とうこ
DOODLE診断メーカーのお題の七五です。診断メーカー七五 目が覚めた。わずかな光量のはずのベッドライトがやけに眩しい。静まり返った寝室、締め切った空気は、空調の可動音でかすかに振動している。
高層階は思ったよりも下界の音が上がってくる。窓の外、遠くから、車の走行音が響く。
ベッドの中はとても平和に、すうすうと呼吸音だ。全裸の恋人はリネンにくるまって、長い体を長々と横たえ伸ばしている。気持ちよさそうに眠る顔はまるで子供のように無邪気だ。目を閉じていても存在感の強い白いまつ毛は、だいだい色の薄あかりの中で、ほおの上に影を作っている。それも長い。
ほおの上、影をたどる。ほくろひとつ、しみひとつない新雪のような肌だ。子供のように柔らかそうな皮膚は、触ってみると、実際期待通りに柔らかい。
1032高層階は思ったよりも下界の音が上がってくる。窓の外、遠くから、車の走行音が響く。
ベッドの中はとても平和に、すうすうと呼吸音だ。全裸の恋人はリネンにくるまって、長い体を長々と横たえ伸ばしている。気持ちよさそうに眠る顔はまるで子供のように無邪気だ。目を閉じていても存在感の強い白いまつ毛は、だいだい色の薄あかりの中で、ほおの上に影を作っている。それも長い。
ほおの上、影をたどる。ほくろひとつ、しみひとつない新雪のような肌だ。子供のように柔らかそうな皮膚は、触ってみると、実際期待通りに柔らかい。
yuuki_1132
DONE『さとるさんと!』の番外編。(本編)
https://poipiku.com/472572/4547362.html
※【18歳以上の方のみ】
yesを入力してご覧ください。 4
ju__mati
DONEひたすらさとパイを揉みしだくお疲れミンと最初は戸惑ってたけど気持ちよくなっちゃう五の話。ちょっとえっち。なこさん(https://twitter.com/ruc0i)の素敵でかわいいイラストにはちゃめちゃに滾ってしまって気づいたら書いてました…😭
快く三次創作を許可してくださったなこさんありがとうございます🙏✨
よろよろ歩いて来た七海が、顔をあげて「五条さん……」と一言つぶやいたきり固まってしまった。五条は、軽く首を傾げ、七海の前でパッパッと片手を振った。夕方の高専は生徒も下校して人は少ないが、廊下で突っ立っていてはさすがに邪魔だろう。
「どしたの、七海。疲れてんの? 任務明け?」
「…………」
「そういや出張って言ってたっけ。また連徹したの? オマエもアラサーなんだからそろそろ無茶すんなよ」
「………………」
「……聞いてる? 変な呪いでも憑いて……ないな。えー、じゃあ硝子の分野?」
「……………………」
「いま硝子のとこ連れてってやるか……ら?」
がしっ、と言葉の途中で素早く動いた七海の両手に胸筋を掴まれて、今度は五条が固まった。
3175「どしたの、七海。疲れてんの? 任務明け?」
「…………」
「そういや出張って言ってたっけ。また連徹したの? オマエもアラサーなんだからそろそろ無茶すんなよ」
「………………」
「……聞いてる? 変な呪いでも憑いて……ないな。えー、じゃあ硝子の分野?」
「……………………」
「いま硝子のとこ連れてってやるか……ら?」
がしっ、と言葉の途中で素早く動いた七海の両手に胸筋を掴まれて、今度は五条が固まった。
とうこ
DOODLEお題ありがとうございます「痴話喧嘩」七五です。痴話喧嘩な七五.
出会い頭になーなみっとスキンシップをはかろうとして、肩に置こうとした手をはたき落とされる。そんな徹底した拒絶をされるなんて珍しくて、悟は目を丸くする。
高専の、駐車場に向かう道すがら。夕闇迫る薄暗い中に七海のぴかぴかの金髪とキリリと隙のないスーツの背中を見つけて、悟は喜んで飛びついた。いつものことだ。けれど、いつも通りに迷惑そうな顔をしながら、ため息などつきつつ、なんだかんだとくだらない話をダラダラする、そんないつもの七海は、今日はいない。悟の顔を見るなり、眦吊り上げて、叩き落とされた。
「……え、めちゃ怒ってる?」
「自分の胸に聞いてみたらどうですか」
元々低い声だが、今は地を這う低音だ。あまりの迫力で悟を慌てさせる。
2338出会い頭になーなみっとスキンシップをはかろうとして、肩に置こうとした手をはたき落とされる。そんな徹底した拒絶をされるなんて珍しくて、悟は目を丸くする。
高専の、駐車場に向かう道すがら。夕闇迫る薄暗い中に七海のぴかぴかの金髪とキリリと隙のないスーツの背中を見つけて、悟は喜んで飛びついた。いつものことだ。けれど、いつも通りに迷惑そうな顔をしながら、ため息などつきつつ、なんだかんだとくだらない話をダラダラする、そんないつもの七海は、今日はいない。悟の顔を見るなり、眦吊り上げて、叩き落とされた。
「……え、めちゃ怒ってる?」
「自分の胸に聞いてみたらどうですか」
元々低い声だが、今は地を這う低音だ。あまりの迫力で悟を慌てさせる。
とうこ
DOODLE監禁する七五(監禁の意図を間違えた七五).
もぬけの殻になったベッドの前で、七海は額に血管を浮かべた。こめかみが痙攣するのも自覚できる。
まだそれほど遠くへは行っていないはずだ。入ったばかりの部屋から出る。ここは高専内の七海の部屋だ。呪術師に戻る際に再度割り振られたもので、宿直、当直、夜勤、或いはその他の労働基準法無視の勤務の際に使用するために呪術師各自に与えられている。だから必要最低限の生活必需品以外は揃っていない。普段の生活はサラリーマン時代に購入したマンションで過ごしているし、いかに深夜に業務が終ろうと、なるべくそちらへ帰るようにしている。高専関係者からすれば、結界のあるここでの生活ほうが気を抜くことができてよいと考えている者のほうが多数だが、七海は自宅へ帰りたい理由があった。
1943もぬけの殻になったベッドの前で、七海は額に血管を浮かべた。こめかみが痙攣するのも自覚できる。
まだそれほど遠くへは行っていないはずだ。入ったばかりの部屋から出る。ここは高専内の七海の部屋だ。呪術師に戻る際に再度割り振られたもので、宿直、当直、夜勤、或いはその他の労働基準法無視の勤務の際に使用するために呪術師各自に与えられている。だから必要最低限の生活必需品以外は揃っていない。普段の生活はサラリーマン時代に購入したマンションで過ごしているし、いかに深夜に業務が終ろうと、なるべくそちらへ帰るようにしている。高専関係者からすれば、結界のあるここでの生活ほうが気を抜くことができてよいと考えている者のほうが多数だが、七海は自宅へ帰りたい理由があった。
とうこ
DOODLE眠り姫を起こす七五.
報告書の提出などスマホがあればどこでもできる時代、わざわざ高専を訪れる理由など特にないはずだ。教師をやっている悟と違い、七海は。
年代ものの肘掛け椅子に深々と腰掛けて、皮張りの背凭れに身を埋め、ゆるやかに呼吸をしているのはどう見間違えようもなく七海建人だから、悟は立ち止まって、はてと首を傾げた。
高専にも一応は職員室もあるし、校長室もある。夜蛾との簡単な打ち合わせを口頭で済ませ、大人だらけの部屋から出て、長い廊下を歩き、これから子供たちばかりの教室へ向かうところだった。
平日の午前中にここで居眠り。いつもぴしりと着込んだスーツもよれかけて、例えばスラックスの裾の折り目がいつもより緩んで見える。普段なら神経質なほど綺麗に整えた髪も心持ち乱れているようだ。徹夜任務からただいま帰還、といったところだろう。
1574報告書の提出などスマホがあればどこでもできる時代、わざわざ高専を訪れる理由など特にないはずだ。教師をやっている悟と違い、七海は。
年代ものの肘掛け椅子に深々と腰掛けて、皮張りの背凭れに身を埋め、ゆるやかに呼吸をしているのはどう見間違えようもなく七海建人だから、悟は立ち止まって、はてと首を傾げた。
高専にも一応は職員室もあるし、校長室もある。夜蛾との簡単な打ち合わせを口頭で済ませ、大人だらけの部屋から出て、長い廊下を歩き、これから子供たちばかりの教室へ向かうところだった。
平日の午前中にここで居眠り。いつもぴしりと着込んだスーツもよれかけて、例えばスラックスの裾の折り目がいつもより緩んで見える。普段なら神経質なほど綺麗に整えた髪も心持ち乱れているようだ。徹夜任務からただいま帰還、といったところだろう。
yuuki_1132
DONE特に設定とか無く描いた漫画。1-3枚目【謎時空、謎間取り、謎キャット】
4-8枚目【さとるさんと!①】
9-16枚目【さとるさんと!②】
17-23枚目【さとるさんと!③】
④(番外編)R18 https://poipiku.com/472572/4623034.html
⑤ (別の話)https://poipiku.com/472572/5395186.html 23
yuuki_1132
MEMO長いので描かない可能性が高い七五小話のネタメモ(会話文)。※具体的な描写はありませんが性行為中の場面があるため、18歳以上の方のみyesを入力してご覧ください。
【恋愛感情の無い五】(七に絡みたい)と
【五に対する性愛の感情を嫌だと思っている七】(五の心が休まる場所でありたいがあまりくっついて欲しくないし恋心もバレたくない)
が何やかやあってくっつく話。
七宅のベッド。 3314
とうこ
DOODLEななみが反省する七五.
オマエのせいだーと冗談みたいな泣き声で責め立ててくる。ベッドで子供みたいに身を丸めて、べそをかいている姿は確かに年齢を鑑みれば冗談みたいな姿だ。けれど少しばかり、冗談で済まないかもしれない。
「大丈夫ですか」
カサカサに掠れた声はやけに深刻に響く。だから前髪を撫でた手の下で青い目がぱちりと開いて七海を見上げた。目が合うなりヤンチャに笑って
「うん大丈夫」
なんて嘯くけれども七海の手のひらは額に伝う冷や汗で濡らされている。
「どこか痛いところは?」
「どっこも痛くない。ただちょっと止まんないだけ」
カタカタと震える体をぎゅうと抱きしめるとやけに冷えている。手足の筋肉が強張って、縮んでいて、いつも抱く体の感触よりずっと硬くて、小さい。
2255オマエのせいだーと冗談みたいな泣き声で責め立ててくる。ベッドで子供みたいに身を丸めて、べそをかいている姿は確かに年齢を鑑みれば冗談みたいな姿だ。けれど少しばかり、冗談で済まないかもしれない。
「大丈夫ですか」
カサカサに掠れた声はやけに深刻に響く。だから前髪を撫でた手の下で青い目がぱちりと開いて七海を見上げた。目が合うなりヤンチャに笑って
「うん大丈夫」
なんて嘯くけれども七海の手のひらは額に伝う冷や汗で濡らされている。
「どこか痛いところは?」
「どっこも痛くない。ただちょっと止まんないだけ」
カタカタと震える体をぎゅうと抱きしめるとやけに冷えている。手足の筋肉が強張って、縮んでいて、いつも抱く体の感触よりずっと硬くて、小さい。
とうこ
DONEさとるが教員免許持ってないっぽいことを知る前に書いた、教育実習する七五。.
悟は、オイオイオイオイオーイ、といつもの調子で喚いた。柄の悪いサングラスのまま、いつもの制服のままで、しかし立っている場所は教卓だ。
教室には椅子と机は一組だけだ。三年生の教室は、現在は七海しかいない。だからそこに座っているのはもちろん七海だ。
教室の後ろで腕を組み偉そうに立っているのは夜蛾だ。資料の挟まったバインダーを脇に挟み、胡乱に教室を監視している。
「このメンツで教育実習? ありえねー!」
四年になればほとんど学校にも通わず各々が適した任務に着く。実践実習、いわゆるオンザジョブだ。
悟は、高専の教員を希望した。高専とはいえ高校教師の資格を取得しなくてはならない上に通常の大学よりも短期間にならざるを得ないため、なかなかハードな単位取得スケジュールだったが着々とこなし、現在は教育実習という大詰め。特殊な高等専門学校の教師になるのだからと教育実習に配属される高校はもちろん、呪術高専。
1722悟は、オイオイオイオイオーイ、といつもの調子で喚いた。柄の悪いサングラスのまま、いつもの制服のままで、しかし立っている場所は教卓だ。
教室には椅子と机は一組だけだ。三年生の教室は、現在は七海しかいない。だからそこに座っているのはもちろん七海だ。
教室の後ろで腕を組み偉そうに立っているのは夜蛾だ。資料の挟まったバインダーを脇に挟み、胡乱に教室を監視している。
「このメンツで教育実習? ありえねー!」
四年になればほとんど学校にも通わず各々が適した任務に着く。実践実習、いわゆるオンザジョブだ。
悟は、高専の教員を希望した。高専とはいえ高校教師の資格を取得しなくてはならない上に通常の大学よりも短期間にならざるを得ないため、なかなかハードな単位取得スケジュールだったが着々とこなし、現在は教育実習という大詰め。特殊な高等専門学校の教師になるのだからと教育実習に配属される高校はもちろん、呪術高専。
とうこ
DONE入学式のななみけんとな七五。.
東京の桜は白いと七海は慣れない制服の喉元を引っ張った。真新しい生地はまだ硬くて七海のできあがったばかりの喉仏を圧迫する。息苦しくて今朝から何度も繰り返している。
同級生は一人だけだった。今年の新入生は七海を含めて二人だ。だから寮から入学式の式場までの道のり、毎日変わる高専内の建物の配置に惑わされて遅刻してはかなわないので、待ち合わせて並んで歩く。
七海は口数は多くないので自然と相手に相槌を打つ役割を担当することが多い。まだ出会ったばかりの同級生に対してもそうで、警戒心のない笑顔を少々の緊張で高揚させつつ目を輝かせて話し続けるのを、ただ頷きながら歩く。
彼が目を輝かせるのも無理はなく、各地の宗教施設、つまり国内歴代の名建築が立ち並ぶ中での桜の季節は美しいものだった。ほとんどがソメイヨシノの白々とした装いもまるで雪化粧か紙吹雪のよう、それもそれで美しくも雄大だ。
1382東京の桜は白いと七海は慣れない制服の喉元を引っ張った。真新しい生地はまだ硬くて七海のできあがったばかりの喉仏を圧迫する。息苦しくて今朝から何度も繰り返している。
同級生は一人だけだった。今年の新入生は七海を含めて二人だ。だから寮から入学式の式場までの道のり、毎日変わる高専内の建物の配置に惑わされて遅刻してはかなわないので、待ち合わせて並んで歩く。
七海は口数は多くないので自然と相手に相槌を打つ役割を担当することが多い。まだ出会ったばかりの同級生に対してもそうで、警戒心のない笑顔を少々の緊張で高揚させつつ目を輝かせて話し続けるのを、ただ頷きながら歩く。
彼が目を輝かせるのも無理はなく、各地の宗教施設、つまり国内歴代の名建築が立ち並ぶ中での桜の季節は美しいものだった。ほとんどがソメイヨシノの白々とした装いもまるで雪化粧か紙吹雪のよう、それもそれで美しくも雄大だ。
とうこ
DONEおやつを食べる呪専の七五。.
高専に顔を出した午後、馴染みの先輩から
「おやつ食べよ〜」
と拉致され連れ出されて、屋外、強風に吹かれている。
「さっすがに、寒いね〜」
と能天気に、根明に、ケラケラ笑う彼も白いふわふわの髪を風に好き放題かき混ぜられて、いつもより割り増しでくちゃくちゃだ。
久しぶりなのだ。四年に上がった先輩、五条さんはもうほとんど学校に姿を見せない。ひっきりなしに任務が舞い込んで、日本全国を飛び回っているらしい。先日顔見知りの補助監督にそれとなく様子を聞いてみたら、移動中の車内でしか睡眠を摂る時間もないようなスケジュールを組まされているそうだ。それなのに飄々と、他の誰しもが手こずるような案件でも平気な顔でやりこなすから、「さすが五条悟」と感嘆されていた。
1613高専に顔を出した午後、馴染みの先輩から
「おやつ食べよ〜」
と拉致され連れ出されて、屋外、強風に吹かれている。
「さっすがに、寒いね〜」
と能天気に、根明に、ケラケラ笑う彼も白いふわふわの髪を風に好き放題かき混ぜられて、いつもより割り増しでくちゃくちゃだ。
久しぶりなのだ。四年に上がった先輩、五条さんはもうほとんど学校に姿を見せない。ひっきりなしに任務が舞い込んで、日本全国を飛び回っているらしい。先日顔見知りの補助監督にそれとなく様子を聞いてみたら、移動中の車内でしか睡眠を摂る時間もないようなスケジュールを組まされているそうだ。それなのに飄々と、他の誰しもが手こずるような案件でも平気な顔でやりこなすから、「さすが五条悟」と感嘆されていた。
yuuki_1132
DONE続・七五まんが ① 【R18】https://twitter.com/yuuki_1132/status/1389536319299223556?s=21の続き
★18歳以上の方のみyesと入力してご覧ください。
※R15程度ですが続く話の都合上R18としております。
※2021.5.15アナログ→2021.10.23デジタル
画質が死んでいるアナログ分後ろにあります。 5
yuuki_1132
MOURNING続・七五まんが(https://poipiku.com/472572/4414293.html)の下絵など。★18歳以上の方のみyesと入力してご覧ください。 13
ju__mati
DOODLE七七五のけんと時空の呪専七五02※支部の七七五3Pのけんとが自分時空に戻ったあとの呪専七五の話。続き。
※8/8に後半(教室シーン)少し修正しました。
ほわんほわんほわんとそこらじゅうに、白やらピンクやらのモヤが浮かんでいる。
白い肌がいやらしくかすむ。色のない髪は汗に湿って、薄いピンク色の唇が、きもちい、と喘ぐ。きもちい、けんと、もっと。青色の目がゆらゆらと揺れて、ねだる。熱で紅潮した体を押し倒し、腰を掴んで、ねじこむ。あぁん、と、甘い声があがって、それを貪るように口付けて、それから。
ハッと目を覚まして、七海は呆然とした。視界に映ったのは見慣れた天井で、ベージュのカーテンの隙間から、朝の光が射し込んでいる。高専の寮の自室だ、と理解しながらも、夢のせいで思考が混乱していた。
体を起こそうとして、下肢の違和感に気づく。湿った感触に、もしや、と思う。確認して、悲しくなる。夢精なんて、中学一年生以来だ。
5960白い肌がいやらしくかすむ。色のない髪は汗に湿って、薄いピンク色の唇が、きもちい、と喘ぐ。きもちい、けんと、もっと。青色の目がゆらゆらと揺れて、ねだる。熱で紅潮した体を押し倒し、腰を掴んで、ねじこむ。あぁん、と、甘い声があがって、それを貪るように口付けて、それから。
ハッと目を覚まして、七海は呆然とした。視界に映ったのは見慣れた天井で、ベージュのカーテンの隙間から、朝の光が射し込んでいる。高専の寮の自室だ、と理解しながらも、夢のせいで思考が混乱していた。
体を起こそうとして、下肢の違和感に気づく。湿った感触に、もしや、と思う。確認して、悲しくなる。夢精なんて、中学一年生以来だ。
とうこ
DONEこれは「you taught me how」の書下ろしです。パス制です。「タブー跳ぶ」と「癒し厭らし」の両方をお持ちの方は、お手元にご用意いただき、それぞれの最終ページの最後の3文字(句読点を省く)ローマ字に変換してご入力ください。
例)
1冊目「桃太郎は大金持ちになり財テクに走り、七海に資金を預けました。」
2冊目「雉も鳴かずば撃たれまいと言いますが悟は鳴きまくりです。」
の場合、
「ました。」「りです。」なので、
「mashita」「ridesu」と変換し、
「mashitaridesu」がパスワードです。
ややこしくてすみません。 7647
ju__mati
DOODLE謎時空温泉で耐久せっする七五の話01タイトル通り。とっても寸止めですしまだ続きます。
えっち表現があるのでパスつけました。
あなたは18歳以上ですか、yes or no? 7715
エイリアン(小)
DONE七五(過去作品)第0回お題「料理」...労働はクソだ。
体全体を包み込む倦怠感、目の奥がジンとして熱い上、吹き付ける風は冷たく、指先から体温が奪われていくのを感じる。ひどく眠い。
少し早足気味に入ったエレベーターホール、ボタンを押して、やってきたエレベーターに乗り込んだ。
ゆっくりと上がっていくエレベーターの中でこめかみをほぐすように押す。
別に呪霊に手こずったわけではない。全ての任務において呪霊の級は二級が殆どであり、幾つかの任務では一級討伐のものもあったものの、そのどれもが一級でも下、どちらかと言えば二級に近い程度の呪霊だった。
問題なのは、その量。
呪術高専を規として2、3時間の移動を必要とする任務が多数あり、全てこなすのに丸四日。
柔らかいとは言えない車内のシートで短時間睡眠のみを取り続け、食事は冷たいコンビニ食ばかり。
決して車のシートやコンビニ食を卑下しているわけではないのだが、やはり体は柔らかい布団や温かい食事を求めてしまう。
時刻は0時、深夜帯に差し掛かるこの時刻に外を出歩くような住民なんてこのマンションには少ない。
静まり返った廊下に自分の足音のみが響く。
部屋の前、鍵を取り出して差し込み、回した。
3277
ju__mati
MOURNING支部にあげてる『泥闇〜』の夜明けのベランダシーンの七海目線が出てきたのであげてみますね。ここまで書いて、五条目線の方がいいな、と思ったので書き直したんですが、これはこれで気に入ってます。ある晩、七海はふと目を覚ました。カーテンの向こうはまだ暗い。その日は早めにベッドに入ったはずだったが、もう一度目を閉じても眠れない類の目覚めだった。ため息をついてベッドを降りる。スマホで時間を確認すると、まだ深夜と言っていい時刻だった。暗い部屋にスマホの画面だけが光る。ホーム画面に戻っても、SNSの通知も着信も来ていない。またひとつ、ため息をつく。
フロアランプをつけてリビングへの扉を開ける。特に何をしようと思ったわけでもなかったが、あとから考えれば何かしらの予感があったのかも知れない。台所で水を飲み、顔を上げると、ちょうど掃き出し窓が目に入った。明確な胸騒ぎを覚え、そっと窓際へと歩を進める。
七海には目の前の呪力しか見えないが、それでも気配で分かった。窓の向こうに誰かがいる。勘違いでなければ。
「五条さん……」
カーテンを開けた先のベランダに、五条がいた。手すりに肘をつき、もう片方の手をひらひらと振って、こちらを見ている。慌てて解錠し、窓を開ける。
「よっ、元気?」
サングラス越しの五条の表情はよく分からなかった。唇はいつも通りの笑みを浮かべているように見える。七海は、とっ 2928
yuuki_1132
DONE※4/23 追加漫画と合わせてpixivにupしました。https://www.pixiv.net/artworks/89339158
七五まんが。
一枚一コマなので実質3ページ程度です。
【本編】8コマ+1コマ
【あったかもしれない話】
絵が出来た後にこの台詞言わないかもなあ…
と改変を試みたが直せないまま仕上がった。 16
ju__mati
DOODLE七七五のけんと時空の呪専七五01※支部の七七五3Pのけんとが自分時空に戻ったあとの呪専七五の話。短い。七海建人は、授業を終えて高専の廊下を歩いていた。灰原は見たいテレビがあると言って先に寮に戻っており、七海は図書室で調べ物をしていた。さすがに腹が減ってそろそろ下校するつもりだったが、横の廊下から歩いてきた人物を見て、足を止めた。向こうも七海に気づいて、「あ」と立ち止まる。
五条悟だった。すらりとした長身を高専の制服に包み、丸眼鏡をかけた姿にほんの少し違和感を覚える。「こんにちは」と挨拶すると、「ん」と返事がある。どこかぎこちない、と思った。
昨晩、七海はおかしな夢を見た。やたらリアルで、音も色も匂いもあって、現実としか思えないような夢。その中で、七海は11年後の自分と、11年後の五条に会った。28歳だという五条は恐ろしいほどに外見が変わっていなくて、それでも大人らしい穏やかさと柔らかさを身につけていた。その彼と、セックスをした。
「ひとり?」
と、目の前の五条が言った。「はい。ちょっと調べ物をしていたので」と言うと、「ふぅん」と、聞いてきたくせに気のない反応だった。しかし、立ち去るかと思った五条は片手をポケットに突っ込んだまま、七海の方をチラッと見た。
七海は、この五条に、キスさ 2445
とうこ
DOODLE囚人。文頭の空白が投稿時に削除されてしまうの、なんとかしてほしい~。
(なので☆を入れている)
☆
キミ、死刑ね。封印の札だらけの空間で、五条悟は楽しげに宣告した。いつもの上から下まで真っ黒の衣服で、色の渦巻く空間の中に影人間のようだ。ふざけた態度にだらしのない姿勢、顔の上半分を包帯で覆った顔は締まりなく笑っていて、実際に生者の必死さを嘲笑う亡者の国の者のよう。悪魔に足を取られて人生を破綻させればきっとこんな悪魔の哄笑を聞くのだろう。
五条はしかし、突然に、ぴたりとその仮面を投げ捨て、ごく低い声で、唸るように言う。
「何でだよ」
雑に包帯を引き下ろし、その隙間から蒼天の瞳が刺してくる。恐ろしいほどの真顔は、激情をよく表現していて、空恐ろしくなるほどだ。まるで臨戦態勢の猛獣を前にしたような威圧感は、実際に質量のある空気のように周囲を圧迫し、圧倒する。
2020キミ、死刑ね。封印の札だらけの空間で、五条悟は楽しげに宣告した。いつもの上から下まで真っ黒の衣服で、色の渦巻く空間の中に影人間のようだ。ふざけた態度にだらしのない姿勢、顔の上半分を包帯で覆った顔は締まりなく笑っていて、実際に生者の必死さを嘲笑う亡者の国の者のよう。悪魔に足を取られて人生を破綻させればきっとこんな悪魔の哄笑を聞くのだろう。
五条はしかし、突然に、ぴたりとその仮面を投げ捨て、ごく低い声で、唸るように言う。
「何でだよ」
雑に包帯を引き下ろし、その隙間から蒼天の瞳が刺してくる。恐ろしいほどの真顔は、激情をよく表現していて、空恐ろしくなるほどだ。まるで臨戦態勢の猛獣を前にしたような威圧感は、実際に質量のある空気のように周囲を圧迫し、圧倒する。