TORI_1532
DOODLENight after quarrel. (English.ver)日本語版はこちらへ↓
https://twitter.com/TORI_1532/status/1524114937710202881 8
second_um1
DONE5月3日超妖言2022の無配でした。スペースお越しくださりありがとうございました!
Astar(蝦夷菊)の花言葉は「変化を好む(赤)」「私を信じてください(白)」「信頼、貴方を信じているけど心配(青)」「恋の勝利、私の愛は貴方の愛より深い(紫)」「甘い夢(桃)」ですが、英語だと「I will think of you.(私はあなたを思うでしょう)」です。好き。(花も可愛らしいですよ!) 2440
しゅー太
DONE結婚した七五と伊と家の話五条悟が左手薬指に指輪をするようになった。と、これだけの事実で、呪術界は蜂の巣を突いたような騒ぎになった。五条の影響力を考えれば致し方ない話ではあるが。
相手は誰か。あの五条悟のお眼鏡にかなう相手がいるのか。あの五条悟が結婚したがるのか。もしや弱みでも握られたのか。いやいやあれはただの虫除けじゃないか。とにかく推測憶測妄想が噂されるばかりで、誰も真実に辿り着けていなかった。そもそも、当の五条本人以外に、真実を知る者なぞいるのだろうか。
賑やかに騒ぎ続ける呪術界の片隅で、同じ時期から似たデザインの指輪をするようになった術師がいた。何せ前者のビッグネームが過ぎたので、こちらの術師については、本人と親しくない限り記憶に残ってもいないようだった。その術師の名前を、七海建人という。
1047相手は誰か。あの五条悟のお眼鏡にかなう相手がいるのか。あの五条悟が結婚したがるのか。もしや弱みでも握られたのか。いやいやあれはただの虫除けじゃないか。とにかく推測憶測妄想が噂されるばかりで、誰も真実に辿り着けていなかった。そもそも、当の五条本人以外に、真実を知る者なぞいるのだろうか。
賑やかに騒ぎ続ける呪術界の片隅で、同じ時期から似たデザインの指輪をするようになった術師がいた。何せ前者のビッグネームが過ぎたので、こちらの術師については、本人と親しくない限り記憶に残ってもいないようだった。その術師の名前を、七海建人という。
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REHABILI酔いミン。ひっつき虫。尋常じゃない連勤の後、しょうこさんと呑んだりすると稀に現れる。他の人の前だと乱れる事はほぼないのにさとるの前だともーだめ。
抱っこしながら「ごじょうさん」しか言わなくなるのでさとるこまっちゃう♡ 2
さかばる
MAIKING進捗。「ななみぃ。僕、ラブホに行ってみたい」
「はぁ……」
「なんだよ。もっと乗ってこいよ」
七海の家でリビングのソファーに座る五条は恋人のつれない態度に口を尖らせる。と言ってもそれはほとんどポーズだ。五条の後輩で同僚で恋人の七海は五条の為にわざわざ菓子類を家に常備したり、五条用のシャンプーを買って五条の頭を洗う位五条の事が大好きなくせにそっけない態度を取ったりする。
成程。これがツンデレってやつか。世の中が可愛い可愛いと騒ぐ理由が分かる。五条が見当外れの納得をして一人で頷いていると雨が窓を叩く音が聞こえた。七海の部屋を訪れた頃には小雨だったが、雨は勢いを増して風も吹いて嵐となっているらしい。だが、そんな事は関係ない。嵐も喧騒も呪いも呪霊もこの部屋には届かない。この部屋はいつだって五条を温かく、そして柔らかく迎え入れてくれる。そして部屋の主も同様に五条を受け入れてくれる。その証拠に今日は冷えるからと五条の肩にカーディガンを掛けてくれた。ちょっと袖の丈が足りない所が五条のお気に入りだ。
1824「はぁ……」
「なんだよ。もっと乗ってこいよ」
七海の家でリビングのソファーに座る五条は恋人のつれない態度に口を尖らせる。と言ってもそれはほとんどポーズだ。五条の後輩で同僚で恋人の七海は五条の為にわざわざ菓子類を家に常備したり、五条用のシャンプーを買って五条の頭を洗う位五条の事が大好きなくせにそっけない態度を取ったりする。
成程。これがツンデレってやつか。世の中が可愛い可愛いと騒ぐ理由が分かる。五条が見当外れの納得をして一人で頷いていると雨が窓を叩く音が聞こえた。七海の部屋を訪れた頃には小雨だったが、雨は勢いを増して風も吹いて嵐となっているらしい。だが、そんな事は関係ない。嵐も喧騒も呪いも呪霊もこの部屋には届かない。この部屋はいつだって五条を温かく、そして柔らかく迎え入れてくれる。そして部屋の主も同様に五条を受け入れてくれる。その証拠に今日は冷えるからと五条の肩にカーディガンを掛けてくれた。ちょっと袖の丈が足りない所が五条のお気に入りだ。
dolphinixoct
DOODLE産卵を書くつもりだったのが変な方向に…!途中だし雑だしどうまとめるかは不明ですが(もう産卵ものとこれで分けるかも)ピクシブにはしばらく載せなそうなので(まとめる時間がない)一旦供養…❗️※七五
※R-18
※怪文書です
※本当に怪文書です、ご注意ください
※淫語、変態プレイ、SMプレイ、主従?、局部舐め、擬似排泄(ウ⚫︎ダーinゼリーみたいな)etc…
※下書きです 8581
しゅー太
MOURNINGhttps://twitter.com/JWtI6eZYCzjvZJP/status/1502489639990743040?t=CsmUOJmtbe2Fw6BrJQLaEg&s=19 の七サイド予定が詰まったので。 61275_chitose
DOODLE以前Twitterで言ってたものの導入部分。かつて好きだった人ほら、ご挨拶して。
学生時代に付き合っていた女性の足元には彼女の膝くらいの、男の子。
「初めまして、こんにちは!僕、五条慎6歳です。」
「初めまして、こんにちは。慎くん。私は、七海健人24歳です。」
「慎、よくできました。」
「五条さんこの子は?」
「僕の子だよ。似てないけど、正真正銘僕が産んだ子だよ。」
その子は、彼女のきらきらと光る白髪とは反対で黒髪で、まるで宝石のような彼女の青い目とは違い黒い目をしていた。
6歳ということはちょうど自分と彼女が付き合っていたころだ。
自分が呪術師をやめたときにも重なる。彼女とは、私が呪術師をやめたと同時に分かれた。
まだ彼女を愛していたし、呪術師をやめた後も付き合う気でいたが、彼女がそれをよしとしなかった。
2782学生時代に付き合っていた女性の足元には彼女の膝くらいの、男の子。
「初めまして、こんにちは!僕、五条慎6歳です。」
「初めまして、こんにちは。慎くん。私は、七海健人24歳です。」
「慎、よくできました。」
「五条さんこの子は?」
「僕の子だよ。似てないけど、正真正銘僕が産んだ子だよ。」
その子は、彼女のきらきらと光る白髪とは反対で黒髪で、まるで宝石のような彼女の青い目とは違い黒い目をしていた。
6歳ということはちょうど自分と彼女が付き合っていたころだ。
自分が呪術師をやめたときにも重なる。彼女とは、私が呪術師をやめたと同時に分かれた。
まだ彼女を愛していたし、呪術師をやめた後も付き合う気でいたが、彼女がそれをよしとしなかった。
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Valentine七五のちょっと特別な朝の話。モーニングトースト ケーキ屋を思わせる大きな紙の箱を開いて、七海はわずかに口角を上げた。顔を近づけると、ほんのりと甘い香りが鼻をくすぐる。
そっと取り出したのは一斤の食パン。いわゆる高級食パンに分類されるそれを俎上に乗せて、潔く包丁を入れた。薄めに二枚。それから、分厚く二枚。
七海の家のトースターで一度に焼けるトーストも二枚。まずは薄い方をセットする。焼けるのを待つ間に、小鍋から引き揚げた茹でタマゴを手に取った。無骨な指で器用に殻を剥き、潰してマヨネーズと和える。スプーンがカチカチと鳴るのはあまり行儀がよくないが、タマゴサラダを作る時ばかりはご愛嬌だと思うことにしている。
今度ははっきりと、香ばしい匂いがキッチンに漂い始める。頃合いを見てトーストを取り出すと、千切ったレタスとモルタデッラ、タマゴサラダを挟んでざくりと斜めに両断した。
2085そっと取り出したのは一斤の食パン。いわゆる高級食パンに分類されるそれを俎上に乗せて、潔く包丁を入れた。薄めに二枚。それから、分厚く二枚。
七海の家のトースターで一度に焼けるトーストも二枚。まずは薄い方をセットする。焼けるのを待つ間に、小鍋から引き揚げた茹でタマゴを手に取った。無骨な指で器用に殻を剥き、潰してマヨネーズと和える。スプーンがカチカチと鳴るのはあまり行儀がよくないが、タマゴサラダを作る時ばかりはご愛嬌だと思うことにしている。
今度ははっきりと、香ばしい匂いがキッチンに漂い始める。頃合いを見てトーストを取り出すと、千切ったレタスとモルタデッラ、タマゴサラダを挟んでざくりと斜めに両断した。
sasami_note
MOURNINGバレンタイン要素は超薄いんですが一応バレンタイン📮大喜利ネタ。ずっと書きたかった七海が悟のためにお菓子を買い置きしてるネタと七海の禁煙ネタをガッチンコさせました。続きます。
⚠️注意
・七海が喫煙者(捏造)
・なんでも許せる方向け 3502
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DONEシャ白さんとの共同企画🍽5話目!
⚠︎ストレスに狂った七海がストレス発散のために五条に料理を食べさせる話です
⚠︎付き合ってないしロマンスの兆しはすごく微かです
⚠︎なんでも許せる方向け
■とびうお / クークー普通の先輩後輩みたいな、七海がそういう感じで思ってくれてたら良いな、なんて、つい先日思ったばかりのことが頭をよぎる。確かに思った、思ったけれど、じゃあ今この息苦しさはなんだろう。
「え?五条さん?」
いつも通り、七海の部屋に玄関からちゃんと来た。いつも通りじゃなかったのは、ドアを開けたのが家主じゃあなかったってところだ。
「猪野くん、じゃあまた今度……」
部屋の奥から言いかけた家主が、あと気が付いた様子で顔を上げた。入り口で立つ五条と、玄関を開ける猪野と、廊下から二人を見る七海。一同少し固まって、そうして一番最初に口を開いたのは自分だった。
「帰った方がいい?」
「は?」
「えっなんでですか!」
この部屋で誰かと出くわすことを考えていなくて、動揺する。頭が上手く回らない。いや、そうだよな別に誰かがいたって、帰ることないよなとようやく脳細胞が動き出した頃、猪野がドアを開けたままなことに気が付く。
3694「え?五条さん?」
いつも通り、七海の部屋に玄関からちゃんと来た。いつも通りじゃなかったのは、ドアを開けたのが家主じゃあなかったってところだ。
「猪野くん、じゃあまた今度……」
部屋の奥から言いかけた家主が、あと気が付いた様子で顔を上げた。入り口で立つ五条と、玄関を開ける猪野と、廊下から二人を見る七海。一同少し固まって、そうして一番最初に口を開いたのは自分だった。
「帰った方がいい?」
「は?」
「えっなんでですか!」
この部屋で誰かと出くわすことを考えていなくて、動揺する。頭が上手く回らない。いや、そうだよな別に誰かがいたって、帰ることないよなとようやく脳細胞が動き出した頃、猪野がドアを開けたままなことに気が付く。
4_haru100
DONEシャ白さんとの共同企画🍽3話目
⚠︎ストレスに狂った七海がストレス発散のために五条に料理を食べさせる話です
⚠︎付き合ってないしロマンスの兆しはすごく微かです
⚠︎なんでも許せる方向け
■ぜんざい / ポーポー今回も中々に厳しい戦いだと、またしても響く激しい音を背中で聞きながら五条は思う。「今日はスイーツを作ります」のひと言だけで七海の部屋に吸い寄せられている自分がなにかを言うのはもはや諦めるとして、それにしても、ストレス発散メシを自分に延々と食べさせるその理由は……?とそろそろ思わなくもない。また作ってよとは言ったけれど、今も昔もかわいい後輩をかわいがりたい気持ちも多分にあるけれど、しかし。
「五条さん」
「な〜に〜」
うんうん唸っていると背後から呼びかけられるので、思わず低い声が出る。なにかあると思ったのにその後が続かなくてあれと思う。振り返ると、相変わらず笑えるでかさのアイランドキッチンから七海がじっとこちらを見ていた。
2264「五条さん」
「な〜に〜」
うんうん唸っていると背後から呼びかけられるので、思わず低い声が出る。なにかあると思ったのにその後が続かなくてあれと思う。振り返ると、相変わらず笑えるでかさのアイランドキッチンから七海がじっとこちらを見ていた。
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DONEシャ白さんとの共同企画🍽1話目
⚠︎ストレスに狂った七海がストレス発散のために五条にトンデモ料理を食べさせる話です
⚠︎付き合ってないしロマンスの兆しはすごく微かです
⚠︎なんでも許せる方向け
■パトゥルジャン・サラタスしくじったかもしれない、と珍しくも五条は自分の行いを振り返る。部屋に響き渡るのは斬撃の音で、それはキッチンからして良い音とはどうしても思えない。ソファで寛いていてください、と有無を言わせぬ微笑みでキッチンから追い出されて早二十分。
「ね、なにしてるの……?」
「料理です」
大人しく身を置いていたリビングのソファからキッチンを振り返って恐々尋ねるが、斬撃の音が大きくて微かにしか聞こえない。調理中の音とはどうしても思えないし、右手の動きが速すぎて、五条なら追えるが普通の人が見たらどうだろう。
七海の部屋は、己の体格に合わせて天井や扉や、浴室まで大きいものを選んでいたが、キッチンも例外ではなかった。
使用頻度には見合わない広々としたアイランドキッチンが、真面目に使用されているところを五条は見たことがない。先日侵入した時など、キッチンで立ったままハイボール片手に魚を焼いていた。あんまりだと思ったし、それはそのまま口に出ていた。盛大に煽った。
2673「ね、なにしてるの……?」
「料理です」
大人しく身を置いていたリビングのソファからキッチンを振り返って恐々尋ねるが、斬撃の音が大きくて微かにしか聞こえない。調理中の音とはどうしても思えないし、右手の動きが速すぎて、五条なら追えるが普通の人が見たらどうだろう。
七海の部屋は、己の体格に合わせて天井や扉や、浴室まで大きいものを選んでいたが、キッチンも例外ではなかった。
使用頻度には見合わない広々としたアイランドキッチンが、真面目に使用されているところを五条は見たことがない。先日侵入した時など、キッチンで立ったままハイボール片手に魚を焼いていた。あんまりだと思ったし、それはそのまま口に出ていた。盛大に煽った。
Sssyashiro
DONE【展示】書きたいところだけ書いたよ!クリスマスも正月も休みなく動いていたふたりがい~い旅館に一泊する話、じゃが疲労困憊のため温泉入っておいしいもの食ってそのまましあわせに眠るのでマジでナニも起こらないのであった(後半へ~続きたい)(いつか)
201X / 01 / XX そういうわけだからあとでね、と一方的な通話は切られた。
仕事を納めるなんていう概念のない労働環境への不満は数年前から諦め飲んでいるが、それにしても一級を冠するというのはこういうことか……と思い知るようなスケジュールに溜め息も出なくなっていたころだ。ついに明日から短い休暇、最後の出張先からほど近い温泉街でやっと羽が伸ばせると、夕暮れに染まる山々を車内から眺めていたところに着信あり、名前を見るなり無視もできたというのに指が動いたためにすべてが狂った。丸三日ある休みのうちどれくらいをあのひとが占めていくのか……を考えるとうんざりするのでやめる。
多忙には慣れた。万年人手不足とは冗談ではない。しかしそう頻繁に一級、まして特級相当の呪霊が発生するわけではなく、つまりは格下呪霊を掃討する任務がどうしても多くなる。くわえて格下の場合、対象とこちらの術式の相性など考慮されるはずもなく、どう考えても私には不適任、といった任務も少なからずまわされる。相性が悪いイコール費やす労力が倍、なだけならば腹は立つが労働とはそんなもの、と割り切ることもできる。しかしこれが危険度も倍、賭ける命のも労力も倍、となることもあるのだ。そんな嫌がらせが出戻りの私に向くのにはまあ……まあ、であるが、あろうことか学生の身の上にも起こり得るクソ采配なのだから本当にクソとしか言いようがない。ただ今はあのひとが高専で教員をしているぶん、私が学生だったころよりは幾分マシになっているとは思いたい。そういう目の光らせ方をするひとなのだ、あのひとは。だから私は信用も信頼もできる。尊敬はしないが。
6815仕事を納めるなんていう概念のない労働環境への不満は数年前から諦め飲んでいるが、それにしても一級を冠するというのはこういうことか……と思い知るようなスケジュールに溜め息も出なくなっていたころだ。ついに明日から短い休暇、最後の出張先からほど近い温泉街でやっと羽が伸ばせると、夕暮れに染まる山々を車内から眺めていたところに着信あり、名前を見るなり無視もできたというのに指が動いたためにすべてが狂った。丸三日ある休みのうちどれくらいをあのひとが占めていくのか……を考えるとうんざりするのでやめる。
多忙には慣れた。万年人手不足とは冗談ではない。しかしそう頻繁に一級、まして特級相当の呪霊が発生するわけではなく、つまりは格下呪霊を掃討する任務がどうしても多くなる。くわえて格下の場合、対象とこちらの術式の相性など考慮されるはずもなく、どう考えても私には不適任、といった任務も少なからずまわされる。相性が悪いイコール費やす労力が倍、なだけならば腹は立つが労働とはそんなもの、と割り切ることもできる。しかしこれが危険度も倍、賭ける命のも労力も倍、となることもあるのだ。そんな嫌がらせが出戻りの私に向くのにはまあ……まあ、であるが、あろうことか学生の身の上にも起こり得るクソ采配なのだから本当にクソとしか言いようがない。ただ今はあのひとが高専で教員をしているぶん、私が学生だったころよりは幾分マシになっているとは思いたい。そういう目の光らせ方をするひとなのだ、あのひとは。だから私は信用も信頼もできる。尊敬はしないが。
Sssyashiro
DONE4話目!【展示】敷島さんとの共同企画🍴
・トンデモ料理を作っては5に食わすことでストレス発散する7がいる
・つきあってないけど……ふふ♡
・懐かしのリレ〜小説的なアレ
04■KYOKI NO SYOKUTAKU04■コンチキンパ / キンパ
あの黒糖、おいしかったな……と不意に思い出すようになってしばらくが経っていた。特級の僕は言わずもがな超ご多忙の身、もう猫の手も借りたい〜って言えばなんか雰囲気かわいいけどさ、マジどいつもこいつも己の利益最優先で動きやがってマジで……オマケみてーに機嫌とってくんなっての。
それにしても忙しい。どれくらい忙しいかって七海に「こないだの黒糖どこの? 食べたいから教えて」って言うひまがないくらい忙しい。次会ったときでいっか、なんてのんびりしてたら長期の出張が入るわ戻ってもなんだかんだと呼ばれるわ使われるわ、ゆっくり高専の空気も吸えてないときた。かわいい生徒たちもいるってのに次から次へと……あーあ。マジで僕がやらなくていいことは僕に押し付けないでほしい。ちょっと足を伸ばせば処理できるだろ、ってそりゃ僕の脚は長いけどそうじゃねーんだよいい加減にしろ。
4497あの黒糖、おいしかったな……と不意に思い出すようになってしばらくが経っていた。特級の僕は言わずもがな超ご多忙の身、もう猫の手も借りたい〜って言えばなんか雰囲気かわいいけどさ、マジどいつもこいつも己の利益最優先で動きやがってマジで……オマケみてーに機嫌とってくんなっての。
それにしても忙しい。どれくらい忙しいかって七海に「こないだの黒糖どこの? 食べたいから教えて」って言うひまがないくらい忙しい。次会ったときでいっか、なんてのんびりしてたら長期の出張が入るわ戻ってもなんだかんだと呼ばれるわ使われるわ、ゆっくり高専の空気も吸えてないときた。かわいい生徒たちもいるってのに次から次へと……あーあ。マジで僕がやらなくていいことは僕に押し付けないでほしい。ちょっと足を伸ばせば処理できるだろ、ってそりゃ僕の脚は長いけどそうじゃねーんだよいい加減にしろ。
Sssyashiro
DONE2話目!【展示】敷島さんとの共同企画🍴
・トンデモ料理を作っては5に食わすことでストレス発散する7がいる
・つきあってないけど……ふふ♡
・懐かしのリレ〜小説的なアレ
02■KYOKI NO SYOKUTAKU02■トナカイ / ポロン・カリストゥス / ヴォイシルマプッラ
七海に部屋に呼ばれるなんて、僕ってばけっこう仲よくなれてる……? と無邪気に浮かれることができたのは最初だけだった。
絶対にキッチンはのぞかないでください。アナタはここで好きなだけくつろいでくださって構いませんので。それでは。
いやそれではじゃねえんだよ、と言えなかったのはこの間の七海を知っているからだった。
そう、あの日の七海もこんなふうだった。手ぶらでどうぞ、ってなんかもうすげえ圧強めのメッセージひとつで僕を呼びつけてきてさ……でもそのときの僕は喜んだわけよ。あっこれはなんかつくってくれんだな、前に料理がストレス発散だつってたしこれは! これはなんかあるな……! って純粋な僕はめ~ちゃくちゃ喜んだわけ。料理系Youtuberもびっくりな広さのキッチンでなーにつくってくれんだろ♡ ってもうウキウキしながら行ったのよ玄関から。玄関から! なのに七海は寒気するくらいの微笑みで「ソファでくつろいでいてください」でその後はもうなに、あまりにもアバンギャルドなサウンドが……腰かけたソファから、下ろしたつま先から、伝ってくるのよ……調理中ASMRだつってこんな斬撃音再生されたら即BANされるぞマジで、くらいのやつが。これはあれだ、僕がおもしろ半分にクソデカシステムキッチンを煽ったこと根に持たれてんだなー、あれそんなヤだったのかなー、いやアイツ結構怒りの沸点低いからなー、なー、なー……とかこの僕がめずらしくも反省しながら震えてたら出てきたの料理が。ガタンつって料理が。
5226七海に部屋に呼ばれるなんて、僕ってばけっこう仲よくなれてる……? と無邪気に浮かれることができたのは最初だけだった。
絶対にキッチンはのぞかないでください。アナタはここで好きなだけくつろいでくださって構いませんので。それでは。
いやそれではじゃねえんだよ、と言えなかったのはこの間の七海を知っているからだった。
そう、あの日の七海もこんなふうだった。手ぶらでどうぞ、ってなんかもうすげえ圧強めのメッセージひとつで僕を呼びつけてきてさ……でもそのときの僕は喜んだわけよ。あっこれはなんかつくってくれんだな、前に料理がストレス発散だつってたしこれは! これはなんかあるな……! って純粋な僕はめ~ちゃくちゃ喜んだわけ。料理系Youtuberもびっくりな広さのキッチンでなーにつくってくれんだろ♡ ってもうウキウキしながら行ったのよ玄関から。玄関から! なのに七海は寒気するくらいの微笑みで「ソファでくつろいでいてください」でその後はもうなに、あまりにもアバンギャルドなサウンドが……腰かけたソファから、下ろしたつま先から、伝ってくるのよ……調理中ASMRだつってこんな斬撃音再生されたら即BANされるぞマジで、くらいのやつが。これはあれだ、僕がおもしろ半分にクソデカシステムキッチンを煽ったこと根に持たれてんだなー、あれそんなヤだったのかなー、いやアイツ結構怒りの沸点低いからなー、なー、なー……とかこの僕がめずらしくも反省しながら震えてたら出てきたの料理が。ガタンつって料理が。
さかばる
DONE強奪した(……)リクエストで書かせていただいた海外デートするななごです。ただ私はギリシャに行ったことがないのでこう、ふんわりとした描写なのは勘弁してください……。
白と青と糸杉と愛 青い海に、白い街並み。そのコントラストが美しい。眩しい太陽に照らされて風景と同じ色合いを持ちながらより美しく輝く人が自分の名を呼ぶ。
「な〜な〜み〜っ。ねぇ! お土産に石鹸売ってるって! 硝子に買っていけばいいかなぁ?酒は流石に持って帰れないし」
心なしかいつもよりはしゃいだ声を出す五条さんが此方に向かって手を振ってくる。私達は今、ギリシャに来ていた。
事の発端は些細な事だった。
いつもの様に五条さんが夜、私の部屋に押し掛けてきてリビングでダラダラと過ごしていた。ただ、珍しく今日は本を持参している。
「珍しいですね。本を持ってくるなんて」
五条さんが私に見せるように掲げた本のタイトルから推察するにギリシャ神話関連の本のようだった。
5447「な〜な〜み〜っ。ねぇ! お土産に石鹸売ってるって! 硝子に買っていけばいいかなぁ?酒は流石に持って帰れないし」
心なしかいつもよりはしゃいだ声を出す五条さんが此方に向かって手を振ってくる。私達は今、ギリシャに来ていた。
事の発端は些細な事だった。
いつもの様に五条さんが夜、私の部屋に押し掛けてきてリビングでダラダラと過ごしていた。ただ、珍しく今日は本を持参している。
「珍しいですね。本を持ってくるなんて」
五条さんが私に見せるように掲げた本のタイトルから推察するにギリシャ神話関連の本のようだった。
さかばる
DONEこちらもリクエストを強奪したお話です。雪山で裸で抱き合うってこれで合ってます!?ついでに七五っぽくないですね?これ。いや、七五は少年の頃は線が細く繊細そうな(中身は違う)七海が大人になって溢れる大人の色気を醸し出す男になるのが趣だから・・・・・・。
ホワイトブレス 五条が任務に向かったのは冬の、雪が降り積もる村だった。
村で何人もの死体が出ているという報告。そして人間でないモノ、恐らくは呪霊の目撃情報が寄せられた。その呪霊の祓除に担任の夜蛾から五条は指名されたのだった。隣には一つ下の後輩、七海がいる。この任務、五条が指名されたというより、七海のサポート役ということで振られたのだろう。夜蛾にはなるべく七海の自由にさせるよう予め言い含められている。五条はその事に不満は無かった。七海は良い術式を持っているし戦闘センスもあるので鍛えたら強くなりそうだった。ここは先輩として見守ってやろうという気持ちである。ただ、
「さっみぃ〜〜!」
真冬の夜で今も雪が降り続くこの現状が問題だった。補助監督の運転する車を降りて高専の制服の上に防寒着にマフラーを身につけたが寒いものは寒い。放っておくとサングラスの奥のまつ毛が凍りそうな気がする。
6494村で何人もの死体が出ているという報告。そして人間でないモノ、恐らくは呪霊の目撃情報が寄せられた。その呪霊の祓除に担任の夜蛾から五条は指名されたのだった。隣には一つ下の後輩、七海がいる。この任務、五条が指名されたというより、七海のサポート役ということで振られたのだろう。夜蛾にはなるべく七海の自由にさせるよう予め言い含められている。五条はその事に不満は無かった。七海は良い術式を持っているし戦闘センスもあるので鍛えたら強くなりそうだった。ここは先輩として見守ってやろうという気持ちである。ただ、
「さっみぃ〜〜!」
真冬の夜で今も雪が降り続くこの現状が問題だった。補助監督の運転する車を降りて高専の制服の上に防寒着にマフラーを身につけたが寒いものは寒い。放っておくとサングラスの奥のまつ毛が凍りそうな気がする。
4_haru100
REHABILI付き合ってる75ちゃんですその色をもって「この寒いのに北海道?おまえ何かと行かされるよねなんかあんの?」
明朝の行き先を告げると、五条はシーツに包まったまま目だけをこちらに向けてくる。落とした照明に構わずやたらに煌びやかな目が、かちりとこちらを捉える。
「身に覚えはありませんね」
タオルで髪を拭きながら、ベッドに腰掛ける。顔を寄せるとふふとやわらかく空気が揺れて、思う通りに唇に触れることが出来た。ぺろと悪戯に下唇を舐め上げていった人の頬に、七海の前髪からひとしずく落ちる。拭う指先を捉える五条の手があたたかくて、そろそろ風呂に運ばなければ、眠ってしまうかもしれないと思った。
「ふうん?まずはバターサンドでいいよ」
「チョコレートも?」
「あ、まってまって」
792明朝の行き先を告げると、五条はシーツに包まったまま目だけをこちらに向けてくる。落とした照明に構わずやたらに煌びやかな目が、かちりとこちらを捉える。
「身に覚えはありませんね」
タオルで髪を拭きながら、ベッドに腰掛ける。顔を寄せるとふふとやわらかく空気が揺れて、思う通りに唇に触れることが出来た。ぺろと悪戯に下唇を舐め上げていった人の頬に、七海の前髪からひとしずく落ちる。拭う指先を捉える五条の手があたたかくて、そろそろ風呂に運ばなければ、眠ってしまうかもしれないと思った。
「ふうん?まずはバターサンドでいいよ」
「チョコレートも?」
「あ、まってまって」
75_chitose
MAIKING気づいたら、呪力などない世界で目覚めた。
前世の世界では、いつ自分が死ぬわからなかったが、ここではそんなことはなく、僕がいなくても世界は回り続けるそんな幸せな世界。
前世では、みんなを守るために嫌われていようが御構い無しに絡みに行ったが、今回は必要がない。
だから、今回は知り合いに会おうが関わらないことを決めた。
まあ、僕みたいに記憶を持っている可能性は低いが、持っていないとも限らない。
心残りとしては、恋人だった七海ともう一度一緒にいたかったが、彼も仕方なく僕に付き合ってくれていたから、今回は迷惑はかけたくない。
見つけたとしても、遠くで見るだけでも十分幸せだから。
ーーー
「五条さん見つかりませんね。」
「これだけ、みんな集まっててみつからないことあるんだね。みんな会いたがってるのにさ。俺まだ、先生に、助けてもらったお礼してないのに。」
1810前世の世界では、いつ自分が死ぬわからなかったが、ここではそんなことはなく、僕がいなくても世界は回り続けるそんな幸せな世界。
前世では、みんなを守るために嫌われていようが御構い無しに絡みに行ったが、今回は必要がない。
だから、今回は知り合いに会おうが関わらないことを決めた。
まあ、僕みたいに記憶を持っている可能性は低いが、持っていないとも限らない。
心残りとしては、恋人だった七海ともう一度一緒にいたかったが、彼も仕方なく僕に付き合ってくれていたから、今回は迷惑はかけたくない。
見つけたとしても、遠くで見るだけでも十分幸せだから。
ーーー
「五条さん見つかりませんね。」
「これだけ、みんな集まっててみつからないことあるんだね。みんな会いたがってるのにさ。俺まだ、先生に、助けてもらったお礼してないのに。」
second_um1
DONE11/7の妖言8で頒布した12 months of 75のおまけ小話です。遅くなってすみません;;
パスワードはおまけでお渡しした年賀状住所面のQRコード中央に書いてある数字です!
(元旦にフォロ限に変更します~!) 1489
さかばる
MOURNING映画観た記念に書いた七五です!なんと一ミリも映画関係ないです。お仕事の話。※注意※
妄想爆発のじゆぐ、じゆれいが出てくる
モブが出てくる
作者が七五って言ったら七五です
映画観たよ!記念。 壱、男と『紅』
男はその日、仕事でなんだか物々しい屋敷の前に来ていた。男は解体業者の作業員である。数日前に依頼を受けて目の前の屋敷の解体を頼まれた。隣に立っているのがその依頼主である。二十代らしいが顔は青白く、目が落ち窪んで三十代位に見える。生気が無い顔をしている癖に、目がギラついていて金にがめつそうだった。この屋敷を取り壊して土地を売っ払うつもりらしい。社長がかなり安い金額で引き受けさせられたとこぼしていた。これじゃ利益が出ないと断ろうしたが、名家の御子息で断り切れなかったそうだ。
男は依頼主を前に、後ろに六人の部下を従えながら現場の敷地内に入る。いかめしい門を潜るとそこには美しい庭園が広がっていた。今の季節が花の季節の春だからだろうか。色とりどりの花が植えられ、植えられた木々も綺麗に整えられている。解体を依頼された家屋まで歩く間、枯山水まで見ることができた。こんな美しい庭園を壊してしまうのは勿体無い気がするが、仕事だ。仕方がない。
12430男はその日、仕事でなんだか物々しい屋敷の前に来ていた。男は解体業者の作業員である。数日前に依頼を受けて目の前の屋敷の解体を頼まれた。隣に立っているのがその依頼主である。二十代らしいが顔は青白く、目が落ち窪んで三十代位に見える。生気が無い顔をしている癖に、目がギラついていて金にがめつそうだった。この屋敷を取り壊して土地を売っ払うつもりらしい。社長がかなり安い金額で引き受けさせられたとこぼしていた。これじゃ利益が出ないと断ろうしたが、名家の御子息で断り切れなかったそうだ。
男は依頼主を前に、後ろに六人の部下を従えながら現場の敷地内に入る。いかめしい門を潜るとそこには美しい庭園が広がっていた。今の季節が花の季節の春だからだろうか。色とりどりの花が植えられ、植えられた木々も綺麗に整えられている。解体を依頼された家屋まで歩く間、枯山水まで見ることができた。こんな美しい庭園を壊してしまうのは勿体無い気がするが、仕事だ。仕方がない。
yuuki_1132
MEMO会話文。『伸ばしたらサンタさんになれそうですね』
の台詞が降りてきたので、前後を埋めました。
(その件りは現実)
【クリスマス七五】「七海!七海!起きて!」
『ん…』
「起きた?」
『……ごじょ……さ……ンタ?』
「メリークリスマス‼︎」
『メリー…クリスマス…?』
「何その顔」
『……顔が……』
「髭?上手く出来てるでしょ?」
『いや、顔が……丸……い?」
「ちょっと丸いかもね」
『どうして』
「サンタっぽくしようと思って」
『一週間も経たないうちにそんなに太ります?』
「肉をつけるのなんか簡単だよ」
『いや……そんな量じゃ……』
「ガッ!とご飯食べてね、呪力をこう……ひょいひょいっと」
『そんな事も出来たんですか……』
「出来るよ、この髭も生やしたし」
『え』
「こう、顎に意識を集中して、ひゅーっと」
『……嘘でしょう』
「嘘じゃないよ、ホラ、本物」
『…………本当だ……』
1330『ん…』
「起きた?」
『……ごじょ……さ……ンタ?』
「メリークリスマス‼︎」
『メリー…クリスマス…?』
「何その顔」
『……顔が……』
「髭?上手く出来てるでしょ?」
『いや、顔が……丸……い?」
「ちょっと丸いかもね」
『どうして』
「サンタっぽくしようと思って」
『一週間も経たないうちにそんなに太ります?』
「肉をつけるのなんか簡単だよ」
『いや……そんな量じゃ……』
「ガッ!とご飯食べてね、呪力をこう……ひょいひょいっと」
『そんな事も出来たんですか……』
「出来るよ、この髭も生やしたし」
『え』
「こう、顎に意識を集中して、ひゅーっと」
『……嘘でしょう』
「嘘じゃないよ、ホラ、本物」
『…………本当だ……』
Sssyashiro
DONEななちゃん宅で鍋をくうごちゃんといじちくんの話(前編)おたおめ要素もある鍋をくう■いじちくん視点
私は今、異様な緊張感をもってひとさまのマンションのエントランスに立っている。決して初めて来た場所ではないというのに、部屋の番号を押してチャイムを鳴らす、たったそれだけのことができないまま指先が冷えていくのを感じている。
きっかけは七海さんからの一通のメッセージだった。
[お疲れ様です。今日は残業なく上がれそうですか]
えええ七海さんから仕事以外の話題で連絡がくるとは何事だ?! これはもしかして――と一瞬脳裏をよぎったあの御方は今国外なのだそういえば、と思い出している間に[石狩鍋の消費を手伝ってもらえると助かるのですが、都合はいかがですか]と続いていた。
私はそれを三度見した。
石狩鍋、を消費……とはいったい何の話でしょう、ひょっとしてお夕飯……いやお夕飯?! えええ?! なぜ私に?! はっ、これはもしや五条さんの仕業? あのひともう帰ってきていらっしゃる……? 予定では明日午後の帰国だったはずなのに――
7094私は今、異様な緊張感をもってひとさまのマンションのエントランスに立っている。決して初めて来た場所ではないというのに、部屋の番号を押してチャイムを鳴らす、たったそれだけのことができないまま指先が冷えていくのを感じている。
きっかけは七海さんからの一通のメッセージだった。
[お疲れ様です。今日は残業なく上がれそうですか]
えええ七海さんから仕事以外の話題で連絡がくるとは何事だ?! これはもしかして――と一瞬脳裏をよぎったあの御方は今国外なのだそういえば、と思い出している間に[石狩鍋の消費を手伝ってもらえると助かるのですが、都合はいかがですか]と続いていた。
私はそれを三度見した。
石狩鍋、を消費……とはいったい何の話でしょう、ひょっとしてお夕飯……いやお夕飯?! えええ?! なぜ私に?! はっ、これはもしや五条さんの仕業? あのひともう帰ってきていらっしゃる……? 予定では明日午後の帰国だったはずなのに――
とうこ
DOODLEひらいて赤ブー用に書いた七五です。アイスを買う二人。アイスを買う七五 平日の午前中、お客さんは少ない。ショーケースの中にはアイスクリームが色とりどりにずらりと並んでいる。私はそのガラス面を指紋ひとつ残さぬようきれいに磨きあげた。毎朝の仕事だ。床やマット、カウンター、店内を隅々まで掃除し終える。それから、昨夜閉店後から準備しておいた今月のキャンペーン商品を確認する。かわいらしい黄色いイキモノのブランケット、少女に人気のキャラクターらしい。そこそこ高額の商品をご購入いただいたお客様にのみお渡しする。細かなルールの書かれた本部からのメールを再読。それから個人スマホから当店公式のツイッターアカウントへ「いいね」を送る。
以前に広報担当になった同僚から、
「最近いいねが減って来ちゃったから、広報会議ですごーく肩身が狭いのよー」
2471以前に広報担当になった同僚から、
「最近いいねが減って来ちゃったから、広報会議ですごーく肩身が狭いのよー」