Recent Search

    ngw

    おはずかしい

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💙 💜 👍 🍷
    POIPOI 40

    ngw

    PAST無配です。「たとえば、週に一度来る~…」と共に配布した無配です。 https://poipiku.com/1697192/11263745.html を先にお読みください。
    そういうところ…ネファを破局させたいフィガロのはなし
    踏み出す1歩も命懸け…ネロは今夜、一歩進もうとするのだが…(本文チェックをしてくださったしおさんからの寄稿です)
    かたくなっちゃった…ネファが夜な夜な励むのは?
    無配「たとえば、週に一度来るガレットと酒が好きな客」【そういうところ】


    ※レノフィガです
    ※二人に肉体関係があります(行為の描写はありません)
    ※大丈夫な方だけお願いします

     余った二人をくっつけるという、ザ・平成の腐女子みたいなことをしてしまった。書いてみたかったので本望です。


     ファウストの教会での礼拝の後。ネロから教会に届けられたケータリングの食事を、フィガロとレノックスは教会奥の事務室で二人つついていた。
    「礼拝に間に合ってよかったね」
    「そうですね。雪が止まなければ着けないところでした」
    「そっちの仕事はどうなの?」
    「のんびりやらせてもらってますよ。最近新しい犬が来て、トレーニング中です」
    「軍に戻ってくれって言われない?」
    「何年前の話ですか? もう言われませんよ」
    24590

    ngw

    PAST2024年1月に発行したネロファウ同人誌のWEB再録です。
    もしもファウストがアレクに裏切られなかったら?というもしもの妄想で大盛り上がりしてしまい書きました。
    中央の国でえらい人になったファウストと料理屋のネロが恋に落ちるラブコメです。
    ネファメインでレノフィも含む下品な無配→ https://poipiku.com/1697192/11265598.html
    たとえば、週に一度来るガレットと酒が好きな客 注意書き

     この話には宗教に関する描写があります。それらは複数の宗教を参考にした本作オリジナルのものであり、また、特定の宗教や宗教そのものを礼賛したり貶めたりする意図はありません。
     そして、原作改変と捏造しかありません。

     以上をご承知おきください。


     1

     俺が中央の国の王都にやって来たのは少し前のことだ。
     街の中央には王族が政治を執り行うグランヴェル城があり、その周囲には城下町が広がっている。城を中心に住宅がひしめき合い、あちこちにマーケットや飲食店があり、住人は明るく誠実で、街角では挨拶や笑い声が響いていて活気がある。インフラも、快適に生活できるよう行き届いた整備がされており、適度に人と人の間に距離感があった。西の国のように派手ではないものの国は豊かで、道ゆく市民の表情にも余裕がある。国土の四方を他国に囲まれているため、隣国との関係がピリついているのだろうと予想していたのに、入国してみれば拍子抜けするほど平和だった。
    35222

    ngw

    MENU2024/9/1 中庭で待ち合わせ(インテックス大阪)のサンプルです。
    1号館お02b 我が醜悪な鉢植
    ネロファウ小説本/A6/78P/400円/R18(会場では身分証明書確認させていただきます)

    付き合ってるネファ。気持ちよくなれないファとネが悩んだりする話です。ネの喘ぎ、ネ→ファのフェラを含みます。というかそれしかありません。
    モブキャラが出てきますが、ネ、ファとどうにかなったりはしません。
    回廊の外はいつも雨【サンプル】


     エントランスポーチの傍らの植え込みでは、オルレアが可憐な花を咲かせていた。

    「どうぞ」
     大きな大きなドアを開けて中に入ると、広い広いエントランスホールがあった。見るからに上等な分厚い絨毯が敷いてあり、床に飾ってある天使のオブジェがひどく小さく見えるほど天井が高い。三階分ほどをぶち抜いてあるように見えた。
     ここは、西の国と中央の国の国境近くにある、貴族の屋敷である。
    「まずはラウンジに案内いたします。こちらへ」
     頷いて着いていくと、依頼人は不安そうにこちらを伺いながら次の扉を開ける。
    「ああ……」
     いくつもある大きな出窓からは太陽のひかりが差し込んでいる。明るい応接室に入って、まず最初に目に入ったのは巨大なソファの背だった。ゆったりした二人がけのソファだが、座面が俺の肩くらいまであり、背もたれのてっぺんには手を伸ばして届くかすら怪しい。その向こうには俺の顔の高さよりやや高い〝ローテーブル〟があった。部屋の中は万事その調子で、サイドテーブルも、クッションも、キャビネットも、全てが異様に大きい。それらが収まっているラウンジ自体もかなり広かった。
    16899

    ngw

    DOODLE現パロオンリー用の展示です。捏造しかないです。
    大学生ネロ×吸血鬼ファウスト。
    全年齢の軽いギャグコメディです。お好きな方はよろしくお願いします!
    注意:ファウが嘔吐します。お気をつけください。そして、フィガロに対してめっちゃ弟子です。

    読んだよ!とか、一言もらえるととても喜びます😂
    https://odaibako.net/u/nigawam
    狭いけどゆっくりしてってよ 生まれてこの方見舞われたことのないほどの空腹を感じながら、僕は夕暮れの街を飛んでいた。
     何の変哲もない住宅街はオレンジ色に染まって輝いている。コウモリの飛翔はもともと安定しているとは言い難いが、力が入らなくていつも以上に上下左右にぶれてしまう。エネルギー切れで目がかすみ、真下の道路を走る選挙カーのウグイス嬢の大音量の囀りが頭痛を誘っていて、いよいよ絶体絶命であることを悟る。そろそろ何かを食べなければ。だがこの街には食べるものがない。回らぬ頭で、なんとか垂直落下は避け、手近なところにあったマンションのベランダに飛び込む。誰かが住んでいる部屋のベランダだといいが、空室だったら、本当にもう終わりかもしれない。誰かがやってくることを祈りながら、僕は物音を立ててベランダの冷たいコンクリートの上に落下した。
    16052

    ngw

    DOODLEネロファウとネロぬいとファぬいです。
    きみはコットンキャンディー「またな」
    「さようなら」
     まだまだ賑わう夜の繁華街で、僕らはごく何気なく手を振り別々の方向へつま先を向けた。また明日があるかのように。

     今朝、魔法舎の共同生活が終了した。僕は魔法舎に留まる理由はなかったので自宅に戻ることに決めていた。通り道だったこともあって、なんとなくネロと雨の街まで一緒に帰ってきて飲み屋で飲んだ。次の晩酌はいつかな、なんて軽口を叩きながら。そう、そこまではよかったのだ。そこまでは。しかし、最高のチャンスがすぐそこまで訪れていたというのに、僕はさっさと帰ってきてしまった。

     嵐の谷の自宅にたどり着いた時には日付が変わっていた。投げやりな気持ちになって、身支度もそこそこにベッドに横になって目を閉じる。今日もネロと楽しく酒を飲んだ。別れ際、ほんの少しくらいは名残惜しそうな顔をしてくれていたと思う。しかし、僕はそれをすげなく振り切って帰ってきてしまった。『またな』に『さようなら』はないだろう。『明日は雨の街の動物園に行きたい』とかなんとか言ってネロの家に泊めてくれるよう頼めば良かった。家まで行けば、ふたりきりで過ごせるし、ネロのことをもっと知ることができたかもしれないのに。だけど臆病な僕は、恥ずかしいし呆れられてしまうような気がして、どうしてもできなかったのである。
    9025