パイロット
はもん
DONE・「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」で丸焼けになったアラスター側の話(ルシファー不在)・雇用組は生前擬似家族してた設定
・アラスターの生前口調はパイロット版の設定
・腐女子ニフティ
彼を知る前に己を知れ 部屋に戻ったアラスターは、しっかり鍵をかけた後に床に倒れ伏した。
全身が熱い。痛い、のかもしれない。どちらとも分からないまま喘鳴を繰り返す。
地獄の王の炎は強烈だった。容易くアラスターの肌を焼き、熱波は声帯を焼いた。
身動き一つ取れずに呼吸をするだけのアラスター。その背後で、扉がゴンゴンと強くノックされた。
「アラスター。来たよー」
ニフティの声だ。動けないアラスターの代わりに、黒い友人が鍵を開けた。昨日もこうやってルシファーを招き入れたのだろう。余計なことを。心の中で漏れた文句を、友人は笑って聞き流した。
「わあっ。大丈夫、アラスター? やっぱり彼、とびっきりの悪い子ね!」
ニフティは飛び跳ねながら部屋に入る。可愛くて楽しい娘は今日も元気だ。ニフティは焼けて縮れる赤い髪を眺め、穴だらけの服を確認する。
4248全身が熱い。痛い、のかもしれない。どちらとも分からないまま喘鳴を繰り返す。
地獄の王の炎は強烈だった。容易くアラスターの肌を焼き、熱波は声帯を焼いた。
身動き一つ取れずに呼吸をするだけのアラスター。その背後で、扉がゴンゴンと強くノックされた。
「アラスター。来たよー」
ニフティの声だ。動けないアラスターの代わりに、黒い友人が鍵を開けた。昨日もこうやってルシファーを招き入れたのだろう。余計なことを。心の中で漏れた文句を、友人は笑って聞き流した。
「わあっ。大丈夫、アラスター? やっぱり彼、とびっきりの悪い子ね!」
ニフティは飛び跳ねながら部屋に入る。可愛くて楽しい娘は今日も元気だ。ニフティは焼けて縮れる赤い髪を眺め、穴だらけの服を確認する。
noa/ノア
DOODLE[風信&南風✈️] パイロットAU。ある朝突然、空港の麻薬探知犬と入れ替わってしまったっぽい南風。探知犬ハンドラーのモブ君視点。
隅々までありえなさ120%なので、頭をカラにしてお読みください🙇
「今日はどうしたんだ?」
覗き込んだケージの中にいるのは、黒の雄のラブラドール。麻薬探知犬の彼は、ハンドラーの自分の相棒だ。まだ探知犬になって一年ほどだが、訓練の時から落ち着いた優秀な犬だった。だが、今朝ケージに来ると、ケージの中をうろうろ歩き回り床のあちこちを嗅いでいる——まるで見知らぬところに来たように。
だが、餌の皿を置くと、匂いを嗅いでいつもどおりすぐに平らげたので、体調が悪いわけではないらしい。
「さあ、今日も仕事だぞ」
ケージから出し、空港へ向かう。
リードを引いて税関を行きかう客とスーツケースの間を歩きまわる。朝は心配だったが、荷物を次々に嗅いでまわる様子はいつも通りで安心する。
だが、突然ピタリと止まり、空気の匂いを嗅いだ。何か見つけたのかと緊張する。と、突然リードを引っ張られた。
2523覗き込んだケージの中にいるのは、黒の雄のラブラドール。麻薬探知犬の彼は、ハンドラーの自分の相棒だ。まだ探知犬になって一年ほどだが、訓練の時から落ち着いた優秀な犬だった。だが、今朝ケージに来ると、ケージの中をうろうろ歩き回り床のあちこちを嗅いでいる——まるで見知らぬところに来たように。
だが、餌の皿を置くと、匂いを嗅いでいつもどおりすぐに平らげたので、体調が悪いわけではないらしい。
「さあ、今日も仕事だぞ」
ケージから出し、空港へ向かう。
リードを引いて税関を行きかう客とスーツケースの間を歩きまわる。朝は心配だったが、荷物を次々に嗅いでまわる様子はいつも通りで安心する。
だが、突然ピタリと止まり、空気の匂いを嗅いだ。何か見つけたのかと緊張する。と、突然リードを引っ張られた。
noa/ノア
DOODLE[風信&南風✈] パイロットAU。貧血で倒れて風信さんにお姫様だっこされるなんぽんが書きたかっただけ。※諸々深く考えずにお読みください😂
夕暮れの空を飛ぶコックピットに、エンジンの規則的な唸りとは違う音が響く。
南風が、はっとして腕で腹を抱える。「……すみません」
風信は小さく笑い、横目で見た。「腹へってるのか?」
「はい。その、ちょっと節制しておこうかと」
ああ、と風信は察する。
もうすぐやってくる航空身体検査。それはパイロットの健康診断だが、結果いかんによっては飛べなくなることもありうる。もちろん永遠に飛べなくなるような重篤なことは滅多にないとはいえ、ひっかからないに越したことはない。
「前回、数値がちょっと悪くなってたので……今回は食事もしばらくサラダだけにしたりして頑張ってるんですけど……」
「ハードな仕事なんだから、しっかり食べないともたないぞ」と風信は眉をひそめるが、向こうも大人だ。食生活に口を出すこともあるまい、とそれ以上は何も言わなかった。
2137南風が、はっとして腕で腹を抱える。「……すみません」
風信は小さく笑い、横目で見た。「腹へってるのか?」
「はい。その、ちょっと節制しておこうかと」
ああ、と風信は察する。
もうすぐやってくる航空身体検査。それはパイロットの健康診断だが、結果いかんによっては飛べなくなることもありうる。もちろん永遠に飛べなくなるような重篤なことは滅多にないとはいえ、ひっかからないに越したことはない。
「前回、数値がちょっと悪くなってたので……今回は食事もしばらくサラダだけにしたりして頑張ってるんですけど……」
「ハードな仕事なんだから、しっかり食べないともたないぞ」と風信は眉をひそめるが、向こうも大人だ。食生活に口を出すこともあるまい、とそれ以上は何も言わなかった。
noa/ノア
DOODLE[風信&南風✈] パイロットAU。長距離往復フライトの次の日、ふたり一緒にインフルにやられる二人。高熱の風信機長にビデオ通話する南風がいます。高熱でフラフラの風信さんがやたら色っぽいということを書きたかっただけです。
※全年齢です
熱のいたずら「南風、大丈夫か?」
十時間をこえる長距離往復フライトは、慣れていても堪える。だが、フライト後、一緒に乗務していた南風の顔に疲労以外のものを感じ、風信は尋ねた。南風は、気づかれたことに驚いたように顔をあげる。
「大丈夫です。でもちょっとだけ……頭がいたくて」
にこっと笑って見せる南風の額にすっと手を伸ばす。
「熱はなさそうだな。でも体調が悪くなるようだったら医者にいけよ」
「はい」南風は答える。「機長の手、冷たくて気持ちいい……」
そのトロリとした顔に若干心配になるが、南風のことだ、無理はしないだろうとそれほど気にとめず帰宅した。
次の日の朝、風信は嫌な予感とともに目を覚ました。
枕の上で動かした頭がずきりと鈍く痛む。恐る恐る額に手をもっていく。
2791十時間をこえる長距離往復フライトは、慣れていても堪える。だが、フライト後、一緒に乗務していた南風の顔に疲労以外のものを感じ、風信は尋ねた。南風は、気づかれたことに驚いたように顔をあげる。
「大丈夫です。でもちょっとだけ……頭がいたくて」
にこっと笑って見せる南風の額にすっと手を伸ばす。
「熱はなさそうだな。でも体調が悪くなるようだったら医者にいけよ」
「はい」南風は答える。「機長の手、冷たくて気持ちいい……」
そのトロリとした顔に若干心配になるが、南風のことだ、無理はしないだろうとそれほど気にとめず帰宅した。
次の日の朝、風信は嫌な予感とともに目を覚ました。
枕の上で動かした頭がずきりと鈍く痛む。恐る恐る額に手をもっていく。
noa/ノア
DONE新春SSおみくじ:第六番 [風信&南風 パイロットAU]※南風はでてきません
認識のすれ違いにより、風信機長と組むモブ副操縦士君が勘違いをするお話。
「おはよう」
ブリーフィング室で後ろからかけられた声に、若い副操縦士が振り返る。
「おはようございます。風信機長ですか」
「ああ。NY2501便はここだな?」
「はい、はじめまして」
社内で名高い風信機長だが、その副操縦士はまだ一緒に飛んだことはなかった。二人で確認を始める。
風信も、話しながらこの初めて組む副操縦士の様子をみていた。少しばかり早とちりしがちなところはありそうだが、判断は早そうだ。ちらちらと自分の顔を伺ってくる様子に少し引っかからないでもないが、機長の反応が気になるのは仕方ないだろうとそれほど気にはとめなかった。
一通り確認を終えたところで、風信は指を軽く弄び、左手から指輪をはずした。だが外したところでそれは風信の指からぽろりと落ちた。
1302ブリーフィング室で後ろからかけられた声に、若い副操縦士が振り返る。
「おはようございます。風信機長ですか」
「ああ。NY2501便はここだな?」
「はい、はじめまして」
社内で名高い風信機長だが、その副操縦士はまだ一緒に飛んだことはなかった。二人で確認を始める。
風信も、話しながらこの初めて組む副操縦士の様子をみていた。少しばかり早とちりしがちなところはありそうだが、判断は早そうだ。ちらちらと自分の顔を伺ってくる様子に少し引っかからないでもないが、機長の反応が気になるのは仕方ないだろうとそれほど気にはとめなかった。
一通り確認を終えたところで、風信は指を軽く弄び、左手から指輪をはずした。だが外したところでそれは風信の指からぽろりと落ちた。
noa/ノア
DONE新春SSおみくじ:第四番 [風信&南風 パイロットAU]年越しのNYの中継を見ていた風信機長が、画面に見慣れた姿を見つけるお話。
「ん?」
会社の休憩室で、テレビで流れるニュースをぼんやりと見ていた風信は、思わずその画面を凝視した。
テレビには新しい年を待つ世界各地の様子が流れている。画面にいま映っているのは、ニューヨークはタイムズスクエア。年越しの有名なカウントダウンには、毎年大勢の人が集まる。
まだ早いはずだが、もうすでにカウントダウン待ちの人々が集まっているらしい。だが、それはどうでもよかった。風信の目を引いたのは、キャスターの後ろに映っている人物だ。
ダウンジャケットに身を包み、寒そうにしながらきょろきょろと周りを見ているその姿には、ひどく見覚えがあった。
「南風……?」
間違いない。自分でもよく気づいたものだなと思いながら風信はおもわず画面の中の姿を見つめた。
1075会社の休憩室で、テレビで流れるニュースをぼんやりと見ていた風信は、思わずその画面を凝視した。
テレビには新しい年を待つ世界各地の様子が流れている。画面にいま映っているのは、ニューヨークはタイムズスクエア。年越しの有名なカウントダウンには、毎年大勢の人が集まる。
まだ早いはずだが、もうすでにカウントダウン待ちの人々が集まっているらしい。だが、それはどうでもよかった。風信の目を引いたのは、キャスターの後ろに映っている人物だ。
ダウンジャケットに身を包み、寒そうにしながらきょろきょろと周りを見ているその姿には、ひどく見覚えがあった。
「南風……?」
間違いない。自分でもよく気づいたものだなと思いながら風信はおもわず画面の中の姿を見つめた。
noa/ノア
DONE新春SSおみくじ:第弐番 [風信&南風 パイロットAU]南風のサングラスが壊れるお話。
「あ、」
コックピットで機材の最終チェックを終え、出発を待っていた風信は、その声に隣を見た。
副操縦士の南風が、手に持ったサングラスをいじっている。
「どうした」と覗き込む。その手の中のサングラスは片方のつるが外れていた。
「壊れたのか?」風信が聞くと、南風は気まずそうな顔をした。
「その、昨日うっかり踏んでしまって……。でも、つるが外れただけだったので、テープで巻いてみたら直ったかと思ったんですが」
目を近づけて、うーんと唸る。「やっぱりダメだったのかも」
「予備は」風信が聞くと南風は、そのぅ、と言葉を濁す。「……ロッカーに」
「おい」
風信の顔を見て、南風の表情がわずかに固まる。
「お前、これはカッコつけるための小道具じゃなくて、上空では必需品だぞ」
1012コックピットで機材の最終チェックを終え、出発を待っていた風信は、その声に隣を見た。
副操縦士の南風が、手に持ったサングラスをいじっている。
「どうした」と覗き込む。その手の中のサングラスは片方のつるが外れていた。
「壊れたのか?」風信が聞くと、南風は気まずそうな顔をした。
「その、昨日うっかり踏んでしまって……。でも、つるが外れただけだったので、テープで巻いてみたら直ったかと思ったんですが」
目を近づけて、うーんと唸る。「やっぱりダメだったのかも」
「予備は」風信が聞くと南風は、そのぅ、と言葉を濁す。「……ロッカーに」
「おい」
風信の顔を見て、南風の表情がわずかに固まる。
「お前、これはカッコつけるための小道具じゃなくて、上空では必需品だぞ」
noa/ノア
DONE[風信&南風✈] 風南パイロットAU。どうみても普通じゃない二人の関係に気づきだす社員たち。当の本人たちは気づいてません。
ただならぬ二人 あの二人は絶対におかしい。
南陽航空の少なからぬ社員たちの間で、その認識は共有されていた。
業界でも指折りの中堅パイロット、風信機長。
会社の有望株と名高い、南風副操縦士。
きら星のような二人は、その輝きだけで注目を集めていたのかといえば、それは少し違ったかもしれない。
「南風、どうした」
機へ向かう前にパイロットたちがフライトの確認を行うブリーフィング室。一足先にパソコン画面で雲の様子を確認していた南風が俯いているのを見て、やってきた風信が声をかける。
南風が顔を上げる。その片目は赤く涙でぬれていた。
「あ、風信機長! いえ、さっき外を確認したときに風が強くて、ちょっと目に何か入ってしまって」
南風が目にもっていこうとした手を、風信が掴む。
2523南陽航空の少なからぬ社員たちの間で、その認識は共有されていた。
業界でも指折りの中堅パイロット、風信機長。
会社の有望株と名高い、南風副操縦士。
きら星のような二人は、その輝きだけで注目を集めていたのかといえば、それは少し違ったかもしれない。
「南風、どうした」
機へ向かう前にパイロットたちがフライトの確認を行うブリーフィング室。一足先にパソコン画面で雲の様子を確認していた南風が俯いているのを見て、やってきた風信が声をかける。
南風が顔を上げる。その片目は赤く涙でぬれていた。
「あ、風信機長! いえ、さっき外を確認したときに風が強くて、ちょっと目に何か入ってしまって」
南風が目にもっていこうとした手を、風信が掴む。
もずく
DONE月にはでっかわバニーちゃんが住んでいる🌕🐰※巨大化パロ?
※フォロワーさんの天才呟きが元ネタ
パイロット君は無邪気なでっかわ🐰ちゃんによって命の危機を感じながらもたくさんムフフな目にあってほしい!
noa/ノア
DONE[風信&南風✈️] パイロットAU。風信機長とのクリスマスフライトが叶わず、一人、家で寂しく過ごしている南風だったが……?きよしこのよる はあ……
南風は自室のベッドにごろりと転がり、今日何度目かの大きな溜息をついた。
なんてつまらないクリスマスなんだ。
ちらりと時計を見る。味気ないクリスマスの日ももう終わろうとしている。
「クリスマスにオフなんて、彼女とデートでもすればいいじゃないか」そう言って小突いてきた年配の機長には苦笑いで返すしかなかったが、本当は言い返したかった。
彼女なんていませんよ。女性に興味ないですし。なんで若いっていうだけで、クリスマスには誰かとデートっていう発想になるんですか?
もちろん、そんなこと一文字だって言えないのだが。
自分がクリスマスを誰かと一緒に過ごすなら—。
その人は、いま、まさにクリスマス本場の国にいる。
3354南風は自室のベッドにごろりと転がり、今日何度目かの大きな溜息をついた。
なんてつまらないクリスマスなんだ。
ちらりと時計を見る。味気ないクリスマスの日ももう終わろうとしている。
「クリスマスにオフなんて、彼女とデートでもすればいいじゃないか」そう言って小突いてきた年配の機長には苦笑いで返すしかなかったが、本当は言い返したかった。
彼女なんていませんよ。女性に興味ないですし。なんで若いっていうだけで、クリスマスには誰かとデートっていう発想になるんですか?
もちろん、そんなこと一文字だって言えないのだが。
自分がクリスマスを誰かと一緒に過ごすなら—。
その人は、いま、まさにクリスマス本場の国にいる。
noa/ノア
DONE[風南✈] アンソロ寄稿作品。パイロットAU。二人のただならぬ場面(※誤解)を目撃してしまう、南陽航空の若いモブパイロット君がいます。
南風受のつもりですが、なってなかったらすみません。。
⚠️健全ですが、一応大人の方を想定しています。
※アンソロ限定公開期間終了の2025年2月1日よりパスワードなしで公開しています※
若きパイロットの困惑 空港内にある南陽航空の社内エリア。パイロットたちが行き交う廊下も、時間帯によっては人が少ない。しんと静かな無機質な廊下に、二人の人影が佇んでいた。
「南風、どうしてなんだ」
「別に……やっぱりやめようと思っただけです」
南風は下を向いて、とん、と背を廊下の壁に預けた。いつになく拗ねた表情の南風に、前に立つ風信は、腕を組んだまま首を傾げる。
「だが、あんなにやる気だっただろう? 受けてみればいいじゃないか」
「簡単に言わないでください、機長。やっぱりあの試験は俺にはまだ早いです」
南風は俯いたまま溜息をつく。「自信がないだけです。どうぞ、笑ってください」
失礼します、と言って去ろうとした南風は、その途端、頭の横に衝撃を感じて固まった。
3200「南風、どうしてなんだ」
「別に……やっぱりやめようと思っただけです」
南風は下を向いて、とん、と背を廊下の壁に預けた。いつになく拗ねた表情の南風に、前に立つ風信は、腕を組んだまま首を傾げる。
「だが、あんなにやる気だっただろう? 受けてみればいいじゃないか」
「簡単に言わないでください、機長。やっぱりあの試験は俺にはまだ早いです」
南風は俯いたまま溜息をつく。「自信がないだけです。どうぞ、笑ってください」
失礼します、と言って去ろうとした南風は、その途端、頭の横に衝撃を感じて固まった。
すだま
DOODLE🍅タイムプラスでディアミリhttps://x.gd/Uxw72K
ハンドメイド作家さんをまねて撮ってみたところ、手前のカメラが邪魔で手元が見えず。次があれば改善します…
あと何も考えずに始めたので冬のディアミリのつもりが手袋からパイスーを思いつき、戦地から戻ったパイロットを出迎える軍人カップルになりました。Merry Christmas🎄
noa/ノア
DONE[FengQing ✈️] パイロットAU、機体のトラブルの回のその後。今回はフォンチン。 星が瞬く澄んだ空を吹き抜ける風が、風信のコートの襟を揺らす。だが風信は手すりに腕を置いてもたれかかったまま、風が弄ぶのに任せていた。
空港にはいくつか展望デッキがあるが、もっぱら人気なのはやはり滑走路が見えるところだ。反対側の街が見えるだけのこのデッキは、特にこの時間だともう誰もいない。
外の空気を吸いたかったが、滑走路を見る気分には到底ならない。
大きく溜息をついて腕に顔を埋める。
故障した前輪が滑走路の摩擦に耐えかね、機体の鼻先がガクンと落ちた時の衝撃を思い出し、体が不意に縮こまる。
そうか、俺は怖かったのか。
今やっと、そのことに気づく。
安全に止めるためにやるべきことで頭は一杯で、その時は本当に恐怖など感じなかった。体に伝わる全ては、心に行くのではなく、頭で処理されていた。それに、怯えているだろう副操縦士の横で、動揺など顔に出すわけにはいかない。
2263空港にはいくつか展望デッキがあるが、もっぱら人気なのはやはり滑走路が見えるところだ。反対側の街が見えるだけのこのデッキは、特にこの時間だともう誰もいない。
外の空気を吸いたかったが、滑走路を見る気分には到底ならない。
大きく溜息をついて腕に顔を埋める。
故障した前輪が滑走路の摩擦に耐えかね、機体の鼻先がガクンと落ちた時の衝撃を思い出し、体が不意に縮こまる。
そうか、俺は怖かったのか。
今やっと、そのことに気づく。
安全に止めるためにやるべきことで頭は一杯で、その時は本当に恐怖など感じなかった。体に伝わる全ては、心に行くのではなく、頭で処理されていた。それに、怯えているだろう副操縦士の横で、動揺など顔に出すわけにはいかない。
noa/ノア
DONE[風信&南風✈️] XにあげたパイロットAU。着陸直前に機体トラブルに見舞われた二人。神がいるなら「だめだな、こりゃ」
風信の声に、南風はごくりと小さく喉を上下させた。
目的地の上空まで来て、すでに数十分がたっている。本来ならもう着陸しているはずだった。だが、二人の視線の先では、着陸のための前輪の異常を示す赤いランプが点滅している。風信が何度も操作をやり直してみたが同じだった。おそらく表示の異常ではない。
車輪に異常があれば、着陸の衝撃で破壊され胴体着陸になる可能性も低くはない。南風は胸が冷たくなるのを感じた。
「だが、異常は前だけだ。後ろの二つは異常ないからこのまま着陸する」
まあ何とかなるだろう、と言う風信の声はカラリと楽観的で、だが南風には、それが自分に不安を与えないためのものだとわかっていた。おそらくその頭の中では、あらゆる情報を正確に分析して、素早く計算をしているはずだ。南風も、それを正しくなぞっていることを祈りながら自分も頭を回転させる。
1973風信の声に、南風はごくりと小さく喉を上下させた。
目的地の上空まで来て、すでに数十分がたっている。本来ならもう着陸しているはずだった。だが、二人の視線の先では、着陸のための前輪の異常を示す赤いランプが点滅している。風信が何度も操作をやり直してみたが同じだった。おそらく表示の異常ではない。
車輪に異常があれば、着陸の衝撃で破壊され胴体着陸になる可能性も低くはない。南風は胸が冷たくなるのを感じた。
「だが、異常は前だけだ。後ろの二つは異常ないからこのまま着陸する」
まあ何とかなるだろう、と言う風信の声はカラリと楽観的で、だが南風には、それが自分に不安を与えないためのものだとわかっていた。おそらくその頭の中では、あらゆる情報を正確に分析して、素早く計算をしているはずだ。南風も、それを正しくなぞっていることを祈りながら自分も頭を回転させる。
おどるやきのり
INFO黄鱗きいろ(@osana0)さんの小説『厄獣指定都市の地方公務員(1)』
表紙と挿絵2枚を描かせていただきました。12月1日の文学フリマ東京にて。
挿絵はモノクロ掲載ですが原画はパイロットさんの「月夜」(とパレットにちょっと残ってた色)で塗ったので、ここではカラーでお披露目。
表紙はインク下塗り→パンパステル→色鉛筆描き込み。手前の人物(タマキくんといいます)の髪色がお気に入りです。 3
noa/ノア
DONE[風信&南風✈️]1129「いい肉の日」ということで、肉を食べに行く風南パイロットAUです。パイロット業界事情も、あちらの肉料理も、捏造と妄想100%なので悪しからず…。
いい肉の日「すみませんでした……」
クリップボードにペンを走らせながら、風信は隣で項垂れる南風にちらりと目をやった。しんと静まり返った操縦席。たまに遠くの滑走路のエンジン音が聞こえてくる。
「別に謝る必要はない」
「でも……弱気になってしまって」
初めて着陸を任される時は、誰しも緊張するものだ。
天気の変わりやすい地の空港で、雨と若干の横風という理想的とは言えない状況。着陸体勢に入ったところで、大丈夫かと聞かれた南風は操縦桿を握りながら思わず首を振ってしまった。
「途中で投げ出すなんて、パイロット失格だ」
「誰でも初めは怖いものだ。無茶をするよりよっぽどいい」
だが、南風の首は垂れたままだ。
「俺の初めての時なんて──」風信が胸ポケットにペンをしまう。「車輪が出なかった」
4402クリップボードにペンを走らせながら、風信は隣で項垂れる南風にちらりと目をやった。しんと静まり返った操縦席。たまに遠くの滑走路のエンジン音が聞こえてくる。
「別に謝る必要はない」
「でも……弱気になってしまって」
初めて着陸を任される時は、誰しも緊張するものだ。
天気の変わりやすい地の空港で、雨と若干の横風という理想的とは言えない状況。着陸体勢に入ったところで、大丈夫かと聞かれた南風は操縦桿を握りながら思わず首を振ってしまった。
「途中で投げ出すなんて、パイロット失格だ」
「誰でも初めは怖いものだ。無茶をするよりよっぽどいい」
だが、南風の首は垂れたままだ。
「俺の初めての時なんて──」風信が胸ポケットにペンをしまう。「車輪が出なかった」
hatsukasamidori
TRAINING日光サジペンニューム+パイロット証券用インクの組み合わせでのアナログペン入れが大好き。……なのですが、いろいろとタイミングや精神力が一致せず、一年ぶりにやっとペンを握れるチャンスを得ました。こちらはリハビリがわりに、オランジェットとし子ちゃんを描いてみたもの。もう少しアナログ絵描きの頻度も増やしたいです。インクが入っているのはコニック瓶。入手以来の愛用品で、お気に入りです🥰mg_trpg_
INFO「OVERSTARS」KP:こめた
HOパイロット:ブラッド/むぎ
HO戦闘機:ユキ・スカーレット/ツヴァイ
今までにないくらいカロリーを使う子をやった気がする、戦闘機大好きパイロットでした!やってる本人もドン引きしちゃうぜ。本編も面白くお部屋も最高でした!
akisaki
DOODLE2024.11.15数日前の落書き。鉛筆で絵を描くのも万年筆で描くのも本当に大好き。万年筆使ったことないって方はパイロットのコクーンがおすすめ。万年筆にしては安く、その割にとても書きやすいので。もっと安く手軽に始めたいならパイロットのライティブを推したい。機能性が高いので。
ちなみに1枚目のスケッチブックは🦀etc.1期のやつ。マルマンの紙いいよね(ニーモシネ愛用中)
2枚目? 裏紙です。 2
_zwei_zwei
MEMO「OVERSTARS」KP:こめたさん
HOパイロット:ブラッド/むぎさん
HO戦闘機:ユキ・スカーレット/ツヴァイ
エンド1 両生還
いや~~~!
うちのパイロットきもいな~~~~と思ってたらこいつらどっちもどっちだったわ!!
うん!やっぱりお似合いだよ君たち!笑
kamataichi
INFOCoC6「遭難者C」 2024/11/09KP:かまたいち
PL/PC:
リベルさん/桐生 航
ぽっぷこーんさん/佐埜 アラン
両生還!仲良いパイロット先輩後輩コンビで来ていただきました!
技能値ハイスペコンビだったので安心していたんですが、わりと危機でした……!
noa/ノア
DOODLE[風信&南風✈️]いい…ぱいの日と聞いたので、パイロット風信&南風が🍎パイを食べるだけの現代AU。……あ、そのパイじゃない?
とりあえず、ぱいがいっぱい出てきます。
ぱいがいっぱい それにしても、キツいフライトだった。
降り注ぐシャワーの湯を浴びながら、風信はため息をついた。
数時間のフライトなのに、予想外の天候変化に乱気流に捕まること二回。ご丁寧に着陸間際にバードストライクまで。
だが、それほど機体も揺らさず、事故にもならず、安全にフライトをこなした自分を褒めたい。安全牌を適切に選んで無難に平穏なフライトをこなすのがどんなに難しいことか。だが、何事もなければ、何も起きなかったことを感謝されたりはしないのだ。事故を切り抜ければ英雄扱いされるのに、なんていう考えが頭をよぎることがあるなんて絶対に言えないが。
降りる乗客達は感謝こそしないが、忌々しげにちらりと見ていく乗客はいる。乱気流は俺のせいじゃない、と言いたい心をぐっと堪えるほかない。
2269降り注ぐシャワーの湯を浴びながら、風信はため息をついた。
数時間のフライトなのに、予想外の天候変化に乱気流に捕まること二回。ご丁寧に着陸間際にバードストライクまで。
だが、それほど機体も揺らさず、事故にもならず、安全にフライトをこなした自分を褒めたい。安全牌を適切に選んで無難に平穏なフライトをこなすのがどんなに難しいことか。だが、何事もなければ、何も起きなかったことを感謝されたりはしないのだ。事故を切り抜ければ英雄扱いされるのに、なんていう考えが頭をよぎることがあるなんて絶対に言えないが。
降りる乗客達は感謝こそしないが、忌々しげにちらりと見ていく乗客はいる。乱気流は俺のせいじゃない、と言いたい心をぐっと堪えるほかない。
アスナロ
MEMOCoC『白々明けに我が牙と舞え』KP:ラベンダーさん
PL:サバ
シナリオクリアしました!
3回も泣いたご機嫌シ()
ことりちゃんが前を向けたようなので私は満足です
回していただきありがとうございました!
「お母さん、私パイロットになるから!」
おとやらしきもの
DONEおどれ!クトゥグアムのたびKP:ドアさん
PL:こむさえゆう さん(敬称雑)
ありがとう~!毎年正月じいちゃんち集まるノリで今年も遊びに行かせてもらった~!
今年の仮装はパイロットスーツでした!!!👻🌎🎃 2
Dr.シノ@無期迷途
SPOILERデスラブラジオ特別編📶いつも通りラファー&デイジーの会話から新イベントの背景情報、新キャラのヒントが窺えます。
◆会話内容から読み取れる情報
・FACは内海から撤退したが、「奇妙な月」はまだ浮かんでいるらしい。デイジーはFACはなにかの危険を発見して撤退したのではないかと推測。
・海深くには危険が沢山潜んでいると聞くから、もしかすると内海には海があるかもしれないとラファーは推測。
・ラファーは特製カクテルの美味しい穴場のバーを見つけたらしい。そしてそこで自分は飛べると言ってる人に出会ったらしい。その人は空からディスシティの隅々を俯瞰できるとも言っていた。2人はその人はパイロットだと推測。
◆公式投稿のURL
https://weibo.com/7484534569/5090887386273652 3
Dr.シノ@無期迷途
SPOILER新A級コンビクトのシルエット📶◆会話の訳(新A級に関するヒント)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ラファー】:このコンビクト、サバサバしていてかっこいいねえ、どんな職業なんだろう?
【デイジー】:......洒脱な感じ?
特别投票コーナー
問題:このコンビクトの職業は?
①:退役パイロット
②:現役パイロット
③:紙飛行機大会のチャンピョン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんなわけないと思いつつ③に1票。
◆公式投稿のURL:
https://weibo.com/7484534569/OBPxzry4S 2
NASU_1759
DONE封鎖機構パイロットとフロイトOC名フュス
※OC要素強め
やがて開くヤヌアリウス 生きるために何人の人間も殺した。どれだけ蔑まれようと罵られようとも、すべては生きるためだった。罪悪感という優しい感情を抱いたのは子どもの頃の初めての殺人の時だけで、罪も無い通りすがりの若い女を撃ち殺してからは何も感じなくなった。生きるために殺して何が悪い。この星の人間たちはそうやって他人を搾取して生きているのだから、何も問題は無いはずだ。
そう。生きるためには金がいる。金を手に入れるには仕事がいる。仕事をするには力がいる。そのために、フュスが第二世代強化人間手術を受けたのは必然だった。
発展途上の僻地の星に生まれたのがフュス不運の始まりで、口減らしに母親に捨てられてからはスラムの路地裏でゴミを漁り、物乞いをし、盗みや殺人もした。飢えでどうしようも無い時は、汚い男たちにパン一個分にしかならない端金で身体も売ったりもした。
5163そう。生きるためには金がいる。金を手に入れるには仕事がいる。仕事をするには力がいる。そのために、フュスが第二世代強化人間手術を受けたのは必然だった。
発展途上の僻地の星に生まれたのがフュス不運の始まりで、口減らしに母親に捨てられてからはスラムの路地裏でゴミを漁り、物乞いをし、盗みや殺人もした。飢えでどうしようも無い時は、汚い男たちにパン一個分にしかならない端金で身体も売ったりもした。
もちつき箱
DONEフォロワーさんリクエスト第6弾機長☔様×整備士🐬くん
パイロット試験を受けたいが飛行機恐怖症がある🐬くんと葛藤する☔兄様の話。
※当然のように付き合ってる二人
※なんちゃってパロディなので細かい部分間違っていると思います、温かい目で見てください
※軽くいちゃラブするため念の為R15指定
⚠15歳以上ですか?(y/n) 7499
白い桃
DONEハズビンホテルほんと沼すぎる……いやですね?パイロット版をワーさんに勧められて見てどハマりしてたんですよ……それからこんなとんでもないもん出されたらさあ……狂っちまうよ……
個人的な推しはアラスター、アダム、ルシファーにペンシャス、ゼスティアルです。でも箱推し。
いうまでもなくヘルヴァの方も大好きです。クロスオーバーも夢ですよね。
地獄で過ごし幾星霜、注意
捏造に溢れています。苦手な方は注意
時折アダムの名前が出て来ますが、作者はアダムが滅茶苦茶に好きです。劣情を抱くくらいに大好きです。
アラルシ(Radioapple)です。誰が何と言おうとアラルシです。
作者はルシファーの顔も体も全部が可愛いと思っている人間なので、可愛いの気持ちを溢れさせながら書いております。もしかしたら可愛らしく書きすぎたかもしれません。ご注意ください。
以上、何があっても問題ないよという方はお読みください。
***
王の独白
ホテルで過ごす度にチラチラと視界に映る、目に痛いという言葉を通り越して文字通り、目に毒なんて言葉がぴったりな全身で血の赤を主張しているあの男の事が、兎に角気に食わなかった。
32036捏造に溢れています。苦手な方は注意
時折アダムの名前が出て来ますが、作者はアダムが滅茶苦茶に好きです。劣情を抱くくらいに大好きです。
アラルシ(Radioapple)です。誰が何と言おうとアラルシです。
作者はルシファーの顔も体も全部が可愛いと思っている人間なので、可愛いの気持ちを溢れさせながら書いております。もしかしたら可愛らしく書きすぎたかもしれません。ご注意ください。
以上、何があっても問題ないよという方はお読みください。
***
王の独白
ホテルで過ごす度にチラチラと視界に映る、目に痛いという言葉を通り越して文字通り、目に毒なんて言葉がぴったりな全身で血の赤を主張しているあの男の事が、兎に角気に食わなかった。
MUNI
DONEスパ○72パロ/エウルベ、全年齢他ユーザー様のアイディアが始まりのパイロットのエウ、整備士ルベのお話です。
この世界で生まれ育った2人の出会い以降のお話を繋ぐ内容となります。
※時系列(過去から順に)
「「合うわけ」」
▶︎共に巡る世界は
蒼い流星
また明日
共に巡る世界はあの日を境に、帰投したエウリノームを出迎える様々な言葉の中に「おかえり」の一言が増えた。
それは、たった一度の例外を除いて変わることはなかったという。
◆
バールベリトの部隊合流が済んだ頃、
当初はフライナイツ所属のエリート野郎が何の用だ?と警戒する者も少なくなかった。
数ある部隊の中でも戦果は群を抜いているものの、
実態が不明瞭でブラックボックスのような集団と認識されているため警戒されるのも無理はない。
しかし、開口一番の「バールベリトだ。よろしくな!」という軽やかな挨拶、
「え、すっげぇ……!何それどーなってんの?俺も知りてぇ。教えろよ!」
と誰にでも声をかけ素直に学んでいく姿、人の輪に自然に溶け込む人柄に古参メンバーの警戒も次第に緩み、そこまで時間を要することなく部隊に馴染んで行った。
8689それは、たった一度の例外を除いて変わることはなかったという。
◆
バールベリトの部隊合流が済んだ頃、
当初はフライナイツ所属のエリート野郎が何の用だ?と警戒する者も少なくなかった。
数ある部隊の中でも戦果は群を抜いているものの、
実態が不明瞭でブラックボックスのような集団と認識されているため警戒されるのも無理はない。
しかし、開口一番の「バールベリトだ。よろしくな!」という軽やかな挨拶、
「え、すっげぇ……!何それどーなってんの?俺も知りてぇ。教えろよ!」
と誰にでも声をかけ素直に学んでいく姿、人の輪に自然に溶け込む人柄に古参メンバーの警戒も次第に緩み、そこまで時間を要することなく部隊に馴染んで行った。
たらこ
DOODLEマシュセリ~万年筆(パイロットのカクノ1000円…)を買ったので、絵に使えるかなあ?と書いてみました。髪の毛とかシャシャーて書く時、線が途切れず書ける感じがしたかな?
ネックレスとかをかけてあげる構図、好きなんですよね。背後を取らせてる安心感と、髪を上げてるなんかセクシーさがあるから……後ろから抱きつきたくなるね。まあこの男はそんなことしないんだろうけど……
となりの
MOURNING僕の彼はパイロット/僕の彼は、…PW:👜が決めた👓CSのフル表記(英小)
2月のMPぷちmix無配&3月のさわマル3展示。バレンタイン&ホワイトデー👓👜。
無配&展示で読んで下さった方、配布申込下さった方、皆々様に感謝申し上げます。 8
MUNI
DONEスパ○72パロ/エウルベ、全年齢他ユーザー様のアイディアが始まりのパイロットのエウ、整備士ルベのお話です。
ブフ様も多く喋ります。
引き続き、ふんわり設定でお楽しみください。
※時系列(過去から順に)
▶︎「「合うわけ」」
蒼い流星
「「合うわけ」」戦場では、共に戦い抜こうと誓ったはずの仲間達の命も呆気なく散っていく。
平穏とは程遠いこんな世界で死は珍しいものでも何でもなく、
最早隣人のような存在ですらある。
どんな実力者であろうともほんの些細な油断、慢心、不運……
自らの手でコントロールすることは叶わないような理不尽で命を落とすこともあるだろう。
最前線に立つ者たちであればそれは至極当然であるし、
軍事拠点に籍を置く以上はオペレーターや整備士のような非戦闘員であってもソレは他人事などではない。
エースパイロットとして最前線で活躍を続けているエウリノームも、
これまで数えきれないほどの別れを経験してきた。
優秀な戦果を評価され昇進していく彼を妬んで一方的にライバル視してきた元上官、仲良くしてくれと頼んでもいないのに馴れ馴れしく声をかけてきた同期、多くの戦場を共に乗り越えて来た戦友、弟子にしてほしいとキラキラとした瞳でずっと後ろを着いてきた後輩、世話になっていた整備班の親父さん……
3676平穏とは程遠いこんな世界で死は珍しいものでも何でもなく、
最早隣人のような存在ですらある。
どんな実力者であろうともほんの些細な油断、慢心、不運……
自らの手でコントロールすることは叶わないような理不尽で命を落とすこともあるだろう。
最前線に立つ者たちであればそれは至極当然であるし、
軍事拠点に籍を置く以上はオペレーターや整備士のような非戦闘員であってもソレは他人事などではない。
エースパイロットとして最前線で活躍を続けているエウリノームも、
これまで数えきれないほどの別れを経験してきた。
優秀な戦果を評価され昇進していく彼を妬んで一方的にライバル視してきた元上官、仲良くしてくれと頼んでもいないのに馴れ馴れしく声をかけてきた同期、多くの戦場を共に乗り越えて来た戦友、弟子にしてほしいとキラキラとした瞳でずっと後ろを着いてきた後輩、世話になっていた整備班の親父さん……
MUNI
DONEスパ○ボ72パロ/エウルベ、全年齢他ユーザー様のアイディアに感銘を受け温めていたパイロットのエウ、整備士ルベのお話です。
設定部分はふんわりとした描写となります。
※時系列(過去から順に)
「「合うわけ」」
▶︎蒼い流星
蒼い流星「……ま、こんなもんだろ。アイツが戻ってきたら感触聞いてまた調整すっか」
作業の手を止め、額の汗を拭った細身の青年は軽快な動作でハシゴを数段飛ばし、格納庫の地上に降り立った。
いつの間にか太陽は空高く登っており、
朝から同じ姿勢で作業を続けたせいか肩も首も凝り固まっている。
「バールベリト先輩、もうお昼の時間っすよ!
今日のメニュー人気あるヤツなんですから、早く行かないと無くなりますよぉ」
通路から覗き込んできた部下に声をかけられる。
おー、と手をひらひら振って応じながら午後の整備計画を頭の中で組み立てる。
特務七課第二整備班主任という肩書きを与えられてはいるものの、
その役職名で呼ぶ部下はあまり居らず先輩先輩と親しげに声をかけてくる者の方が多いのは、誰にでもフランクな彼の人柄故だろう。
4566作業の手を止め、額の汗を拭った細身の青年は軽快な動作でハシゴを数段飛ばし、格納庫の地上に降り立った。
いつの間にか太陽は空高く登っており、
朝から同じ姿勢で作業を続けたせいか肩も首も凝り固まっている。
「バールベリト先輩、もうお昼の時間っすよ!
今日のメニュー人気あるヤツなんですから、早く行かないと無くなりますよぉ」
通路から覗き込んできた部下に声をかけられる。
おー、と手をひらひら振って応じながら午後の整備計画を頭の中で組み立てる。
特務七課第二整備班主任という肩書きを与えられてはいるものの、
その役職名で呼ぶ部下はあまり居らず先輩先輩と親しげに声をかけてくる者の方が多いのは、誰にでもフランクな彼の人柄故だろう。
六田なち
DONEパイロット×管制官のエアラインパロ。「SKY-HIGH2」のノベルティ豆本のSSです。
時系列は、LA編後の秋の日、新一くんが降谷さんの家に引越しする話。
引っ越しの日 引っ越しをした日は、曇りだった。
今にも雨が降ってきそうなグレーの空模様で、大型家具の搬出入が降り出す前に済んで良かったと思う。
とは言っても、新一の部屋から持ち込んだ大きな家具はベッドと本棚だけだ。ベッドはフレームのないマットレスに脚がついただけのシングルベッド。その他の家具家電は降谷の部屋では特に不要だし、大学時代から使っていたものだったので、これを機に実家に移したり処分したりした。
「……本当にベッド持って来たんだ」
引っ越し業者が運んできたそれを見ながら、降谷は不満そうだった。
「まだ言ってるんですか」
新一は空き部屋に運んでもらった段ボールを確認しながら、とりあえずすぐに使うものから開けていく。
4945今にも雨が降ってきそうなグレーの空模様で、大型家具の搬出入が降り出す前に済んで良かったと思う。
とは言っても、新一の部屋から持ち込んだ大きな家具はベッドと本棚だけだ。ベッドはフレームのないマットレスに脚がついただけのシングルベッド。その他の家具家電は降谷の部屋では特に不要だし、大学時代から使っていたものだったので、これを機に実家に移したり処分したりした。
「……本当にベッド持って来たんだ」
引っ越し業者が運んできたそれを見ながら、降谷は不満そうだった。
「まだ言ってるんですか」
新一は空き部屋に運んでもらった段ボールを確認しながら、とりあえずすぐに使うものから開けていく。