rosso_addict
DONE1224は犬辻の日!!ということで、書き込み足りないながらもなんとかつじちゃんへ片思い中の先輩の話を書きました。クリスマスプレゼント 姉がクリスマスコフレを買いに行くというので、澄晴はデパートに付き合わされた。
華やかなコスメカウンターはいつにもましてキラキラしてて、クリスマスツリーやジングルベルの曲が気分を盛り上げる。
二種類あるコフレのどちらにしようと姉が悩んでいる横で、澄晴の鼻先を甘い匂いがくすぐった。
隣のいくつかのブランドをセレクトしたフレグランスのコーナーから漂うその香りは、洋梨や桃のような果物の香りとバニラの甘い香りが混ざり、親しみやすさと目新しさを感じさせるものだった。
飾りのない、まろやかな瓶に収められたその香水をまじまじと見ているとすぐに販売員が近づいてきて、朗らかに勧めてくれた。
ムエットに吹きかけてもらった甘い匂いを嗅いでるうちに、甘い物が好きなチームメイトの顔が脳裏に浮かぶ。
1979華やかなコスメカウンターはいつにもましてキラキラしてて、クリスマスツリーやジングルベルの曲が気分を盛り上げる。
二種類あるコフレのどちらにしようと姉が悩んでいる横で、澄晴の鼻先を甘い匂いがくすぐった。
隣のいくつかのブランドをセレクトしたフレグランスのコーナーから漂うその香りは、洋梨や桃のような果物の香りとバニラの甘い香りが混ざり、親しみやすさと目新しさを感じさせるものだった。
飾りのない、まろやかな瓶に収められたその香水をまじまじと見ているとすぐに販売員が近づいてきて、朗らかに勧めてくれた。
ムエットに吹きかけてもらった甘い匂いを嗅いでるうちに、甘い物が好きなチームメイトの顔が脳裏に浮かぶ。
shizuki_54
MOURNING初ぽいぴくがこんなんでいいのか。初めてこんな長いぬつ書きました。🐶が♀️になりたいって言う話が書きたかっただけなんですけど、夜に書いたからなのかなんかよくわかんない話になりました。注意とかありすぎるのでぬつならなんでもええよという心の広い方におすすめします。
ちゃんと投稿できてるのかテストも兼ねてるのでスタンプ押して頂けると嬉しいです。 7641
chiyopipipi_2
DONE犬飼先輩思ったより大好きになっちゃった辻ちゃんの話 二宮隊結成前後もろもろ捏造もんどうむよう 辻ちゃんだ、と声がして顔をあげた。予想通りの相手に小さく嘆息しながら、こんにちはと頭を下げる。ひらひら手を振り向かいに座った犬飼先輩は、にこりと笑って今日は何か知りたいことはある?と俺に聞いた。
「隊にもう一人入れる、ですか」
「ああ。この間の入隊式で入ってきた奴を一人誘った。ポジションは銃手、辻と二人で俺のアシストをしてもらう」
元東隊の二宮匡貴。射手として抜群のセンスと才能を誇り、現在自分の隊を作るため眼鏡に適う人間を探している。アシストの腕を見込まれ誘われた攻撃手の俺と、射撃の精確さを見て勧誘された鳩原先輩。今のところはまだ3人だ。
人手不足に喘ぐボーダーから、臨時のオペレーターは宛てがうから代わりにこのメンバーで防衛任務だけでもしてほしい、と頼まれ、正式に隊として発足していないにも関わらず部屋を与えられているという特異な状況に置かれている。俺と鳩原先輩の場数を考え、3人セットで任にあたったほうが良いと判断されたのだろう。鳩原先輩が優しくて助かった。もし他の女の人なら、防衛任務どころではなかったことが想像に難くない。
6109「隊にもう一人入れる、ですか」
「ああ。この間の入隊式で入ってきた奴を一人誘った。ポジションは銃手、辻と二人で俺のアシストをしてもらう」
元東隊の二宮匡貴。射手として抜群のセンスと才能を誇り、現在自分の隊を作るため眼鏡に適う人間を探している。アシストの腕を見込まれ誘われた攻撃手の俺と、射撃の精確さを見て勧誘された鳩原先輩。今のところはまだ3人だ。
人手不足に喘ぐボーダーから、臨時のオペレーターは宛てがうから代わりにこのメンバーで防衛任務だけでもしてほしい、と頼まれ、正式に隊として発足していないにも関わらず部屋を与えられているという特異な状況に置かれている。俺と鳩原先輩の場数を考え、3人セットで任にあたったほうが良いと判断されたのだろう。鳩原先輩が優しくて助かった。もし他の女の人なら、防衛任務どころではなかったことが想像に難くない。
rosso_addict
DONEつじちゃんお誕生日おめでとう!ということで某遊園地へ行く犬辻の話です。片思いへのプレゼント「お、犬飼じゃん」
声をかけられた瞬間、繋いでいた手をぱっと離した。
「七月ぶり。すごい人なのに、よくおれだってわかったね」
学校でもボーダー本部でも犬飼の周りには常に誰かがいる。
辻と出かけた先で知り合いに会うことも多く、学校の同級生であれば辻にとっても先輩なので軽く会釈する。
「じゃ、また夏休み明けー」
手を振って別れれば、大したことのない出会いだが、
「なんかやたら知り合いに会うなあ」
「みんな考えることは同じなんでしょう」
ビルの合間にパッと花火が上がって、ドン!という音が耳に響く。
辻はつなぎたかった手を、自分の背中に隠した。
○ ○ ○
「犬飼先輩、お願いがあります」
換装したスーツ姿で辻にお願いされたので、犬飼はちょっと身構えた。
2825声をかけられた瞬間、繋いでいた手をぱっと離した。
「七月ぶり。すごい人なのに、よくおれだってわかったね」
学校でもボーダー本部でも犬飼の周りには常に誰かがいる。
辻と出かけた先で知り合いに会うことも多く、学校の同級生であれば辻にとっても先輩なので軽く会釈する。
「じゃ、また夏休み明けー」
手を振って別れれば、大したことのない出会いだが、
「なんかやたら知り合いに会うなあ」
「みんな考えることは同じなんでしょう」
ビルの合間にパッと花火が上がって、ドン!という音が耳に響く。
辻はつなぎたかった手を、自分の背中に隠した。
○ ○ ○
「犬飼先輩、お願いがあります」
換装したスーツ姿で辻にお願いされたので、犬飼はちょっと身構えた。
rosso_addict
DONE犬辻ワンドロライ開催ありがとうございます!シチュエーションに悩んでなぜか帰宅難民になる犬辻の話です。
吐息「うわ、何この混雑」
学校からボーダー本部へ向かおうとした犬飼は駅の改札口にできた人だかりに目を丸くした。
「事故でしょうか? 」
隣の辻も周囲を見渡している。駅員のアナウンスや掲示の情報を探すと、雪によるポイント故障のため運休になっているとわかった。
「とりあえず本部に連絡してみようか」
人混みを離れ、雑音の少ない所から電話をかけると、事務の女性が出て
『了解しました。本日はそのまま帰宅してください。他の隊員には本部から通達します』
と対応してくれた。二宮や氷見にも同じ内容のメッセージを入れておく。氷見はまだ学校にいたようで、親に迎えに来てもらうと返信があった。
「帰っていいって言われてもなぁ」
辻と一緒に駅前のバス乗り場に移動してみたが、こちらも電車に乗れなかった人々でごった返している。
1318学校からボーダー本部へ向かおうとした犬飼は駅の改札口にできた人だかりに目を丸くした。
「事故でしょうか? 」
隣の辻も周囲を見渡している。駅員のアナウンスや掲示の情報を探すと、雪によるポイント故障のため運休になっているとわかった。
「とりあえず本部に連絡してみようか」
人混みを離れ、雑音の少ない所から電話をかけると、事務の女性が出て
『了解しました。本日はそのまま帰宅してください。他の隊員には本部から通達します』
と対応してくれた。二宮や氷見にも同じ内容のメッセージを入れておく。氷見はまだ学校にいたようで、親に迎えに来てもらうと返信があった。
「帰っていいって言われてもなぁ」
辻と一緒に駅前のバス乗り場に移動してみたが、こちらも電車に乗れなかった人々でごった返している。
38sgmj
MOURNINGモブ同級生♀に何度も告白されて、そろそろ心苦しくて頷いてしまったほうが良いのかもしれないと考え始めた辻ちゃんを全力で止めに入って、むしろ自分と付き合って欲しいと全力でアピールする犬飼先輩のお話です。意識的に会話文たくさんにしてみました。
つきあいたい犬辻のお話 同じ隊になった辻ちゃんは学年的には一年後輩だけれどボーダー歴では一年先輩で、さすがだなと思う場面もあれば、おれがなんとかしてあげないとねと思う時もある、少々変わった子だった。二宮隊は実力だけではなく容姿も優れていないと入れない、なんて誇張して言われることもあるけれど、自分のことはさておき、辻ちゃんのことを見ていると確かにそう言われるのも納得だよな、と思ってしまうくらい辻ちゃんの容姿は整っていた。初めて会った時から既に綺麗だったけれど、ここ一年で成長期を迎えて身長もあっという間に越されてしまったし、声変わりもして色っぽさまで身につけてしまった。艶々とした黒髪に涼しく整った小さな顔に、長い手脚。もうこれモデルじゃん、芸能人じゃん、全然一般人じゃないよと思うのに、女の子が苦手だといって近くに寄られるだけで楚々とした顔を赤らめて慌てふためくのだから隙もあって親しみやすい。攻撃手なんていう最前線、しかも接近戦を担うポジションについているくせに、普段は穏やかで大人しいし、どうなっているんだと頭を抱えてしまうくらい辻ちゃんは一辺倒ではいかない男だった。
14098rosso_addict
Reuse Christmas※犬飼家の姉、母、辻家の弟、ともに性格や口調を捏造してます。前から楽しみにしてたクリスマスデートが荒天のせいで中止になった二人の話です。
メリークリスマス『交通機関の乱れが予想され……』
『不要不急の外出は避けるよう呼びかけ……』
繰り返し流れるアナウンサーの声に澄晴はうんざりした。
クリスマス寒波。なにも今年に来なくても。
去年はまだ付き合ってなかったから、辻と恋人として過ごせる初めてのクリスマスだったのだ。
ハロウィンの喧騒も収まらない頃からデートスポットをリサーチして、チケットの予約もお店の予約も済ませてあったのに。
自分で予約をキャンセルするのも、辻に『残念だけど、また今度デートしようね』とメッセージを送るのも気が滅入る。
「……はあ、も~」
やり場のない怒りをため息と共に吐き出すと二番目の姉の明里が、
「アンタそれ何度め? 私だって予定潰れて最悪なんだから、やめてよ」
1855『不要不急の外出は避けるよう呼びかけ……』
繰り返し流れるアナウンサーの声に澄晴はうんざりした。
クリスマス寒波。なにも今年に来なくても。
去年はまだ付き合ってなかったから、辻と恋人として過ごせる初めてのクリスマスだったのだ。
ハロウィンの喧騒も収まらない頃からデートスポットをリサーチして、チケットの予約もお店の予約も済ませてあったのに。
自分で予約をキャンセルするのも、辻に『残念だけど、また今度デートしようね』とメッセージを送るのも気が滅入る。
「……はあ、も~」
やり場のない怒りをため息と共に吐き出すと二番目の姉の明里が、
「アンタそれ何度め? 私だって予定潰れて最悪なんだから、やめてよ」
rosso_addict
DONE第二回犬辻ワンドロライ開催嬉しいです!!テーマ「読書」ということで、カフェで待ち合わせする犬辻の話にしました。読書 駅や現地で待ち合わせすることも多いけど、寒くなってきたこの頃はカフェで待ち合わせすることにしている。
どっちかが早く着いても暖かい場所で待てるし、待ち合わせ場所で簡単に今日行きたい場所や見たいショップの打合せもできるから。
寒さに首を縮めて、ポケットに手を入れたまま歩く朝、ガラス越しに恋人の姿を見つける。彼はまだこちらに気づいていない。
視線は手元に落ちていて、少し目を伏せた横顔を艶やかな黒髪がそっと覆っている。すっと伸びた背筋やゆるやかに反った肩の姿勢が良くて綺麗だな、といつも思う。
片手で楽々つかめるだろうサイズの文庫本を折り曲げたりせず両手で開いているのが彼らしい。
一枚の絵画みたいな絵になる姿を遠くから眺める度に、ちょっと遅くきてよかったなぁなんて口元に笑みが浮かんでしまう。
1495どっちかが早く着いても暖かい場所で待てるし、待ち合わせ場所で簡単に今日行きたい場所や見たいショップの打合せもできるから。
寒さに首を縮めて、ポケットに手を入れたまま歩く朝、ガラス越しに恋人の姿を見つける。彼はまだこちらに気づいていない。
視線は手元に落ちていて、少し目を伏せた横顔を艶やかな黒髪がそっと覆っている。すっと伸びた背筋やゆるやかに反った肩の姿勢が良くて綺麗だな、といつも思う。
片手で楽々つかめるだろうサイズの文庫本を折り曲げたりせず両手で開いているのが彼らしい。
一枚の絵画みたいな絵になる姿を遠くから眺める度に、ちょっと遅くきてよかったなぁなんて口元に笑みが浮かんでしまう。
rosso_addict
DONE前日の1124の日に合わせて書いた犬辻です。先輩の好物、ホットドッグについての詳細を捏造してみました。数年後同棲する二人の話が含まれます。ホットドッグ「おれの好きなホットドッグはね……」
犬飼先輩はそう言って教えてくれた。
〇〇〇
俺の好物はシュークリームとバターどら焼き。おやつに出てくると嬉しいし、食べたい時には自分で買いに行ったりする。でも、犬飼先輩がホットドッグを好んで食べてる姿はあまり見たことがない。
「ホットドッグ、ありますよ。食べますか? 」
映画館のメニューにホットドッグがあったので、なんとなくそう聞いてみた。
「ありがとう。でもお昼ごはんさっき食べたし、飲み物だけでいいかな」
さらっと流すと犬飼先輩はグレープソーダとポップコーンを注文してしまう。もっとグルメなお店のホットドッグがいいとか? マスタードかけ放題じゃないとイヤだとか?
首をひねる俺を犬飼先輩が呼ぶ。
2034犬飼先輩はそう言って教えてくれた。
〇〇〇
俺の好物はシュークリームとバターどら焼き。おやつに出てくると嬉しいし、食べたい時には自分で買いに行ったりする。でも、犬飼先輩がホットドッグを好んで食べてる姿はあまり見たことがない。
「ホットドッグ、ありますよ。食べますか? 」
映画館のメニューにホットドッグがあったので、なんとなくそう聞いてみた。
「ありがとう。でもお昼ごはんさっき食べたし、飲み物だけでいいかな」
さらっと流すと犬飼先輩はグレープソーダとポップコーンを注文してしまう。もっとグルメなお店のホットドッグがいいとか? マスタードかけ放題じゃないとイヤだとか?
首をひねる俺を犬飼先輩が呼ぶ。
いさな🌱
DONE付き合っている犬辻が焼き芋をする話です🍠焼き芋で誓う未来の話「こういうとき、危険区域内って便利だよね」
「絶対禁止されてる使い方ですけどね」
「まぁまぁ」
そう言いながら、二人で足で落ち葉を集める。準備万端で軍手も装着済み。適当に小枝も拾って薪がわりにして。
「あ、先輩、まつぼっくりあります? あったら持ってきて欲しいです」
「え? まつぼっくり?」
「はい、よく燃えるんですよ」
小さい頃、よくキャンプをしてたから、と、辻から男兄弟が多い家庭にぴったりなエピソードが飛び出して、自分の知らない辻をまた一つ知ったなと犬飼は枝を拾いながら思う。少し離れたところに大量にまつぼっくりが落ちていて、嬉しくなって両手に抱えて持ってきたら、辻は「そんなにいいのに」と少し引かれてしまった。不服だ。
2461「絶対禁止されてる使い方ですけどね」
「まぁまぁ」
そう言いながら、二人で足で落ち葉を集める。準備万端で軍手も装着済み。適当に小枝も拾って薪がわりにして。
「あ、先輩、まつぼっくりあります? あったら持ってきて欲しいです」
「え? まつぼっくり?」
「はい、よく燃えるんですよ」
小さい頃、よくキャンプをしてたから、と、辻から男兄弟が多い家庭にぴったりなエピソードが飛び出して、自分の知らない辻をまた一つ知ったなと犬飼は枝を拾いながら思う。少し離れたところに大量にまつぼっくりが落ちていて、嬉しくなって両手に抱えて持ってきたら、辻は「そんなにいいのに」と少し引かれてしまった。不服だ。
rosso_addict
DOODLE犬辻ワンドロライ開催おめでとうございます!お題「チャイナ服」本当に短いですが賑やかしに参加されていただきます。
犬辻飲茶デート ガヤガヤと賑やかな店内で、お品書きを眺めながら犬飼が言った。
「辻ちゃんって結構釣られやすいよね。ダメだよ? 美味しいものがあるからってホイホイついてきたら」
「そういう犬飼先輩はイベントごとに食いつきすぎです。これだって絶対食べ放題より衣装代の方が高いですよ」
お品書きにある『飲茶食べ放題』の通常料金を指して言う。店内ポスターには『チャイナ服着用のお客様限定!飲茶食べ放題無料!※提携店でご購入のチャイナ服に限ります』と書かれている。
「まぁまぁ。チャイナ服来て飲茶なんて写真映えするし、面白そうじゃん。辻ちゃんそれ似合ってるよ」
紺色の記事に銀糸で刺繍された長袍と呼ばれる服は、ひざ下までの上着に長いスリットが入っていてすらりとした長身の辻によく似合っていた。
744「辻ちゃんって結構釣られやすいよね。ダメだよ? 美味しいものがあるからってホイホイついてきたら」
「そういう犬飼先輩はイベントごとに食いつきすぎです。これだって絶対食べ放題より衣装代の方が高いですよ」
お品書きにある『飲茶食べ放題』の通常料金を指して言う。店内ポスターには『チャイナ服着用のお客様限定!飲茶食べ放題無料!※提携店でご購入のチャイナ服に限ります』と書かれている。
「まぁまぁ。チャイナ服来て飲茶なんて写真映えするし、面白そうじゃん。辻ちゃんそれ似合ってるよ」
紺色の記事に銀糸で刺繍された長袍と呼ばれる服は、ひざ下までの上着に長いスリットが入っていてすらりとした長身の辻によく似合っていた。
rosso_addict
DONEエワ展示用のそれぞれ犬と猫を飼ってる犬辻の社会人パロです。ゆるくお楽しみください。邪魔しないで登場人物
※たぶんボーダーのない世界線です
犬飼澄晴……社会人。一人暮らしで黒猫のしーちゃんを飼っている。辻ちゃんの先輩。
しーちゃん……犬飼澄晴の飼い猫。真っ黒な毛並みとスレンダーな体型が魅力。甘えたがりで来客は苦手。
辻新之助……社会人。一人暮らしで犬のスミさんを飼っている。犬飼先輩の後輩。
スミさん……辻新之助の飼い犬。金色の毛並みで愛想がよく賢い。犬飼先輩とも表面上仲は良いが真意は謎。
※以下、本編※
今夜のメニューは色々悩んで、クリームシチューにした。
「ナァン」
キッチンに設置してあるペットゲート越しに黒猫のしーちゃんが、おねだり声で鳴いている。
「良い匂いする? 後でしーちゃんにも茹でササミあげるよ」
3471※たぶんボーダーのない世界線です
犬飼澄晴……社会人。一人暮らしで黒猫のしーちゃんを飼っている。辻ちゃんの先輩。
しーちゃん……犬飼澄晴の飼い猫。真っ黒な毛並みとスレンダーな体型が魅力。甘えたがりで来客は苦手。
辻新之助……社会人。一人暮らしで犬のスミさんを飼っている。犬飼先輩の後輩。
スミさん……辻新之助の飼い犬。金色の毛並みで愛想がよく賢い。犬飼先輩とも表面上仲は良いが真意は謎。
※以下、本編※
今夜のメニューは色々悩んで、クリームシチューにした。
「ナァン」
キッチンに設置してあるペットゲート越しに黒猫のしーちゃんが、おねだり声で鳴いている。
「良い匂いする? 後でしーちゃんにも茹でササミあげるよ」
Nullpoint_Avoid
PROGRESS付き合ってる犬辻。女装攻め。来年2月の吾が手で本になってたら褒めてください。#おれの後輩が世界一かわいい
それなら先輩は宇宙一かわいい(仮) 文化祭の準備真っ最中。
クラスの出し物である演劇のため、背景に木材を打ち付けていると、制服のポケットに入れたスマホが震えた。
本部からの連絡だろうか。と、片手で木材を押さえながら急いでスマホを見ると、犬飼先輩からのメッセージ。
『そっち、終わった?』
教室を見渡してから、そのままの体制でメッセージを返す。
『まだ、ですけどあと三十分くらいです』
『りょーかい。じゃ、三十分後に視聴覚室ね』
待ち合わせて本部に向かうだけなら、玄関とかで良さそうなのに、と首を傾げつつ『辻、了解』と返信して、スマホをポケットに仕舞った。
カラカラと音を立てて視聴覚室の戸を開ける。
電気の付いていない薄暗い教室に差し込む太陽の光で、窓際に人がいるのが分かった。
925クラスの出し物である演劇のため、背景に木材を打ち付けていると、制服のポケットに入れたスマホが震えた。
本部からの連絡だろうか。と、片手で木材を押さえながら急いでスマホを見ると、犬飼先輩からのメッセージ。
『そっち、終わった?』
教室を見渡してから、そのままの体制でメッセージを返す。
『まだ、ですけどあと三十分くらいです』
『りょーかい。じゃ、三十分後に視聴覚室ね』
待ち合わせて本部に向かうだけなら、玄関とかで良さそうなのに、と首を傾げつつ『辻、了解』と返信して、スマホをポケットに仕舞った。
カラカラと音を立てて視聴覚室の戸を開ける。
電気の付いていない薄暗い教室に差し込む太陽の光で、窓際に人がいるのが分かった。
Ali_Shihino
DONEエワからのご訪問ありがとうございます!2枚目にネップリ番号あります。
3枚目以降に短い漫画があります。
ネップリ報告めちゃくちゃ嬉しいです。
メンションつけていただければ、いいね!させていただきます。
絵文字だけのリアクションも嬉しいです! 7
rosso_addict
DONEつじちゃんお誕生日おめでとうございます!というわけで付き合ってるし、なんなら一緒に住んでる犬辻がナイト・ミュージアムツアーに行くお話です。ナイト・ミュージアムへの招待 今年の辻の誕生日は午前零時に鳴らされたクラッカーの音で幕を開けた。
「辻ちゃん、お誕生日おめでとう!」
犬飼が勢いよく紐を引くと同時にパーン! と大きな音がなる。
「っくりしたあ……」
まさか真夜中にクラッカーを鳴らされるとは思わず、辻はドキドキする胸を押さえてそう言うのが精一杯だった。
「はは、驚いてる驚いてる」
「驚きますよ。今夜中ですよ? 」
「まあこれ一発だから許してよ。はい、バースデープレゼント」
真っ白い洒落た封筒を取り出すと、そう言って辻に手渡した。
「ありがとうございます。なんですか? 」
「それは開けて見てのお楽しみ」
にこにこと見つめる犬飼の表情から期待と不安を感じながら、金色の封蝋風シールを半分はがして封筒の中身を取り出す。
3461「辻ちゃん、お誕生日おめでとう!」
犬飼が勢いよく紐を引くと同時にパーン! と大きな音がなる。
「っくりしたあ……」
まさか真夜中にクラッカーを鳴らされるとは思わず、辻はドキドキする胸を押さえてそう言うのが精一杯だった。
「はは、驚いてる驚いてる」
「驚きますよ。今夜中ですよ? 」
「まあこれ一発だから許してよ。はい、バースデープレゼント」
真っ白い洒落た封筒を取り出すと、そう言って辻に手渡した。
「ありがとうございます。なんですか? 」
「それは開けて見てのお楽しみ」
にこにこと見つめる犬飼の表情から期待と不安を感じながら、金色の封蝋風シールを半分はがして封筒の中身を取り出す。
柚子ひなた
DONEこの前投稿したモブに犯される辻ちゃん(https://poipiku.com/271464/6926523.html)の続きで、先輩にそれがバレてお仕置きセッされる犬辻です多分これ単体でも読めます
18歳以上ですか? 4838
rosso_addict
TRAINING犬辻が温泉旅行する話、夕暮れ編です。温泉旅行で会席料理食べます!
出発編(https://poipiku.com/190511/6985528.html)
観光編
(https://poipiku.com/190511/6985542.html)
小旅行 夕暮れ編 外湯めぐりという名の浴衣デートを楽しんで宿泊先に戻ってきた頃には、昼間の暑さも和らいで夕涼みにちょうど良い風が吹いていた。
「お帰りなさいませ」
仲居ににこやかに出迎えてもらうともう帰ってきたという気になる。部屋へ案内してもらうとフロントで預ってもらった荷物もちゃんと届いていた。
「外湯めぐりはいかがでしたか?」
一通り部屋の説明が済むと仲居がお茶を淹れながら聞いてくれた。
「いいお湯でした。途中で温泉ソフト食べたりして」
犬飼が愛想よく対応してくれるので、辻は差し出された茶菓子を安心して食べていられる。
「あら素敵。温泉の後のソフトクリームって美味しいですよねえ」
なにかあればお申しつけください、と一礼して仲居は部屋を去っていった。
2685「お帰りなさいませ」
仲居ににこやかに出迎えてもらうともう帰ってきたという気になる。部屋へ案内してもらうとフロントで預ってもらった荷物もちゃんと届いていた。
「外湯めぐりはいかがでしたか?」
一通り部屋の説明が済むと仲居がお茶を淹れながら聞いてくれた。
「いいお湯でした。途中で温泉ソフト食べたりして」
犬飼が愛想よく対応してくれるので、辻は差し出された茶菓子を安心して食べていられる。
「あら素敵。温泉の後のソフトクリームって美味しいですよねえ」
なにかあればお申しつけください、と一礼して仲居は部屋を去っていった。
rosso_addict
TRAINING犬辻真ん中バースデー企画に書いたご都合時間軸で温泉旅行する犬辻。出発編はこちら(https://poipiku.com/190511/6985528.html)小旅行 観光編 温泉街に到着すると左右に土産物や飲食店が立ち並ぶ通りが目に入る。おれ達はそば屋で早めに昼食を済ませて温泉街散策から始めることにした。
「すごい、紫陽花がたくさん咲いてますね」
ピンクに近い赤紫から濃い青まで色とりどりの紫陽花が道を彩る。
「お、足湯だって。足湯につかりながら紫陽花眺めるとか風情あるねえ」
どう?足湯入る?と言おうとしたおれの服を辻ちゃんがひっぱる。
足湯の反対側にはためく落ち着いた赤色ののぼりを指さした。
「犬飼先輩、温泉卵あります」
「キミさっきお蕎麦食べたでしょ……」
後で温泉まんじゅうくらい食べるつもりだったけど、辻ちゃんの美味しいものセンサーの方が優秀だったみたいだ。
「卵一個くらい満腹でも食べられますよ」
3241「すごい、紫陽花がたくさん咲いてますね」
ピンクに近い赤紫から濃い青まで色とりどりの紫陽花が道を彩る。
「お、足湯だって。足湯につかりながら紫陽花眺めるとか風情あるねえ」
どう?足湯入る?と言おうとしたおれの服を辻ちゃんがひっぱる。
足湯の反対側にはためく落ち着いた赤色ののぼりを指さした。
「犬飼先輩、温泉卵あります」
「キミさっきお蕎麦食べたでしょ……」
後で温泉まんじゅうくらい食べるつもりだったけど、辻ちゃんの美味しいものセンサーの方が優秀だったみたいだ。
「卵一個くらい満腹でも食べられますよ」
rosso_addict
TRAINING犬辻真ん中バースデー企画に書いたご都合時間軸で温泉旅行する犬辻です。小旅行 出発編「辻ちゃーん!こっちこっち」
待ち合わせ場所で犬飼先輩が大きく手を振った。いつも使う最寄り駅だから迷ったりしないだろうに、楽しみにしていた様子が伝わってくる。
「おはようございます」
「おはよ。晴れてよかったね」
駅を行き交う人々にも私服の人が多い。カジュアルな格好の人もいれば華やかなよそゆきの格好の人もいるけど、みんなそれぞれに土曜日を楽しんでいるように見える。
「ええ、ちょうど梅雨の晴れ間になってよかったです」
きっかけは犬飼先輩の一言だった。
「ねえ、辻ちゃん家って家族旅行とか行く?」
と聞かれて俺は少し考えてから
「小学生の頃は行きましたけど、兄の部活が忙しくなってから行ってないです」
と答えた。そろそろ夏休みの予定について聞きたいんだろうか。
1687待ち合わせ場所で犬飼先輩が大きく手を振った。いつも使う最寄り駅だから迷ったりしないだろうに、楽しみにしていた様子が伝わってくる。
「おはようございます」
「おはよ。晴れてよかったね」
駅を行き交う人々にも私服の人が多い。カジュアルな格好の人もいれば華やかなよそゆきの格好の人もいるけど、みんなそれぞれに土曜日を楽しんでいるように見える。
「ええ、ちょうど梅雨の晴れ間になってよかったです」
きっかけは犬飼先輩の一言だった。
「ねえ、辻ちゃん家って家族旅行とか行く?」
と聞かれて俺は少し考えてから
「小学生の頃は行きましたけど、兄の部活が忙しくなってから行ってないです」
と答えた。そろそろ夏休みの予定について聞きたいんだろうか。
rosso_addict
TRAINING辻の爪を切る犬飼による日常支配プレイです。フォロワーの譏滄惧さんのツイートに妄想が爆発して勢いのまま書き上げたもの。
爪 頭の回転が速いからなのか犬飼先輩はじっとしているのを好まない人なんだと思う。
ソファに座ってぼーっと動画を見ている俺に少しずつ近づいて後ろに回ってきたり、なにかとイタズラを仕掛けてくる。ここで反応するとからかわれたりするから、俺はあんまり反応しないようにしている。
後ろから俺の腹に手を回してぎゅっとくっついてみたり肩にあごを乗せてみたりもする。心地よい体温や柔らかい髪の感触、時折り香るフレグランスのせいで平常心が保てなくなっていく。
そのうち後ろから俺の手をつかんで、指先をじっと見ていると思ったらセンターテーブルの下の引き出しから爪切りを取り出した。俺の右手の爪からパチン、パチンと切っていく。
2341ソファに座ってぼーっと動画を見ている俺に少しずつ近づいて後ろに回ってきたり、なにかとイタズラを仕掛けてくる。ここで反応するとからかわれたりするから、俺はあんまり反応しないようにしている。
後ろから俺の腹に手を回してぎゅっとくっついてみたり肩にあごを乗せてみたりもする。心地よい体温や柔らかい髪の感触、時折り香るフレグランスのせいで平常心が保てなくなっていく。
そのうち後ろから俺の手をつかんで、指先をじっと見ていると思ったらセンターテーブルの下の引き出しから爪切りを取り出した。俺の右手の爪からパチン、パチンと切っていく。
柚子ひなた
DONE昔付き合ってた辻ちゃんの結婚式に呼ばれる先輩の犬辻です辻ちゃんがモブの女の子と結婚する描写と、嘔吐表現があります
大きな扉がゆっくりと開き、盛大な拍手の中、前髪をワックスで整えた辻ちゃんと真っ白なドレスに身に包んだ金髪の女の子が入ってくる。辻ちゃんは顔を少し赤らめて、けど嬉しそうに女の子に笑いかけた。
思ってた数十倍、きっついなぁ。
その感想を飲み込み、おれも観衆と一緒になって手を叩いた。
昔、辻ちゃんとおれはどちらから告白しただとか、そういう明確な言葉を掛け合わずに付き合っていた。普段はただの先輩後輩で、でも2人きりになったら手なんか繋いだりして。付き合ってることは誰にも言ってなかったけれど、ひゃみちゃん辺りは察してたかもしれない。
けれど、ある日突然辻ちゃんから自分じゃおれのことを幸せに出来ないと思う、という理由で別れを告げられた。引き止めればよかったのに、おれは物分りのいい男を演じ、頷いた。頷いて、しまった。
1784思ってた数十倍、きっついなぁ。
その感想を飲み込み、おれも観衆と一緒になって手を叩いた。
昔、辻ちゃんとおれはどちらから告白しただとか、そういう明確な言葉を掛け合わずに付き合っていた。普段はただの先輩後輩で、でも2人きりになったら手なんか繋いだりして。付き合ってることは誰にも言ってなかったけれど、ひゃみちゃん辺りは察してたかもしれない。
けれど、ある日突然辻ちゃんから自分じゃおれのことを幸せに出来ないと思う、という理由で別れを告げられた。引き止めればよかったのに、おれは物分りのいい男を演じ、頷いた。頷いて、しまった。
柚子ひなた
DONE犬辻の死ネタですふ、と目が覚めた。海の底にたゆたっているかのような浮遊感に身を任せ、もう1度目を閉じようとする。それなのに、何やら聞き覚えがあるような声に妨げられた。
「ちょっとちょっと、寝ないでよ、辻ちゃん」
唸りながら寝返りをうつと今度は揺さぶられる。心地よい時間を邪魔された俺は顔を顰めて起き上がった。
「なんで、す……あ、なた、は…?」
目深なフードで顔の3分の2程が見えない男がそこにいた。見覚えはない、気がする。男は辛うじて見える口を弓なりにしならせた。
「誰…と言われると困るけど……強いて言うならセンパイ、かな?」
「センパイ…?」
「あー…もう時間みたいだ。意外と早いね。また今度話そっか」
「え、ちょ…ッうわ?!」
2269「ちょっとちょっと、寝ないでよ、辻ちゃん」
唸りながら寝返りをうつと今度は揺さぶられる。心地よい時間を邪魔された俺は顔を顰めて起き上がった。
「なんで、す……あ、なた、は…?」
目深なフードで顔の3分の2程が見えない男がそこにいた。見覚えはない、気がする。男は辛うじて見える口を弓なりにしならせた。
「誰…と言われると困るけど……強いて言うならセンパイ、かな?」
「センパイ…?」
「あー…もう時間みたいだ。意外と早いね。また今度話そっか」
「え、ちょ…ッうわ?!」