Cheryldodo
過去のを晒す未交往但双方都知道对方喜欢自己的暧昧期(藤堂葵是很有分寸感的人,但是本文因为暧昧期藤千会更亲近些,做一些越过千早个人空间的事)
二游间的默契在暧昧期是这样兵荒马乱的吧
为了写原作向去补课了棒球打击,但是还是一知半解,别管了写一下吧,有规则错漏请指出
mchz老师写的上一话让本文添加了一些叶流圭cp元素和智千cb元素
本篇时间线为170话之后 ,写于171话之前
全文1.2w+
【藤千】长击正当时沙地球场,休息区,步迹凌乱的垒包
灼热的看台,应援,欢呼与沉默
千早瞬平喜欢垒上无人的球场,只有那样他才可以将自己的能力最大化,将一个个垒包踩在脚下。
无足为奇,爱待在舒适区并不是只有他独有的劣根性。
至少在这场比赛里,这样的骗子多了去了。
千早瞬平承认他曾经是一个骗子。
曾经
他其实从没和小手指的朋友们讲过为什么不再打棒球了,他们如果愿意理解为被噩梦投捕震撼到一蹶不振,那也随他们去。主要是以目前的关系,千早觉得说出真相后藤堂葵那个家伙一定会表面上刺他几句,然后故意在放学路上和他贴得更近些——有什么必要吗?一句把棒球手套丢进海里却藏在箱子里的谎言已经够那个家伙发散了。
他以为自己的不解释就是释然。
但是总有不长眼的人要凑上来问个究竟。
13170灼热的看台,应援,欢呼与沉默
千早瞬平喜欢垒上无人的球场,只有那样他才可以将自己的能力最大化,将一个个垒包踩在脚下。
无足为奇,爱待在舒适区并不是只有他独有的劣根性。
至少在这场比赛里,这样的骗子多了去了。
千早瞬平承认他曾经是一个骗子。
曾经
他其实从没和小手指的朋友们讲过为什么不再打棒球了,他们如果愿意理解为被噩梦投捕震撼到一蹶不振,那也随他们去。主要是以目前的关系,千早觉得说出真相后藤堂葵那个家伙一定会表面上刺他几句,然后故意在放学路上和他贴得更近些——有什么必要吗?一句把棒球手套丢进海里却藏在箱子里的谎言已经够那个家伙发散了。
他以为自己的不解释就是释然。
但是总有不长眼的人要凑上来问个究竟。
Cheryldodo
過去のを晒す2.3w+想写小猫在爱情里的一些转变不知道有没有写出来,因为本人确实不够咯噔就显得写出来的东西也很平淡
【藤千】パステルレイン (Pastel Rain)可以当成长击正当时同时间线下的未完待续
当时为了滑铲赶在171话之前发以及写千早长打为了作品的连贯性没有详述的藤千暧昧期故事
确实还是未交往的双向明恋暧昧期
不可避免,成绩吊车尾的同学是会被老师格外关注的,说这是老师对于差生的关心也好,说这是老师对于差生的针对也罢,这些都改变不了藤堂葵从睡梦中被老师喊起,拖着不情愿的步伐,一步三回头地看向千早瞬平,走上讲台完成绝对不可能完成的任务——在黑板上解出老师给的例题。
从粉笔盒里抽出一支全新的白色粉笔也并不容易,稍一用力就会断成两截,对于藤堂葵来说这件事发生的概率是和与千早猜拳获胜的概率一样不可估计——反正这次粉笔是攥到手里的时候断的。
讲台下传来格外明显的扑哧笑声,不用回头也知道是某人。
24898当时为了滑铲赶在171话之前发以及写千早长打为了作品的连贯性没有详述的藤千暧昧期故事
确实还是未交往的双向明恋暧昧期
不可避免,成绩吊车尾的同学是会被老师格外关注的,说这是老师对于差生的关心也好,说这是老师对于差生的针对也罢,这些都改变不了藤堂葵从睡梦中被老师喊起,拖着不情愿的步伐,一步三回头地看向千早瞬平,走上讲台完成绝对不可能完成的任务——在黑板上解出老师给的例题。
从粉笔盒里抽出一支全新的白色粉笔也并不容易,稍一用力就会断成两截,对于藤堂葵来说这件事发生的概率是和与千早猜拳获胜的概率一样不可估计——反正这次粉笔是攥到手里的时候断的。
讲台下传来格外明显的扑哧笑声,不用回头也知道是某人。
りーな
できたとどちワンドロワンライ 10回 【お返し】【pride】【俺だけが知ってる】社会人とどち。
※ゲイの自覚はあるけどpride parade を知らないふりしたことがあり、また活動に参加していないことを引け目に感じてる千早がいます
※ゲイの自覚はあるけどpride parade を知らないふりしたことがあり、また活動に参加していないことを引け目に感じてる千早がいます
例えば、pride paradeってなんだ? って話になった時、俺だけが知ってるんだと気づいたら、口を噤んで知らないふりをするような人間だったんです。今のは小学生の頃の話ですけど。なんで知ってるの? って聞かれるのが怖かったから。大人になった今は、必要が生じたらカミングアウトができるようになりました。相手が人の性的指向を揶揄うような人達じゃない場合に限り、ですけど。子どもの頃の俺はきっと今の俺の生活を信じないでしょうね。両親にも言うつもりはなかったんですから。
992例えば、pride paradeってなんだ? って話になった時、俺だけが知ってるんだと気づいたら、口を噤んで知らないふりをするような人間だったんです。今のは小学生の頃の話ですけど。なんで知ってるの? って聞かれるのが怖かったから。大人になった今は、必要が生じたらカミングアウトができるようになりました。相手が人の性的指向を揶揄うような人達じゃない場合に限り、ですけど。子どもの頃の俺はきっと今の俺の生活を信じないでしょうね。両親にも言うつもりはなかったんですから。
りーな
らくがきとどちワンドロワンライ 9回 【媚薬を飲んだ受け】【マフラー】【「俺のせいじゃない」】藤←千 高二公式戦前。片想いを勝手に封じ込める千早が好き。マフラーはバイクのマフラーになった
藤堂君が好きだ。もはや認めるしかなかった。綺麗な女性に憧れたり男女交際を夢見たりAV女優の淫らな姿に興奮したりしていたはずの俺だったのに。気づけば隣の席で爆睡している金髪ロン毛の元ヤン球児に恋をしていた。やってられない。藤堂君といえば意外とデリカシーがあって、野球に真面目で、イップスを克服するくらい根性があって、家族思いで、友情に厚くて、いい奴なくらいで……惚れた欲目という言葉を脳から追い出しておく。
藤堂君とどうこうなりたいかといえば、正直なりたい。恋人に。恋人になるには……無理無理無理! 告白してオッケーしてもらう必要がある。絶対に無理だ。まず告白できる気がしない。なんで胸の内を他人に晒さねばならないんだ。相手に自分の心の生殺与奪の権を与えるなんて、俺にはできない。しかも告白できたとして、藤堂君がオッケーするはずもない。藤堂君のタイプはどうやら清楚系の女子っぽいし。仮に藤堂君が男子に好意を抱くとしても山田君や要君みたいなタイプの方に惹かれるだろうし。
2042藤堂君とどうこうなりたいかといえば、正直なりたい。恋人に。恋人になるには……無理無理無理! 告白してオッケーしてもらう必要がある。絶対に無理だ。まず告白できる気がしない。なんで胸の内を他人に晒さねばならないんだ。相手に自分の心の生殺与奪の権を与えるなんて、俺にはできない。しかも告白できたとして、藤堂君がオッケーするはずもない。藤堂君のタイプはどうやら清楚系の女子っぽいし。仮に藤堂君が男子に好意を抱くとしても山田君や要君みたいなタイプの方に惹かれるだろうし。
botan
できたお正月に咲ちゃんと夢のコラボをしたイラスト(1枚目)とクロスオーバー漫画(3ページ)です!イラスト同様、合作させていただきました💓
漫画原案&線画 牡丹
コマ割り&背景&トーンとかその他諸々のほとんど 咲ちゃん
⚠️以下の作品およびCPが絡んでおりますので、許せる方のみご覧ください。
東京リベンジャーズ ばじふゆ(場地圭介×松野千冬)
忘却バッテリー とどち(藤堂葵×千早瞬平) 4
りーな
らくがき8回とどちワンドロワンライ【嫉妬】【溶ける】【「何を隠した?」】高二 藤堂(→)←千早。 声が入ってないと意味がない
推敲を諦めたけど間に合わなかった
「お邪魔しま〜す」
そう言う要の声に千早は待ったをかけた。四人のチームメイトを玄関に置き去りにしたまま千早は自室へ急ぐ。机の上に置いていたモノを押し入れに隠して代わりにスリッパを取り出す。それを抱えて玄関に戻り、チームメイトにスリッパに履き替えるよう指示をした。自室に先に行った理由を「スリッパを持ってくること」にしてしまえば、「何を隠した?」と問われるリスクを回避できる。もっとも汚物がそのままの靴下で家に上がり込むことも嫌だったが。
小手指の一番打者として成果を出せていない千早に対して、チームメイトはあまりにもお人好しで、かつてチームメイトに壁をつくっていた千早から言えないような、真っ直ぐな言葉と信頼を浴びせかけたのだった。
2416そう言う要の声に千早は待ったをかけた。四人のチームメイトを玄関に置き去りにしたまま千早は自室へ急ぐ。机の上に置いていたモノを押し入れに隠して代わりにスリッパを取り出す。それを抱えて玄関に戻り、チームメイトにスリッパに履き替えるよう指示をした。自室に先に行った理由を「スリッパを持ってくること」にしてしまえば、「何を隠した?」と問われるリスクを回避できる。もっとも汚物がそのままの靴下で家に上がり込むことも嫌だったが。
小手指の一番打者として成果を出せていない千早に対して、チームメイトはあまりにもお人好しで、かつてチームメイトに壁をつくっていた千早から言えないような、真っ直ぐな言葉と信頼を浴びせかけたのだった。
りーな
できたとどちワンドロワンライ7回 【シニア時代】【キャッチボール】【今日だけは】とどち前提モブ→千。千早を知ろうとしないし知ってもらおうともしなかった人間の失恋
私と千早瞬平の出会いは小学一年生に遡る。と言ってもその頃の思い出はあまりない。席も近くなったことはないし、特に話すこともなかった。兄と同じリトルリーグのチームに入ったと聞いた時も、そのことで特に学校で話しかけることはなかった。兄の応援に行った日、兄のチームメイトが悉く凡退する中で一人、出塁し盗塁し還ってきた千早のことを、本人にかっこよかったなんて言うこともなければ、学校の友人達に知らせることもなかった。
小学五年生の頃、友人の一人が千早を好きだと言った。どうしてと聞くと足が速いからだと言う。すると別の友人も好きだと言い出した。頭がいいから好きだと。私はそうなんだとだけ答えた。私だって好きだよと言えなかった。あなた達は野球を観に行ったことないくせに、なんて意地悪も言わなかった。
3395小学五年生の頃、友人の一人が千早を好きだと言った。どうしてと聞くと足が速いからだと言う。すると別の友人も好きだと言い出した。頭がいいから好きだと。私はそうなんだとだけ答えた。私だって好きだよと言えなかった。あなた達は野球を観に行ったことないくせに、なんて意地悪も言わなかった。
りーな
らくがき6回 とどちワンドロワンライ【ハンバーグ】【プロ野球】【約束したろ】社会人とどち。前半藤堂、後半千早視点と思って置くと読みやすいかも
書けなかったけど藤堂のマンションは球団ホームエリアにあり、部屋が余っていて、千早の現在住む家に置いてあるけど寮には持っていけず、といって実家に置いておくほどでもない私物を置く部屋になります
『 前略 藤堂葵様
このように手紙を書くのは初めてのことですね。別に手紙を書かずともSNSでやりとりできますし、それなりに会って話す機会もあります。年賀状すら送っていないというのに、わざわざ便箋を買ってまで筆を執ることになるとは……筆とか言ってボールペンじゃねーかとか言わないでくださいね、慣用句ですから。慣用句って分かりますか?笑
さて、藤堂君との思い出でも語りましょうか。高校三年生で進路志望の提出用紙が配られた時、俺はてっきり藤堂君は清峰君と同じようにプロ野球選手と書くのかと思っていました。しかし違いましたね。君はスポーツ推薦での進学を志望しました。プロになりたいという気持ちはある。ただ、小手指のみんなやシニアの先輩達とやる野球が楽しいのであって、果たしてプロ選手として自分がやっていけるのか、このような心持ちではプロなど務まらないのではないか、もうちょっと自分を鍛えたいのだ、というようなことを君は言っていました。それも本音でしょう。君は気持ちに左右されるところがありますし。でも、ご家族のためもあったのでしょうね。同じ寮暮らしでも地方の球団よりは都内の大学の方が融通が利きます。
3151このように手紙を書くのは初めてのことですね。別に手紙を書かずともSNSでやりとりできますし、それなりに会って話す機会もあります。年賀状すら送っていないというのに、わざわざ便箋を買ってまで筆を執ることになるとは……筆とか言ってボールペンじゃねーかとか言わないでくださいね、慣用句ですから。慣用句って分かりますか?笑
さて、藤堂君との思い出でも語りましょうか。高校三年生で進路志望の提出用紙が配られた時、俺はてっきり藤堂君は清峰君と同じようにプロ野球選手と書くのかと思っていました。しかし違いましたね。君はスポーツ推薦での進学を志望しました。プロになりたいという気持ちはある。ただ、小手指のみんなやシニアの先輩達とやる野球が楽しいのであって、果たしてプロ選手として自分がやっていけるのか、このような心持ちではプロなど務まらないのではないか、もうちょっと自分を鍛えたいのだ、というようなことを君は言っていました。それも本音でしょう。君は気持ちに左右されるところがありますし。でも、ご家族のためもあったのでしょうね。同じ寮暮らしでも地方の球団よりは都内の大学の方が融通が利きます。
りーな
できた5回とどちワンドロワンライ【初詣】【いちご】【夢】数年後社会人(1月4日が平日)設定。プロとど←一般人ち
藤視点がないので千の片思いでしかない…
今年も初詣には行っていない。実家に顔を出すのが精一杯で、一足伸ばして神社あるいは寺に行こうと思えない。別に神様に願掛けするようなこともないし、お守りを買おうとも思わないし、おみくじを引こうとも思わない。学生の間はちゃんと初詣に行っていた。しかしそれは普段一緒に過ごせない両親の誘いであったり、友人の誘いであったり、千早瞬平主体での行動ではなかった。大学で野球を辞めて、野球とは関係ない会社に就職して、両親のような激務に追われて数年、友人とは緩やかに疎遠になって、恋人もいない。そんな千早は初詣よりも、趣味の音楽を聴いていたり、家を掃除したり、寝たり、そういうことに貴重な休暇を使いたかった。ちなみに実家で初詣に行っていないというと両親が一緒に行こうかと誘ってきたが、家でゆっくりしたいですというと無理に連れ出そうとはしなかった。
3918りーな
できた4回 とどちワンドロワンライ 【チキン】【ちっとも思ってないくせに】【ペアルック】高校生。千早がぐるぐる頭を悩ませている
本当の意味で誰かと恋人のなりたいと思ったことはなかった。それはまあ、性的接触に興味がないかといえば大いにある。健全な男子高校生なのだ。でも、例えば誰かとペアルックで手を繋いでデートとかいうカップルになることは自分には無理だと思っていた。そんな恥ずかしい真似ができるか? だって(1)告白→承認 (2)ペアルック依頼→承認 (3)手を繋ぎたい→承認 と、ステップが多すぎる。千早瞬平という人間は自分で言うのもなんだが、他人に相談しない、人に胸襟を開かない。そんな人間が誰かと恋人同士!? なれるわけがないだろう。当然(4)性的なことがしたい→承認 も夢のまた夢である。誰かと何かがしたい、しかも割となんというか恥ずかしいことをしたい、そんなこと言えるか! 拒否されたら恥ずかし死にしてしまうかもしれない。臆病者、チキン野郎と言われようと無理なものは無理だ。仮に相手から言ってくれたら、しょうがないですね〜って承認パートだけならいけるかもしれない。本気で嫌なことは嫌って言って、ほとんどのアクションは相手任せで……それって本当に付き合ってると言えるのか? 相手にとって俺と付き合うメリットがなくないか? 恋人ってなんだ? 後輩の瀧はよく七人もの彼女とこんなことをやっていられるな。わざわざ言葉にしなくてもムードで分かるタイプの人もいるらしいが、それは信頼関係あってのものだろう。心を開かない千早に果たして空気を読めるのか。そもそも、千早には潔癖なところがある。これも誰かと恋人関係になることに積極的になれない事情だ。千早と他人の接触不快ライン。その線引きを恋人であろうと超えて欲しくないのか、恋人にはむしろその線を超えて欲しいのか。千早自身でも分からない。恋人ができたことがないから当然なのだが。小手指野球部員、特に同学年には随分緩くなっている自覚はある。藤堂君ならおにぎりだって食べられる。
2404🤜🏻♡🤛🏻
らくがき【ILLUST】巻千vsとどち【LOG】作品は随時こちらのログへ収納(🆕25.2.14)
⚠️なんでも許せる方のみご覧ください。
【TEXT】巻千vsとどち【LOG(※R-18含)】
https://crepu.net/post/10135183 13
りーな
できた3回【チャイナ】【期待してもいい?】【音楽】とどちワンドロワンライ
高一とど←ち。チャイナ無理やり入れた。芸術選択は捏造。
「お前、選択音楽じゃねェんか」
「ええ、授業とはいえ聞きたくもない曲聞かされたくないんで」
「もうちょい穏当な言い方できねーの?」
藤堂君とそんな話をしたのは3か月ほど前。野球部入部を決めた後すぐだった。同じく芸術で書道を選択した藤堂君と並んで書道室へと移動して、そのまま流れ隣同士の席に座って、藤堂君から質問されたのだ。野球部に入ってすぐの頃はだいたいそうだった。藤堂君が話しかけてきて、俺が性格の悪い対応をして、藤堂君がいらっとする。でもまた話しかけてくる。部員は友達! 仲間! 仲良し! というタイプなのか、あほだなあと思っていたけど、別にそうでもないような、あるような。藤堂君は仲良しこよしを押し付けてくるタイプではない。デリカシーがあり、イップスともう一度向き合う覚悟があり、仲間想いで、チャンスをものにできる男だ。しかも家族想いでもある。絶対本人には言わないけれど、いいひとだ。
2531「ええ、授業とはいえ聞きたくもない曲聞かされたくないんで」
「もうちょい穏当な言い方できねーの?」
藤堂君とそんな話をしたのは3か月ほど前。野球部入部を決めた後すぐだった。同じく芸術で書道を選択した藤堂君と並んで書道室へと移動して、そのまま流れ隣同士の席に座って、藤堂君から質問されたのだ。野球部に入ってすぐの頃はだいたいそうだった。藤堂君が話しかけてきて、俺が性格の悪い対応をして、藤堂君がいらっとする。でもまた話しかけてくる。部員は友達! 仲間! 仲良し! というタイプなのか、あほだなあと思っていたけど、別にそうでもないような、あるような。藤堂君は仲良しこよしを押し付けてくるタイプではない。デリカシーがあり、イップスともう一度向き合う覚悟があり、仲間想いで、チャンスをものにできる男だ。しかも家族想いでもある。絶対本人には言わないけれど、いいひとだ。
りーな
できたとどちワンドロワンライ 2回 【バックハグ】【だから言ったんだ】→だから言っただろうが!に言い換え【階段】土屋さんにやや嫉妬?の藤堂あり。基本千早のわけわからん片想い。お題は無理やり詰め込んだ
あ、抱きつきたいなと思った。目の前の男の広い背中を見て、そう思ってしまった。
「千早、今日バッセン行こうぜ」
振り返って声をかけてきた目の前の男、藤堂葵は千早瞬平のやましい思いなど気づきもしない。気づかれたくはないけれど。
「いいですね、藤堂君にパスタ奢らせてあげますよ」
「お前が俺にラーメン奢んだよ」
いつも通りの軽口を叩いて、千早は藤堂の隣に並ぶ。背中を見ないようにすれば、さっきの血迷いごとは忘れられると信じて。
結論から言うと二日経っても忘れられなかった。昨日は学校も部活もない完全なオフだったのに、藤堂に会うこともなければメッセージをやり取りすることもなかったのに、益々想いは募っていった。
どうしたものかと千早は考える。いっそ本当に、一度だけでも抱きしめることができたら満たされるのに。
3022「千早、今日バッセン行こうぜ」
振り返って声をかけてきた目の前の男、藤堂葵は千早瞬平のやましい思いなど気づきもしない。気づかれたくはないけれど。
「いいですね、藤堂君にパスタ奢らせてあげますよ」
「お前が俺にラーメン奢んだよ」
いつも通りの軽口を叩いて、千早は藤堂の隣に並ぶ。背中を見ないようにすれば、さっきの血迷いごとは忘れられると信じて。
結論から言うと二日経っても忘れられなかった。昨日は学校も部活もない完全なオフだったのに、藤堂に会うこともなければメッセージをやり取りすることもなかったのに、益々想いは募っていった。
どうしたものかと千早は考える。いっそ本当に、一度だけでも抱きしめることができたら満たされるのに。
りーな
できた1 回 【花束】【あなたしかいない】【忘れ物】とどち版ワンドロワンライ
君しかいない、オメーしかいねえに言い換え
社会人とどち
「俺じゃないんで。だから君しかいないんですよ」
「はあ? オメーしかいねえの間違いだろ」
某ホテルのスイートルームで向かい合う藤堂と千早。互いに指さすのはテーブルに置かれた薔薇の花束。メッセージカードにはHAPPY WEDDING AOI&SHUNPE と印刷されている。裏側は白紙。
「……前の客の忘れもんとか」
「あり得ませんね。前の客がチェックアウトした後に当然清掃がはいっていますし。あんな派手な忘れ物があったら見逃すはずないでしょう。そもそもメッセージカードには俺達の名前が入ってるんで。あ、ひょっとして読めませんでした?」
「読めるわ! 言ってみただけだろうが! 腹立つ言い方しやがって」
藤堂が本気で言っているなんて千早だって思っていない。ただ、藤堂がいつまでたっても本当のことを言わないからチクチク言葉が増えただけだ。千早はこんなサプライズを仕掛けていない、ならば藤堂のはずなのに。
3196「はあ? オメーしかいねえの間違いだろ」
某ホテルのスイートルームで向かい合う藤堂と千早。互いに指さすのはテーブルに置かれた薔薇の花束。メッセージカードにはHAPPY WEDDING AOI&SHUNPE と印刷されている。裏側は白紙。
「……前の客の忘れもんとか」
「あり得ませんね。前の客がチェックアウトした後に当然清掃がはいっていますし。あんな派手な忘れ物があったら見逃すはずないでしょう。そもそもメッセージカードには俺達の名前が入ってるんで。あ、ひょっとして読めませんでした?」
「読めるわ! 言ってみただけだろうが! 腹立つ言い方しやがって」
藤堂が本気で言っているなんて千早だって思っていない。ただ、藤堂がいつまでたっても本当のことを言わないからチクチク言葉が増えただけだ。千早はこんなサプライズを仕掛けていない、ならば藤堂のはずなのに。
chrosite_10
らくがきXにアップしたとどちと桐圭前提の謎の酔っ払い時空のえせ関西弁のその後のお話。圭ちゃんと藤堂くんが電話で話してるだけ。会話のみ。みんな20歳以上。設定ふんわり。
(携帯から全文閲覧できないみたいです……)
『おい、要!自分のツレの手綱ぐらい、しっかり握っとけ──!』
「~~ッ!葵っち、声でかいって!いきなり何の話」
『桐島のことだよ!』
「桐島さん?え?葵っちっとマブダチだっけ?」
『んなわけあるか!』
「ちょ、落ち着いて。マジ話見えないからさ……」
『……っ。……ここんとこ頻繁に、千早と桐島が二人きりで会ってんだよ』
「へ?瞬ちゃんと?なんで?」
『こっちが聞きてぇよ!てか、一緒に住んでんだろ。どこに行ってるのか聞いてねぇのかよ』
「知り合いと飲んでくるとしか。あの人の交友関係、変に広いってゆーか、妙な繋がりあり過ぎて、圭ちゃんの頭脳をもってしても全把握は無理。」
『……お前に聞いた俺がバカだった。わりぃ。』
「怒りMAXからのガチ謝罪、傷つくからやめて……」
1259「~~ッ!葵っち、声でかいって!いきなり何の話」
『桐島のことだよ!』
「桐島さん?え?葵っちっとマブダチだっけ?」
『んなわけあるか!』
「ちょ、落ち着いて。マジ話見えないからさ……」
『……っ。……ここんとこ頻繁に、千早と桐島が二人きりで会ってんだよ』
「へ?瞬ちゃんと?なんで?」
『こっちが聞きてぇよ!てか、一緒に住んでんだろ。どこに行ってるのか聞いてねぇのかよ』
「知り合いと飲んでくるとしか。あの人の交友関係、変に広いってゆーか、妙な繋がりあり過ぎて、圭ちゃんの頭脳をもってしても全把握は無理。」
『……お前に聞いた俺がバカだった。わりぃ。』
「怒りMAXからのガチ謝罪、傷つくからやめて……」
hjm_shiro
らくがきとどち/ひび割れた夜の治し方⚠二人とも大学生
千早が遊びまくっていると聞いて確かめに行ったら本当にヤバそうな遊びをしていたので、思わず家に連れ帰ってしまう藤堂の話。他と遊ぶくらいなら俺にしろ!って言う。
※モブとの間に不埒な行為はないです。
ありえない場所で千早を見つけた。天と地がひっくり返っても千早には似つかわしくない場所で、千早を見つけてしまった。
千早はやけに思い詰めた顔で繁華街を歩いていた。だけどアイツは自分みたいに馬鹿じゃない。自分自身を安売りするようなことや、いたずらに痛めつけるようなことは絶対にしない。例えやけっぱちになって投身する一歩手前までいったとしても、その直前でちゃんと踏みとどまれるような賢い奴なのだ。だから、思い詰めた末にこんなところへ来るような奴ではない。
できることなら人違いであってほしかった。千早に似た誰かであってほしかった。最後の最後までどうか人違いであってくれと願いながら、藤堂は千早によく似た背中を追いかけた。
20141千早はやけに思い詰めた顔で繁華街を歩いていた。だけどアイツは自分みたいに馬鹿じゃない。自分自身を安売りするようなことや、いたずらに痛めつけるようなことは絶対にしない。例えやけっぱちになって投身する一歩手前までいったとしても、その直前でちゃんと踏みとどまれるような賢い奴なのだ。だから、思い詰めた末にこんなところへ来るような奴ではない。
できることなら人違いであってほしかった。千早に似た誰かであってほしかった。最後の最後までどうか人違いであってくれと願いながら、藤堂は千早によく似た背中を追いかけた。
chrosite_10
らくがき付き合ってるとどち。高校2年生。忘バ×マジルミえのクロスオーバー。
藤堂くんと越谷さんが知り合いの話を書きたかっただけの自家消費用。
相変わらずのふんわり設定。ラーメンお詳しい方は、ラーメン関係の文はさらっと流してくださいませ……。
「葵ちゃんじゃん!おひさ!」
バッセン近くのラーメン屋の暖簾を千早と潜ろうとしたところで、知己の声が聞こえた。
声の方向を振り向けば、プリン頭でジャージを着た女性──越谷がいた。その隣には、ツインテールのスーツ姿の見知らぬ女性。
「会うのは久しぶりっすね。ホーキ持ってるってことは、仕事帰りっスか?」
「そ。近くで怪異退治あってさ。今日は時間も時間だから直帰。ラーメンでも食べて帰るかっつーっことで、ココに。仕事終わりには肉っしょ!この辺でラーメンと肉食べるんなら、この店一択だべ」
ホーキを肩に担いだ越谷が見るのは、藤堂が今まさに入らんとしている店。
確かに、ここのチャーシュー麺は有名だ。チャーシューに厚みがありながら、適度な脂身のそれは女性でも無理なく食べられるほど。そのほどよい豚肉の脂身に合わせた醤油ベースのスープと中太麺もまたウマい。
4478バッセン近くのラーメン屋の暖簾を千早と潜ろうとしたところで、知己の声が聞こえた。
声の方向を振り向けば、プリン頭でジャージを着た女性──越谷がいた。その隣には、ツインテールのスーツ姿の見知らぬ女性。
「会うのは久しぶりっすね。ホーキ持ってるってことは、仕事帰りっスか?」
「そ。近くで怪異退治あってさ。今日は時間も時間だから直帰。ラーメンでも食べて帰るかっつーっことで、ココに。仕事終わりには肉っしょ!この辺でラーメンと肉食べるんなら、この店一択だべ」
ホーキを肩に担いだ越谷が見るのは、藤堂が今まさに入らんとしている店。
確かに、ここのチャーシュー麺は有名だ。チャーシューに厚みがありながら、適度な脂身のそれは女性でも無理なく食べられるほど。そのほどよい豚肉の脂身に合わせた醤油ベースのスープと中太麺もまたウマい。
hjm_shiro
らくがきとどち/策士、策に溺れる前回の失敗を活かして、キスがしやすいようにメガネを外してくることにした千早の話。
キスして欲しいちーくん VS 誘惑に負けないように頑張ってたあおいちゃん
藤堂くんは鈍感だ。全然、分かってない。どうして俺がメガネをかけずに登校してきているのか、気付いていないのだ。おまけに「なんでメガネやめたん?」なんて聞いてくる始末である。だから言ってやりたい。君のためにメガネをやめたんですよ、と。そんなことは、口が裂けても言えないけど。
「まぁ、気分ですかねぇ……」
いつもの帰り道、とうとう藤堂くんが俺のメガネについて問うてきた。三日前ぐらいから伊達メガネをかけてないというのに、指摘するのが遅すぎる。声をかけるなら初日からにして欲しい。この三日間、居心地の悪い一日を過ごす羽目になってしまったではないか。
俺はメガネのフレームを指で押し上げようとして、そうだった、メガネかけてないんだった……と、空振りしてから気付いた。
1818「まぁ、気分ですかねぇ……」
いつもの帰り道、とうとう藤堂くんが俺のメガネについて問うてきた。三日前ぐらいから伊達メガネをかけてないというのに、指摘するのが遅すぎる。声をかけるなら初日からにして欲しい。この三日間、居心地の悪い一日を過ごす羽目になってしまったではないか。
俺はメガネのフレームを指で押し上げようとして、そうだった、メガネかけてないんだった……と、空振りしてから気付いた。
hjm_shiro
らくがきとどち/あの夏の伏線回収⚠高校生→大学生
⚠モブ有/何も起こらない
千早からキスをしてみないかと誘われる藤堂の話。
ちーくんとの夏の一幕を、肝心なときに思い出してしまう葵ちゃん。
「そんなに気になるなら、キス、してみますか」
「は……?」
ポロッと噛んでいたアイスの棒を落とした。既にメインのアイスは食い終わったあとで、手持ち無沙汰に先端をがじがじと噛んでいた棒だ。無数の歯型がついたそれがローファーの上に落ちた。
やけに蝉の声が遠く感じる。暑すぎて脳みそが茹だりそうだ。ゆで卵みたいに固まっちまうかも。そういやァ、今日はオムライスを作る予定だった。卵、あったっけな、なんて思考が飛びかけてまた千早に戻って来る。
……てか、コイツ、今なんて言った? キスって言った?
「アハッ、酷い顔してますよ、君」
「お前が変なこと言うからだろうが!」
「その前に藤堂くんの方が変なこと言ってましたよ」
はて、そうだったっけか、と数分前のやり取りを思い出しつつアイスの棒を拾う。それをアイスが入っていた袋に押し込みながら今度は千早の顔を見た。というより、唇を見てしまった。
3840「は……?」
ポロッと噛んでいたアイスの棒を落とした。既にメインのアイスは食い終わったあとで、手持ち無沙汰に先端をがじがじと噛んでいた棒だ。無数の歯型がついたそれがローファーの上に落ちた。
やけに蝉の声が遠く感じる。暑すぎて脳みそが茹だりそうだ。ゆで卵みたいに固まっちまうかも。そういやァ、今日はオムライスを作る予定だった。卵、あったっけな、なんて思考が飛びかけてまた千早に戻って来る。
……てか、コイツ、今なんて言った? キスって言った?
「アハッ、酷い顔してますよ、君」
「お前が変なこと言うからだろうが!」
「その前に藤堂くんの方が変なこと言ってましたよ」
はて、そうだったっけか、と数分前のやり取りを思い出しつつアイスの棒を拾う。それをアイスが入っていた袋に押し込みながら今度は千早の顔を見た。というより、唇を見てしまった。
chrosite_10
らくがき思春期がない、とどち。軽い感じで。
今日も明日も君といよう 自宅のときよりも、丁寧に、すこしゆっくりめに、千早は食器を洗う。
藤堂はその後ろのダイニングテーブルを作業台替わりにして、食器を拭いて棚にしまっている。
「ご馳走さまでした。味噌汁もおいしかったですよ。顆粒出汁でしたけど」
「出汁取るのは性に合わねーんだよ。がーっと作って、すぐ食べてーじゃん。腹減ってるし」
千早は別に顆粒出汁に一家言あるわけではない。なんなら、千早の家は顆粒出汁だけでなくレトルト、冷凍食品も常備品だ。父も母もがフルタイムで働いていて、千早が高校生となった今はどちらも定時で上がれることの方が少なく、家事に使える時間は少ない。調理には時間をかけないための手段だ。
だから小手指野球部の面々と初めて藤堂の作った味噌汁を食べた時、すぐに顆粒出汁を使ってると分かった。家で食べる味噌汁と同じ味がしたから。むしろ、母親が作る味噌汁よりも好みの味だったのは母親にも藤堂にも内緒だ。顆粒出汁を使ったことを言ったのは、照れ隠しに近い。
2121藤堂はその後ろのダイニングテーブルを作業台替わりにして、食器を拭いて棚にしまっている。
「ご馳走さまでした。味噌汁もおいしかったですよ。顆粒出汁でしたけど」
「出汁取るのは性に合わねーんだよ。がーっと作って、すぐ食べてーじゃん。腹減ってるし」
千早は別に顆粒出汁に一家言あるわけではない。なんなら、千早の家は顆粒出汁だけでなくレトルト、冷凍食品も常備品だ。父も母もがフルタイムで働いていて、千早が高校生となった今はどちらも定時で上がれることの方が少なく、家事に使える時間は少ない。調理には時間をかけないための手段だ。
だから小手指野球部の面々と初めて藤堂の作った味噌汁を食べた時、すぐに顆粒出汁を使ってると分かった。家で食べる味噌汁と同じ味がしたから。むしろ、母親が作る味噌汁よりも好みの味だったのは母親にも藤堂にも内緒だ。顆粒出汁を使ったことを言ったのは、照れ隠しに近い。
hjm_shiro
らくがきとどち/百点満点の恋藤堂くんとお試しでお付き合いすることになった千早の話。藤堂くんの彼氏力が無駄に高くてムカついたりする。もだもだハッピーエンド。
藤堂くんとお試しで付き合うことになった。今日、要くんが「彼女できたー!」と部室で大騒ぎしていて、そのことについて藤堂くんと帰りながら話していたのがきっかけだ。
いやー、イマジナリー彼女かと思いました。なんて、いつも通り口は回っていたけれど、俺の中ではちょっとした焦りがあった。
友人からの報告に喜ぶ気持ち、自分よりも先に恋人を作ってしまった要くんに対する悔しい気持ち。それと、
「藤堂くんも、彼女が欲しいって思いますか……?」
藤堂くんも要くんに触発されて、彼女が欲しいと思ってしまうんじゃないかっていう焦り。
藤堂くんは俺からの問いかけに対し、少しだけ考え込むと、「そりゃ、いつかは欲しいだろ」と一言呟いた。
9109いやー、イマジナリー彼女かと思いました。なんて、いつも通り口は回っていたけれど、俺の中ではちょっとした焦りがあった。
友人からの報告に喜ぶ気持ち、自分よりも先に恋人を作ってしまった要くんに対する悔しい気持ち。それと、
「藤堂くんも、彼女が欲しいって思いますか……?」
藤堂くんも要くんに触発されて、彼女が欲しいと思ってしまうんじゃないかっていう焦り。
藤堂くんは俺からの問いかけに対し、少しだけ考え込むと、「そりゃ、いつかは欲しいだろ」と一言呟いた。