話
5ma2tgcf
PROGRESS晏沈の転生もの本編最終話です。夜の帝王の記憶なし晏無師×記憶あり沈嶠で、晏無師の記憶を戻そうと沈嶠ががんばる話です🌃
今回は記憶を取り戻した晏無師の話です。
転生晏沈 ラスト 晏無師は部屋を飛び出した。
エレベーターがすぐに来ないことに舌打ちし、意味がないと知りながらもカチカチと繰り返しボタンを押す。こんな時に限って全ての台がまだ低層階にある。昇ってきていることを示すエレベーターの点灯ランプの遅さに苛立ち、晏無師は黒いコートを翻した。これ以上待ってなどいられない。晏無師は非常階段のドアを開け、一気に駆け下り始めた。一刻も早く沈嶠を追いかけなければいけなかった。
どう言い表せばいいのかわからないほどの凄まじい感情が晏無師の胸の中で渦巻いていた。心臓が高鳴り、全身が炎に包まれているかのように熱い。どれほど会いたかったか、どれほど恋しかったか。気が狂い心がひび割れるほどに愛したその相手が、生まれ変わった今、手が届く距離にいるのだ。
9511エレベーターがすぐに来ないことに舌打ちし、意味がないと知りながらもカチカチと繰り返しボタンを押す。こんな時に限って全ての台がまだ低層階にある。昇ってきていることを示すエレベーターの点灯ランプの遅さに苛立ち、晏無師は黒いコートを翻した。これ以上待ってなどいられない。晏無師は非常階段のドアを開け、一気に駆け下り始めた。一刻も早く沈嶠を追いかけなければいけなかった。
どう言い表せばいいのかわからないほどの凄まじい感情が晏無師の胸の中で渦巻いていた。心臓が高鳴り、全身が炎に包まれているかのように熱い。どれほど会いたかったか、どれほど恋しかったか。気が狂い心がひび割れるほどに愛したその相手が、生まれ変わった今、手が届く距離にいるのだ。
Jukiya_d
PROGRESS5/20通販開始のイチ桐本「お前がイチバン!」の桐生さんサイドのお話1章サンプルです上手くいけば6/22-23の右桐WEBオンリーで出したいなと思ってます
恐らくここが作中で1番書くのが難しいところで、迷走しまくってしまったのでモチベ維持に進捗アップさせて下さい…😭
あとはひたすら仲良しターンなのでモリモリ頑張ります!
※執筆中の為内容が変更になる可能性があります 15
シエ(江森)
INFO6/30開催 June Bride fes 内 鉢尾オンリーに参加します。まさかrkrn描き始めて数ヶ月で2回もイベント参加するとは思わなかったんですが(しかも今回は個人)せっかくの祭りだから参加したい気持ちが爆発しました。
今のところカプでは鉢尾がいちばん好きです。表紙デザインがだいたい決まったので載せます。最初なのでかわいい平和な話にします。よろしくどうぞ!! 2
Touno_hiragi12
MAIKING私が見たいだけ話SP〜リオヌヴィとヴォヌヴィを添えて〜学パロ、🌧が腐男子、🌧愛されのやりたい放題でお送りします(昔書いたネタのブラッシュアップです)
妄想とらいあんぐる ヌヴィレットが『BL』というジャンルに出会ったのは、彼が高校に入学したばかりの頃だ。
当時三年生で風紀委員長だった従姉妹のフォカロルスに指名され風紀委員となり、家が神社だという先輩女生徒から本を取り上げた事がある。
「本くらいいいじゃないか」と思われるかもしれないが、その時期は校内で未成年には禁じられている雑誌が発見され、これを持ち込んだ生徒の発見と防止の為に似た大きさと薄さの本は没収する動きになっていた。
その事はきちんと全校生徒に伝わっていたはずなのにも関わらず、スクールバッグの中に本を忍ばせていた先輩女生徒は大胆不敵なのかうっかりなのか…。
閑話休題、見事に風紀委員としての役割を果たしたヌヴィレットはどのような本を取り上げたのか、真面目に精査していたところでその女生徒の本の表紙に注目した。
3217当時三年生で風紀委員長だった従姉妹のフォカロルスに指名され風紀委員となり、家が神社だという先輩女生徒から本を取り上げた事がある。
「本くらいいいじゃないか」と思われるかもしれないが、その時期は校内で未成年には禁じられている雑誌が発見され、これを持ち込んだ生徒の発見と防止の為に似た大きさと薄さの本は没収する動きになっていた。
その事はきちんと全校生徒に伝わっていたはずなのにも関わらず、スクールバッグの中に本を忍ばせていた先輩女生徒は大胆不敵なのかうっかりなのか…。
閑話休題、見事に風紀委員としての役割を果たしたヌヴィレットはどのような本を取り上げたのか、真面目に精査していたところでその女生徒の本の表紙に注目した。
ことざき
DONEおやつを食べるK暁の話。おやつの時間「あのさ、ちょっとつき合ってほしいんだけど」
KKが暁人からそう頼まれたのは、カーテンの隙間から射しこむ陽光が赤みを帯びはじめた、午後四時過ぎのことだった。
「追加の買い出しか?」
こんな時間帯に頼まれることなど、それくらいしか思い浮かばない。KKは読みかけの文庫本を閉じると、ローテーブルの上に置いた。ソファから立ちあがり、ボディバッグを取りに行こうと寝室へ向かいかけたところで、近づいてきた暁人に制された。
「一緒におやつを食べてほしいんだ」
KKは眉をあげた。
「食いに行くんじゃなくてか?」
「うん」
ソファのかたわらに立つ暁人の笑顔はどこか遠慮がちに見えた。
「そりゃ、別にかまわねえが……」
「良かった!」
5591KKが暁人からそう頼まれたのは、カーテンの隙間から射しこむ陽光が赤みを帯びはじめた、午後四時過ぎのことだった。
「追加の買い出しか?」
こんな時間帯に頼まれることなど、それくらいしか思い浮かばない。KKは読みかけの文庫本を閉じると、ローテーブルの上に置いた。ソファから立ちあがり、ボディバッグを取りに行こうと寝室へ向かいかけたところで、近づいてきた暁人に制された。
「一緒におやつを食べてほしいんだ」
KKは眉をあげた。
「食いに行くんじゃなくてか?」
「うん」
ソファのかたわらに立つ暁人の笑顔はどこか遠慮がちに見えた。
「そりゃ、別にかまわねえが……」
「良かった!」
karin333666
MEMO2023.10.01に支部に掲載していた作品です※雨の日にふたりがキスをするお話。前世バレしている前提のストーリーです。
二次なのでふんわりとみてくださいね。
雨音とキス。 外は大きな雨粒の音がする。先程までは軽い雨だったというのに、 窓を叩きつける重い雨音は窓もカーテンも通り越しばちばちと部屋に響き渡り、灯りのついていない部屋は少しずつ暗闇に包まれていき視界を奪われ、文字は読みずらいものとなっていた。
「だいぶ降ってきたな。」
リビングのソファで雑誌を眺めるルビー。その隣で本を読んでいたアクアは雨空を見上げぽつりとつぶやいた。その言葉を聞いて同じようにルビーも視線を空へ送ると眉尻をしゅんと下げる。
「えー、せっかくこの後おでかけしようと思っていたのにー。」
「出かけるって、どこに行こうと思っていたんだよ。」
「この雑誌に載っている新作ワンピ!かわいくない?!これが欲しかったのと、珍しくわたしもお兄ちゃんもオフの日だよ?こんな貴重な時間滅多にないんだからデートくらいしたかったな〜。」
6167「だいぶ降ってきたな。」
リビングのソファで雑誌を眺めるルビー。その隣で本を読んでいたアクアは雨空を見上げぽつりとつぶやいた。その言葉を聞いて同じようにルビーも視線を空へ送ると眉尻をしゅんと下げる。
「えー、せっかくこの後おでかけしようと思っていたのにー。」
「出かけるって、どこに行こうと思っていたんだよ。」
「この雑誌に載っている新作ワンピ!かわいくない?!これが欲しかったのと、珍しくわたしもお兄ちゃんもオフの日だよ?こんな貴重な時間滅多にないんだからデートくらいしたかったな〜。」
KAORU
DOODLE「どろろ」12話「ばんもんの巻・下」のらくがき感想絵です。4枚目は主線は筆ペンです。モー色々出てきて、やはりこの話の内容が重くて色々ぐるぐるしてはまっていったんだなと思います。多宝丸をいい子に描きすぎ!!そして多宝丸の右目を百鬼丸が傷つける演出にはじめは「ひどい~」と思ったけど、もしここで多宝丸が原作通り死んでいたら?いや、もし百鬼丸を多宝丸が斬っていたら??などなど妄想爆発のきっかけでした。 7さめしば
DONE灼カバワンドロワンライのお題「こどもの日」で書いたSS5月5日の井浦慶の話。⚠️捏造要素あり
「じゃあ今から十五分の休憩に入ります! 皆さん、水分はしっかり取ってくださいねー」
はあーい! 整列した子どもたちの声が、体育館の天井に高く響いた。
きょうは五月五日、こどもの日。都内のとある大型スポーツ施設では、小学生を対象としたスポーツフェスティバルが開催されていた。さまざまな競技団体が集うこの日、カバディ協会に割り当てられたのはここ、第二体育館の午前のプログラムだ。「こどもカバディ体験教室」と題し、競技未経験の子どもたちにカバディの楽しさを知ってもらう——これが本日のねらいである。その折り返しとなる休憩時間、運営スタッフとして参加中の井浦慶は、持参したペットボトル片手に休息を取っていた。立ったまま体育館の壁に背を預け、小さな溜め息を吐く。——わかっちゃいたけど、子どもの相手ってのはなかなか骨が折れるモンだな。スポーツドリンクを喉に流し込みながら、目の前の喧騒を眺めつつ思った。体力の有り余っているらしい男子数人が、休憩の間も惜しむようにマット上でじゃれ合っていた。狭いコート内で行われる鬼ごっこがいたく気に入ったと見える。悪くない光景だと、井浦は素直にそう思った。すると、井浦のところにまっすぐ近付いてくる男がひとり——同じくスタッフの一員として参加中の、山田駿だ。
3639はあーい! 整列した子どもたちの声が、体育館の天井に高く響いた。
きょうは五月五日、こどもの日。都内のとある大型スポーツ施設では、小学生を対象としたスポーツフェスティバルが開催されていた。さまざまな競技団体が集うこの日、カバディ協会に割り当てられたのはここ、第二体育館の午前のプログラムだ。「こどもカバディ体験教室」と題し、競技未経験の子どもたちにカバディの楽しさを知ってもらう——これが本日のねらいである。その折り返しとなる休憩時間、運営スタッフとして参加中の井浦慶は、持参したペットボトル片手に休息を取っていた。立ったまま体育館の壁に背を預け、小さな溜め息を吐く。——わかっちゃいたけど、子どもの相手ってのはなかなか骨が折れるモンだな。スポーツドリンクを喉に流し込みながら、目の前の喧騒を眺めつつ思った。体力の有り余っているらしい男子数人が、休憩の間も惜しむようにマット上でじゃれ合っていた。狭いコート内で行われる鬼ごっこがいたく気に入ったと見える。悪くない光景だと、井浦は素直にそう思った。すると、井浦のところにまっすぐ近付いてくる男がひとり——同じくスタッフの一員として参加中の、山田駿だ。
akizuki41
DOODLEngのためにしじみ汁を作ってくれたisgと結婚しようと思うngのお話。二人が同棲してる世界線。
【ngis】結婚しよ「うぅ〜、気持ち悪い…明日二日酔い確定じゃん…」
スポンサー主催のパーティで、しこたま酒を飲まされた凪は、痛む頭に口をバツにして、家の扉を開けた。暗い廊下は、しんと静まり返っている。物音を立てずに手洗いと歯磨きだけ済ませ、寝室へと這入る。
こんもり盛り上がった布団から、愛しい恋人の、いとけない寝顔が覗いている。凪はさらさらした黒髪を軽く梳いた。んん、と彼が顔をぎゅっと歪ませ、微かに目を開いた。
「あ、ごめん」
「ん〜…なぎだぁ…」
へにゃりと目を細めて目の前の凪の髪をくしゃりと撫でる。そのまま腕を頭の後ろに回し、ベッドへと引き込む。
「ちょっ…」
「すぅ…」
恋人の気持ちよさそうな寝顔にふっと息を吐いて、凪はその形のいい頭を抱え込んで目を瞑った。
1412スポンサー主催のパーティで、しこたま酒を飲まされた凪は、痛む頭に口をバツにして、家の扉を開けた。暗い廊下は、しんと静まり返っている。物音を立てずに手洗いと歯磨きだけ済ませ、寝室へと這入る。
こんもり盛り上がった布団から、愛しい恋人の、いとけない寝顔が覗いている。凪はさらさらした黒髪を軽く梳いた。んん、と彼が顔をぎゅっと歪ませ、微かに目を開いた。
「あ、ごめん」
「ん〜…なぎだぁ…」
へにゃりと目を細めて目の前の凪の髪をくしゃりと撫でる。そのまま腕を頭の後ろに回し、ベッドへと引き込む。
「ちょっ…」
「すぅ…」
恋人の気持ちよさそうな寝顔にふっと息を吐いて、凪はその形のいい頭を抱え込んで目を瞑った。
sei1683599
DOODLE別垢のフォロワーさんと話してて話題になった「怪盗キッドのコスプレをしたベイマックス」(&ヒロ)を描いてたら楽しくなってきちゃって「何もかも間違ってる気がする」とセルフツッコミの後ボツになった方の案です。結構気に入ってるので供養させて下さい。描きながら可愛すぎて1人ではしゃいでました。ベイちゃんホントなんでも似合っちゃうな...
もものかんづめ
DOODLEキスしてる話幕間の楓恒⑧頬に触れる丹楓の手の温もりにゆっくりと瞼を下ろすのは、口付けをする時はそういうものだと知識として持っていたからに他ならない。
手のひらや指先で擽るように触れてくるせいで、甘い気持ちよりは何処か遊ばれているような気持ちになっていく。丹楓と口付けをしたいと考えてしまった俺がおかしいのだろうか。
「丹恒」
「…ッ、…」
「本当に良いのだな?」
「…俺も、したいと思っている…だから、」
問題ないと言うはずだったものは丹楓の口の中で溶けて消えてしまったようだ。
「…ふ、…ん…」
真っ暗な視界の中、丹楓の唇の感触が心地好い。ただ触れているだけの口付けは、すぐに終わってしまった。
「たんふう…」
「物足りない顔をしているな」
「ぅ、…ん…」
864手のひらや指先で擽るように触れてくるせいで、甘い気持ちよりは何処か遊ばれているような気持ちになっていく。丹楓と口付けをしたいと考えてしまった俺がおかしいのだろうか。
「丹恒」
「…ッ、…」
「本当に良いのだな?」
「…俺も、したいと思っている…だから、」
問題ないと言うはずだったものは丹楓の口の中で溶けて消えてしまったようだ。
「…ふ、…ん…」
真っ暗な視界の中、丹楓の唇の感触が心地好い。ただ触れているだけの口付けは、すぐに終わってしまった。
「たんふう…」
「物足りない顔をしているな」
「ぅ、…ん…」
gio0208
MENU※鋭秀「コンペイトウ」(全年齢/140P)
パバステ6 新刊 サンプルです。
心優しい青年鋭心さん×逃げてきた花嫁秀さんのお話。
なんでもいい方向けのパロ漫画本です。
BOOTHにて頒布予定です。よろしくお願いいたします! 15
Ciel≒しえを
MOURNING※アーロン片想い前提、アロ→→→←ヴァンくらいの付き合ってないふたり※爪切りSS/その後のちょっとした話とややリンクしている
※指輪タイプのアクセサリーを(誤って)助手3号に贈る所長のお話
※こちらは所長視点です 3069
ココノキ@hrak
DOODLEとどいず落書き。ペン入れ練習も兼ねて洋服はヒロトラ轟くんのホリデーストーリーから
あの話ほんと轟出…轟くん緑谷くんに甘えてる感じだし緑谷くんの母性…天使かな?
もあるし洋服もよい、良いよ…妙に色気感じるんだよね
ゲームの関係上ズボンはわからないので想像です
abicocco
DOODLE※ノーマルEND革命後交際中レムラキ※R18
EDが治ったレムナンとそれを知ったラキオが流れで初夜チャレンジする話。挿入なし兜合わせ止まりです。
Pass:18↑? 16495
knttkntt
DONE大変お待たせ致しました!新生MCD(現代軸)わちゃわちゃ漫画です!
ヒプアニ最終話、左馬刻のあの台詞を聴いて、もっと!素直に!なれよ!!というパッションとこのノリこそがヒプマイ…という相反する気持ちを詰め込みました🤩
友人(@__SilentNoise__)の最強アシストのお陰で、塗りは足りませんが何とか開催期間中に披露できる所まで辿り着きました…😇
少しでも楽しんで頂けたら幸いです🥰 4
reiraaa0112
DOODLE🔞 悪魔の王ルシファー×淫魔アダムチャーリーを襲おうとしてルシファーにぶちギレられペットにされる話
⚠️淫魔へのなんちゃって知識が乱舞しております。
私の欲なので正式見解とは違いますのでご了承ください
18↑ y/n
♡喘ぎ
濁点喘ぎ
おほ喘ぎ
玩具
潮吹き
結腸責め 5626
花子。
PROGRESSジュンブラ 個人誌の人魚パロひよジュン小説です!網にかかって水揚げされちゃった人魚のジュンくんが苦労しながら陸のカフェでバイトする話。おひいさんはお客さん。
この話だけちょっとキナ臭いんですけど、あとはほのぼのゆるゆるうっすらラブコメになると思います。
ようこそマーメイドカフェテリア(仮)◆採れたて新鮮海藻サラダ
「しゃーせー……ランチどーっすか」
「ごめんね、悪いけど間に合って……、えっ?」
レンガ敷きの街中を軽やかな足取りで散歩していた日和は、突如かけられた声の方へチラリと目を向けて、そして思わず足を止めた。
日和はこの街を治める一族の子息だ、毎日なにかと多忙なのである。つまらない事に時間を使うつもりは無いし、ランチならこの後お気に入りのカフェでとる予定を立てているので、ただの客引きであったなら軽くあしらって通り過ぎるつもりだったのに。そこにいたのは『ただの』客引きではなかった。
庭のある煉瓦造りの小さな一軒家を改築して造られたカフェテリア、それをぐるりと囲むレッドロビンの生垣の途切れた入口に、それはそれは大きな木製のワイン樽がある。人間一人がスッポリと入る程のサイズ感、実際、声の主であろう濃紺の髪色をした青年の何もまとっていない上半身が覗いている。それから……日の光を受けてキラキラと鱗が煌めく魚の尾びれも。
8968「しゃーせー……ランチどーっすか」
「ごめんね、悪いけど間に合って……、えっ?」
レンガ敷きの街中を軽やかな足取りで散歩していた日和は、突如かけられた声の方へチラリと目を向けて、そして思わず足を止めた。
日和はこの街を治める一族の子息だ、毎日なにかと多忙なのである。つまらない事に時間を使うつもりは無いし、ランチならこの後お気に入りのカフェでとる予定を立てているので、ただの客引きであったなら軽くあしらって通り過ぎるつもりだったのに。そこにいたのは『ただの』客引きではなかった。
庭のある煉瓦造りの小さな一軒家を改築して造られたカフェテリア、それをぐるりと囲むレッドロビンの生垣の途切れた入口に、それはそれは大きな木製のワイン樽がある。人間一人がスッポリと入る程のサイズ感、実際、声の主であろう濃紺の髪色をした青年の何もまとっていない上半身が覗いている。それから……日の光を受けてキラキラと鱗が煌めく魚の尾びれも。
0091bo_ya
TRAININGアルカヴェ。キスの格言2話目額の上なら友情のキス「君とはいい友人になれそうだ!」
快活に笑って、彼は俺の額へキスをした。彼と出会って間もない頃の話だ。
学院の二つ上の先輩である彼は、よく喋った。嬉しい時も、悲しい時も、コロコロと表情を変えてよく喋る。随分とお人好しで、それに苦労することもあるようだが、いつも周りには人が絶えない。自分とは正反対の、鏡のような男だった。今思い返せば、あの頃から俺は彼に惹かれていたのだろう。
それでも一度は、手を離してしまった。後悔は、していない。分野は違えど、自分と同じステージで語り合える天才。鏡のような俺たちは互いを映し合い、補い合えたはずだった。あまりにも正反対すぎたのだ。俺たちは。互いに映し合うのではなく、反射し合って、いつしか互いの姿が眩しくて見えなくなっていた。大喧嘩の後、少しだけ見えた彼の寂しそうな顔は今でも忘れられない。
4367快活に笑って、彼は俺の額へキスをした。彼と出会って間もない頃の話だ。
学院の二つ上の先輩である彼は、よく喋った。嬉しい時も、悲しい時も、コロコロと表情を変えてよく喋る。随分とお人好しで、それに苦労することもあるようだが、いつも周りには人が絶えない。自分とは正反対の、鏡のような男だった。今思い返せば、あの頃から俺は彼に惹かれていたのだろう。
それでも一度は、手を離してしまった。後悔は、していない。分野は違えど、自分と同じステージで語り合える天才。鏡のような俺たちは互いを映し合い、補い合えたはずだった。あまりにも正反対すぎたのだ。俺たちは。互いに映し合うのではなく、反射し合って、いつしか互いの姿が眩しくて見えなくなっていた。大喧嘩の後、少しだけ見えた彼の寂しそうな顔は今でも忘れられない。
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MOURNINGオリ🌸ちゃんの幼少期の話です。⚠️誤字脱字訂正してないので違和感あっても見逃してください。
雑
🔑→私x数字2桁
キラキラと輝く星を見て、少しだけ心を落ち着かせて息を吐く。それだけが、幸せだったのだ。 1763
MIKURIYA_shirot
MEMO伏せ字に書くとどこまで書いたか忘れる鳥頭なので此方にカキカキ。大学生の頃に見始めてちょっと前に完結したガチの明晰夢の話。
ホラー増し増しグロ多めまさかの超長編明晰夢だとは思うまい。
そして現在、続編を不定期に見るという。明晰夢に続編あるとは思わんじゃん。なんそれ。 1846
hareaki5ikari
DONEMHパロえちえち小話。銀レウチョ半ジンオイサ。ちょっと尻切れトンボ許して…。銀レウチョの銀要素は薄いし、モンハンストーリーズからちょいと良い設定引っ張って来ちゃった。
パスはイサ誕。 3579
李坂怜菜
DONEつなとら未満。無自覚の両片想い…くらいの関係です。🐯視点。🐉が他の人たちと仲良くしてるのを見て、ちょっと羨ましいなと思ってしまう🐯の話。
※各人の“対ファン向けの姿”の解像度が甘いです。申し訳ありません…!
招待状何気なくテレビを付けるとTRIGGERが映っていた。元々見ようとしていた番組とは違っていたが、何となくそのまま見続けてしまう。
番組内では司会の百さんからちょうど料理の話を振られていて、真っ先に八乙女楽が身を乗り出して話し始めたところだった。
「龍は本当に料理が上手いんです。この前もすごく凝ったチャーハン作ってくれて」
「たくさん作り過ぎちゃったかなって心配だったけど、二人がいっぱい食べてくれたから助かったよ!」
「ボクが食べたのは普通の量でしたよ。楽ほどの大食いにはなれません」
「なに照れてんだよ天」
「いやだな、照れてないですよ」
「二人とも、美味しいって喜んでくれるから作り甲斐があるんです」
龍之介の嬉しそうな言葉に、司会の百さんもにこやかに返す。
2745番組内では司会の百さんからちょうど料理の話を振られていて、真っ先に八乙女楽が身を乗り出して話し始めたところだった。
「龍は本当に料理が上手いんです。この前もすごく凝ったチャーハン作ってくれて」
「たくさん作り過ぎちゃったかなって心配だったけど、二人がいっぱい食べてくれたから助かったよ!」
「ボクが食べたのは普通の量でしたよ。楽ほどの大食いにはなれません」
「なに照れてんだよ天」
「いやだな、照れてないですよ」
「二人とも、美味しいって喜んでくれるから作り甲斐があるんです」
龍之介の嬉しそうな言葉に、司会の百さんもにこやかに返す。