両片想い
秋月リア Ria Akiduki
DOODLE公子 ✧ 蛍 ✧ タルタリヤ ✧ 超開花パーティ【Delusion Childe ✧ Lumine ✧ Hydro Tartaglia(Ajax) ✧ HyperbloomParty(Team)】
まだ付き合ってない、手を繋ぐだけで幸せになる両片想い二人の少女漫画回。
mutual pining chilumi who Just holding hands makes us happy.
hidakamori1234
DONE加賀美✕神永のバレンタイン三態。最初は二十年近く前の新人時代の加賀美と、まだ如月のえるだった頃。二番目は、公安の特殊任務をこなす、両片想い中の加神。最後は現在のバレンタインです。 6ariunauna
DOODLE一応スタ♂ゼノ♀今まで両片想いだったけど士官学校の卒業式のハットトスで投げた帽子の持ち主にキスしないといけない的な秘密の習わしがあるとかないとかで一歩前に進むの描きたい。というか♂♂で描く予定です
にゅ🐰こら
DOODLEさねおばれんたいん2023⚠️腐
⚠️服着てない
セリフ原案:ママン様🍪
「付き合ってないのに『バレンタインに◯◯が欲しい』ってリクエストされる=両片想い確定では」という世間話から、何故かこうなりました。
DDGsea_kerberos
DOODLE最後のコマが重要です+くるっぷであげたラフみたいならくがき。
薬か呪いかを受けてしまったぱさんが、効果がわからないからって自分を縛ったところにいる、お世話係べくん。ふたりは両片想い(まだお互いのことは気付いてない) 2
さめはだ
DONE拓→←2♀の両片想い学パロ拓、一人暮らし
女の買い物は長いとは聞くけれど、ここまでだとは思わなかった。
設置されたソファに溶け込んでしまう勢いで、だらりと項垂れる俺の足元にはショップバックの塊が、膝の上には彼女たちのかばんが乗せられている。げっそりした面持ちで顔をあげれば、テンション高くあーでもないこーでもない言ってる泉と、そんな泉に充てられて表情を綻ばせた輝ニが見えた。プラカップから伸びたストローに口を付けて吸い上げても、ずずずっと音がなるだけでほとんど水の味。俺がどれだけ待ちぼうけを食らってるかを、手元のコーヒーが物語っている。
ばちっと合わさった目線の後、輝ニが軽く手を降ってくるから俺も手を上げて返事を返す。それだけで口角を上げて見せるから、もう少しだけなら待ってやろうって気にもなるね。…俺、アイツに甘すぎじゃね?
9822設置されたソファに溶け込んでしまう勢いで、だらりと項垂れる俺の足元にはショップバックの塊が、膝の上には彼女たちのかばんが乗せられている。げっそりした面持ちで顔をあげれば、テンション高くあーでもないこーでもない言ってる泉と、そんな泉に充てられて表情を綻ばせた輝ニが見えた。プラカップから伸びたストローに口を付けて吸い上げても、ずずずっと音がなるだけでほとんど水の味。俺がどれだけ待ちぼうけを食らってるかを、手元のコーヒーが物語っている。
ばちっと合わさった目線の後、輝ニが軽く手を降ってくるから俺も手を上げて返事を返す。それだけで口角を上げて見せるから、もう少しだけなら待ってやろうって気にもなるね。…俺、アイツに甘すぎじゃね?
freshzombieee
DONE勘くく両片想い・全年齢
低学年期と実家の幻覚有り
孵化する狸「この腐れタヌキ!」なんて、記憶にあるだけでも通算48回目も聞いた罵声を、隣に立つ親友は眉を八の字に下げてヘラリ、と笑って受け流す。
「はは、酷いなぁ、俺はそんなつもりはなかったんだが、何か行き違いがあるようだ。けれどもお互い随分汚れてしまったし、湯でも浴びてからじっくり話そうじゃないか。」
立板に水の弁舌家で口巧者。
裏々山での実施演習で勘右衛門に負けた同級生は、葉っぱの一つもつけない勘右衛門とは対照的に随分と見窄らしい格好でいる。
平素と変わらないゆったりとした物言いに、元々首まで赤くした同級生は最早鼻から血でも流れ落ちそうだ。
「おっ!お前が!ああ言ったから!」
「ああ、とは?」
はて、と首を傾げた勘右衛門に、同級生の導火線は焼き切れたとばかりに雄叫びを上げて懐へと手を突っ込むものだから、周りにいた級友達と慌てて同級生を押さえつけたのは記憶に新しい。
2128「はは、酷いなぁ、俺はそんなつもりはなかったんだが、何か行き違いがあるようだ。けれどもお互い随分汚れてしまったし、湯でも浴びてからじっくり話そうじゃないか。」
立板に水の弁舌家で口巧者。
裏々山での実施演習で勘右衛門に負けた同級生は、葉っぱの一つもつけない勘右衛門とは対照的に随分と見窄らしい格好でいる。
平素と変わらないゆったりとした物言いに、元々首まで赤くした同級生は最早鼻から血でも流れ落ちそうだ。
「おっ!お前が!ああ言ったから!」
「ああ、とは?」
はて、と首を傾げた勘右衛門に、同級生の導火線は焼き切れたとばかりに雄叫びを上げて懐へと手を突っ込むものだから、周りにいた級友達と慌てて同級生を押さえつけたのは記憶に新しい。
u2_wall
DOODLE・花と血と麿水ちゃんの小話・清麿くん視点、政府時代の回想的な妄想を含みます
・怪我や流血表現あり
・両片想い中だけどなんとなく距離は近い感じの二振です
「……痛」
任務帰りの夕暮れ時。
清麿は、不意に頬に感じた微かな痛みにその整った顔を僅かばかり歪めた。先の戦闘で何か顔を掠めたような気はしていたからそれが傷になったのだろうが、まあ大した損傷ではないから手入れするほどのものではないだろう。そう勝手に判断して、手入れ部屋には寄らずそのまま自室に戻ることにする。
下手に触れてしまったせいで手袋の指先が赤く染まってしまったことが少しだけ面倒だなと考えながら部屋に続く廊下を歩いていると、庭の方から風に吹かれて覚えのある香りが漂ってくることに気付いた。
(あれ、この匂い)
その気配に足を止めて庭の景色に目を向けると、小さな橙色の花をつけた木が見える。盛りは過ぎて幾らかの花は地面に落ちているが、その鮮やかな色は目に映る風景にまた別の彩りを添えている。
8199任務帰りの夕暮れ時。
清麿は、不意に頬に感じた微かな痛みにその整った顔を僅かばかり歪めた。先の戦闘で何か顔を掠めたような気はしていたからそれが傷になったのだろうが、まあ大した損傷ではないから手入れするほどのものではないだろう。そう勝手に判断して、手入れ部屋には寄らずそのまま自室に戻ることにする。
下手に触れてしまったせいで手袋の指先が赤く染まってしまったことが少しだけ面倒だなと考えながら部屋に続く廊下を歩いていると、庭の方から風に吹かれて覚えのある香りが漂ってくることに気付いた。
(あれ、この匂い)
その気配に足を止めて庭の景色に目を向けると、小さな橙色の花をつけた木が見える。盛りは過ぎて幾らかの花は地面に落ちているが、その鮮やかな色は目に映る風景にまた別の彩りを添えている。
あお(蒼原)
MAIKINGSPY×FAMILYシリアスめな成長ifダミアニャ。
数日前からアーニャの異変に気付いたダミアン。それから間もなく異変の理由を知って――と言った内容。
・11年生設定(にした筈)。
・両片想い状態。
・ダミアンはスカラー、アーニャはスカラーまであと一歩。
放課後の、誰もいない筈の物置きになっている空き教室で――
ガンッ!
蹴り飛ばされた金属製の古びたバケツが派手な音を立てて壁に当たった後、床の上をごろごろ転がって、止まった。そのバケツは大きくへしゃげていた。
「ひぃっ」
それを眼前で見ていた男子生徒は、変な悲鳴を上げて壁に背をつけてズルズルとへたりこんだ。
一方、もう1人の男子生徒は、自分が蹴り飛ばしたバケツには一瞥もくれず、底冷えするような目つきでへたりこんだ男子生徒へ悠然と近付く。
「――こちとらサッカーやっていたんでな。蹴りには自信があるんだよ」
両手をズボンのポケットに入れたまま低い声音でそう言うと、へたりこんだ男子生徒は蒼白になって震え出す。
8031ガンッ!
蹴り飛ばされた金属製の古びたバケツが派手な音を立てて壁に当たった後、床の上をごろごろ転がって、止まった。そのバケツは大きくへしゃげていた。
「ひぃっ」
それを眼前で見ていた男子生徒は、変な悲鳴を上げて壁に背をつけてズルズルとへたりこんだ。
一方、もう1人の男子生徒は、自分が蹴り飛ばしたバケツには一瞥もくれず、底冷えするような目つきでへたりこんだ男子生徒へ悠然と近付く。
「――こちとらサッカーやっていたんでな。蹴りには自信があるんだよ」
両手をズボンのポケットに入れたまま低い声音でそう言うと、へたりこんだ男子生徒は蒼白になって震え出す。
akiajisigh
PAST1/21『いろキミ2』展示作品両片想い。喋ってるだけ。
ツンデレ無自覚の一松をゴーイングマイウェイな革ジャンがブン回す話。
自分的にかなり公式に寄せました。パロネタも満載。
色気もキュンも無いけど作者は楽しかった。
特にオチてもいません。それがまた公式ぽいかな…って…
茶番「あり得ない。」
「いーや間違いない。」
平日昼下がりのファミレスにて。
テーブルを挟み向かい合った瓜二つの顔が、正反対の表情を作っている。
紫のトレーナーを着た方は、苦虫を噛み潰したようなしかめ面。
黒い革ジャンを着た方は、サングラス越しでも分かる、己の正しさを信じて疑わないしたり顔。
ガタン
前触れなく革ジャンが立ち上がる。しかめ面をまっすぐ指差して。
「一松、おまえ―――オレのこと好きだろう!」
しばしの沈黙。一松と呼ばれたしかめ面は無反応。いや今はしかめ面ではなく、目を丸く開いた虚無の顔。
周りの客のさざめきと、食器の音。そこそこの大音量で問いつめた声はしかしどこにも響かないまま、ごく日常の風景に虚しく溶ける。
6662「いーや間違いない。」
平日昼下がりのファミレスにて。
テーブルを挟み向かい合った瓜二つの顔が、正反対の表情を作っている。
紫のトレーナーを着た方は、苦虫を噛み潰したようなしかめ面。
黒い革ジャンを着た方は、サングラス越しでも分かる、己の正しさを信じて疑わないしたり顔。
ガタン
前触れなく革ジャンが立ち上がる。しかめ面をまっすぐ指差して。
「一松、おまえ―――オレのこと好きだろう!」
しばしの沈黙。一松と呼ばれたしかめ面は無反応。いや今はしかめ面ではなく、目を丸く開いた虚無の顔。
周りの客のさざめきと、食器の音。そこそこの大音量で問いつめた声はしかしどこにも響かないまま、ごく日常の風景に虚しく溶ける。
akiajisigh
PAST1/21『いろキミ2』展示作品両片想い。
ほぼずっと子供部屋で2人正座してます。
書いた順が一松サイドからなので、こちらを①にしました。
元ネタが名前にaiが付くシンガーソングライターの「禾ム生活」
歌詞通りだったら一松がしなきゃならなかったのに、カラ松が待てなかった。
『試される』① Side一松 どうしよう。どうしたらいい。
ああもう今日は最悪の日だ。最悪だけど、逆に最大のチャンスかもしれないんだ。だから絶対逃げられない。最悪だ。
石にでもなったかのように、膝に拳を乗せた正座の姿勢で固まって、かれこれ1時間。
目線はもう、左膝の先の畳に落ちてしまっている。そして右のこめかみに、さっきからずっと刺さり続ける視線が。痛すぎる。
こいつもこいつだよく1時間も付き合うなとチラリと伺う。同じく石のように固まった同じ顔。おれと違うのは胸の前で組んだ腕とやや太めの眉。それがいつも以上に厳しく吊り上がり、挑むような、試すような目でこちらをじいっと睨んでいる。痛い。即座に目を逸らしたついでに時計が見えた。何だまだ15分しかたってない。嘘でしょ?!絶対1時間はすぎたって!
2081ああもう今日は最悪の日だ。最悪だけど、逆に最大のチャンスかもしれないんだ。だから絶対逃げられない。最悪だ。
石にでもなったかのように、膝に拳を乗せた正座の姿勢で固まって、かれこれ1時間。
目線はもう、左膝の先の畳に落ちてしまっている。そして右のこめかみに、さっきからずっと刺さり続ける視線が。痛すぎる。
こいつもこいつだよく1時間も付き合うなとチラリと伺う。同じく石のように固まった同じ顔。おれと違うのは胸の前で組んだ腕とやや太めの眉。それがいつも以上に厳しく吊り上がり、挑むような、試すような目でこちらをじいっと睨んでいる。痛い。即座に目を逸らしたついでに時計が見えた。何だまだ15分しかたってない。嘘でしょ?!絶対1時間はすぎたって!
akiajisigh
PAST1/21『いろキミ2』展示作品両片想い。
ほぼずっと子供部屋で2人正座してます。
書いた順が一松サイドからなので、こちらを②にしました。
元ネタが名前にaiが付くシンガーソングライターの「禾ム生活」
歌詞通りだったら一松がしなきゃならなかったのに、カラ松が待てなかった。
『試される』② Sideカラ松『好きな人に告白されるなんて幸せすぎじゃない?』
まだオレがシャイでナイーブなティーネイジャーだった頃。学び舎を同じくするガールズ達が、小鳥の様に賑やかな噂話を交わす、その中で耳に飛び込んできたひと言だ。
確かに、それほどスペシャルな奇跡は無いだろう。特にオレの様に数奇な試練を与えられた者にとっては、それはもう、ありとあらゆる神々に感謝を捧げたくなるくらいの奇跡に違いない。
ただしそれが本当に、本気の、告白ならば。
「信用できない。」
正直に告げた声は、自分でも驚くほど低かった。ピシリと音がしそうなほど分かりやすく固まった、正面の弟。そう、弟であり、オレの想い人。これこそがまさに数奇の運命。だが先の告白を頭から信じられるほど、オレはもう無知で純真な子供ではない。
2708まだオレがシャイでナイーブなティーネイジャーだった頃。学び舎を同じくするガールズ達が、小鳥の様に賑やかな噂話を交わす、その中で耳に飛び込んできたひと言だ。
確かに、それほどスペシャルな奇跡は無いだろう。特にオレの様に数奇な試練を与えられた者にとっては、それはもう、ありとあらゆる神々に感謝を捧げたくなるくらいの奇跡に違いない。
ただしそれが本当に、本気の、告白ならば。
「信用できない。」
正直に告げた声は、自分でも驚くほど低かった。ピシリと音がしそうなほど分かりやすく固まった、正面の弟。そう、弟であり、オレの想い人。これこそがまさに数奇の運命。だが先の告白を頭から信じられるほど、オレはもう無知で純真な子供ではない。
ぱん(ぱんこ)
DONEアンドゼロWebオンリー『今宵一番街にて』展示作品
夏メイ/ 流れ星を探しに行こう。
冬、ふたご座流星群がピークを迎える日。
両片想いの二人が、流れ星を見に郊外へ出かけて、お互いの願いや感情を知る話です。 19205
うえだ
DOODLE2枚めは全然仲が進展しないエドティナ(両片想い)に痺れを切らした仲間達がポーカーナイトを催しティナにエドガーの頬にキスさせるっていうネタを描きたい、しかし話が膨らまない。という落書き 2ya0829ya
PAST今年書いた宗あんまとめところどころ誤字脱字があり、手直しが出来ないので、スルーしてください…😅笑
2作はあげてなかったもの。
「香りをのせて」
両片想い。アストレア後あたり。突っ込みどころは色々とある
「照れ屋なサンタからの贈り物」
同棲している宗あん
ちゃんとアイドル、プロデュースしてる2人を書きたいですw 29
color_alto_rs3
DONEピドナに来て初めての年末。ベント家でパーティーをした後のお話です。
※ちょっとしたキスシーンあり。
※両片想い2人は付き合ってません。
※サラの話す「彼」は、実はトーマスのことだったりします。
投稿日:2022.12.26
sweet dreams ピドナに来て初めての年末…トーマスカンパニーの仕事納めをして、居候しているベント家で、トーマスとサラはパーティーを楽しんだ。
そんな忙しい一日を終えて、パーティーの後片付けをしている時のこと――
「片付けまで手伝ってもらってありがとう、トーマス君」
「いえ、ここに置かせてもらっている身として、当然のことをしたまでです」
食器の片付けから大テーブルの拭き掃除までこなし一段落ついて、トーマスと彼のハトコはお互いを労う。
「できれば彼女にも感謝の意を伝えたかったのだが、今は夢の中みたいだね」
サラは途中まで彼らと一緒に片付けの手伝いをしていたが、少しソファーで休むと座ったきり、彼女は眠ってしまった。
トーマスはサラを起こそうとソファーに近づき体を屈め、彼女の肩に触れる。
2959そんな忙しい一日を終えて、パーティーの後片付けをしている時のこと――
「片付けまで手伝ってもらってありがとう、トーマス君」
「いえ、ここに置かせてもらっている身として、当然のことをしたまでです」
食器の片付けから大テーブルの拭き掃除までこなし一段落ついて、トーマスと彼のハトコはお互いを労う。
「できれば彼女にも感謝の意を伝えたかったのだが、今は夢の中みたいだね」
サラは途中まで彼らと一緒に片付けの手伝いをしていたが、少しソファーで休むと座ったきり、彼女は眠ってしまった。
トーマスはサラを起こそうとソファーに近づき体を屈め、彼女の肩に触れる。
とみ太
DONE22/12/11発行 ルクアロ新刊「いのちのしかけ」全文公開▶冊子版通販(準備中)
▶元となった話(https://onl.sc/UKtC9dP)
両片想いでイチャラブ度は低め。シリアス寄りハッピーエンド。
ルクアロですが、二人の会話シーンがとてもとても少ないです。
2022/12/07―サンプルUp
2022/12/24―全文公開 40
wato72color
DONE両片想いのドラ薬と本型チョコケーキごちそうさまよりも先に口吻を「いちまぁつ、ただいま!ちょっと荷物で手が塞がってて、ドアを開けてくれないか?」
控えめなカツカツという義足でと思われるノックの後、次兄のよく通る声が家の中まで響いた。おれは確かにそれが聞こえていた筈なのに、それに応えることが出来なかった。
次兄はドラゴン研究家という、ドラゴンと対峙する機会の多い危険な仕事をしている。心配はあれどそれ自体は否定しない。次兄のドラゴンを目の前にした時の、あのキラキラと輝く瞳が好きなのだ。
とはいえ、心配なものは心配だ。あいつがある調査から片足を失くして帰ってきた時なんか、兄弟全員であいつを暫く軟禁状態にしてたくらいには。だから、あいつが調査から帰ってきたら、まず兄弟全員に顔を見せに行くこと、無事を直に確かめさせること。それを約束したのだ。
3089控えめなカツカツという義足でと思われるノックの後、次兄のよく通る声が家の中まで響いた。おれは確かにそれが聞こえていた筈なのに、それに応えることが出来なかった。
次兄はドラゴン研究家という、ドラゴンと対峙する機会の多い危険な仕事をしている。心配はあれどそれ自体は否定しない。次兄のドラゴンを目の前にした時の、あのキラキラと輝く瞳が好きなのだ。
とはいえ、心配なものは心配だ。あいつがある調査から片足を失くして帰ってきた時なんか、兄弟全員であいつを暫く軟禁状態にしてたくらいには。だから、あいつが調査から帰ってきたら、まず兄弟全員に顔を見せに行くこと、無事を直に確かめさせること。それを約束したのだ。
osric_k2
DONE2022年12月22日 めぐ誕 伏棘SSでっす!!両片想いからの告白だー!!
脱兎!雪だ!
雪が降った!
雪が降った!
天気予報に見え隠れする雪だるまがやっと白い雪を降らせた。
12月も半ばを過ぎた22日。想い人である伏黒恵の誕生日を祝うため、狗巻棘はどうしても雪が降ってほしかった。
降り始めた雪は弱弱しく、かすかに積もった雪を集めて小さな半球を作る。用意しておいた南天の葉を2枚差し、赤い実を2つ埋め込めば小さな雪ウサギの完成だ。
バケツに用意した南天は授業でのランニング中に敷地内で見かけたものだ。勤勉な伏黒はやれ冬の季語だの喉飴の材料になるだのと高説を垂れ、最後に脱兎の目みたいだと優しく笑った。その時に狗巻棘は決めたのだ。今年の誕生日には南天で作った脱兎を贈ろう。雪の少ない東京で誕生日に脱兎の群れを贈れたら、ついでに告白してもいいかもしれないと。
1462雪が降った!
雪が降った!
天気予報に見え隠れする雪だるまがやっと白い雪を降らせた。
12月も半ばを過ぎた22日。想い人である伏黒恵の誕生日を祝うため、狗巻棘はどうしても雪が降ってほしかった。
降り始めた雪は弱弱しく、かすかに積もった雪を集めて小さな半球を作る。用意しておいた南天の葉を2枚差し、赤い実を2つ埋め込めば小さな雪ウサギの完成だ。
バケツに用意した南天は授業でのランニング中に敷地内で見かけたものだ。勤勉な伏黒はやれ冬の季語だの喉飴の材料になるだのと高説を垂れ、最後に脱兎の目みたいだと優しく笑った。その時に狗巻棘は決めたのだ。今年の誕生日には南天で作った脱兎を贈ろう。雪の少ない東京で誕生日に脱兎の群れを贈れたら、ついでに告白してもいいかもしれないと。
u2_wall
DOODLE・両片想い→両想いになった直後くらいの麿水ちゃん、誘うのが上手い方と上手くない方の話(ひとつ前の話と少しだけ繋がってます)・既にやることやってる仲なので距離が近いです
・pixivに置いてる話と地続きです
(ざっくりしたあらすじ:体の関係が先行してた親友がまともにくっついたちょっと後、くらいの話です)
恋に落ちるというのは、色々と儘ならないものだ。
一日の任務を終えた夜の隙間、自室の隅で読んでいる書物の文字を表面だけで追いながら、水心子はぼんやりそんなことを考えていた。
水心子が親友である源清麿に恋をしていると自覚してから少し。
色々あって元から親友というだけの関係ではなかったのだが、盛大な勘違いとすれ違いを経て今は互いに恋をしていると認め合った仲でもある。それ自体は良いのだが、そのことを認めてからというもの、水心子の方はどうも心身の制御が上手くいかない日々が続いていた。
清麿への想いを自覚する前から散々似たような症状を持て余していたのでこういった感情面の不具合には慣れているはずなのだが、それとはまた違う──これまで当たり前だった世界が何か根こそぎ変わってしまったような、そんな感覚に陥ることが増えた。
6758一日の任務を終えた夜の隙間、自室の隅で読んでいる書物の文字を表面だけで追いながら、水心子はぼんやりそんなことを考えていた。
水心子が親友である源清麿に恋をしていると自覚してから少し。
色々あって元から親友というだけの関係ではなかったのだが、盛大な勘違いとすれ違いを経て今は互いに恋をしていると認め合った仲でもある。それ自体は良いのだが、そのことを認めてからというもの、水心子の方はどうも心身の制御が上手くいかない日々が続いていた。
清麿への想いを自覚する前から散々似たような症状を持て余していたのでこういった感情面の不具合には慣れているはずなのだが、それとはまた違う──これまで当たり前だった世界が何か根こそぎ変わってしまったような、そんな感覚に陥ることが増えた。
machimachi0723
DOODLE謎シチュ現パロ両片想いのすれ違い尾月。肌色ありのため背後注意。
描きたい所だけ描いた落書きです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3pから追加。(2023/05/05) 11
ozakiwhite
PAST・Shuttered eyes竜崎BDカドスト後想定。
成竜両片想いっぽいけど最後の解釈はご自由に。
※竜崎誕の成竜タグ企画に参加させて頂いたときのものです。公開時から微修正。 5
natsu_ens
DOODLE12/18 Splash!19 お疲れ様でした!過去にあげたのを加筆修正してみました。
相変わらずの龍遙です。
付き合ってない、両片想い中のお二人イメージ。
【龍遙】冬の寒さ対策冬の寒さ対策【龍遙】
※手袋
十一月の下旬。今年の冬はそんなに寒くねぇななんて言っていたら一気に冷え込んできやがった。急に寒くなるもんだからまだ手袋を用意していない。
仕方なく、コートのポケットに突っ込んでやり過ごしながら歩く。
「寒そうですね」
急な気温の変化もなんのそのといった風の七瀬に冷たく言われる。寒ぃもんは寒いんだから仕方ないだろと思っていると突然横から人のポケットに手を入れてきた。
「何す……あったけぇなお前の手」
「コーチと違ってヤワじゃない。あと、若いからな」
どうだ、と言わんばかりの顔をしてるのが腹立たしいが、暖かさには敵わない。
「……年寄りのオッサン労われ。ちょっとカイロがわりに貸してろ」
1312※手袋
十一月の下旬。今年の冬はそんなに寒くねぇななんて言っていたら一気に冷え込んできやがった。急に寒くなるもんだからまだ手袋を用意していない。
仕方なく、コートのポケットに突っ込んでやり過ごしながら歩く。
「寒そうですね」
急な気温の変化もなんのそのといった風の七瀬に冷たく言われる。寒ぃもんは寒いんだから仕方ないだろと思っていると突然横から人のポケットに手を入れてきた。
「何す……あったけぇなお前の手」
「コーチと違ってヤワじゃない。あと、若いからな」
どうだ、と言わんばかりの顔をしてるのが腹立たしいが、暖かさには敵わない。
「……年寄りのオッサン労われ。ちょっとカイロがわりに貸してろ」
いちじく
DONE花梨ちゃんは無自覚だけど、ましろさんは自覚してる両片想い年上のお姉さんが年下の女の子をめちゃめちゃに振り回すの、好き😌
両片想いまし花「花梨さんはもし好きな魔法を自分で使うことができるとしたら、どんな魔法を選びますか?」
ほんのりと和風だしの香りがする放課後。いりこだしを使ったお蕎麦を作り、お腹を満たした料理部の面々が帰った後の調理室で、おらと二人残ったましろが突然そんなことを言った。
「それって……おらが土の魔法以外も上手に使えたらってこと?」
「そうです。空を飛ぶのも、テレポートも自由ですよ。」
子供の頃いつも見ていたアニメに出てくるような魔法を挙げていくましろ。実際にそんな事ができる人はいるけれど、確かにおらはあまり得意じゃない。広い空を飛んで旅をするのも行きたい場所にすぐ行けるのもとても魅力的だと思う。
けれどもっと大事で、この学園じゃおらぐらいしか欲しがらないような魔法がある。
3457ほんのりと和風だしの香りがする放課後。いりこだしを使ったお蕎麦を作り、お腹を満たした料理部の面々が帰った後の調理室で、おらと二人残ったましろが突然そんなことを言った。
「それって……おらが土の魔法以外も上手に使えたらってこと?」
「そうです。空を飛ぶのも、テレポートも自由ですよ。」
子供の頃いつも見ていたアニメに出てくるような魔法を挙げていくましろ。実際にそんな事ができる人はいるけれど、確かにおらはあまり得意じゃない。広い空を飛んで旅をするのも行きたい場所にすぐ行けるのもとても魅力的だと思う。
けれどもっと大事で、この学園じゃおらぐらいしか欲しがらないような魔法がある。
葉月ひな
MAIKINGワンドロ「赤い糸」の続き。両片想いなジャミカリ。すれ違ってる。最後はハピスカ。
もう1ブロック続きます。
「運命の赤い糸ってあると思うか?」
寝る前のハーブティーを飲み干したカップをかちゃりとソーサーに置き、カリムは独り言のようにぽつりと呟いた。
「……なんだ、急に」
怪訝そうに眉をひそめジャミルはカリムに問う。
運命の赤い糸――やがて結ばれる運命の相手とは目には見えず、決して切れない赤い糸で結ばれていると言う。そんな迷信があることはジャミルももちろん知っていた。
(迷信だ、そんなもの。)
ジャミルとジャミルが密かな想いを抱いているカリム――従者と主人、それも男同士の自分たちの間には存在し得ないその糸が、カリムと誰かの間に結ばれているなんて絶対に認めたくない。もしそんなものがあるならば、どんな手段を使ったってその糸を引きちぎってやりたい。ジャミルの物にならないカリムなんてずっとひとりぼっちでいればいいんだ。
5197寝る前のハーブティーを飲み干したカップをかちゃりとソーサーに置き、カリムは独り言のようにぽつりと呟いた。
「……なんだ、急に」
怪訝そうに眉をひそめジャミルはカリムに問う。
運命の赤い糸――やがて結ばれる運命の相手とは目には見えず、決して切れない赤い糸で結ばれていると言う。そんな迷信があることはジャミルももちろん知っていた。
(迷信だ、そんなもの。)
ジャミルとジャミルが密かな想いを抱いているカリム――従者と主人、それも男同士の自分たちの間には存在し得ないその糸が、カリムと誰かの間に結ばれているなんて絶対に認めたくない。もしそんなものがあるならば、どんな手段を使ったってその糸を引きちぎってやりたい。ジャミルの物にならないカリムなんてずっとひとりぼっちでいればいいんだ。
yuishis_1011
MOURNING鍾タル (両片想い)いつか書くかもしれないけど書かないかもしれないからもったいない供養
ただのメモ+捏造のオンパレード
鍾は時折タルに好きであることを伝えているが、タルは「ありがとう、」と返すか「俺も先生のこと好きだよ。もちろん旅人も!」とあたかも友人としての「好き」として扱われる。夜の食事会やお呼ばれは楽しそうに応じるのに、「それ以上」はない。
そんなある日、北国銀行のお得意先との会食で媚薬を盛られたタルと遭遇。頬を染めて荒い息の中フラフラな状態で薄暗い路地を歩くタルを見つけた鍾は慌てて駆け寄る。「大丈夫か?」と手を伸ばすがたるは「触らないで」と払い除けてから、申し訳なさそうに眉を下げて謝る。
「ごめん、触らないで」
「そんなことを言っても今にも倒れそうではないか。俺の部屋の方が近い、肩を貸そう」
「変な薬盛られただけだから、気にしないで」
2743そんなある日、北国銀行のお得意先との会食で媚薬を盛られたタルと遭遇。頬を染めて荒い息の中フラフラな状態で薄暗い路地を歩くタルを見つけた鍾は慌てて駆け寄る。「大丈夫か?」と手を伸ばすがたるは「触らないで」と払い除けてから、申し訳なさそうに眉を下げて謝る。
「ごめん、触らないで」
「そんなことを言っても今にも倒れそうではないか。俺の部屋の方が近い、肩を貸そう」
「変な薬盛られただけだから、気にしないで」