シュラ
cosmicsea1991
DONE星祭りのために用意した新刊のペーパーです。 新作のビハインド内容で、紫龍の視線でシュラの夢を眺める内容です。 内容上、流血がありますのでご注意ください。ありがとうございます。 7
PrzmStar
DOODLEとりあえず冷え性解消に手動かしとけな落書き未満。たまにはミロカミュ以外もとゆーことでシュラ♑️とアフロ♓️
デッチャンも描いて年中組にすれば良かったんだが咄嗟の資料が無かった…
やみなべ
DOODLEしゅらばのあめゆめ合宿に居合わせ、二人のぐずりに巻き込まれてしまっただいちゃんおれは今…自分の気持ちの整理のために割とまじめな漫画をかいていて…
はやく描き上げなきゃと思ってるのに…
でも楽しかったです(・∀・)ぽを描いてるときはいつだって…
ソラノヤスズミ
DOODLE※トレスヨハン君がT.M.Revolution化したの描きましたトレスですが…いつかもっかい描きたいです(>_<)
ユベルなんかに似てるなーと思ったらあれだ、あしゅら男爵だ
あと海馬社長誕生日おめでとう来年はしっかりした絵描くよ多分(^ω^) 2
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド撫でを要求されるはなし
ほんとのことはないしょだよ「イデア先輩、見てください」
「あ、魔法解析学のテスト返ってきたんだ。満点じゃん、よかったね」
「リアクションが薄い」
「そんなこと言われましても……他人のテスト結果なんぞ何を気にする理由が?」
「すごく頑張ったので褒めて欲しいです」
「ええ……それ僕に何のメリットがあるんです?」
「私の聞き分けがよくなります」
「それもはや脅しでは? ……はいはい、よく頑張りマシタ」
そう言って呆れたような顔で私の頭を撫でてきたのでニッコニコの笑顔をお返しした。
正直いって子供扱い極まっているのであまり嬉しくはないんだけど、どうにかしてイデア先輩と距離を縮めようと努力した結果がこれなので私が文句を言う権利はないというね。
スキンシップ拒否勢のイデア先輩にどうしても触れて欲しくて人事を尽くしたらこれに落ち着いてしまったのは無念と言わざるを得ない。もう一声! と内心でリズミカルにタンバリンを叩いているが現実に出せるわけがないので当然伝わる筈もなく。
652「あ、魔法解析学のテスト返ってきたんだ。満点じゃん、よかったね」
「リアクションが薄い」
「そんなこと言われましても……他人のテスト結果なんぞ何を気にする理由が?」
「すごく頑張ったので褒めて欲しいです」
「ええ……それ僕に何のメリットがあるんです?」
「私の聞き分けがよくなります」
「それもはや脅しでは? ……はいはい、よく頑張りマシタ」
そう言って呆れたような顔で私の頭を撫でてきたのでニッコニコの笑顔をお返しした。
正直いって子供扱い極まっているのであまり嬉しくはないんだけど、どうにかしてイデア先輩と距離を縮めようと努力した結果がこれなので私が文句を言う権利はないというね。
スキンシップ拒否勢のイデア先輩にどうしても触れて欲しくて人事を尽くしたらこれに落ち着いてしまったのは無念と言わざるを得ない。もう一声! と内心でリズミカルにタンバリンを叩いているが現実に出せるわけがないので当然伝わる筈もなく。
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド部屋で爆睡されてしまったはなし
ある意味絶滅危惧種ではある 集中が途切れる。電子の海に没頭していた頭が急速に現実を認識するや否や疲労感がドッとのしかかった。こういう遅効性のやつ、本当によくない。いや最中に来られても困るんだけど。
プレイヤーを止めてヘッドホンを下ろす。常に薄暗い僕の部屋に相応しく音は何もない。ベッドですやすやしている君の寝息を除いて。溜息を吐いて振り返る。
「自分の部屋か? あまりにも寛ぎすぎていっそ潔いっすわ」
大の字ヘソ天とかいう無防備かつ無遠慮が極まる寝方をしていてつくづく図太い後輩だなと思った。仮にも先輩の部屋でこうも爆睡することある? いや今まさに目の前であるんですけど。うっかり船漕いだとかなら辛うじて理解できないでもないけど、こうも堂々と惰眠を貪られるといっそ清々しいまであるよね。怒るとか嫌がるとかそういう次元を軽々飛び越えて来ましたからね。ある意味才能だよね。毒気を抜く天才。
640プレイヤーを止めてヘッドホンを下ろす。常に薄暗い僕の部屋に相応しく音は何もない。ベッドですやすやしている君の寝息を除いて。溜息を吐いて振り返る。
「自分の部屋か? あまりにも寛ぎすぎていっそ潔いっすわ」
大の字ヘソ天とかいう無防備かつ無遠慮が極まる寝方をしていてつくづく図太い後輩だなと思った。仮にも先輩の部屋でこうも爆睡することある? いや今まさに目の前であるんですけど。うっかり船漕いだとかなら辛うじて理解できないでもないけど、こうも堂々と惰眠を貪られるといっそ清々しいまであるよね。怒るとか嫌がるとかそういう次元を軽々飛び越えて来ましたからね。ある意味才能だよね。毒気を抜く天才。
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド文通したはなし
逆行レターに献杯 ごくごく普通の、ありふれた白い封筒。コンビニで売ってそうな、ごくごく普通のそれ。百均の方がもっと色々なデザインを取り扱っているのではないか。
訝しみながら宛先の文字列を追いつつ裏返して差出人を見る。ちょっとあり得ない寄りのあり得ない人の名前で目頭を押さえた。
「……冗談で言ってたのに」
郵便受けに入っている手紙を手に矯めつ眇めつ眺めた上で差出人の名前を再度見る。イデア・シュラウド。間違いはなさそうだし、私の都合のいい妄想でもなさそうだ。
さっさと家に引っ込んで手紙の封を切る。ふわふわする心のままに中の便箋を取り出した。これまたシンプルな白い便箋だった。イデア先輩が選ぶにしては随分と大人しいとは思うけれど、あの人まず手紙なんて書かないだろうしな。色々考えた末、無難なチョイスに落ち着いたと見た。その様子がありありと浮かんで笑みが溢れる。
691訝しみながら宛先の文字列を追いつつ裏返して差出人を見る。ちょっとあり得ない寄りのあり得ない人の名前で目頭を押さえた。
「……冗談で言ってたのに」
郵便受けに入っている手紙を手に矯めつ眇めつ眺めた上で差出人の名前を再度見る。イデア・シュラウド。間違いはなさそうだし、私の都合のいい妄想でもなさそうだ。
さっさと家に引っ込んで手紙の封を切る。ふわふわする心のままに中の便箋を取り出した。これまたシンプルな白い便箋だった。イデア先輩が選ぶにしては随分と大人しいとは思うけれど、あの人まず手紙なんて書かないだろうしな。色々考えた末、無難なチョイスに落ち着いたと見た。その様子がありありと浮かんで笑みが溢れる。
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド授業前のしょうもない会話
ツイーティング・ミッドタイム「イデア先輩、どもどもー」
「ヘッドホンしてる相手によくもまあ話しかけられるよね……」
呆れたような顔をしてイデア先輩がヘッドホンを下ろしてくれた。それが嬉しくて口元をゆるゆるさせれば「いつもニコニコと……人生楽しそうで羨ましいっすな〜」なんて嫌味を吐かれてしまった。
無視してもよかろうにわざわざヘッドホンを外してくれるのを知ってるからですね。言ったら今後は無視されそうだから絶対言わないけど。言わぬが花。沈黙は金。
「で? 何の用? どうせくだらないことだろうけど」
「これは酷い断定」
「え、何? 違うの?」
「違うと思うじゃないですか。違わないんですよね、これが」
「この世で最も要らんやりとりさせられてる拙者かわいそう」
562「ヘッドホンしてる相手によくもまあ話しかけられるよね……」
呆れたような顔をしてイデア先輩がヘッドホンを下ろしてくれた。それが嬉しくて口元をゆるゆるさせれば「いつもニコニコと……人生楽しそうで羨ましいっすな〜」なんて嫌味を吐かれてしまった。
無視してもよかろうにわざわざヘッドホンを外してくれるのを知ってるからですね。言ったら今後は無視されそうだから絶対言わないけど。言わぬが花。沈黙は金。
「で? 何の用? どうせくだらないことだろうけど」
「これは酷い断定」
「え、何? 違うの?」
「違うと思うじゃないですか。違わないんですよね、これが」
「この世で最も要らんやりとりさせられてる拙者かわいそう」
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド集中している間に髪と戯れられてるはなし
待てができるいいこなので ゆらゆらとゆらめくサファイアブルーを見つめること数十分。幸いにしてプログラム生成に集中しているイデア先輩に気取られることもなく、私はじっくりとっくり拝ませてもらっている。
ほう、と何度目かもわからない感嘆の息が漏れる。昼だろうが夜だろうが、常に薄暗いイデア先輩の部屋ではそのサファイアブルーが陽の下のそれよりも鮮やかに映る。彩度の高いそれは驚くほど瞼に焼き付いては目を伏せてもその名残で閉じた視界に青が散る。
足首まである長いそれはいざ座ると殆どが背凭れと痩躯の間に隠れてしまうけれど、一筋二筋と零れ落ちるそれもある。カーペットに座っていたけれど、そろりそろりと近づいて音もなくそれに手を伸ばす。燃えているだけあって毛先こそ掴めはしないが、もう少し上の方であれば実体がある。指に絡ませてみれば鮮やかな青に照らされて私の肌が青褪めたように光を受ける。視線だけイデア先輩に向ける。足元にいる私に気づいた様子もなくブツブツと早口で何か捲し立てながらキーボードを叩いている。それに小さく笑みを零して指に絡ませたそれに唇を添える。殆ど何も感じないけれど、ほんのりと温かい気がした。
678ほう、と何度目かもわからない感嘆の息が漏れる。昼だろうが夜だろうが、常に薄暗いイデア先輩の部屋ではそのサファイアブルーが陽の下のそれよりも鮮やかに映る。彩度の高いそれは驚くほど瞼に焼き付いては目を伏せてもその名残で閉じた視界に青が散る。
足首まである長いそれはいざ座ると殆どが背凭れと痩躯の間に隠れてしまうけれど、一筋二筋と零れ落ちるそれもある。カーペットに座っていたけれど、そろりそろりと近づいて音もなくそれに手を伸ばす。燃えているだけあって毛先こそ掴めはしないが、もう少し上の方であれば実体がある。指に絡ませてみれば鮮やかな青に照らされて私の肌が青褪めたように光を受ける。視線だけイデア先輩に向ける。足元にいる私に気づいた様子もなくブツブツと早口で何か捲し立てながらキーボードを叩いている。それに小さく笑みを零して指に絡ませたそれに唇を添える。殆ど何も感じないけれど、ほんのりと温かい気がした。
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウドなにもいわないはなし
言わぬが花 たとえばあなたが上機嫌に歌っているとき。
たとえばあなたが不機嫌に舌打ちしているとき。
わたしは笑みを噛み殺してその姿を横目でひっそりと見つめている。
たとえばあなたが嬉しそうな顔をしているとき。
たとえばあなたが心配そうな顔をしているとき。
わたしは明るく笑ってその顔と向かい合っている。
たとえばあなたが笑っているとき。
たとえばあなたが照れているとき。
わたしはこの上なく幸福を形にした眼差しを向けている。
たとえばあなたが泣いているとき。
たとえばあなたが怒っているとき。
わたしの目にはもう何も写ってなどいないのだ。
278たとえばあなたが不機嫌に舌打ちしているとき。
わたしは笑みを噛み殺してその姿を横目でひっそりと見つめている。
たとえばあなたが嬉しそうな顔をしているとき。
たとえばあなたが心配そうな顔をしているとき。
わたしは明るく笑ってその顔と向かい合っている。
たとえばあなたが笑っているとき。
たとえばあなたが照れているとき。
わたしはこの上なく幸福を形にした眼差しを向けている。
たとえばあなたが泣いているとき。
たとえばあなたが怒っているとき。
わたしの目にはもう何も写ってなどいないのだ。
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド失言しちゃったはなし
説得力は旅に出ました 空には激烈太陽、地には屍のように転がるイデア先輩。体力育成の度に見られる光景に日常を感じてうんうんと頷いた。
「秋、死んだ?」
「イデア先輩に季節を感じる情緒あったんですね」
「朝から元気よく喧嘩売るじゃん。今夜覚悟してなよ、泣いて許しを乞いても絶対やめてやらないから」
座った目で転がったまま睥睨してくる先輩は元の優しさのかけらもないやたら造形もあってそこはかとなく恐怖を煽る。
ところでそこだけ切り取ったら大分誤解を生みかねないことを果たしてこの天才は理解しているのだろうか。してないだろうな。そういうところ意外と抜けてるもんな。
「ゲームとかいう自分の得意フィールドでボコボコにしようとかあまりにも大人気ないですよ、イデア先輩」
614「秋、死んだ?」
「イデア先輩に季節を感じる情緒あったんですね」
「朝から元気よく喧嘩売るじゃん。今夜覚悟してなよ、泣いて許しを乞いても絶対やめてやらないから」
座った目で転がったまま睥睨してくる先輩は元の優しさのかけらもないやたら造形もあってそこはかとなく恐怖を煽る。
ところでそこだけ切り取ったら大分誤解を生みかねないことを果たしてこの天才は理解しているのだろうか。してないだろうな。そういうところ意外と抜けてるもんな。
「ゲームとかいう自分の得意フィールドでボコボコにしようとかあまりにも大人気ないですよ、イデア先輩」
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド好奇心でやらかしたはなし
好奇心は煩悩を全力で殺す ふと目が覚めてスマホを手に取る。時刻は明け方を示していた。全然二度寝できるじゃん、なんでこんな時間に目が覚めたんだ拙者。
スマホの画面を落として放る。なんとなく横を見ればすやすやと気持ちよさそうに眠る君の姿があった。平和なおかおで夢の中を漂っているのだろうか。
ぼけっと寝顔を見ていて、口がもごもご動いていることに気づいた。髪の毛は特に口に掛かってないし、夢の中で何か食べているのだろうか。食い意地張りすぎでは?
なんとなく手を伸ばして唇に触れてみる。ふに、とおよそ人体とは思えない柔らかさにびくついてしまった。反対の手で自分のそれに触れる。少しばかりかさついたそれはウルウルでプルプルの君のそれとはあまりにも触感が違くて戸惑いが脳を占める。人間として同じ部位の筈なのになんでこんなに違うんです?
642スマホの画面を落として放る。なんとなく横を見ればすやすやと気持ちよさそうに眠る君の姿があった。平和なおかおで夢の中を漂っているのだろうか。
ぼけっと寝顔を見ていて、口がもごもご動いていることに気づいた。髪の毛は特に口に掛かってないし、夢の中で何か食べているのだろうか。食い意地張りすぎでは?
なんとなく手を伸ばして唇に触れてみる。ふに、とおよそ人体とは思えない柔らかさにびくついてしまった。反対の手で自分のそれに触れる。少しばかりかさついたそれはウルウルでプルプルの君のそれとはあまりにも触感が違くて戸惑いが脳を占める。人間として同じ部位の筈なのになんでこんなに違うんです?
かっぱ巻き太郎
MOURNINGまた血が出てるとかなんやらパトった感じのやつを描いておくか…と思ったけどなんか元気そうだしパトってないかもしれない
じゃあ何の絵なんだよこれは…?というしゅらおくんとドミちゃん
うまのすけ
MAIKINGフランケンシュタインなマッシュくん×吸血鬼ランスくんのパロマシュランです🎃設定はガバガバですが、悲恋みたいな多分ハッピーエンド??書きたいところだけなんで!すみません!気力があれば続きを書きます!
なんとなくそれっぽい雰囲気で読んで下さい! 2324
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウドガチ罵倒が「虫」であるイデアのはなし
呆れるほどに弱虫なので イデア先輩が相手を本気で罵倒する時は「虫」と形容する。
たまたまとは言え、初めてそれを耳にしてしまった時は固まったし、何を勘違いしたのか必死に「アッいや違っ、君のことじゃなくて! オンゲの! オンゲの対戦相手が! 本当に君じゃないから!! 信じて!!」とものすごく必死に言い募っていた。何をそんなに弁明するんだろうとは疑問に思いつつびっくりしただけだからと宥めたのも遠くない記憶だ。
「……虫、か」
中庭のベンチに座って地を這う蟻をぼんやりと観察する。生きるために外の世界に這い出ている姿はともすると人間より強いんじゃないかと思う。少なくとも私は自分の巣から出られないので。
背凭れに身を預けて空を見上げる。憎らしいくらいに爽やかな青が広がっている。もう二度と会うことのできない人の姿を思い出して自嘲の笑みが溢れた。
629たまたまとは言え、初めてそれを耳にしてしまった時は固まったし、何を勘違いしたのか必死に「アッいや違っ、君のことじゃなくて! オンゲの! オンゲの対戦相手が! 本当に君じゃないから!! 信じて!!」とものすごく必死に言い募っていた。何をそんなに弁明するんだろうとは疑問に思いつつびっくりしただけだからと宥めたのも遠くない記憶だ。
「……虫、か」
中庭のベンチに座って地を這う蟻をぼんやりと観察する。生きるために外の世界に這い出ている姿はともすると人間より強いんじゃないかと思う。少なくとも私は自分の巣から出られないので。
背凭れに身を預けて空を見上げる。憎らしいくらいに爽やかな青が広がっている。もう二度と会うことのできない人の姿を思い出して自嘲の笑みが溢れた。
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド泣いてるところに出くわしてしまったはなし
通り魔的クライ・ベイビー「あっ」
「えっ」
ばったり出くわした君が泣き腫らした目をしているもんだからつい声が出たよね。ついでに足が止まるよね。つまりどうあってもここから逃げ出すには不自然をぶっちぎらないといけないってワケ。
「じ、じゃあ拙者はこれで……ぇえええ!? なんで泣いた!?」
「す、すみません! ちょっと色々ありまして!」
ダムが決壊でもしたんかってくらいぼろぼろ泣かれたら流石の拙者も放置はできないんですが!? だってどう考えても戦犯拙者になるじゃん! かといって誰かを泣き止ませるなんてやったことは……なくはないけど遥か昔だぞ。しかもよく知ってる相手。応用とかできるの、僕?
「っすみません……すみません……」
「な、泣きながら謝られても拙者が悪いみたいになるからやめてもらえません!? 拙者は何もしてないよね!? まさか存在がキモすぎて泣けてきたとか?」
627「えっ」
ばったり出くわした君が泣き腫らした目をしているもんだからつい声が出たよね。ついでに足が止まるよね。つまりどうあってもここから逃げ出すには不自然をぶっちぎらないといけないってワケ。
「じ、じゃあ拙者はこれで……ぇえええ!? なんで泣いた!?」
「す、すみません! ちょっと色々ありまして!」
ダムが決壊でもしたんかってくらいぼろぼろ泣かれたら流石の拙者も放置はできないんですが!? だってどう考えても戦犯拙者になるじゃん! かといって誰かを泣き止ませるなんてやったことは……なくはないけど遥か昔だぞ。しかもよく知ってる相手。応用とかできるの、僕?
「っすみません……すみません……」
「な、泣きながら謝られても拙者が悪いみたいになるからやめてもらえません!? 拙者は何もしてないよね!? まさか存在がキモすぎて泣けてきたとか?」
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド突然ハンドケアを始めた謎を追う話
つまりそういう イデア先輩は意外と手先とケアがマメだと気づいたのは最近だ。毎日ではないにしても二、三日に一度は爪を整えている。理由を聞いたら。
「大事なオルトのパーツを触るのに爪伸ばしっぱなしとかありえないんだが……爪先がコードに引っ掛かって万が一にも傷がつくとか無理すぎ」
陰気にそんな返答をもらった。納得するしかなかった。ついでに「爪伸びるとキーボードも叩きづらいし」と補足されたので尚のこと。
なので爪切り片手に軽快な音を立てている姿は割と見かける。けど、最近はそこに加えてハンドクリームまで増えているのでまたしても首を捻る羽目になってしまった。しかもそっちは恐らくもっと高頻度で。いつの間にか机の上に常駐しているハンドクリームが大容量のボトルサイズになって新登場してた時は目を疑った。顔面のケアは絶無のくせに。そのくせえげつない美肌してるくせに。世の中って不平等だし不条理だよね。
675「大事なオルトのパーツを触るのに爪伸ばしっぱなしとかありえないんだが……爪先がコードに引っ掛かって万が一にも傷がつくとか無理すぎ」
陰気にそんな返答をもらった。納得するしかなかった。ついでに「爪伸びるとキーボードも叩きづらいし」と補足されたので尚のこと。
なので爪切り片手に軽快な音を立てている姿は割と見かける。けど、最近はそこに加えてハンドクリームまで増えているのでまたしても首を捻る羽目になってしまった。しかもそっちは恐らくもっと高頻度で。いつの間にか机の上に常駐しているハンドクリームが大容量のボトルサイズになって新登場してた時は目を疑った。顔面のケアは絶無のくせに。そのくせえげつない美肌してるくせに。世の中って不平等だし不条理だよね。
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド共寝をしているはなし
ウィッシュ・トゥ・ビーに愛を込めて ふと意識が浮上する。寝惚け眼で横を見れば隣で寝てる筈の君がいなかった。トイレかなって寝返りを打てば足先に何か触れて飛び起きた。勢いよく布団をめくれば足元でまんまるになって寝ている君がいてとうとう声が出た。
流石にこれには君にも起きたらしい。ぽやぽやした様子で「んん……? イデアせんぱい……?」と寝起きの声がした。犬とか猫たんじゃあるまいになんで人の足元で寝てんの? まんまる寝してるのは正直可愛いと思うけどそれ以上にビビるんですわ。
「び、びっくりした……!! なんで足元にいるの? ゴーストみたいなことせんでもらえます? 心臓爆ぜ散らかすところだったんですけど」
拙者の苦情もなんのその。暫くそのままぼんやりしてたと思ったら落ちた。つまり寝た。僕も人のこと言えないけど君もかなり寝汚いよね君。でも流石に足元で丸くなられると僕もおちおち寝てられないんだよな。蹴りそう。
627流石にこれには君にも起きたらしい。ぽやぽやした様子で「んん……? イデアせんぱい……?」と寝起きの声がした。犬とか猫たんじゃあるまいになんで人の足元で寝てんの? まんまる寝してるのは正直可愛いと思うけどそれ以上にビビるんですわ。
「び、びっくりした……!! なんで足元にいるの? ゴーストみたいなことせんでもらえます? 心臓爆ぜ散らかすところだったんですけど」
拙者の苦情もなんのその。暫くそのままぼんやりしてたと思ったら落ちた。つまり寝た。僕も人のこと言えないけど君もかなり寝汚いよね君。でも流石に足元で丸くなられると僕もおちおち寝てられないんだよな。蹴りそう。
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウドお菓子をもらったはなし
ハロゥ、ハロゥ、ディアマイ 遠目に見えた姿に一も二もなく駆け出した。方向的に人の流れとは逆行するので端っこを陣取って、速やかに。
「こんにちは、イデア先輩」
「ひいっ!? な、なんだ君か……いきなり背後から声掛けてくるのやめてくださらんか?」
「すみません。イデア先輩を見つけたので、つい」
ぺこりと頭を下げれば「いやついって何……?」と心底解せぬという呟きと共に怪訝な眼差しを賜ってしまった。うーん心の距離。でもさっさと退散しようとされないあたり多少は気を許されているのかもしれない。帰りたいとは思ってそうだけど。
「イデア先輩見つけたら渡そうと思ってたんですよね」
「え、僕に? 何?」
「コンポタ棒」
「なんで? いや確かに美味しいし好きだけどあまりにも突然で草生える」
522「こんにちは、イデア先輩」
「ひいっ!? な、なんだ君か……いきなり背後から声掛けてくるのやめてくださらんか?」
「すみません。イデア先輩を見つけたので、つい」
ぺこりと頭を下げれば「いやついって何……?」と心底解せぬという呟きと共に怪訝な眼差しを賜ってしまった。うーん心の距離。でもさっさと退散しようとされないあたり多少は気を許されているのかもしれない。帰りたいとは思ってそうだけど。
「イデア先輩見つけたら渡そうと思ってたんですよね」
「え、僕に? 何?」
「コンポタ棒」
「なんで? いや確かに美味しいし好きだけどあまりにも突然で草生える」
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド起きるに起きれなくなったはなし
リディキュラス・サイダーを呷る 本当に顔がいいなこの先輩。
胎児のように長躯を丸めてすうすう寝入っているイデア先輩を見下ろして独白する。何度だって言うんですけどこれで美形の自覚がないのなんでなんですかね。いや本当になんでだ。確かにヴィル先輩とかレオナ先輩みたいに華があるタイプではないにしろ、影のある美形というカテゴリにはなると思うんだよ。小さい頃とかにチヤホヤされなかったのかな。顔面の良さを。己の天才性についてはそこそこ自覚がありそうなのに。
そっと手を伸ばして前髪に触れる。意外にも実体があるそれはほんのりぬくい。そろりとそれを払えばその顔立ちが露わになる。うわ睫毛長っ。全身の毛が全部睫毛に集中しましたかってくらい長いしミッチミチなんだよな。鼻筋なんて通り過ぎてもはや滑り台じゃん。スキージャンパーがこぞって練習に詰めかけるんだよこんなの。ところで不摂生極めてるくせになんで肌艶こんなにいいんですかね。隈はあるけどそれすらも影のある美貌を引き立たせるエッセンスでしかないのあまりにもズルでは。顔面格差ってこういうこと言うんだろうな。絶対この顔面だけで食べていけるってこの先輩。青い唇がこんなに似合う男、います?
597胎児のように長躯を丸めてすうすう寝入っているイデア先輩を見下ろして独白する。何度だって言うんですけどこれで美形の自覚がないのなんでなんですかね。いや本当になんでだ。確かにヴィル先輩とかレオナ先輩みたいに華があるタイプではないにしろ、影のある美形というカテゴリにはなると思うんだよ。小さい頃とかにチヤホヤされなかったのかな。顔面の良さを。己の天才性についてはそこそこ自覚がありそうなのに。
そっと手を伸ばして前髪に触れる。意外にも実体があるそれはほんのりぬくい。そろりとそれを払えばその顔立ちが露わになる。うわ睫毛長っ。全身の毛が全部睫毛に集中しましたかってくらい長いしミッチミチなんだよな。鼻筋なんて通り過ぎてもはや滑り台じゃん。スキージャンパーがこぞって練習に詰めかけるんだよこんなの。ところで不摂生極めてるくせになんで肌艶こんなにいいんですかね。隈はあるけどそれすらも影のある美貌を引き立たせるエッセンスでしかないのあまりにもズルでは。顔面格差ってこういうこと言うんだろうな。絶対この顔面だけで食べていけるってこの先輩。青い唇がこんなに似合う男、います?
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウドド深夜の中庭でエンカウントしたはなし
センチメンタル・ブレイクの夜 学園の中庭。人目につくところの代名詞みたいな場所だけれど、とっぷり更けた夜では一転して静寂だけが占める。たまにゴーストが出たりするが、それを差し引いても一人になりたい日にはうってつけの場所なのだ。
そんな宵闇に紛れる中庭の中でも一際暗い場所にひっそりとベンチがある。背の高い木の下にあるので影が濃く、人によっては不気味という印象を抱くだろう。すっかりに慣れた私だってちょっと怖いなという気持ちが湧くことはある。
それでもぽっかりと口を開けたように佇む闇に心安らぐ夜がある。事実、少しの不安が心を舐めたけれど、それ以上に安堵が広がっていた。誰にも干渉されない、私だけの世界。
ベンチに身を預け、ぼんやりと空を見上げる。今や闇色に染まった葉の隙間からうっすら見えた薄墨色の上でチラチラと屑星が淡く瞬いている。丁度木が覆い隠しているのか、月は見えなかった。
565そんな宵闇に紛れる中庭の中でも一際暗い場所にひっそりとベンチがある。背の高い木の下にあるので影が濃く、人によっては不気味という印象を抱くだろう。すっかりに慣れた私だってちょっと怖いなという気持ちが湧くことはある。
それでもぽっかりと口を開けたように佇む闇に心安らぐ夜がある。事実、少しの不安が心を舐めたけれど、それ以上に安堵が広がっていた。誰にも干渉されない、私だけの世界。
ベンチに身を預け、ぼんやりと空を見上げる。今や闇色に染まった葉の隙間からうっすら見えた薄墨色の上でチラチラと屑星が淡く瞬いている。丁度木が覆い隠しているのか、月は見えなかった。
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド寝入っているイデア
つつ闇に幽光 隣で眠る人を見る。穏やかな寝息を立てるその顔はどことなく幼く見えた。そろりと青く燃える炎髪に触れる。私の髪とは全然違う質感のそれにうっかり夢中になって戯れてしまいそうだ。そうしてしまえば、今は深い眠りに揺蕩うこの人もすぐに起きてしまうに違いない。そうして「何してんの」と寝起き特有の掠れ声を向けられてしまう。それはそれで悪くないけれど、疲れているのも知っているから寝かせてあげたい気持ちが大きいのでぐっと我慢した。戯れるのはまたの機会ね、と鮮やかな青から手を離す。
燐光を放つそれは夜闇の中では少しばかり眩しくて、私は正直あまり深く眠れない。でもそれを言ってしまえばこの人は二度とこうして隣で寝てはくれないだろう。それはあまりにも勿体ないし、何より寂しい。
677燐光を放つそれは夜闇の中では少しばかり眩しくて、私は正直あまり深く眠れない。でもそれを言ってしまえばこの人は二度とこうして隣で寝てはくれないだろう。それはあまりにも勿体ないし、何より寂しい。
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド行き倒れてるのを見かけたはなし
ままならないハート・ビート 己の感情を全て自分の意思で制御できたなら。
誰もが一度は考えるであろう問いを脳内で反芻する。こんなことを考えている時点で自分が相当滅入っているのがわかってほろ苦い笑みが零れた。意味のないたらればを夢想するなんてナンセンス。それはわかっている。それでもそうしたイフに逃げなければやっていけない時だってあるのだ。
「ヒッ! び、びっくりした……なんでそんなところで行き倒れてんの?」
掛けられた声に反応してゆっくりと視線を合わせる。想像通り、困惑に満ちたイエローアンバーが私を見下ろしていた。たったそれだけのことで馬鹿みたいにはしゃぎ回る心臓はあまりにも幼稚すぎて反吐が出そうだ。
「そんな気分です」
「いやどんな気分? 普通に不審者でしかないからやめた方がいいと思うけど……」
628誰もが一度は考えるであろう問いを脳内で反芻する。こんなことを考えている時点で自分が相当滅入っているのがわかってほろ苦い笑みが零れた。意味のないたらればを夢想するなんてナンセンス。それはわかっている。それでもそうしたイフに逃げなければやっていけない時だってあるのだ。
「ヒッ! び、びっくりした……なんでそんなところで行き倒れてんの?」
掛けられた声に反応してゆっくりと視線を合わせる。想像通り、困惑に満ちたイエローアンバーが私を見下ろしていた。たったそれだけのことで馬鹿みたいにはしゃぎ回る心臓はあまりにも幼稚すぎて反吐が出そうだ。
「そんな気分です」
「いやどんな気分? 普通に不審者でしかないからやめた方がいいと思うけど……」
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド実験中の一コマ
オブザーバーには気づかない 材料を投下する。煮詰める。色が変わったらまた別の材料を入れる。毒々しい色の煙を噴き上げて水溶液の質感が変わる。ムラのない紫が光沢を帯びて鮮やかなマゼンタに変わる。イデア先輩の口の端がゆっくりと吊り上がった。うーん悪人面。
「フヒヒッ、成功……拙者の手に掛かれば」
陰気に笑みを燻らせて大釜の中身を眇めるイデア先輩はとても機嫌がよさそうだ。元々錬金術は好きとのことだし、つつがなく成功したのもあってうきうきしているのかもしれない。可愛い人だ。
「レポートと後片付け含めても時間余りそうなんですけど、どうします?」
「んー……ちょっと別パターン試してみたいな」
そう言って具体的に語り聞かせてくれたものの、何を言っているのか九割以上理解できなくて「なるほど……」と真剣な顔をして頷くしかできなかった。とりあえずイデア先輩が頭がいい人ってことだけはわかった。
558「フヒヒッ、成功……拙者の手に掛かれば」
陰気に笑みを燻らせて大釜の中身を眇めるイデア先輩はとても機嫌がよさそうだ。元々錬金術は好きとのことだし、つつがなく成功したのもあってうきうきしているのかもしれない。可愛い人だ。
「レポートと後片付け含めても時間余りそうなんですけど、どうします?」
「んー……ちょっと別パターン試してみたいな」
そう言って具体的に語り聞かせてくれたものの、何を言っているのか九割以上理解できなくて「なるほど……」と真剣な顔をして頷くしかできなかった。とりあえずイデア先輩が頭がいい人ってことだけはわかった。
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウドおそろっちを主張されたはなし
おっと流れが変わったぞ「見てください、おそろっちですよ」
「丼勘定にも程があるんだが? そんなこと言ったら運動着着てる全校生徒おそろっちでしょ」
むん、と胸を張っている君に半目を向けれどノーダメージとばかりに笑っている。全国図太い選手権で一位狙える逸材で何よりですわ。奥ゆかしい控えめ系男子の僕には一生理解できない感性だね。元よりする気なんてないけど。
「よくないですか? おそろっち。ロマンがあって」
「それには同意するけど運動着がその判定に入るのは大いに異議を唱えたいんだよなあ……」
「えー。同じ格好をしているイコールおそろっちじゃないですか。イロチですけど」
「だからそんなん言ったら制服だってその判定に引っ掛かるでしょうが。そういう特別感のない奴は個人的にカウントしたくないです」
496「丼勘定にも程があるんだが? そんなこと言ったら運動着着てる全校生徒おそろっちでしょ」
むん、と胸を張っている君に半目を向けれどノーダメージとばかりに笑っている。全国図太い選手権で一位狙える逸材で何よりですわ。奥ゆかしい控えめ系男子の僕には一生理解できない感性だね。元よりする気なんてないけど。
「よくないですか? おそろっち。ロマンがあって」
「それには同意するけど運動着がその判定に入るのは大いに異議を唱えたいんだよなあ……」
「えー。同じ格好をしているイコールおそろっちじゃないですか。イロチですけど」
「だからそんなん言ったら制服だってその判定に引っ掛かるでしょうが。そういう特別感のない奴は個人的にカウントしたくないです」
JailBird_bgm
MOURNING🕶👊過去に書いて眠らせてたドライブデート話から一部抜粋。
携帯持ってるから世界線としてはフラッシュらへん?
書いてる途中でもうお台場に観覧車はないと知ったので話ごとボツにしたけど、何となく勿体なくて一部だけ供養のため公開。
車のキーを手に取り、エンジンをかける。
そして駐車場から車を発進させた。
道中、車内では音楽をかけた。
よく聴くアーティストのアルバムで、ドライブデートといえばこの曲だろうと直感的に思った。
待ち合わせ場所に着くと、堅作は携帯を片手に辺りをキョロキョロと窺っていた。
そして、俺の姿を見つけるなり嬉しそうに手を振る。
その仕草が妙に可愛く見えて、思わず顔が綻ぶ。
「待ったか?」
「や、今来たとこだ」
なんてやり取りが、ベタな恋人みたいで何となく照れてしまう。
堅作も同じように感じたようで、お互い恥ずかしくなって、しばらく無言のまま立ち尽くしていた。
先に沈黙を破ったのは俺だった。
「……ぃよし、じゃ行くか」
「うん」
堅作の返事を聞いた後、俺は助手席のドアを開け、中に入るように促す。
1531そして駐車場から車を発進させた。
道中、車内では音楽をかけた。
よく聴くアーティストのアルバムで、ドライブデートといえばこの曲だろうと直感的に思った。
待ち合わせ場所に着くと、堅作は携帯を片手に辺りをキョロキョロと窺っていた。
そして、俺の姿を見つけるなり嬉しそうに手を振る。
その仕草が妙に可愛く見えて、思わず顔が綻ぶ。
「待ったか?」
「や、今来たとこだ」
なんてやり取りが、ベタな恋人みたいで何となく照れてしまう。
堅作も同じように感じたようで、お互い恥ずかしくなって、しばらく無言のまま立ち尽くしていた。
先に沈黙を破ったのは俺だった。
「……ぃよし、じゃ行くか」
「うん」
堅作の返事を聞いた後、俺は助手席のドアを開け、中に入るように促す。
Friesoil
DONEJankonovaさんよりロスシュラsleeping togetherをリクエストして頂きました!ありがとうございました!
おまけはCentaur!Aiolos&Capricorn!Shura 2
glen・umur
DONE1&2.「お姫様は王子様と結ばれ末永く」🐲君が子供の頃の夢を見て、三年寮長に話を聞いて回るだけの漫画
筆者は🐲君を幼女だと思ってるところがあります
シュラ夫妻のことは万年新婚夫婦だと信じています
3.手足
4~7.拙者「触覚で感情表現するの大好き」侍と申す 7
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア・シュラウドちょっとは気遣ってくれるはなし
ホット・デイにサービス スマホに浮かんだ君からの通話通知とヘッドホンから流れてくる通話音に思わず椅子から飛び上がってしまった。チャット愛好型の陰キャに通話とかいう異次元手段を要求してくるとかどういうつもりなんですかね。というかいつもメッセかチャットのくせになんで電話?
「イデア先輩、助けてくださぁい…………」
「あまりにも声が情けなくて草。何、どうしたの?」
「外が暑すぎて溶けそうで……今部屋の前にいるんですけど入れてくれませんか……?」
「いやそんなんチャットでいいじゃん。なんで電話した? まあ別にいいけどさ。ロック解除するからちょっと待ってて」
「神~~~」
部屋のロックを解除すれば自動でドアが開く。その向こうから運動着姿で汗だくの君が真っ赤な顔をしてよろよろと入ってきた。ぺしょりとそのまま床に倒れ伏す。えっ、これ大丈夫なんです? 熱中症とか脱水症状とかじゃないよね?
772「イデア先輩、助けてくださぁい…………」
「あまりにも声が情けなくて草。何、どうしたの?」
「外が暑すぎて溶けそうで……今部屋の前にいるんですけど入れてくれませんか……?」
「いやそんなんチャットでいいじゃん。なんで電話した? まあ別にいいけどさ。ロック解除するからちょっと待ってて」
「神~~~」
部屋のロックを解除すれば自動でドアが開く。その向こうから運動着姿で汗だくの君が真っ赤な顔をしてよろよろと入ってきた。ぺしょりとそのまま床に倒れ伏す。えっ、これ大丈夫なんです? 熱中症とか脱水症状とかじゃないよね?
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデア猛暑に出かけるデアシュラのはなし
目障りなくらい眩しい世界で 世界が鮮やかになるから夏が好き。そんな正気とは思えない言葉をのたまった君の顔たるや。
うん、僕には一生理解できない感覚ですわ。夏なんて冷房効かせた部屋でゲームしてるに限る。オルトの誕生日が夏だからそこはまあ、はい。
とにかく。今年の抱負はオルトと思い出を作るために外出することなので色々と頑張ってはいるんだけど、この暴力的な気温と日差しの前には流石に心が折れそうになるよね。
白いキャップの鍔を下げる。熱を吸収して蒸し焼きになるから白がいいですよ、なんて当たり前なことを真剣な顔で君が言ったからそれに合わせてあげたわけだけど、根本的なものは何一つとして解決してないからつらすぎる件。日傘は手が塞がるのが嫌なんでね。
650うん、僕には一生理解できない感覚ですわ。夏なんて冷房効かせた部屋でゲームしてるに限る。オルトの誕生日が夏だからそこはまあ、はい。
とにかく。今年の抱負はオルトと思い出を作るために外出することなので色々と頑張ってはいるんだけど、この暴力的な気温と日差しの前には流石に心が折れそうになるよね。
白いキャップの鍔を下げる。熱を吸収して蒸し焼きになるから白がいいですよ、なんて当たり前なことを真剣な顔で君が言ったからそれに合わせてあげたわけだけど、根本的なものは何一つとして解決してないからつらすぎる件。日傘は手が塞がるのが嫌なんでね。
かっぱ巻き太郎
MEMOよくわからんもんを埋める地とする半分自分用メモなので増えたり減ったりする…
これ描いた人はしゅらお×ドミミちゃんだと思ってるらしいですよ なんも頭使って考えてねぇ意味不明小学生のらくがき帳時空
私は人外と旅するゲームは全部主人公は相棒LOVEの民だと思ってっから… 5
suno_kabeuchi
TRAININGtwst夢/イデアテンションの振り幅がすごいデアシュラ
シークレット・ジェットコースターに乗り込む「……で! いいですかな、ここからが本題ですよ!」
日頃の翳りなどまるで存在しないようにイキイキと語るイデア先輩を見ながらこくりと頷く。こと自分の得意分野においては信じられないくらい饒舌な人だとはわかっていたつもりだけれど、改めて直面するとちょっと面食らってしまう。それでも止める気になんてなれなくて、私は今日もこの先輩の語りに耳を傾ける。
「もうね、脳汁ドッパドパ! そこでその展開に持ってくことありますって話なんですわ。タイムラインの考察を軽く超えてくる公式パイセン一生愛す。あ〜、明日で最終回とか信じたくない。来週から何を楽しみに生きればいいんだ………」
ジェットコースターのようにイデア先輩のテンションが激しく上下する。楽しそうだけど果たして疲れないのだろうか。普段が普段なだけにこのアッパーとダウナーの反復横跳びは心身ともに消耗しそうだけれども。
569日頃の翳りなどまるで存在しないようにイキイキと語るイデア先輩を見ながらこくりと頷く。こと自分の得意分野においては信じられないくらい饒舌な人だとはわかっていたつもりだけれど、改めて直面するとちょっと面食らってしまう。それでも止める気になんてなれなくて、私は今日もこの先輩の語りに耳を傾ける。
「もうね、脳汁ドッパドパ! そこでその展開に持ってくことありますって話なんですわ。タイムラインの考察を軽く超えてくる公式パイセン一生愛す。あ〜、明日で最終回とか信じたくない。来週から何を楽しみに生きればいいんだ………」
ジェットコースターのようにイデア先輩のテンションが激しく上下する。楽しそうだけど果たして疲れないのだろうか。普段が普段なだけにこのアッパーとダウナーの反復横跳びは心身ともに消耗しそうだけれども。