五十音台詞ノック3・『な』
珍しく静かに本を読むミラージュ。
クリプトがその所作をじっと見つめていると、視線を感じたのかパチリと目が合う。
「なぁに見てんだよクリプちゃんのえっち♡」
「うるさいお前に言われたくない」
「はぁ!?なんだよクリプト〜それって俺が魅力的ってことか?」
「まったく、めでたい奴だ」
ふいと横をむくがミラージュは知っている。
クリプトが照れていることを。
(耳が赤くなってること言ったら怒られるから言わないでおこう)
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・『に』
インタビュー中のミラージュ。
「え?クリプトのいいところ?ないないあるわけないだろそんなもん。え?いやー、まぁ、確かに声はいいし、俺のデコイと彼奴のハックは相性もいいし、見た目も俺程じゃないがイケてはいるし、何やかんや仲間想いだし…ってクリプト!?おまっ!いるなら声かけろよ!ちょ、待て!今のは違う!ぜーんぶ嘘!こら!待てって!にやけてんじゃねぇー!!!」
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