ハクトウ
MEMO※NOT小説BUT対話文※おチェズの経験について推測していたところ、本人が語る形式の方が書きやすかったので、そのように致しました。特に何事も起こりませんし本編に沿った関係ですが、モクチェズ風味になったのでポイします。話題はRですが具体描写は一切ありません。 1113
ハクトウ
DONE「モクチェズ版ワンドロワンライ」のパジャマというテーマをイメージしてかかせて頂きました。こういうのに参加(?)するのは初めてなので、何卒ご容赦ください。モクチェズは、座高がほぼ同じだとかわいいと思います。
kanikama_skeito
DOODLE※モクチェズ事後いつも手加減しないでくださいね💕とか言ってきてる若造を本気出してメチャクチャ抱いたら「もう少しこう……手心というか……」みたいになってしまった回 事後漫画です
モ「あと三回ぐらいならいけそう」
チ「謹んで遠慮させていただきます………………」
秋良七
DONE12/11発行予定【ねてもさめても】モクチェズR18。祝・公式ショタおね記念本だよ!夢の中でラッキースケベに遭う少年モク、と、目が覚めてから独占欲でモヤっとするおじさんの話。3Pとかは無いです!
秋良七
DONE12/11モチオンリーで配布するパープルカード、名刺サイズに両面刷りです!せっかく偏光の特殊紙に刷ったのに表面のベタ部分が多いためあまり偏光ぽさがなく…両面偏光と思いこんでたら片面だった!迂闊!表裏を反対に刷れば良かった〜〜!無念…
ムー(金魚の人)
DONE本編、ヴィン愛で痛みを誤魔化していたチェが、南国経てはんぶんこできる今なら、モさんの前で痛みを素直に申告出来るようになってるといいなの祈りを込めて本編から2年後
痛みをごまかさないで◆
痛みで目が覚めた。
「……――」
チェズレイは違和感を訴える左側頭部を天井へ向けて、窓へ視線を向ける。モクマと共に選んだ薄緑色のカーテンの隙間から鈍い光が薄く溢れている。その光の奥から窓ガラスを不規則に叩く音が聴こえた。
(あァ……雨か)
「……っ」
雨雲を呼ぶ低気圧によって血管が収縮し、古傷周辺の感覚神経が昂ぶっている。
雨や雪の日になると特に痛むのが左側頭部だった。正確にいえば、昔銃で撃たれて重傷を負った左目付近。
この傷を作った原因たる幻影を追い求めて執着に身を焼いていた頃ならば、傷の痛みが復讐の炎に薪をくべてくれて有り難いとすら思っていた。だけど、彼への執着を手放した今、この鈍痛は煩わしいだけだ。
3713痛みで目が覚めた。
「……――」
チェズレイは違和感を訴える左側頭部を天井へ向けて、窓へ視線を向ける。モクマと共に選んだ薄緑色のカーテンの隙間から鈍い光が薄く溢れている。その光の奥から窓ガラスを不規則に叩く音が聴こえた。
(あァ……雨か)
「……っ」
雨雲を呼ぶ低気圧によって血管が収縮し、古傷周辺の感覚神経が昂ぶっている。
雨や雪の日になると特に痛むのが左側頭部だった。正確にいえば、昔銃で撃たれて重傷を負った左目付近。
この傷を作った原因たる幻影を追い求めて執着に身を焼いていた頃ならば、傷の痛みが復讐の炎に薪をくべてくれて有り難いとすら思っていた。だけど、彼への執着を手放した今、この鈍痛は煩わしいだけだ。
damework
PAST2021/5に発行したモクチェズ再録本の描きおろし部分です。完全にゲームクリア時の印象で描いてるので、今と解釈がかなり違っていて不思議…。
本の完売から1年経ちましたので再録してみました。 10
ムー(金魚の人)
DONEモクチェズワンライ0925「毒」で参加です。チェの仮死状態について妄想捏造あります。
チェの作戦をエゴで乱すつよつよモさん好き
「モクマさん、私ちょっと死んできますので、合図したらお迎えお願いしますね」
「……ふぇ?」
モクマのあんぐり開いた口からボタボタと白濁液が落ちる。続けて黄色の歯ブラシが洗面所シンクへ落ちていった。
口の中に広がるミントの爽快感とは真逆の困惑がモクマの頭を占める。
目の前の相棒が告げた台詞をモクマの頭はまったく飲み込めていなかった。
(近所のお店へおつかい行ってくるみたいな口調で、ちょっと死んでくるって言った気がするんだけども)
「……えーっと、何の話だっけ?」
「あァ、モクマさァん、歯磨き粉と一緒に記憶も落としましたか、お可哀そうに。……今夜の作戦の話です」
口端から歯磨き粉を溢しているモクマの間抜け面を見下ろして眉をしかめたチェズレイが静かに答えた。
3499「……ふぇ?」
モクマのあんぐり開いた口からボタボタと白濁液が落ちる。続けて黄色の歯ブラシが洗面所シンクへ落ちていった。
口の中に広がるミントの爽快感とは真逆の困惑がモクマの頭を占める。
目の前の相棒が告げた台詞をモクマの頭はまったく飲み込めていなかった。
(近所のお店へおつかい行ってくるみたいな口調で、ちょっと死んでくるって言った気がするんだけども)
「……えーっと、何の話だっけ?」
「あァ、モクマさァん、歯磨き粉と一緒に記憶も落としましたか、お可哀そうに。……今夜の作戦の話です」
口端から歯磨き粉を溢しているモクマの間抜け面を見下ろして眉をしかめたチェズレイが静かに答えた。
ムー(金魚の人)
DONEモクチェズワンライ0828「恐怖」で参加です。前半ヴ愛前、後半ヴ愛中のモクチェズ。★
ガーゼをあてた左胸の上から包帯でぐるぐると巻かれる。血が止まるのではと思うくらい一巻き一巻きが力強い。
潜入中に敵と交戦して裂傷した肩の傷の痛みにモクマは顔をしかめた。もう少し相手に踏み込まれていたら白刃はモクマの心臓を破っていたかもしれない。
刃が迫る瞬間、後ろに下がれなかった。自分の身体以上に傷つけられたくない大事なモノを背中に庇っていたからだ。
「あいちちち……もっと優しく手当てしてちょうだいよ」
目の前の相棒へ訴える。モクマの肩上で包帯を結んだチェズレイは、深いため息を吐き出した。柔らかい風がモクマの手の甲を撫でていく。
「こうして相棒の怪我を手当てしているだけで十分優しいと思いますがねェ」
救急セットを片付けながらチェズレイはぼやいた。その声も表情も固い。
2351ガーゼをあてた左胸の上から包帯でぐるぐると巻かれる。血が止まるのではと思うくらい一巻き一巻きが力強い。
潜入中に敵と交戦して裂傷した肩の傷の痛みにモクマは顔をしかめた。もう少し相手に踏み込まれていたら白刃はモクマの心臓を破っていたかもしれない。
刃が迫る瞬間、後ろに下がれなかった。自分の身体以上に傷つけられたくない大事なモノを背中に庇っていたからだ。
「あいちちち……もっと優しく手当てしてちょうだいよ」
目の前の相棒へ訴える。モクマの肩上で包帯を結んだチェズレイは、深いため息を吐き出した。柔らかい風がモクマの手の甲を撫でていく。
「こうして相棒の怪我を手当てしているだけで十分優しいと思いますがねェ」
救急セットを片付けながらチェズレイはぼやいた。その声も表情も固い。
ムー(金魚の人)
DONEモクチェズワンライ0821「ホテル」です。チェに頼まれて次のホテル選びに悩むモさんの話。
「う〜〜〜ん」
大きく開いた足の間、フローリング床に広げた紙を見下ろしてモクマは唸り声を上げた。羽織の裾に引っかかっていたちびた鉛筆を摘み、鼻の下と上唇でそれを挟んで天井を仰ぐ。
紙には黒鉛の線で走り書きされたいくつかの単語が並ぶ。その上にはマルやバツ印が散っていた。まるで競馬新聞を広げて投資する馬券に悩むおじさんの思案模様に思えるが、モクマの悩みの種は馬ではない。いや、じゃじゃ馬という意味ならばそうかもしれない。
数日前、長毛種の馬の毛並みに似たサラサラとしたプラチナの髪を月夜に靡かせて、モクマの相棒が放った言葉にモクマは頭を悩ませている。
――次の滞在地でのホテル選びをあなたへお任せします
チェズレイと同道して半年。渡り歩いた街はそろそろ両手の数では足りなくなるというところだった。
2014大きく開いた足の間、フローリング床に広げた紙を見下ろしてモクマは唸り声を上げた。羽織の裾に引っかかっていたちびた鉛筆を摘み、鼻の下と上唇でそれを挟んで天井を仰ぐ。
紙には黒鉛の線で走り書きされたいくつかの単語が並ぶ。その上にはマルやバツ印が散っていた。まるで競馬新聞を広げて投資する馬券に悩むおじさんの思案模様に思えるが、モクマの悩みの種は馬ではない。いや、じゃじゃ馬という意味ならばそうかもしれない。
数日前、長毛種の馬の毛並みに似たサラサラとしたプラチナの髪を月夜に靡かせて、モクマの相棒が放った言葉にモクマは頭を悩ませている。
――次の滞在地でのホテル選びをあなたへお任せします
チェズレイと同道して半年。渡り歩いた街はそろそろ両手の数では足りなくなるというところだった。
Walnut_51
DONE #モクチェズ版ワンドロワンライお題:チェンジ
2人が天使と悪魔に変身(チェンジ)するお話。モブ視点です。
天使と悪魔「……はあ」
やっぱり高い、怖いなあ。
ここまで来ておいて足がすくんでいる自分が嫌になる。見上げる分には大して高くもない雑居ビルだったが、屋上に立ってみるとこんなにも途方もない高さに感じるとは。
生ぬるい夜風が情けない俺を嘲笑うかのようにくたびれた髪の毛をかき乱した。
『……早く飛び降りなさい』
「ッ!誰だ!」
どこからか聞こえた声に、心臓が飛び上がる。頭を振り乱して必死に辺りを見回すも、姿も気配もない。
『アァ、醜く取り乱してお可哀想に……』
「な、なんだ、なんだよッ!!どこにいるッ!」
情けなく声を荒げるも、声の主の姿を見ることはできない。姿なき声は歌うように楽しげに俺に語りかけてきた。
『探しても姿は見えないですよ、だって私は人ではない……そう、悪魔なのですからァ』
4076やっぱり高い、怖いなあ。
ここまで来ておいて足がすくんでいる自分が嫌になる。見上げる分には大して高くもない雑居ビルだったが、屋上に立ってみるとこんなにも途方もない高さに感じるとは。
生ぬるい夜風が情けない俺を嘲笑うかのようにくたびれた髪の毛をかき乱した。
『……早く飛び降りなさい』
「ッ!誰だ!」
どこからか聞こえた声に、心臓が飛び上がる。頭を振り乱して必死に辺りを見回すも、姿も気配もない。
『アァ、醜く取り乱してお可哀想に……』
「な、なんだ、なんだよッ!!どこにいるッ!」
情けなく声を荒げるも、声の主の姿を見ることはできない。姿なき声は歌うように楽しげに俺に語りかけてきた。
『探しても姿は見えないですよ、だって私は人ではない……そう、悪魔なのですからァ』
ori1106bmb
DONEワンライ(チェンジ/アイスクリーム)「お疲れさん」と声をかけられ、読み込んでいた資料から顔を上げる。チェズレイの腰掛けるソファーのそばで、モクマがにんまりと笑った。
「アイス食べる?」
滞在中のスイートルームにひょっこり戻って来た男は、片手にホテルのロゴが上品にプリントされた紙袋を下げていた。もう片方の手には、既に食べかけのアイスのカップ。こちらもホテルロゴ入りの製品だった。あろうことか、この男はパティスリーから部屋に戻るまでの道のりを我慢できず、ホテル館内で食べ歩きを楽しんでいたらしい。
「……遠慮します。内臓が冷えてしまいますので」
「ホテルの美味いやつだよ~。いいの? 見て見て、いろんな味買ってきちゃった」
紙袋がひっくり返され、テーブルの上にカップ入りのアイスクリームがごろごろと転がり出る。バニラ、チョコレート、ストロベリー、ピスタチオ……節操なしだ。
3112「アイス食べる?」
滞在中のスイートルームにひょっこり戻って来た男は、片手にホテルのロゴが上品にプリントされた紙袋を下げていた。もう片方の手には、既に食べかけのアイスのカップ。こちらもホテルロゴ入りの製品だった。あろうことか、この男はパティスリーから部屋に戻るまでの道のりを我慢できず、ホテル館内で食べ歩きを楽しんでいたらしい。
「……遠慮します。内臓が冷えてしまいますので」
「ホテルの美味いやつだよ~。いいの? 見て見て、いろんな味買ってきちゃった」
紙袋がひっくり返され、テーブルの上にカップ入りのアイスクリームがごろごろと転がり出る。バニラ、チョコレート、ストロベリー、ピスタチオ……節操なしだ。
ムー(金魚の人)
DONEモクチェズワンライ0814「チェンジ」。とあるパーティに参加しているお嬢様とおじさまの話。
藤色のイブニングドレスを纏った可憐な少女が、バルコニーでひとり、宵空に浮かぶ細い三日月を物憂げに見上げていた。月と同じ金色の髪は緩いウェーブを描き肩上にかかっている。
彼女の背後では華やかな社交パーティが行われている最中だった。この国を牛耳る富豪や政治家、各界の著名人たちが話に華を咲かせている。歓談の声がオーケストラ演奏のようにホール一体に響いていた。
パーティに疲れた良家のお嬢様は、分厚いえんじ色のカーテンの影に隠れて星を見つめている。
「やあ、素敵なお嬢さん。今夜は星が綺麗だね」
彼女へ一人の男性が声をかけてきた。
ハードワックスを使って後ろへ撫でつけられた灰色の頭。整えられた無精髭。黄色地にヘビ柄のネクタイは安物には見えない。身につけているスリーピーススーツも市製品ではなく、男の身の丈に合わせて縫製されたオーダーメイドのものに見えた。初老の富裕層のおじさま。そんな印象だ。
1846彼女の背後では華やかな社交パーティが行われている最中だった。この国を牛耳る富豪や政治家、各界の著名人たちが話に華を咲かせている。歓談の声がオーケストラ演奏のようにホール一体に響いていた。
パーティに疲れた良家のお嬢様は、分厚いえんじ色のカーテンの影に隠れて星を見つめている。
「やあ、素敵なお嬢さん。今夜は星が綺麗だね」
彼女へ一人の男性が声をかけてきた。
ハードワックスを使って後ろへ撫でつけられた灰色の頭。整えられた無精髭。黄色地にヘビ柄のネクタイは安物には見えない。身につけているスリーピーススーツも市製品ではなく、男の身の丈に合わせて縫製されたオーダーメイドのものに見えた。初老の富裕層のおじさま。そんな印象だ。
ムー(金魚の人)
DONEモクチェズワンライ0807「辛」で参加です。からーい料理を食べるモクチェズのおはなし。ヴィン愛後の時空です。
「チェズレイ、ごはんだよ〜」
モクマのウキウキと弾んだ声にチェズレイはタブレットへ集中していた意識を剥がした。夕食の時間のようだ。今晩はメニュー決めと調理をモクマへ一任していた。今夜中に情報を整理するために書斎で集中したかったからだ。
チェズレイは、眼鏡を取り去り書斎机の上に置いてから立ち上がった。
廊下を進み、ダイニングテーブルへ向かう。
(今日の献立は……)
ランチョンマットの上には深めのお椀。その中は真っ赤な海で満たされており、アツアツの湯気が立っていた。白くて丸いものが浮島のように3つほど浮かんでいる。豆腐だ。その上に散らされた小ネギが島の草原のように見える。真ん中には黄色の円があった。卵の黄身が落とされている。
1452モクマのウキウキと弾んだ声にチェズレイはタブレットへ集中していた意識を剥がした。夕食の時間のようだ。今晩はメニュー決めと調理をモクマへ一任していた。今夜中に情報を整理するために書斎で集中したかったからだ。
チェズレイは、眼鏡を取り去り書斎机の上に置いてから立ち上がった。
廊下を進み、ダイニングテーブルへ向かう。
(今日の献立は……)
ランチョンマットの上には深めのお椀。その中は真っ赤な海で満たされており、アツアツの湯気が立っていた。白くて丸いものが浮島のように3つほど浮かんでいる。豆腐だ。その上に散らされた小ネギが島の草原のように見える。真ん中には黄色の円があった。卵の黄身が落とされている。
@mutsuki1718
MAIKINGモチェ二人で、モクマさんが昔住んでたミカグラの実家に訪問したら、そこの土着信仰的なのに巻き込まれておチェズがエラいめに遭いかける話。続きます。※SCP-536- jpが大好きで、そちらをベースにした作品となっています。http://scp-jp.wikidot.com/scp-536-jp
供物 ミカグラ沿岸部は、つい数十年前までは民家と船ばかりが並ぶ静かな漁村だった。暮らしていたのは6歳ほどまでだったが、海岸に浮かんでいる小型船、漁師の賑やかな声に、年季の入った民家が立ち並ぶ光景を幼心に覚えている。
だが今はどうだろう。モクマの小さかった頃とは、随分様変わりしていた。アッカルド社長による国際化で、活気のなかった漁村はすっかり観光地に生まれ変わっていた。海を臨める最高のロケーションのホテルに、そのそばには水族館など遊ぶに飽きない施設が点在している。
「ほ〜、こりゃまた随分変わったなぁ……や、俺も昔の景色なんて、ほとんど覚えちゃいないが」
ハンドルを握りながら、窓の外を流れる景色を横目で見やる。助手席に座るチェズレイも、いつになくリラックスした表情で言った。
11593だが今はどうだろう。モクマの小さかった頃とは、随分様変わりしていた。アッカルド社長による国際化で、活気のなかった漁村はすっかり観光地に生まれ変わっていた。海を臨める最高のロケーションのホテルに、そのそばには水族館など遊ぶに飽きない施設が点在している。
「ほ〜、こりゃまた随分変わったなぁ……や、俺も昔の景色なんて、ほとんど覚えちゃいないが」
ハンドルを握りながら、窓の外を流れる景色を横目で見やる。助手席に座るチェズレイも、いつになくリラックスした表情で言った。
くまねこよしえ
DOODLEチェズのバニーの日+パンツの日の合わせ技※モチェです
弊社のモッさん的には大胆に露出するよりもちょっと隠してほしいなでもスケベなのがいいなというお気持ちもあって2枚目のやつ 2
ムー(金魚の人)
DONEモクチェズワンライ0731「麺類」「戦闘」です。雑誌で見かけたうどん店へやってきたモさんだが――?「へいらっしゃい!」
茜色の暖簾を潜って来店したモクマを威勢の良い大将の声が出迎える。ここは店内10席ほどの小さなうどん店だ。メイン通りから一本外れた細い道のどん詰まりに構えているこの店は知る人ぞ知る名店らしかった。らしい、というのはモクマがこの街へやってきて手にした雑誌に小さく書かれていた記事のキャッチコピーを目にしただけだから。
今日は街の偵察がてら、美味しいうどんを求めてやって来たというわけだ。店内は清潔感があり、奥にはテーブル席もある。これで味が一級品であれば、チェズレイを連れて行きたいなと思った。
カウンター席の木製椅子に座ったモクマは、テーブル上の小さなお品書きに目を通した。
定番のぶっかけから、たぬき、きつね、かきあげ……と色々な種類がある。
3112茜色の暖簾を潜って来店したモクマを威勢の良い大将の声が出迎える。ここは店内10席ほどの小さなうどん店だ。メイン通りから一本外れた細い道のどん詰まりに構えているこの店は知る人ぞ知る名店らしかった。らしい、というのはモクマがこの街へやってきて手にした雑誌に小さく書かれていた記事のキャッチコピーを目にしただけだから。
今日は街の偵察がてら、美味しいうどんを求めてやって来たというわけだ。店内は清潔感があり、奥にはテーブル席もある。これで味が一級品であれば、チェズレイを連れて行きたいなと思った。
カウンター席の木製椅子に座ったモクマは、テーブル上の小さなお品書きに目を通した。
定番のぶっかけから、たぬき、きつね、かきあげ……と色々な種類がある。
さきょんのバミ
SPOILERカレー日和 / メール内容(あんま意味無いなと思ってパス外しました)
【シキへのメール】Long time no see, Mr. Hacker.
I apologize for the sudden contact, but I was wondering if you could help me.
https://www.xxxx.xxxx.xxx/
I am ashamed to say that I have not been able to reach the inside information with my skills.
Please feel free to share everything you learn from exploring the above with your team.
852I apologize for the sudden contact, but I was wondering if you could help me.
https://www.xxxx.xxxx.xxx/
I am ashamed to say that I have not been able to reach the inside information with my skills.
Please feel free to share everything you learn from exploring the above with your team.
syadoyama
DOODLE月見うどんをたべるモクチェズ(既刊『ほんとのふうふですることぜんぶ』より。通販はないけど手元に在庫ちょっとあります)気まずい美味しい 次の予定があって助かった。本当に。俺たちは無言でパンを買ってから帰宅し、言葉少なに打ち合わせをする。夜、潜入の下見はこの上なくスムーズに進んだ。黒く細いチェズレイのシルエットを俺は盗み見る。ひらひらと揺れるリボンを目で追いかけた。猫なら飛びついていただろう。ため息を吐いて俺は天井裏に飛び上がる。
「やらかしたかねえ」
一人呟いて、ルートを確保。チェズレイもパスワードを手に入れたようで、タブレットに退出の信号が送られてきた。俺はするりと抜け出して、チェズレイを迎えに行く。暗がりでは、チェズレイの表情がわからない。けれど緊張した肩や、どこか上の空な気配はわかった。
怒ってるかな。俺はおどおどとチェズレイの後ろを歩く。二度目の帰宅をした瞬間、どっと疲れが出た。チェズレイは平気そうに、届いた二つの荷物を開封している。
2026「やらかしたかねえ」
一人呟いて、ルートを確保。チェズレイもパスワードを手に入れたようで、タブレットに退出の信号が送られてきた。俺はするりと抜け出して、チェズレイを迎えに行く。暗がりでは、チェズレイの表情がわからない。けれど緊張した肩や、どこか上の空な気配はわかった。
怒ってるかな。俺はおどおどとチェズレイの後ろを歩く。二度目の帰宅をした瞬間、どっと疲れが出た。チェズレイは平気そうに、届いた二つの荷物を開封している。
💤💤💤
INFO『ファンダ・メンダ・ワーズ』(文庫/164P/¥1200-)7/23発行予定のモクチェズ小説新刊サンプルです。
ヴ愛後しばらくしての時間軸。あるきっかけで二人がモクマの実家に里帰りすることになる話。
※オレク、モの母&兄&その家族、犬など捏造まみれですので何でも許せる人向けです
※主な構成要素:真面目なモ、実家の面子に気に入られるチェ、頭を使うモクチェズ、振り回されるオレク、馬に蹴られるアロ
ファンダ・メンダ・ワーズ1.
「長期休み?」
差し出されたコーヒーを受け取りながら聞き返すと、チェズレイは軽く頷いた。
「えぇ。先日の仕事の後始末も兼ねて、になりますから純粋な休みとは言えませんがね。それでも、『思い思いに過ごすように』と言うのが命令ですから、彼らもそれなりに羽を伸ばせるでしょう」
チェズレイの視線の先には、ここ一年で増えた部下達の姿がある。人数にして5人——オレク、カーター、ネス、マチダ、ウィルソン。いずれも明らかに『その道の人』みたいなスーツの男たちが談笑してるのを見ると、何つか本当に『マフィア』って感じだ。いやまぁ実際そうなんだけども。
(……まぁこの部屋のせいもあるかもしれんねぇ)
俺はそう思いながらぐるりと部屋を見渡した。古い外観に反して、内部はしっかりと手入れが行き届いている。部屋の隅にはセンスの良い調度品が飾られてるし、真ん中に置かれた革張りのソファだって相当良い値段がするんだろう――こんな郊外のセーフハウスでも、だ。
31241「長期休み?」
差し出されたコーヒーを受け取りながら聞き返すと、チェズレイは軽く頷いた。
「えぇ。先日の仕事の後始末も兼ねて、になりますから純粋な休みとは言えませんがね。それでも、『思い思いに過ごすように』と言うのが命令ですから、彼らもそれなりに羽を伸ばせるでしょう」
チェズレイの視線の先には、ここ一年で増えた部下達の姿がある。人数にして5人——オレク、カーター、ネス、マチダ、ウィルソン。いずれも明らかに『その道の人』みたいなスーツの男たちが談笑してるのを見ると、何つか本当に『マフィア』って感じだ。いやまぁ実際そうなんだけども。
(……まぁこの部屋のせいもあるかもしれんねぇ)
俺はそう思いながらぐるりと部屋を見渡した。古い外観に反して、内部はしっかりと手入れが行き届いている。部屋の隅にはセンスの良い調度品が飾られてるし、真ん中に置かれた革張りのソファだって相当良い値段がするんだろう――こんな郊外のセーフハウスでも、だ。
ムー(金魚の人)
DONEモクチェズワンライ0710「おにぎり」で参加です。ショーマンの仕事しに行くモさんへチェがお弁当をもたせる話。
「じゃあ、行ってくるよ」
「行ってらっしゃい」
玄関前でモクマはチェズレイへと向き直る。エプロン姿のチェズレイとチークキスを交わし、向かい合って微笑む。まるで新婚生活みたいでモクマの胸は高鳴った。
「あァ、こちら、お忘れなく」
チェズレイがモクマへ手提げ袋を渡してきた。
「ん?」
保冷機能を持った小さなバッグは軽い。目で「なにこれ?」と問う。チェズレイは「お弁当です。早起きして作りました」とはにかんだ。かわいい。
「気が利くねえ。嬉しいよ」
ますます新婚さんっぽい。ポニーテールといい、チェズレイもまた新婚カップルを意識しているのかもしれない。今回のセーフハウスは一軒家タイプで、結婚を機にマイホームを持ったとするカモフラージュにはぴったりだ。あくまでモクマの妄想だが。
2429「行ってらっしゃい」
玄関前でモクマはチェズレイへと向き直る。エプロン姿のチェズレイとチークキスを交わし、向かい合って微笑む。まるで新婚生活みたいでモクマの胸は高鳴った。
「あァ、こちら、お忘れなく」
チェズレイがモクマへ手提げ袋を渡してきた。
「ん?」
保冷機能を持った小さなバッグは軽い。目で「なにこれ?」と問う。チェズレイは「お弁当です。早起きして作りました」とはにかんだ。かわいい。
「気が利くねえ。嬉しいよ」
ますます新婚さんっぽい。ポニーテールといい、チェズレイもまた新婚カップルを意識しているのかもしれない。今回のセーフハウスは一軒家タイプで、結婚を機にマイホームを持ったとするカモフラージュにはぴったりだ。あくまでモクマの妄想だが。
marikabmbmc
DOODLEけいてぃぺりーのTeenageDreamもちぇちゃんで見たくて見たいとこだけ描きました。
落書き。
曲もPVも最高なのでみなさん軽率に聴いてください
肌が多めに露出してるので一応ワンクッション。
Walnut_51
DONEモクチェズワンドロワンライのお題"オフィス"をお借りしました。モブ視点から見た2人のお話で、モクチェズ本人たちは出てきません。
顔も知らないあなたへ「ドレミ財団さんへ、お届け物でーす!」
軽快なノック音ととに、扉の外から威勢のいい声が聞こえる。はーいとオフィスの薄い扉を開けると、見慣れた配達員の青年が、額に汗と砂つぶを輝かせながら立っていた。
彼の背後には大きな段ボールがたくさん見え隠れしている。
大層な荷物の送り主はナデシコ・レイゼイ?住所はミカグラ島……って、確か極東のリゾート地だったような。
ミカグラ、聞いたことあるな……なんて考えながら、青年を待たせるのも申し訳がないので急いでサインをする。
「アラナさーん!ミカグラ島のナデシコさんって方からお荷物届きましたー!」
はーい、と明るい返事と共に、玄関へやってきたアラナさんも、随分な荷物の量に驚く。
1389軽快なノック音ととに、扉の外から威勢のいい声が聞こえる。はーいとオフィスの薄い扉を開けると、見慣れた配達員の青年が、額に汗と砂つぶを輝かせながら立っていた。
彼の背後には大きな段ボールがたくさん見え隠れしている。
大層な荷物の送り主はナデシコ・レイゼイ?住所はミカグラ島……って、確か極東のリゾート地だったような。
ミカグラ、聞いたことあるな……なんて考えながら、青年を待たせるのも申し訳がないので急いでサインをする。
「アラナさーん!ミカグラ島のナデシコさんって方からお荷物届きましたー!」
はーい、と明るい返事と共に、玄関へやってきたアラナさんも、随分な荷物の量に驚く。