リレー小説
そらからぽいぽい
DONE #煉おばリレー小説企画第11走者、空です
二度目のバトン、旅行二日目健全パート、再びのアンカーを頂きました
折しも世間は愛を贈り合うバレンタイン
うっすらそれっぽさも織り込んで…
全14頁と今回もまた長めですが、宜しければお付き合いの程
⚠️🔥🐍/腐
大丈夫な方のみどうぞ 14
yotsuya
DONE『煉おばリレー小説企画⑥』ファンアート💕挿絵じゃなくてスミマセン💦🔞です💦描いた事あんまりないので、生暖かい目で見てください💦pass wordはX固定に掲示します💦一般公開は不可で🥰 3
yotsuya
DONE #煉おばリレー小説企画祝💗煉おばリレー小説企画🎉
錚々たる方々の🔥🐍作品が毎週拝めてしまうという夢のような企画
文章書ける方って本当に素晴らしい✨
拙作の挿絵ですが作品に参加させていただきます🥰
『④話露天風呂🔥🐍』続きが気になりますね🙏 2
mao_skyland
DONE73さんとのリレー小説。記憶が一日しか保てない実弥と、そんな実弥に毎日愛を囁き続ける天元の話。
㋚の字さんの素敵なイメージイラストも併せてお楽しみください。
字が茶色の方がmao,ネイビーが73さんです。
『さねみチャン』と『実弥ちゃん』,『オレ』と『俺』等表記の違いはありますが、それぞれの味としてお楽しみいただけましたら幸いです。 33
reiraaa0112
DOODLEひぽぽぽ様(@happyhppp)とリレー小説しました!✨️ネームれいらで「天使標本」
🍎🎸
大天才ひぽぽぽ様ほんっっとうにありがとうございました!✨️✨️✨️
♡喘ぎ濁点喘ぎ玩具拘束公開プレイ 8241
ぐりまる/丸
DOODLEテラディオ リレー小説第2段先行ぐりまる、後攻アヤTORO(@ayatoro2go_2sei )さん
改行2回で交代してます〜
ゴール・リベンジを誓う
構ってほしいの雑務に飽きて、気紛れにそいつの脇腹を突いて背中をなぞった。微動だにせず隣に佇む従者に、彼はむう、と口をへの字に曲げた。
「つまらん」
背凭れに体重を預けて従者を見上げる。視線だけをこちらにやった従者は、当然です、と嘆息した。
「少しはつきあえ」
そう拗ねてみたものの、それくらいで折れるようなやつではない。なにせ、私の自慢の従者だ。簡単に落とせるはずがないのだ。だからこそ落とし甲斐があると言うもの。見ておれテランス……私の魅力で必ずやお前をその気にさせてみせる!と手を握りしめ、改めて自慢の従者の背中をなぞった。
そっと産まれたての竜に触れるように優しく、ゆっくりと指先を当てる。つう、と背の溝を滑り降りて、ベルトを爪で掻き、裾を引く。
1463「つまらん」
背凭れに体重を預けて従者を見上げる。視線だけをこちらにやった従者は、当然です、と嘆息した。
「少しはつきあえ」
そう拗ねてみたものの、それくらいで折れるようなやつではない。なにせ、私の自慢の従者だ。簡単に落とせるはずがないのだ。だからこそ落とし甲斐があると言うもの。見ておれテランス……私の魅力で必ずやお前をその気にさせてみせる!と手を握りしめ、改めて自慢の従者の背中をなぞった。
そっと産まれたての竜に触れるように優しく、ゆっくりと指先を当てる。つう、と背の溝を滑り降りて、ベルトを爪で掻き、裾を引く。
meti_2_hare
PASTオフ会で作ったリレー小説の全貌(使用:じゃれぼん)青&ピンク→絵描き
灰色→字書き
同じ条件でやったのに、出来方や中身が全然違うのでお暇な時にどうぞ!
(青のやつミスで一枚保存忘れてましたすいません! 14
yuma
DONEあばざんまいC 展示ハドアバリレー小説8話目です。
期間限定を解除
「なんだ、おいぼれ、貴様まで出張ってきたのか」
聞き覚えのある声にマトリフが目線を向けると、そこには元魔王が佇んでいた。
ハドラーはマトリフがただ一人座る卓にドカッと酒瓶を置き、制止する間もなく腰を下ろした。マトリフの、ちょうど空になった手元のグラスに酒瓶を傾ける。なんだ気味が悪いじゃねえか、と混ぜっ返すも、元魔王はふたたび不機嫌そうに問うだけだった。引退した初代大魔道士までひっぱり出すほどパプニカは危機的な状況だったのか、と。
「いいや、今日はタダ酒を呑みに、な」
マトリフは事が無事に終わったあと、せっかくだから師匠も一緒に、と弟子に呼ばれたのだった。それを聞いて心なしかハドラーから緊張感が解けたようだった。
3322聞き覚えのある声にマトリフが目線を向けると、そこには元魔王が佇んでいた。
ハドラーはマトリフがただ一人座る卓にドカッと酒瓶を置き、制止する間もなく腰を下ろした。マトリフの、ちょうど空になった手元のグラスに酒瓶を傾ける。なんだ気味が悪いじゃねえか、と混ぜっ返すも、元魔王はふたたび不機嫌そうに問うだけだった。引退した初代大魔道士までひっぱり出すほどパプニカは危機的な状況だったのか、と。
「いいや、今日はタダ酒を呑みに、な」
マトリフは事が無事に終わったあと、せっかくだから師匠も一緒に、と弟子に呼ばれたのだった。それを聞いて心なしかハドラーから緊張感が解けたようだった。
gorilla0writer
DONE世界で一人のパートナー2ngroR18小説です。相互さんとのリレー小説作品となります。(手癖の違いをお楽しみいただけたら幸いです。)
※注意※
・受け優位です。
・濁点も♡マークもあり、攻めも若干喘ぎます。
・なんでも許せる人向けです。
Pass 18以上 yes/no? 24944
杏千リレー
DONE⑤杏千リレー小説・京都編・二日目・2ここからはXに掲載していないものになります
更新は遅くなる事もありますので、のんびり待って頂けたらと思います
R18表現がある時はパスワードを設けます
18↑ですか?(y/n) 英小文字・3文字 8497
杏千リレー
DONE④杏千リレー小説・京都編二日目・1④杏千リレー小説<京都編・二日目・1>「うわぁ、やっぱり高い……!」
本堂への参拝を終えた二人は、かの有名な清水の舞台へと上がっていた。四階建てビルの高さにも匹敵するその場所から見る風景は圧巻で、千寿郎は欄干に身を預けて、秋の京都に見惚れた。広い空間にはまだ人も疎らで、まるでこの舞台を二人占めしているような気分になる。
「美しいな。秋の京都が一望できる」
「ええ」
紅葉の向こうに見える古都の街並みは、百年、いやもっと古い歳月を残していて、千寿郎の胸に遠い郷愁を誘った。そんな弟の様子を見て、杏寿郎は欄干の上に乗せられた手に自らの手を重ねた。千寿郎はそっと兄の顔を窺い見る。すると杏寿郎は優しく目を細めたが、何も言わなかった。そのまま目を閉じて、穏やかな時間を受け入れる。視界を遮断してしまえば古都の匂いが、秋風の感触が、兄の体温が。より一層濃く感じられた。
13628本堂への参拝を終えた二人は、かの有名な清水の舞台へと上がっていた。四階建てビルの高さにも匹敵するその場所から見る風景は圧巻で、千寿郎は欄干に身を預けて、秋の京都に見惚れた。広い空間にはまだ人も疎らで、まるでこの舞台を二人占めしているような気分になる。
「美しいな。秋の京都が一望できる」
「ええ」
紅葉の向こうに見える古都の街並みは、百年、いやもっと古い歳月を残していて、千寿郎の胸に遠い郷愁を誘った。そんな弟の様子を見て、杏寿郎は欄干の上に乗せられた手に自らの手を重ねた。千寿郎はそっと兄の顔を窺い見る。すると杏寿郎は優しく目を細めたが、何も言わなかった。そのまま目を閉じて、穏やかな時間を受け入れる。視界を遮断してしまえば古都の匂いが、秋風の感触が、兄の体温が。より一層濃く感じられた。
杏千リレー
DOODLE③杏千リレー小説・京都篇・一日目・3③杏千リレー小説<京都編・一日目・3>烏丸口から徒歩で数分ほど歩いただけで、千寿郎は別の時代に来たと思った。
目の前に佇む、くすんだ色の暖簾。そこに文字は一切なく、ただ、木製の格子戸の脇に小さな名札めいた看板がある。その毛筆は掠れ、古びていて、年代を示さずとも老舗の貫録を醸し出していた。
「ひ、弘くん……ここ……」
わなわなと千寿郎が旧友を振り返る。回らない寿司店と聞いていたから、それなりの店だと覚悟はしていたが、次元が違う。すると、その反応が想定内だったのか、弘が悪い笑みを見せた。
「すごいだろー。でも、こう見えて意外とリーズナブルなんだ。観光客にはあまり知られてないし、地元の人が昔から通っている店だから」
「そうなのか! だが非常に趣がある! 不死川少年は目が肥えているな!」
11147目の前に佇む、くすんだ色の暖簾。そこに文字は一切なく、ただ、木製の格子戸の脇に小さな名札めいた看板がある。その毛筆は掠れ、古びていて、年代を示さずとも老舗の貫録を醸し出していた。
「ひ、弘くん……ここ……」
わなわなと千寿郎が旧友を振り返る。回らない寿司店と聞いていたから、それなりの店だと覚悟はしていたが、次元が違う。すると、その反応が想定内だったのか、弘が悪い笑みを見せた。
「すごいだろー。でも、こう見えて意外とリーズナブルなんだ。観光客にはあまり知られてないし、地元の人が昔から通っている店だから」
「そうなのか! だが非常に趣がある! 不死川少年は目が肥えているな!」
杏千リレー
DONE②杏千リレー小説・京都編・一日目2②杏千リレー小説<京都編・一日目・2>「千寿郎?」
伺う声と共に、ラバトリーの鏡に杏寿郎が映り込んだ。
「あ、兄上、お待たせしてすみません。時間がありませんよね」
千寿郎は慌ててTシャツを整え、しおりのタイムスケジュールを思い出した。この後は、嵐山まで電車での移動が控えている。いつまでも、ここに居る訳にはいかない。
「焦らなくて良い」
扉を開けてここから出ようとした千寿郎を、杏寿郎の手がそっと制する。
「今日は暑いから、また汗をかくだろう。これを着てはどうだろうか?」
杏寿郎が差し出したのは、ファストファッションの店で売られている速乾性のインナーだった。未開封のパッケージに、千寿郎は目を丸くする。
「もしかして今、買って来てくれたんですか?」
「ああ。丁度、駅ビルの中に店があったんだ。色は白にしたが、好みでなかったらすまない」
11443伺う声と共に、ラバトリーの鏡に杏寿郎が映り込んだ。
「あ、兄上、お待たせしてすみません。時間がありませんよね」
千寿郎は慌ててTシャツを整え、しおりのタイムスケジュールを思い出した。この後は、嵐山まで電車での移動が控えている。いつまでも、ここに居る訳にはいかない。
「焦らなくて良い」
扉を開けてここから出ようとした千寿郎を、杏寿郎の手がそっと制する。
「今日は暑いから、また汗をかくだろう。これを着てはどうだろうか?」
杏寿郎が差し出したのは、ファストファッションの店で売られている速乾性のインナーだった。未開封のパッケージに、千寿郎は目を丸くする。
「もしかして今、買って来てくれたんですか?」
「ああ。丁度、駅ビルの中に店があったんだ。色は白にしたが、好みでなかったらすまない」
杏千リレー
DONE①杏千リレー小説の京都編ですX(旧Twitter)にて掲載していたもののを、再度掲載しています
続きも今後はこちらにアップします
気になりましたらフォロー、宜しくお願い致します
①杏千リレー小説<京都編・一日目・1>「……よしっ! できた!」
大学生になって初めての夏休みも、ついに明日で終わりを迎えるという、まだ残暑厳しい九月の初旬。
煉獄千寿郎は椅子から立ち上がってカレンダーを一瞥すると、ベッドの上へと盛大に身を投げ出した。外は今日も三十度を超えているというが、高台にある築三十年のこのアパートは、窓という窓を開け放てば風が吹き抜けてずいぶん涼しい。
ベッドの上で仰向けになっていると、集中して汗ばんだ身体を風がさらっていく。窓から見上げる空は、眩しいくらいの青だ。その青の中を、一匹のツクツクボウシがどこからか飛んできて、窓枠に止まると軽快な鳴き声を上げ始めた。
千寿郎はしばらく目を閉じて心地良い疲労感に浸っていたが、鳴り出したスマートフォンに、気怠げに腕を伸ばす。
11579大学生になって初めての夏休みも、ついに明日で終わりを迎えるという、まだ残暑厳しい九月の初旬。
煉獄千寿郎は椅子から立ち上がってカレンダーを一瞥すると、ベッドの上へと盛大に身を投げ出した。外は今日も三十度を超えているというが、高台にある築三十年のこのアパートは、窓という窓を開け放てば風が吹き抜けてずいぶん涼しい。
ベッドの上で仰向けになっていると、集中して汗ばんだ身体を風がさらっていく。窓から見上げる空は、眩しいくらいの青だ。その青の中を、一匹のツクツクボウシがどこからか飛んできて、窓枠に止まると軽快な鳴き声を上げ始めた。
千寿郎はしばらく目を閉じて心地良い疲労感に浸っていたが、鳴り出したスマートフォンに、気怠げに腕を伸ばす。
hykw_kabeuchi
INFO2023/12/17月寿オンリーイベントで発行する合同誌のはやかわ分サンプルです。ふじや・つきのや・はやかわ三名による連作(リレー小説)で、はやかわは二話目なのでサンプルだけ見てもよく分からないかもしれません。
月光さんとお付き合いをすることになったものの全く態度が変わらない月光さんに毛利君がモヤモヤイライラしています。当社比だいぶラブラブです。
ご興味ありましたら是非。 9
mrtk
DONEもくりで勝手に始まった高銀リレー小説のログです。文字書き2人、絵描き5人の計7人でSS書いてます。仄暗い(妊娠ネタ)誰が何処の部分を書いたか気になる方は当ててみてね!
参加者:あまたのしずく、amo、えこり、くお、jil、もりたか、ろび(五十音順/敬称略) 919
toki_und_33
DOODLEhttps://privatter.net/p/5654118結社君リバ編②(通称指環物語編)
https://poipiku.com/8110137/8826628.html←前回
続き→
こしあんさんに描いてもらった!!!!ここらへんから3回くらいリレー小説形式になります!!!本当にありがとう!!!
toki_und_33
DOODLE結社君リバ編①(通称指環物語編)こしあんさんの漫画につづきます🎶つづき→https://poipiku.com/8110137/8827498.html
ここリレー小説ならぬリレー漫画で超楽しかったしサビです!!!!こしあんさんありがとうございます!!!! 12
𝓪𝓶𝓾
DONEれいみんと突発的に始まったぼんでーリレー小説……ついに今日、日の目を見る時が来ました。
れいみん→amuの順番で書いてます⭐
🐑🔮です!
甘え上手な唇今日はふーふーちゃんとデートなのに少し体調が良くない。でもこのくらいだったら全然歩けるし、せっかく開けてもらったスケジュールを無駄にしたくない。
待ち合わせ場所に向かうと先に待っていたふーふーちゃんがこっちに気付いて手をふってくれた。
「おまたせふーふーちゃん」
ふーふーちゃんに近づくとこちらをじっと見た後「浮奇、今日はやめておこうか」
「え、どうして?」
ぐるぐると頭を駆け巡るのはやな事ばかり。変な格好してたかな、それとも気に障るようなことをしてしまったのかもしれない。
その言葉に俯く俺の冷たくなった頬を真っ赤な両手で包んだふーふーちゃんは、心配そうな顔で、
「顔色が悪いな、いつからだ?」
「え?」
「熱は?」
3829待ち合わせ場所に向かうと先に待っていたふーふーちゃんがこっちに気付いて手をふってくれた。
「おまたせふーふーちゃん」
ふーふーちゃんに近づくとこちらをじっと見た後「浮奇、今日はやめておこうか」
「え、どうして?」
ぐるぐると頭を駆け巡るのはやな事ばかり。変な格好してたかな、それとも気に障るようなことをしてしまったのかもしれない。
その言葉に俯く俺の冷たくなった頬を真っ赤な両手で包んだふーふーちゃんは、心配そうな顔で、
「顔色が悪いな、いつからだ?」
「え?」
「熱は?」
yuukiookawa0626
DONE2022年の2月。にぢょうさんとしらたまさんのやり取りから始まった突発リレー小説をまとめました。現パロです。二人の恋の始まりと行く末をお楽しみください。
当時のやりとりはこちらのおまとめから→https://twitter.com/srtm___58/status/1492985970442252291?t=8BNxNyKlR5foOYEYyqHFwQ&s=19 36
Akiya1213
DONE終焉界隈の人達と書いたリレー小説です無題重りを失ったメトロノームのような足取りで歩む唸り声が、崩壊の一途を辿りつつある運命の街中に響く。
荒廃した世界には生者を死者とすべく徘徊する"アンデッド"たる魑魅魍魎が跋扈していた。
「今なら動けそうね...」
その制服は、既に泥や汚れによって女子高生特有のかつての華やかな雰囲気が今では見る影もなくされている。それでも尚、頭のリボンは以前と同じような綺麗な赤色に保たれていることから、彼女の衣類に対する拘りは、まだ捨てられていないことが伺える。呼吸を止め、可能限り物音をたてずに今では使い物にならないかつて自動販売機であったものの裏から、無造作に大量の廃棄物が積み重ねられた山の陰へと移動し、華奢な身体に長い黒髪が特徴的な少女と合流する。
3371荒廃した世界には生者を死者とすべく徘徊する"アンデッド"たる魑魅魍魎が跋扈していた。
「今なら動けそうね...」
その制服は、既に泥や汚れによって女子高生特有のかつての華やかな雰囲気が今では見る影もなくされている。それでも尚、頭のリボンは以前と同じような綺麗な赤色に保たれていることから、彼女の衣類に対する拘りは、まだ捨てられていないことが伺える。呼吸を止め、可能限り物音をたてずに今では使い物にならないかつて自動販売機であったものの裏から、無造作に大量の廃棄物が積み重ねられた山の陰へと移動し、華奢な身体に長い黒髪が特徴的な少女と合流する。
いちこ
DONEキミタイで無配していた小説です。プロットがほぼわたしなので内容がしょーもなくてスマンけど初めてリレー小説やって楽しかったあ!※誤植がありました 恥ずかしいですね でももうこのままいきます(直すのがかなり面倒) 7むんさんは腐っている早すぎたんだ
DONE七風リレー小説企画 第一弾ラストになります。お付き合いいただいた皆様ありがとうございました!!
(なおラストはどうしても1000文字で納められなかったので主催の大槻さんにご了承いただいて文字数自由にしてもらいました💦今後もラストパートはそうなると思います)
七風リレー小説⑥ 一度だけ響いた鐘の音に惹かれて風真は歩を進めていく。理事長の方針なのかは知らないが目的地までの道は舗装されておらず、人工的な光もない。すでに陽は沈みきってしまっているため、風真は目を慣らしつつ〈湿原の沼地〉を進んでいく。草木の茂る中ようやく着いた開けた場所にぽつんとあるそこは、予想はついていたが建物に明かりなどついておらず、宵闇にそびえる教会はいっそ畏怖さえ感じる。……大丈夫。俺は今無敵だから。そう心で唱えた後、風真は教会の扉に歩みながら辺りを見回して声を上げた。
「七ツ森。いるのか?」
――返事はない。
シン、とした静寂のみが風真を包み、パスケースを握った右手を胸に当てて風真は深くため息をついた。あれだけ響いた鐘の音も、もしかしたら幻聴だったのかもしれない。そもそもこんな闇の中、虫嫌いの七ツ森が草木を分けてこんな場所にくるはずもなかった。考えてみたらわかることなのに、やはり少し冷静さを欠いていたようだ。風真はそっと目の前の扉を引いてみる。……扉は動かない。
2524「七ツ森。いるのか?」
――返事はない。
シン、とした静寂のみが風真を包み、パスケースを握った右手を胸に当てて風真は深くため息をついた。あれだけ響いた鐘の音も、もしかしたら幻聴だったのかもしれない。そもそもこんな闇の中、虫嫌いの七ツ森が草木を分けてこんな場所にくるはずもなかった。考えてみたらわかることなのに、やはり少し冷静さを欠いていたようだ。風真はそっと目の前の扉を引いてみる。……扉は動かない。
R_mantankyan
DOODLE七風リレー小説の5話目です。七風リレー小説⑤七ツ森の姿が見えない。
先生と少し話し込んでしまったせいで、待ちくたびれて教室に戻ったのだろうか。そう思い探してみるも、薄暗くなった教室棟には人っ子一人見当たらなかった。送っているメッセージにも既読がつく気配がない。
何処かへ寄って帰ろう、なんて話をしていたのに、何も言わずに反故にするなんて行動を七ツ森が取るはずがない。付き合ってまだ日が浅いが風真は七ツ森の優しさや思いやりがある性格をよく理解していた。
だからこそ七ツ森は、自分勝手な理由で消えたんじゃないと思った。優しい七ツ森のことだ、〈誰か〉に連れていかれたのだ。何の根拠もないけど、例えば他の生徒に頼み事をされたとか……。そう考えた方がしっくりした。
1281先生と少し話し込んでしまったせいで、待ちくたびれて教室に戻ったのだろうか。そう思い探してみるも、薄暗くなった教室棟には人っ子一人見当たらなかった。送っているメッセージにも既読がつく気配がない。
何処かへ寄って帰ろう、なんて話をしていたのに、何も言わずに反故にするなんて行動を七ツ森が取るはずがない。付き合ってまだ日が浅いが風真は七ツ森の優しさや思いやりがある性格をよく理解していた。
だからこそ七ツ森は、自分勝手な理由で消えたんじゃないと思った。優しい七ツ森のことだ、〈誰か〉に連れていかれたのだ。何の根拠もないけど、例えば他の生徒に頼み事をされたとか……。そう考えた方がしっくりした。
_towaco_
DONEファンブレの皆さんのご協力のもと完成させたリレー小説です。こちらは原文ママ。誤字と思われる部分のみ修正してあります。ひとりでは決して生み出せないカオスな展開をお楽しみください!
【執筆者一覧】(敬称略)
カフェオレ(@espresso524)
中原(@h_shkd_h)
noi(@noi_2828)
十和子(@_towacoto_)
皆さん本当にありがとうございました! 6667
_towaco_
DONEファンブレの皆さんのご協力のもと完成させたリレー小説を、読みやすいよう十和子が視点を統一させ加筆修正したものです。原文のほうと併せてお楽しみください!【執筆者一覧】(敬称略)
カフェオレ(@espresso524)
中原(@h_shkd_h)
noi(@noi_2828)
十和子(@_towacoto_)
皆さん本当にありがとうございました! 7127
oredayo_mino
DONE七風リレー小説④七風リレー小説④廊下で留守番していた筈の七ツ森の姿がなく、風真は辺りを見回した。がらんと静まり返った廊下には人の気配はない。どこへ行ったと言うのだろう。風真はスラックスのポケットからスマホを取り出し、七ツ森に電話を掛ける。プルルル、プルルル――…、呼び出し音はいつまでも続き、風真は諦めてスマホを仕舞った。着信に気付かないなんて、暇さえあればスマホを弄っている彼らしくない。(もしかして先に下駄箱へ向かったのかも?)そう思い、風真は昇降口へと向かった。
「七ツ森?」
名を呼ぶも、そこには誰の姿もなかった。七ツ森の靴箱を覗き込めば、随分と乱雑に上履きが突っ込まれていて、もう校内に彼はいないのだと風真に伝えている。
「なんだよ……あいつ、先に帰ったのか?」
865「七ツ森?」
名を呼ぶも、そこには誰の姿もなかった。七ツ森の靴箱を覗き込めば、随分と乱雑に上履きが突っ込まれていて、もう校内に彼はいないのだと風真に伝えている。
「なんだよ……あいつ、先に帰ったのか?」
shinobab
DONE七風リレー小説③ 七ツ森は職員室に向かう風真の背を見守る。当然だが影しかない廊下を歩いても風真の足が溶岩に沈む事もワニに食われる事も無い。職員室のドアを開け「失礼します」と声を掛けて中に入っていく風真を見届けた後、窓枠に腰かけるように寄りかかった。七ツ森は職員室に用はないので廊下でお留守番だ。
何気なく窓の外を見た時、さぁ…っと心地よい風が廊下に舞い込んできた。仄かに潮の匂いを乗せたソレは、風だけではなく光まで招き入れたようだった。今の時間は薄暗いだけの廊下に光を差し込ませ、窓枠の影を映し出し光と影の梯子が出来た。まるで先程まで風真と遊んだあの廊下のように。時間的にあり得ないはずなのに…と呆然と眺めていると、七ツ森の足元を誰かが通り過ぎた。そして振り向き七ツ森を見て。
984何気なく窓の外を見た時、さぁ…っと心地よい風が廊下に舞い込んできた。仄かに潮の匂いを乗せたソレは、風だけではなく光まで招き入れたようだった。今の時間は薄暗いだけの廊下に光を差し込ませ、窓枠の影を映し出し光と影の梯子が出来た。まるで先程まで風真と遊んだあの廊下のように。時間的にあり得ないはずなのに…と呆然と眺めていると、七ツ森の足元を誰かが通り過ぎた。そして振り向き七ツ森を見て。