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    支援

    ゆきこ

    DOODLEタイトルまんま、支援課がわちゃわちゃっとしてるいぬの日に因んだらくがき。前に上げたねこの日を踏まえた話だけど、ねこの日にキーアに押しきられて全員(課長やツァイト含む)でねこみみをつけた事だけ押さえておけば読めるはず。なお今回はノエルとワジは欠席です(^_^;)
    初期面子でわちゃわちゃしてるの、やっぱり好きだなあ。人数的にも動かしやすくて丁度良いんですよね。またそのうち何か書けたら良いな!
    支援課でいぬの日の話 2022秋も深まってきた11月1日。
    この日も朝から忙しく支援要請をこなしていたロイドたちがビルへと戻ったのは、夕刻、もう日が沈んだ後の事だった。
    今日の夕食当番はロイドとティオだったが時間も気力もあまりなくて。少し寒いし簡単に鍋にでもしようかと話をしながら入り口の扉を潜れば、途端に4人の鼻孔を良い匂いがくすぐり。
    もしかして、と顔を見合わせた彼らがキッチンを覗けば、そこには予想通りエプロンをつけたキーアの姿があった。

    「おかえり、みんなっ! 疲れてるだろうし、今日はキーアがごはん、作ったよ?」
    「ただいま、キーア。助かるよ。帰りも遅くなっちゃったし、正直今日はあまり作る気力もなかったからな」

    にこにこと笑顔を浮かべるキーアとその頭をなでるロイドという何とも癒される光景に自然と全員が笑顔になり、その後和やかに夕食の時間は過ぎていったのだが。
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    @t_utumiiiii

    DOODLE※風花雪月・紅花の章のエンディングネタバレを含みます。 ディミエデを前提としたフェルエデペアエンド二次 
    フェルエデペアエンド後のエーデルガルトがフェルディナントに呼び名を教えない話(師との支援はB止まり)
    coda(ディミエデを前提としたフェルエデペアエンド二次) 決闘の末に結ばれた女帝と鉄血宰相の逸話をなぞるように、エーデルガルトとフェルディナントは結ばれた。もしも、十年前の自分にそのことを言って聞かせれば、その場で卒倒……までは、まあ、しないでしょうけれど、大層驚くでしょうね、と、その現状についてエーデルガルトは、自分のことながら、やや呆れるほどの気持ちでそう思っている。
     士官学校に在籍していた当時のエーデルガルトにとって、フェルディナントの印象は、率直に言うと、あまり良くなかった。エーギル公の嫡男、何も知らない子供。大貴族である自らの血筋と家柄――「貴族であること」に対して非常に強い誇りを持ち、さらにそれを美徳として追及するフェルディナントは、貴族たる自らの理想を体現するためにか、或いは宰相家の嫡男ということもあってか、次期皇位継承者であるエーデルガルトに向かって、事あるごとに突っかかっては、故事になぞらえた「決闘」を申し込んできた。
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    ゆきこ

    DOODLE支援課がわちゃわちゃしてるだけの短い話。フォロワーさんがロイド君の上着について呟いておられたので、私はこう思ってるよ、というのを書いてみました。いやだって、最初からロゴ入りのジャケット着てるのはおかしいし、きっとこういうやり取りがあったのではと。ちなみにバッジも各々どこかにつけてはいるけど、一緒に行動してる時はロイド君が手帳を見せれば身分証明は終わるのであまり出番はない、かもしれないですね!
    ここに残るかどうか迷っていたロイドも腹を括り、特務支援課が発足し。本格的に業務を始めようかというこの日、端末を確認したロイドたちが出掛けようとしたところでセルゲイから待ったがかかった。

    「おい。お前らに渡すモンがあるからちょっと待て」
    「渡す物、ですか?」
    「ああ。業務上、お前らは一般市民と接する機会が多くなる訳だが、警察官の制服じゃ威圧感を与えちまうかもしれねえ。かといってその格好じゃ警察とは信じてもらえねえ可能性もある。なんで一応、C.S.P.D.――クロスベル警察のロゴの入った揃いのジャケットと、SSS――特務支援課のバッジを用意させた」
    「あら。確か服は自由だって聞いた覚えがあるのですが」
    「ああ、自由だ。だから着たくなきゃ別に着なくてもいい。……が、ロイド。せめてお前ひとりくらいは着とけ」
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