TF
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。TF主くんがルチをデパートのチョコレート売場に連れていく話です。催事場 デパートの上階は、たくさんの人で溢れていた。催事場を埋め尽くすように、黒い頭の生き物が蠢いている。大抵の人はコートを着ているから、視界を覆うのは茶色か黒の二色だ。たまに赤やピンクのような鮮やかな色が混ざっていて、特に僕たちの目を引いた。
「本気で、この人混みに入っていくつもりかよ」
隣からは、子供の呆れたような声が聞こえてくる。コートに身を包んだルチアーノが、ちらりと僕に視線を向けていた。人間の集団が苦手な彼は、苦々しい顔を浮かべている。
「もちろんだよ。早くしないと、お目当てのものが売り切れちゃうからね。はぐれないように、しっかりと手を繋いでてよ」
「ここで待ってるんじゃ駄目なのか? どうしてわざわざ好き好んで、こんな人混みに飛び込まないといけないんだよ」
2670「本気で、この人混みに入っていくつもりかよ」
隣からは、子供の呆れたような声が聞こえてくる。コートに身を包んだルチアーノが、ちらりと僕に視線を向けていた。人間の集団が苦手な彼は、苦々しい顔を浮かべている。
「もちろんだよ。早くしないと、お目当てのものが売り切れちゃうからね。はぐれないように、しっかりと手を繋いでてよ」
「ここで待ってるんじゃ駄目なのか? どうしてわざわざ好き好んで、こんな人混みに飛び込まないといけないんだよ」
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DOODLETF主ルチ。ルチがかつて任務で潜入した家族を思い出す話。『昔の話』の続きです。昔の話2 目が覚めると、薄い布団の中にいた。人間の話し声やバタバタとした足音が、遥か遠くから聞こえてくる。まだ身体は重かったが、二度寝する気にはならなくて、ゆっくりとその場に身体を起こした。
目の前に広がる光景を見て、僕は言葉を失った。そこは、煉瓦で作られた建物の一室だったのだ。壁際には机と椅子だけが並べられ、それ以外の家具はベッドしか置かれていない。そのベッドも、固いマットレスに薄い布団という粗末なものだった。
僕は、ゆっくりと部屋から抜け出した。狭い廊下の中央には、下へと続く階段がある。どうやら、この階段を降りた下から、にぎやかな音声は聞こえているようだった。
急斜面の階段を、踏みしめるように下へと降りていく。うっかり足を踏み外したら、一階まで転げ落ちて怪我をしてしまうだろう。慎重に足を前に出し、気が遠くなるほど長い階段を下る。
2654目の前に広がる光景を見て、僕は言葉を失った。そこは、煉瓦で作られた建物の一室だったのだ。壁際には机と椅子だけが並べられ、それ以外の家具はベッドしか置かれていない。そのベッドも、固いマットレスに薄い布団という粗末なものだった。
僕は、ゆっくりと部屋から抜け出した。狭い廊下の中央には、下へと続く階段がある。どうやら、この階段を降りた下から、にぎやかな音声は聞こえているようだった。
急斜面の階段を、踏みしめるように下へと降りていく。うっかり足を踏み外したら、一階まで転げ落ちて怪我をしてしまうだろう。慎重に足を前に出し、気が遠くなるほど長い階段を下る。
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DOODLETF主ルチ。寒い日の朝はルチにいたずらされながら起こされたい、という願望の詰まったテキストです。雪の朝 目が覚めると、妙に身体が冷えていた。布団は首まで被っているのに、身体との間にできた隙間から、冷たい風が入り込んで来るのだ。手足が冷たくて、身体を丸めて布団の中に潜り込む。外に出ていた顔も、亀のように中へと引っ込めた。
そこまでしたら、ようやく寒さはましになった。柔らかな温もりを発する布団の中で、微睡みに身を委ねながら目を閉じる。布団の中でさえこの寒さなのだから、外は凍え死にそうなほどに冷えているだろう。生活費の節約のために、僕の部屋では暖房をつけていないのだ。真冬の朝などは、特に室内が冷えていた。
「おい、起きろよ」
布団の外から、甲高い声が聞こえてきた。タッグパートナーのルチアーノが、僕のことを起こしに来たのだ。予定があってもなくても、彼は日課のように僕の元へとやって来る。僕にいたずらをできることが、彼には何よりも楽しいのだろう。
2448そこまでしたら、ようやく寒さはましになった。柔らかな温もりを発する布団の中で、微睡みに身を委ねながら目を閉じる。布団の中でさえこの寒さなのだから、外は凍え死にそうなほどに冷えているだろう。生活費の節約のために、僕の部屋では暖房をつけていないのだ。真冬の朝などは、特に室内が冷えていた。
「おい、起きろよ」
布団の外から、甲高い声が聞こえてきた。タッグパートナーのルチアーノが、僕のことを起こしに来たのだ。予定があってもなくても、彼は日課のように僕の元へとやって来る。僕にいたずらをできることが、彼には何よりも楽しいのだろう。
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DOODLETF主ルチ。今日は節分でしたねという話です。節分 繁華街の広場から、賑やかな声が聞こえてきた。視線を向けると、広場の中央に子供たちが集まっている。上の方に見える看板には、『節分』『鬼退治』という文字が並べられている。そういえば、今日は節分だったと、今さらになって思い出した。
ルチアーノの手を引くと、子供たちの輪に近づいていく。そこでは節分にちなんだイベントが開催されているようだった。鬼の着ぐるみを来た大人たちに、子供が豆を模した柔らかいボールを投げつけている。参加した子供には、小さなお菓子がもらえるみたいだった。
着ぐるみも中身は人間なのだが、子供たちはそんなことなどお構いなしにボールを投げつける。あまりの勢いに、入場管理のスタッフが『強く投げないでください』と声をかけていた。しかし、子供には対して効果が無いようで、バシバシと痛そうな音が続くばかりだ。
2824ルチアーノの手を引くと、子供たちの輪に近づいていく。そこでは節分にちなんだイベントが開催されているようだった。鬼の着ぐるみを来た大人たちに、子供が豆を模した柔らかいボールを投げつけている。参加した子供には、小さなお菓子がもらえるみたいだった。
着ぐるみも中身は人間なのだが、子供たちはそんなことなどお構いなしにボールを投げつける。あまりの勢いに、入場管理のスタッフが『強く投げないでください』と声をかけていた。しかし、子供には対して効果が無いようで、バシバシと痛そうな音が続くばかりだ。
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DOODLETF主ルチ。TF主くんがルチに語尾が『にゃ』になる暗示をかけられておもちゃにされる話です。猫「なあ、君。これを飲んでくれないかい?」
夕食を終えると、ルチアーノは僕にそう言った。にやにやと笑みを浮かべながら、液体の入ったグラスを差し出す。そこには、炭酸を含んだ
薄黄色の液体がしゅわしゅわと泡を立てていた。いかにも怪しげな佇まいに、ついつい眉が歪んでしまう。
「嫌だよ。そんな怪しいもの。また、この前みたいなひどい目に遭うかもしれないし」
さすがに、僕も厳しい言葉を返すしかなかった。ルチアーノの差し出してくる飲み物には、苦い思い出があったのだ。迂闊に口にしては、どんな目に遭うか分からなかった。
「断るつもりかい? だったら、セキュリティに君との関係をバラしてやろうかな。未成年淫行をしてるって知ったら、やつらは放っておかないだろ」
3680夕食を終えると、ルチアーノは僕にそう言った。にやにやと笑みを浮かべながら、液体の入ったグラスを差し出す。そこには、炭酸を含んだ
薄黄色の液体がしゅわしゅわと泡を立てていた。いかにも怪しげな佇まいに、ついつい眉が歪んでしまう。
「嫌だよ。そんな怪しいもの。また、この前みたいなひどい目に遭うかもしれないし」
さすがに、僕も厳しい言葉を返すしかなかった。ルチアーノの差し出してくる飲み物には、苦い思い出があったのだ。迂闊に口にしては、どんな目に遭うか分からなかった。
「断るつもりかい? だったら、セキュリティに君との関係をバラしてやろうかな。未成年淫行をしてるって知ったら、やつらは放っておかないだろ」
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DOODLETF主ルチ。ルチの過去を知りたいTF主くんの話。昔の話 勉強机の引き出しには、ひとつだけ開かずの段があった。遠い昔に鍵をかけたまま、肝心の鍵そのものを無くしてしまったのである。思い付いたところを探して見たけれど、それらしいものはどこにも見当たらない。結局、見つからずに諦めたまま、その引き出しのことは忘れていた。
そんな引き出しの鍵を、なぜか今になって発掘した。押し入れの本棚の片隅に、忘れられたように転がっていたのである。数年の時が経っていたけれど、その形状を見ただけですぐに引き出しの鍵だと分かった。ルチアーノに見つからなかったことだけが唯一の救いだ。
鍵を手にすると、僕は勉強机の前へと向かった。大きく深呼吸をすると、鍵穴に鍵を差し込む。最後にここを開けたのは中学生の時だから、数年は開かずの引き出しになっていたはずだ。もしかしたら、とんでもなく恥ずかしいものが入ってるかもしれない。そんなことを考えると、心臓はドクドクと音を立てた。
2418そんな引き出しの鍵を、なぜか今になって発掘した。押し入れの本棚の片隅に、忘れられたように転がっていたのである。数年の時が経っていたけれど、その形状を見ただけですぐに引き出しの鍵だと分かった。ルチアーノに見つからなかったことだけが唯一の救いだ。
鍵を手にすると、僕は勉強机の前へと向かった。大きく深呼吸をすると、鍵穴に鍵を差し込む。最後にここを開けたのは中学生の時だから、数年は開かずの引き出しになっていたはずだ。もしかしたら、とんでもなく恥ずかしいものが入ってるかもしれない。そんなことを考えると、心臓はドクドクと音を立てた。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。戦闘シーンに相手の攻撃で髪が切れるやつをルチで見たかったので書きました。敵と戦う話ですが死人は出ません。髪 ルチアーノと一緒に行動することは、高いリスクを伴う。普段は忘れがちだが、命の危険を感じる度に、僕はその事を自覚した。あまり詳しいことは知らないが、彼の所属する組織は町の運営を牛耳る権力のトップらしい。人間の地位を操ることは日常茶飯事であり、時には生命さえを奪ってしまうらしいのだ。一般人である僕でさえ、何度か恐ろしい噂を耳にした。
そうなると、僕も無事ではいられない。当然と言えば当然なのだが、ルチアーノたちを憎む刺客たちは、僕のことも組織の一員だと思うらしい。情報を求めて問い詰められたことや、デュエルを挑まれたことも一度や二度ではなかったし、時には命を奪われそうになることもあった。デュエルはまだいいが、命を狙う相手の攻撃となると、僕にはまともな反応ができない。ルチアーノに助けてもらってなんとか生き延びているけど、次ぎはどうなるか分からなかった。
3257そうなると、僕も無事ではいられない。当然と言えば当然なのだが、ルチアーノたちを憎む刺客たちは、僕のことも組織の一員だと思うらしい。情報を求めて問い詰められたことや、デュエルを挑まれたことも一度や二度ではなかったし、時には命を奪われそうになることもあった。デュエルはまだいいが、命を狙う相手の攻撃となると、僕にはまともな反応ができない。ルチアーノに助けてもらってなんとか生き延びているけど、次ぎはどうなるか分からなかった。
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DOODLETF主ルチ。この前りんご飴を食べたので二人にも食べてもらった。ルチは咬合力が高そうだから飴を直で齧れそう。りんご飴 ここ最近、シティ繁華街ではりんご飴というものが流行っているらしい。町の至るところで、丸いりんごの看板を見かけるのだ。店頭ではカット販売もしているらしく、一口サイズのりんごが入ったカップを持っている人をよく見かける。味も何種類かあるらしく、りんごの外側にはカラフルなコーティングを施されていた。
その光景を見ていて、不意に思うことがあった。ルチアーノは、りんご飴というものを知っているのだろうか。彼はアンドロイドだから、データベースを参照すれば、どのようなものかは分かるだろう。しかし、知識としては知っていても、実際に食べたことがあるとは思えなかった。
ルチアーノに、りんご飴を渡してみたいと思った。彼は子供らしいこととは無縁の生活を送っていたのだ。りんご飴に触れる機会など、ただの一度もなかっただろう。渡したときにどのような反応をするのか興味があった。
3723その光景を見ていて、不意に思うことがあった。ルチアーノは、りんご飴というものを知っているのだろうか。彼はアンドロイドだから、データベースを参照すれば、どのようなものかは分かるだろう。しかし、知識としては知っていても、実際に食べたことがあるとは思えなかった。
ルチアーノに、りんご飴を渡してみたいと思った。彼は子供らしいこととは無縁の生活を送っていたのだ。りんご飴に触れる機会など、ただの一度もなかっただろう。渡したときにどのような反応をするのか興味があった。
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MOURNINGTF主ルチ。ルチが帰り道にTF主くんと会って一緒に帰る話。過去に書いたけど上げてなかったものの供養です。帰る場所 治安維持局の外に出ると、空が赤く染まっていた。まだ五時前だというのに、日が暮れようとしているのだ。太陽は高層ビルに隠されていて、ここからでは少しも見えない。吹き付ける風の冷たさが、季節の移り変わりを感じさせた。
すっかり遅くなってしまった。予定通りであれば、日が陰る前には用事を済ませることができたのに。手際の悪い人間がもたもたしているうちに、いつの間にか景色が変わっていた。通りは学生やサラリーマンの姿で埋め尽くされ、賑やかな声が聞こえている。楽しそうに練り歩くスーツ姿の集団は、飲み会へ向かっているのだろうか。それほど時間が経たないうちに、この町は夜に染まってしまう。
夜が嫌いだった。真っ暗で、冷たくて、寂しさを感じさせる空気が。夜の空気というものは、この身に植え付けられた絶望を思い出させる。かつて一人で彷徨った世界は、夜のように暗くて冷たかった。
2938すっかり遅くなってしまった。予定通りであれば、日が陰る前には用事を済ませることができたのに。手際の悪い人間がもたもたしているうちに、いつの間にか景色が変わっていた。通りは学生やサラリーマンの姿で埋め尽くされ、賑やかな声が聞こえている。楽しそうに練り歩くスーツ姿の集団は、飲み会へ向かっているのだろうか。それほど時間が経たないうちに、この町は夜に染まってしまう。
夜が嫌いだった。真っ暗で、冷たくて、寂しさを感じさせる空気が。夜の空気というものは、この身に植え付けられた絶望を思い出させる。かつて一人で彷徨った世界は、夜のように暗くて冷たかった。
流菜🍇🐥
MOURNINGTF主ルチ。ひめはじめのルールの話を聞いた時に書きたくなったはいいものの未完のまま眠っていたものです。ルチにひたすらおあずけさせられるTF主くんの話。行為はしてないけどセンシティブ度合いは高めです。 5182流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。TF主くんとルチが一枚のプリクラをきっかけに痴話喧嘩する話。モブにハニトラを仕掛けるルチ概念があります。プリクラ リビングの中に、淡い光が瞬いた。その光は部屋全体を満たし、一点に集中して大きな輪を作り出す。真っ黒に穿たれた空間から出てくるのは、人間の男の子の姿だ。足が現れ、腰が現れ、最後に上半身が飛び出す。不思議にすら感じるこの登場も、僕には見慣れた光景だった。
光が消えると、そこには一人の男の子が立っていた。しかし、その姿はいつもと大きく違っている。髪はツインテールに結ばれ、くりくりとした両目がこちらを見つめている。細くて小さな身体には、お嬢様学校の制服を纏っていた。背中には、ご丁寧に指定のリュックを背負っている。それでも男の子だと分かるのは、彼が僕の恋人だからだ。
「帰ったぜ」
にやにやと笑いながら、ルチアーノは帰宅の挨拶を告げた。甲高く上ずった、上機嫌な声である。いいことがあったときの態度だった。
3531光が消えると、そこには一人の男の子が立っていた。しかし、その姿はいつもと大きく違っている。髪はツインテールに結ばれ、くりくりとした両目がこちらを見つめている。細くて小さな身体には、お嬢様学校の制服を纏っていた。背中には、ご丁寧に指定のリュックを背負っている。それでも男の子だと分かるのは、彼が僕の恋人だからだ。
「帰ったぜ」
にやにやと笑いながら、ルチアーノは帰宅の挨拶を告げた。甲高く上ずった、上機嫌な声である。いいことがあったときの態度だった。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。ルチにメスガキ風に囁かれるだけの話です。 囁き 部屋に入ると、制服姿の女の子が座っていた。青いセーラー服に身を包み、女の子座りでこちらを見つめている。赤い髪は左右で結われていて、結び目にはリボンが止められていた。両目はくりくりとしていて、顔にはほんのりとメイクが施されている。
「えっ?」
目の前の光景に、頭が混乱してしまう。状況が理解できなくて、間抜けな声が出てしまった。目の前に座っている相手が、ルチアーノだと認識できなかったのだ。僕の反応を見て、彼はくすくすと笑う。
「何間抜けな顔してるんだよ。僕の顔を忘れたのか?」
飛んでくる声は、ルチアーノそのものだった。甲高いが、どこか低く感じる、不思議な語調の声である。にやりと口元を歪める様子も、いつもと少しも変わらなかった。
2188「えっ?」
目の前の光景に、頭が混乱してしまう。状況が理解できなくて、間抜けな声が出てしまった。目の前に座っている相手が、ルチアーノだと認識できなかったのだ。僕の反応を見て、彼はくすくすと笑う。
「何間抜けな顔してるんだよ。僕の顔を忘れたのか?」
飛んでくる声は、ルチアーノそのものだった。甲高いが、どこか低く感じる、不思議な語調の声である。にやりと口元を歪める様子も、いつもと少しも変わらなかった。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。ほくろについての迷信の話。全体的にセンシティブです。前世の愛 薄暗い部屋の中に、口付けの音が響いた。真っ白な肌に舌を這わせ、唇を押し付けて表面を吸い上げる。なめらかできめ細かい肌は、舌で撫でても心地がいい。何度か舌先を滑らせると、僕はそっと顔を上げた。
「早く、しろよ……」
下からは、甘ったるい声が聞こえてくる。とろとろに溶けたその声色は、僕の身体を熱く火照らせた。
下半身に手を伸ばし、寝間着のズボンをずり下ろす。ズボンと一緒に、窮屈になっていた下着も脱ぎ捨てた。押さえつけられていたものが、枷から解放されて伸び伸びと身体を伸ばす。冬の風に晒されて、両足にに鳥肌が立った。
下に視線を向けると、ルチアーノが僕の身体を見上げている。真緑の瞳に見つめられ、下半身がドクドクと熱を持った。普段はそんなに見てこないから、少し恥ずかしくなってしまう。
2190「早く、しろよ……」
下からは、甘ったるい声が聞こえてくる。とろとろに溶けたその声色は、僕の身体を熱く火照らせた。
下半身に手を伸ばし、寝間着のズボンをずり下ろす。ズボンと一緒に、窮屈になっていた下着も脱ぎ捨てた。押さえつけられていたものが、枷から解放されて伸び伸びと身体を伸ばす。冬の風に晒されて、両足にに鳥肌が立った。
下に視線を向けると、ルチアーノが僕の身体を見上げている。真緑の瞳に見つめられ、下半身がドクドクと熱を持った。普段はそんなに見てこないから、少し恥ずかしくなってしまう。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。TF主くんがルチをくすぐった結果因果応報を受ける話です。少しですが流血描写があります。くすぐる その2 タンスの上に視線を向けて、埃が溜まっていることに気がついた。掃除道具入れの箱を開け、ハンディサイズのモップを取り出す。椅子を踏み台にして高さを合わせると、上に乗っている埃を拭っていく。床に落ちないように気を付けながら、残りの埃を拭き取った。
椅子から降りると、モップを持って食器棚の上を覗き込む。予想通り、ここも埃が積もっていた。椅子の上に乗ると、埃を拭って綺麗にしてあげる。ついでだからと、部屋中の埃を掃除した。
高いところの掃除を終えると、モップを綺麗にして箱の中へと片付ける。蓋を閉じようとして、何かが引っ掛かってることに気がついた。飛び出している柄の部分を掴むと、ゆっくりと引き抜く。それは、先が羽の形をしたはたきだった。新品同様で、羽の部分にはビニールが被せられている。
4439椅子から降りると、モップを持って食器棚の上を覗き込む。予想通り、ここも埃が積もっていた。椅子の上に乗ると、埃を拭って綺麗にしてあげる。ついでだからと、部屋中の埃を掃除した。
高いところの掃除を終えると、モップを綺麗にして箱の中へと片付ける。蓋を閉じようとして、何かが引っ掛かってることに気がついた。飛び出している柄の部分を掴むと、ゆっくりと引き抜く。それは、先が羽の形をしたはたきだった。新品同様で、羽の部分にはビニールが被せられている。
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DOODLETF主ルチ。女の子に変装したルチが雑誌のスナップ写真を撮られる話。変装ルチに捏造しかありません。スナップ 微睡みの中で、閉じた視界が前後に揺れた。彷徨っていた意識が引き戻され、身体の感覚が現実へと戻り始める。視界が白く眩しいのは、日が高くまで昇っているからだろう。頬に触れるさらさらとした感触は、あまりよく分からなかった。
僕はゆっくりと目を開けた。ふわついた意識の中で、目の前に陣取る男の子に視界を向ける。彼は赤い髪を後ろに垂らしながら、お腹の上に座って僕の顔を見下ろしている。僕は朝が弱いから、この光景もお約束になっていた。
いつものようにルチアーノの姿を見て、小さな違和感に気がついた。閉じかけた瞳を大きく開けて、寝ぼけた頭で思考を巡らせる。顔を真っ直ぐに捉えて、ようやく違和感の正体が分かった。
「おはよう。どうしたの、その格好」
4147僕はゆっくりと目を開けた。ふわついた意識の中で、目の前に陣取る男の子に視界を向ける。彼は赤い髪を後ろに垂らしながら、お腹の上に座って僕の顔を見下ろしている。僕は朝が弱いから、この光景もお約束になっていた。
いつものようにルチアーノの姿を見て、小さな違和感に気がついた。閉じかけた瞳を大きく開けて、寝ぼけた頭で思考を巡らせる。顔を真っ直ぐに捉えて、ようやく違和感の正体が分かった。
「おはよう。どうしたの、その格好」
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。ルチが七草粥を蟹雑炊にするだけの話です。七草粥 スーパーに入ると、プラスチックのパックが積まれているのが視界に入った。台の上には緑を基調にしたポップが飾られ、『七草粥』の文字が踊っている。隣には、商品名を強調した値札が並べられていた。
そういえば、そろそろ七草粥の時期だった。年が明けてからはあまり買い物をしていなかったから、頭からすっぽりと抜け落ちていたのだ。去年のルチアーノの反応がよくなかったことも、忘却の一因になっていたのだろう。七草を詰めたパックや、大きな文字で商品を宣伝するポップを眺めながら、僕はしばらく思案する。
今年の七草粥はどうしようか。僕はお粥の素朴な味も好きだけど、ルチアーノはあまり好まないようなのだ。彼にとって食事は娯楽だから、胃腸を整える目的の食事は物足りないのだろう。作ったところで、食べてもらえるとは思えなかった。
1944そういえば、そろそろ七草粥の時期だった。年が明けてからはあまり買い物をしていなかったから、頭からすっぽりと抜け落ちていたのだ。去年のルチアーノの反応がよくなかったことも、忘却の一因になっていたのだろう。七草を詰めたパックや、大きな文字で商品を宣伝するポップを眺めながら、僕はしばらく思案する。
今年の七草粥はどうしようか。僕はお粥の素朴な味も好きだけど、ルチアーノはあまり好まないようなのだ。彼にとって食事は娯楽だから、胃腸を整える目的の食事は物足りないのだろう。作ったところで、食べてもらえるとは思えなかった。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチのpkmnレポとおまけの話。ルチってぽにさまに似てない?って話をしてるだけです。おまけの話はルチに袢纏を着せる話。TF主ルチとpkmnDLCの話その1
ゲームデータをセーブすると、僕はそっと電源を落とした。画面を見つめたまま、しばらくの間黙り込む。正直なところ、このシナリオをどう受け取っていいのかが分からなかったのだ。ストーリーやモチーフ自体はよくある話だし、まだ前編だからキャラクターの全容だって分かっていない。むしろ、ここまでが序章という感じすらするくらいなのだ。
それでも、ひとつだけ言いたいことがあった。僕がこのストーリーに対して、唯一確信を持って言えることだ。せめてもの感想として、それだけは口にしておきたいと思った。
「ルチアーノ」
呼びかけると、彼はチラリとこちらを見上げた。意味深に口角を上げると、返事もせずに言葉を告げる。
「君が考えてることを当ててやろうか」
3256ゲームデータをセーブすると、僕はそっと電源を落とした。画面を見つめたまま、しばらくの間黙り込む。正直なところ、このシナリオをどう受け取っていいのかが分からなかったのだ。ストーリーやモチーフ自体はよくある話だし、まだ前編だからキャラクターの全容だって分かっていない。むしろ、ここまでが序章という感じすらするくらいなのだ。
それでも、ひとつだけ言いたいことがあった。僕がこのストーリーに対して、唯一確信を持って言えることだ。せめてもの感想として、それだけは口にしておきたいと思った。
「ルチアーノ」
呼びかけると、彼はチラリとこちらを見上げた。意味深に口角を上げると、返事もせずに言葉を告げる。
「君が考えてることを当ててやろうか」
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。ごっずキャラで某チェックのパロが書きたかったけど内容を考えるのが大変だったからTF主くんとルチで間接的に書きました。ルチは全問正解しそう。審美眼 お正月のテレビは、特番ばかりやっている。チャンネルをいくら変えても、そこに映るのは知らない番組の特別編ばっかりだ。中には定番の番組もあるけど、それも次々と入れ替わってしまう。何度かザッピングして、結局テレビを消す。そんなことを繰り返していた。
それでも、朝起きてリビングに向かうと、僕はテレビをつけてしまう。過去に面白い番組を見た思い出が、どうしても忘れられなかったのだ。ホットミルクをかき混ぜながら、テレビのリモコンを手に取った。電源を入れると、当てもなくチャンネルをザッピングする。
映し出された番組の中に、珍しく見覚えのあるものを見つけた。テレビで有名なタレントや有名なデュエリストたちが、目隠しをされながらワインを飲まされているのである。ワインは高いものとそうではないものの二種類があり、どちらが正解かを当てる企画になっているらしい。過去にもこんな番組をやっていた気がするから、これはお正月の定番なのだろう。
3264それでも、朝起きてリビングに向かうと、僕はテレビをつけてしまう。過去に面白い番組を見た思い出が、どうしても忘れられなかったのだ。ホットミルクをかき混ぜながら、テレビのリモコンを手に取った。電源を入れると、当てもなくチャンネルをザッピングする。
映し出された番組の中に、珍しく見覚えのあるものを見つけた。テレビで有名なタレントや有名なデュエリストたちが、目隠しをされながらワインを飲まされているのである。ワインは高いものとそうではないものの二種類があり、どちらが正解かを当てる企画になっているらしい。過去にもこんな番組をやっていた気がするから、これはお正月の定番なのだろう。
流菜🍇🐥
DOODLE主ゆやの書き納めとして書いていたものです。TF主くんが夢の中でズァークに世界滅亡の共犯を唆される話。倫理観の危ういTF主くんがいます。悪い夢 目が覚めると、隣から声が聞こえてきた。小さく鼻を鳴らしながら息を吸う、特徴的な呼吸である。何度か鼻をすすると、今度は圧し殺したような嗚咽が聞こえてくた。それが泣き声であることは、考えなくても分かってしまう。
最近は、いつもこうだった。僕の家を訪れた時、彼は必ず涙を流すのだ。それも、僕の起きている間ではなく、眠ってからを見計らって泣いている。とはいえ、僕が物音で目を覚ますことくらい、彼にも分かっているはずだろう。それでも隠そうとするのは、弱みを見せることに抵抗があるからだ。
僕は、静かに寝返りを打った。音を立てないように気を付けても、布団はがさごそと衣擦れの音を響かせる。隣に眠る少年は、顔を布団の中に隠すように身体を丸めていた。その小さな身体に手を伸ばすと、抱え込むように抱き締める。
4288最近は、いつもこうだった。僕の家を訪れた時、彼は必ず涙を流すのだ。それも、僕の起きている間ではなく、眠ってからを見計らって泣いている。とはいえ、僕が物音で目を覚ますことくらい、彼にも分かっているはずだろう。それでも隠そうとするのは、弱みを見せることに抵抗があるからだ。
僕は、静かに寝返りを打った。音を立てないように気を付けても、布団はがさごそと衣擦れの音を響かせる。隣に眠る少年は、顔を布団の中に隠すように身体を丸めていた。その小さな身体に手を伸ばすと、抱え込むように抱き締める。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。TF主くんが出られない部屋の条件で女装させられるだけの話です。コスプレしないと出られない部屋 気がついたら、見慣れない部屋の中にいた。周囲を真っ白な壁で囲まれた、僕の部屋と変わらないくらいの大きさの部屋だ。無機質な姿は病院のようで、少し気味が悪い。ゆっくりと身体を起こすと、部屋の中を見渡した。
隣には、ルチアーノが寝転がっていた。両目はしっかりと閉じられているが、意識を失っているだけだろう。揺さぶると、すぐに目を覚ました。
「どこだよ、ここ」
身体を起こすと、ゆっくりと周囲を見渡す。部屋の内装を捉えると、何かを察したように黙りこんだ。
「どうやら、いつもの部屋みたいだね」
彼の言葉を代弁して、僕が口を開く。この手の部屋なら、僕たちは何度も閉じ込められているのだ。
「面倒臭いな。今度は何なんだよ」
4214隣には、ルチアーノが寝転がっていた。両目はしっかりと閉じられているが、意識を失っているだけだろう。揺さぶると、すぐに目を覚ました。
「どこだよ、ここ」
身体を起こすと、ゆっくりと周囲を見渡す。部屋の内装を捉えると、何かを察したように黙りこんだ。
「どうやら、いつもの部屋みたいだね」
彼の言葉を代弁して、僕が口を開く。この手の部屋なら、僕たちは何度も閉じ込められているのだ。
「面倒臭いな。今度は何なんだよ」
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。ルチがTF主くんの実家でお正月を過ごす話です。一応夏祭りの話の続きになってます。捏造しかありません。年末年始「今年の年末年始は、実家に帰ることにしたから」
そう言うと、ルチアーノは黙って顔を上げた。僕を見つめる瞳が、驚愕の色に染まっている。信じられないものを見たような、外見相応の反応だ。しかし、その表情も、一瞬のうちに消えていってしまった。
「ふーん。君がそうしたいなら、帰ればいいじゃないか。一人になるくらい、寂しくもなんともないからね」
平静を装ったような、少し上ずった声で、彼は言葉を返してくる。自分が置いていかれると思って、不安を感じているのだろう。その執着心に、少しだけ嬉しさを感じてしまう
「実家には、ルチアーノも一緒に帰るんだよ。今度は父さんも帰ってくるみたいだから、紹介したいと思ったんだ」
そう言うと、彼は再び表情を変える。安心と不安が混ざったような、複雑な表情だった。
11250そう言うと、ルチアーノは黙って顔を上げた。僕を見つめる瞳が、驚愕の色に染まっている。信じられないものを見たような、外見相応の反応だ。しかし、その表情も、一瞬のうちに消えていってしまった。
「ふーん。君がそうしたいなら、帰ればいいじゃないか。一人になるくらい、寂しくもなんともないからね」
平静を装ったような、少し上ずった声で、彼は言葉を返してくる。自分が置いていかれると思って、不安を感じているのだろう。その執着心に、少しだけ嬉しさを感じてしまう
「実家には、ルチアーノも一緒に帰るんだよ。今度は父さんも帰ってくるみたいだから、紹介したいと思ったんだ」
そう言うと、彼は再び表情を変える。安心と不安が混ざったような、複雑な表情だった。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。ルチに柔軟ができないことをからかわれるTF主くんの話です。ストレッチ お風呂から上がると、僕は大きく伸びをした。強張っていた腕の筋肉が、天へと引っ張られて伸びていく。度重なるデュエルで、身体中はバキバキになっている。お風呂のお湯の温かさに触れても、まだ疲労は消えてくれなかった。
両腕が伸びると、そのままストレッチに入った。酷使した筋肉は、ちゃんとメンテナンスしないと傷んでしまうのだ。デュエリストである以上、身体の健康を保つのも仕事のひとつである。足に手を伸ばすと、ゆっくり全身を解していった。
「何してるんだよ」
不意に、背後から声が聞こえてきた。振り返ると、寝間着に身を包んだルチアーノが、呆れ顔でこっちを見ている。阿呆でも見るような顔だった。
「ストレッチだよ。今日はたくさん身体を動かしたから、筋肉を伸ばしてあげてるんだ」
2828両腕が伸びると、そのままストレッチに入った。酷使した筋肉は、ちゃんとメンテナンスしないと傷んでしまうのだ。デュエリストである以上、身体の健康を保つのも仕事のひとつである。足に手を伸ばすと、ゆっくり全身を解していった。
「何してるんだよ」
不意に、背後から声が聞こえてきた。振り返ると、寝間着に身を包んだルチアーノが、呆れ顔でこっちを見ている。阿呆でも見るような顔だった。
「ストレッチだよ。今日はたくさん身体を動かしたから、筋肉を伸ばしてあげてるんだ」
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。ほぼ同棲状態のTF主くんとルチがカレーライスを作る話。前半ほのぼの、最後が少しシリアスです。カレーライス「今日の夜ごはんは、カレーライスを作ろうか」
ルチアーノの手を握ると、僕は顔を見ながらそう言った。
時刻は、夕方の五時を過ぎた頃だ。買い物をして料理を作るには、ちょうどいい頃合いだろう。ルチアーノはカレーライスが好きだから、一緒に作ってみたいと思っていたのだ。
「君、料理なんかできるのかよ。いつも自炊なんかしないだろ。ちゃんと作れるのか?」
彼はにやにやと笑いながら答える。僕をからかうような、意地悪な笑みだった。彼の言葉を跳ね返すように、僕も意地悪な声色を作る。
「ルチアーノも一緒に作るんだよ。そうすれば、失敗なんてしないでしょ」
そう言うと、彼はようやく顔を上げた。真ん丸になった瞳が、真っ直ぐに僕の方へと向けられる。信じられないといった顔だった。
5979ルチアーノの手を握ると、僕は顔を見ながらそう言った。
時刻は、夕方の五時を過ぎた頃だ。買い物をして料理を作るには、ちょうどいい頃合いだろう。ルチアーノはカレーライスが好きだから、一緒に作ってみたいと思っていたのだ。
「君、料理なんかできるのかよ。いつも自炊なんかしないだろ。ちゃんと作れるのか?」
彼はにやにやと笑いながら答える。僕をからかうような、意地悪な笑みだった。彼の言葉を跳ね返すように、僕も意地悪な声色を作る。
「ルチアーノも一緒に作るんだよ。そうすれば、失敗なんてしないでしょ」
そう言うと、彼はようやく顔を上げた。真ん丸になった瞳が、真っ直ぐに僕の方へと向けられる。信じられないといった顔だった。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ(ルチ視点)。クリスマスの夜であることを意識してしまうルチとそこまでは考えてないTF主くんの話。微センシティブです。クリスマスの夜 風呂から上がると、積み上げられた着替えに手を伸ばした。一度白い布地を持ち上げ、少し悩んでから黒のレースに持ち変える。両手で広げると、面積の小さい布切れが視界に飛び込んできた。
こんなものを身につけるなんて、正気の沙汰とは思えない。男を喜ばせるために恥を晒すなんて、人間の中でも一部の阿呆しかしていないだろう。神の代行者どころか、真っ当な思考を持つ人間にとっても、あり得ない行為だと思われた。
黒のレースから手を離し、いつもの下着に手を伸ばす。柔らかい素材で作られた、子供じみたデザインの下着は、神が僕に与えた衣服のひとつだった。真っ白なのは、ズボンから透けて見えることが無いようにという配慮なのだろう。
3840こんなものを身につけるなんて、正気の沙汰とは思えない。男を喜ばせるために恥を晒すなんて、人間の中でも一部の阿呆しかしていないだろう。神の代行者どころか、真っ当な思考を持つ人間にとっても、あり得ない行為だと思われた。
黒のレースから手を離し、いつもの下着に手を伸ばす。柔らかい素材で作られた、子供じみたデザインの下着は、神が僕に与えた衣服のひとつだった。真っ白なのは、ズボンから透けて見えることが無いようにという配慮なのだろう。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチのクリスマス。ルチへのサプライズで部屋をパーティーっぽくするTF主くんの話です。クリスマス「今週の日曜日は、一緒に出掛けられないからな」
食事を終えると、ルチアーノは唐突にそう言った。
「えっ」
突然の報告に、僕は間抜けな声を上げてしまう。そんなこと、これまでに一言も聞いていなかったのだ。二日前になってから言われたら、驚くに決まっている。
「君には残念だけど、任務に呼び出されちゃったんだ。神の代行者の仕事には、クリスマスなんて関係ないからね」
そんな僕をよそに、ルチアーノは淡々と言葉を続ける。仕事だなんて言われたら、僕には断ることなどできなかった。
「そうなんだ……」
今週の日曜日は、クリスマスイブである。ルチアーノと出会ってから二回目のクリスマスだから、僕はそれなりに張り切っていた。ケーキを予約したり、出前の予約をしたり、プレゼントを用意したりと下準備をして、後は当日を迎えるだけになっていたのだ。
4625食事を終えると、ルチアーノは唐突にそう言った。
「えっ」
突然の報告に、僕は間抜けな声を上げてしまう。そんなこと、これまでに一言も聞いていなかったのだ。二日前になってから言われたら、驚くに決まっている。
「君には残念だけど、任務に呼び出されちゃったんだ。神の代行者の仕事には、クリスマスなんて関係ないからね」
そんな僕をよそに、ルチアーノは淡々と言葉を続ける。仕事だなんて言われたら、僕には断ることなどできなかった。
「そうなんだ……」
今週の日曜日は、クリスマスイブである。ルチアーノと出会ってから二回目のクリスマスだから、僕はそれなりに張り切っていた。ケーキを予約したり、出前の予約をしたり、プレゼントを用意したりと下準備をして、後は当日を迎えるだけになっていたのだ。
moni
PAST[???] last mouse drawing before i got my lil wacom lolol good times. unfinished bc back then my old mouse started acting tf up LOL 2流菜🍇🐥
DONETF主ルチ。罰ゲームありのUNOで本気を出すTF主くんの話。アイデアをお借りして書いています。詳しいことはくるっぷに。罰ゲーム 夕食の食器を片付けると、机の隅に置かれていた紙箱を引き寄せた。手のひらに乗るくらいの大きさのシンプルな箱で、パッケージには『UNO』と描かれている。皺が寄り、一部の塗装が剥げた蓋を開けると、中に入っていたカードを取り出した。
「またそれかよ。よく飽きないな」
隣から、呆れたような声が聞こえてくる。向かい側の席に座っているルチアーノが、胡座をかきながら僕を見ていた。椅子の上で胡座をかくなんて、器用で変な座り方だ。少し呆れを感じながら、目の前の少年に言葉を返した。
「またって、この前始めたばかりでしょ。もう飽きたの?」
「飽きるに決まってるだろ。色か数字が同じカードを出していくだけの、単純なゲームなんだから。バラエティカードもあるっちゃあるけど、二人だと意味が無いからな」
3929「またそれかよ。よく飽きないな」
隣から、呆れたような声が聞こえてくる。向かい側の席に座っているルチアーノが、胡座をかきながら僕を見ていた。椅子の上で胡座をかくなんて、器用で変な座り方だ。少し呆れを感じながら、目の前の少年に言葉を返した。
「またって、この前始めたばかりでしょ。もう飽きたの?」
「飽きるに決まってるだろ。色か数字が同じカードを出していくだけの、単純なゲームなんだから。バラエティカードもあるっちゃあるけど、二人だと意味が無いからな」
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。ルチに浮気を咎められるかと思ったらそうではなかった話。浮気 シティ繁華街は、今日も賑わっていた。大通りを覆い尽くすように、人々が行き交っている。休日の昼間となると、町の人通りは格段に増えるのだ。流れに乗って歩いてくる人々を、身体を反らしてかわしながら先へと進む。実を言うと、僕は人を避けるのが得意ではない。リンボーダンスのようになりながら歩いていると、不意に背後から声をかけられた。
「あら、○○○じゃない」
大人びていて、落ち着いた雰囲気の女性の声だった。妖艶な美女というのに相応しい感じだが、僕にとっては聞き慣れた声である。振り返ると、私服姿のアキが立っていた。
「アキ? こんなところでどうしたの?」
尋ねると、アキは優しい笑みを浮かべた。こうして微笑んでいると、彼女の姿は深窓の令嬢にしか見えない。これでジャックにも負けないほどの気の強さなのだから、ファンが付くのも当然だ。
4095「あら、○○○じゃない」
大人びていて、落ち着いた雰囲気の女性の声だった。妖艶な美女というのに相応しい感じだが、僕にとっては聞き慣れた声である。振り返ると、私服姿のアキが立っていた。
「アキ? こんなところでどうしたの?」
尋ねると、アキは優しい笑みを浮かべた。こうして微笑んでいると、彼女の姿は深窓の令嬢にしか見えない。これでジャックにも負けないほどの気の強さなのだから、ファンが付くのも当然だ。