朱里すみは
DOODLE麿水。3枚目にキス絵あり。1、2枚目は日常系で腐要素低いのでワンクッション無し。放置してたラクガキに色塗り、加筆修正してみた。1枚目は秋を感じてる2人。2枚目は寝てる水心子の布団を直そうとしてる清麿。寝間着は捏造衣装。3枚目は図録4まだ出てなかった当時に描いたもので、2人の服装の細部が少し違うので注意 3
(野田)
DONE特命調査ドロップ清麿とちよこ産水心子のはなし 仕様なのか不具合なのか、比較対象が無いので判断のしようがないがこの本丸ではそういう『仕様』ということで政府に申請をしたのは暦が弥生に変わってからだった。
如月に行われた催しを媒体にこの本丸へと顕現した水心子正秀には明らかに同位体を含むほかの刀剣男士とは異なる仕様があった。そのため顕現してから間も無く一度政府へと検査のために預けられ基礎能力や言語、動作、戦闘等に関するあらゆる項目を調べたが結果として例の仕様以外は通常の水心子正秀と何ら変わらなかった。
検査を終えて本丸に戻った水心子の特別仕様を個性として捉えた審神者はその仕様説明を本丸内の男士たちに行ない、少しでも早く本丸に慣れるよう世話役を所縁がある刀剣男士であり先に本丸へと顕現していた源清麿に任せたのだった。
5170如月に行われた催しを媒体にこの本丸へと顕現した水心子正秀には明らかに同位体を含むほかの刀剣男士とは異なる仕様があった。そのため顕現してから間も無く一度政府へと検査のために預けられ基礎能力や言語、動作、戦闘等に関するあらゆる項目を調べたが結果として例の仕様以外は通常の水心子正秀と何ら変わらなかった。
検査を終えて本丸に戻った水心子の特別仕様を個性として捉えた審神者はその仕様説明を本丸内の男士たちに行ない、少しでも早く本丸に慣れるよう世話役を所縁がある刀剣男士であり先に本丸へと顕現していた源清麿に任せたのだった。
(野田)
DONE諸注意*これはツキプロ(ツキノ芸能プロダクション)合同舞台『太極伝奇』シリーズの用語や設定、世界観の一部をお借りしたものになります。原作と異なる点が多いので純粋に元ネタが好きな方にはおすすめ出来ません。割と好き勝手やってます。
*人族(人間)の清麿と獄族(人型の魔物)の水心子の話。いずれ麿水になるけれどその前のおはなし。
→続く
→諸注意続き
*史実の源清麿が自刃した、という説から別人格の清麿も出てきます。スランプになった時とかお酒飲んでそうなったらな〜程度で史実とは完全に別物です。
*元ネタの世界観は中華ファンタジーみたいなものですがこの話の舞台設定は日本で江戸時代辺りを目安に書いてます。でも目安なので江戸時代風くらいで全部きっちり調べているわけではないのでご注意。
*この時点ではまだ序盤なので後ほどいろいろと辻褄が合わない部分もあるかもしれません。そのうち続きとまとめることがあればその時に加筆修正します。
この世界は陰と陽で出来ている。かつては陰(夜)と陽(昼)の天秤が釣り合わず、陰が世界を支配していた。
陽の存在である人族は陽の光がさすわずかな時間だけ活動し、夜は魔物に怯え息を潜め肩を寄せ合い生きていた。だからこそ『最弱の種族』と呼ばれる。
8237*史実の源清麿が自刃した、という説から別人格の清麿も出てきます。スランプになった時とかお酒飲んでそうなったらな〜程度で史実とは完全に別物です。
*元ネタの世界観は中華ファンタジーみたいなものですがこの話の舞台設定は日本で江戸時代辺りを目安に書いてます。でも目安なので江戸時代風くらいで全部きっちり調べているわけではないのでご注意。
*この時点ではまだ序盤なので後ほどいろいろと辻褄が合わない部分もあるかもしれません。そのうち続きとまとめることがあればその時に加筆修正します。
この世界は陰と陽で出来ている。かつては陰(夜)と陽(昼)の天秤が釣り合わず、陰が世界を支配していた。
陽の存在である人族は陽の光がさすわずかな時間だけ活動し、夜は魔物に怯え息を潜め肩を寄せ合い生きていた。だからこそ『最弱の種族』と呼ばれる。
kotatu_muri03
MOURNING以前書いた「検証」のまろすいちゃん。たしかいやよいやよもすきのうち、的な宿題があった気がして書いたんですが続かなかったのを見つけたので供養します アップ作業中に間違って消しちゃったん悲しすぎ20231007まろすいは行為してないけど冒頭数行だけいかがわしいのできをつけてください 2059
ringofeb9
CAN’T MAKEERの4話に組み込もうとして断念した麿水。終盤の方ですね。弱る麿水くん書きたくないという私のわがままでボツにしました。これもあんま詳細に書けなかったけど書いたら書いたでクソしんどいからこれくらいでいいかもしれない(と自分に言い聞かせる) 2061
msmaaaaaayrz
MENU2022年7月発行の麿水「のめど酔えど寝ても覚めても」
A5/48p/イベント価格600円
酔うと人目を憚らず水心子への好きが止まらなくなるけど
酔いが覚めると何も覚えてない清麿と
そんな清麿に蟠りを感じている水心子のお話
https://www.melonbooks.co.jp/fromagee/detail/detail.php?product_id=1570738 20
u2_wall
DOODLE・花と血と麿水ちゃんの小話・清麿くん視点、政府時代の回想的な妄想を含みます
・怪我や流血表現あり
・両片想い中だけどなんとなく距離は近い感じの二振です
「……痛」
任務帰りの夕暮れ時。
清麿は、不意に頬に感じた微かな痛みにその整った顔を僅かばかり歪めた。先の戦闘で何か顔を掠めたような気はしていたからそれが傷になったのだろうが、まあ大した損傷ではないから手入れするほどのものではないだろう。そう勝手に判断して、手入れ部屋には寄らずそのまま自室に戻ることにする。
下手に触れてしまったせいで手袋の指先が赤く染まってしまったことが少しだけ面倒だなと考えながら部屋に続く廊下を歩いていると、庭の方から風に吹かれて覚えのある香りが漂ってくることに気付いた。
(あれ、この匂い)
その気配に足を止めて庭の景色に目を向けると、小さな橙色の花をつけた木が見える。盛りは過ぎて幾らかの花は地面に落ちているが、その鮮やかな色は目に映る風景にまた別の彩りを添えている。
8199任務帰りの夕暮れ時。
清麿は、不意に頬に感じた微かな痛みにその整った顔を僅かばかり歪めた。先の戦闘で何か顔を掠めたような気はしていたからそれが傷になったのだろうが、まあ大した損傷ではないから手入れするほどのものではないだろう。そう勝手に判断して、手入れ部屋には寄らずそのまま自室に戻ることにする。
下手に触れてしまったせいで手袋の指先が赤く染まってしまったことが少しだけ面倒だなと考えながら部屋に続く廊下を歩いていると、庭の方から風に吹かれて覚えのある香りが漂ってくることに気付いた。
(あれ、この匂い)
その気配に足を止めて庭の景色に目を向けると、小さな橙色の花をつけた木が見える。盛りは過ぎて幾らかの花は地面に落ちているが、その鮮やかな色は目に映る風景にまた別の彩りを添えている。
ringofeb9
DOODLE夏ノ雪くにちょぎスピンオフ。きっとこういう物語もあったかもしれない。完全に後付け設定。2人を軍属にするかサナトリウムに入れるか悩んで後者を選びました。こういうの書いてみたいなっていう試し書きです。
昭和初期の設定なので現代にそぐわない表現や考えがありますが当時の時代背景を考慮した創作上のものですので悪しからずご了承ください。
君ノ記憶 学徒出陣の命が出されたのは昭和18年10月のことだった。大学生の水心子正秀も徴兵検査を受けて国のために戦う――はずだった。
「……診断に間違いは?」
窓から海が見える診察室でレントゲンのフィルムを睨む医者を見つめながら水心子は訊ねた。
「ないな。典型的な肺結核の所見だ」
カルテに万年筆を走らせながら金髪の医者は答えた。
「では、国のために私は戦えないということか」
「そうなるな。大人しくここで療養してもらうことになる」
「……」
水心子は俯いた。結核患者は徴兵の対象にはならないから命を賭して国のために戦うことは出来ない。
「そんな体で戦地に赴くと、あんたが結核を広めてしまう可能性がある。そうなるとこの国は戦力が大きく削られる」
3688「……診断に間違いは?」
窓から海が見える診察室でレントゲンのフィルムを睨む医者を見つめながら水心子は訊ねた。
「ないな。典型的な肺結核の所見だ」
カルテに万年筆を走らせながら金髪の医者は答えた。
「では、国のために私は戦えないということか」
「そうなるな。大人しくここで療養してもらうことになる」
「……」
水心子は俯いた。結核患者は徴兵の対象にはならないから命を賭して国のために戦うことは出来ない。
「そんな体で戦地に赴くと、あんたが結核を広めてしまう可能性がある。そうなるとこの国は戦力が大きく削られる」
ringofeb9
MOURNINGhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18766346のアナザーストーリーもしくはhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17806949の続き。江がメイン。江の関係性は共通の友人と思っていただければ。慣れないことを沢山しているので雰囲気でどうぞ。 15735u2_wall
DOODLE・両片思いだけど別にまだくっついてはいない(けど距離は近い)麿水ちゃん・前にTwitterに上げてたものに少しだけ加筆したものです
・最後の方に獅子王くんと長義くんが出てきます
「うわ」
どこかの時代──秋の終わりと冬の始まりが混ざる、肌寒い季節。
戦場に、一際強い風が吹き抜ける。その風に羽織った外套を捲られた水心子が、小さく声をあげた。
戦いが終わった残骸だけが転がる殺風景な場ではあったが、その風に煽られて辺り一面に色とりどりの楓の葉が舞う。その一瞬、風に流れる紅葉の群れが清麿の視界から水心子の姿を隠した。
「すごい風だね……。水心子、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ。……あのな、この程度で飛ばされるわけないだろう」
咄嗟に水心子の手首を掴んだ清麿に、何をしているんだと水心子が笑う。まあ確かに人の身を飛ばすほどの風ではないと分かってはいるのだが、思わず手が出たのは反射的なものだ。あまり離れないでいてほしいという、ただの願望が溢れただけ。自分でも何をしているんだと思うようなものだから、ごめんねと笑って誤魔化した。
3864どこかの時代──秋の終わりと冬の始まりが混ざる、肌寒い季節。
戦場に、一際強い風が吹き抜ける。その風に羽織った外套を捲られた水心子が、小さく声をあげた。
戦いが終わった残骸だけが転がる殺風景な場ではあったが、その風に煽られて辺り一面に色とりどりの楓の葉が舞う。その一瞬、風に流れる紅葉の群れが清麿の視界から水心子の姿を隠した。
「すごい風だね……。水心子、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ。……あのな、この程度で飛ばされるわけないだろう」
咄嗟に水心子の手首を掴んだ清麿に、何をしているんだと水心子が笑う。まあ確かに人の身を飛ばすほどの風ではないと分かってはいるのだが、思わず手が出たのは反射的なものだ。あまり離れないでいてほしいという、ただの願望が溢れただけ。自分でも何をしているんだと思うようなものだから、ごめんねと笑って誤魔化した。
kotatu_muri03
REHABILI花屋パロの麿水の未来設定のとあるクリスマスの、話。これまでの話と矛盾するような箇所があっても見ないふりしてください。今夜は仲良し()する予定の二人。
メリークリスマス!
2022/12/25 3650
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DOODLE・両片想い→両想いになった直後くらいの麿水ちゃん、誘うのが上手い方と上手くない方の話(ひとつ前の話と少しだけ繋がってます)・既にやることやってる仲なので距離が近いです
・pixivに置いてる話と地続きです
(ざっくりしたあらすじ:体の関係が先行してた親友がまともにくっついたちょっと後、くらいの話です)
恋に落ちるというのは、色々と儘ならないものだ。
一日の任務を終えた夜の隙間、自室の隅で読んでいる書物の文字を表面だけで追いながら、水心子はぼんやりそんなことを考えていた。
水心子が親友である源清麿に恋をしていると自覚してから少し。
色々あって元から親友というだけの関係ではなかったのだが、盛大な勘違いとすれ違いを経て今は互いに恋をしていると認め合った仲でもある。それ自体は良いのだが、そのことを認めてからというもの、水心子の方はどうも心身の制御が上手くいかない日々が続いていた。
清麿への想いを自覚する前から散々似たような症状を持て余していたのでこういった感情面の不具合には慣れているはずなのだが、それとはまた違う──これまで当たり前だった世界が何か根こそぎ変わってしまったような、そんな感覚に陥ることが増えた。
6758一日の任務を終えた夜の隙間、自室の隅で読んでいる書物の文字を表面だけで追いながら、水心子はぼんやりそんなことを考えていた。
水心子が親友である源清麿に恋をしていると自覚してから少し。
色々あって元から親友というだけの関係ではなかったのだが、盛大な勘違いとすれ違いを経て今は互いに恋をしていると認め合った仲でもある。それ自体は良いのだが、そのことを認めてからというもの、水心子の方はどうも心身の制御が上手くいかない日々が続いていた。
清麿への想いを自覚する前から散々似たような症状を持て余していたのでこういった感情面の不具合には慣れているはずなのだが、それとはまた違う──これまで当たり前だった世界が何か根こそぎ変わってしまったような、そんな感覚に陥ることが増えた。
ringofeb9
DONE中3麿くんと30歳小児科医水心子くんの年の差がある麿水ちゃんです。愛を贈るここには昔、小さな薔薇園があった。
ただ、棘があって危ないからという理由でいつしか撤去されていた。そのことをすっかり忘れていた源清麿は寒空の下、病棟を出てすぐの庭に立っていた。
「ないものは仕方ないか……」
冷たい風が体に当たり、清麿はぶるりと体を震わせた。
「清麿」
「え?」
背後から声が聞こえたと同時に厚手の黒いチェスターコートを肩にかけられて紫色のマフラーを巻かれた。
「風邪引いちゃうよ? 受験生なんだし拗れたら大変だし。上着、大きいかもしれないけど着てて」
「いや。ちょうどいいサイズだよ。袖も余らないし」
コートに清麿は袖を通して水心子に見せた。出会った頃は主治医より小さかったのに今では水心子と同じくらいの身長に成長している。今では清麿の方が少し大きいかもしれない。
3169ただ、棘があって危ないからという理由でいつしか撤去されていた。そのことをすっかり忘れていた源清麿は寒空の下、病棟を出てすぐの庭に立っていた。
「ないものは仕方ないか……」
冷たい風が体に当たり、清麿はぶるりと体を震わせた。
「清麿」
「え?」
背後から声が聞こえたと同時に厚手の黒いチェスターコートを肩にかけられて紫色のマフラーを巻かれた。
「風邪引いちゃうよ? 受験生なんだし拗れたら大変だし。上着、大きいかもしれないけど着てて」
「いや。ちょうどいいサイズだよ。袖も余らないし」
コートに清麿は袖を通して水心子に見せた。出会った頃は主治医より小さかったのに今では水心子と同じくらいの身長に成長している。今では清麿の方が少し大きいかもしれない。
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DOODLE・誉桜と麿水ちゃんの話・両片想い→両想いになった直後くらいの親友たち(pixivに置いてある話と地続きです)
「……終わったな。これで、この時代はもう大丈夫だろう」
「うん、そうだね」
任務で訪れた何処かの時代の果てで、今日も首尾よく遡行軍の群れを斬り捨てた水心子の背に武功の証である桜の花弁が舞った。
夜の帳に翻る見慣れたその薄紅色の幻影は、今宵もいつも通りに清麿の目を奪っていく。敵を斬り伏せて生じた血と骨の残骸を背景に舞い散る桜の花は戦場において明らかに異質なものではあったけれど、それを纏う水心子の姿はそれでもなおその硬質な美しさを失わずにいる。
何度となく見ているはずの戦場で桜吹雪を背負うその姿に、幾度出陣を繰り返しても同じように毎回視線を奪われる。そうして、この桜を見るたびに自分がこの親友に恋をしていると自覚させられるのだ。
3196「うん、そうだね」
任務で訪れた何処かの時代の果てで、今日も首尾よく遡行軍の群れを斬り捨てた水心子の背に武功の証である桜の花弁が舞った。
夜の帳に翻る見慣れたその薄紅色の幻影は、今宵もいつも通りに清麿の目を奪っていく。敵を斬り伏せて生じた血と骨の残骸を背景に舞い散る桜の花は戦場において明らかに異質なものではあったけれど、それを纏う水心子の姿はそれでもなおその硬質な美しさを失わずにいる。
何度となく見ているはずの戦場で桜吹雪を背負うその姿に、幾度出陣を繰り返しても同じように毎回視線を奪われる。そうして、この桜を見るたびに自分がこの親友に恋をしていると自覚させられるのだ。
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DOODLE・星空デート(概念)してる麿水ちゃん(その2)・水心子くん視点、まだくっついてない
(前回の話から続いてますが単発でも読めます)
・pixivに上げている話と同じ世界線ですが読んでなくても大丈夫です
(自覚あり×無自覚の両片想いという前提があるくらいです)
本丸の裏手にある小高い丘の上からは、この辺りで一番綺麗な星空が見られる。
少し前に親友から教えてもらったその場所で、水心子は雨上がりの夜空を眺めていた。
昼間降り続いていた雨が上がり、今は雲の隙間から月と星が少しずつ見え始めている。このまま雲が散れば、今よりもっと美しい空に変わるだろう。待ち合わせをしている清麿が来る頃には、きっと丁度良い具合になっているはずだ。そうなることを期待してこの場所に呼び出したので、想定通りに行きそうで良かったと安堵する。
水心子がこの場所を知ったのは、清麿が働き詰めだった自分を案じて息抜きにと連れてきてくれたことがきっかけだった。
この本丸に来るより前、刀剣男士として顕現して間もない頃に見たどこかの時代の星空に対して「綺麗だ」と呟いたことを覚えていてくれたのだろう。書類仕事をしていたところに現れて、鮮やかな手際で見事に丸め込まれてそのまま引きずられてきたこの場所から見上げた夜空は、忙殺されて濁りきっていた視界が一気に開けたと感じるくらいに美しい景色だった。
4295少し前に親友から教えてもらったその場所で、水心子は雨上がりの夜空を眺めていた。
昼間降り続いていた雨が上がり、今は雲の隙間から月と星が少しずつ見え始めている。このまま雲が散れば、今よりもっと美しい空に変わるだろう。待ち合わせをしている清麿が来る頃には、きっと丁度良い具合になっているはずだ。そうなることを期待してこの場所に呼び出したので、想定通りに行きそうで良かったと安堵する。
水心子がこの場所を知ったのは、清麿が働き詰めだった自分を案じて息抜きにと連れてきてくれたことがきっかけだった。
この本丸に来るより前、刀剣男士として顕現して間もない頃に見たどこかの時代の星空に対して「綺麗だ」と呟いたことを覚えていてくれたのだろう。書類仕事をしていたところに現れて、鮮やかな手際で見事に丸め込まれてそのまま引きずられてきたこの場所から見上げた夜空は、忙殺されて濁りきっていた視界が一気に開けたと感じるくらいに美しい景色だった。
徒然文置き場
MAIKING麿水♀ 両片想いな2振りの話成人女性審神者も出てきます
ムズムズ=私は、水心子正秀。
刀剣は基本男士で顕現するが。
私は、女士として顕現した。
顕現した時に、今までに女士で顕現した刀剣がいるか。を調べたらいた。
数振しか顕現していない。
そこで、女士が希少な刀剣だと知る。
どうしようどうしよう‥戸惑い考えに考えた結果。
『男士』として振る舞う事にした。
親友は男士、私が女士。
その違いで、迷惑かけたくないんだ。
ムズムズ=
「水心子ちゃん」
「何、主?」主の執務室で2人の時は、フランクに話をしている。
主は女性で、同じ女性である水心子の事を気にかける。
「他の子達に、女士って言ったら?」
「主が理解しているから、必要ないと思うけど」
友達みたいな会話ができ、仲良しで水心子は気楽に接する事が出来る。
4033刀剣は基本男士で顕現するが。
私は、女士として顕現した。
顕現した時に、今までに女士で顕現した刀剣がいるか。を調べたらいた。
数振しか顕現していない。
そこで、女士が希少な刀剣だと知る。
どうしようどうしよう‥戸惑い考えに考えた結果。
『男士』として振る舞う事にした。
親友は男士、私が女士。
その違いで、迷惑かけたくないんだ。
ムズムズ=
「水心子ちゃん」
「何、主?」主の執務室で2人の時は、フランクに話をしている。
主は女性で、同じ女性である水心子の事を気にかける。
「他の子達に、女士って言ったら?」
「主が理解しているから、必要ないと思うけど」
友達みたいな会話ができ、仲良しで水心子は気楽に接する事が出来る。
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DONE麿水短編です先日のWEBオンリーでアップしていたもの
傍ら 夏が終わるとこの本丸の周辺は緩やかに秋に向かって染まっていく。
自室の障子窓から差し込む外の光の強さも柔らかくなり、朝の目覚めも穏やかに迎えられようと言う、そんな過ごしやすい季節。
だがしかし、水心子正秀にはここ暫く穏やかな朝と言うものが訪れていない。
寝付けないまま朝を迎えてしまうのだ。
特に心当たりもなく毎日元気に出陣、内番をこなしているのに、寝付けない。
日によっては布団に入って暫くすると入眠しているのに明け方前に目覚めてしまい、太陽が昇るのを待つこともある。
一体全体どうしたものかわからないまま半月程を過ごしてしまい今に至る。
そろそろ日常生活に障りも出て来てしまったのか身体の動きが鈍いように思える。
3144自室の障子窓から差し込む外の光の強さも柔らかくなり、朝の目覚めも穏やかに迎えられようと言う、そんな過ごしやすい季節。
だがしかし、水心子正秀にはここ暫く穏やかな朝と言うものが訪れていない。
寝付けないまま朝を迎えてしまうのだ。
特に心当たりもなく毎日元気に出陣、内番をこなしているのに、寝付けない。
日によっては布団に入って暫くすると入眠しているのに明け方前に目覚めてしまい、太陽が昇るのを待つこともある。
一体全体どうしたものかわからないまま半月程を過ごしてしまい今に至る。
そろそろ日常生活に障りも出て来てしまったのか身体の動きが鈍いように思える。