ぴえ
okogeP_8
DONE【漫画】他ユニの合同ライブを経て
気持ちが盛り上がっている秀くんたちが、
色々止まらなくなっちゃうお話です。
秀くん、みのりさんの盛り上がり方は
似ているようで若干方向性の違いがある説を推しています。
それはそれとして、
ピエールには綺麗な世界を見続けて欲しい… 3
みそらーめん
DONEチェッカーズ衣装のディアスとパスカル。今年の2月に描いて放置してた落書きで、デジタル塗り練習。この頃、80年代カルチャーに微妙にハマってた。チェッカーズの衣装可愛いから似合うと思って。
文明の利器凄い。お絵描きアプリのフリー素材を背景に貼った。とたんに賑やかになったよ。2パターン。デジタル絵原始人の私が、ようやく一歩ホモサピエンスに近づいた。(多分)
2024年4月29日 3
No.5
DONE好きな相手のことを1日だけ忘れてしまうという魔法が発動し、トレイが自分を好いていることを知ったジェイド。その後、1日たっても思い出せないと相談され――……※トレイが黒いので、地雷の方はお気を付けください。ストーリーの開始時点では、ジェイドはトレイのことを好きではありません。(メリバ寄りのハピエンです。)
「ジェイドのことを知りたければ何でも聞いてくださいね。」【トレジェイ】 3年生の全体授業で大変なことがあったらしいという噂はすぐに学園中を回った。
「……こんな馬鹿らしいことで、会議に呼ばれるとは……」
隣を歩くアズールがそう言い、ため息をついた。
そう、この噂……否、噂ではない。アズールに憂鬱な顔をさせている一件で、寮長と副寮長が集められて会議が開かれるという事態が起こっていた。
「でも、全員がかかったのであれば、たしかに大変なことかと……」
「好きな相手のことが分からなくなる、ということがですか?」
アズールは、呆れたようにそう言うと、額を押さえる。
今回の一件は、3年生のあるクラスの授業でやっていた珍しい詠唱魔法の成功が、偶然別のクラスが作っていた魔法薬の完成と重なってしまい、変な融合をしてしまったことで発生したらしい。しかも、その融合した魔法の威力が大きかったようで、3年生だけではなくこの学園全体にかかってしまったと聞いている。
29435「……こんな馬鹿らしいことで、会議に呼ばれるとは……」
隣を歩くアズールがそう言い、ため息をついた。
そう、この噂……否、噂ではない。アズールに憂鬱な顔をさせている一件で、寮長と副寮長が集められて会議が開かれるという事態が起こっていた。
「でも、全員がかかったのであれば、たしかに大変なことかと……」
「好きな相手のことが分からなくなる、ということがですか?」
アズールは、呆れたようにそう言うと、額を押さえる。
今回の一件は、3年生のあるクラスの授業でやっていた珍しい詠唱魔法の成功が、偶然別のクラスが作っていた魔法薬の完成と重なってしまい、変な融合をしてしまったことで発生したらしい。しかも、その融合した魔法の威力が大きかったようで、3年生だけではなくこの学園全体にかかってしまったと聞いている。
kuma3nokuma3_4
DONE6/30新刊「ミミクリィ・カーニバル」のサンプルです。※※ATTENTION※※
本当になんでも許せる方のみ先にお進みください!
☑︎虫注意(サンプル分は描写少ないですが、その先で増えます)
☑︎顔・台詞・自我があるモブと監督生
☑︎裏アカチェックし過ぎて微妙に様子がおかしくなっているジェイドくん
ハピエンであることは保証します!
パスワード:イベント共通PASS 34
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DONE轟くんの主観だった【弱虫泣き虫片思い/轟焦凍編】の話と対になっています。学生時代とプロヒの未来捏造です。
片方だけでも読めると思いますし、轟くん版とどちらから先に読んでも特に問題無いと思いますが報われ感を強く感じられる読み方は轟くん版→緑谷くん版だと思います。
タイトルに片思いとありますがハピエンです。
当て馬モブ君が苦手な方はご注意ください。
【弱虫泣き虫片思い/緑谷出久編】【日常の崩壊】
定時で仕事を終えられて今日、いつもなら轟君との約束が果たせる事を喜ぶ時間になる筈だった。
終わり間際に仕事が飛び込み、残業になる事はお互い珍しくない。だからこんな日は素直に嬉しい。
轟くんの方も今日の業務を無事に終え、僕の終業を確認するメッセージを送ってきていた。
今日は轟くんとご飯に行く約束の日。
どんな時でも轟君は優しく僕の話を聞いてくれるから、また僕ばかりが話してしまったと毎回反省する。だけど轟くんはそれでもいいって言ってくれて、いつもついつい甘えてしまう。
轟くんは自分の感情を表に出したり沢山話すのはあまり得意じゃないから僕の話を聞いているのが好きなんだと言ってくれる。そんな彼を思いながら、約束のある日は仕事の疲労に反して足取り軽くお疲れ様でしたと事務所を出て行く。
16521定時で仕事を終えられて今日、いつもなら轟君との約束が果たせる事を喜ぶ時間になる筈だった。
終わり間際に仕事が飛び込み、残業になる事はお互い珍しくない。だからこんな日は素直に嬉しい。
轟くんの方も今日の業務を無事に終え、僕の終業を確認するメッセージを送ってきていた。
今日は轟くんとご飯に行く約束の日。
どんな時でも轟君は優しく僕の話を聞いてくれるから、また僕ばかりが話してしまったと毎回反省する。だけど轟くんはそれでもいいって言ってくれて、いつもついつい甘えてしまう。
轟くんは自分の感情を表に出したり沢山話すのはあまり得意じゃないから僕の話を聞いているのが好きなんだと言ってくれる。そんな彼を思いながら、約束のある日は仕事の疲労に反して足取り軽くお疲れ様でしたと事務所を出て行く。
geewota
DONE癸生川×涼二×伊綱ハピエンBLNLないまぜご都合短文 匂わせ微弱 性的描写シーン無しスクストを見習って癸生川も涼二さんも伊綱ちゃんも3人一緒に幸せにする可能性の未来に連れて行くことにしました。
独り占めできる日を振り分けられる初代助手。
白鷺洲涼二は観念して重婚しろ。
ちなみに万能薬のおかげかは不明ながら、涼二さんの例の繊細さんな性質も敏感さがだいぶ落ち着き、身体も元気になっているようです。 330
林(りん)
DOODLE久々の冬瑞らくがき〜こういう敵対(?)してる冬瑞もいいよねというやつ
通常セカイ線のとうやくんはぜったいみずきに酷いことしないのでこのセカイ線ならちょっとは激しいプレイ(他意はない)(うそだけど…)もできるかもね!?!?!?うちの冬瑞な時点でハピエンだけどね!!!!!これはただのわたしの煩悩ですね はい そのとおりです
堕胎児 よあ
DOODLEそういえば支部に投げたけど納得いかなくて消したやつがあるからまとめとくか〜の意私的にはバトエンにしたかったけど中途半端に希望がないのと無理やりハピエンにしたのが気に入らんかった。😈 👦 駄文。拙い。 6266
🌻🌻🌻
MAIKING寝かせていた恭ピエの文、行間埋まらなさそうだったので🔞部分カットして置いておきます。きょーじのゆびを食むピエの文字なので若干怪しいと思います。
文字は本当に得意では無いので読み苦しかったらすみません。 716
雪印❄️☕
MOURNING今回は創作キャラによる痴漢パロのお話です。エロ描写,痴漢,既婚,兄貴がクズなので苦手な方はブラウザバック推薦します🙇♂️
ニルちゃん痴漢メインではありますが,さいごはハピエン(?)です……多分……(?)
password:ニルちゃんのB.Dに0つけた四数字 7432
ぽへ猫
DONE⚠️【ハピエンではない】⚠️金テン×明瞭
緑テン×青
の世界線の、明瞭の器として選ばれた青の残酷な運命
そしてその真実を知ってしまったが故の葛藤
残酷な真実と運命知りたくなかった真実
知らなければ、このままずっと幸せに
生きていけたかもしれない
運命とは
真実とは
時に残酷で無慈悲だ
物心着いた時には
すでにその人の屋敷で
沢山の愛情を注がれて暮らしていた
なんの疑いもしないその愛情が
本当は自分でなく
他の誰かに向けられていたとしたら……
自分の存在は
その誰かを守り、生かす為の器にすぎないと知ったら
今世での
運命の相手が
他に存在していたとしたら
自分の選ぶ選択で
他人の運命が
世界の運命が左右されるとしたら
時期と選択を見誤ったら
大切な友人達の未来が変わってしまうと知ったら
背負うものが大きすぎる
どうして自分なのか
どうして気付いてしまったのか
どうして…どうして……
貴方がくれた全てのものと
764知らなければ、このままずっと幸せに
生きていけたかもしれない
運命とは
真実とは
時に残酷で無慈悲だ
物心着いた時には
すでにその人の屋敷で
沢山の愛情を注がれて暮らしていた
なんの疑いもしないその愛情が
本当は自分でなく
他の誰かに向けられていたとしたら……
自分の存在は
その誰かを守り、生かす為の器にすぎないと知ったら
今世での
運命の相手が
他に存在していたとしたら
自分の選ぶ選択で
他人の運命が
世界の運命が左右されるとしたら
時期と選択を見誤ったら
大切な友人達の未来が変わってしまうと知ったら
背負うものが大きすぎる
どうして自分なのか
どうして気付いてしまったのか
どうして…どうして……
貴方がくれた全てのものと
Uzu
MEMO某ママスレのその後。三次創作です。自分なりのハピエン!自分が恥ずかしくて見直せず…なので4月30日までの公開とさせて頂きます🙇
テキストの表現に統一感なく全体的に見づらくてすみません😭😭😭 2
yamagawa_ma2o
PROGRESS花怜現代AU音楽パロ完結編。幸せになあれ~~~!!!!!って魔法をかけながら書きました。ハピエンです。すみませんが、③以降は原作(繁体字版とそれに準ずるもの)読んだ人向きの描写がはいっています。
金曜日くらいに支部にまとめますが、ポイピク版は産地直送をコンセプトにしているので、推敲はほどほどにして早めに公開します。
よろしくお願いします。
花を待つ音④(終) コンサート本番、謝憐はどういうわけか花城の見立てで白いスーツを着ていた。
「哥哥、やっぱり俺の予想通りだ。すごく似合ってる!」
「本当かい? なんだか主役でもないのに目立ち過ぎないかな?」
「俺にとっては哥哥が主役だからね」
そう言って笑う花城はというと、装飾のついたシャツに赤い宝石と銀色の鎖のついたブローチをつけている。ジャケットとスラックスは黒いものだったが、ジャケットの裏地から見える光沢のある赤い生地が華やかさと季節感を演出していた。
師青玄も白いスーツだったが、彼の方が生成色寄りで謝憐は雪のように白いものという違いがあり、共通点と相違点が適度に見えて舞台映えする。師青玄は中に緑色のシャツを着ていて、謝憐はあまり中が見えないが、薄い水色のシャツを着ていた。
12350「哥哥、やっぱり俺の予想通りだ。すごく似合ってる!」
「本当かい? なんだか主役でもないのに目立ち過ぎないかな?」
「俺にとっては哥哥が主役だからね」
そう言って笑う花城はというと、装飾のついたシャツに赤い宝石と銀色の鎖のついたブローチをつけている。ジャケットとスラックスは黒いものだったが、ジャケットの裏地から見える光沢のある赤い生地が華やかさと季節感を演出していた。
師青玄も白いスーツだったが、彼の方が生成色寄りで謝憐は雪のように白いものという違いがあり、共通点と相違点が適度に見えて舞台映えする。師青玄は中に緑色のシャツを着ていて、謝憐はあまり中が見えないが、薄い水色のシャツを着ていた。
ミコノ
INFO5/4のイベントにて頒布するピエモンテ本のサンプルになります最初の話はWEB掲載済み作品で、後ろ4頁が描き下ろしのサンプルになります
沢山描きましたので、ご興味がありましたらお手に取っていただけますと嬉しいです 9
knksnbn
PROGRESS本文70P(奥付け1Pなので実質69P)のネームが切られたので粛々と下書きを進めていくシリアスハピエン全年齢なのでシリアスを中和する用のR18おまけ本もつけたいけどそこまでいくかな〜〜がんばろう
毎度絵文字くださって本当にありがとうございます!!マジで励まされてます、大感謝です…
hour(あわ)
DONE2024/04/14私いっつもリハビリしてるな?🤔
病んで疲れて文字を読むのも絵を描くのもボロボロな感じでしたけど
あんすたくんとしんくうちゃはわりと栄養剤でしたわ…
なんでか懐が寒いのですが💸笑
それにしても
やったなはぴえれ…
ひめるスカウトじゃないか…_(:3 」∠)_
去年の地獄が甦る(瀕死)
sumi_HJ
DOODLEどネタバレBeit CODストーリーとファンコンストーリー両方ネタバレ!!!!!!核心のネタバレある!
ピエールの話!
読んだ人はどうぞ!
未読の人はぜひストーリーを読んで欲しい…
まりも
MOURNING書きたいところまで辿り着かなかった恭ピエ鍵を開けると、家の中は明るく、ああ、やっぱり、と思った。
「恭二!おかえりなさい!」
そう言って現れたピエールが抱きついてくるのも予想通りだった。なぜなら、駐車場にSPさんの車があったからだ。ピエールは俺と付き合い始め、俺が鍵を渡してからはたまにこうして家で待っているようになった。
「ただいま、ピエール。……明日、オフか?」
「うん!」
これも予想通りの答えだった。ピエールは翌日オフの時しか、俺の家を訪れない。さっきの質問には下心しかなかったが、ピエールだってきっと同じだろうと思い、自分の中の恥ずかしさを誤魔化す。
「夕飯は食べたか?」
「うん、ボク、食べた!恭二は?」
と言いながら、ピエールの目線が俺の両手に行く。俺の持ってる袋にも気がついたはずだ。
1222「恭二!おかえりなさい!」
そう言って現れたピエールが抱きついてくるのも予想通りだった。なぜなら、駐車場にSPさんの車があったからだ。ピエールは俺と付き合い始め、俺が鍵を渡してからはたまにこうして家で待っているようになった。
「ただいま、ピエール。……明日、オフか?」
「うん!」
これも予想通りの答えだった。ピエールは翌日オフの時しか、俺の家を訪れない。さっきの質問には下心しかなかったが、ピエールだってきっと同じだろうと思い、自分の中の恥ずかしさを誤魔化す。
「夕飯は食べたか?」
「うん、ボク、食べた!恭二は?」
と言いながら、ピエールの目線が俺の両手に行く。俺の持ってる袋にも気がついたはずだ。
まりも
DOODLEまだ付き合ってない恭ピエ「恭二、みのり、またね!」
ピエールがそう元気に言う。三人での仕事が終わって、帰る頃には空はもう暗くなっていた。俺と恭二の家は同じ方向だけれど、ピエールの家はこの十字路を左に曲がった先にある。だから、いつもここで別れるのだ。ピエール一人だったら送って行くところだけど、いつも通りSPさんがいるからそうしなくても大丈夫だろう。
「またね、ピエール」
「またな……明日、一人の仕事だろ?がんばれよ」
恭二は視線を一瞬彷徨わせて、言うかどうか悩んだみたいだったけど、そう付け足した。ピエールは、ぱちりと瞬きをして、ふわり、と微笑む。暗いけれどその頬が色づいているのがわかって、俺まで微笑んでしまう。恭二の一言でここまで嬉しそうにするのだから、本当にわかりやすい。
2190ピエールがそう元気に言う。三人での仕事が終わって、帰る頃には空はもう暗くなっていた。俺と恭二の家は同じ方向だけれど、ピエールの家はこの十字路を左に曲がった先にある。だから、いつもここで別れるのだ。ピエール一人だったら送って行くところだけど、いつも通りSPさんがいるからそうしなくても大丈夫だろう。
「またね、ピエール」
「またな……明日、一人の仕事だろ?がんばれよ」
恭二は視線を一瞬彷徨わせて、言うかどうか悩んだみたいだったけど、そう付け足した。ピエールは、ぱちりと瞬きをして、ふわり、と微笑む。暗いけれどその頬が色づいているのがわかって、俺まで微笑んでしまう。恭二の一言でここまで嬉しそうにするのだから、本当にわかりやすい。
まりも
DOODLE恭ピエ夜の公園「恭二!またね!」
そう言って、くるりと背を向けたピエールの手を、咄嗟に掴んでしまった。ピエールが振り返る。その不思議そうな顔を見て、何を言ったらいいのかわからないまま慌てて口を開こうとする。でも、ピエールは俺が何か言う前に、ニコッと笑った。ちょっと待ってて、と言って離れた手に寂しくなってしまう。俺は、寂しかったのか、とそこで初めて気づいた。ピエールは、SPに何か言うとまた俺のところに戻ってきて、俺の手を優しく握った。
「恭二、行こう」
「……どこに?」
「恭二、行きたいところ、ある?」
首を振る。そもそも何がしたいわけではなかった。ただ、離れがたかっただけで。ピエールが俺の手を引くから、慌てて俯いていた顔を上げる。
2041そう言って、くるりと背を向けたピエールの手を、咄嗟に掴んでしまった。ピエールが振り返る。その不思議そうな顔を見て、何を言ったらいいのかわからないまま慌てて口を開こうとする。でも、ピエールは俺が何か言う前に、ニコッと笑った。ちょっと待ってて、と言って離れた手に寂しくなってしまう。俺は、寂しかったのか、とそこで初めて気づいた。ピエールは、SPに何か言うとまた俺のところに戻ってきて、俺の手を優しく握った。
「恭二、行こう」
「……どこに?」
「恭二、行きたいところ、ある?」
首を振る。そもそも何がしたいわけではなかった。ただ、離れがたかっただけで。ピエールが俺の手を引くから、慌てて俯いていた顔を上げる。
まりも
DOODLE恭→ピエ今はまだ、 今夜はいつもと変わらない、楽しいお泊まりになると、さっきまでのボクは思ってた。
恭二やみのりの家にテレビを観に行くのは珍しいことじゃない。反対にボクの家に二人が来ることもあった。ボクの家にもテレビはあるけど、大体ボクが観たい番組は315プロダクションの仲間が出てるものか、ボクたちBeitが出てるものだったから、観終わったら感想を言い合いたかった。だから、自然と三人で集まってテレビを観ることが多くなった。
今日は北斗のでている恋愛ドラマだった。みのりはロケで少し遠いところに泊まりの仕事で行ってしまったから、恭二と二人。ヒロインの憧れの人として登場した北斗は、大人っぽくてかっこよかった。番組が終わった後、恭二にそう感想を伝えると、恭二は複雑そうな顔をした。そのままリモコンを手に取ってボタンを押し、微かなパチ、という音とともにテレビの画面は真っ黒になる。何かまずいことを言っただろうか?なんだか、恭二の機嫌がよくない気がする。
3957恭二やみのりの家にテレビを観に行くのは珍しいことじゃない。反対にボクの家に二人が来ることもあった。ボクの家にもテレビはあるけど、大体ボクが観たい番組は315プロダクションの仲間が出てるものか、ボクたちBeitが出てるものだったから、観終わったら感想を言い合いたかった。だから、自然と三人で集まってテレビを観ることが多くなった。
今日は北斗のでている恋愛ドラマだった。みのりはロケで少し遠いところに泊まりの仕事で行ってしまったから、恭二と二人。ヒロインの憧れの人として登場した北斗は、大人っぽくてかっこよかった。番組が終わった後、恭二にそう感想を伝えると、恭二は複雑そうな顔をした。そのままリモコンを手に取ってボタンを押し、微かなパチ、という音とともにテレビの画面は真っ黒になる。何かまずいことを言っただろうか?なんだか、恭二の機嫌がよくない気がする。
まりも
DOODLE恭ピエ 恭二の手が、ボクの髪に触れる。珍しいな、と思った。だから、ついその指先を目で追ってしまう。
ボクたちが付き合い始めて少し経つ。と言っても、付き合う前と変わったところはほとんどなかった。ボクからのスキンシップが増えて、恭二もそれを黙って受け入れてくれるくらいだ。正直、拍子抜けだった。最初、ボクからの告白に、恭二は色々理由をつけて断ろうとした。それでも、一般的な意見だとかそういうのを抜きにして考えて、と言えば、観念して「好きだ」と言ってくれたのだ。晴れて付き合い始めたときには、きっとこれから恋人らしい日々が来るのだと舞い上がったものだった。でも、恭二はいつも通りで。告白のとき、あんなに真っ赤だった頬も、ボクから触れても変わりもしない。
1662ボクたちが付き合い始めて少し経つ。と言っても、付き合う前と変わったところはほとんどなかった。ボクからのスキンシップが増えて、恭二もそれを黙って受け入れてくれるくらいだ。正直、拍子抜けだった。最初、ボクからの告白に、恭二は色々理由をつけて断ろうとした。それでも、一般的な意見だとかそういうのを抜きにして考えて、と言えば、観念して「好きだ」と言ってくれたのだ。晴れて付き合い始めたときには、きっとこれから恋人らしい日々が来るのだと舞い上がったものだった。でも、恭二はいつも通りで。告白のとき、あんなに真っ赤だった頬も、ボクから触れても変わりもしない。
まりも
DOODLE恭←ピエ自覚するとき
新たな目的 出会ったばかりの頃の恭二は、傷ついたような瞳をしてた。それはきっと、ボクも同じだっただろうし、みのりだって上手く隠してはいたけど同じだと思う。だから、互いにその傷には触れないことは、暗黙の了解みたいなものだった。
それが変わってきたのは、いつだったのか、はっきりとはわからない。恭二は段々と自信を取り戻していったし、それに比例して、アイドルへの熱意も強まったようだった。ボクたちの、頼もしいリーダー。そんな様子に、みのりと顔を見合わせて笑い合ったのも一度や二度じゃなかった。
あるライブの後、プロデューサーさんと恭二の話している声が聞こえた。
「プロデューサー、見ててくれたか?これが『鷹城恭二』の実力だ!」
1565それが変わってきたのは、いつだったのか、はっきりとはわからない。恭二は段々と自信を取り戻していったし、それに比例して、アイドルへの熱意も強まったようだった。ボクたちの、頼もしいリーダー。そんな様子に、みのりと顔を見合わせて笑い合ったのも一度や二度じゃなかった。
あるライブの後、プロデューサーさんと恭二の話している声が聞こえた。
「プロデューサー、見ててくれたか?これが『鷹城恭二』の実力だ!」
まりも
DOODLE恭ピエ ボクが恭二に話しかける度に、触れてる互いの腕から振動が伝わる。恭二は上の空で、それでも焦ったような顔をして、宙を睨んでいた。ボクは知ってる。ボクの右手のすぐそばにある恭二の左手が握ったり開いたりしていることを。
ボクたちが付き合い始めて1週間。ボクが以前のように恭二に抱きつくと、恭二は固まって顔を真っ赤にしていた。もちろん、付き合う前はそんなことなかった。出会ったばかりの頃はスキンシップにびっくりしていた恭二も、最近では慣れてきたのだ。
それが付き合い始めて、元通りになってしまった。いや、元通りよりもっとひどいかも。ボクを意識するあまり過剰に反応してしまう恭二に、最初は確かにボクのことを恋愛対象として見てくれているんだ、と嬉しかった。でもそれも、最初の一回二回だけだった。恭二にもみのりにも、慣れるまではスキンシップは控えめに、と言われてしまって、ボクは正直恭二不足だった。だから、頬を赤く染めた恭二がしどろもどろになりながらも、一緒に映画を観ようと誘ってくれて、チャンスだと思った。恭二の家で二人っきりなら、誰の目も気にすることなく恭二に触れられる。そして、恭二にも慣れてもらうんだ。気合い十分なボクを、みのりが心配そうに見ていたことには、気がつかなかった。
3504ボクたちが付き合い始めて1週間。ボクが以前のように恭二に抱きつくと、恭二は固まって顔を真っ赤にしていた。もちろん、付き合う前はそんなことなかった。出会ったばかりの頃はスキンシップにびっくりしていた恭二も、最近では慣れてきたのだ。
それが付き合い始めて、元通りになってしまった。いや、元通りよりもっとひどいかも。ボクを意識するあまり過剰に反応してしまう恭二に、最初は確かにボクのことを恋愛対象として見てくれているんだ、と嬉しかった。でもそれも、最初の一回二回だけだった。恭二にもみのりにも、慣れるまではスキンシップは控えめに、と言われてしまって、ボクは正直恭二不足だった。だから、頬を赤く染めた恭二がしどろもどろになりながらも、一緒に映画を観ようと誘ってくれて、チャンスだと思った。恭二の家で二人っきりなら、誰の目も気にすることなく恭二に触れられる。そして、恭二にも慣れてもらうんだ。気合い十分なボクを、みのりが心配そうに見ていたことには、気がつかなかった。
まりも
DOODLE季節外れの海にいる恭ピエ「恭二!海だよ!」
そう言って楽しそうに俺の手を引く恋人に、誘ってよかった、と思う。
俺たちは今、撮影のため、この近くのホテルに泊まっている。数ヶ月後に流れるCMだから、季節外れの海で撮影をするのだ。人のいない海辺は寒いし、少し寂しくもある。おまけに日も暮れ始めている。それでもなんとなく、撮影の終わった後、ピエールを誘ってしまった。みのりさんも誘ったけれど、「デートの邪魔するほど野暮じゃないよ」とからかうように断られてしまった。デートのつもりはなかったけれど、ピエールはそのみのりさんの言葉に嬉しそうにしていたから、訂正もしなかった。
そんなことを考えていたから、ピエールが海の向こうを見つめ、黙っているのに気がつくのが遅れた。その顔を見ただけで、何を考えているのかわかってしまった。きっと、ピエールは国を離れたくて離れたわけじゃないと、止むに止まれぬ事情があったのだと、直接聞いたことはないけど、思っていた。それは、ピエールの言葉の端々から、母国を恋しく思う気持ちが伝わってきたからだ。きっと、Beitとして活動していて、315プロのにぎやかな仲間に囲まれていて、寂しいわけではないのだろう。でも、それとは別の感情であることは、俺にはわからなくても、察することはできた。
1105そう言って楽しそうに俺の手を引く恋人に、誘ってよかった、と思う。
俺たちは今、撮影のため、この近くのホテルに泊まっている。数ヶ月後に流れるCMだから、季節外れの海で撮影をするのだ。人のいない海辺は寒いし、少し寂しくもある。おまけに日も暮れ始めている。それでもなんとなく、撮影の終わった後、ピエールを誘ってしまった。みのりさんも誘ったけれど、「デートの邪魔するほど野暮じゃないよ」とからかうように断られてしまった。デートのつもりはなかったけれど、ピエールはそのみのりさんの言葉に嬉しそうにしていたから、訂正もしなかった。
そんなことを考えていたから、ピエールが海の向こうを見つめ、黙っているのに気がつくのが遅れた。その顔を見ただけで、何を考えているのかわかってしまった。きっと、ピエールは国を離れたくて離れたわけじゃないと、止むに止まれぬ事情があったのだと、直接聞いたことはないけど、思っていた。それは、ピエールの言葉の端々から、母国を恋しく思う気持ちが伝わってきたからだ。きっと、Beitとして活動していて、315プロのにぎやかな仲間に囲まれていて、寂しいわけではないのだろう。でも、それとは別の感情であることは、俺にはわからなくても、察することはできた。
まりも
DOODLE恭ピエ その瞳が愛おしそうに俺を見るのに、まだ慣れずにいた。二人で俺の部屋の畳に横になって、向き合いながら他愛のない話をしていた。その合間合間にピエールはそんな目を俺に向ける。まだ付き合い始めてひと月くらいだ。でも、ピエールにとって時間の長さは関係ないらしかった。むしろ、俺の踏ん切りがつかなくて待たせた分、今、こうして幸せそうに微笑むのかもしれなかった。
会話が、途切れる。ピエールの手がそっと、壊れやすいものでも触るかのように、俺の頬に触れる。そんな風に触れられたのは初めてで、ピエールへの愛しさで胸がギュッと苦しくなる。
「恭二、なんでそんな顔、するの?」
「……手を出すべきか、出さずにいるべきか、悩んでる」
868会話が、途切れる。ピエールの手がそっと、壊れやすいものでも触るかのように、俺の頬に触れる。そんな風に触れられたのは初めてで、ピエールへの愛しさで胸がギュッと苦しくなる。
「恭二、なんでそんな顔、するの?」
「……手を出すべきか、出さずにいるべきか、悩んでる」