おもち
TRAININGPsyBorg。深夜にドライブデートに行く話。夜更かしな恋人は今日もいつも通り、夜中の零時を過ぎてものんびりした様子でネットサーフィンに励んでいた。つい数時間前に配信を終えて遅い夕飯を食べていたからまだまだ眠るつもりはないのだろう。
いつもならそんな彼を横目に朝から配信がある俺は一人ベッドに入って眠りにつくけれど、数日連続で休みを取ったため今朝は浮奇と共に昼過ぎまで布団の中にいて、まだ眠気が来ていない。明日も起きる必要がないのだから珍しく夜更かしをしようという気にもなるものだ。
風呂から上がったばかりで濡れた髪をタオルで拭きながら、俺は彼が寛ぐソファーの隣に腰掛けた。何も言わずに俺に寄りかかってきてくれる、猫のような可愛い人。
「浮奇」
「んー……」
3285いつもならそんな彼を横目に朝から配信がある俺は一人ベッドに入って眠りにつくけれど、数日連続で休みを取ったため今朝は浮奇と共に昼過ぎまで布団の中にいて、まだ眠気が来ていない。明日も起きる必要がないのだから珍しく夜更かしをしようという気にもなるものだ。
風呂から上がったばかりで濡れた髪をタオルで拭きながら、俺は彼が寛ぐソファーの隣に腰掛けた。何も言わずに俺に寄りかかってきてくれる、猫のような可愛い人。
「浮奇」
「んー……」
らいか
DONE🐏🔮です。左右はどちらかと言えばです。宙さん(@sora____97)の素敵な企画に参加させていただきました。ありがとうございます。モブが出てきます。川村カオリの「神様が降りてくる夜」という曲がモチーフになっています。
神様が降りてくる夜 犬の散歩をしていると、少し先の道に男性が倒れているのが見えた。
「大丈夫ですか」
声を掛けたが反応がない。
「おい、じいさん!」
揺すらずに声だけを掛ける。
「う、うう…」
良かった、無事か。
「大丈夫ですか、どこか痛んだり具合が悪くは?」
「いえ…すみません、大丈夫です」
身なりがいいとはお世辞にも言えない、若干饐えた臭いが漂うボサボサの髪の毛の痩せた老人は、それでもどこか紳士的で話す言葉の端々にも知性があった。
事業が失敗し家族とも離散しホームレスになったが、風の噂で彼の妻だった女性が亡くなったらしい。その墓標に花を供えたくて歩いて向かっているのだと言う。
「場所はどこなんですか」
「フロリダです」
「フロリダ!?歩いて行こうだなんて正気じゃない、せめてヒッチハイクをしてはどうです?危険はありますが」
5088「大丈夫ですか」
声を掛けたが反応がない。
「おい、じいさん!」
揺すらずに声だけを掛ける。
「う、うう…」
良かった、無事か。
「大丈夫ですか、どこか痛んだり具合が悪くは?」
「いえ…すみません、大丈夫です」
身なりがいいとはお世辞にも言えない、若干饐えた臭いが漂うボサボサの髪の毛の痩せた老人は、それでもどこか紳士的で話す言葉の端々にも知性があった。
事業が失敗し家族とも離散しホームレスになったが、風の噂で彼の妻だった女性が亡くなったらしい。その墓標に花を供えたくて歩いて向かっているのだと言う。
「場所はどこなんですか」
「フロリダです」
「フロリダ!?歩いて行こうだなんて正気じゃない、せめてヒッチハイクをしてはどうです?危険はありますが」
SumikoYamino
MEMO【Psyborg】如果声音不记得*角色死亡预警(主包和中之人都平平安安!!
*🐑✖️🔮
*建议搭配bgm《如果声音不记得》食用,个人很喜欢钢琴和小提琴版!
*字数3k➕,希望食用愉快
仿生人总会有零件老化坏掉的一天。
从Uki.Violeta和Fulgur.Ovid交往的那一天起,他就有了这个心理准备,但Uki还是觉得这一切来得太突然。
=
一切开始于一个很普通的早晨,Uki在厨房做早餐,他让Fulgur帮忙拿那个他最喜欢的,印着紫罗兰花纹的陶瓷碟子过来装煎蛋。Fulger哼着歌去了,机械手臂熟练地在碗柜里翻找着,拿出恋人最喜欢的那个碟子,一句“我找到了”还没说完,他突然感到手臂一僵失去了力气。那个碟子从指尖滑落,砸在地上摔得四分五裂。
3712*🐑✖️🔮
*建议搭配bgm《如果声音不记得》食用,个人很喜欢钢琴和小提琴版!
*字数3k➕,希望食用愉快
仿生人总会有零件老化坏掉的一天。
从Uki.Violeta和Fulgur.Ovid交往的那一天起,他就有了这个心理准备,但Uki还是觉得这一切来得太突然。
=
一切开始于一个很普通的早晨,Uki在厨房做早餐,他让Fulgur帮忙拿那个他最喜欢的,印着紫罗兰花纹的陶瓷碟子过来装煎蛋。Fulger哼着歌去了,机械手臂熟练地在碗柜里翻找着,拿出恋人最喜欢的那个碟子,一句“我找到了”还没说完,他突然感到手臂一僵失去了力气。那个碟子从指尖滑落,砸在地上摔得四分五裂。
おまめさん
DOODLEビッチみ🟣♀まだヤッてない二人
先生×女生徒(付き合って…る…?)
女体化学パロ🔴🟣♀ ふぅふぅちゃんの、声が好き。顔が好き。ジャージを脱いだ時にわかる、腰のラインが好き。小さなお尻が好き。音読しながら机と机の間を歩く時の、足音が好き。笑い声が好き。生徒皆に…特にわたしに優しいところが好き。わたしがじっと見てるのに気付いたら、照れて目を逸らすところが好き。
「じゃあ、教科書次のページ、」
長い指がページを捲る。その指でわたしの中をぐちゃぐちゃにしてくれたらいいのにって、いつも思う。きっとわたしが自分で触るより奥の方まで届くから、届かなくてもどかしいところも優しく撫でてくれる。
口の中を触られるのもいいかもしれない。涎垂らしても拭いてもらえなくって、わたしはただふぅふぅちゃんの足元で、目をハートにして舌を撫でられてるのを受け入れるんだ。
1436「じゃあ、教科書次のページ、」
長い指がページを捲る。その指でわたしの中をぐちゃぐちゃにしてくれたらいいのにって、いつも思う。きっとわたしが自分で触るより奥の方まで届くから、届かなくてもどかしいところも優しく撫でてくれる。
口の中を触られるのもいいかもしれない。涎垂らしても拭いてもらえなくって、わたしはただふぅふぅちゃんの足元で、目をハートにして舌を撫でられてるのを受け入れるんだ。
おもち
TRAININGPsyBorg。SS。痛みを感じるくらいの寒さの中、もう何度も通っている道を無言で歩き一軒の家の前で立ち止まった。インターホンを押すより先に扉の向こうから犬の鳴き声が聞こえ、俺は一瞬動きを止めた。少し悩んで、一応インターホンを押してみる。ブザーの音が聞こえてすぐに扉が開き明るく温かい光が俺を照らした。
「いらっしゃい、浮奇。寒かっただろう」
「……さ、さむかったぁ……」
ぬくぬくと暖かそうなセーターを着るふーふーちゃんにぎゅうっと抱きついた。俺の上着も肌も冷たくてきっと彼を冷やしてしまうから、我慢しなきゃなのに、こんなに気持ちのいい温もりから手を離せるわけがない。
「ごめんね……」
「うん? 何がだ? 寒い中来てくれてありがとう」
794「いらっしゃい、浮奇。寒かっただろう」
「……さ、さむかったぁ……」
ぬくぬくと暖かそうなセーターを着るふーふーちゃんにぎゅうっと抱きついた。俺の上着も肌も冷たくてきっと彼を冷やしてしまうから、我慢しなきゃなのに、こんなに気持ちのいい温もりから手を離せるわけがない。
「ごめんね……」
「うん? 何がだ? 寒い中来てくれてありがとう」
途綺*
DONE🔮🐑//貴方へ贈る特効薬🐑が体調を崩す話。特効薬は貴方。用量,用法を守って正しくご使用下さい。
ワフッ、とドッゴの声が聞こえる。
うつ伏せになった腕の中へと潜るように鼻先を押し付ける仕草に促され、浮奇は意識を浮上させた。ぼんやりと視界に写る時計はまだ昼前を差している。
「んん〜どうしたの?」
普段は寝室に入ってくることはないのに珍しい。主人が構ってくれず手持ち無沙汰なのだろうか。寝起きでぼんやりと纏まらない思考のまま、暖かくふわふわな巨体を撫でる。寝室には暖かな光が差し込んでいて、まだ微睡から醒めない浮奇は再び夢の世界へと戻ろうとした。
「!?」
と、纏っていたブランケットを何かに引っ張られ覚醒を強いられる。慌てて目を開ければドッゴが端を咥えているのが目に入った。
「遊びたいの?」
主人であるファルガーによって躾の行き届いたドッゴは、元来の大人しく穏やかな性格も相まって今まで浮奇に対して強く何かを仕掛けるようなことはしてこなかった。困惑する浮奇に気付いているのかいないのか、頬を舐めたと思えば再びブランケットを引っ張ってくる。
3194うつ伏せになった腕の中へと潜るように鼻先を押し付ける仕草に促され、浮奇は意識を浮上させた。ぼんやりと視界に写る時計はまだ昼前を差している。
「んん〜どうしたの?」
普段は寝室に入ってくることはないのに珍しい。主人が構ってくれず手持ち無沙汰なのだろうか。寝起きでぼんやりと纏まらない思考のまま、暖かくふわふわな巨体を撫でる。寝室には暖かな光が差し込んでいて、まだ微睡から醒めない浮奇は再び夢の世界へと戻ろうとした。
「!?」
と、纏っていたブランケットを何かに引っ張られ覚醒を強いられる。慌てて目を開ければドッゴが端を咥えているのが目に入った。
「遊びたいの?」
主人であるファルガーによって躾の行き届いたドッゴは、元来の大人しく穏やかな性格も相まって今まで浮奇に対して強く何かを仕掛けるようなことはしてこなかった。困惑する浮奇に気付いているのかいないのか、頬を舐めたと思えば再びブランケットを引っ張ってくる。
シンヤノ
DONEPsyborg。前回の続き、🐑側の話。主にLoreに関する捏造が多くあります。
2作順番に読むことで前回の薄暗さが払拭されるはずです。多分おそらく。
Not for meの場合静かに離脱をお願いします。
※2023.8 一部修正
1作目→ https://poipiku.com/6762266/8142179.html
ご覧ください、狂った僕を俺は気が狂っているんだ! 慎重さなんてクソと一緒に投げ捨てたさ!
いちいち戯けた節をつけてそう言うので、聞いていた女は呆れた顔で中空を見上げた。
昔馴染みのこの男と来たら、自ら破産しようと言うのである。
正確にはそう見えるほどに車に金を注ぎ込んでいるのだ。
「まあ、あんたの金だからね。いい大人なんだし止めやしないけど、これからどうするつもりだい? 退職願まで出したって聞いたよ」
「おー、耳が早いな。2階の部署の馬の合わない噂好きの女子たちとは仲良くなれたのか?」
「な訳ないだろ。それだけ話題になってんだよ。ちょっと前、2・3日勝手に失踪したあんたを受け入れてくれた寛容な職場だってのに」
「ははは、感謝している。これは本当だ」
4679いちいち戯けた節をつけてそう言うので、聞いていた女は呆れた顔で中空を見上げた。
昔馴染みのこの男と来たら、自ら破産しようと言うのである。
正確にはそう見えるほどに車に金を注ぎ込んでいるのだ。
「まあ、あんたの金だからね。いい大人なんだし止めやしないけど、これからどうするつもりだい? 退職願まで出したって聞いたよ」
「おー、耳が早いな。2階の部署の馬の合わない噂好きの女子たちとは仲良くなれたのか?」
「な訳ないだろ。それだけ話題になってんだよ。ちょっと前、2・3日勝手に失踪したあんたを受け入れてくれた寛容な職場だってのに」
「ははは、感謝している。これは本当だ」
しろ🐾
DONE🐏🔮ブチ切れてる人と踏んでほしい人※一緒に住んでる
Perfection「はぁあ?」
久々に『頭に血が上る』という感覚を味わった。
いや、頭だけじゃなくて、身体全体が反応をするくらいだったかもしれない。
「ふー……」
妙に俯瞰気味にそんなことを考えながら、細く息を吐いてキーボードからゆっくりと手を放す。普通に冷静だけど、別にそんなことしないけど——でも、衝動がないわけじゃないのも、自覚はしていた。何かを叩く前に席を立ってキッチンに向かう。どこかのクソビッチのせいで自分のものを壊したくなんてないし。
ほら、これってすごく冷静に判断できてない?まぁ、俺は大人だからね。
「……」
ドアを開ける勢いや、廊下を下る足音は、ちょっとだけいつもよりも乱雑だったかもしれないけど。
ケトルでお湯を沸かしてる間に、甘いものを口に入れたくて冷蔵庫をのぞく。なにか、ちょうど良いものはないかな。気分があがるような、癒やしてくれるようなものは…………なにもないや。
1508久々に『頭に血が上る』という感覚を味わった。
いや、頭だけじゃなくて、身体全体が反応をするくらいだったかもしれない。
「ふー……」
妙に俯瞰気味にそんなことを考えながら、細く息を吐いてキーボードからゆっくりと手を放す。普通に冷静だけど、別にそんなことしないけど——でも、衝動がないわけじゃないのも、自覚はしていた。何かを叩く前に席を立ってキッチンに向かう。どこかのクソビッチのせいで自分のものを壊したくなんてないし。
ほら、これってすごく冷静に判断できてない?まぁ、俺は大人だからね。
「……」
ドアを開ける勢いや、廊下を下る足音は、ちょっとだけいつもよりも乱雑だったかもしれないけど。
ケトルでお湯を沸かしてる間に、甘いものを口に入れたくて冷蔵庫をのぞく。なにか、ちょうど良いものはないかな。気分があがるような、癒やしてくれるようなものは…………なにもないや。
おもち
TRAININGPsyBorg。仲直りの話。しょとくんがいます。買おうか悩んでいたブランド物のバッグも、いつか買おうとブックマークしておいた可愛いクッションも、そんなに使う機会はないからと買わずにいた良さそうなオモチャも、全部勢いでカートに入れて決済を済ませた。それでも気持ちは晴れなくて、友人にケーキバイキングに付き合ってと連絡をする。すぐにオーケーの返事をくれたから俺はさっさと上着を羽織って家を出た。メイクも髪も、デートの時のように気合を入れて準備してあった。褒めてくれる人はそこにいないのに。
たまたま買い物に出ていたらしいショートとすぐに合流し、俺たちはホテルのラウンジでやっているケーキバイキングへと足を運んだ。挨拶以外何も話さなかった俺に、ショートは席についてからようやく「ファルガーと喧嘩?」と揶揄うような口調で言った。キッと睨みつけ「その名前今日は禁句」と言えば肩をすくめられる。
4002たまたま買い物に出ていたらしいショートとすぐに合流し、俺たちはホテルのラウンジでやっているケーキバイキングへと足を運んだ。挨拶以外何も話さなかった俺に、ショートは席についてからようやく「ファルガーと喧嘩?」と揶揄うような口調で言った。キッと睨みつけ「その名前今日は禁句」と言えば肩をすくめられる。
おもち
TRAININGPsyBorg。🔮α×🐏Ωの続き。①→https://poipiku.com/5487879/7456098.html
②→https://poipiku.com/5487879/7532082.html 7094
冷玄LengXuan
DOODLE之前畫的PsyBorg漫畫FUFU=妻子、惡魔
UKI=丈夫、主人
FUFU在妻子狀態時是BOTTOM、惡魔狀態是TOP,UKI也是兩邊都可以的類型。
小孩子才選擇我兩邊都要啦(°∀°)丿!
(下面有放一些當時的設計和塗鴉) 20
シンヤノ
DONEPsyborg。読書をする🔮の話。Loreに関する捏造が多くあります。
これまで書いた中で1番薄暗い話です。
Not for meの場合静かに離脱をお願いします。
続きを読むと薄暗さが減ります(多分)→ https://poipiku.com/6762266/8200879.html
骸を食んで生きている厚いマットレスがたわんで、2人分の身体が沈み込む。
自分好みに清潔なシーツに掴まれ押さえつけられた両手首が擦れて、ああ、再三うるさく言ったから、きちんと気を配ってくれているんだな、などと、浅い思考を彷徨わせた。
その気移りが気に障ったのか、白銀色の前髪が額に覆いかぶさってきて視線を寄越せと主張する。瞳を正面に戻すと、深く刻まれた眉間の皺が目に入った。
「手、離して」
願いは聞き入れられず、さらに強く握りしめられる。低く軋んで、唸る音。
無機質なはずの機械の腕が、素材に反して生々しい有機的な感情を伴っている心地がするのは何故だろう。感覚の鈍い手首の皮膚だから、勘違いをしているのだろうか。
どうせなら手を握ってほしい。もっと繊細に、鋭敏にこの気持ちを拾い上げられたなら、きっと上手に話ができるのに。
3649自分好みに清潔なシーツに掴まれ押さえつけられた両手首が擦れて、ああ、再三うるさく言ったから、きちんと気を配ってくれているんだな、などと、浅い思考を彷徨わせた。
その気移りが気に障ったのか、白銀色の前髪が額に覆いかぶさってきて視線を寄越せと主張する。瞳を正面に戻すと、深く刻まれた眉間の皺が目に入った。
「手、離して」
願いは聞き入れられず、さらに強く握りしめられる。低く軋んで、唸る音。
無機質なはずの機械の腕が、素材に反して生々しい有機的な感情を伴っている心地がするのは何故だろう。感覚の鈍い手首の皮膚だから、勘違いをしているのだろうか。
どうせなら手を握ってほしい。もっと繊細に、鋭敏にこの気持ちを拾い上げられたなら、きっと上手に話ができるのに。
おもち
TRAININGPsyBorg。これ(https://poipiku.com/5487879/7101047.html)とこれ(https://poipiku.com/5487879/7107223.html)の蛇足です。 1771健全豆腐あいびさんƪ(˘⌣˘)ʃ
Deep Desireはっぴーにゅーいやーーーーーーーーーー!!(遅刻)昨年は私の拙い文章に多くの反応をありがとうございました!今年も推し活充実させつつ、筆が取れたら書いていきますので、何卒よろしくお願いいたします。
今年の書き初めは🟣🔴でございます。夜勤で脳みそしんでるので文章がったがたです。
18歳以上ですか?今年も頑張っていきましょう! 1763
おもち
TRAININGPsyBorg。あけましておめでとうございます🎍今年もいちゃいちゃしてる推しかぷをいっぱい書きたいと思いますので、気が向いた時に読んで楽しんでいただければ幸いです。「そろそろ俺だけに集中してくれない?」
突然に降ってきた拗ねた声とスマホの画面を覆い隠した手に俺は顔を上げ、唇を尖らせた浮奇と目が合って笑みをこぼした。拗ねているという割には舌足らずで柔らかい声音と、とろんと力の入っていない瞳。
「酔ってるな、浮奇?」
「酔ってるよ。だってふーふーちゃんがずぅっと一人で楽しそうにスマホばっか見てるから。……俺がここにいるのに」
「悪かった。ほら、おいで」
スマホを置いて腕を広げれば、浮奇はワイングラスを片手に持ったまま俺の足の上に乗っかった。腰を抱き寄せて距離を詰め、酔いが回って赤くなった頬にキスを落とす。
「浮奇といるのが当たり前すぎてついリラックスしてしまった。寂しい思いをさせてごめんな?」
1077突然に降ってきた拗ねた声とスマホの画面を覆い隠した手に俺は顔を上げ、唇を尖らせた浮奇と目が合って笑みをこぼした。拗ねているという割には舌足らずで柔らかい声音と、とろんと力の入っていない瞳。
「酔ってるな、浮奇?」
「酔ってるよ。だってふーふーちゃんがずぅっと一人で楽しそうにスマホばっか見てるから。……俺がここにいるのに」
「悪かった。ほら、おいで」
スマホを置いて腕を広げれば、浮奇はワイングラスを片手に持ったまま俺の足の上に乗っかった。腰を抱き寄せて距離を詰め、酔いが回って赤くなった頬にキスを落とす。
「浮奇といるのが当たり前すぎてついリラックスしてしまった。寂しい思いをさせてごめんな?」
おもち
TRAININGPsyBorg。風邪っぴき🐏の話。枕元に置かれたペットボトル、いつもそこに置いているスマホは視線を巡らすだけでは見当たらない場所にあるらしい。重い掛け布団のおかげか身体中が暑く、額に貼られている冷却シートの感覚に手を伸ばせば角が剥がれかけていた。
「ん……ぁ、あー、……喉もやられたか」
寝起きだから、だけの理由ではなく声が掠れている。喉に手を当てるとそこも熱を持っていた。体を起こして布団から上半身を出す。ひんやりとした冬の空気を感じて暖房のリモコンを探した。
「……浮奇か?」
ベッドの上には棚に飾っていたはずの小さなぬいぐるみが五つ、ふわふわのタオル、俺がプレゼントしたマフラー、栄養ドリンクとのど飴。さらに掛け布団にブランケットと上着が被せられている。
1993「ん……ぁ、あー、……喉もやられたか」
寝起きだから、だけの理由ではなく声が掠れている。喉に手を当てるとそこも熱を持っていた。体を起こして布団から上半身を出す。ひんやりとした冬の空気を感じて暖房のリモコンを探した。
「……浮奇か?」
ベッドの上には棚に飾っていたはずの小さなぬいぐるみが五つ、ふわふわのタオル、俺がプレゼントしたマフラー、栄養ドリンクとのど飴。さらに掛け布団にブランケットと上着が被せられている。
おもち
TRAININGPsyBorg。指輪の話。メリークリスマス!彼が眠っている間に気が付かれることなく触れることは簡単だった。眠りが浅いし人の気配には敏感だと、付き合い始めたばかりの頃は一緒に眠ることにすこし緊張していたらしい彼も、今ではすっかり俺と眠ることに慣れていたから。いつもなら穏やかな寝息を立てる彼の隣へすぐに潜り込んで無意識で俺のことを抱き寄せる彼に一人ニヤけたりしているのだけれど、今日はとある用事を手早く済ませてスマホのメモ帳に忘れないよう書き込んでから、俺はようやくベッドに入った。見つめた彼の寝顔は少しの変化もない。ぐっすり眠っている可愛らしい恋人に触れるだけのキスをして、俺も静かに目を瞑った。彼の腕の中は、どこよりも寝心地がいい。
知り合いを最大限に活用して良いアクセサリーを作ってくれるという人と繋がり、何回かのミーティングを経て数ヶ月後に俺は特別なアクセサリーを手に入れた。予想していたよりうんと良い出来のそれは予定より少し高くついたけれど、必要経費だ。問題はない。引き出しの奥にしまい込んだそれを一人きりの時に何度も取り出しては光に当てて煌めきに酔いしれる。飽きることなく美しく、という俺の理想論のような要望を、腕のいい職人は見事に叶えてくれていた。
6318知り合いを最大限に活用して良いアクセサリーを作ってくれるという人と繋がり、何回かのミーティングを経て数ヶ月後に俺は特別なアクセサリーを手に入れた。予想していたよりうんと良い出来のそれは予定より少し高くついたけれど、必要経費だ。問題はない。引き出しの奥にしまい込んだそれを一人きりの時に何度も取り出しては光に当てて煌めきに酔いしれる。飽きることなく美しく、という俺の理想論のような要望を、腕のいい職人は見事に叶えてくれていた。
おもち
TRAININGPsyBorg。いちゃいちゃしてるだけ。イルミネーションを真剣な顔で撮る浮奇を、俺は一歩下がって後ろから写真に収めた。浮奇のむこうに見えるイルミネーションはあまり写っていないしアングルや明るさにも気を使っていないから、きっとこの写真を浮奇が見たらダメ出しの嵐になる。、だからこれは、俺だけの秘密。浮奇がソファーで寝落ちている時の無防備な寝顔とか、愛犬と並んでテレビを見ている後ろ姿とか、そういうなんでもないけれどとても大切な瞬間を俺がこっそり隠し持っていることを彼は知らないだろう。
「よし、オッケー。お待たせふーふーちゃん。ん? どうかした?」
「いいや、なんでもないよ。満足いく写真は撮れたか?」
「ばっちり。後で良いやつ送るね。ふーふーちゃんは? 今日も写真は撮らないでいいの?」
1462「よし、オッケー。お待たせふーふーちゃん。ん? どうかした?」
「いいや、なんでもないよ。満足いく写真は撮れたか?」
「ばっちり。後で良いやつ送るね。ふーふーちゃんは? 今日も写真は撮らないでいいの?」
シンヤノ
MAIKINGPsyborg。まさかのまほ○くパロ(続きもの)ま○やくを知らなくても読める内容です。
Not for meの場合静かに離脱をお願いします。
※熱が覚めなければ続きます。
※ま○やく本編の150年前設定。不明箇所は捏造しています。もし情報がどこかにあったらすみません。
①「“…ですが、そこは世紀の大天才、稀代の知恵者ムル・ハート。男たちがえいやっと振りかぶった棍棒をひらりと避けて、逆さのまんま問いかけます。
『以前、貴方は定義したのです。覚えていらっしゃいませんか』
とんがり帽子が床に着く前にひょいと浮かせて地面に立つと、ゆっくりとこちらへ近づいてきます。
小太りの男は尻餅をついたまま後退ります。覚えていないのかと言われても、脂汗が流れるばかりで何も思い当たらないのです。
男の周りを囲っていた着飾った女たちは、いまや近寄るそぶりもありません。
『そう怯えないで。俺は経過を観察しに来ただけです。それでは、なぞなぞを出しましょう』
ムルは眉を下げながらそう言ったですが、男は震えるばかり。それもそのはず、どんなに優しげにして見せても、不敵で不遜な性根ばかりは隠しようがないのでした。
6952『以前、貴方は定義したのです。覚えていらっしゃいませんか』
とんがり帽子が床に着く前にひょいと浮かせて地面に立つと、ゆっくりとこちらへ近づいてきます。
小太りの男は尻餅をついたまま後退ります。覚えていないのかと言われても、脂汗が流れるばかりで何も思い当たらないのです。
男の周りを囲っていた着飾った女たちは、いまや近寄るそぶりもありません。
『そう怯えないで。俺は経過を観察しに来ただけです。それでは、なぞなぞを出しましょう』
ムルは眉を下げながらそう言ったですが、男は震えるばかり。それもそのはず、どんなに優しげにして見せても、不敵で不遜な性根ばかりは隠しようがないのでした。
途綺*
DONE🐑🔮//例え世界がひっくり返っても別れる理由を問う話。双方向に愛が重い2人が好き。
「ねぇ、ふーふーちゃん」
朝と言うには陽が高い時間。
ようやくベッドを出て目覚めのコーヒーを飲んでいた浮奇が、ソファで本を読んでいるファルガーに声を掛けた。本を持っていない方の手は、足元に寄り添ったかわいい愛犬の頭を撫で続けている。
「俺たちが別れる理由ってなんだと思う?」
明日の天気を訊ねるかのような口振りで投げられた随分と突拍子もない問い掛けを脳内で数回繰り返したファルガーは、怪訝な表情で手元の本から顔を上げた。
「...どちらかが死ぬ以外にか?」
回転は早い方だと自負する頭が未だ問い掛けられた意味を理解しきっていない。やや戸惑った色を纏って発されたのは純粋な疑問だった。
「ふーふーちゃんは死ぬまで一緒にいてくれるつもりなんだね!べいびぃ、嬉しい」
1685朝と言うには陽が高い時間。
ようやくベッドを出て目覚めのコーヒーを飲んでいた浮奇が、ソファで本を読んでいるファルガーに声を掛けた。本を持っていない方の手は、足元に寄り添ったかわいい愛犬の頭を撫で続けている。
「俺たちが別れる理由ってなんだと思う?」
明日の天気を訊ねるかのような口振りで投げられた随分と突拍子もない問い掛けを脳内で数回繰り返したファルガーは、怪訝な表情で手元の本から顔を上げた。
「...どちらかが死ぬ以外にか?」
回転は早い方だと自負する頭が未だ問い掛けられた意味を理解しきっていない。やや戸惑った色を纏って発されたのは純粋な疑問だった。
「ふーふーちゃんは死ぬまで一緒にいてくれるつもりなんだね!べいびぃ、嬉しい」
おもち
TRAININGPsyBorg。SS。世界で一番お姫様な🔮を世界で一番甘やかすのがうまい🐏が良い。喧嘩をした後の浮奇はとてつもなく面倒だ。拗ねて口を聞かなくなるし、そのくせ俺が浮奇を放って違うことに集中し始めれば後ろから物が飛んでくる。謝罪を受け入れてくれないのに俺がそばにいることを望む、面倒臭くて可愛い子。
俺はスマホを操作して浮奇の好きな音楽のプレイリストを再生し、ブランケットに包まる浮奇をその上から抱きしめて肩に頭を預けた。もうすっかり聞き慣れて頭に入っているその歌を口ずさめば、浮奇がピクッと肩を揺らしてゆっくりこちらを振り向く。至近距離で目を合わせて、浮奇には敵わないけれど俺の中ではとびきりの柔らかく優しい声音で「もう許してくれるか、浮奇」と囁いた。
浮奇は何かを言おうと口を開き、しかし何も話さないで口を閉じた後、ブランケットの中でもぞもぞと体を動かした。自由にするため抱きしめていた腕を離し、体ごと振り向いて俺の胸にしなだれかかった浮奇の髪をそっと撫でた。その手を振り払われることがなくて、心の中でホッと息を吐く。
625俺はスマホを操作して浮奇の好きな音楽のプレイリストを再生し、ブランケットに包まる浮奇をその上から抱きしめて肩に頭を預けた。もうすっかり聞き慣れて頭に入っているその歌を口ずさめば、浮奇がピクッと肩を揺らしてゆっくりこちらを振り向く。至近距離で目を合わせて、浮奇には敵わないけれど俺の中ではとびきりの柔らかく優しい声音で「もう許してくれるか、浮奇」と囁いた。
浮奇は何かを言おうと口を開き、しかし何も話さないで口を閉じた後、ブランケットの中でもぞもぞと体を動かした。自由にするため抱きしめていた腕を離し、体ごと振り向いて俺の胸にしなだれかかった浮奇の髪をそっと撫でた。その手を振り払われることがなくて、心の中でホッと息を吐く。
おもち
TRAININGPsyBorg。SS。トントンと優しく肩を叩かれ、俺は画面に向けていた顔を上げて後ろを振り向いた。ぷにっと頬をつつく指先に、今日は華やかな加工はされていないようだ。
「お疲れ様。そろそろ休憩したほうがいいと思うよ」
「……いつのまに来てたんだ、浮奇」
「二、三時間前? あの子のお散歩はさっきしてきたから、ふーふーちゃんのお仕事が終わったら一緒にゆっくりお風呂に入りたいな」
「……ありがとう。来た時に声をかけてくれれば良かったのに」
「集中してるみたいだったし、俺もやりたいことあったから」
ニコッと笑った浮奇は、それで?と俺の返事を求めるような瞳で見つめてきた。手を伸ばし、さっきの仕返しで彼の頬をつついて笑う。
「ふーふーちゃん?」
1055「お疲れ様。そろそろ休憩したほうがいいと思うよ」
「……いつのまに来てたんだ、浮奇」
「二、三時間前? あの子のお散歩はさっきしてきたから、ふーふーちゃんのお仕事が終わったら一緒にゆっくりお風呂に入りたいな」
「……ありがとう。来た時に声をかけてくれれば良かったのに」
「集中してるみたいだったし、俺もやりたいことあったから」
ニコッと笑った浮奇は、それで?と俺の返事を求めるような瞳で見つめてきた。手を伸ばし、さっきの仕返しで彼の頬をつついて笑う。
「ふーふーちゃん?」