yuno☆quiet followPROGRESS7/23の新刊予定「0.01のあとで」の冒頭サンプルです。无限と風息がただただいちゃいちゃしてる話。こんなに仲良しなの初めて書いたんじゃないでしょうか。本はR18ですが、ここに載っけてる部分はR15程度。 #无風 noWind Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow yunoDONEぐだぐだ曦臣話。今更ですが中秋節のお話です。江氏門弟たちが酔っ払って藍曦臣に絡んでいます。とてもぐだぐだしています。【曦澄】酔っ払い中秋節あいつはきっとひとりで蓮花塢にいると思うんだ。だから澤蕪君、行ってあげてよ。 陽気な彼のいつになく殊勝な物言いに、何より愛しい人を孤独なお月見などさせたくなくて、いても立ってもいられず夜空の中を駆けつけてみてみれば。 愛しい情人は、試剣堂にて門弟の皆さんと楽しく酔いどれていましたとさ。 「あいつの中でどれだけ俺は嫌われぼっちなんだ」 フンと江澄が小馬鹿にするように鼻を鳴らす。忌々しいというよりはどこか呆れた様子で酒を呷った彼の周りでは、これまたお酒で上機嫌になっている門弟たちが、まったくですなあと大声で笑っていた。 「どうして我らが敬愛する宗主にぼっち月見酒なんてさせねばならいんですか。ねえ、宗主」 「そうですとも。せっかくの上司の奢りで飲める機会をみすみす逃すなんて」 4547 yunoDONE全然毛色の違う閉関話を書いてみようと、叔父甥話を書いてみました。ほのぼのです。しれっと曦澄世界です。原作小説やらあにそしやら色々混ざった時空。2023/01/29 0:36 up【叔父甥&曦澄】閉関したい「もーやだ! 閉関してやる!」 頭を掻きむしりながら喚き出した金凌に、なんてことをと金氏の側近たちは目を見合わせた。 「い、いけません、宗主。まだ裁決いただかねばならぬことが山とございます」 「私だって疲れる! 疲れるんだ!」 見ろ、こんなに。 金凌は積み重なった書簡を指さした。 「私だって良き宗主として勤め、励みたいと思っているさ。腐敗していた金氏を立て直し、規律正しくやっていきたいと思ってる。でも、だよ?!」 こんなの、陳情とは名ばかりの不平不満の愚痴だらけじゃないか。 やれ、どこそこの連中がズルをしているだの、あいつらの商品は高くて気に入らない、値下げさせろだの。 証拠もろくにない悪意の吹聴ばかり、醜い足の引っ張り合いばかりだ。金凌はうんざりしていた。 2693 yunoDONE江澄を喜ばせよう企画。曦→澄のつもり。閉関した江澄が犬と戯れてます。最初はギャグのつもりだったんですが、着地点を失敗しました。2023/01/28 01:36 up【曦澄】地獄の沙汰も犬次第中から漏れ聞こえてくる声に、言葉に、藍曦臣は思わず動きを止めた。指先が硬直する。微かに震えてもいるだろうか。 「ははっ、可愛いな、おまえは」 可愛い? 可愛いと言いましたか、今。 室内から聞こえてくるのは、紛うことなき江宗主の声。藍曦臣が聞き間違えることなど、決して有り得ない声だ。 「なんだ? おねだりか?」 「どうした? 何をして欲しいんだ? おまえは」 ああ、なんて甘やかな声を出すのだろう。 こんな声を藍曦臣は知らない。 「こんなに尻を揺らして。おまえは待ても出来ないんのか? ん?」 お尻?! お尻と言いましたか、今?! 藍曦臣は思わず目を剥いた。 人前で臀部を揺らす?! いったい中で一体何をしているのです、恥知らずな! 2880 yunoDONE龍猫の曦澄。兄上、運命の子猫を見初めるの巻。江澄というよりはただの子猫です。抹額はしっかり勤めを果たしました。2023.01.08 21:09 up【曦澄】運命の出会い「本年も何卒よろしくお願い申し上げる」 「ええ、こちらこそ。どうぞよろしく」 大世家同士、年賀の挨拶を恭しく交わす。藍曦臣は叔父に連れられ、雲夢に訪れていた。昨年は姑蘇に来ていただいたから、今年はこちらが伺う番だと聞かされ、楽しみにしていた。 というのも、江夫妻に念願の男の子が生まれたからだ。 将来は宗主同士、交流することもあろう。先に生まれたお前が何かとお支えしてあげなさいと叔父に言われ、藍曦臣はまるで新しい弟ができたようで嬉しく思い、会えるのを楽しみにしていた。 一通り挨拶が済み、さて、いつご子息をご紹介いただけるのかと、藍曦臣は気持ちがそわそわし始めた。ついどこにいるのかと周囲の音を拾おうと聞き耳を立ててしまいそうになる。 3414 yunoDONE #曦澄ワンドロワンライ のお題『秋の味覚』に挑戦。お芋の精ワールド。阿澄が藍渙にお嫁入りする話を童話風に書いてみました。2022/10/02 00:11 up【曦澄】その後二人は末永く幸せに暮らしましたとさ「できた!」 こんがり焼き揚げられた丸いお芋に阿澄は目を輝かせた。 匂いも香ばしくてとても美味しそう。これなら小さかった阿澄のお芋もきっと美味しく食べられる。 父上や母上にも喜んでもらえるかしらと期待に満ち満ちた眼差しで振り向いた阿澄に応えるように藍渙も頷いた。 「いい匂いがしますよ。とても美味しそうです」 「ありがとう! 藍渙のおかげだ」 「ふふ、私は作り方を調べただけです。作ったのは阿澄ですよ」 貴方が頑張ったのだと目を細めれば、阿澄は嬉しそうに破顔した。 「味見をしよう? 一番は藍渙に食べてほしいんだ」 「それは光栄です。ではお先にひと口……」 はい、熱いから気をつけて。 そう言って阿澄が器用に菜箸でひとつ摘んで差し出す。藍渙はあーんと口を開けた。 4071 yunoDONE #曦澄ワンドロワンライ のお題『お月見、月餅』に挑戦。付き合いたての手探り時期。まだ遠慮気味な江澄と、関係をもっと深めていきたい兄上の駆け引き、みたいな。2022/09/11 23:37 up【曦澄】願い『これから向かうよ』 そう伝令蝶が来た時にはまさかと思った。 互いに宗主である身、中秋節を共に過ごせないことは承知の上。そう江澄は思っていたが、藍曦臣は違ったらしい。 遅い時間になるけれど、必ず伺うよ。貴方と共に月を眺めたい。 先日の会合での別れ際に耳元に囁かれた言葉。だが、難しいだろう、無理はしなくていいと苦笑とともに躱してしまった言葉を思い出す。 想いを交わし、特別な仲になり。初めて迎える中秋節だった。 まだ三拝はしていないが、いずれは道侶として家族になりたい。そう告げられてはいる。 だが、今はまだその関係にはなく、そして中秋節は家族と過ごすものだ。 貴方は姑蘇で、私は雲夢で、同じ月を眺めよう。貴方の家族と門下を大事にするといいと、そう答えた江澄に、藍曦臣は困ったように眉を下げていた。 3865 related works yunoDONE比較的いちゃいちゃしている无風。ワンクッション挟みの全体公開です。「夏だし良かれと思って風息に短髪を提案するも、逆に身体に熱を溜め込んでぐったりさせてしまい、自己嫌悪に陥る无限」で、動物の体毛による体温調節ネタを織り込むというリクエストでした。 2174 yunoDONE死ぬってどんな感じ?って无限に聞く風息。殺伐系。息抜きお題のアンケで一位だった「抱きしめたい」で書く无風の話がこれっていうのはさすがに酷いと思いました。【无風】夢「なあ、心臓が止まるってどんな感じなんだ?」 死体を目の前に、風息が問いかけてくる。どうだろうかと无限は考えてみた。 「よくわからない。私は死んだことがないから」 「ふうん。まあ、それもそうか」 「そうだね。でも、死にかけたことならあるよ」 「へえ。どんな感じだった?」 妖精に心臓はない。だから、鼓動もない。脈が止まり、呼吸が止まる。それが苦しいのか、痛いのかもわからない。 「そうだね。初めはすごく痛かったけれど、そのうち、ぼんやりしてきて何もわからなくなって。寒かったはずなのに暖かくなったような気もして。痛かったはずなのにふわふわして、瞼が落ちていくんだ。自分の鼓動が少しずつ遠のいていくような感じがした。ああ、このまま死ぬのかなと思ったよ」 2383 rokuta456MOURNINGポイピクを使ってみたくて昨日ちょうど書いた話でお試し 傘をさしかける話が好きです傘ひとつ灰色の空から、しめやかな牡丹雪が花びらのように落ちていた。 すでに降り落ちた雪で地面はどこも白く覆われて、建物から出てきた无限はその景色の白さにまず目を瞠った。よもや雪を見たことがないわけでは勿論ないが、枯木の赤茶色や植込みの緑、ビルの灰色や色とりどりの看板で埋められた世界が、白一色になるのは中々に壮観なものがある。 ひゅうと木枯らしが吹き、思わず肩をすくめた。 確かに降るとは言っていたが、ここまでとは。 鈍色の雲から落ちる雪は、当然人にも等しく降り注ぐ。このまま歩いて帰ったら、それなりに雪まみれになるのはまず間違いがなかった。まあ、雨でずぶ濡れよりはマシである。寒さにおいては、そこまで大きな違いもあるまい。そう思いながら、无限はまだ柔らかな雪を踏む。用意がいいのか、傘をさして歩いている人たちはそれなりにいるようだった。女子高生ふたりが、さむいーいと身を寄せてはしゃぐような悲鳴をあげて横を通り過ぎて行く。なんかあったかいもの飲もうよ、とどちらともない声に、无限も内心で頷く。 2573 yunoDONE【いちおう无風のつもり】むしろ風息と虚淮のお月見に无限がおじゃま虫しにきた感じの。【无風】中秋節「今夜の月は格別だな。白く皓々と光ってる。すごくきれいだ」 「そうだね」 返事をしつつ、満足げに自分を見上げている風息を見下ろす。 虚淮はそこに座って。立っててもいいけど、座っている方が楽だろう? そう言って岩の上に私を座らせて、自分は少し下の段に腰を下ろすと、風息は杯を片手に月見酒を始めた。見上げる視線の先には私の顔と満月がある。 「これじゃ私が月を見られない」 風息は満足そうだが、私は月を背にしている。見えるのは月ではなく、満足そうな風息の顔だけ。これはこれで悪くはないけれど。せっかくだから共に月を眺めたい。 「ああ、ごめん。もう少し横向きに座れば見えるか?」 「そうだね」 少し斜めにずれて座り直す。そうすれば斜め上に月が見えた。これなら月も風息の顔も両方見える。己の視界に満足し、手を伸ばして私にも杯を寄越せと促せば、笑って手渡された。 1581 yunoDONE无風。下ネタギャグなのでフォロ限で。霊質の相性の問題で中に出されるのが苦痛な風息に入れるの止めないかって言われて、いやいやいやと食い下がる无限の話。繰り返しますが、残念な下ネタギャグです。 1707 yunoSPUR ME学パロ无風のネタ覚書。ギッスギスの誤解とすれ違いからの歩み寄り。 6550 yunoDOODLEあけすけ風息。閨事が色っぽくならない无風。描写は事前のみ。【无風】『淡白な始まり』「へえ、勃つとこんなふうになるのか」 風息が興味深そうにちょいちょいと突いているそれは无限の性器で、今は閨の一時で。明かりを落とし、お互い一糸まとわぬ裸でベッドに臥して肌に触れ合っていた。 そんな状態なのだから、できればもう少し艶のある色っぽい言葉や声を期待したいのだけれど。 「勃つと固太りするって本当なんだな」 残念ながら風息の顔も声も婀娜っぽさとはかけ離れていて、先ほどから面白そうに勃ち上がったそれを突いたり撫でたりを繰り返している。 「遊ばないで」 健気にもそれは触られるたびにぴくりぴくりと小刻みに震えていた。だって仕方がないだろう。性器なのだし。无限の意志で動きを止めるにも限度があった。 「いいだろ、別に」 1495 yunoPROGRESS7/23の新刊予定「0.01のあとで」の冒頭サンプルです。无限と風息がただただいちゃいちゃしてる話。こんなに仲良しなの初めて書いたんじゃないでしょうか。本はR18ですが、ここに載っけてる部分はR15程度。 1091 recommended works tamayura830DONE※座学曦澄3(描いた順) 2 takami180PROGRESS長編曦澄16🦍兄上vs🐒 猾猿はその夜に狩ることになった。 まずは山の四方より禁錮陣の内側に入り、一回り小さい陣を張る準備をする。封異陣といって、妖異を封じ込め弱体化をはかる。その後、五年ほど待ち、十分に弱ったところで妖異を滅する。 気の長い話である。 問題は封異陣を引く間、猾猿を引きつけておかねばならず、さらには陣の中央におびきださねばならない、という二点である。 各世家の仙師は陣術の得意な者と、剣の得意な者とで分かれた。さらに腕の立つ者が最前線で猾猿を引きつけることも決まった。 なお、封異陣を引くのは魏無羨である。「私は魏嬰を守る」 藍忘機の役割は問答無用で決まった。陣が完成したら魏無羨は戦線を離脱する。陣の起動は各世家の仙師たちが行う。 残った問題は陣中央にどうやって誘い出すかである。「ならば、私が妖異を捕まえよう」 ここでまさかの名乗りがあった。江澄である。「怪我してんのに何言ってんだ」「捕縛に紫電ほどうってつけの宝具はあるまい。縛仙網では破られるぞ。右腕は使えるのだから、紫電は扱える」 誰もが江澄を止めようとした。だが、彼の言うことはもっともだった。「ほかに縄縛のできる宝 2255 takami180PROGRESS続長編曦澄2あなたと手を繋いでいたい 初冬の蓮花湖にはなにもない。花は言うに及ばず、葉もとっくに枯れている。 見えるのは、桟橋に向かう舟の影だけ。 だというのに。 江澄は隣に立つ男を見た。 藍曦臣は「どこに行きたい」と尋ねた江澄に、ここを希望したのである。 冬になる前には、と言っていたもののそれは叶わず、藍曦臣の訪問は結局、冬の訪れを待ってからになった。 猾猿が及ぼした影響は深く、姑蘇の地は冬支度がなかなか終わらなかった。 それでも季節は移る。冬になってしまえばできることは少ない。宗主としての仕事が一段落すれば、正月までは特別な行事もない。 そうして、今回、藍曦臣は三日の間、蓮花塢に逗留することになった。「あちらに見えるのが涼亭ですね」「そうだが」「あなたに蓮の実をいただいたのを思い出します」 江澄に視線を移して、藍曦臣は笑う。 なにがそんなに楽しいのだろう。江澄はまじまじと見返した。「どうしました?」「こんな、なにもない湖を見て、そんなに楽しそうにできるのはあなたぐらいだ」「そうでしょうか」 風が吹く。北からの冷たい風が二人の背中をなでる。「きっと、あなたと一緒だからですね」 江澄 1152 takami180PROGRESS続長編曦澄11これからの恋はあなたと二人で 寒室を訪れるのは久しぶりだった。 江澄は藍曦臣と向かい合って座った。卓子には西瓜がある。 薄紅の立葵が、庭で揺れている。「御用をおうかがいしましょう」 藍曦臣の声は硬かった。西瓜に手をつける素振りもない。 江澄は腹に力を入れた。そうしなければ声が出そうになかった。「魏無羨から伝言があると聞いたんだが」「ええ」「実は聞いていない」「何故でしょう」「教えてもらえなかった」 藍曦臣は予想していたかのように頷き、苦笑した。「そうでしたか」「驚かないのか」「保証はしないと言われていましたからね。当人同士で話し合え、ということでしょう」 江澄は心中で魏無羨を呪った。初めからそう言えばいいではないか。 とはいえ、魏無羨に言われたところで素直に従ったかどうかは別である。「それだけですか?」「いや……」 江澄は西瓜に視線を移した。赤い。果汁が滴っている。「その、あなたに謝らなければならない」「その必要はないと思いますが」「聞いてほしい。俺はあなたを欺いた」 はっきりと藍曦臣の顔が強張った。笑顔が消えた。 江澄は膝の上で拳を握りしめた。「あなたに、気持ち 1617 takami180PROGRESS恋綴3-7(旧続々長編曦澄) 別れの夜は 翌日、江澄は当初からの予定通り、蔵書閣にこもった。随伴の師弟は先に帰した。調べものは一人で十分だ。 蔵書閣の書物はすばらしく、江澄は水に関連する妖怪についてのあらゆる記述を写していった。その傍ら、ひそやかに古傷についても調べた。しかしながら、薬種に関する書物をいくらひもといても、古傷の痕を消すようなものは見つからない。 江澄は次に呪術の書物に手をかけた。消えない痕を残す呪術があることは知識として持っている。その逆はないのだろうか。 江澄は早々に三冊目で諦めた。そもそも、人に痕を残すような呪術は邪術である。蔵書閣にあるとしても禁書の扱いであろう。「江宗主、目的のものは見つかりましたか」 夕刻、様子を見に来た藍曦臣に尋ねられ、江澄は礼を述べるとともに首肯するしかなかった。「おかげさまで、江家では知識のなかった妖怪について、いくつも見つかりました。今までは海の妖怪だからと詳細が記録されてこなかったものについても、写しをとることができました」 たしかに江家宗主としての目的は果たせた。これ以上に藍家の協力を得るのは、理由を明かさないままでは無理なこと。「あなたのお役に立てたなら 2224 amaneazumaaDOODLE常に笑顔にしかならない呪いに掛けられた江澄の話。無自覚両片思いっぽい感じで、魏無羨が結構出てきます。曦澄ワンドロワンライ「笑顔」より 7 takami180PROGRESS恋綴3-14ともがら。(支部に上げる前にたぶん書き直す) その夜、江澄は白梅の隣の客坊を用意してもらい、そこに泊まった。 牀榻に寝転がり、天蓋を見上げたまま、江澄は一向に訪れない眠気にため息をついた。 昨晩は一睡もしていないというのに、高揚感が勝って、体が眠ろうとしてくれない。 夕方に目を覚ました白梅は己の胸に深々と刻まれた呪痕を見下ろし、しばらくは呆然としていた。 江澄は己の胸に手を当てた。この傷でさえ、見せたくないと思う人がいる。 まして女の体である。白梅の受けた衝撃を思うといたたまれない。 だが、それも長くは続かなかった。 彼女は笑ってみせたのだ。 「すっきりしたよ。御宗主、ありがとうございました」 「力になり切れず、すまん」 「そんなことはありません。ばちが当たったにしては、これだけで済んだのが不思議なくらい」 2397 キ・リンDONE「永累革」6P誕生日の話。深くまで。藍曦臣、生日快楽!#曦澄2021/10/8 6 澪標(みおつくし)SPUR MEホラーが、ホラーがわからぬ……༼⁰o⁰;༽お浄めセッ!に至る話その③現在は8月の初旬。今年はカレンダーが夏になる前から気温が上がり、なかなかの酷暑で夜も熱帯夜が続いているはずなのだが、建物の中は不自然なほどにひんやりとした空気が漂っていた。 「なんか、外に比べて凄い涼しくないですか…?」 流石にこの異変は自分たち以外にも感知できたようで、後輩が発起人の腕にぴったりくっつきながら不安げにあたりを見回している。 「先輩、ここってなにかお化けが出るとかの噂あるんですか?」 ぴっとりくっついた薄いトップス越しの胸の感触を真顔で堪能していた発起人が何かをやり遂げた男の顔で語るには、どうやらこの廃墟は3階建てで、いくつかの怪現象が噂されているという。 ①1階の受付の電話が鳴る ②2階の廊下を行き来する看護師がいる 1209