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    bell39399

    @bell39399

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    bell39399

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    ランスロットは「親同士が親友なだけでトリスタンとはダチじゃねぇ」って趣旨の発言をひっそり後悔しているといいと思いますw
    あれバンが聞いたらげんこつ飛ぶやつ😂

    #バンエレ誕2024

    バンさん不意打ちの感動に弱そう。その14!「壁直したのにまた壊しちゃだめでしょ!」
     あの後バンとメリオダスのたのしい喧嘩は、エリザベスとエレインに大いに叱られてあっさりお開きとなったのだった。が、エレインはバンにでこピンしてまだ怒っている。流石のバンも久々でつい悪ノリしすぎた、と、まるで主に叱られた犬のようにしゅんとなった。
     いや、この場合狐かな。
     それを見ていたトリスタンは、口が裂けても言えないけどと思いながらも、つい考えてしまう。
     それにしてもエレイン様、怒ると怖いんだな。まるでママ上みたい。あ、ママ上か、ランスロットの。
    「あっ」
     そもそもそのランスロットから、バン王のお誕生日祝だからそっちでよろしく、と頼まれた事を忘れかけていた事に気がついた。危ない、危ない。
    「んじゃ、そろそろお暇すっか♪」
     そこでバンとエレインが次の目的地に向けて旅立とうとしたのでトリスタンは慌てた。
    「あ、あの!」
    「どーした、トリスタン♪ 遊び足りねぇか〜♬」
    「いやもうお腹いっぱいです! ではなく、お誕生日のお祝いの品を……!」
     そう言ったトリスタンが召使に持ってこさせたのは、ドライフラワーで出来た小さなブローチだ。エレインの分もあり色違いのリボンが結んである。それをたどたどしい手つきで胸につけてくれた。
    「ま……母上と庭のお花で作ったんです。いい旅路になりますように」
     王族の贈り物としてはあまりに慎ましく、けれども何より真心がこもったそれに、バンもエレインも目を細める。珍しくバンも茶化さず「ありがとよ♬」とトリスタンの頭をなでた。
    「姫さんもな♪」
    「いいえ、喜んでもらえて嬉しいです!」
    「それにしても団ちょよお、お互い、いいセガレに恵まれたよな♪」
    「にししっ、全くだ。……そうだ、バン。《旅行チケット》、ちょっと見せてみ」
    「おう?」
     メリオダスは《旅行チケット》に何かを書き加え「帰りにここに寄れ。おもしれーもん見られるぞ」と笑った。
    「何企んでんだか……ま、行ってみるさ♪」
    「フフッ、楽しみ! 行き先が増えたわね」

     こうして一番の友達とのひとときを過ごしたバントエレインは、少しばかり後ろ髪を引かれつつもリオネスを後にしたのだった。


    団ちょといっぱい遊んだぜ! トリスタンもなかなか強くなってたぜ。エレイン姫さんとおしゃべりを楽しめたらしい。ダチと遊ぶのはやっぱいいもんだな♬
    トリスタンとランスロットはどうだろうか、なんてつい考えちまう。いけねぇな。
    思いがけねぇプレゼントも貰った。エレインにはともかく俺にみ手作りの花のブローチだ。笑えるぜ。
    (ばんはとってもうれしいのね。わたしもうれしいかったです。)


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    bell39399

    DOODLE遡って読んでくださってる方もいらっしゃるようで本当にありがとうございます!うれしいうれしい😆♥💕🎶
    さてバンエレちゃんは不思議な村に来たようですね!(すっとぼけ)

    所で今回のタイトル(?)の元ネタわかった人はお友達です。
    山奥の村で〜バンとエレインが出会った〜 その22! 丘を超えた先に、唐突に集落らしきものが見えた。大きな岩のモニュメントのようなものが目立つが、それ以外は何の変哲もない村に見える。
    「それにしてもこんな恐ろしく何もねぇ、山奥でよく暮らすよな♪」
    「そう? 森に囲まれたいい場所じゃない」
     エレインの言葉にそれもそうか、とバンは思い直す。そもそも《なにもない度合い》からいうとベンウィックもどっこいだ、と気づいてしまいむしょうに可笑しくなってきた。
    「人間にとっては確かに不便かもしれないわね」
     そんな事にも気がつくようになったのよ! と薄い胸を張るエレインを、バンは考えるより先に抱きしめて頬ずりした。
     ともかく鳥から頼まれた用事もある。二人はじゃれ合いつつ村に入ると、人懐こい笑顔を浮かべた村人が集まってきた。が、なんとも奇妙な雰囲気だ。まず、笑顔ではあるが異様に無口である。バンとエレインの表情は自然と険しくなった。
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