麿
hsg_814
DONEクリスマス水麿♀3コマ目が描きたかったので描けて満足です!またまろパイを盛ってしまった‥
この後の水麿♀はおやつ食べる前にすけべしてましたとさ!(説明?書きたかったけど漫画内に入らなかった)
kotatu_muri03
REHABILI花屋パロの麿水の未来設定のとあるクリスマスの、話。これまでの話と矛盾するような箇所があっても見ないふりしてください。今夜は仲良し()する予定の二人。
メリークリスマス!
2022/12/25 3650
West
DONEもう幻覚しか描きません。まほんか王佐麿。
チェス麿を描いた後思いついた妄想だ。2次創作しか許される妄想だが6話を読んで危機感を覚え取り急ぎ妄想絵を上げた。
早くしないとこういうネタを出す機会は無くなりそうだ。(震える)
フスキ
DONE養生本丸の水麿、クリスマス編です!まにあった……!!すいまろちゃんとプレゼントのはなし。半端な時間ですが、みなさまメリークリスマスです!!!(水麿養生本丸)誓い 顕現したときから、もしくは戦場に出て負った傷が癒えずに。そんなふうに身体に障害のあるものたちが集う、後方支援の本丸、通称・養生本丸。
戦わぬとはいえども仕事はしているのだから、楽しいことは平等にあるべきなのよ。そもそも生きているものに楽しいことがなければそんな世界はくそくらえ。──それがここを統べる審神者の基本理念らしい。クリスマスイブとなった今日、宴会は盛大に執り行われた。
水心子を含む数名の健康体の男士も、宴会の進行で酒は飲めなかったものの楽しんで過ごすことができた。普段つらい思いをして生きているものも多いが、こんなふうに皆で息抜きができること、幸せなことだと思う。
「それはそれとして、きよまろのプレゼントほしかった……」
2715戦わぬとはいえども仕事はしているのだから、楽しいことは平等にあるべきなのよ。そもそも生きているものに楽しいことがなければそんな世界はくそくらえ。──それがここを統べる審神者の基本理念らしい。クリスマスイブとなった今日、宴会は盛大に執り行われた。
水心子を含む数名の健康体の男士も、宴会の進行で酒は飲めなかったものの楽しんで過ごすことができた。普段つらい思いをして生きているものも多いが、こんなふうに皆で息抜きができること、幸せなことだと思う。
「それはそれとして、きよまろのプレゼントほしかった……」
gmmrrrn
DOODLE※麿水🔞寝バック!
キヨマロくんも喘ぐ
キヨマロクンがスイシンシクンで気持ちよくなってるのはいつ見てもエッチだなと思う
肩を強めにおさえられてだんだん打ちつけるのが激しくなっては擦れて気持ちいいしキヨマロクンの欲を感じて嬉しくなっちゃうスイシンシクン
枕よだれでびちゃびちゃにしてほしい
pass:18↑?
u2_wall
DOODLE・両片想い→両想いになった直後くらいの麿水ちゃん、誘うのが上手い方と上手くない方の話(ひとつ前の話と少しだけ繋がってます)・既にやることやってる仲なので距離が近いです
・pixivに置いてる話と地続きです
(ざっくりしたあらすじ:体の関係が先行してた親友がまともにくっついたちょっと後、くらいの話です)
恋に落ちるというのは、色々と儘ならないものだ。
一日の任務を終えた夜の隙間、自室の隅で読んでいる書物の文字を表面だけで追いながら、水心子はぼんやりそんなことを考えていた。
水心子が親友である源清麿に恋をしていると自覚してから少し。
色々あって元から親友というだけの関係ではなかったのだが、盛大な勘違いとすれ違いを経て今は互いに恋をしていると認め合った仲でもある。それ自体は良いのだが、そのことを認めてからというもの、水心子の方はどうも心身の制御が上手くいかない日々が続いていた。
清麿への想いを自覚する前から散々似たような症状を持て余していたのでこういった感情面の不具合には慣れているはずなのだが、それとはまた違う──これまで当たり前だった世界が何か根こそぎ変わってしまったような、そんな感覚に陥ることが増えた。
6758一日の任務を終えた夜の隙間、自室の隅で読んでいる書物の文字を表面だけで追いながら、水心子はぼんやりそんなことを考えていた。
水心子が親友である源清麿に恋をしていると自覚してから少し。
色々あって元から親友というだけの関係ではなかったのだが、盛大な勘違いとすれ違いを経て今は互いに恋をしていると認め合った仲でもある。それ自体は良いのだが、そのことを認めてからというもの、水心子の方はどうも心身の制御が上手くいかない日々が続いていた。
清麿への想いを自覚する前から散々似たような症状を持て余していたのでこういった感情面の不具合には慣れているはずなのだが、それとはまた違う──これまで当たり前だった世界が何か根こそぎ変わってしまったような、そんな感覚に陥ることが増えた。
フスキ
DONE水麿と静ちゃん巴ちゃん小説の続きです!巴→麿っぽい描写入りますがちゃんと水麿ハピエンです。おおきいこどもたちの話。(水麿と静と巴2)恋はふたりだけ 水心子が静形に懐かれた。
「水心子ぃ、膝枕をしてくれ! 午前は買い出しを手伝ったのだ!」
「な、なるほど、それは労わねばなるまいな」
突進してきた静形を宥めて、水心子が縁側に座る。外に足を投げ出した彼の腿に、静形は嬉々として寝転んだ。
「……ずいぶん、仲良しになったね」
静形を後ろから追って歩いていた清麿は、苦笑しながらそう呟いた。一緒だった巴形が、ふむ、と頷く。
「清麿よりも水心子のほうが生存値が上だと知ってからは、一瞬だったな」
脆いものを遠ざけようとする性質のある静形は、元々清麿にべったりだった。打刀の中では強い部類にあることで安心されていたらしい。しかし、まあちょっとした揉め事で輪に加わるようになった水心子を、彼は最初こそ小さい怖いと怯えていたが、水心子が存外頑丈であることを理解してからは坂を転がる石のように懐いていった。
4309「水心子ぃ、膝枕をしてくれ! 午前は買い出しを手伝ったのだ!」
「な、なるほど、それは労わねばなるまいな」
突進してきた静形を宥めて、水心子が縁側に座る。外に足を投げ出した彼の腿に、静形は嬉々として寝転んだ。
「……ずいぶん、仲良しになったね」
静形を後ろから追って歩いていた清麿は、苦笑しながらそう呟いた。一緒だった巴形が、ふむ、と頷く。
「清麿よりも水心子のほうが生存値が上だと知ってからは、一瞬だったな」
脆いものを遠ざけようとする性質のある静形は、元々清麿にべったりだった。打刀の中では強い部類にあることで安心されていたらしい。しかし、まあちょっとした揉め事で輪に加わるようになった水心子を、彼は最初こそ小さい怖いと怯えていたが、水心子が存外頑丈であることを理解してからは坂を転がる石のように懐いていった。
tis_kri_snw
TRAINING麿さに前書いた装丁カフェのネタ。
色々勢いで書いたのでなんでも許せる人向け
巡る星「本日はふたご座流星群の極大日となります!近年稀に見る好条件とのことですが___」
つけっぱなしのテレビから女性アナウンサーの陽気な声が聞こえてきておもむろに顔を上げると三大流星群の一つであるふたご座流星群の話題と共に天気予報が流れていた。
「もうそんな時期か…年末もすぐだなぁ」
カレンダーに目をやるともう12月も半ばに差し掛かっている。そろそろ大掃除を始めないと年内に終わらないかもしれないとぼんやり考えていると部屋の外から聞きなれた声が聞こえてきた
「今帰ったよ、開けていいかな?」
どうやら遠征から帰還したようだ。いいよーと間延びした声で返事をすると静かに襖が開いて清麿が顔を見せた
「おかえり清麿!お疲れ様。」
2868つけっぱなしのテレビから女性アナウンサーの陽気な声が聞こえてきておもむろに顔を上げると三大流星群の一つであるふたご座流星群の話題と共に天気予報が流れていた。
「もうそんな時期か…年末もすぐだなぁ」
カレンダーに目をやるともう12月も半ばに差し掛かっている。そろそろ大掃除を始めないと年内に終わらないかもしれないとぼんやり考えていると部屋の外から聞きなれた声が聞こえてきた
「今帰ったよ、開けていいかな?」
どうやら遠征から帰還したようだ。いいよーと間延びした声で返事をすると静かに襖が開いて清麿が顔を見せた
「おかえり清麿!お疲れ様。」
ちゃい
PAST昨年の11月28日発行「カプごった煮学パロアンソロ」に寄稿させていただいた麿水8pです!😊楽しく描けたな…と思ってます(日向くんの髪間違えて描いてしまってるのでスルーしてもらえたら嬉しいです😂) 8ringofeb9
DONE中3麿くんと30歳小児科医水心子くんの年の差がある麿水ちゃんです。愛を贈るここには昔、小さな薔薇園があった。
ただ、棘があって危ないからという理由でいつしか撤去されていた。そのことをすっかり忘れていた源清麿は寒空の下、病棟を出てすぐの庭に立っていた。
「ないものは仕方ないか……」
冷たい風が体に当たり、清麿はぶるりと体を震わせた。
「清麿」
「え?」
背後から声が聞こえたと同時に厚手の黒いチェスターコートを肩にかけられて紫色のマフラーを巻かれた。
「風邪引いちゃうよ? 受験生なんだし拗れたら大変だし。上着、大きいかもしれないけど着てて」
「いや。ちょうどいいサイズだよ。袖も余らないし」
コートに清麿は袖を通して水心子に見せた。出会った頃は主治医より小さかったのに今では水心子と同じくらいの身長に成長している。今では清麿の方が少し大きいかもしれない。
3169ただ、棘があって危ないからという理由でいつしか撤去されていた。そのことをすっかり忘れていた源清麿は寒空の下、病棟を出てすぐの庭に立っていた。
「ないものは仕方ないか……」
冷たい風が体に当たり、清麿はぶるりと体を震わせた。
「清麿」
「え?」
背後から声が聞こえたと同時に厚手の黒いチェスターコートを肩にかけられて紫色のマフラーを巻かれた。
「風邪引いちゃうよ? 受験生なんだし拗れたら大変だし。上着、大きいかもしれないけど着てて」
「いや。ちょうどいいサイズだよ。袖も余らないし」
コートに清麿は袖を通して水心子に見せた。出会った頃は主治医より小さかったのに今では水心子と同じくらいの身長に成長している。今では清麿の方が少し大きいかもしれない。
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DOODLE・誉桜と麿水ちゃんの話・両片想い→両想いになった直後くらいの親友たち(pixivに置いてある話と地続きです)
「……終わったな。これで、この時代はもう大丈夫だろう」
「うん、そうだね」
任務で訪れた何処かの時代の果てで、今日も首尾よく遡行軍の群れを斬り捨てた水心子の背に武功の証である桜の花弁が舞った。
夜の帳に翻る見慣れたその薄紅色の幻影は、今宵もいつも通りに清麿の目を奪っていく。敵を斬り伏せて生じた血と骨の残骸を背景に舞い散る桜の花は戦場において明らかに異質なものではあったけれど、それを纏う水心子の姿はそれでもなおその硬質な美しさを失わずにいる。
何度となく見ているはずの戦場で桜吹雪を背負うその姿に、幾度出陣を繰り返しても同じように毎回視線を奪われる。そうして、この桜を見るたびに自分がこの親友に恋をしていると自覚させられるのだ。
3196「うん、そうだね」
任務で訪れた何処かの時代の果てで、今日も首尾よく遡行軍の群れを斬り捨てた水心子の背に武功の証である桜の花弁が舞った。
夜の帳に翻る見慣れたその薄紅色の幻影は、今宵もいつも通りに清麿の目を奪っていく。敵を斬り伏せて生じた血と骨の残骸を背景に舞い散る桜の花は戦場において明らかに異質なものではあったけれど、それを纏う水心子の姿はそれでもなおその硬質な美しさを失わずにいる。
何度となく見ているはずの戦場で桜吹雪を背負うその姿に、幾度出陣を繰り返しても同じように毎回視線を奪われる。そうして、この桜を見るたびに自分がこの親友に恋をしていると自覚させられるのだ。
のゆき
DOODLEガ清/2軸からの延長線上での王王佐ですが、世の王佐とは完全に別方向行ってます。王佐だけど王の補佐官ではなく、王をたすける者で。政務は別に手伝わなくても大丈夫だし、魔界のことを知ってるようで知らないから見聞を広げたいと申し出、定期連絡やいつでも帰るを条件に許可を貰った。そして心は傍に、体は同じくも遠い空の下にある。そんな麿。 5フスキ
DONE水麿家族パロ、まろくんに頭痛がある日のこと。ましゅまろで夫婦喧嘩しないのかといただいたので、夫婦喧嘩をさせようとしたんですが…しなかったですね☆笑笑(水麿家族パロ)頭痛ではじまる いつも通りに目覚めたつもりだったのに、起きた瞬間に己が普段とは違うことが分かった。頭がずきずきと痛くて、なかなか身体を起こせない。
──ああ、久しぶりにきてしまった、頭痛。
水心子と結婚する以前は癖のようにあったものだった。最近は幸いにぐんと減っていて、きっと娘を産んだおかげで体質が変わったのだと楽観していたのだけれど。それはそうだ、簡単にすべてなくなってくれるわけもない。
娘を挟んで横で眠る水心子を、薄目を開けて見た。健やかそのものの寝顔は近頃すこし精悍になって、こちらを向いて寝息を立てている。……巻き込む、わけにはいかない。
ベッドに懐いてしまった己を奮い立たせようと、頭の中で『せーの』を唱えてやっと起き上がった。その瞬間も頭がずきんとして、顔を顰めてしまったけれどこのままではいけない。すぐに顔を洗いに立って、目を醒ますために冷水を使う。耳が、きんと冷えた。
3628──ああ、久しぶりにきてしまった、頭痛。
水心子と結婚する以前は癖のようにあったものだった。最近は幸いにぐんと減っていて、きっと娘を産んだおかげで体質が変わったのだと楽観していたのだけれど。それはそうだ、簡単にすべてなくなってくれるわけもない。
娘を挟んで横で眠る水心子を、薄目を開けて見た。健やかそのものの寝顔は近頃すこし精悍になって、こちらを向いて寝息を立てている。……巻き込む、わけにはいかない。
ベッドに懐いてしまった己を奮い立たせようと、頭の中で『せーの』を唱えてやっと起き上がった。その瞬間も頭がずきんとして、顔を顰めてしまったけれどこのままではいけない。すぐに顔を洗いに立って、目を醒ますために冷水を使う。耳が、きんと冷えた。
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DOODLE・星空デート(概念)してる麿水ちゃん(その2)・水心子くん視点、まだくっついてない
(前回の話から続いてますが単発でも読めます)
・pixivに上げている話と同じ世界線ですが読んでなくても大丈夫です
(自覚あり×無自覚の両片想いという前提があるくらいです)
本丸の裏手にある小高い丘の上からは、この辺りで一番綺麗な星空が見られる。
少し前に親友から教えてもらったその場所で、水心子は雨上がりの夜空を眺めていた。
昼間降り続いていた雨が上がり、今は雲の隙間から月と星が少しずつ見え始めている。このまま雲が散れば、今よりもっと美しい空に変わるだろう。待ち合わせをしている清麿が来る頃には、きっと丁度良い具合になっているはずだ。そうなることを期待してこの場所に呼び出したので、想定通りに行きそうで良かったと安堵する。
水心子がこの場所を知ったのは、清麿が働き詰めだった自分を案じて息抜きにと連れてきてくれたことがきっかけだった。
この本丸に来るより前、刀剣男士として顕現して間もない頃に見たどこかの時代の星空に対して「綺麗だ」と呟いたことを覚えていてくれたのだろう。書類仕事をしていたところに現れて、鮮やかな手際で見事に丸め込まれてそのまま引きずられてきたこの場所から見上げた夜空は、忙殺されて濁りきっていた視界が一気に開けたと感じるくらいに美しい景色だった。
4295少し前に親友から教えてもらったその場所で、水心子は雨上がりの夜空を眺めていた。
昼間降り続いていた雨が上がり、今は雲の隙間から月と星が少しずつ見え始めている。このまま雲が散れば、今よりもっと美しい空に変わるだろう。待ち合わせをしている清麿が来る頃には、きっと丁度良い具合になっているはずだ。そうなることを期待してこの場所に呼び出したので、想定通りに行きそうで良かったと安堵する。
水心子がこの場所を知ったのは、清麿が働き詰めだった自分を案じて息抜きにと連れてきてくれたことがきっかけだった。
この本丸に来るより前、刀剣男士として顕現して間もない頃に見たどこかの時代の星空に対して「綺麗だ」と呟いたことを覚えていてくれたのだろう。書類仕事をしていたところに現れて、鮮やかな手際で見事に丸め込まれてそのまま引きずられてきたこの場所から見上げた夜空は、忙殺されて濁りきっていた視界が一気に開けたと感じるくらいに美しい景色だった。
フスキ
DONE水麿家族パロ小説、会社の忘年会にトラウマのあるすいくんの話。家族でいちゃいちゃしてるの書くのめちゃくちゃたのしいです…(水麿家族パロ)酒の失敗談 今年も暮れが近づいてきて、この季節となってしまった。つい顔を顰めながら書状を清麿に差し出すと、文面を見た彼もまた難しい顔になる。
「そうか、今年はあるんだね……」
「そうなんだ……去年はなくて助かったと思ってたのにな」
両親が一枚の紙を見つめて渋面をしているのを不審に思ったのか、娘のまひろが首を傾げて近寄ってきた。
「どうしたの、なにがあるの?」
そう問われて、夫婦視線を合わせる。うーん、と清麿が口を開けた。
「忘年会、っていってね、会社に一緒に働いている人たちで、今年もお疲れさまでしたってお食事会をするんだよ」
「そうなの……パパ、それ、いやなの?」
たのしそうなのに、と続けて、大きな瞳で見上げられる。そうされてしまうと、なんだか己が酷くちっぽけな人間なようで情けなくなってしまうのだ。言葉に詰まる水心子をフォローするように、清麿がまひろの頭を撫でる。
3797「そうか、今年はあるんだね……」
「そうなんだ……去年はなくて助かったと思ってたのにな」
両親が一枚の紙を見つめて渋面をしているのを不審に思ったのか、娘のまひろが首を傾げて近寄ってきた。
「どうしたの、なにがあるの?」
そう問われて、夫婦視線を合わせる。うーん、と清麿が口を開けた。
「忘年会、っていってね、会社に一緒に働いている人たちで、今年もお疲れさまでしたってお食事会をするんだよ」
「そうなの……パパ、それ、いやなの?」
たのしそうなのに、と続けて、大きな瞳で見上げられる。そうされてしまうと、なんだか己が酷くちっぽけな人間なようで情けなくなってしまうのだ。言葉に詰まる水心子をフォローするように、清麿がまひろの頭を撫でる。
フスキ
DONE水麿家族パロ、ギャグ回を目指しました。幼児向け歌と体操の番組を見ている家族のお話です。すいくんが天然です。まろくんがツッコミしてる…珍しい…(水麿家族パロ)よその男「ただいまー」
「おかえり」
帰り着いたドアを開ければ、当たり前に妻が出迎えてくれる。当たり前、になったんだなあ、といつだって面映ゆく思ってしまうのだ。
しかしいつもなら彼より早く駆け寄ってきてくれる娘が、今日は奥から出てこない。
「……まひろは?」
コートを受け取ってくれる清麿に、物足りなさを隠しきれもせず問いかけると、彼は苦笑いをして『テレビを見ているよ』と教えてくれた。
「テレビ?」
それでもいつもこちらに来てくれるのに。そう思っているのが分かったのだろう、一緒にリビングへ歩みながら清麿が口にする。
「水心子、今日はいつもより帰りが早かっただろう。いつもは終わっている番組が、今日はまだ真っ最中なんだよ」
2387「おかえり」
帰り着いたドアを開ければ、当たり前に妻が出迎えてくれる。当たり前、になったんだなあ、といつだって面映ゆく思ってしまうのだ。
しかしいつもなら彼より早く駆け寄ってきてくれる娘が、今日は奥から出てこない。
「……まひろは?」
コートを受け取ってくれる清麿に、物足りなさを隠しきれもせず問いかけると、彼は苦笑いをして『テレビを見ているよ』と教えてくれた。
「テレビ?」
それでもいつもこちらに来てくれるのに。そう思っているのが分かったのだろう、一緒にリビングへ歩みながら清麿が口にする。
「水心子、今日はいつもより帰りが早かっただろう。いつもは終わっている番組が、今日はまだ真っ最中なんだよ」
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DOODLE・星空デート(概念)する麿水ちゃん・清麿くん視点、まだくっついてない時期
・pixivに上げてる話と同じ世界線ですが読んでなくても大丈夫です
(あの話より前の時期、清麿くんが本丸に来て少し経ったくらいの時系列です)
「……水心子?」
「ああ、すまない。空を見ていた」
清麿と水心子がまだ政府に所属していた頃、とある古い時代での任務で奇妙な場所を訪れたことがあった。
その世界には人間も動物も存在せず、時間遡行軍を一掃してしまえば残るものが何もない、ただ静かな夜のこと。
任務の後処理をしながら水心子が立ち止まっていたので清麿が声をかけてみると、その瞳に満天の星空を映したまま意外な答えが返ってきた。
「空?」
「ここは星がよく見えるなと思って」
「ああ、本当だ。すごいね」
地上の灯りが星の光を遮ることのない暗い世界だからこそ見られる景色は、異様なものではあったが思わず目を惹かれてしまうくらいには美しい。天文学にそこまで興味が深いわけではない清麿でもそう思ったのだが、水心子の方は何やら難しい顔をしている。
4372「ああ、すまない。空を見ていた」
清麿と水心子がまだ政府に所属していた頃、とある古い時代での任務で奇妙な場所を訪れたことがあった。
その世界には人間も動物も存在せず、時間遡行軍を一掃してしまえば残るものが何もない、ただ静かな夜のこと。
任務の後処理をしながら水心子が立ち止まっていたので清麿が声をかけてみると、その瞳に満天の星空を映したまま意外な答えが返ってきた。
「空?」
「ここは星がよく見えるなと思って」
「ああ、本当だ。すごいね」
地上の灯りが星の光を遮ることのない暗い世界だからこそ見られる景色は、異様なものではあったが思わず目を惹かれてしまうくらいには美しい。天文学にそこまで興味が深いわけではない清麿でもそう思ったのだが、水心子の方は何やら難しい顔をしている。
ちゃっこ@chaco3to
DOODLE麿さにでおふろの日。週一くらいで、お休みの日に「一週間こんなことあったよ」って話しながらおふろして。
審神者ちゃんのお部屋に、程よく狭いヒノキのおふろ建築するから。何でも作るから。 3
フスキ
DONE水麿小説、人間すい×人魚まろです。人魚について都合よく捏造していますので信じないでください!文中で出てくる女子生徒はすいくんのことが好きです。裏設定。
(水麿人魚ネタ)海からきた恋人 水心子は特別海が好きなのではなかった。記憶もないほど幼いころに波打ち際で波に飲まれかけた話を聞いていたので、むしろどちらかというと恐怖の対象だったのだが、最近は時折海を見たくなる。それは大抵落ち込んだ時だった。
今日も学校で空回りしてしまって、その自己嫌悪に押されるまま海にやってきた。浜辺は人が多いので、少しばかり段差の多い岩場に来ていた。
どうして僕はこうなんだろう。
僕、と人前で名乗ることも、気づけばあまりなくなっていた。小中学校と厳しいところだったということもあり、水心子は自分の心とは裏腹に『私』と自身を呼ぶことが多い。それは今では両親の前でさえそうだった。
一生懸命に何かを成そうとするたび空回り、躓き、人に笑われる。そんなことが最近特に多い。自分を好きになれず当然だろうと思う。
6528今日も学校で空回りしてしまって、その自己嫌悪に押されるまま海にやってきた。浜辺は人が多いので、少しばかり段差の多い岩場に来ていた。
どうして僕はこうなんだろう。
僕、と人前で名乗ることも、気づけばあまりなくなっていた。小中学校と厳しいところだったということもあり、水心子は自分の心とは裏腹に『私』と自身を呼ぶことが多い。それは今では両親の前でさえそうだった。
一生懸命に何かを成そうとするたび空回り、躓き、人に笑われる。そんなことが最近特に多い。自分を好きになれず当然だろうと思う。
フスキ
DONE水麿家族パロ、出産前のふたり。タイトルは「杞憂」です。つまりそういうこと。(水麿家族パロ)杞憂「本当に……無痛分娩にしないの?」
今はまだ清麿のお腹の中にいる赤子が産まれる日は少しずつ近づいている。それだけを言えば楽しみなことでしかないけれど、それはイコールで清麿の出産が近づいているということだ。
最初こそ妊娠の感動やら、失踪した彼を取り戻すことやらで頭になかったけれど、出産とは母体の生死にも関わる重大なものだった。それを意識したのは出産に関する勉強を始めてからで、始めはショックで眠れなくもなった。清麿がなんでもなさそうに眠っているのが、余計に苦しかった。
母体への苦痛を最小限にしたくて、水心子は無痛分娩も考えていいのではないかと清麿に言った。けれど彼は、うーん、と少し困ったように笑ったあと、僕は自然分娩でいいよ、と返したのだ。
2680今はまだ清麿のお腹の中にいる赤子が産まれる日は少しずつ近づいている。それだけを言えば楽しみなことでしかないけれど、それはイコールで清麿の出産が近づいているということだ。
最初こそ妊娠の感動やら、失踪した彼を取り戻すことやらで頭になかったけれど、出産とは母体の生死にも関わる重大なものだった。それを意識したのは出産に関する勉強を始めてからで、始めはショックで眠れなくもなった。清麿がなんでもなさそうに眠っているのが、余計に苦しかった。
母体への苦痛を最小限にしたくて、水心子は無痛分娩も考えていいのではないかと清麿に言った。けれど彼は、うーん、と少し困ったように笑ったあと、僕は自然分娩でいいよ、と返したのだ。
mooretumania
REHABILI麿眉っぽいのにしたいが眉の表情もつけたいのでオタマジャクシっぽい眉にしてみる。目はつり目意識したい。
おでこ出したい。
初期設定ではバンダナおでこに巻いて、前髪は真ん中分けだったので。
フスキ
DONE水麿小説、静ちゃんと巴ちゃんと。静・巴がまろくんに懐いてしまってやきもちを妬くすいくんのお話です。告白話。(水麿と静と巴)思い描いた答え ただの親友、でいられた頃が懐かしいと思う。そしてずっとそう在りたかったとも。
そんなふうに水心子が考えてしまうのは、己が変わってしまったからだ。想いを宛てる先の清麿が変わったわけではない。変質したのは、自分だ。
本丸に来て、清麿がたくさんのものに愛される刀であることが分かった。考えてみれば当然のことなのだ。もとより柔和で優しく、そのうえ美しい刀だ。政府にいた頃は関わる相手が水心子くらいしかいなかったから、彼を好きになるものも水心子だけだった。今は違う。本丸で、数多の仲間に囲まれている。彼らが清麿を好きにならないはずがない。
最初のうちは、さすが清麿、と思うだけだった。それ以上を考える余裕がなかっただけだ。本丸の生活に慣れ、他の仲間に慣れてみれば、いつの間にか清麿の傍は自分だけの居場所ではなくなっていた。清麿のもとには刀剣が集う。それでも、我慢しようとした。
5282そんなふうに水心子が考えてしまうのは、己が変わってしまったからだ。想いを宛てる先の清麿が変わったわけではない。変質したのは、自分だ。
本丸に来て、清麿がたくさんのものに愛される刀であることが分かった。考えてみれば当然のことなのだ。もとより柔和で優しく、そのうえ美しい刀だ。政府にいた頃は関わる相手が水心子くらいしかいなかったから、彼を好きになるものも水心子だけだった。今は違う。本丸で、数多の仲間に囲まれている。彼らが清麿を好きにならないはずがない。
最初のうちは、さすが清麿、と思うだけだった。それ以上を考える余裕がなかっただけだ。本丸の生活に慣れ、他の仲間に慣れてみれば、いつの間にか清麿の傍は自分だけの居場所ではなくなっていた。清麿のもとには刀剣が集う。それでも、我慢しようとした。
ゆずあん
DONEポ/ケ化パロネタのらちこさんの呟きで水心子君とニャ◯パーの親和性に気づいてしまい妄想が爆発し好き勝手描いてしまいました
pけ世界の世界線
水心子→ニャ◯パー(*目の色や前髪変更有ります)
水と麿は種族が違っても親友だろうなって…! 5
慚愧マン
DOODLE【ガ清】いつの間にかマイクロビキニ部に加入していたので部員の勤めとして麿教授に犠牲になってもらいました✌️✨
多分この麿教授は初夜以降ガ様が手を出してこなくなってしまって悶々していたところマイクロビキニの天啓を得てしまったんだと思います(適当)
のゆき
DOODLEガ清/最終的に王王佐になる世界線で、王佐就任の打診を王佐なオレは必要ないと断った少し後。何かあってへこんでいる王は少年王なガくん、清麿は完全に教授と、王王佐を名乗ってもいいですか?な変則王王佐。 3フスキ
DONE身長差水麿、マフラーの話。ぴくしぶに再録済みの「ぼくのすいしんしは~」1巻収録のお話のその後です。身長差へのましゅまろくださった方にも届きますように…!!(身長差水麿)独占欲こそほしいもの 清麿がマフラーを編む。
君がくれる独占欲の証が伸びていく。
清麿は元々編み物を趣味にしていたが、彼のそれは最初、精神集中の手段でしかなかった。裏の目なんかは考えず、ただ毛糸がなくなるまで同じ目で編み続けていくだけで、終わったからといって何にも使われずそのまましまっておくだけだったものたち。水心子は、ずっともったいないと思っていたけれど、だからどうして欲しいのかなんて自分でも分からずになにも言い出せなかった。
それが、恋人になってからのある日、言われた。マフラーを編んだら使ってくれるかと。
彼のその言葉は、やきもちから生まれたものだった。自分の独占欲の証を身につけていてほしいと、そう言った時の清麿は、自己嫌悪に侵された顔をしていた。
3189君がくれる独占欲の証が伸びていく。
清麿は元々編み物を趣味にしていたが、彼のそれは最初、精神集中の手段でしかなかった。裏の目なんかは考えず、ただ毛糸がなくなるまで同じ目で編み続けていくだけで、終わったからといって何にも使われずそのまましまっておくだけだったものたち。水心子は、ずっともったいないと思っていたけれど、だからどうして欲しいのかなんて自分でも分からずになにも言い出せなかった。
それが、恋人になってからのある日、言われた。マフラーを編んだら使ってくれるかと。
彼のその言葉は、やきもちから生まれたものだった。自分の独占欲の証を身につけていてほしいと、そう言った時の清麿は、自己嫌悪に侵された顔をしていた。
フスキ
DONE水麿家族パロ、胎動とコミュニケーションのおはなしです。息抜きに書いたらこっちが先にできてしまった…。あとひとつふたつ書いたらぴっしぶさんにまとめると思います!(水麿家族パロ)三人のコミュニケーション「ふふ」
唐突に清麿が笑い始め、水心子は首を傾げた。夕食後、二人でホットミルクを飲んでいた時。
「どうしたの、急に」
「ふふ……あのね、胎動が激しくて」
「えっ」
「すごいポコポコ蹴っている。ふふふ……どれだけ元気な子なんだろう……」
そのときソファに座った清麿の腹が、ぽん、と小さく突き上げられたのが見えた。
「……えっ!?」
思わず水心子は飛びつき、その腹部に触れる。
「えっ、え、今、いまちょっとお腹! きよまろ大丈夫!?」
慌てて撫でて、たった今突き出た箇所を凝視する。しかしその瞬間から胎児の動きは静まってしまったのか、まったく感じられなくなった。
「あ、あれ……」
「ああ、大丈夫だよ。ママではない誰かがいる、と思ってびっくりしているんだよ、今」
2468唐突に清麿が笑い始め、水心子は首を傾げた。夕食後、二人でホットミルクを飲んでいた時。
「どうしたの、急に」
「ふふ……あのね、胎動が激しくて」
「えっ」
「すごいポコポコ蹴っている。ふふふ……どれだけ元気な子なんだろう……」
そのときソファに座った清麿の腹が、ぽん、と小さく突き上げられたのが見えた。
「……えっ!?」
思わず水心子は飛びつき、その腹部に触れる。
「えっ、え、今、いまちょっとお腹! きよまろ大丈夫!?」
慌てて撫でて、たった今突き出た箇所を凝視する。しかしその瞬間から胎児の動きは静まってしまったのか、まったく感じられなくなった。
「あ、あれ……」
「ああ、大丈夫だよ。ママではない誰かがいる、と思ってびっくりしているんだよ、今」