片思い
はねた
TRAINING静岡合宿のみついくんとこぐれくん、両片思い未満。めくるめく僕らの出会い 夜の空気はすこし重い。
ひいやりとした風が水をふくんで湯あがりの髪にまとわりつく。
汗なのか、ぬぐい残しの水滴なのか、短く刈ったばかりの髪からしたたるものがある。肩にかけたタオルでそれを拭きつつ三井は合宿所の庭に出る。
盛りをすぎた紫陽花の茂み、そのまえに見知った姿があった。
薄闇のなかにぼんやりと白いTシャツが浮かぶ。木暮と呼べばふりかえる、その胸のあたりには妙なうさぎの柄があるからつい笑ってしまった。
「風邪引くぞ」
肩がけにしていたタオルを放り投げれば、木暮はひょいと左手でそれをつかむ。その手のひらは昔よりもずいぶんと器用になっていて、取り落とすかもしれないとしかけた心配を三井はそっとひっこめる。
2264ひいやりとした風が水をふくんで湯あがりの髪にまとわりつく。
汗なのか、ぬぐい残しの水滴なのか、短く刈ったばかりの髪からしたたるものがある。肩にかけたタオルでそれを拭きつつ三井は合宿所の庭に出る。
盛りをすぎた紫陽花の茂み、そのまえに見知った姿があった。
薄闇のなかにぼんやりと白いTシャツが浮かぶ。木暮と呼べばふりかえる、その胸のあたりには妙なうさぎの柄があるからつい笑ってしまった。
「風邪引くぞ」
肩がけにしていたタオルを放り投げれば、木暮はひょいと左手でそれをつかむ。その手のひらは昔よりもずいぶんと器用になっていて、取り落とすかもしれないとしかけた心配を三井はそっとひっこめる。
きじとら
DOODLE京園組織パロジンにスカウトされた京極さん。園子ちゃんが組織の娘だと知って組織に入る。両片思いでめちゃめちゃすれ違ってしまうやつです(両思いになる前提)
PASS▶︎18歳以上ですか? 3
chyobi_wx
DONE現代AUバレンタインキス22企画に参加させて頂きました‼️お題【額/友情】
両片思いのセフレ設定で描きました☺️
以下、説明しないと分からん設定。
魏嬰は高校生で、年上の藍湛と(体だけの)御付き合いをしています。
ほのかに自分の本当の気持ちに気づき始めた魏嬰が「藍湛とは体だけの繋がりだから、ただの友達」って自分に言い聞かせながらの額キスです。
漫画で描く余裕があれば良かったですね😇
李乃音
DONE未来から来たウィ♀の息子にアドラー呼びをされてウィ♀の未来の旦那は自分ではないと絶望するガ(ウィ♀に片思い中)の話※ウィ♀の未来の息子(オリジナル)が出てきます。めちゃくちゃ喋るし名前もあります。大丈夫な方のみどうぞ 10592
ゆめの
DONEエアコレでのリクエスト企画です。「付き合っていないけれど両片思いの浮唯 ひょんなことからデートをすることになった話」というリクエストをいただきました。
水族館に行くのは別のフォロワーさんとの会話からヒントをいただきました。
では、どこまでも平行線な浮唯の世界へどうぞ!
※本文に書くのを忘れていましたが(おバカ)、舞台は大阪の海遊館周辺です
今は交わらない音色だけど……5月のまだ完全には覚醒しきってはいないが、強くなってきている太陽の光の下で、朝日奈唯はヴァイオリンの演奏をしていた。
スターライトオーケストラの次回演奏会では、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏する。
ソロの箇所は十分にさらったつもりだが、やはり本番の空気に呑まれると何が起きるかわからない。
そこで人目を意識するため、あえて人の多い場所で演奏することにした。
ここは水族館が近くにあり、平日にも関わらず人が多く通る。
大抵のものは唯の存在を無視するか一瞥するだけで終わるが、ときには熱心に足を止めて聞き入るものもいる。
演奏会に比べてクラシックに詳しいものが少ないため、反応は如実に現れる。一音一音の反応を確かめながら唯はコンチェルトを弾ききった。
3822スターライトオーケストラの次回演奏会では、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏する。
ソロの箇所は十分にさらったつもりだが、やはり本番の空気に呑まれると何が起きるかわからない。
そこで人目を意識するため、あえて人の多い場所で演奏することにした。
ここは水族館が近くにあり、平日にも関わらず人が多く通る。
大抵のものは唯の存在を無視するか一瞥するだけで終わるが、ときには熱心に足を止めて聞き入るものもいる。
演奏会に比べてクラシックに詳しいものが少ないため、反応は如実に現れる。一音一音の反応を確かめながら唯はコンチェルトを弾ききった。
sirokitora0125
MOURNING降ってきたネタがあったのでぱぱーっと書いた。短いし支部に載せるにはちょっとあっさりし過ぎなのでポイピク行きにしました。流の片思い大好き。
※姉の存在を捏造してます 1141
jil85045373
MEMO高杉に結婚を迫られて満更でもない九尾と、焦る片思い蛟です。蛟と狐と高杉のトライアングル(高蛟九)「蛟ー!助けてくれよ蛟!」
キャンキャンと泣く情けない声に、蛟は仕方なく湖から顔を出した。
そこでは、幼なじみの九尾が自慢の九つの尾を興奮のために逆立てながら、顔を赤くしてピーピーと泣いている。
「朝っぱからうるせェな」
言いながら、蛟は煙管を取り出して口に咥える。今までの経験上、どうせこのあとにろくでもない言葉が吐き出されるのは明らかだった。
少しでも気を落ち着かせようと、蛟は煙を肺に吸い込む。
「俺、人間に求婚されちゃった!人間と結婚ってどうやったらいいの」
「」
バキッと蛟は手に持ってい煙管を思わず、へし折った。
山の主である龍の化身、蛟。
目の前のあほ面を晒している九尾には、絶賛千年以上の片思い中であった。
3345キャンキャンと泣く情けない声に、蛟は仕方なく湖から顔を出した。
そこでは、幼なじみの九尾が自慢の九つの尾を興奮のために逆立てながら、顔を赤くしてピーピーと泣いている。
「朝っぱからうるせェな」
言いながら、蛟は煙管を取り出して口に咥える。今までの経験上、どうせこのあとにろくでもない言葉が吐き出されるのは明らかだった。
少しでも気を落ち着かせようと、蛟は煙を肺に吸い込む。
「俺、人間に求婚されちゃった!人間と結婚ってどうやったらいいの」
「」
バキッと蛟は手に持ってい煙管を思わず、へし折った。
山の主である龍の化身、蛟。
目の前のあほ面を晒している九尾には、絶賛千年以上の片思い中であった。
pagupagu14
DONE青春の1コマ/カムユウ(パラツー)大団円エンド後の両片思いのカムユウです。夏休み設定です
青春の1コマ 「あー…涼しい、」
夏も真っ盛り、暑さが耐えきれず宿題に手がつかなかったカムイは冷気を求め近くの公民会の自習室へと向かう。席が空いてることを望んでいき空いてる席を探していると小さく聞き覚えのある声で呼ばれ思わずカムイは振り向いた。
「ゆ、ユウキちゃん…!」
小声で近づけばたまたま空いていたユウキの隣にカムイは腰掛けた。
「ユウキちゃんも来てたんだ?」
「暑いですから涼みついでに宿題をと思って。先輩は?」
「俺もそんな感じ……でも、夏休みにユウキちゃんに会えるとは思わなかったな…」
「え?」
「い、いやいや!なんでも!」
小声でぼそりと聞こえない声で呟いた後カムイはユウキと同じように宿題を広げた。
カリ、カリ、となるシャーペンの音に耳を澄まそして冴えた頭で宿題の問題を解いていく。そして大分時間が経ち伸びをしたところでくすくすとユウキの笑う声が聞こえた。気づけば空は赤く染まり始めており自習室の人ももう少なくなっていた。皆、帰る準備をしている。
1058夏も真っ盛り、暑さが耐えきれず宿題に手がつかなかったカムイは冷気を求め近くの公民会の自習室へと向かう。席が空いてることを望んでいき空いてる席を探していると小さく聞き覚えのある声で呼ばれ思わずカムイは振り向いた。
「ゆ、ユウキちゃん…!」
小声で近づけばたまたま空いていたユウキの隣にカムイは腰掛けた。
「ユウキちゃんも来てたんだ?」
「暑いですから涼みついでに宿題をと思って。先輩は?」
「俺もそんな感じ……でも、夏休みにユウキちゃんに会えるとは思わなかったな…」
「え?」
「い、いやいや!なんでも!」
小声でぼそりと聞こえない声で呟いた後カムイはユウキと同じように宿題を広げた。
カリ、カリ、となるシャーペンの音に耳を澄まそして冴えた頭で宿題の問題を解いていく。そして大分時間が経ち伸びをしたところでくすくすとユウキの笑う声が聞こえた。気づけば空は赤く染まり始めており自習室の人ももう少なくなっていた。皆、帰る準備をしている。
annojo_94
DOODLE両片思いドラロナ酔っぱらルクさまと巻き込まれルドくん
「ただいまーメビヤツー」
『ビ!』
「ただいまジョーン……? あれ、いねえ。クソ砂だけ?」
「あーっ。おかえりぃ、私のかわいい子」
「は?」
「ほら、こっちにおいで。ぎゅうってさせて」
「は!?」
「ね、ね、はやく」
「な、なにが起きて……」
「君も飲む? ……ああ、ダメか。これ、ブラッドワインだもん」
「……」
「? 来てくれないの。じゃあ私が行くね」
「ちょっ、なに!? なになになに!?」
「あー……ふかふかでツヤツヤ……」
(ジョンの腹毛と俺の髪を間違えてる……のか!?)
「う、嘘だろお前、酔うとそんな派手に間違えんの!?」
「ふふ。私が手入れしてるんだもん。当たり前かあ」
「……」
「好きー」
「……」
「すき。可愛いね。すき。だーいすき」
1825『ビ!』
「ただいまジョーン……? あれ、いねえ。クソ砂だけ?」
「あーっ。おかえりぃ、私のかわいい子」
「は?」
「ほら、こっちにおいで。ぎゅうってさせて」
「は!?」
「ね、ね、はやく」
「な、なにが起きて……」
「君も飲む? ……ああ、ダメか。これ、ブラッドワインだもん」
「……」
「? 来てくれないの。じゃあ私が行くね」
「ちょっ、なに!? なになになに!?」
「あー……ふかふかでツヤツヤ……」
(ジョンの腹毛と俺の髪を間違えてる……のか!?)
「う、嘘だろお前、酔うとそんな派手に間違えんの!?」
「ふふ。私が手入れしてるんだもん。当たり前かあ」
「……」
「好きー」
「……」
「すき。可愛いね。すき。だーいすき」
くろ🌱
MEMO呉質モチーフ:頭の白いカラス
曹丕の大事な思い人(片思い)激重手紙を毎回受け取って頭を悩ませている。
非常に口が上手く、悪意があって人を騙すので、評判は悪め。
曹丕とは二人きりになるとタメ語で話す。
顔のピアスは時代を超えて持ってきた。
Ricca1242150
DONEスミ先の水着姿に挙動不審になるりばい先生❤︎両片思い、できてない体化。
りばい先生が変な人です。
エルリが楽しく過ごしてるなら細かいこと気にしないよ!という方向けです。 4
pon
PROGRESS「笑顔の練習」パート5の花その4・ノリウツギ「臨機応変」
・カクレミノ「福を呼ぶ」「災いを消す」
・ベゴニア「幸福な日々」「片思い」
・ラナンキュラス「あなたは魅力に満ちている」「晴れやかな魅力」
・シュウカイドウ「恋の悩み」「片思い」
※ネタバレ防止のため一部文章消してます 5
紀帝柳王フェミニゼートドラゴン
DONE【大盛り⑤】ごめふし2nd noon展示、七月発行新刊の一部先行公開です。イベント後も読めます。長いので一話ずつに小分けします。両片思い先輩五×後輩伏♀のもとへ未来から28歳の五が現れて奇妙な三角関係が始まる、甘く切ない初夏のSF青春アニメ映画(概念)です。
タイムパラドクスゴゴフシ♀ Ⅴ 『いざとなったら花嫁略奪!?』***
「いざとなったら映画館を破壊する」
「悟、せめてもう少し小規模な犠牲に留めてくれ」
時間と場所は少し飛んで、駅から程近い大きな映画館。頭のところに怪獣が顔を出すユーモラスな意匠で観光地としても賑わう一角に、怪しげな二人がコソコソ身を隠していた。白髪の方は柄シャツに脛の出たボトムとゴツいスニーカー、前髪の相方は上下スウェットで、拳にはシルバーリングをバカほどつけた治安の悪い風体。多少顔が良くても話しかける気にはなれない。
「くそ、あの野郎、早速めぐみとサ店で楽しくお茶なんてしやがって…俺でもまだ二人きりで食事とかしたことねえのに…」
「いやでも店選びは素晴らしいと思うよ、このコーヒーとひとくちパンケーキ、なかなかどうしてイケるモグモグモグ」
5994「いざとなったら映画館を破壊する」
「悟、せめてもう少し小規模な犠牲に留めてくれ」
時間と場所は少し飛んで、駅から程近い大きな映画館。頭のところに怪獣が顔を出すユーモラスな意匠で観光地としても賑わう一角に、怪しげな二人がコソコソ身を隠していた。白髪の方は柄シャツに脛の出たボトムとゴツいスニーカー、前髪の相方は上下スウェットで、拳にはシルバーリングをバカほどつけた治安の悪い風体。多少顔が良くても話しかける気にはなれない。
「くそ、あの野郎、早速めぐみとサ店で楽しくお茶なんてしやがって…俺でもまだ二人きりで食事とかしたことねえのに…」
「いやでも店選びは素晴らしいと思うよ、このコーヒーとひとくちパンケーキ、なかなかどうしてイケるモグモグモグ」
紀帝柳王フェミニゼートドラゴン
DONE【大盛り④】ごめふし2nd noon展示、七月発行新刊の一部先行公開です。イベント後も読めます。長いので一話ずつに小分けします。両片思い先輩五×後輩伏♀のもとへ未来から28歳の五が現れて奇妙な三角関係が始まる、甘く切ない初夏のSF青春アニメ映画(概念)です。
タイムパラドクスゴゴフシ♀ Ⅳ 『エスコートとストーキング』***
賑わう駅前、一際目を引くライトグリーンのショウウインドウを背に、ねこ耳帽子を目印に。指示された通り、きっかり正午を目前にして伏黒恵は週末の都心に佇んでいる。休日というのに途切れぬサラリーマンの群れは西へ、ぎらつく若さを身に纏う男女は東へ、老若男女が伏黒の前をずいずいぐんぐん行き交ってゆく。埋もれそうな人混みの中で、果たしてこんなチャチな目印がどれだけ役に立つやらと、少女は頭に被せたキャスケットの角度を所在なく調整した。
「ねー、あの子、一人かな? 声かけてみる?」
「いや待ち合わせでしょ。てか、男? 女じゃないの?」
「えー男の子だって、帽子以外みんなカッコいい系じゃん」
生業上、自然と周囲に注意を払う癖がついている。ショウウインドウから少し離れた信号の前で、立ち止まった女たちがひそひそと、しかし白熱した様子で伏黒の容姿について議論を交わしているのが聞こえてきた。
8128賑わう駅前、一際目を引くライトグリーンのショウウインドウを背に、ねこ耳帽子を目印に。指示された通り、きっかり正午を目前にして伏黒恵は週末の都心に佇んでいる。休日というのに途切れぬサラリーマンの群れは西へ、ぎらつく若さを身に纏う男女は東へ、老若男女が伏黒の前をずいずいぐんぐん行き交ってゆく。埋もれそうな人混みの中で、果たしてこんなチャチな目印がどれだけ役に立つやらと、少女は頭に被せたキャスケットの角度を所在なく調整した。
「ねー、あの子、一人かな? 声かけてみる?」
「いや待ち合わせでしょ。てか、男? 女じゃないの?」
「えー男の子だって、帽子以外みんなカッコいい系じゃん」
生業上、自然と周囲に注意を払う癖がついている。ショウウインドウから少し離れた信号の前で、立ち止まった女たちがひそひそと、しかし白熱した様子で伏黒の容姿について議論を交わしているのが聞こえてきた。
紀帝柳王フェミニゼートドラゴン
DONE【大盛り③】ごめふし2nd noon展示、七月発行新刊の一部先行公開です。イベント後も読めます。長いので一話ずつに小分けします。両片思い先輩五×後輩伏♀のもとへ未来から28歳の五が現れて奇妙な三角関係が始まる、甘く切ない初夏のSF青春アニメ映画(概念)です。
タイムパラドクスゴゴフシ♀ III 『奇妙な三角関係』***
「未来から来た五条? なにそれウケる、負担が2倍で夏油が死ぬじゃん」
「君が多少は引き受けてくれるという配慮とかはないんだね」
「あたぼうよ、うわマジだ、二匹いる。一匹頂戴よ、解剖してみたい」
「駄目、別人に見えて一応地続きの悟…のはずだから。危害を加えたら将来の悟が大変なことになるよ」
小柄な同級生がヤニ代わりの棒飴を咥えたままへらへらと事態をおちょくるが、すでに夏油の胃はきりきり痛み出していた。目下話題の彼はというと、高専応接室の革張りソファーにどっかりと腰を下ろしていちごオレなど啜っている。顔面には真っ黒な目隠しがへばりついていて、風体が胡散臭いことこの上ない。
「そうそうコレよコレ! 学生時代いっつも飲んでたなぁ〜〜! このパックのやつ、僕の時代では終売しちゃっててね。やば、超懐い、ノスタルジーで泣きそう」
5561「未来から来た五条? なにそれウケる、負担が2倍で夏油が死ぬじゃん」
「君が多少は引き受けてくれるという配慮とかはないんだね」
「あたぼうよ、うわマジだ、二匹いる。一匹頂戴よ、解剖してみたい」
「駄目、別人に見えて一応地続きの悟…のはずだから。危害を加えたら将来の悟が大変なことになるよ」
小柄な同級生がヤニ代わりの棒飴を咥えたままへらへらと事態をおちょくるが、すでに夏油の胃はきりきり痛み出していた。目下話題の彼はというと、高専応接室の革張りソファーにどっかりと腰を下ろしていちごオレなど啜っている。顔面には真っ黒な目隠しがへばりついていて、風体が胡散臭いことこの上ない。
「そうそうコレよコレ! 学生時代いっつも飲んでたなぁ〜〜! このパックのやつ、僕の時代では終売しちゃっててね。やば、超懐い、ノスタルジーで泣きそう」
紀帝柳王フェミニゼートドラゴン
DONE【大盛り②】ごめふし2nd noon展示、七月発行新刊の一部先行公開です。イベント後も読めます。長いので一話ずつに小分けします。両片思い先輩五×後輩伏♀のもとへ未来から28歳の五が現れて奇妙な三角関係が始まる、甘く切ない初夏のSF青春アニメ映画(概念)です。
タイムパラドクスゴゴフシ♀ II 『未来からの来訪者』***
「散開しきらない程度に固まって行動しつつ、索敵は手分けしよう。伏黒はミドルレンジを、私はロングレンジに網を張る。接近してくる敵の気配には、虎杖が対処してくれ」
「うす!」
「なー俺だけ暇なんだけど、めぐみのケツで遊んでていい?」
「セクハラは後にしてくださいドブカス先輩」
後ならいいんだ…いいとは言ってない。ともあれ四人のうち三人は注意深く呪霊の気配に神経を尖らせ、廃工場の暗がりを進む。あまりの戦闘担当は退屈そうに欠伸を繰り返していた。しかし、一向に見つからない。
「ふぁーあ、お前らトロくさすぎ。ご自慢のワンちゃん&呪霊ちゃんも大したことねえなぁ」
「じゃあアンタならできるんすか」
「おっ 頼っちゃう? 恵ちゃんがどぉーーーーしてもって言うなら六眼パワーで隅々まで霊視してやらんこともなくてよ?」
6359「散開しきらない程度に固まって行動しつつ、索敵は手分けしよう。伏黒はミドルレンジを、私はロングレンジに網を張る。接近してくる敵の気配には、虎杖が対処してくれ」
「うす!」
「なー俺だけ暇なんだけど、めぐみのケツで遊んでていい?」
「セクハラは後にしてくださいドブカス先輩」
後ならいいんだ…いいとは言ってない。ともあれ四人のうち三人は注意深く呪霊の気配に神経を尖らせ、廃工場の暗がりを進む。あまりの戦闘担当は退屈そうに欠伸を繰り返していた。しかし、一向に見つからない。
「ふぁーあ、お前らトロくさすぎ。ご自慢のワンちゃん&呪霊ちゃんも大したことねえなぁ」
「じゃあアンタならできるんすか」
「おっ 頼っちゃう? 恵ちゃんがどぉーーーーしてもって言うなら六眼パワーで隅々まで霊視してやらんこともなくてよ?」
紀帝柳王フェミニゼートドラゴン
DONE【大盛り①】ごめふし2nd noon展示、七月発行新刊の一部先行公開です。イベント後も読めます。長いので一話ずつに小分けします。両片思い先輩五×後輩伏♀のもとへ未来から28歳の五が現れて奇妙な三角関係が始まる、甘く切ない初夏のSF青春アニメ映画(概念)です。
タイムパラドクスゴゴフシ♀ I 『予定“不”調和の痴話喧嘩』◇
もう一度チャンスがあるなら、きみはどうしたい?
***
「おまえ、ほんっっと可愛くねーのな」
いつも通り、と言ってしまえばそれまでの憎まれ口。五条悟は彼女――二つ年下の生意気女へと、眉目秀麗な顔立ちを歪めて不愉快を示した。だが流石、この利かん坊が繰り返しディスを唱えるだけのことはある。暴言を受けた後輩・伏黒恵の方も、ただでは転ばないと迫力の滲む眼差しで男を睨み返した。
「そっちこそ、もう少し大人になったらどうですか? すこしは夏油先輩を見習った方がいいですよ、クソガキ先輩」
「なんでそこで傑の名前が出んだよ。悠仁の次はあいつに色目? ほんと男なら誰彼構わず惚れっぽいのどうかと思うわ」
「下世話な勘ぐりお疲れ様です。きっとアンタ自身が女をそういうはけ口としてしか見てないから、そんな風にしか人間関係を捉えられないんですね、哀れみすら湧きますよ」
5621もう一度チャンスがあるなら、きみはどうしたい?
***
「おまえ、ほんっっと可愛くねーのな」
いつも通り、と言ってしまえばそれまでの憎まれ口。五条悟は彼女――二つ年下の生意気女へと、眉目秀麗な顔立ちを歪めて不愉快を示した。だが流石、この利かん坊が繰り返しディスを唱えるだけのことはある。暴言を受けた後輩・伏黒恵の方も、ただでは転ばないと迫力の滲む眼差しで男を睨み返した。
「そっちこそ、もう少し大人になったらどうですか? すこしは夏油先輩を見習った方がいいですよ、クソガキ先輩」
「なんでそこで傑の名前が出んだよ。悠仁の次はあいつに色目? ほんと男なら誰彼構わず惚れっぽいのどうかと思うわ」
「下世話な勘ぐりお疲れ様です。きっとアンタ自身が女をそういうはけ口としてしか見てないから、そんな風にしか人間関係を捉えられないんですね、哀れみすら湧きますよ」
ei_tama_0401
DONE🦈1年生x🐬2年生のフロジェイです
🐬から1年遅れてNRCに入学した🦈
放課後に麓の街で待ち合わせをすることに
ちょっとおしゃれをしてかっこいいところを見せたい🦈だったが時間も無いので髪型だけ変えてそわそわと🐬を待つ事に
という感じの両片思いなフロジェイです
姿なしモブと会話しますので苦手な方はごめんなさい 6
やはづ
PROGRESS両片思いのビリグレこっからもだもだしてなんやかんやあって両思いになる自カプみたいなあと思ったから書きたい、書きます
ベルベットのギフトケース。グレイの髪と似たネイビーの色が、箱の曲線を辿って濃淡を見せるのがつややかだった。触感は違っていて、グレイはもっと癖があって、ただ撫でて素直に毛先の方向が変わるほど素直な髪はしていなかった。
そんなふうに呑気なことを考えていられるのは。ただ、ビリーがこの場に置かれている状況が飲み込めておらず、できるだけ現実を放棄してしまいたいと無意識に思っていたからだった。
どうしてグレイがこのようなものを所持していて、そして、同居人のビリーも行き来するこの部屋で、堂々と自身の机の上に分かりやすく放置してしまっているのか。外したゴーグルが右手から滑り落ちそうになるのに気づいて、やっとビリーは明らかな"グレイのプレゼント"から一旦目をそらすことが出来た。
2202そんなふうに呑気なことを考えていられるのは。ただ、ビリーがこの場に置かれている状況が飲み込めておらず、できるだけ現実を放棄してしまいたいと無意識に思っていたからだった。
どうしてグレイがこのようなものを所持していて、そして、同居人のビリーも行き来するこの部屋で、堂々と自身の机の上に分かりやすく放置してしまっているのか。外したゴーグルが右手から滑り落ちそうになるのに気づいて、やっとビリーは明らかな"グレイのプレゼント"から一旦目をそらすことが出来た。
ao_pumi23
MOURNINGプトミラ/💚💛/両片思いいちゃいちゃあと一歩なぁ、その笑顔に俺が何度救われたと思う?
なぁ、どうしたらお前は俺だけを見てくれる?
-----
「よ!クリプちゃん何やってんだ?」
いつものごとく自分のスペースでハックを弄っていれば、仲間でありライバルであり想い人であるエリオット・ウィットが満面の笑みで立っていた。
「見てわかるだろう。ハックの調整だ。邪魔するなよ」
「あーあ、そんなこと言っていいんだな」
「あぁ?何がだ」
するとどこに隠してあったのか目の前には美味しそうなサンドイッチとコーヒー。
そういえば昨日から何も食べていない。
忘れていた食欲が湧いて腹が鳴る。
「へへっやっぱり腹減ってたんだろ。お前何徹目だよ?目の下、大変なことになってんぜ」
まるで当たり前のように俺の下瞼をそっと撫でてくる此奴に、お前の距離感はいつもこうなのか?と問いたくなる。
1630なぁ、どうしたらお前は俺だけを見てくれる?
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「よ!クリプちゃん何やってんだ?」
いつものごとく自分のスペースでハックを弄っていれば、仲間でありライバルであり想い人であるエリオット・ウィットが満面の笑みで立っていた。
「見てわかるだろう。ハックの調整だ。邪魔するなよ」
「あーあ、そんなこと言っていいんだな」
「あぁ?何がだ」
するとどこに隠してあったのか目の前には美味しそうなサンドイッチとコーヒー。
そういえば昨日から何も食べていない。
忘れていた食欲が湧いて腹が鳴る。
「へへっやっぱり腹減ってたんだろ。お前何徹目だよ?目の下、大変なことになってんぜ」
まるで当たり前のように俺の下瞼をそっと撫でてくる此奴に、お前の距離感はいつもこうなのか?と問いたくなる。
turedurenooto
PAST2021年4月に発行した「ミッドナイトランデブー」の再録です!当時お手に取ってくださった皆様ありがとうございました!かわわたお誕生日めでたいので再録しま~す
ちなみに両片思いのあまずっぱ~~~~~~~いかわとくです♡ 33
nagisa
DONECPは趙イチのモブ→イチ。映画館で春日君に出会ったモブと、日記の話。ずっとモブ視点で話が進みます(春日君はモブと全くどうこうはなりません。ずっとモブの片思い)
最初少しコメディチックですが、後半シリアス気味。
ここ迄の説明でちょっとでも駄目だと感じたら、そっとページを閉じて下さい。
大丈夫、と仰っていただける方は少しでも楽しんで頂けると幸いです。 9173
たかはしなな
DOODLE聴いてる曲を好きキャラに反映させてしまう病😇2番の歌詞が私の中の乙女しんごちゃの心情すぎて
期待しない、愛じゃない、頭がおかしくなっただけなんだってまんま片思いのしんごちゃです🤦♀️
@pepper_ranks
DOODLEカヴェアル(⚠一瞬セノゼン紛い有り)、先輩が片思い引きずったまま完済した後今度はぜんが先輩ん家に転がりこむ事になっちゃって~~~~~~~~???なやつが読みたいって話 7syakedaikon0
DONE洋三 お題「ビニール傘」相合い傘がしたくてたまらない両片思い洋三の話
相合い傘。それは憂鬱な雨の日を一気に天国へと変えるキャッキャウフフなイベント。一度傘の中に入ればそこは二人だけの世界。「あ、ごめん体当たっちゃった……」「ん……もっと近く来なよ。濡れちゃう」だとかいう甘酸っぱ〜い会話が量産される、急展開余儀なしの大チャンスだ。
つまり俺は何が言いたいのかって?いいぜ、ズバリ言ってやる。
相合い傘がしたいッッッッ!!!!
ターゲットは俺が絶賛片思い中である水戸洋平だ。この日のために相合い傘の何たるかを研究し、逆さのてるてる坊主を吊るしまくり、オシャンな傘も買い込んだ。気合は十分だ。雨足はムードの演出には少々熱烈すぎる勢いだが、傘さえさせりゃ何でもいい。
4484つまり俺は何が言いたいのかって?いいぜ、ズバリ言ってやる。
相合い傘がしたいッッッッ!!!!
ターゲットは俺が絶賛片思い中である水戸洋平だ。この日のために相合い傘の何たるかを研究し、逆さのてるてる坊主を吊るしまくり、オシャンな傘も買い込んだ。気合は十分だ。雨足はムードの演出には少々熱烈すぎる勢いだが、傘さえさせりゃ何でもいい。
じろ~
DOODLE圧倒的マシュフィンに勝手に敗北するモブくんのSSです。モブ→フィンで、少し性格悪め&思い込みが激しいモブが独白するだけのお話なので苦手な方はご注意ください。
カプはマシュフィンのみでモブくんは単なる片思い(?)です。
彼についての述懐 俺にとってフィン・エイムズという男は、端的に言えば「どうしようもない奴」だった。
課題も試験も評価はドベの方で、箒の扱いも人並み程度。固有魔法も戦闘に向いたものではないのか、使っている場面を見たことが無い。
友達もいないらしく、アイツの周りはいつもぽっかりと穴が開いているみたいだった。教室の端でうつむきがちにペンを走らせているその姿に、俺は絶対ああはなりたくないと思っていたものだ。
転機を迎えたのは、俺たちがまだ中等部だった頃。入学してもう一年にもなっていただろうか。
座学が終わり、友人と教室を出ていこうとした時、俺は一人の生徒とぶつかって抱えていた教科書を全て落としてしまった。
「ちゃんと前見とけよ、愚図!」
2257課題も試験も評価はドベの方で、箒の扱いも人並み程度。固有魔法も戦闘に向いたものではないのか、使っている場面を見たことが無い。
友達もいないらしく、アイツの周りはいつもぽっかりと穴が開いているみたいだった。教室の端でうつむきがちにペンを走らせているその姿に、俺は絶対ああはなりたくないと思っていたものだ。
転機を迎えたのは、俺たちがまだ中等部だった頃。入学してもう一年にもなっていただろうか。
座学が終わり、友人と教室を出ていこうとした時、俺は一人の生徒とぶつかって抱えていた教科書を全て落としてしまった。
「ちゃんと前見とけよ、愚図!」