きのこ
DONE2024/11/2~11/4開催の『もしかしたらの大冒険』の展示②です。古民家で暮らすラーヒュンシリーズです。
https://poipiku.com/5185671/9719039.html
https://poipiku.com/5185671/10516806.html
https://poipiku.com/5185671/10908168.html
※料理は某猫漫画に出てたものです。 5
きのこ
DONE2024/11/2~11/4開催の『もしかしたらの大冒険』の展示①です。古民家で暮らすラーヒュンシリーズになります。
https://poipiku.com/5185671/9719039.html
https://poipiku.com/5185671/10516806.html
https://poipiku.com/5185671/10908168.html
この辺の現パロの二人。 6
つーさん
DONEヒュン右WEBオンリー「Hyun Migi Lab」さんでのWEB展示用に、突貫でラーヒュンっぽい?SS名刺をぽちぽちしました。ただ、恋愛と言うよりは相棒とかブロマンスとかな感じなので、糖度控えめです。賑やかしになれば……。 6
あかつき
DONE2024.10.26~27開催、ヒュン右WEBオンリー「Hyun Migi Lab」用のSSです。ハロウィンパーティーにちなんで仮装パーティーのお話。(とても今更ですが)捏造設定てんこもりです。あとダイレオちゃん含みます注意。
また、↓こちらと微妙につながっています。
https://poipiku.com/5453813/10199215.html 5884
chihomuuran
DONE20241026-27 hyun右Lab.展示用作品『夢は目覚める瞬間創られる』
8頁+あとがきみたいなの1頁
ラーヒュン、内容はR18ではありませんがそれを前提とした描写があります。 9
きのこ
DONE2024/10/26~2024/10/27開催の『ヒュン右Lab -HALLOWEEN PARTY-』の展示その②です。https://poipiku.com/5185671/9951777.htmlとhttps://poipiku.com/5185671/10053951.htmlの続きになります。 8
きのこ
DONE2024/10/26~2024/10/27開催の『ヒュン右Lab -HALLOWEEN PARTY-』の展示その①です。去年のハロウィン漫画のhttps://poipiku.com/5185671/9494008.htmlやhttps://poipiku.com/5185671/9474197.htmlあたりの続きになります。 15
きのこ
DONE #LH1dr1wr2024/10/19 お題「弁当」150分程
https://poipiku.com/5185671/9719039.html
https://poipiku.com/5185671/10516806.html
この辺の現パロの二人。
ラーはヒュンを甘やかし気味です。ヒュンはスクスクのびのび暮らしています。 4
きのこ
DOODLE #LH1dr1wr2024/10/05 お題「寄り道」100分程
ダ帰還後、ヒュンはどこぞの山奥とかで暮らしてる的なイメージです。
思考のすれ違いはしょっちゅうしてそう。ちゃんと話し合え。 3
Jeff
DOODLEお題:「ひとりじめ」たまにはスポイルされた子どものように
#LH1dr1wr
ワンドロワンライ参加作品
2024/09/15
Rosegarden 勘違いしていた。自分に、執着心などないと。
と、ヒュンケルは思う。
「この前話しただろ、やっと咲いたんだ。自信作だから――」
興奮気味に言うと、ラーハルトはあくび混じりに、
「また今度な」
今日も忙しい、と言い捨てて、いつものように出勤していった。
ラーハルトの主君であるバランの息子、希望の勇者ダイが帰ってきてから。
彼はずっとこんな調子だ。
――仕方ないだろう、生きていくための仕事は要る。
などど言い訳しているが、勿論「ダイ様」のためだ。
分かっている。ラーハルトの邪魔はしたくない。
けれど。
「今は俺の方が稼いでるぞ、結構」
ぶつくさ呟きながら、秘密の薔薇園へと向かう。
たわむれに魔界から持ち帰ったその枝は、伝説的希少種だった。
1083と、ヒュンケルは思う。
「この前話しただろ、やっと咲いたんだ。自信作だから――」
興奮気味に言うと、ラーハルトはあくび混じりに、
「また今度な」
今日も忙しい、と言い捨てて、いつものように出勤していった。
ラーハルトの主君であるバランの息子、希望の勇者ダイが帰ってきてから。
彼はずっとこんな調子だ。
――仕方ないだろう、生きていくための仕事は要る。
などど言い訳しているが、勿論「ダイ様」のためだ。
分かっている。ラーハルトの邪魔はしたくない。
けれど。
「今は俺の方が稼いでるぞ、結構」
ぶつくさ呟きながら、秘密の薔薇園へと向かう。
たわむれに魔界から持ち帰ったその枝は、伝説的希少種だった。
Jeff
DOODLEお題:「会心の一撃」謎理論と会心・必中。
#LH1dr1wr
ワンドロワンライ参加作品
2024/09/15
Metal ――どっちがやる?
無言のつばぜり合いを制したのは、ヒュンケルだった。
武器も持たず、奇っ怪な扉の前に進み出る。
「待たんかヒュンケル。話を聞いていたのか」
巨大な鉄のスライムが描かれた鈍色の壁には、古代文字で呪詛が綴られている。
秘宝を求める盗っ人どもよ。
我が扉を破るは、会心の一撃のみ。
資格無き者、たちどころに鉄と成れ。
扉に挑戦した盗賊たちがそこここで、アスパラガスよろしく石化している。
ここは某国僻地、財宝伝説の眠るひなびた村。
おかしな扉が発掘されてからと言うもの、欲にかられた旅人の犠牲者が絶えない。
純朴な村民たちに懇願された国王に懇願された暇人二人が、解決に駆り出された。
先の戦いの功労者、アバンの使徒ヒュンケルと元陸戦騎ラーハルトは、すっかり便利屋扱いだ。
1092無言のつばぜり合いを制したのは、ヒュンケルだった。
武器も持たず、奇っ怪な扉の前に進み出る。
「待たんかヒュンケル。話を聞いていたのか」
巨大な鉄のスライムが描かれた鈍色の壁には、古代文字で呪詛が綴られている。
秘宝を求める盗っ人どもよ。
我が扉を破るは、会心の一撃のみ。
資格無き者、たちどころに鉄と成れ。
扉に挑戦した盗賊たちがそこここで、アスパラガスよろしく石化している。
ここは某国僻地、財宝伝説の眠るひなびた村。
おかしな扉が発掘されてからと言うもの、欲にかられた旅人の犠牲者が絶えない。
純朴な村民たちに懇願された国王に懇願された暇人二人が、解決に駆り出された。
先の戦いの功労者、アバンの使徒ヒュンケルと元陸戦騎ラーハルトは、すっかり便利屋扱いだ。
Jeff
DOODLEhyunとまもの語とlarEtranger がきゅ。
朽木を折るような異音に、ラーハルトはびくりと覚醒する。
目の前には、薄目を開けたヒュンケルの微笑。
ぐぎ。
ラーハルトはため息をついて、彼の寝言に耳を傾ける。
疲労困憊でたどり着いた宿。
二人して泥酔し、ベッドに倒れ込んだ夜だった。
ヒュンケルが突如、奇妙な言葉で話し始めた。
……まもの語だ。
モンスターたちだけが共有する、原始的ながら詩的な言語。
ラーハルトは回らない頭で、聞き取りを試みる。
くく。がぎゃ。
「なんだって?」
ぎゅ。
ヒュンケルは幸せそうに笑って、ラーハルトの頬に触れた。
ぐぐぐぎゃ。
「?」
ぐぐぐぎゃ。ががが。
ラーハルトは必死に、以前学んだ文法を思い出す。
『ねえ、君。素敵な模様だね』
968朽木を折るような異音に、ラーハルトはびくりと覚醒する。
目の前には、薄目を開けたヒュンケルの微笑。
ぐぎ。
ラーハルトはため息をついて、彼の寝言に耳を傾ける。
疲労困憊でたどり着いた宿。
二人して泥酔し、ベッドに倒れ込んだ夜だった。
ヒュンケルが突如、奇妙な言葉で話し始めた。
……まもの語だ。
モンスターたちだけが共有する、原始的ながら詩的な言語。
ラーハルトは回らない頭で、聞き取りを試みる。
くく。がぎゃ。
「なんだって?」
ぎゅ。
ヒュンケルは幸せそうに笑って、ラーハルトの頬に触れた。
ぐぐぐぎゃ。
「?」
ぐぐぐぎゃ。ががが。
ラーハルトは必死に、以前学んだ文法を思い出す。
『ねえ、君。素敵な模様だね』
きのこ
DONE #LH1dr1wr2024/08/31 お題「卵」100分程
卵は生で食べるよりも加熱したほうが良いらしいですよ。温泉卵とか良いらしいです。
先生はいつだって虎視眈々とその場を狙っていると思います。 3
SKR
DOODLE「悪夢」 ラーヒュン ワンライ 2024.08.28. ヒュンケルは両親のことも好きだったが、ひとつ上の兄のことが誰よりも好きだった。
「お兄ちゃん!」
黒々とした甲虫を捕まえて駆け寄ると、手元を覗き込んできた兄ラーハルトは、ちょっと悔しそうに褒めてくれるのだった。
「やるじゃないかヒュンケル。オレのより大きい」
「カブトムシ相撲させよう!」
遠くで両親がご飯だぞと呼んでいる、幼い日の思い出。
ちょっと田舎の、ごく普通の家の、豪勢ではなくとも何不自由ない幸せな日々で、お兄ちゃんは良き遊び相手でもあり、ライバルでもあった。大好きだった。
買い物の仕方も、風呂の沸かし方も兄ラーハルトから教わった。
お兄ちゃん、リンゴってどうやって剥いたらいい?
お兄ちゃん、走るの速すぎ、待って。
2153「お兄ちゃん!」
黒々とした甲虫を捕まえて駆け寄ると、手元を覗き込んできた兄ラーハルトは、ちょっと悔しそうに褒めてくれるのだった。
「やるじゃないかヒュンケル。オレのより大きい」
「カブトムシ相撲させよう!」
遠くで両親がご飯だぞと呼んでいる、幼い日の思い出。
ちょっと田舎の、ごく普通の家の、豪勢ではなくとも何不自由ない幸せな日々で、お兄ちゃんは良き遊び相手でもあり、ライバルでもあった。大好きだった。
買い物の仕方も、風呂の沸かし方も兄ラーハルトから教わった。
お兄ちゃん、リンゴってどうやって剥いたらいい?
お兄ちゃん、走るの速すぎ、待って。
Jeff
DOODLEお題:「涙」#LH1dr1wr
ワンドロワンライ参加作品
2024/08/25
Goddess「おおかた、偽装だ」
と、ヒュンケルがこともなげに言う。
「もしくは、科学だ。多孔質の瞳を埋め込まれている。雨をため込み、条件が揃えば水滴が漏れ出る」
今回の依頼は、涙を流す女神像の謎だ。
美しく整った街の中心にそびえる、異教の女神。
彼女の涙は凶兆であり、伝統を重んじる人々を恐怖に陥れていた。
「そんなわけだから。この樹脂でこっそり瞳をコーティングしてしまおう。彼女は二度と涙を流さない」
ヒュンケルは眉一つ動かさず、透明な液体を塗りつけている。
「それでいいのか」と、ラーハルト。
「伝承は伝承だ。迷信だとしても、意味はあるのではないか」
ヒュンケルは驚いたように、相棒を見下ろした。
759と、ヒュンケルがこともなげに言う。
「もしくは、科学だ。多孔質の瞳を埋め込まれている。雨をため込み、条件が揃えば水滴が漏れ出る」
今回の依頼は、涙を流す女神像の謎だ。
美しく整った街の中心にそびえる、異教の女神。
彼女の涙は凶兆であり、伝統を重んじる人々を恐怖に陥れていた。
「そんなわけだから。この樹脂でこっそり瞳をコーティングしてしまおう。彼女は二度と涙を流さない」
ヒュンケルは眉一つ動かさず、透明な液体を塗りつけている。
「それでいいのか」と、ラーハルト。
「伝承は伝承だ。迷信だとしても、意味はあるのではないか」
ヒュンケルは驚いたように、相棒を見下ろした。
SKR
DOODLE「反則」 ラーヒュン ワンライ 2024.08.24.『
迷宮の奥に隠されていた秘宝は、惚れ薬だった。
古語での記述があった。飲み込んで最初に見た者に恋をする薬だと。
結局あの瓶の存在を誰にも言えなかった。
言えないとはつまり、使うことを考えているのだろうか。自分が恐い。
食卓を共にする度にラーハルトの食器を見てしまう。
あそこに一滴、二滴と思ってしまう。駄目だ。やってはならない。
どちらにせよ大勢が居るところは危険だ。
飲み込んだあとに誰を見てしまうか分からない。
二人きりの食事だったが、今日は控えた。
まだ無理だ。一回目では、まだ向こうにも警戒心があるはずだ。
もう何回目の食事だろう。試しに水を注いでやったら飲んだ。
ではいよいよ次回、あの瓶を。そうしたら彼が手に入る。
1782迷宮の奥に隠されていた秘宝は、惚れ薬だった。
古語での記述があった。飲み込んで最初に見た者に恋をする薬だと。
結局あの瓶の存在を誰にも言えなかった。
言えないとはつまり、使うことを考えているのだろうか。自分が恐い。
食卓を共にする度にラーハルトの食器を見てしまう。
あそこに一滴、二滴と思ってしまう。駄目だ。やってはならない。
どちらにせよ大勢が居るところは危険だ。
飲み込んだあとに誰を見てしまうか分からない。
二人きりの食事だったが、今日は控えた。
まだ無理だ。一回目では、まだ向こうにも警戒心があるはずだ。
もう何回目の食事だろう。試しに水を注いでやったら飲んだ。
ではいよいよ次回、あの瓶を。そうしたら彼が手に入る。
Jeff
DOODLEお題:「旅行」#LH1dr1wr
ワンドロワンライ参加作品
現ぱろです🙏
2024/08/19
Arrival 飛ぶのが好きだ。
はるか昔、子供のころから。
ヒュンケルは楕円の窓にこめかみを付けて、主翼の先を見る。
上下し始めたフラップの向こうに、オレンジ色の朝日。
最新鋭機のガラスは霜も降りず、視界はクリア。人工的な色膜が張られているようで、どこか味気ない。
まだ眠っている家々の灯火を、朝焼けが優しく包み込む。
夜よ、君らの役割は終わった。目覚めのときだ。
――皆様。
当機は間もなく、着陸態勢に入ります。
シートベルトをしっかりとお締めください。
現地時刻は午前5時57分、外気温は摂氏14度。
天候は曇り。
滑走路の混雑が予想されております。
そのため今後の状況次第では――
大きく旋回するボーイング787の下に、街の全貌が見えた。
1947はるか昔、子供のころから。
ヒュンケルは楕円の窓にこめかみを付けて、主翼の先を見る。
上下し始めたフラップの向こうに、オレンジ色の朝日。
最新鋭機のガラスは霜も降りず、視界はクリア。人工的な色膜が張られているようで、どこか味気ない。
まだ眠っている家々の灯火を、朝焼けが優しく包み込む。
夜よ、君らの役割は終わった。目覚めのときだ。
――皆様。
当機は間もなく、着陸態勢に入ります。
シートベルトをしっかりとお締めください。
現地時刻は午前5時57分、外気温は摂氏14度。
天候は曇り。
滑走路の混雑が予想されております。
そのため今後の状況次第では――
大きく旋回するボーイング787の下に、街の全貌が見えた。
きのこ
DONE #LH1dr1wr2024/08/17 お題「旅行」100分程。
この後、数百年後の世界まで『ラーヒュン旅行記』として残ることになる一品である。
※よくあるゲーム本編には関係ないけど、民家や城や図書館とかの本棚を調べるとこっそりあったりするちょっとその地方のヒントが書いてあったりするやつになる。 2
SKR
DOODLE「おねだり」 ラーヒュン ワンライ 2024.08.14.「なあ、ラーハルト」
上目使いのヒュンケルからその呼びかけがあったら、おねだりだ。
「焼き鳥……」
今回は露店の焼き串が食べたかったようだ。ラーハルトは財布を取り出した。
「うーむ。まさかおまえがこんな甘ったれだったとは」
とか何とかぼやきながらも、基本的には願いはすべて聞いてやっている。というのも、どうやら甘える相手は誰彼かまわずというわけではなさそうなのだ。普段のヒュンケルは誰もが認めるアバンの使徒の長兄であり、己に厳しく、節度のある男だ。
そんな彼が、ラーハルトにだけは素直なのだ。
自分にだけ懐いているのだと思えば悪い気はしなかった。
なので。
「なあ、ラーハルト。福引き券……」
「おまえ当たったこともないくせに」
2647上目使いのヒュンケルからその呼びかけがあったら、おねだりだ。
「焼き鳥……」
今回は露店の焼き串が食べたかったようだ。ラーハルトは財布を取り出した。
「うーむ。まさかおまえがこんな甘ったれだったとは」
とか何とかぼやきながらも、基本的には願いはすべて聞いてやっている。というのも、どうやら甘える相手は誰彼かまわずというわけではなさそうなのだ。普段のヒュンケルは誰もが認めるアバンの使徒の長兄であり、己に厳しく、節度のある男だ。
そんな彼が、ラーハルトにだけは素直なのだ。
自分にだけ懐いているのだと思えば悪い気はしなかった。
なので。
「なあ、ラーハルト。福引き券……」
「おまえ当たったこともないくせに」
Jeff
DOODLEお題:「新品」#LH1dr1wr
ワンドロワンライ参加作品
2024/08/04
Flashbacks「見てくれ、ラーハルト」
月光のごとく滑らかな頬を引き上げて、ヒュンケルが笑う。
「新品同様だ」
ラーハルトは黙って、力強い腕に触れる。
魔槍とは比べ物にならない重量を纏いながらも己を翻弄した、その無尽蔵の体力に。
「これでやっと、お前と並び立てる。戦士と名乗れる」
人形のような笑みに、ラーハルトは眼を閉じる。
「健康で、頑健で。お前と同じ速度で走れるんだ」
ヒュンケルの明朗な宣言に、ふと引きこまれそうな自分がいる。
すべての不安は解消。
腹の底に巣食う絶望は幻と化し、永遠の安堵にたゆたうことができる。
だが。
それでも。
「戻って来い」
と、ラーハルトは呼びかける。
冷徹で真摯な言葉に、ヒュンケルは俯く。
888月光のごとく滑らかな頬を引き上げて、ヒュンケルが笑う。
「新品同様だ」
ラーハルトは黙って、力強い腕に触れる。
魔槍とは比べ物にならない重量を纏いながらも己を翻弄した、その無尽蔵の体力に。
「これでやっと、お前と並び立てる。戦士と名乗れる」
人形のような笑みに、ラーハルトは眼を閉じる。
「健康で、頑健で。お前と同じ速度で走れるんだ」
ヒュンケルの明朗な宣言に、ふと引きこまれそうな自分がいる。
すべての不安は解消。
腹の底に巣食う絶望は幻と化し、永遠の安堵にたゆたうことができる。
だが。
それでも。
「戻って来い」
と、ラーハルトは呼びかける。
冷徹で真摯な言葉に、ヒュンケルは俯く。
きのこ
DOODLE #LH1dr1wr2024/07/27 お題「スイカ」170分程。
唐突な現パロ。現パロなのでラーの耳は尖ってないし紋様もないパターンのやつです。
https://poipiku.com/5185671/9719039.html
ここの二人です。古民家で生活している二人。
家庭菜園とか初めて始めた方たちでたまに起きるお話。 5
きのこ
DONE2024/7/27~2024/7/28開催の『にょたヒュン♥アラモード』の展示その④です。『セーラー服&オネショタ』
※ラーヒュンです。ヒュンが女体化してます。苦手な方は要注意です。 11
chokomoo
DOODLEラフ24・25最終回最後まで読んでくださった方、見守ってくださった方ありがとうございました☺️
リアクションもありがとうございました!
もうちょっとこの後の二人のエピローグ描きたいのでいつか…!
wave box以前作ってたのでよかったら…マロとどちらが良いかな
https://wavebox.me/wave/22lvyytfvlybu0c4/ 2
SKR
MOURNING「新生活」 ラーヒュン ワンライ 2024.07.22. 朝、起きると、相棒から刃物を突きつけられていた。
宿の寝床から身を起こしたばかりのヒュンケルは、両手を上げて降参の意を示した。
「何事なのか教えてくれ、ラーハルト」
槍を構えている男のただならぬ殺気に、それほど彼の機嫌を損ねる事をしただろうかと反芻するが、見当が付かない。
すると半人半魔の戦士は想定外の台詞を吐いた。
「おまえは何者だ。なぜオレの名を知っている」
何秒か絶句した。
考えた末、ヒュンケルは鎌を掛けてみることにした。
「……おまえもしかして、バランの所に戻る気でいるか?」
ラーハルトは返事をしなかった。表情も変わらない。
つまりこれは本当に記憶が無いとみえる。
彼が喋ろうとしないのは、敵に己の情報を与えたくないからだと推測される。そういう用心深い男なのだ。
5088宿の寝床から身を起こしたばかりのヒュンケルは、両手を上げて降参の意を示した。
「何事なのか教えてくれ、ラーハルト」
槍を構えている男のただならぬ殺気に、それほど彼の機嫌を損ねる事をしただろうかと反芻するが、見当が付かない。
すると半人半魔の戦士は想定外の台詞を吐いた。
「おまえは何者だ。なぜオレの名を知っている」
何秒か絶句した。
考えた末、ヒュンケルは鎌を掛けてみることにした。
「……おまえもしかして、バランの所に戻る気でいるか?」
ラーハルトは返事をしなかった。表情も変わらない。
つまりこれは本当に記憶が無いとみえる。
彼が喋ろうとしないのは、敵に己の情報を与えたくないからだと推測される。そういう用心深い男なのだ。