羅針盤の魔女小話これは、羅針盤の魔女とその使い魔との会話記録である。
ダム「驚きました、まさか魔女様がワインを嗜まれるなんて」
魔女「そんなに意外?」
ダム「はい。水しか口にしているところを見ないので……」
魔女「こう見えて結構強いのよ。……たまに、1体1で飲みたくなるの」
ダム「……それで今日は結界を張られているのですか?」
魔女「私は契約した使い魔との関係を大事にしたいのだけれど、零夜はどうしても嫉妬してしまうから……」
ダム「なるほど。難しいところですね」
魔女「アダムはどう?お酒」
ダム「私も飲める部類ですよ。魔女様に負けず劣らず」
魔女「じゃあ、飲み比べといきましょう。……乾杯」
ダム「はい」
魔女「……美味しい」
ダム「……かなりの年代物ですね。一体何処で」
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