井君と茶をしばいている話です / たぶんこのシリーズの和久井君はマジ医者で大人白い石で出来ている 和久井譲介は真田との約束通り本当に、 午前十一時に、ホテルのティールームにいた。真田はそれをホテル入り口から目で認めて、すこしばかり愉快になった。
いくらか古めかしく豪奢なティールームは内装にふんだんに臙脂と金の色彩を散りばめていて、慣れない人間をおのずとはじき出すような印象がある。その中に、白いシャツをぴったり着こんだ年若い人間がいて、居心地悪そうな様を隠しもせず、ひとり用ソファに身を預けている。正面のローテーブル上に白いコーヒーカップが鎮座しているが、足音を抑えつつ近づいて覗くに、カップの中身は大して減っていないようだった。
「よお」
背後から声をかける。和久井はゆっくりと真田を振り返り、立ち上がった。何を言うわけでもなく真田の姿をじろじろ眺め、「ああ、なるほど」と言った。それから席を離れて通路側に出て、つい先ほどまで己が座っていたソファを手で指して、真田に「どうぞ」と譲った。
3720いくらか古めかしく豪奢なティールームは内装にふんだんに臙脂と金の色彩を散りばめていて、慣れない人間をおのずとはじき出すような印象がある。その中に、白いシャツをぴったり着こんだ年若い人間がいて、居心地悪そうな様を隠しもせず、ひとり用ソファに身を預けている。正面のローテーブル上に白いコーヒーカップが鎮座しているが、足音を抑えつつ近づいて覗くに、カップの中身は大して減っていないようだった。
「よお」
背後から声をかける。和久井はゆっくりと真田を振り返り、立ち上がった。何を言うわけでもなく真田の姿をじろじろ眺め、「ああ、なるほど」と言った。それから席を離れて通路側に出て、つい先ほどまで己が座っていたソファを手で指して、真田に「どうぞ」と譲った。