sousaku_ningen
DONE悠崎 巡→(→→)(←←←←)←古戸嶋 冴紅思いの比率的はこんくらいの差がある二人の現パロ、年齢操作ネタです。
ついでに、診断メーカーのお題に添ったかたちです。よろしくどうぞ。
ちまちま書いてたせいで、まったくの季節外れになりました。すみません。
けど、もこもこの暖かい格好しながら寄り添い合う関係ってステキだなーって思ったりします。
(´>ω∂`)息抜きに時間かけすぎなんだわ。 8894
皿木花
DONE18歳未満、性的表現苦手な方は閲覧禁止。ウツハン♀/現パロ/R18/おにろり
ウツシくんとろりでしの、秘密の夏の1日。
訳→倫理も正気と一緒に何処かに捨てられてしまいました。あれぇ??? 4756
せっちん
MOURNING全く出す予定も無いなんちゃってサンプル。少し前にTwitterで流れてたエアコンが壊れて半導体不足で修理出来ず、相手宅に転がり込む話をもしも自分が考えたら…と思って描き始めた現パロらくがきでした。
カフェ店員×リーマンどんだけ好きなんだ…
そして本当…そろそろ現実を見ようと思います(古戦場) 10
jam_apple419
DONE【宇佐美視点】宇佐美が透明人間になってしまうSF(少し不思議な)尾宇佐の話。こちらは宇佐美視点になります。大筋は同じですが尾形視点もあるのでそちらも読むとわかりやすいかも?
※現パロ。付き合って同棲している。
なんでも許せる人向け。 17
jam_apple419
DONE【尾形視点】宇佐美が透明人間になってしまうSF(少し不思議な)尾宇佐の話。こちらは尾形視点になります。大筋は同じですが宇佐美視点もあるのでそちらも読むとわかりやすいかも?
※現パロ。付き合って同棲している。
なんでも許せる人向け。 15
crow4610
MOURNINGロリショタリヴァハンの現パロ。すっごい書きたいけど書きたい欲が強すぎて逆に筆が進まなくなったやつ。書きたいけど、書きたいんだけど、進まない…。結ばれなかった者達へ**結ばれなかった者達へ**
ばたばたと布地のはためく音で目が開く。
二メートル近くあるだろうか。へこんだ地面の縁で、深緑色の布の塊が強風に煽られて翻っている。風を孕んでは膨らんで、押し出されては萎む。繰り返されるその動作を眺めている内に、それの中央に一対の羽が刺繍されている事に気づいた。太糸で力強く縫い表されている。よく目を凝らして更に注視していると、それは誰かが羽織ったマントであることが判った。みるみる内にマントから手足が生えて、ちょこんと頭部が乗る。蹲踞した後姿に、ドキドキと胸が震えた。ゆっくりとこちらを振り返る人物の口元だけが妙にはっきりと見えた。
「 」
その人の口元が大きく笑みを象って、何かを告げる。ひときわ大きくなる風の音に、言葉の判別はおろか声すらも届かない。もう一度言って、と大きな声で懇願している内に、その人はゆっくりと風の中に溶けて消えた。
5863ばたばたと布地のはためく音で目が開く。
二メートル近くあるだろうか。へこんだ地面の縁で、深緑色の布の塊が強風に煽られて翻っている。風を孕んでは膨らんで、押し出されては萎む。繰り返されるその動作を眺めている内に、それの中央に一対の羽が刺繍されている事に気づいた。太糸で力強く縫い表されている。よく目を凝らして更に注視していると、それは誰かが羽織ったマントであることが判った。みるみる内にマントから手足が生えて、ちょこんと頭部が乗る。蹲踞した後姿に、ドキドキと胸が震えた。ゆっくりとこちらを振り返る人物の口元だけが妙にはっきりと見えた。
「 」
その人の口元が大きく笑みを象って、何かを告げる。ひときわ大きくなる風の音に、言葉の判別はおろか声すらも届かない。もう一度言って、と大きな声で懇願している内に、その人はゆっくりと風の中に溶けて消えた。
ゆき📚
DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅷ今回で一応最終回という風になっております。
決めたら早いよ会社員、純粋猪突だ大学生、なんやかんやはなんやかんやです!な感じなっています。
こんなに続くと思って無かったし書いている間に本編はえらい事になってて、いやはや…
相変わらず諸々雑な感じですが
大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅷ 「約束です。どんな形でもいいから守ってくださいね」
そう言って笑ったあいつは結局俺を置いていった。
初めからわかっていた結末なのに変わる事無く迎えたその事実に心はひどく冷え込んだ。
みんなそうだと思って
その考えは違うとすぐに否定し
誰を責めればいいと思って
誰を責める事などできない事だと言い聞かす。
「約束ですよ」
どうして俺を置いていく、置いて行かないでくれ
*******
「あれ?リヴァイさん?」
自分の名前を呼ぶ声に顔を横に向ければ見慣れた人物と目が合って「やっぱりリヴァイさんだ」と改めて確認すると笑顔を向けてきた。
「おぉペトラじゃないか」
「どうしたんですか?あ、待ち合わせですか?」
8611そう言って笑ったあいつは結局俺を置いていった。
初めからわかっていた結末なのに変わる事無く迎えたその事実に心はひどく冷え込んだ。
みんなそうだと思って
その考えは違うとすぐに否定し
誰を責めればいいと思って
誰を責める事などできない事だと言い聞かす。
「約束ですよ」
どうして俺を置いていく、置いて行かないでくれ
*******
「あれ?リヴァイさん?」
自分の名前を呼ぶ声に顔を横に向ければ見慣れた人物と目が合って「やっぱりリヴァイさんだ」と改めて確認すると笑顔を向けてきた。
「おぉペトラじゃないか」
「どうしたんですか?あ、待ち合わせですか?」
ゆき📚
DONE【sngk】 【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅶ想像以上に続いていく現パロです。
突撃夜中の訪問者、会社員に忍び寄る人物―ッという事で今回はほぼミンとリヴァが喋っています。
相変わらず諸々雑な感じですが
大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅶ 某所、某マンション二十二時五十分—
訪問者を知らせるインターフォンの音にリビングのソファに座って本を読んでいたアルミンはふっと顔を上げると玄関のほうへ視線を向けた後、時刻を確認した。
こんな時間に誰だろう…と小さな不安を持ちながら本にしおりを挟んで置くと静かに玄関へと向かいカメラ映像を確認すれば扉の前に一人、ぽつんと立ち尽くしている人物の姿にアルミンはすぐにそれが誰だかわかり玄関の扉を開けた。
「エレン」
名前を呼べば床に落としていた視線がゆらりと上がって
「悪い、こんな時間に、連絡もしないで」
「一体どうしたの?とりあえず入って」
促されるままに玄関へと入ったエレンを見やりつつ扉を閉めて鍵をかけるとアルミンは改めてエレンを見た。
10275訪問者を知らせるインターフォンの音にリビングのソファに座って本を読んでいたアルミンはふっと顔を上げると玄関のほうへ視線を向けた後、時刻を確認した。
こんな時間に誰だろう…と小さな不安を持ちながら本にしおりを挟んで置くと静かに玄関へと向かいカメラ映像を確認すれば扉の前に一人、ぽつんと立ち尽くしている人物の姿にアルミンはすぐにそれが誰だかわかり玄関の扉を開けた。
「エレン」
名前を呼べば床に落としていた視線がゆらりと上がって
「悪い、こんな時間に、連絡もしないで」
「一体どうしたの?とりあえず入って」
促されるままに玄関へと入ったエレンを見やりつつ扉を閉めて鍵をかけるとアルミンは改めてエレンを見た。
ゆき📚
DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅵ現パロエレリです。
試される会社員、やっぱりテンパる会社員、若さと勢い!大学生!!
そんな感じのお話です。いい加減いちゃいちゃ書きたいと思い最後のほうちょっとだけちゅっちゅしております。
相変わらず諸々雑な感じですが
大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅵ ゆるやかに街が暗くなれば反するように地上からそびえ建つ様々な人工物が人工的な明かりを灯していく。
高層ビルの窓が不規則に四角く輝き、何かを宣伝するように緑と赤と青がびかびかと交代でリズムに合わせて光っているのが遠くに見える。
リヴァイはそう言った人工的な明かりがあまり好きでは無かった。
暗闇を照らす明るさは人間が発明した最高の科学のひとつだと思う。
リヴァイはそんな事を考えながら空を見上げる。
星が、見えねぇな
心の中で呟きながら朝に見た天気予報を思い出す。今日は一日晴れ模様という事で確かに地下鉄まで歩く道すがらに見た空は小さな雲がいくつか浮かぶだけであとは青い色が広がっていた。
そのまま夜になれば見る事ができるだろう星は
8750高層ビルの窓が不規則に四角く輝き、何かを宣伝するように緑と赤と青がびかびかと交代でリズムに合わせて光っているのが遠くに見える。
リヴァイはそう言った人工的な明かりがあまり好きでは無かった。
暗闇を照らす明るさは人間が発明した最高の科学のひとつだと思う。
リヴァイはそんな事を考えながら空を見上げる。
星が、見えねぇな
心の中で呟きながら朝に見た天気予報を思い出す。今日は一日晴れ模様という事で確かに地下鉄まで歩く道すがらに見た空は小さな雲がいくつか浮かぶだけであとは青い色が広がっていた。
そのまま夜になれば見る事ができるだろう星は
ゆき📚
DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅴ続いたよ現パロ!という事で
テンパった会社員、バイトだよ大学生、推しは力なり!!な感じになっております。
相変わらず諸々雑な感じですが
大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅴ 「めずらしいなお前がここに来るなんて」
仕事が終わり退勤する前に一服して帰ろうとエルヴィンは社内に設置してある喫煙スペースにひとりいた。
煙草を一本取り出して火をつけようとする前に、ふと人の気配がしたので入口に目を向ければリヴァイが静かに姿を見せたので小さく驚いた。
「帰る前に寄ってるかもと思ってな」
「読まれてたか」
エルヴィンが肩を小さくすかすとその様子を見ながらリヴァイは歩を進めてエルヴィンの横を通り過ぎ壁近くに設置してあるヒップバーに腰を乗せた。
「私に何か用が?」
「いや、特に」
どこか言い淀むように返したリヴァイの顔を見ようとエルヴィンは体を横に向けてテーブルに肘をつくように寄りかかった。
9318仕事が終わり退勤する前に一服して帰ろうとエルヴィンは社内に設置してある喫煙スペースにひとりいた。
煙草を一本取り出して火をつけようとする前に、ふと人の気配がしたので入口に目を向ければリヴァイが静かに姿を見せたので小さく驚いた。
「帰る前に寄ってるかもと思ってな」
「読まれてたか」
エルヴィンが肩を小さくすかすとその様子を見ながらリヴァイは歩を進めてエルヴィンの横を通り過ぎ壁近くに設置してあるヒップバーに腰を乗せた。
「私に何か用が?」
「いや、特に」
どこか言い淀むように返したリヴァイの顔を見ようとエルヴィンは体を横に向けてテーブルに肘をつくように寄りかかった。
ゆき📚
DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅳ続きました。現パロです。
諦める事は無い大学生とその同級生&情緒ががったがたな会社員とその同僚があーだこーだとそれぞれ話しております。割合的には社会人組の比率が高いです。
相変わらず諸々雑な感じですが
大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅳ 自分の頬に触れたまま静かに泣くその人をただ見守る事しかできなかった。
「すまない」
時折落ちる雫に気がつかなければ泣いているのかも分からない程に静かに泣くその人は今どんな顔でその雫を零しているのだろう。
なんと声をかけたらいいのかそもそも声をかけてもいいのか
こんな時、きっと名前を呼ぶだけでも何か、
何か目の前のこの人の涙を違うものにしてあげれたんじゃないのかと
そう思うのは傲慢なのだろうか
*****
「エレン」
講義の終わりを告げるチャイムの音が鳴り、静かだった教室内が波の様にざわつき生徒たちが散り散りに教室から出て行く中まったく動く様子も見せずぼんやりとした表情のまま固まっているエレンに隣に座って同じ講義を受けていたアルミンは心配の眼差しを彼に向けながら恐る恐る肩をポンとたたいてもう一度名前を呼んだ。
9269「すまない」
時折落ちる雫に気がつかなければ泣いているのかも分からない程に静かに泣くその人は今どんな顔でその雫を零しているのだろう。
なんと声をかけたらいいのかそもそも声をかけてもいいのか
こんな時、きっと名前を呼ぶだけでも何か、
何か目の前のこの人の涙を違うものにしてあげれたんじゃないのかと
そう思うのは傲慢なのだろうか
*****
「エレン」
講義の終わりを告げるチャイムの音が鳴り、静かだった教室内が波の様にざわつき生徒たちが散り散りに教室から出て行く中まったく動く様子も見せずぼんやりとした表情のまま固まっているエレンに隣に座って同じ講義を受けていたアルミンは心配の眼差しを彼に向けながら恐る恐る肩をポンとたたいてもう一度名前を呼んだ。
ゆき📚
DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅲ現パロです。続きました。
名前を教えたくない社会人とムキになった大学生が居酒屋であーだこーだと話してます。
相変わらず諸々雑な感じですが
大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅲ 「二名、個室で、無ければ他を当たる」
シンプルに店員に告げたリヴァイに店員は二人をざらっと見やりながら
「大丈夫です。奥のほうにひとつ開いてますよ~」
「ここでいいか?」
「構いません」
腕を掴んだままそう問われたエレンは答えると店員が「あ、すんません」とエレンを見ながら声を掛けてきて
「うち、二十一時以降は未成年者様は入店を断ってまして、そちらの方は―」
リヴァイはエレンのほうを見てどうなんだと視線で問いかける。
「オレ二十歳なんで大丈夫ですよ。なんなら学生証ありますけど?」
店員にそう答えると「でしたらだいじょぶでーす。ご案内しまーす」と言い慣れたように道先を示しながら進んでいく店員の後をついて行った。
7398シンプルに店員に告げたリヴァイに店員は二人をざらっと見やりながら
「大丈夫です。奥のほうにひとつ開いてますよ~」
「ここでいいか?」
「構いません」
腕を掴んだままそう問われたエレンは答えると店員が「あ、すんません」とエレンを見ながら声を掛けてきて
「うち、二十一時以降は未成年者様は入店を断ってまして、そちらの方は―」
リヴァイはエレンのほうを見てどうなんだと視線で問いかける。
「オレ二十歳なんで大丈夫ですよ。なんなら学生証ありますけど?」
店員にそう答えると「でしたらだいじょぶでーす。ご案内しまーす」と言い慣れたように道先を示しながら進んでいく店員の後をついて行った。
ゆき📚
DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅱ続きました。現パロです。
現世では感情豊かに生きていて欲しいという作者の願望がにじみ出ているのでキャラが崩れてる感あります。
あとエレリと言っていながら今回はほぼハンジ&リヴァイがメインのような感じになってます。
相変わらず諸々雑な感じですが
大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅱ 「えぇッ!?エレンに会ったの?」
某月某日、とある大手企業会社の一室にてリヴァイは大声を出した相手に睨むような視線を向けながら耳を塞ぐ仕草をしてみせた。
「うるせぇぞハンジ、ボリューム落とせ」
「ごめんごめん」
ハンジと呼ばれた女性は快活な笑みを見せながらそう言うと座っている椅子の背もたれにぐっと寄りかかるようにして普段使っている作業机からノートとペンを取り出した。
「同じ地域にいたんだね。すごいじゃん」
「あぁ」
「元気そうだった?どこで見たの?」
「エルドとペトラがやってるパン屋の前で雨宿りしてた」
「そうなの?え?え?話しかけた?彼リヴァイの事―」
「覚えてなかった」
ハンジが言い切る前にリヴァイはそう言うともう一度「覚えていなかった」
9224某月某日、とある大手企業会社の一室にてリヴァイは大声を出した相手に睨むような視線を向けながら耳を塞ぐ仕草をしてみせた。
「うるせぇぞハンジ、ボリューム落とせ」
「ごめんごめん」
ハンジと呼ばれた女性は快活な笑みを見せながらそう言うと座っている椅子の背もたれにぐっと寄りかかるようにして普段使っている作業机からノートとペンを取り出した。
「同じ地域にいたんだね。すごいじゃん」
「あぁ」
「元気そうだった?どこで見たの?」
「エルドとペトラがやってるパン屋の前で雨宿りしてた」
「そうなの?え?え?話しかけた?彼リヴァイの事―」
「覚えてなかった」
ハンジが言い切る前にリヴァイはそう言うともう一度「覚えていなかった」
ゆき📚
DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】10周年記念キャンペーンで気が付けば落ちました。
軽い気持ちで読んでしまったが故にアニメ見て号泣しながらハッピーを願わずにはいられないよ…
とそんな気持ちを昇華する為にのそのそ書いてました。現パロです。予定では続きます。
相変わらず諸々雑な感じですが
大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
【ジェリーフィッシュが解ける頃】 あの日の約束を叶えよう―
【ジェリーフィッシュが解ける頃】
大学の講義が終わった某月某日の午後―
エレン・イェーガーは帰り道にあるとあるパン屋の軒下に立っていた。
「まいったぁ」
ぼそりと呟きながらその目線の先には見える範囲をすべて灰色で覆いつくされた空があった。
そこから勢いよく降る雨にエレンは濡れて額に張り付いた前髪を手のひらでかき上げた。
朝に見た天気予報では一日晴れだと言っていたのでエレンはそれを信じて傘を持たずに出かけてみれば、帰りにこんなずぶ濡れが待っていたとは思いもせず
バイトも休みだから今日は早めに帰ってだらだらしようと思ったのに
そんな風に思いながら止む気配の無い雨脚をエレンは眺める。傘を持っている者は色とりどりのそれを差しながらそれぞれに小走りに悠々に、めんどくさそうに雨の中を右へ左へ
5407【ジェリーフィッシュが解ける頃】
大学の講義が終わった某月某日の午後―
エレン・イェーガーは帰り道にあるとあるパン屋の軒下に立っていた。
「まいったぁ」
ぼそりと呟きながらその目線の先には見える範囲をすべて灰色で覆いつくされた空があった。
そこから勢いよく降る雨にエレンは濡れて額に張り付いた前髪を手のひらでかき上げた。
朝に見た天気予報では一日晴れだと言っていたのでエレンはそれを信じて傘を持たずに出かけてみれば、帰りにこんなずぶ濡れが待っていたとは思いもせず
バイトも休みだから今日は早めに帰ってだらだらしようと思ったのに
そんな風に思いながら止む気配の無い雨脚をエレンは眺める。傘を持っている者は色とりどりのそれを差しながらそれぞれに小走りに悠々に、めんどくさそうに雨の中を右へ左へ
michi93chuu
PASTうつくしきひと/種をまく人々/追いつけ追い越せ/ただ、今を交わす/我ら幸せ配達人!/あなたと私から始まる/月夜の2人/白と黒の狭間/えあいんて!/(2011/12/15〜2012/01/07 pixivより再掲) 102michi93chuu
PAST「まぎまぎ」「ハロハロ」「空にかえる」「ださださかわいこちゃん」「お花畑の君」「行ったりきたり」※現パロ、捏造設定、女体化あります。(2011/10/27〜2011/11/15 pixivより再掲) 83
dokoka1011056
PAST路地裏のアブ・シンベル朝《現パロ》 〜♪
耳元に置いたスマホから大音量でアラームが流れる。ビクッと目を覚まして、反射的にイントロのうちに曲を止める。少し上がった心拍数を感じながら眠い目を擦る。何時もの覚醒の仕方。でも目覚めた場所は床の上。身体中がバッキバキだ。そして、
「ん…おはよう陸くん…」
「おはよう先輩。ごめん、腕重かったよな」
「んーん…大丈夫ー…」
俺のパジャマを着た腕の中のもふもふが、ぐーっと伸びをした。
カーテンの隙間から差し込んだ朝日が、先輩の柔らかい毛をキラキラと輝かせた。今日は講義もない。いい朝だ。
テレビ画面には総合リザルト画面。ミッションコンプ率100%・生存率100%・フェイタルエネミー撃破率100%・ルート回収率100%・コンティニュー回数0。壮観だ。
4409耳元に置いたスマホから大音量でアラームが流れる。ビクッと目を覚まして、反射的にイントロのうちに曲を止める。少し上がった心拍数を感じながら眠い目を擦る。何時もの覚醒の仕方。でも目覚めた場所は床の上。身体中がバッキバキだ。そして、
「ん…おはよう陸くん…」
「おはよう先輩。ごめん、腕重かったよな」
「んーん…大丈夫ー…」
俺のパジャマを着た腕の中のもふもふが、ぐーっと伸びをした。
カーテンの隙間から差し込んだ朝日が、先輩の柔らかい毛をキラキラと輝かせた。今日は講義もない。いい朝だ。
テレビ画面には総合リザルト画面。ミッションコンプ率100%・生存率100%・フェイタルエネミー撃破率100%・ルート回収率100%・コンティニュー回数0。壮観だ。
Luna_Dartymoon
DONE現パロ勇尾小説です。たまに精神退行して子供のようになってしまう尾とそれを慈しむ優しい勇のお話。
今回は一緒に買い物して料理作って飲み比べします。
全年齢ですがキスシーンがあるのでご注意ください。それから3話はおそらくR-18になりますので、近親相姦展開大丈夫な方のみお読みください。
時々子供になっちゃう兄様と一緒に暮らすことになった話2 尾形百之助は死ぬことにした。
別に悲壮感はない。一粒の涙を流すこともないし、淡々としたものだ。これまでの人生それなりに泥臭く生き抜いてきたのに、こんなに唐突に人生を終えようとしていることは自分としても予想外だった。だが父の死の知らせを受けて以来、何もかもがどうでも良くなってしまったのだ。
百之助の父は大企業の社長、母はその愛人だ。だが父は本妻との間に子供が産まれるとぱったりと来なくなり、そのうちに母は亡くなった。
自分たちを捨てた父を百之助は恨んでいたが、今になって思えばその気持ちをバネにして励んでいたのだろう。
だから、父の死で全てが台無しになった。なにもかもどうでもよくなって、遺産相続権も気持ちよく投げ出してやった。そうしてこれといった未練もなく、百之助はアパートの屋上から飛び降りた…はずだったのだが。
6306別に悲壮感はない。一粒の涙を流すこともないし、淡々としたものだ。これまでの人生それなりに泥臭く生き抜いてきたのに、こんなに唐突に人生を終えようとしていることは自分としても予想外だった。だが父の死の知らせを受けて以来、何もかもがどうでも良くなってしまったのだ。
百之助の父は大企業の社長、母はその愛人だ。だが父は本妻との間に子供が産まれるとぱったりと来なくなり、そのうちに母は亡くなった。
自分たちを捨てた父を百之助は恨んでいたが、今になって思えばその気持ちをバネにして励んでいたのだろう。
だから、父の死で全てが台無しになった。なにもかもどうでもよくなって、遺産相続権も気持ちよく投げ出してやった。そうしてこれといった未練もなく、百之助はアパートの屋上から飛び降りた…はずだったのだが。
Luna_Dartymoon
DONE現パロ勇尾小説です。たまに精神退行して子供のようになってしまう尾とそれを慈しむ優しい勇のお話。
全年齢ですが失禁シーンと入浴シーンがあるのでご注意ください。
時々子供になっちゃう兄様と一緒に暮らすことになった話1 「お前には腹違いの兄がいるのだ」
勇作の父は、死の間際に衝撃的な一言を残して逝った。
厳格で寡黙な人であった。大企業の社長としてたくさんの部下を抱え、周囲を見渡すその眼光はいつも鋭かった。「お前は将来この会社を引き継ぐのだから」と、勇作のこともけして甘やかさなかった。しかし勇作は幼い頃から聡明であったので、その厳しさが父の愛であることを理解していたし、そんな父を尊敬していた。
だから「腹違いの兄」など、勇作にとってはまさに青天の霹靂であった。思わず耳を疑ったが、隣にいた母が眉を顰めたのを見て事実なのだと直感した。
社長である勇作の父には莫大な遺産があった。遺産相続の手続きを進める上で腹違いの兄の存在を隠し通すのは不可能、父はそう思ってやむを得ず秘密を明かしたのだと思われた。
9192勇作の父は、死の間際に衝撃的な一言を残して逝った。
厳格で寡黙な人であった。大企業の社長としてたくさんの部下を抱え、周囲を見渡すその眼光はいつも鋭かった。「お前は将来この会社を引き継ぐのだから」と、勇作のこともけして甘やかさなかった。しかし勇作は幼い頃から聡明であったので、その厳しさが父の愛であることを理解していたし、そんな父を尊敬していた。
だから「腹違いの兄」など、勇作にとってはまさに青天の霹靂であった。思わず耳を疑ったが、隣にいた母が眉を顰めたのを見て事実なのだと直感した。
社長である勇作の父には莫大な遺産があった。遺産相続の手続きを進める上で腹違いの兄の存在を隠し通すのは不可能、父はそう思ってやむを得ず秘密を明かしたのだと思われた。
tobitakehiko
DOODLEリハビリにキスの日宇善٩(♡ ˘ ³˘)(*˘︶˘♡)*♡
ちゅーというよりもはや
うずいさんのパンツ
脱がせようとしてるだけ…⚡
仕上げの色何が正解か
わからなくなったので
モノクロもおいていきます 2
ぴよ🐣
DONE〚R18〛第2回ぜんねずwebオンリーで公開したものです。過去作『恋する乙女な🎀ちゃん』、ワンドロお題『お返し』の続きです。
R18は新作漫画のみですが、続きの為まとめて展示いたします😌
以前読んでくださった方や、Rだけでよくってよ💕…という方は、前半ザッと飛ばしてちゃってください😁
(…あ!うちの⚡くんはハンドメイド好きです。) 27
tsunati
DONEうちよそ、現パロ話。多分このちょっと前に痴漢か何かに遭ったところを助けてもらって、そのお礼にって誘ったというていで。
サクヤくんにお越しいただきました、ありがとうございます。
先日助けていただきましたお礼です ちょっとだけ緊張しながら文字を打ち、送信する。さほど経たないうちにポコンと返事が届いて、了承を得られてほっとした。
「何やってんだァ?」
気になるコでも出来たか、なんて笑いながら肩を抱かれ、そんな訳無いでしょとだけ返す。それから思い直して、やり取りの相手と内容を教えた。
「新作まだ飲んでなくて、この間のお礼も兼ねて誘ってみたんだよ」
「ああ…ならオレも行く。明後日だったな?時間作るから」
「え」
お前が世話になった相手なら、きちんと挨拶しねェとな?と笑顔で、だけど圧が強くて結局断れず、追加の文章を送る。
『すみません、同行者増えても大丈夫ですか』
『あー大丈夫大丈夫、気にすんな。てかこっちも行きたいって言われてさ…いいかな』
1673「何やってんだァ?」
気になるコでも出来たか、なんて笑いながら肩を抱かれ、そんな訳無いでしょとだけ返す。それから思い直して、やり取りの相手と内容を教えた。
「新作まだ飲んでなくて、この間のお礼も兼ねて誘ってみたんだよ」
「ああ…ならオレも行く。明後日だったな?時間作るから」
「え」
お前が世話になった相手なら、きちんと挨拶しねェとな?と笑顔で、だけど圧が強くて結局断れず、追加の文章を送る。
『すみません、同行者増えても大丈夫ですか』
『あー大丈夫大丈夫、気にすんな。てかこっちも行きたいって言われてさ…いいかな』
おむさわ
DOODLE//2022.5.18//現パロ注意です!! どう考えてもとーりべの影響。
この後すぐに麿がニコッて笑ってフレンドリーになって、すいくんが余計にええ…!?ってなる。悪い事はしないんだけど喧嘩がめちゃくちゃ強くて、売られた喧嘩を買ってたうちに不良として有名になっちゃった麿……に夢を見ています。
//応援絵文字?ありがとうございます…!😢✨
satsuki470517
DONE「お持ち帰りは慎重に①」文庫メーカー全7ページ
※マクドナルドコラボぎゆしの小説
※現パロぎゆしの
※義勇さん体育大学4年生
※しのぶさん薬学部1年生
※別々の大学に通っている
※2人とも同じ店でアルバイトをしている
※付き合って1年弱
※過去にツイ上げした作品をこちらにも再掲しました 7
satsuki470517
DONE「お持ち帰りは慎重に②」文庫メーカー全6ページ
※マクドナルドコラボぎゆしの小説
※現パロぎゆしの
※義勇さん体育大学4年生
※しのぶさん薬学部1年生
※2人は別々の大学に通っている
※同じ店でアルバイトをしている
※付き合って1年弱 6
satsuki470517
DONE「お持ち帰りは慎重に③」文庫メーカー全10ページ
※マクドナルドコラボぎゆしの小説
※現パロぎゆしの
※義勇さん体育大学4年生
※しのぶさん薬学部1年生
※2人は別々の大学に通っている
※付き合って1年弱 10
satsuki470517
DONE「お持ち帰りは慎重に④終」文庫メーカー全24ページ
※マクドナルドコラボぎゆしの小説
※現パロぎゆしの
※義勇さん体育大学4年生
※しのぶさん薬学部1年生
※錆兎、真菰、カナエ、カナヲも出ます
※全員前世の記憶あり 24
tsunati
DONEうぐさん作の100ない質問お借りしました!弊里兄貴分、アルの現パロ設定です。この時点で恋人は居ないていで。
兄貴分に100ない質問・名前と年齢を教えてください。
→水野アルテミス、18歳です。
・普段どうやって呼ばれていますか?
親→アルテミス
兄弟→兄弟分達はアル、実際の兄弟は居ない
友人→アル、アルくん、水野、水野くん
知り合い→アルくん、水野くん
・普段周りの人をどう呼んでいますか?
親→父さん、母さん
兄弟→上の兄弟分には名前ににぃ、ねぇが付く
友人→名前か苗字呼び捨て
知り合い→苗字にさん付け
・親しい人からはどう呼ばれたいですか?
→アル、と呼んでもらえれば。でも好きに呼んでもらって大丈夫です。
・自分の名前は好きですか?
→嫌いではないです、すぐ覚えてもらえるし。ただちょっと微妙な気分にはなります…女神の名前なので。
ーーー
・家族構成を教えてください。
2722→水野アルテミス、18歳です。
・普段どうやって呼ばれていますか?
親→アルテミス
兄弟→兄弟分達はアル、実際の兄弟は居ない
友人→アル、アルくん、水野、水野くん
知り合い→アルくん、水野くん
・普段周りの人をどう呼んでいますか?
親→父さん、母さん
兄弟→上の兄弟分には名前ににぃ、ねぇが付く
友人→名前か苗字呼び捨て
知り合い→苗字にさん付け
・親しい人からはどう呼ばれたいですか?
→アル、と呼んでもらえれば。でも好きに呼んでもらって大丈夫です。
・自分の名前は好きですか?
→嫌いではないです、すぐ覚えてもらえるし。ただちょっと微妙な気分にはなります…女神の名前なので。
ーーー
・家族構成を教えてください。
hk_krhr
DONEシルイン(+クロヒル)位の小説になりますので、こちらはウィークタグの方は避けます。自分の書いた現パロ設定でシルイン(特に風紀委員してるグリットちゃん)を見たくなったが故に同時生成した産物です。グレン氏の話を拾おうと思ったのですがキャパ上拾い損ねてしまい、申し訳ない限りです。
シルイン好きさんのお肌に合うかわかりませんが、どなたかにでも少しでも楽しんでいただければ幸いです。
【現パロ】ぐりっとちゃん、恋心自覚の巻。【シルイン】【注意書き】
1 書いている人の主生息地がクロヒルです。ですが、こちらはシルインがメインです。ただ、そちらも影響してクロヒル要素もそこそこ含んでいます。
2 クロヒルweekに際してあげた小説の現パロ設定と合わせて書いたシルイン小説になります。(この設定でシルインを唐突に書きたくなったため。)こちらだけでも読める筈ですが、少し設定がわかりにくいかもしれません。
3 でも謎のこだわりを発揮してしまい長いです。ご注意ください。
4 その他 青獅子NLをメインに小説書くのはこちらが初なので気になることなどあるかと思います。どうしても気になる際はそっとご指摘いただけますと幸いです。
5 主な登場人物 シルヴァン イングリット(後半の方が出番多いです。)
104471 書いている人の主生息地がクロヒルです。ですが、こちらはシルインがメインです。ただ、そちらも影響してクロヒル要素もそこそこ含んでいます。
2 クロヒルweekに際してあげた小説の現パロ設定と合わせて書いたシルイン小説になります。(この設定でシルインを唐突に書きたくなったため。)こちらだけでも読める筈ですが、少し設定がわかりにくいかもしれません。
3 でも謎のこだわりを発揮してしまい長いです。ご注意ください。
4 その他 青獅子NLをメインに小説書くのはこちらが初なので気になることなどあるかと思います。どうしても気になる際はそっとご指摘いただけますと幸いです。
5 主な登場人物 シルヴァン イングリット(後半の方が出番多いです。)
hk_krhr
DONE #クロヒルweekお題【フリーテーマ】
【笑顔】の方も関わってる部分あるかもです。
パロディの日に現パロ小説が間に合いませんでしたが、パロディに過去回想重ねてますので本日でも良いかなと。
割と気に入ってる設定ですので、もしはまる所でもありましたら、誰か描いて下さると......(乞食)
さておき、主催のララさん一週間ありがとうございます!お陰様GWでとっても楽しかったです~!!
夕景、鼓動を打つ。【注意点】
1.モブがそこそこ出てくる。モブ男君とクロード君が仲の良い友達です。
2.現パロ(学園モノ)です。
3.年齢は操作していませんが、現パロ年齢操作時空での過去回想が入ります。
4.年齢の方に合わせたため、ヒルシュクラッセが全員同じ部活に所属していますが、同じクラスではなくなっています。
*
ここは由緒正しき家柄やスポーツ特待の生徒のみが通う、エリートの為の学校。
2年A組。クロードは休み時間に友人らと『誰が一番ペン回しをした場合の毎分ごとの回転数が多いか』を競いあって遊んでいた。
そんな中、教室の扉をコンコンと鳴らす音が聞こえてきた。
「クロード君いますかー?」
彼女がそういった途端、教室がざわつく。
「あの子やばくね......?」
72251.モブがそこそこ出てくる。モブ男君とクロード君が仲の良い友達です。
2.現パロ(学園モノ)です。
3.年齢は操作していませんが、現パロ年齢操作時空での過去回想が入ります。
4.年齢の方に合わせたため、ヒルシュクラッセが全員同じ部活に所属していますが、同じクラスではなくなっています。
*
ここは由緒正しき家柄やスポーツ特待の生徒のみが通う、エリートの為の学校。
2年A組。クロードは休み時間に友人らと『誰が一番ペン回しをした場合の毎分ごとの回転数が多いか』を競いあって遊んでいた。
そんな中、教室の扉をコンコンと鳴らす音が聞こえてきた。
「クロード君いますかー?」
彼女がそういった途端、教室がざわつく。
「あの子やばくね......?」
サイカ
DONEピオぐだ♀。現パロです、ご注意
、、、勢いって大事ですね。。
最期の想いは教えない「わ、先生ってどんな色も映えちゃいますね」
立香に、爪を化粧されている。誤解だ。暇だからと爪化粧をしている立香に構えと言ったら、俺に施したいと言って、赤い爪紅を足に熱心に塗っているのだ、彼女は。
「あまり嬉しくはないな。化粧は女性がするものだ」
「現代では男性でも、メイクしてたりしてますよ? 血色善くするために、パウダーとかエトセトラ。はい、でーきたっ」
ご機嫌で僕のつま先に息を吹きかけてくる。やめろ、くすぐったい。
「……これ、どれくらい待てばいいんだ」
「ん……20秒! もう大丈夫ですよ。すぐ乾くもの選びましたから」
足の爪に赤を施され、しげしげと見つめたが、悪くはないが決して良くもない。立香のような瑞瑞しい女の脚にこそ、こういうものは似合うというのに。
1517立香に、爪を化粧されている。誤解だ。暇だからと爪化粧をしている立香に構えと言ったら、俺に施したいと言って、赤い爪紅を足に熱心に塗っているのだ、彼女は。
「あまり嬉しくはないな。化粧は女性がするものだ」
「現代では男性でも、メイクしてたりしてますよ? 血色善くするために、パウダーとかエトセトラ。はい、でーきたっ」
ご機嫌で僕のつま先に息を吹きかけてくる。やめろ、くすぐったい。
「……これ、どれくらい待てばいいんだ」
「ん……20秒! もう大丈夫ですよ。すぐ乾くもの選びましたから」
足の爪に赤を施され、しげしげと見つめたが、悪くはないが決して良くもない。立香のような瑞瑞しい女の脚にこそ、こういうものは似合うというのに。